• 検索結果がありません。

環境衛生業務実施計画

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "環境衛生業務実施計画"

Copied!
26
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

平 成 28 年 度 の 重 点 取 組 事 項 1 レジオネラ症防止対策を推進します 2 蚊が媒介する感染症の対策を推進します 3 受水槽の衛生対策を推進します 4 旅館業施設に対する監視指導を推進します 5 犬の登録と狂犬病予防注射接種率向上を推進します

(2)

目 次

Ⅰ はじめに... 1 Ⅱ 平成 28 年度の重点取組事項 ... 2 Ⅲ 監視指導業務 ... 13 Ⅳ 調査・啓発事業 ... 17 Ⅴ 環境衛生関係の相談対応等 ... 19 Ⅵ 自主衛生管理の推進 ... 21 Ⅶ 業務の実施機関 ... .22

(3)

1 横 浜 市 は 、 約 370 万 人 が 暮 ら す 大 都 市 で あ り 、 み な と み ら い 地 区 や 中 華 街 な ど の 代 表 的 な 観 光 地 を 中 心 に 、 国 内 外 か ら 毎 年 大 勢 の お 客 様 が 訪 れ る 観 光 都 市 で も あ り ま す 。 市 内 に は 、 美 容 所 や 理 容 所 、 旅 館 や 公 衆 浴 場 等、 衛 生 確 保 が 必 要 な 施 設 が 約 12,000 件 あ り 、 ま た 、 衛 生 的 管 理 が 必 要 な 飲 料 水 の 受 水 槽 設 備 が 約 16,000 件 あ り ま す 。保 健 所 の 環 境 衛 生 業 務 は 、市 民 の 皆 様 が 安 心 し て 暮 ら せ る よ う 、 ま た 、 横 浜 市 を 訪 れ る お 客 様 に 快 適 に 過 ご し て い た だ け る よ う 、 環 境 衛 生 関 連 施 設 の 衛 生 水 準 を 確 保 し 、健 康 被 害 を 未 然 に 防 止 す る 役 割 を 担 っ て い ま す 。 感 染 症 法( ※ )に お け る 四 類 感 染 症 で あ る レ ジ オ ネ ラ 症 の 発 生 届 出 件 数 は 、全 国 的 に 増 加 の 一 途 を た ど っ て お り 、 本 市 に お い て も 、 年 々 発 生 届 出 件 数 は 増 加 し て い ま す 。レ ジ オ ネ ラ 症 を 防 止 す る た め に は 、設 備 の 適 正 な 維 持 管 理 が 欠 か せ ま せ ん 。 今 後 も 、 多 数 の 市 民 が 利 用 す る 施 設 の 維 持 管 理 に 係 る 指 導 や ご 家 庭 で の レ ジ オ ネ ラ 症 対 策 の 啓 発 等 を 推 進 し て い き ま す 。 ま た 、平 成 26 年 の 夏 に は デ ン グ ウ イ ル ス に よ る 感 染 症( デ ン グ 熱 )が 広 が り 、 全 国 で 約 160 名 の 感 染 患 者 が 確 認 さ れ ま し た 。 さ ら に 平 成 28 年 2 月 、 現 在 中 南 米 を 中 心 に 流 行 し て い る ジ カ ウ イ ル ス 感 染 症 が 感 染 症 法(*)に お け る 四 類 感 染 症 に 指 定 さ れ ま し た 。 市 内 施 設 に お け る 防 蚊 対 策 を 促 す と 同 時 に 、 市 民 の 皆 様 へ 蚊 に 刺 さ れ な い た め の 環 境 づ く り 等 の 情 報 発 信 を 行 う こ と で 、 蚊 が 媒 介 す る 感 染 症 の 発 生 を 防 止 し 、 万 が 一 発 生 し た 際 の 拡 大 防 止 対 策 を 進 め ま す 。 保 健 所 は 、こ れ ら の 環 境 衛 生 に 関 す る 取 り 組 み を 、「 平 成 28 年 度 横 浜 市 環 境 衛 生 業 務 実 施 計 画 」 と し て ま と め ま し た 。 こ の 計 画 に 基 づ い て 、 皆 様 の 暮 ら し の 安 全 と 安 心 を 支 え 、 健 康 危 害 の 発 生 防 止 を 推 進 し ま す 。 (※ ) 感 染 症 の 予 防 及 び 感 染 症 の 患 者 に 対 す る 医 療 に 関 す る 法 律

(4)

2 レジオネラ症は、レジオネラ属菌という細菌を含んだエアロゾル(微細な水しぶき) などを吸入することにより肺炎等を起こす感染症です。人から人へ感染はしませんが、 特に高齢者が感染しやすく、市内でも毎年数十人の患者が発生しており、死亡例も報告 されています。 レジオネラ属菌は、自然環境中に広く存在している細菌ですが、浴槽や給湯設備など 温水が循環・停滞する設備に入り込むと増殖しやすいため、これらの設備の衛生管理を 適切に行い、レジオネラ属菌の増殖を防ぐことが重要です。 横浜市では、「横浜市レジオネラ症防止対策指導要綱」により、レジオネラ症を防止す るための対策が必要な設備について、管理方法などを定めています。また、レジオネラ 症患者が発生した場合には、患者が利用した施設・設備を調査し、感染原因の究明や感 染拡大防止のための指導等を行っています。 レジオネラ属菌により肺炎等を起こす感染症で、感染症法において四類感染症に指定 されています。主に人工水環境(循環式浴槽、冷却塔など)で増殖したレジオネラ属菌 を肺へ直接吸い込むことにより感染し、高齢者や慢性疾患を持つ人などの抵抗力の弱い 人が発病・重症化しやすい感染症です。 表1.レジオネラ症患者発生届出件数(横浜市) (平成 28 年1月末現在) 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 33(1) 28(4) 34(3) 66(1) 54(2)※ ( )内は患者のうち、レジオネラ症による死亡者数 ※ 平成 27 年度分は平成 28 年1月末現在の件数

レジオネラ症とは?

◇ 年齢別のレジオネラ症患者数(横浜市)(平成 23 年度~平成 26 年度) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 患者年齢 患者数(人)

高齢者に多く

発生しています!

(5)

3

(1) 社会福祉施設等のレジオネラ症防止対策

ア 社会福祉施設等への立入指導

レジオネラ症は高齢者や抵抗力が低下した人が感染しやすいため、高齢者が 利用する社会福祉施設や、多くの人が利用する公衆浴場等におけるレジオネラ 症防止対策が重要です。 これらの施設に「横浜市レジオネラ症防止対策指導要綱」に基づき立入調査 を行い、入浴設備や給湯設備等の適正な維持管理について指導を行います。 実施時期:平成 28 年4月から平成 29 年3月まで 表2.平成 28 年度調査予定施設 対象施設 調査予定件数 取組内容 社会福祉施設 (特別養護老人ホーム等) 約 450 件 調査・指導を行います。また、施設管理 者を対象とした説明会においてレジオネ ラ症防止対策の啓発を行います。 公共施設 (地域ケアプラザ等) 約 390 件 施設所管部局と連携し、調査・指導を行 います。 病院 約 130 件 医療法所管部局の立入検査に同行し、指 導・啓発を行います。 営業施設等 公衆浴場 約 350 件 環境衛生営業施設等の監視の一環とし て、調査・指導を行います。 ホテル・旅館 約 250 件 特定建築物 約 450 件 プール 約 160 件

イ 社会福祉施設等の自主検査結果に基づく指導・啓発

「横浜市レジオネラ症防止対策指導要綱」では、感染源となりうる設備につ いて、定期的な水質検査を実施するよう定めています。 社会福祉施設等が、自主的に入浴設備等のレジオネラ属菌の検査を行った結 果、レジオネラ属菌が検出された場合は、区福祉保健センターへ報告すること になっています。報告を受けた区福祉保健センターは、当該施設の立入調査を 行い、設備の清掃・消毒方法や維持管理方法の見直し等の指導を行います。 表3.自主検査結果指針値超過報告数 設備 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 浴場設備 15 15 6 給湯設備 0 1 2 冷却塔 26 16 20 機械浴槽 1 3 2 その他 0 2 1 合計 42 37 31 ※平成 27 年度分は平成 28 年 1 月末現在の数値

(6)

4

(2) レジオネラ症患者発生届出に基づく調査

医療機関からレジオネラ症発生届を受理した場合は、区福祉保健センターの医師、保 健師、衛生監視員等で調査チームを編成し、患者の行動履歴等を聞き取ります。患者の 利用した入浴設備等が判明した場合は、設備の管理状況の調査やレジオネラ属菌の検査 を実施し、感染原因の究明及び感染拡大を防ぐための指導を行います。 感染原因施設が特定された場合には、設備の徹底した清掃・消毒を指導し、再検査に より改善確認を行います。

機械浴槽とは??

ストレッチャー式の機械浴槽の一例 入浴に介助を必要とする人の入浴に適し た、簡易昇降機等の特別な措置が施された浴 槽で、特殊浴槽とも呼ばれています。主に病 院や高齢者入所施設等で利用されています。 通常の浴槽と比較して、構造が複雑で、清 掃や水抜きが困難な箇所もあります。 維持管理については、機器取扱説明書等を よく確認し、販売メーカーのメンテナンス等 を活用する必要があります。 病院 発生届 調査及び 指導・啓発 利用施設 患者自宅 福祉保健センター

(7)

5

(3) レジオネラ症に関する市民の皆様への周知・啓発

レジオネラ属菌は水や温水が循環・停滞する場所で増殖するため、ご家庭においても、 追炊き機能付きの浴槽や家庭用の加湿器のような設備は、清掃や管理が不十分な場合、 レジオネラ属菌の温床となる恐れがあります。そこで、市民の皆様に向けたレジオネラ 症のパンフレットを配布し、自宅での感染予防について啓発を行います。また、ホーム ページにも掲載し、広く周知していきます。

● 追い炊き機能付き風呂

お湯を張り替えずに何日も沸かし直して使用 していると、浴槽壁や配管内にヌメリが生じ、 レジオネラ属菌が繁殖する恐れがあります。 浴槽の湯は毎日交換し、配管内も洗浄を行いま しょう。 また、シャワーヘッドも汚れが溜まりやすい ので、定期的に分解清掃しましょう。

● 家庭用加湿器

タンクの水を超音波振動で空気中に噴霧させる、 「超音波式加湿器」の利用が増えています。加熱して 蒸気を発生させる加湿器と異なり、超音波式加湿器の ような非加熱式加湿器は、タンク内でレジオネラ属菌が 繁殖する可能性があります。タンクの水は毎日交換し、 内部をきれいに洗浄しましょう。

家庭におけるレジオネラ症防止

(8)

6 蚊が媒介する感染症には、デング熱やジカウイルス感染症(ジカ熱)、チクングニア熱、 ウエストナイル熱、日本脳炎など様々な種類があります。平成 26 年8月、デング熱の国 内感染・流行が約 70 年ぶりに確認され、同年 10 月末までに 160 人を超える関連患者 が発生しました。また、現在中南米を中心にジカウイルス感染症が流行しており、流行地 での感染機会の増加が心配されています。 平成 28 年2月末時点で、デング熱の国内感染症例は確認されていませんが、海外渡航 者がデング熱に感染し国内に持ち込む事例は過去最多となっており、今後も国内で感染が 拡大する可能性は否定できません。 デング熱やジカウイルス感染症には予防接種や治療薬がないため、蚊に刺されないこと が感染予防対策として重要です。 保健所は、市民の皆様へ向けた蚊媒介感染症の予防に関する周知・啓発を行います。ま た、感染リスクの把握のため、蚊のサーベイランス調査を行います。

(1) 蚊媒介感染症の予防に関する市民の皆様への周知・啓発

蚊は様々な感染症を媒介する昆虫です。蚊媒介感染症の発生や感染拡大を防止するた めには、蚊に刺されない対策と、蚊を増やさない対策が必要です。横浜市は、市民の皆 様が実施可能な蚊の防除対策について、周知・啓発を行っていきます。

蚊に刺されない対策~普段から気をつけること~

すべての蚊が感染症を媒介するわけではありませんが、普段から蚊に刺されない よう対策を行いましょう。 1 肌の露出を避けましょう 蚊の多い場所へ行く時には長そで・長ズボンを着用しましょう。 2 忌避剤を適切に使用しましょう 虫よけスプレー等の製品を、使用上の注意を守って使用しましょう。 3 蚊のいる場所は避けましょう 雑草の茂った場所や湿った風通しの悪い場所でとどまることは控えましょう。 4 蚊を家に入れないようにしましょう 窓に網戸を設置したり、ドアの開閉をなるべく少なくしたりしましょう。

蚊を増やさない対策~身の周りにある発生源を減らしましょう~

蚊の幼虫は小さな水たまりでも発生します。 定期的にたまった水を捨て、ゴミ等の清掃を心がけましょう。

蚊に刺されない・蚊を増やさない対策を!

空き缶 ペットボトル プラ容器 植木等の受け皿 じょうろ 屋外にある発生源となる可能性があるもの

(9)

7

(2) 蚊のサーベイランス事業

蚊の生息状況の把握及び蚊媒介感染症のウイルスを保有す る蚊が生息していないかを調査するため、蚊の生息数・蚊媒 介感染症ウイルスの保有について検査を行います。 調査場所:横浜市内の公園、港湾区域等 25 か所予定 調査期間:平成 28 年6月から平成 28 年 10 月まで (予定) 過去のサーベイランスの結果は横浜市衛生研究所ホームページに掲載されています http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/idsc/pathogen/#byougentai (検査・調査結果に関する情報) 蚊が媒介する感染症が世界的に多く報告されています。特に熱帯・亜熱帯地域 ではマラリア、デング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症などに注意が必要 です。 海外渡航を予定している方は、渡航先での感染症の発生状況を 確認し、安全で快適に滞在・帰国できるように、蚊に刺されない 対策などで感染を予防しましょう。 ★旅行前に渡航先で流行している感染症をチェック!! 厚生労働省検疫所 FORTH http://www.forth.go.jp/ <帰国後の注意> 感染していても症状が出るまでに時間がかかる場合がありますので、発熱など の症状がなくても、帰国後概ね 1 週間は蚊に刺されないよう注意しましょう。 もしも具合が悪くなったら、市販の解熱鎮痛剤などは服用せず、すぐに病院を 受診しましょう。問診では、渡航先・滞在期間・現地での飲食状況・渡航先での活 動内容・動物との接触の有無などを医師に伝えましょう。 蚊媒介感染症と診断されたら、不要な外出を避ける、長そで・長ズボンを着用 する、虫よけ剤を使用するなど、蚊に刺されることのないよう特に注意するととも に、献血はしないようにしましょう。 表4.国内デング熱感染患者報告数(海外渡航者) 平成 26 年 平成 27 年 179 人(20 人) 292 人(20 人) ( )は、横浜市内の患者数

海外渡航時に気を付けること

海外渡航中に デング熱に感染する人が 増えています! ヒトスジシマカ

(10)

8 受水槽とは、マンション等に設置されている飲料水を貯めておくタンクのことです。 法律や条例で定期的な清掃等の維持管理が義務付けられており、管理を怠ると、飲料水 が汚染され、健康被害を招く恐れがあります。 また、受水槽は種別によって定期的な管理状況検査の受検が義務付けられているものと、 自己点検を実施する必要があるものとがあります。管理状況検査や自己点検により、ひび 割れや漏水などの不適合を速やかに発見して改善することで、飲料水が不衛生な状態にな ることを未然に防ぐことができます。 平成 28 年度は、管理状況検査の受検義務があるにもかかわらず受検していない施設に 対して、受検するよう指導を行います。また、自己点検を実施する必要があるにもかかわ らず未実施の施設に対して、実施して結果を報告するよう指導します。 管理状況検査等の結果、衛生上問題があった施設に対しては、改善するよう指導を行い、 市民の皆様に安心して受水槽水を利用していただけるよう努めます。 実施期間:平成 28 年4月から平成 29 年3月まで 受水槽は、その有効容量(槽の中に実際に入っている水の量)に よって簡易専用水道と小規模受水槽水道という種類に分かれます。 小規模受水槽水道は、その設置形態等によって求められる維持管理 が変わります。 表5.受水槽の種類 種別 受水槽の有効容量 及び設置形態等 (設置件数:平成 28 年 1 月末現在) 必要な管理 受水槽の清掃 管理状況検査等 簡易専用水道 10m3超(7,293 件) 1 年以内に 1 回実施する こと 管理状況検査を 1 年以内に 1 回受検すること 小規模受水槽水道 8m3超(1,088 件) 8m3以下(地下式:465 件) 8m3以下 (床上式・ピット式 :6,431 件) 自己点検を実施すること

受水槽の種類と維持管理

(11)

9

管理状況検査

管理状況検査とは、受水槽の亀裂や漏水の有無などの水槽の状態や、ゴミが無いか などの水槽周囲の状況、マンホールや防虫網の確認、簡易な水質検査などといった、 受水槽の総合的な管理状況を確認する検査です。 検査は、専門的な知識を持つ検査員が行います。 受検義務のある受水槽の設置者の方は、1年以内に1回この検査を受けなければな りません。

自己点検

受水槽の自己点検は、管理状況検査の受検義務がない小規模受水槽水道の設置者等 が、自ら点検するものです。 点検項目 1 飲み水に異常があるか 2 水槽周辺はきれいな状態であるか 3 水槽本体に穴、隙間、亀裂がないか 4 水槽上部に水たまり、不要物がないか 5 水槽内にさび、異物がないか 6 マンホールは防水密閉型であるか 7 マンホールに鍵は付いているか 8 通気管の防虫網があるか 9 オーバーフロー管に防虫網があるか 10 オーバーフロー管、水抜き管に排水口空間があるか マンホールの状態 通気管の状態 カギがついているか 防虫網はあるか 水槽本体の 状態 防虫網はあるか 水槽周辺の状態 オーバーフロー管 の状態

①施設検査

(62項目) 亀裂や漏水がないか 他

②水質検査

6項目) 色・色度・濁度・臭気 味・残留塩素

③書類検査

(4項目) 清掃記録があるか 他

管理状況検査と自己点検

受水槽管理状況検査の検査項目

検査項目は、飲料水の汚染を防 止するために、設置者等が日常点 検の一環として実施できる 10 項 目となっています。

(12)

10 旅館・ホテルなど、宿泊料を受けて人を宿泊させる営業を行う場合、旅館業法に基づき 営業の許可を受ける必要があります。保健所は、営業の許可にあたり、公衆衛生及び善良 風俗の保持の観点から施設の構造設備、設置場所及び申請者について審査を行っています。 また、営業開始後にも法令に基づく衛生管理や安全対策を講じることが営業者の義務と して定められています。 横浜市内には約 370 件の旅館業施設があり、保健所(各区福祉保健センター)が計画 的に立入検査を実施しています。その他、旅館業施設で火災事故等が発生した場合には、 甚大な被害につながる恐れがあることから、消防局・建築局との連携にも努めています。

(1) 旅館業施設への監視指導

保健所(各区福祉保健センター)が立入検査で確認する内容は、施設の清掃や寝具類の 保管状況のほか、宿泊者の入室確認(対面での宿泊受付)や宿泊者名簿の記載の状況、施 設変更の有無まで多岐に渡ります。 旅館業法では、宿泊客と対面して宿泊受付を行うこと及び宿泊者名簿を記載することが 義務付けられていますが、近年、これらが十分に行われていない施設が見受けられます。 また、構造設備の変更について保健所(各区福祉保健センター)に届出がされていない事 例も多くなっています。 宿泊者との対面及び宿泊者名簿の記載は、営業者が宿泊者を直接確認・記録をするため に重要な事項です(下記コラム参照)。また、変更事項についての適切な届出は、消防法や 建築基準法など他法令での違反による重大事故を防ぐためにも重要です((2)参照)。 そのため、これら3点について、立入検査時に重点的な指導を行います。 実施期間:平成 28 年4月から平成 29 年3月まで

(2) 消防局・建築局との連携

横浜市では以前から、営業許可申請時や施設変更時に消防局・建築局と情報の共有を行 ってきましたが、引き続き、施設情報の共有及び必要に応じた合同調査等を行い、改善が 必要な施設に速やかに対応します。 旅館業法では、宿泊者が伝染性の疾病にかかっていると明らかに認められる場合や、 違法行為又は風紀を乱す行為をするおそれがある場合等を除いて、宿泊を拒むことが制 限されています。これらについて確認するため、宿泊者の入室確認(対面での宿泊受付) を行います。 また、宿泊者名簿については、旅館業施設において感染症が 発生した場合の感染経路の特定や、テロ等の不法行為を未然に 防止する対策の一環として、宿泊者名簿に宿泊者の氏名、住所、 職業、到着日時、出発日時、年齢、国籍及び旅券番号を記載する ことが義務付けられています。

なぜ、宿泊者との対面や宿泊者名簿が必要なの?

(13)

11

(3) その他(民泊サービスの動向に応じた対応)

個人が住宅の空室等に有料で宿泊させるいわゆる「民泊」は、旅館業法に基づく旅館業 に該当し、営業許可が必要となります。

(14)

12 狂犬病は、犬だけではなくすべての哺乳類に感染し、一度発病するとほぼ 100 パーセ ント死に至る恐ろしい病気です。昭和 32 年以降国内での発生は見られませんが、世界各 地では未だに毎年数万人が狂犬病で命を落としています。 現在国内での発生がないのは、昭和 25 年以降予防注射の徹底など適切な措置が取られ たためです。しかし、交通機関の発達により、いつ日本に侵入してもおかしくない状況に あり、予防対策の重要性はますます高まっています。 狂犬病は世界的にも犬から人に感染するケースが圧倒的に多いため、飼い犬がワクチン の予防接種を受けておくことにより、万が一の侵入時に流行を防ぐことができます。 そこで、犬の飼い主に対して狂犬病予防注射の必要性を周知することや、犬の登録及び 狂犬病予防注射済票交付の各手続きを動物病院等で行えるよう委託化して市民の利便性向 上を図ること、及び予防注射未接種の犬の飼い主に対して接種を勧奨することにより、犬 の登録・予防注射接種率の向上を図っていきます。 実施内容:未登録の犬の飼い主へ登録するよう指導するとともに、既に死亡している 犬の登録を抹消する等の登録原簿の正確性の確保を行います。 また、様々な機会を捉えた犬の登録、狂犬病予防注射、鑑札等の装着義務の 啓発を推進します。 実施期間:平成 28 年4月から平成 29 年3月まで

鑑札

狂犬病予防注射済票

※年度ごとに 色が異なります。 狂犬病のまん延を防止するには、犬の飼養状況と予防注射の接種状況を把握すること が必要です。 このため、狂犬病予防法において犬の飼い主には犬の登録と予防注射の接種が義務付 けられています。 登録は犬の生涯1回、狂犬病予防注射は毎年1回です。 鑑札、狂犬病予防注射済票の交付は区役所生活衛生課窓口、横浜市の委託を受けた動 物病院(または、ペットショップ(鑑札交付のみ))、出張注射会場で受けられます。

犬の登録と狂犬病予防注射

(15)

13

1 環境衛生営業施設の監視指導

環境衛生営業施設(※)の立入検査を行い、各施設における衛生の確保と自主衛生管理 の推進を図ります。 実施期間:平成 28 年4月から平成 29 年3月まで 実施内容:対象施設に立ち入り、施設の管理状況や衛生状態を確認します。不適事項 があった場合は改善するよう指導を行うとともに、必要に応じて、改善状況 を確認します。 対象施設:環境衛生営業施設 約 4,100 件 ※旅館・ホテル、興行場、公衆浴場・温泉、海水浴場・プールは年 1 回、その他の施設は 実状に応じた回数を目安とし、立入検査を実施します。 市民の皆様の生活に密接な関係をもち、衛生管理徹底のため関係法令に基づく営業許可等 を必要とする施設をいいます。各区福祉保健センターでは環境衛生営業施設の許可・確認を 行うとともに、営業開始後の監視指導を実施し、施設の衛生を確保しています。 表6.市内環境衛生営業施設数(平成 28 年 1 月末現在) 旅館・ホテル 興行場 公衆浴場・温泉 理容所 美容所 371 件 87 件 402 件 1,814 件 4,205 件 クリーニング所 墓地・火葬場・納骨堂 海水浴場・プール 畜舎・化製場等 1,994 件 2,876 件 161 件 201 件 ※

環境衛生営業施設とは?

理容所 美容所 クリーニング所 旅館・ホテル 興行場 (競技場・映画館など) 公衆浴場・温泉 火葬場・墓地 納骨堂 海水浴場・プール 畜舎・化製場等

(16)

14

2 特定建築物・建築物登録業の監視指導

(1) 特定建築物の監視指導 横浜市には多くの人が利用する大規模なオフィスビルやショッピングセンターな どが数多くあり、これらの建物の多くは、建築物衛生法(※)に基づく特定建築物として、 衛生的な環境を確保するための維持管理が義務付けられています。維持管理の内容は、 施設の清掃、空気環境の管理、ねずみ・昆虫等の発生防止など多岐にわたります。 特定建築物の維持管理状況に関する立入検査等を行い、衛生的な環境が確保されて いるか監視指導を実施します。 実施期間:平成 28 年4月から平成 29 年3月まで 実施内容:・対象施設から年間管理計画書等を提出してもらい、計画内容の確認・ 指導を行います。 ・施設の立入検査を実施し、維持管理状況の確認・指導を行います。 対象施設:特定建築物 約 470 件 (※)建築物における衛生的環境の確保に関する法律 (2) 建築物登録業の監視指導 特定建築物のような大規模な建築物では、多くの場合、施設の清掃や空気環境測定、 ねずみ・昆虫等の発生防止などの維持管理を専門の事業者に委託しています。 委託を受ける事業者は、次の8業種について、建築物衛生法に定める基準を満たす 場合、市長の登録を受けることができます(建築物登録業)。 ・建築物清掃業 ・建築物空気環境測定業 ・建築物空気調和用ダクト清掃業 ・建築物飲料水水質検査業 ・建築物飲料水貯水槽清掃業 ・建築物排水管清掃業 ・建築物ねずみ昆虫等防除業 ・建築物環境衛生総合管理業 これら建築物登録業の営業所に対し立入検査を行います。 実施期間:平成 28 年4月から平成 29 年3月まで 実施内容:対象施設の立入検査を行い、登録要件を満たし、建築物の維持管理を適 切に行っているかについて、確認・指導します。 対象施設:建築物登録業の営業所 約 160 件 表 6 . 市 内 特定建築物・建築物登録業件数(平成 28 年1月末現在) 特定建築物 建築物登録業 1,415 件 476 件

(17)

15

3 水道関係施設の監視指導

(1) 専用水道・簡易給水水道の監視指導 専用水道とは、地下水や水道水を利用した大規模なマンションやビルに給水する 水道施設のことです。また、簡易給水水道とは、地下水を利用する水道施設のうち 専用水道以外の施設のことです。専用水道や簡易給水水道により供給される飲料水 の衛生を守るために、立入検査を実施します。 実施期間:平成 28 年4月から平成 29 年3月まで 実施内容:対象施設に立ち入り、衛生管理状況を確認します。不適事項があった 場合は、管理者等に改善指導を行います。 対象施設:専用水道・簡易給水水道 約 165 件 表8.市内専用水道・簡易給水水道施設数(平成 28 年1月末現在) 専用水道 簡易給水水道 153 件 12 件 (2) 水質事故等への対応 受水槽の水質異常を原因とする健康被害が懸念される事故が万が一発生した場 合は、速やかに原因を究明し、適切な対策を講じることを施設管理者等に指導しま す。(受水槽については、p.8を参照)

4 家庭用品の試買検査(健康福祉局生活衛生課)

家庭用品規制法(※)では、防虫加工剤、防菌防かび剤及び染料等に使用される有害物 質(ホルムアルデヒド、有機水銀化合物、アゾ化合物等)について、製品への含有量 等を規制しています。 基準を超える有害物質を含有する家庭用品が販売されていないか確認するため、家 庭用品販売施設に立ち入り、繊維製品(ベビー服、下着等)や家庭用化学製品(住宅 用洗浄剤、エアゾル製品等)の試買及び検査を実施します。 基準に違反していた場合は、製造・小売業者等へ回収や販売中止等の指導を行います。 実施期間:平成 28 年6月から平成 28 年 12 月まで 対象施設:市内の家庭用品販売施設 約 10 件 (※)有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律 衣類や洗浄剤など私達が日常生活で使用している様々な生活用品をいいます。 そのうち、衣類や寝具などの繊維製品、接着剤、洗浄剤、塗料などは、家庭用品規 制法により、有害物質の含有量、溶出量又は発散量について規制を受けています。 ただし、医薬品、化粧品、おもちゃ、食器、食品など、他の法律により、安全対策 がとられているものは家庭用品規制法の対象外です。

家庭用品とは?

(18)

16

5 動物取扱業の監視指導

市内でペットショップやペットホテルなど、動物を取り扱う業を営むには、「第一種動 物取扱業者」として市に登録し、環境省令で定められた基準を守り、適正な動物の取扱 いをすることが求められます。 動物の適正な飼養管理の啓発指導や、第一種動物取扱業者の遵守事項の周知及び確認 を主な目的として、定期的な監視を行います。 実施期間:平成 28 年5月から平成 29 年2月まで 実施内容:第一種動物取扱業者に対し、販売時や譲渡時の事前説明、動物の飼養保管、 施設の衛生管理、動物の輸送等の適正な実施について、監視、指導を行いま す。犬猫等販売業者に対しては定期報告の届出が確実に実施されるよう周知 を図ります。 対象施設:第一種動物取扱業 約 450 件

展示

販売

訓練

貸出

保管

○ペットショップ ○輸入業者など ○ペットトリマー ○ペットホテルなど ○レンタル業者など

その他

○訓練・調教業者など ○動物園・水族館など ○動物オークション ○老犬・老猫ホームなど

第一種動物取扱業とは?

動物(哺乳類、鳥類、爬虫類に属するもの)の「販売」、「保管」、「貸出」、「訓練」、 「展示」、「その他政令で定める取扱い」を業として行うことです。 第一種動物取扱業を営む場合は届出をし、市長の登録を受ける必要があります。 市内第一種動物取扱業件数:1,499 件 (平成 28 年 1 月末現在)

(19)

17

1 温 泉 実 態 調 査

神奈川県からの依頼により、温泉法に基づく許可を受けている市内の源泉及び温泉 利用施設について、実態を把握するため、温泉の利用量(揚湯量)及び利用状況など の調査を行います。 実施期間:平成 29 年1月から平成 29 年3月まで 対象施設:温泉法に基づく許可を受けている源泉(69 件) 及び温泉利用施設(64 件)(平成 28 年1月末現在)

2 ドライクリーニング溶剤の使用管理状況に関する調査

厚生労働省からの依頼に基づき、ドライクリーニング用の溶剤を使用して洗濯を行 っているクリーニング店における溶剤の使用状況や管理方法等の実態を把握し、適切 な使用管理について指導することを目的に調査を行います。 実施期間:平成 28 年9月から平成 28 年 12 月まで 対象施設:平成 28 年9月1日時点で営業しているドライクリーニング溶剤を 使用するクリーニング所(約 550 件)

3 新 た な 出 張 理 美 容 制 度 の 周 知 及 び 実 態 調 査

内閣府が中心となって進めている規制改革では、「理美容サービスの利用者ニーズに 応える規制の見直し」として、出張理美容を利用できる対象者や出張理美容を実施でき る理容師・美容師の範囲を拡大すること等が示されており、平成 28 年 3 月までに措置 がとられることとなっています。 出張理美容を利用したいと考える方や出張理美容を実施したいと考える理容師・美容 師が、新たに示される出張理美容の制度について正しく理解し、制度が十分に活用され るように周知を行います。 また、出張理美容を実施している理容師・美容師や社会福祉施設を対象に、施術に使 用する器具の消毒や施術を行う場所などの衛生管理について調査を実施します。 実施期間:平成 28 年6月から平成 28 年 12 月まで 出張理美容とは、高齢や疾病などの理由により外出が困難な方を対象に、理容師 又は美容師が自宅や社会福祉施設、病院などに出向いて髪のカット・パーマ、髭剃 り(理容師のみ可能)などの作業をすることです。 通常は理容師・美容師は理容所・美容所の店舗でしか作業ができ ませんが、高齢や疾病などで外出が困難な方も理美容サービスを受 けられるようにするための制度です。 高齢社会を迎えている現在、これらの方が自宅や施設にいながら 身だしなみを整えることができるため、利用を希望する方が今後増 えていくことが考えられ、制度を正しく理解した上で活用すること が重要となっています。

出張理美容とは?

(20)

18

4 遊 離 残 留 塩 素 低 検 出 施 設 に 対 す る 啓 発

簡易専用水道や小規模受水槽水道のうち給水末端の遊離残留塩素濃度が低かった施 設の設置者や管理者に対して、衛生的な飲料水が安定して供給されるように改善の啓 発を行います。 実施期間:平成 28 年6月から平成 29 年1月まで 対象施設:市内の簡易専用水道及び小規模受水槽水道のうち、平成 27 年度の 管理状況検査で給水末端における遊離残留塩素濃度が低かった施設

5 市 内 冷 却 塔 の 維 持 管 理 状 況 に 関 す る 実 態 調 査 ・ 啓 発

特定建築物に設置された冷却塔は、維持管理方法が建築物衛生法で定められており、 また高齢者施設等「横浜市レジオネラ症防止対策指導要綱」の対象施設に対しては、 同要綱に基づき冷却塔等の維持管理方法について指導・啓発を実施しています。 しかし、この他にもレジオネラ属菌の温床となりうる冷却塔を保有している施設は 多数存在します。 そこで、特定建築物やレジオネラ症防止対策事業等の対象になっていない施設にお ける冷却塔の維持管理状況について実態調査を行うとともに、レジオネラ属菌等の水 質検査を実施します。また、実施した結果に基づき、冷却塔の維持管理方法等につい て周知啓発を行います。 実施期間:平成 28 年 9 月から平成 28 年 12 月まで 対象施設:市内の冷却塔保有施設 私たちが使用している水道水には消毒剤として塩素が添加されており、 水道中で「遊離残留塩素」という形で存在しています。 簡易専用水道や小規模受水槽水道といった受水槽に供給される水道水には 0.1 ㎎/L 以上の遊離残留塩素が含まれており、受水槽の水が病原性微生物に汚染され るのを防いでくれています。

遊離残留塩素とは?

冷却塔とは?

ビルの空調設備である冷凍機の冷却 水を冷却するために用いられていま す。室外(屋上等)に設置されている ことがほとんどであることや冷却水が 直接外気に触れて冷却される仕組みの ため、もしレジオネラ属菌が冷却塔内 で増殖していた場合はエアロゾルとと もに空中へ飛散させてしまう恐れがあ ります。 冷却塔

(21)

19

1 生活環境に関する相談

区の福祉保健センターには、環境衛生関係施設の衛生に関する相談のほか、ネズミ・ 昆虫等の駆除に関することなど、身の回りの生活環境に関する相談も多く寄せられます。 市民の皆様から寄せられる昆虫に関する相談では、ハチの巣の駆除に関することが一番 多く、平成 27 年度は 5,818 件(平成 28 年 1 月末現在)にのぼりました。この他、ネズ ミ、トコジラミ等についても相談を受け付けています。 ネズミやトコジラミに関する相談も毎年多く寄せられています(平成 27 年度の 相談受付件数(平成 28 年 1 月末現在):ネズミ 1,473 件、トコジラミ 280 件)。 ネズミは、食中毒を起こすサルモネラ菌を媒介したり、家具や電気コード等をか じるなどといった被害を起こします。 トコジラミは、別名「ナンキンムシ」とも呼ばれ、主に夜間活動し、寝ている人 の手足などを刺し吸血します。 駆除方法等でお困りの際は、お住まいの区の福祉保健センター生活衛生課へ ご相談ください。 Q.横浜市ではハチの巣の駆除をするの? → A.ハチの巣の駆除は行っていません。 ハチの種類に応じた対処法や、自主駆除を行う場合の適切な方法についてご案内しています。また、 駆除機材等の貸出も行っています。 スズメバチの初期巣 (4月~5月頃) 直径約7cm とっくりのような形 女王バチ1匹で産卵・巣作り をしている。 スズメバチの巣 (9月~10 月頃) 直径約 20~30cm ボールのような形 働きバチも多くおり、刺激 すると危険な状態。

ネズミ・トコジラミに注意!

だんだんと大きく なっていきます! ※ハチに刺された場合、すぐにその場 から離れ、傷口を流水で洗うか、ぬれ 手ぬぐいをあてます。傷口は氷や湿布 などで冷やしましょう。 症状が改善しない場合は、医療機関で 診察をうけるようにしてください。 写真提供: (一財)日本環境衛生センター ドブネズミ トコジラミ スズメバチの巣について

(22)

20

2 住まいの衛生に関する相談

近年、住宅の高気密化に伴う換気量の低下や化学物質を放散する建材・内装材の使用 により、新築・改築後に、化学物質による室内空気汚染が起こり、居住者に様々な体調 不良が生じていることが指摘されています。新築・改築後だけでなく、壁紙の張り替え などの内装リフォームが原因となることもあります。 「シックハウス症候群」は、新築やリフォーム後の住居等に入居した人に、喉の痛み や吐き気、めまい、頭痛等の健康影響が生じることをいい、建築材料から発生するホル ムアルデヒドなどの揮発性有機化合物が原因の一つと考えられています。 区福祉保健センターではシックハウス症候群をはじめ、ダニやカビ、結露など住まい に関する相談を受け付け、快適な住まい方について助言しています。 また、ホルムアルデヒドの簡易測定用吸引ポンプの貸出しを行っています。

3 災害時の生活用水衛生対策

横浜市では、災害発生時に上水道が復旧するまでの間、市内にある井戸の水を地域の 方々の生活用水(飲用以外)として活用できるよう、「災害応急用井戸」を指定してい ます。また、水害時の衛生対策として、家屋等が浸水した場合の消毒方法等についての 助言も行います。

災害応急用井戸とは?

災害応急 用井戸 設置者 の 家には 左のプレ ートを 掲示し て いただい ていま す。 災害応急用井戸の マーク(水滴の形) 井戸水は周囲の環境変化によって、水質が左右されることがあり、また有害物質によ り汚染を受けることもあります。井戸水の飲用利用は控え、トイレ洗浄・散水・洗濯等 の生活用水として使用するようにしましょう。 市民の皆様が所有(管理)する井戸を、お申し出により災害応急用井戸として指定さ せていただき、災害時に地域の方々へ井戸水を提供していただくものです。 指定した災害応急用井戸については、定期的な簡易水質検査を実施し、生活用水とし ての水の清浄度を確認しています。横浜市では、2,656 件(平成 27 年9月末現在)の 井戸が災害応急用井戸に指定されています。 指定されている井戸の所在地は、各区福祉保健センター生活衛生課で確認できるほか、 わいわい防災マップでも確認できます。 (http://wwwm.city.yokohama.lg.jp/横浜市行政情報提供システム HP)

(23)

21 環境衛生関係施設において、店舗の良好な衛生状態を保持するためには、設備の基 準や衛生的な取扱いを遵守することが重要です。さらに、利用者の方に信頼され、選 択されるサービスを提供するためには、営業者自らが店舗の衛生向上に取り組む意識 を高める必要があります。 そこで、営業者が利用者の立場で更なる衛生向上を図るため、営業者による自主衛 生点検(衛生的取扱いのチェック)や自主衛生検査(理容所・美容所のはさみなどの 消毒状況のチェック)を支援します。 また、横浜市生活衛生協議会(※)やその他環境衛生関係団体が実施する衛生講習 会等の事業についても支援していきます。

1 横 浜 市 生 活 衛 生 協 議 会 へ の 支 援

横浜市生活衛生協議会会員が実施している自主衛生管理事業について、器具の消毒 状況の検査等の自主衛生検査実施について助言を行います。 また、横浜市生活衛生協議会は、横浜市の訪問理美容サービス事業を受託していま す。 訪問理美容サービスを行うにあたり、横浜市生活衛生協議会では会員に衛生管理等 の講習会を開催していることから、本市ではこれに協力し、安全かつ衛生面を損なわ ない訪問理美容業務ができるよう、指導助言を行います。

2 優 良 施 設 等 の 表 彰

横 浜 市 保 健 所 長 表 彰 環境衛生関係営業者の自主衛生管理意欲を高め、衛生管理水準の一層の向上を図る ことを目的として、衛生管理状態が良好で環境衛生の向上に特に功労のあった施設を 表彰します。 平成 27 年度の横浜市保健所長表彰について 市内の旅館・公衆浴場・理容所・美容所・クリーニング所の店舗(計 8,688 件)のう ち、特に衛生管理が良好な店舗について、表彰を行いました(40 件)。 ※ 横浜市生活衛生協議会とは 行政との連携のもと、会員の自主的努力により、施設の衛生管理の推進と業界の発 展を図ることにより、公衆衛生の向上に寄与する目的で設立されました。 会員は、環境衛生営業施設である理容業、美容業、クリーニング業、公衆浴場業、 旅館業の5業種で組織されています。

(24)

22 環境衛生営業施設等に関する許認可や立入検査による衛生状態の確認、必要に応じた改善指導を行いま す。また、レジオネラ症防止対策として、社会福祉施設や公共施設に対する立入調査や適切な維持管理の 啓発・指導を行っています。 その他、住まいの衛生に関する相談、ハチやネズミ、ゴキブリ等の衛生害虫に関する相談や、ペットの 適正飼育に関する相談に対応しています。 (※ 栄区・泉区・瀬谷区は生活衛生係、青葉区は環境衛生担当) 環境衛生に関する事業及び職員の研修等の企画立案及び実施に関することや、福祉保健センター、衛生 研究所等との調整、国や他の自治体等との連絡調整、事業実施に関する予算調整等の業務を行います。 また、墓地、納骨堂に関する許可、温泉利用に関する許可、家庭用品の試買検査等を行います。その他、 環境衛生関係に関するホームページの管理など、市民や事業者等への環境衛生に関する知識の普及啓発、 市民ニーズの集約等を行います。 横浜市動物愛護センターは、動物愛護の精神や適正飼育の啓発を行い「人と動物が共に快適に暮らせる 環境づくり」を推進する拠点です。動物関係団体や市民ボランティア等との協働により運営を推進し、収 容動物が可能な限り譲渡されることを目指すとともに、市民の自主的活動を支援する交流の場としていま す。 動物の愛護・適正飼育普及啓発事業、猫の不妊去勢手術推進事業、犬猫のマイクロチップ装着推進事業、 収容動物の譲渡事業、狂犬病予防事業、飼い主のいない猫を適正に管理する地域猫活動モデル事業、災害 時のペット対策等の業務を行います。 また、動物取扱業の登録、特定動物の飼養に関する許可、犬の登録等事務を行います。その他、市民や 事業者等への動物愛護及び管理に関する知識の普及啓発、市民ニーズの集約等を行います。 横浜市における検査研究機関として、保健所及び区福祉保健センターからの依頼を受け、市内の公衆浴 場、水浴場等環境衛生関係施設で採水した検体の理化学・細菌検査や、水質事故等の原因究明のための検 査、家庭用品の検査、衛生害虫の同定検査等を行うとともに、保健所及び区福祉保健センターの技術的な 支援、最新情報の提供等を担います。

健康福祉局 健康安全部 (保健所)

区福祉保健センター 生活衛生課 環境衛生係

(保健所支所)

横浜市衛生研究所

生活衛生課 横浜市動物愛護センター

(25)

福祉保健センター 住所 電話番号 FAX 番号 鶴見 〒230-0051 鶴見区鶴見中央三丁目 20 番1号 (510)1845 (510)1718 神奈川 〒221-0824 神奈川区広台太田町3番地の8 (411)7143 (411)7039 西 〒220-0051 西区中央一丁目5番 10 号 (320)8444 (320)2907 中 〒231-0021 中区日本大通 35 番地 (224)8339 (681)9323 南 〒232-0024 南区浦舟町2丁目33番地 (341)1192 (341)1189 港南 〒233-0004 港南区港南中央通 10 番1号 (847)8445 (846)5981 保土ケ谷 〒240-0001 保土ケ谷区川辺町2番地の9 (334)6363 (333)6309 旭 〒241-0022 旭区鶴ヶ峰一丁目4番地の 12 (954)6168 (952)1504 磯子 〒235-0016 磯子区磯子三丁目5番1号 (750)2452 (750)2548 金沢 〒236-0021 金沢区泥亀二丁目9番1号 (788)7873 (784)4600 港北 〒222-0032 港北区大豆戸町 26 番地の1 (540)2373 (540)2342 緑 〒226-0013 緑区寺山町 118 番地 (930)2368 (930)2367 青葉 〒225-0024 青葉区市ケ尾町 31 番地の4 (978)2465 (978)2423 都筑 〒224-0032 都筑区茅ケ崎中央 32 番1号 (948)2358 (948)2354 戸塚 〒244-0003 戸塚区戸塚町 16 番地の 17 (866)8476 (866)2513 栄 〒247-0005 栄区桂町 303 番地の 19 (894)6967 (895)1759 泉 〒245-0016 泉区和泉町 4636 番地の2 (800)2452 (800)2516 瀬谷 〒246-0021 瀬谷区二ツ橋町 190 番地 (367)5752 (367)2843 各区福祉保健センター 生活衛生課環境衛生係(担当) 一覧 港北区 鶴見区 神奈川区 緑区 青葉区 都筑区 西区 泉区 瀬谷 区 中区 南区 港南区 磯子 区 金沢区 栄区 戸塚区 保土ケ谷区 旭区 …区福祉保健センター生活衛生課 …横浜市衛生研究所 …健康福祉局健康安全部生活衛生課 …横浜市動物愛護センター

(26)

平成 28 年度 横浜市環境衛生業務実施計画

編集・発行 横浜市健康福祉局生活衛生課

発行年月 平成 28 年3月

参照

関連したドキュメント

過水タンク並びに Sr 処理水貯槽のうち Sr 処理水貯槽(K2 エリア)及び Sr 処理水貯槽(K1 南エリア)の放射能濃度は,水分析結果を基に線源条件を設定する。RO

過水タンク並びに Sr 処理水貯槽のうち Sr 処理水貯槽(K2 エリア)及び Sr 処理水貯槽(K1 南エリア)の放射能濃度は,水分析結果を基に線源条件を設定する。RO

この国民の保護に関する業務計画(以下「この計画」という。

出す タンクを水平より上に傾けている 本体を垂直に立ててから電源を切 り、汚水がタンクの MAX 印を超え

当初申請時において計画されている(又は基準年度より後の年度において既に実施さ

○池本委員 事業計画について教えていただきたいのですが、12 ページの表 4-3 を見ます と、破砕処理施設は既存施設が 1 時間当たり 60t に対して、新施設は

(1) 汚水の地下浸透を防止するため、 床面を鉄筋コンクリ-トで築 造することその他これと同等以上の効果を有する措置が講じら

建築物空気調和用ダクト清掃業 建築物飲料水水質検査業 建築物飲料水貯水槽清掃業 建築物排水管清掃業 建築物ねずみ昆虫等防除業 建築物環境衛生総合管理業. 清 空 ダ 水 貯