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問題31 正解 2 リタイアメントプランニングにおける老後の健康に関するリスクと保険・共済制度等                   難易度★★

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【第1問】 問1 正解(ア)× (イ)○ (ウ)○ (エ)○ FPと関連業法 難易度★★ (ア)不適切。投資助言・代理業の登録をしていない者は、特定の企業の有価証券の経済 的価値を独自に分析し、具体的な投資時期等を判断して顧客に伝えることはできない。 (イ)適切。公正証書遺言の証人となるのに、弁護士資格は必要ない。 (ウ)適切。任意後見人となるのに、司法書士資格は必要ない。 (エ)適切。一般的な税法の解説であれば、税理士資格は必要ない。 FPと関連業法に関する問題。関連業法の資格を有していない者が行うことのできる業 務と行うことのできない業務について、正しく理解しておく必要がある。 問2 正解 オ ファイナンシャル・プランニング・プロセスの順序 難易度★★★ (ア)~(カ)をファイナンシャル・プランニング・プロセスの順序に従い、6つのス テップの順番に並べると、次のとおりとなる。 <6つのステップ> (ウ)ファイナンシャル・プランニングで行うサービス内容、費用等について説明を行う。 ↓ (ア)面談やヒアリングシートから、顧客や家族の情報、財政的な情報を確認する。 ↓ (エ)キャッシュフロー表などを作成して、顧客の財政状況の予測等を行う。 ↓ (オ)顧客の目標を達成するためのプランを検討し、顧客への提案を行う。 ↓ (イ)顧客が実際に行う不動産の売却や金融商品購入等の実行支援を行う。 ↓ (カ)顧客の家族構成などの環境の変化等に応じて、定期的にプランの見直しを行う。 したがって、4番目(ステップ4)に該当するものは、(オ)となる。 ファイナンシャル・プランニング・プロセスの順序に関する問題。6つのステップにつ いては過去に何度も出題されているが、6つの選択肢から1つを選ばなければならない ため、従来よりも難易度は高い。

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【第2問】 問3 正解 4 円定期預金と公募株式投資信託のセット商品 難易度★★ 1.不適切。問題文より、本問は「佐野さんがキャンペーンを利用し、公募株式投資信託を 50 万円分購入し、併せて円定期預金を 50 万円分預け入れた場合」という設定である。 円定期預金は預金保険制度の対象になるが、公募株式投資信託は預金保険制度の対象 にならない。したがって、このキャンペーンを利用した場合、円定期預金の 50 万円の みが預金保険制度の対象になる。 2.不適切。<資料>には、「円定期預金3ヵ月物と公募株式投資信託の同額を、「セット」 で 100 万円以上お申込みいただくと、特別金利で定期預金をご利用いただけます!」と の記載がある。MMF(マネー・マネージメント・ファンド)は、公募株式投資信託で はなく、公募公社債投資信託である。したがって、MMF(マネー・マネージメント・ ファンド)は、このキャンペーンの対象にならない。 3.不適切。<資料>より、本問における円定期預金の税引後の適用金利は年 4.0%である が、預入期間は3ヵ月(90 日)である。したがって、円定期預金の満期時の税引後の 受取利息は、「50 万円×4%×90 日/365 日=4,931.5…円 →4,931 円(円未満を切 捨て)」である。 4.適切。問題文より、本問における公募株式投資信託の購入時手数料(税込み)は 3.24% である。購入時手数料は、「購入金額×手数料率」で計算する。したがって、公募株式 投資信託の購入時手数料(税込み)は、「50 万円×3.24%=16,200 円」である。 与えられた資料から円定期預金と公募株式投資信託のセット商品に関するさまざまな知 識を問う問題。一見難解な問題に見えるが、問われている内容は基本的なものである。 問4 正解(ア)× (イ)○ (ウ)× (エ)○ 会社四季報 難易度★★ (ア)誤り。PER(株価収益率)は、企業の収益力に着目した投資尺度であり、「株価÷ 1株当たり利益」で計算する。会社四季報左下の【業績】の欄を見ると、「連 15.3 予」と「1株益(円)」の交わる箇所に「772.4(円)」との記載があるので、2015 年 3月期の連結ベースにおける1株当たり予想利益は 772.4 円であることがわかる。 よって、この企業の株価が 20,000 円である場合、2015 年3月期の連結ベースの決算 見込額におけるPER(株価収益率)は、「20,000 円÷772.4 円=25.89…倍 →25.9 倍(小数点以下第2位を四捨五入)」である。なお、相対比較として、PERが高い と株価は割高、低いと株価は割安と判断される。したがって、同業種の平均的なP ER(株価収益率)が 20.0 倍である場合、この企業の株価は「割高」といえる。 (イ)正しい。PBR(株価純資産倍率)は、企業の純資産価値(簿価)に着目した投資 尺度であり、「株価÷1株当たり純資産」で計算する。会社四季報真ん中下の【配当】 の欄を見ると、「1株純資産(円)<連 14.6> 6,052」との記載があるので、2014

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年6月時点の連結ベースにおける1株当たり純資産は 6,052 円であることがわかる。 したがって、この企業の株価が 20,000 円である場合、2014 年6月時点におけるPB R(株価純資産倍率)は「20,000 円÷6,052 円=3.30…倍→3.3 倍(小数点以下第2 位を四捨五入)」である。 (ウ)誤り。この企業の株式1単元(1単位)を 2013 年 11 月1日に購入し、2014 年5月 12 日に売却した場合、2014 年3月の権利確定日においては、配当の権利が付与され ている。会社四季報中央下の【配当】の欄を見ると、「14.3」と「配当金(円)」の 交わる箇所に「60」との記載があるので、2014 年3月期の下半期における1株当た り配当金額は 60 円であることがわかる。また、左上の【株式】の欄を見ると、「単 位 100 株」との記載があるので、1単元(1単位)は 100 株であることがわかる。 したがって、この企業の株式1単元(1単位)を 2013 年 11 月1日に購入し、2014 年5月 12 日に売却した場合、所有期間に係る配当金(税引前)は「60 円×100 株= 6,000 円」である。 (エ)正しい。(ウ)の解説にも記載されているとおり、会社四季報左上の【株式】の欄を 見ると、「単位 100 株」との記載がある。つまり、1単元(1単位)は 100 株である ことがわかる。したがって、この企業の株価が 20,000 円である場合、この企業の株 式1単元(1単位)を購入する際に必要な資金は、「20,000 円×100 株=200 万円」 である。 与えられた資料(会社四季報)から解答に必要となる部分を読み取る問題。本問のよう な問題は極めて出題頻度が高い。会社四季報の見方の習得は、試験対策上、必須である。 問5 正解 1 譲渡所得の取得費の計算の基礎となる1株当たりの取得価額 難易度 ★★ 2回以上にわたって同一銘柄を取得した場合の1株当たりの取得価額の計算は、総平均 法(最初の取得日(または直前の譲渡日)から今回までの譲渡日までを1期間として総平 均によって計算する方法)に準じた方法で行われる。 なお、<資料>より、平成 24 年9月 28 日に1:2の株式分割が行われているので、平 成 23 年 10 月3日に買い付けた 1,000 株は 2,000 株となっている。 したがって、西里さんが平成 27 年5月1日に売却した 1,000 株について、譲渡所得の取 得費の計算の基礎となる1株当たりの取得価額は、以下のとおりとなる。 (1,500 円×1,000 株+500 円×2,000 株)÷(2,000 株+2,000 株)=625 円 譲渡所得の取得費の計算の基礎となる1株当たりの取得価額を計算する問題。株式分割 の知識についても問われている。

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問6 正解 38.9(%) 株価の値上がり率 難易度★★★ はじめにBの時点の金額を求める。Bの時点は、買値であるAの時点 100 万円よりも 28% 値下がりしているので、金額は次のとおりとなる。 100 万円×(1-28%)=72 万円 本問は、Cの時点で投資元本の 100 万円を回復するには、Bの時点 72 万円から何%値上 がりすればよいかを計算する問題である。 したがって、計算式は次のとおりとなる。 (100 万円÷72 万円-1)×100=38.88…% →38.9%(小数点以下第2位を四捨五入) 与えられた資料から株価の値上がり率を計算する問題。基本知識で正解を導くことがで きる。平成 25 年9月の実技試験(問6)で類似問題が出題されている。 【第3問】 問7 正解(ア)× (イ)○ (ウ)○ (エ)○ 登記事項証明書 難易度★★ (ア)誤り。抵当権を設定した後に債務者が死亡しても、抵当権は消滅しない。この場合 は債務も相続人が承継することになるので、登記上の債務者を相続人名義に変更す ることになる。 (イ)正しい。 (ウ)正しい。権利部(乙区)順位番号3の「権利者その他の事項」欄に記載のとおり。 (エ)正しい。債務者が弁済を怠った場合、抵当権者は裁判所に申し立てて、債権回収の ために抵当権の設定対象を競売にかけることができる。 登記事項証明書の記載事項に関する定番といえる問題。類似問題が平成 27 年1月の実技 試験(問8)、平成 26 年1月の実技試験(問8)で出題されている。 問8 正解 3 建築基準法(建築面積の最高限度と延べ面積の最高限度) 難易度★★ (ア)建築面積の最高限度 本問における第一種住居地域の指定建ぺい率は6/10 と<資料>に記載されているが、 建築基準法では、建ぺい率が8/10 とされている地域外で、かつ、防火地域内にある土地 に耐火建築物を建てる場合、その建ぺい率は緩和され、指定建ぺい率に1/10 を加算する ことができる。したがって、本問の土地における建築面積の最高限度は、建ぺい率7/10 (=指定建ぺい率6/10+1/10)で計算する。 建築面積の最高限度:160 ㎡×7/10=112 ㎡

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(イ)延べ床面積の最高限度 建築物の前面道路の幅員が 12m未満の場合の容積率は、指定容積率と、前面道路の幅員に 法定乗数を乗じて求めた容積率を比較して、いずれか小さいほうがその敷地の容積率となる。 ① 指定容積率:20/10 ② 前面道路の幅員に法定乗数を乗じて求めた容積率 4m×4/10(問題の資料に記載のとおり)=16/10 ③ ①>② ∴16/10 延べ床面積の最高限度:160 ㎡×16/10=256 ㎡ したがって、3.が正解となる。 建築面積および延べ面積それぞれの最高限度を求める基本問題。建ぺい率や容積率に係 る規定を整理して押さえておく必要がある。 問9 正解 1,900(万円) 不動産投資利回り 難易度★★★ 実質利回りを求める計算式は、次のとおりである。 {想定される賃料(月額)-運営コスト(月額)}×12 ヵ月-想定される固定資産税(年額) 購入費用総額 賃料や運営コストなどが想定どおりの場合、<資料>のマンションにおいて実質利回り を 5.0%(=0.05)とするため購入費用総額は、これをXとして他の該当数値といっしょに 上記の計算式に代入し、一次方程式として求めることができる。 {100,000 円-(10,000 円+100,000 円×5%)}×12 ヵ月-70,000 円 X 950,000 円 X X = 950,000 円 ÷ 0.05 = 19,000,000 円= 1,900 万円 投資用マンションの実質利回りを求める計算問題であるが、実質利回りから購入費用総 額を逆算する応用編といえる。基本的な問題は平成 26 年9月の実技試験(問 10)で出題 されている。 = 0.05 = 0.05 =

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問 10 正解 2 不動産取得税 難易度★★ 出題文の空欄に解答を入れると次のとおり。 ・不動産(土地、家屋)の所有権を取得した者に対して、その不動産のある(ア.都道 府県)が課税する。 ・相続による取得の場合、課税の対象と(イ.ならない)。 ・課税標準は、原則として(ウ.固定資産税評価額)である。 ・一定の条件を満たした新築住宅の場合、(ウ.固定資産税評価額)から(エ.1,200) 万円を控除することができる。 なお、不動産取得税については、宅地等の取得にかかる不動産取得税の課税標準の特例 や免税点なども押さえておきたい。 不動産取得税に特化した問題である。不動産取得税は、学科試験において登録免許税・印 紙税・消費税といっしょに出題されることが多い。 【第4問】 問 11 正解(ア)60(万円) (イ)7(万円) (ウ)172(万円) 保険証券の読取り 難易度★★ 出題文の空欄に解答を入れると次のとおり。 ・徹さんが現時点(36 歳)で、交通事故で即死した場合、保険会社から支払われる保険金・ 給付金の合計は(ア.60)万円である。 ・徹さんが現時点(36 歳)で、肺炎で 14 日間入院した場合(手術は受けていない)、保険 会社から支払われる保険金・給付金の合計は(イ.7)万円である。 ・徹さんが現時点(36 歳)で、初めて大腸ガン(悪性新生物)と診断され 28 日間入院し、 その間に約款所定の手術を1回受けた場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合 計は(ウ.172)万円である。 (ア)<保険証券1> 死亡保険金:50 万円 …① <保険証券2> 死亡給付金(ガン以外による死亡):10 万円 …② ①+②=60 万円 (イ)<保険証券1> 疾病入院給付金 :5,000 円×14 日=7万円

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(ウ)<保険証券1> 疾病入院給付金 :5,000 円×28 日=14 万円 …① 手術給付金 :10 万円 …② <保険証券2> ガン診断給付金 :100 万円 …③ ガン入院給付金 :1万円×28 日=28 万円 …④ ガン手術給付金 :20 万円 …⑤ ①+②+③+④+⑤=172 円 保険証券から支払われる保険金・給付金を読み取る問題。加入している保険が2つある ため、計算漏れのないように注意すること。 問 12 正解 3 生命保険料控除 難易度★★ 生命保険料控除の取扱いは、契約の締結日が平成 23 年 12 月 31 日以前か、平成 24 年1 月1日以降かによって異なる。設問の終身保険は契約日が平成 23 年3月1日のため旧契約、 個人年金保険は契約日が平成 25 年 11 月1日のため新契約となる。年間の支払保険料より 終身保険の所得税の控除額は上限の 50,000 円、個人年金保険の所得税の控除額は上限の 40,000 円である。 旧契約と新契約の両方がある場合は、それぞれを計算してから合算することができ、最 高限度額は所得税で 120,000 円である。 したがって、所得税の計算における生命保険料控除の金額は、「50,000 円+40,000 円= 90,000 円」となる。 ※旧契約と新契約の両方の控除を受ける場合の控除額上限は、所得税4万円、住民税 2.8 万円となる。 個人年金保険料控除 (老後保障等) 控除額上限 所得税:4万円 住民税:2.8 万円 一般生命保険料控除 (遺族保障等) 控除額上限 所得税:4万円 住民税:2.8 万円 介護医療保険料控除 (介護保障、医療保障) 控除額上限 所得税:4万円 住民税:2.8 万円 新契約 適用限度額 所得税:12 万円 住民税:7万円 一般生命保険料控除 (遺族保障、介護保障、医療保障) 控除額上限 所得税:5万円 住民税:3.5 万円 個人年金保険料控除 (老後保障等) 控除額上限 所得税:5万円 住民税:3.5 万円 旧契約 適用限度額 所得税:10 万円 住民税:7万円 ※ ※ 制度全体の適用限度額 所得税:12 万円、住民税:7万円

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生命保険料控除について問われている。生命保険料控除に該当する契約が複数ある場合 の控除額の上限を理解しているかがポイントとなる。 問 13 正解(ア)3 (イ)1 (ウ)4 生命保険から保険金・給付金が支払われる ときの課税関係 難易度★★ 出題文の空欄に解答を入れると次のとおり。 ・契約Aについて、夫が受け取った死亡保険金は(ア.所得税(一時所得)の課税対象) となる。 ・契約Bについて、子が受け取った死亡保険金は(イ.相続税の課税対象)となる。 ・契約Cについて、妻が受け取った年金は(ウ.所得税(雑所得)の課税対象)となる。 (ア)契約者(=保険料負担者)および死亡保険金受取人が夫、被保険者が夫の父(夫以 外)のケースで死亡保険金を受け取るときは、一時所得として所得税・住民税の課 税対象となる。 (イ)契約者(=保険料負担者)および被保険者が夫、死亡保険金受取人が子のケースで 死亡保険金を受け取るときは、相続税の課税対象となる。 (ウ)契約者(=保険料負担者)および年金受取人が妻のケースで年金を受け取るときは、 雑所得として所得税・住民税の課税対象となる。 生命保険から保険金・給付金が支払われるときの課税関係について問われている。出題 頻度の高い問題であるため、どのような形式で出題されても解答できるようにしておく こと。 問 14 正解(ア)○ (イ)○ (ウ)× 地震保険 難易度★★ (ア)正しい。記述のとおり。 (イ)正しい。地震保険の保険料は、建物の所在地や構造によって異なる。所在地は危険 度に応じて3つに区分されており、構造は2つに区分されている。 (ウ)誤り。地震保険の保険金額の限度額は、居住用建物が 5,000 万円、家財が 1,000 万 円である。 地震保険に関する問題。いずれも基本事項であり、すべてで解答できるようにしておき たい。

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【第5問】 問 15 正解(ア)○ (イ)○ (ウ)× 事業所得 難易度★★ (ア)正しい。青色事業専従者で給与の支払を受ける人は、たとえ適用要件を満たしてい たとしても、配偶者控除などの対象とならない。 (イ)正しい。事業所得の金額を計算する際、必要経費とすべき金額は、その収入に係る 売上原価、その他その収入を得るために直接要した費用およびその年における販売 費、一般管理費(減価償却費など)の費用の額となる。 (ウ)誤り。青色申告者は、その業務について、帳簿書類を備え付けて、これに取引を記 録し、かつ、原則として7年間(一定のものは5年間)保存しなければならない。 したがって、事業所得の計算の基になった現金出納帳や請求書などの資料は、確定 申告が終わっても処分してはならない。 与えられた資料から事業所得に関するさまざまな知識を問う問題。一見難解な問題に見 えるが、問われている内容は基本的なものである。平成 26 年9月の実技試験(問 16)で 類似問題が出題されている。 問 16 正解 4 総所得金額 難易度★★ 総所得金額とは、総合課税の所得を合計したものである。 与えられた資料の<平成 26 年分の収入等>より、老齢厚生年金および企業年金(老齢年 金)320 万円は「公的年金等の雑所得」、生命保険の満期保険金 280 万円は「一時所得」で あり、いずれも総合課税の所得に該当する。 本問を解く上では、それぞれ以下のとおりに考える。 【老齢厚生年金および企業年金(老齢年金)320 万円:公的年金等の雑所得】 公的年金等の雑所得の金額は、「公的年金等の収入金額-公的年金等控除額」で計算する。 <65 歳以上の公的年金等控除額の速算表>より、本問における公的年金等の雑所得の金額 の計算式は、「(320 万円-120 万円)」となる。 【生命保険の満期保険金 280 万円:一時所得】 一時所得の金額は、「総収入金額-その収入を得るために支出した金額-特別控除<最高 50 万円>」で計算する。 なお、一時所得については、一時所得の金額に2分の1を乗じてから、総合課税される 他の所得と合算する。 よって、総所得金額を計算する上での一時所得の計算式は、「(280 万円-180 万円-50 万 円)×1/2」となる。

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したがって、三上さんの平成 26 年分の総所得金額およびその計算式は、「(320 万円- 120 万円)+(280 万円-180 万円-50 万円)×1/2=225 万円」となる。 与えられた資料から総所得金額を計算する問題。平成 26 年5月の実技試験(問 16)で類 似問題が出題されている。総所得金額を計算する問題は、形式を変えながら何度も出題 されている。 問 17 正解(ア)○ (イ)○ (ウ)× (エ)○ 所得税を計算する際の所得控除 難 易度★★ 1.正しい。配偶者控除は、配偶者のその年の合計所得金額が 38 万円以下である場合に適 用が受けられる。なお、その年の合計所得金額が 38 万円以下である配偶者を「控除対 象配偶者」という。<資料>より、妻の明美さんは収入がないので、合計所得金額は 38 万円以下である。したがって、妻の明美さんは、控除対象配偶者として、配偶者控 除の対象となる。 2.正しい。扶養控除は、納税者本人に控除対象扶養親族がいる場合に適用が受けられる。 控除対象扶養親族とは、納税者本人と生計を一にする 16 歳以上の親族等(配偶者を除 く)であり、かつ、その年の合計所得金額が 38 万円以下の者をいう。扶養控除につい てまとめると、以下のとおりとなる。 控除対象扶養親族の年齢条件など 控除額 一般の控除対象扶養親族 38 万円 19 歳以上 23 歳未満の控除対象扶養親族(特定扶養親族) 63 万円 70 歳以上の控除対象扶養親族(老人扶養親族) 48 万円 納税者本人または配偶者の直系尊属で同居している老人扶養親族 (同居老親等) 58 万円 <資料>より、長男の義和さん(20 歳、アルバイト収入 75 万円)は年齢が 19 歳以上 23 歳未満であり、かつ、合計所得金額が 38 万円以下(注1)である。したがって、長男 の義和さんは、特定扶養親族として、扶養控除の対象となる。 3.誤り。上記2.の解説を参照。<資料>より、長女の明子さん(15 歳)は年齢が 16 歳 未満である。したがって、長女の明子さんは、扶養控除の対象とならない。 4.正しい。上記2.の解説を参照。<資料>より、同居している父の和平さん(79 歳) は年齢が 70 歳以上であり、また公的年金収入が 114 万円であるので、合計所得金額は 38 万円以下(注2)である。したがって、父の和平さんは、同居老親等の老人扶養親族と して、扶養控除の対象となる。 (注1)アルバイト収入は給与所得に該当し、給与所得の金額は「給与収入金額-給与所 得控除額」で計算する。なお、給与収入金額が 162.5 万円以下であれば、給与所

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得控除額は 65 万円である。したがって、長男の義和さんの給与所得の金額は「75 万円-65 万円=10 万円」であり、合計所得金額は 38 万円以下である。 (注2)公的年金収入は雑所得に該当し、公的年金等の雑所得の金額は「公的年金等の収 入金額-公的年金等控除額」で計算する。なお、受給者の年齢が 65 歳以上である 場合、収入金額が 330 万円未満であれば、公的年金等控除額は 120 万円である。 したがって、父の和平さんの公的年金等の雑所得の金額は「114 万円-120 万円< 0円→0円」であり、合計所得金額は 38 万円以下である。 所得税を計算する際の所得控除に関する問題。問われている内容は、いずれも基本事項 である。所得控除に関する問題は出題頻度が極めて高い。 問 18 正解(ア)10(年) (イ)4,000(万円) (ウ)1.0(%) 住宅借入金等特別 控除 難易度★★ 表の空欄に解答を入れると次のとおり。 <居住年が平成27年中で特定取得(注1)の場合> 種類 控除期間 住宅借入金等の年末残高 の限度額 控除率 下記以外の住宅の取得 10年 (イ.4,000)万円 1.0% 認定住宅(注2)の取得 (ア.10)年 5,000万円 (ウ.1.0)% 注1:「特定取得」とは、住宅の取得等の対価の額または費用の額に含まれる消費税額等 (消費税額および地方消費税額の合計額をいう)の税率が、消費税率引上げ後の8% または10%である場合における、その住宅の取得等をいう。 注2:「認定住宅」とは、「認定長期優良住宅」と「認定低炭素住宅」の総称である。 住宅借入金等特別控除に関する問題。問われている内容は、いずれも基本事項である。 【第6問】 問 19 正解(ア)○ (イ)○ (ウ)× (エ)× 自筆証書遺言 難易度★★ (ア)正しい。ちなみに、判例では「還暦祝賀の夜」といったように、その日が特定でき れば有効であると解されている。 (イ)正しい。「遺言の全文」「日付」「氏名」は必ず全部自分で書かなければならない。一 部でも他人に書いてもらったり、ワープロやタイプを用いたりすると遺言全体が無 効となる。

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(ウ)誤り。家庭裁判所の検認は、どのような遺言書があったかを記録するだけであり、 これによって遺言が有効に成立したと認めるものではない。したがって、検認をし なかったとしても遺言書が無効となることはない。 (エ)誤り。認印でも問題はない(ただし、偽造・変造を防ぐ意味からは実印などきちん とした印鑑を用いるべきといえる)。 自筆証書遺言に関する問題であり、ほとんどの選択肢が基本的な内容である。ほぼ同様 の問題が、平成 26 年9月の実技試験(問 18)で出題されている。 問 20 正解(ア)6 (イ)2 (ウ)3 相続開始後の申告や手続きの流れ等 難易 度★★ 出題文の空欄に解答を入れると次のとおり。 妹尾さん:「相続開始後の流れと手続きについて整理したいと思います。相続税の申告と 納税はいつまでに行う必要がありますか。」 塩谷さん:「相続税の申告と納税は、相続の開始があったことを知った日の翌日から(ア. 10 ヵ月)以内に行うことになっています。」 妹尾さん:「相続の放棄をする場合にはどうすればよいのでしょうか。」 塩谷さん:「相続の放棄をする場合には、相続の開始があったことを知った時から(イ. 3ヵ月)以内に家庭裁判所に申述しなければなりません。」 妹尾さん:「準確定申告とは何でしょうか。」 塩谷さん:「所得税の納税義務者が死亡した場合に、相続人は、被相続人の所得税の確定 申告をして、所得税を納付しなければなりません。これを準確定申告といい ます。相続の開始があったことを知った日の翌日から(ウ.4ヵ月)以内が 手続きの期限になります。」 なお、相続税の申告書の提出先は、原則として被相続人の死亡時の住所地の所轄税務署 長である。また、計算に誤りがあったこと等により、相続税の申告書に記載した申告税額 を納税者が訂正する場合、当初の申告額より増えるのであれば修正申告(無期限)を、税 減るのであれば更正の請求(法定申告期限より5年以内)をする。 相続開始後の申告や手続きの流れについてのポイントが問われている基本問題。同じ論点 の問題が平成 26 年9月の実技試験(問 20)、平成 25 年9月の実技試験(問 18)で出題さ れている。

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問 21 正解 3 路線価方式による宅地(貸家建付地)の相続税評価額 難易度★★ 土地所有者が建物を建築して賃貸している場合、その敷地は貸家建付地として評価する。 貸家建付地の相続税評価額を求める計算式は次のとおりである。 貸家建付地=自用地評価額×(1-借地権割合×借家権割合×賃貸割合) 上記の計算式中の自用地評価額は、評価対象宅地が1つの路線に接しているか、角地で あるかなどによって計算方法が異なるが、本問のように、1つの路線に面している場合に は、次の計算式により求める。 自用地評価額=路線価×奥行価格補正率×宅地の面積 したがって、本問の貸家建付地の相続税評価額を求める計算式は次のとおりになる。 貸家建付地=路線価×奥行価格補正率×宅地の面積×(1-借地権割合×借家権割合 ×賃貸割合) 本問では、「路線価:300,000 円」「奥行距離 14m以上 16m未満の場合の奥行価格補正率: 1.00(本問の宅地の奥行距離は 15m)」「宅地の面積:300 ㎡」「借地権割合:D→60%」「借 家権割合:30%」「賃貸割合:満室→100%」である。これらの数値を上記の計算式にあて はめると、300,000 円×1.00×300 ㎡×(1-60%×30%×100%)=73,800,000 円=7,380 万円となり、3.が正解となる。 貸家建付地の評価額を求める定番問題。類似問題として貸家建付地の評価額を求める計 算式を判断する問題が平成 25 年9月の実技試験(問 19)で出題されている。

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【第7問】 問 22 正解 195(万円) キャッシュフロー表 難易度★★ ○年後の金額は「現在の金額×(1+変動率)経過年数」により求める。現在の基本生活費 が 187 万円、変動率が2%である場合、2年後の基本生活費(ア)は次のとおり計算する。 187 万円×(1+0.02)2=194.5…万円 →195 万円(万円未満四捨五入) キャッシュフロー表の基本生活費を計算する問題。変動率を加味した将来の金額を算出 する問題は最頻出問題。 問 23 正解 504(万円) キャッシュフロー表 難易度★★ 金融資産残高は「前年の金融資産残高×(1+変動率)+年間収支」により求める。前 年の金融資産残高が 379 万円、変動率が1%、年間収支が 121 万円である場合、金融資産 残高(イ)は次のとおり計算する。 379 万円×(1+0.01)+121 万円=503.79 万円 →504 万円(万円未満四捨五入) キャッシュフロー表の金融資産残高を計算する問題。変動率を加味した将来の金額を算 出する問題は最頻出問題。 問 24 正解 326(万円) 住宅ローンの借入可能額 難易度★ 借入可能額早見表を利用して、毎月の返済額を9万円としたときの借入可能額を求める。 ローン金利年 2.0%のときの借入可能額:2,123 万円 ローン金利年 3.5%のときの借入可能額:1,797 万円 したがって、ローン金利が年 2.0%から年 3.5%に上昇した場合は、借入可能額が 326 万 円(=2,123 万円-1,797 万円)減少することがわかる。 ローン金利の上昇により借入可能額がいくら減少するかが問われている。借入可能額早 見表の使い方がわかれば、容易に解答することができる。

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【第8問】 問 25 正解 1,920,000(円) 各種係数を用いた計算 難易度★★ 将来の目標金額から毎年の積立額を求めるには、減債基金係数を利用する。 2,000 万円×0.096(10 年、年利 1.0%の減債基金係数)=1,920,000 円 問 26 正解 11,610,000(円) 各種係数を用いた計算 難易度★★ 現在の金額の将来価値を求めるには、終価係数を利用する。 1,000 万円×1.161(15 年、年利 1.0%の終価係数)=11,610,000 円 問 27 正解 18,046,000(円) 各種係数を用いた計算 難易度★★ 将来の年金額から年金受取開始時の資金(年金原資)を求めるには、年金現価係数を利 用する。 100 万円×18.046(20 年、年利 1.0%の年金現価係数)=18,046,000 円 各種係数を利用した計算問題。実技試験で毎回出題されている最頻出問題。今後も出題 される可能性が極めて高いため、確実に解答できるようにしておく必要がある。 【第9問】 問 28 正解 1 大学の初年度学生納付金 難易度★ 大学の初年度学生納付金は、文部科学省が公表している。文部科学省の資料を基に平成 25 年度の納付金をまとめると次のとおり。 <平成 25 年度大学の初年度納付金> 入学金 授業料 施設整備費 国立大学 282,000 円 535,800 円 - 私立大学 264,390 円 860,072 円 188,063 円 (文科系) 246,749 円 742,478 円 160,019 円 (理科系) 265,595 円 1,043,212 円 187,236 円 大学の初年度学生納付金について問われている。資料が初見であっても、授業料に最も お金がかかることがわかれば、正解を導くことができる。 問 29 正解 1 外貨定期預金の満期時の元利合計額 難易度★★ 外貨預金において、TTSレートは顧客が円を外貨に換える際の為替レート、TTBレ ートは顧客が外貨を円に換える際の為替レートである。 本問における外貨定期預金について、満期時の外貨ベースの元利合計額を円転した金額 は、以下のとおりに計算する。

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満期時のオーストラリアドルベースの税引前利息 =オーストラリアドルベースの預入金額×預金金利×預入期間/12 ヵ月 =10,000 オーストラリアドル×12.0%×1ヵ月/12 ヵ月 =100 オーストラリアドル オーストラリアドルでの所得税・住民税 =満期時のオーストラリアドルベースの税引前利息×所得税・住民税の税率 =100 オーストラリアドル×20% =20 オーストラリアドル 満期時のオーストラリアドルベースの税引後利息 =満期時のオーストラリアドルベースの税引前利息-オーストラリアドルでの所得税・住 民税 =100 オーストラリアドル-20 オーストラリアドル =80 オーストラリアドル オーストラリアドルベースの税引後元利合計額 =オーストラリアドルベースの元本+満期時のオーストラリアドルベースの税引後利息 =10,000 オーストラリアドル+80 オーストラリアドル =10,080 オーストラリアドル 満期時のオーストラリアドルベースの元利合計額を円転した金額 =オーストラリアドルベースの税引後元利合計額×TTBレート =10,080 オーストラリアドル×93.00 円 =937,440 円 与えられた資料から満期時の外貨ベースの元利合計額を円転した金額を計算する問題。 平成 27 年1月の実技試験(問 31)で類似問題が出題されている。 問 30 正解 2 住宅ローンの繰上げ返済のイメージ図 難易度★★ 設例より富士雄さんの住宅ローンは元利均等返済であることがわかり、元利均等返済の イメージ図は2.と3.である。また、繰上げ返済の期間短縮型のイメージ図は2.と4. である。したがって、元利均等返済の住宅ローンを期間短縮型で繰上げ返済した場合のイ メージ図は2.となる。

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住宅ローンの繰上げ返済のイメージ図について問われている。同様の問題が平成 26 年9 月の実技試験(問 27)で出題されている。 問 31 正解 2 個人年金保険料控除 難易度★★ 出題文の空欄に解答を入れると次のとおり。 個人年金保険料控除の対象は、以下のすべての条件を満たし、「個人年金保険料税制適格 特約」を付加した契約の保険料である。 ・年金受取人が保険契約者(保険料負担者)またはその配偶者のいずれかであること ・年金受取人は被保険者と同一人であること ・保険料払込期間が(ア.10)年以上であること(一時払いは対象外) ・年金の種類が確定年金や有期年金の場合、年金受取開始が(イ.60)歳以降で、かつ年 金受取期間が(ウ.10)年以上であること なお、設問の個人年金保険Bは、被保険者が秋江さん、年金受取人が富士雄さんである (被保険者と年金受取人が同一人ではない)ため、「個人年金保険料控除」の適用要件を満 たさず、「一般の生命保険料控除」の対象となる。 個人年金保険料控除に関する問題。対象となるための要件については、必ず押さえてお くこと。 問 32 正解 1 傷病手当金 難易度★★ 1.正しい。傷病手当金の待期期間の完成には、連続した3日間(公休日・年次有給休暇 を含む)が必要である。 2.誤り。傷病手当金の支給は、支給開始日から最長で1年6ヵ月である。 3.誤り。支給額は、休業1日につき標準報酬日額の3分の2相当額である。 4.誤り。給与の支給がある場合(傷病手当金の額より少ない場合)は、傷病手当金の額 との差額が支給される。 傷害手当金に関する問題。類似問題が平成 26 年9月の実技試験(問 39)などで出題され ている。 問 33 正解 3 公的年金の遺族給付の額 難易度★★ ・遺族基礎年金 遺族基礎年金は、遺族に「子」がいる場合に支給される。公的年金制度における「子」 とは、「18 歳に達した後の最初の3月末までの未婚の子」または「20 歳未満で1級・2級

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障害の未婚の子」のことである。早苗さん(17 歳)は、「子」の要件を満たしているため、 遺族基礎年金を受給することができる。また、「子」は1人であるため 222,400 円が加算さ れ、遺族基礎年金は 995,200 円となる。 ・遺族厚生年金 富士雄さんが在職中(厚生年金被保険者)に死亡した場合であるため、秋江さんは遺族 厚生年金を受給することができる。 ・中高齢寡婦加算 中高齢寡婦加算は、遺族基礎年金を受給できない妻、または遺族基礎年金の受給が終了し た妻が受給できる。秋江さんは、富士雄さんの死亡時点では遺族基礎年金を受給できるた め、中高齢寡婦加算は加算されない。なお、早苗さんが「子」でなくなり、遺族基礎年金 の受給が終了すると、遺族厚生年金に中高齢寡婦加算が加算されるようになる。 したがって、富士雄さんの死亡時点で秋江さんが受け取ることのできる遺族給付の額は、 次のとおり計算する。 遺族基礎年金 995,200 円(772,800 円+222,400 円)+遺族厚生年金 600,000 円 =1,595,200 円 公的年金の遺族給付に関する問題。遺族基礎年金、遺族厚生年金、中高齢寡婦加算の受 給要件を中心に整理しておくとよい。 問 34 正解 2 公的介護保険 難易度★★ 表の空欄に解答を入れると次のとおり。 保険者 (ア.市町村および特別区) 被保険者 ・第1号被保険者:(イ.65 歳)以上の者 ・第2号被保険者:40 歳以上(イ.65 歳)未満の医療保険加入者 介護サービス 利用の流れ ①要介護認定の申請 → ②認定調査+(ウ.主治医)の意見書 → ③判定(認定審査) → ④結果の通知 → ⑤ケアプランの作成 → ⑥サービスを利用 公的介護保険に関する問題。いずれも基本的な事項である。

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【第 10 問】 問 35 正解 17,490(万円) バランスシート分析 難易度★★ <和男さんおよび同居家族(和男さんと幸江さんと誠二さん)のバランスシート> (単位:万円) [資産] [負債] 金融資産 預貯金等 生命保険(解約返戻金相当額) 事業用資産 商品等 土地(店舗敷地) 建物(店舗) 不動産 土地(自宅敷地) 建物(自宅) 土地(賃貸用) 建物(賃貸用) その他(動産等) 7,190 1,590 460 2,300 890 2,200 400 3,000 1,500 850 賃貸住宅ローン 事業用借入 自動車ローン 1,170 1,500 220 負債合計 2,890 [純資産] (ア.17,490) 資産合計 20,380 負債・純資産合計 20,380 提示されている顧客データからバランスシートを作成する問題。毎回出題される最頻出 問題である。 問 36 正解 3 預金保険制度 難易度★★ 本問を解く上でのポイントは、以下のとおりである。 ・個人事業主の場合、事業用の預金等と事業用以外の預金等は、同一人の預金等として 名寄せされる ・預金保険の対象となる預金等のうち、決済用預金(当座預金など)に該当するものに ついては全額保護となり、それ以外の預金等については1金融機関ごとに預金者1人 当たり元本 1,000 万円までとその利息等が保護されることになっている ・外貨預金は預金保険制度の対象外である したがって、仮に平成 27 年6月にSD銀行(日本国内にある普通銀行)が破綻した場合、 和男さんおよび工藤商店がSD銀行に保有している金融資産のうち、預金保険制度によっ て保護される金額の上限額は、以下のとおりとなる。

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決済用預金 当座預金 120 万円 それ以外の預金等 普通預金 60 万円+定期預金 250 万円+定期預金 340 万円=650 万円 ≦1,000 万円 ∴650 万円 預金保険制度によっ て保護される金額の 上限額 770 万円 与えられた資料から預金保険制度によって保護される金額の上限額を計算する問題。一 見難解な問題に見えるが、問われている内容は基本的なものである。 問 37 正解(ア)1/8 (イ)3/8 法定相続分と遺留分 難易度★★ 出題文の空欄に解答を入れると次のとおり。 「恵美さんと裕一さんの法定相続分は、それぞれ(ア.1/8)ですが、遺言を作成する ことにより法定相続分を超えて財産を遺すことができます。この場合、他の相続人の遺留 分を侵害しないように注意する必要があります。なお、他の相続人(和男さん、彰男さん、 美由紀さん)の遺留分の割合を合計すると(イ.3/8)となります。」 誠二さんの相続においては、第1順位の血族相続人、つまり、誠二さんの子である「和 男さん」「彰男さん」「美由紀さん」、そして、規夫さんの代襲相続人である「恵美さん」「裕 一さん」の5人が相続人となる。 このように相続人が第1順位の血族相続人のみの場合、各相続人の相続分は、全体の相 続分を均等按分して求めるが、規夫さんの代襲相続人である「恵美さん」「裕一さん」の相 続分は、規夫さんの相続分を等分したものとなる。したがって、「恵美さん」「裕一さん」 の相続分は、それぞれ、1/4×1/2=1/8(ア)となる。 また、相続人が第1順位の血族相続人のみの場合、各相続人の遺留分の割合は当該相続 における各相続人の法定相続分の1/2となる。したがって、「和男さん」「彰男さん」「美 由紀さん」の遺留分の割合を合計すると、1/4×1/2×3=3/8(イ)となる。 相続人が第1順位の血族相続人のみであり、そのうち1人に代襲相続が発生しているケー ス。遺留分に関する知識も必要となるが基本問題である。民法の規定に基づく法定相続分 はほぼ毎回出題されている。

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問 38 正解 3,300(万円) 死亡保険金の課税価格 難易度★★ 死亡保険金が相続税の課税対象となるのは、契約形態を被相続人が保険契約者(保険料 負担者)および被保険者とする生命保険の場合である。ただしこの場合、相続人が受け取 った死亡保険金の合計額のうち、「500 万円×法定相続人の数」の算式で計算した金額まで は、相続税が非課税となる。なお、和男さんの相続に係る法定相続人は幸江さんと麻美さ んの2人である。 本問において死亡保険金が相続税の課税対象となるは、「定期保険A」および「定期保険 特約付終身保険B」から受け取った場合である。 しがって、相続税の課税価格に算入される死亡保険金額は次のとおり。 定期保険A1,000 万円+定期保険特約付終身保険B3,300 万円※-500 万円×2=3,300 万円 ※3,300 万円=主契約 300 万円+特約 3,000 万円 相続税の課税価格に算入される死亡保険金額に関する問題である。死亡保険金が相続税 の課税対象となる生命保険の契約形態を理解しているか否かががポイントとなる。類似 問題が前回の平成 27 年1月の実技試験(問 37))でも出題されている。 問 39 正解 2 医療費の窓口負担割合 難易度★★ 表の空欄に解答を入れると次のとおり。 <医療費の窓口負担割合(原則)> 加入制度 国民健康保険等 後期高齢者医療制度 区分 小学校 入学後 ~69 歳 70 歳~74 歳 75 歳以上または一定の障害 認定を受けた 65 歳~74 歳 一般 現役並み 所得者 一般 現役並み 所得者 負担割合 3割 2割(注) (ア.3割) (イ.1割) (ウ.3割) (注)平成 26 年3月 31 日以前に 70 歳に達している高齢受給者を除く。 医療費の窓口負担割合に関する問題。基本的な事項であるため、どのような形式で問わ れても解答できるようにしておく必要がある。

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問 40 正解(ア)2 (イ)7 (ウ)5 老齢基礎年金の繰上げ繰下げ 難易度★★ 出題文の空欄に解答を入れると次のとおり。 和男さんに支給される老齢基礎年金は、 ・61 歳に達した月に「支給繰上げの請求」をすると、65 歳から支給される額の(ア.76.0%) に減額され、この支給率が(イ.一生涯)継続して適用される。 ・68 歳に達した月に「支給繰下げの申出」をすると、65 歳から支給される額の(ウ.125.2%) に増額される。 老齢基礎年金の支給繰上げの請求をすると、65 歳から受給できる年金額から繰上げ1月 あたり 0.5%減額される。一方で、繰下げの申出をすると、65 歳から受給できる年金額か ら繰下げ1月あたり 0.7%増額される。 本問では、61 歳に達した月(48 月)の繰上げと 68 歳に達した月(36 月)の繰下げを行 うため、それぞれの支給率は次のとおり計算する。 ・繰上げ支給の支給率 100%-(0.5%×繰上げ請求月から 65 歳到達月の前月までの月数) =100%-(0.5%×48 月) =100%-24% =76% ・繰下げ支給の支給率 100%+(0.7%×65 歳到達月から繰下げ申出月の前月までの月数) =100%+(0.7%×36 月) =100%+25.2% =125.2% 老齢基礎年金の繰上げ繰下げに関する問題。繰上げもしくは繰下げについては、平成 27 年1月の実技試験(問 34)、平成 26 年5月の実技試験(問 38)などで出題されている。

参照

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