ジャポニスム 2018 の開催準備等に関する関係府省連絡会議
(第1回)
議 事 次 第
日時:平成 28 年6月3日(金)
11 時 00 分~11 時 40 分
場所:官邸2階小ホール
1 開 会
2 世耕内閣官房副長官挨拶
3 議 事
(1)ジャポニスム 2018 の開催準備等に関する関係府省連絡会議運営要領
(案)について
(2)ジャポニスム 2018 の趣旨及び政府の検討体制について
(3)ジャポニスム 2018 の検討状況等について
(4)その他
4 閉 会
《配布資料》 資料1 ジャポニスム 2018 の開催準備等に関する関係府省連絡会議運営要領 (案) 資料2 ジャポニスム 2018 の開催準備等に関する関係府省連絡会議の開催に ついて(平成 28 年6月2日内閣総理大臣決裁) 資料3 第3回「日本の美」総合プロジェクト懇談会 津川座長・総理発言(抜粋) 資料4 日仏首脳会談概要(ジャポニスム 2018 関係抜粋) 資料5 ジャポニスム 2018 について(イメージ) ≪参考資料≫ ○イタリアにおける「日本仏像展」の開催について資料1
平成 28 年6月3日
ジャポニスム 2018 の開催準備等に関する関係府省連絡会議運営要領
(案)
ジャポニスム 2018 の開催準備等に関する関係府省連絡会議(以下
「連絡会議」という。)の運営については、この運営要領の定めると
ころによるものとする。
1.連絡会議は非公開とし、会議終了後、議事要旨及び連絡会議で配
布された資料を速やかに公表する。ただし、議長が特に必要と認め
るときは、議事要旨又は配布資料の全部又は一部を公表しないも
のとすることができる。
2.連絡会議終了後、原則として、連絡会議の事務局が記者ブリーフ
を行い、議事内容を説明するものとする。
資料2 ジャポニスム 2018 の開催準備等に関する関係府省連絡会議の開催について 平 成 2 8 年 6 月 2 日 内 閣 総 理 大 臣 決 裁 1 現在、日仏間においては、日仏友好 160 周年である 2018 年(平成 30 年) に、日本文化の粋を集め、その多様かつ普遍的な魅力を発信する「ジャポニス ム 2018」をパリで開催することが合意されているが、今後、その具体化及び 開催準備並びにその後の展開等に関し、2020 年東京オリンピック・パラリン ピック競技大会の機運醸成や訪日外国人観光客の拡大等も見据えつつ、関係 府省の緊密な連携を図りながら政府全体の総合調整を行うため、ジャポニス ム 2018 の開催準備等に関する関係府省連絡会議(以下「連絡会議」という。) を開催する。 2 連絡会議の構成は、次のとおりとする。ただし、議長は、必要があると認め るときは、関係者の出席を求めることができる。 議長 内閣官房副長官(参) 議長代行 内閣官房副長官(事務) 副議長 内閣官房副長官補(内政担当) 内閣官房副長官補(外政担当) 構成員 内閣官房内閣審議官(内閣官房副長官補付) 内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会 推進本部事務局企画・推進統括官 内閣府知的財産戦略推進事務局次長 総務省情報通信国際戦略局長 外務省国際文化交流審議官 国税庁長官官房審議官 文化庁次長 農林水産省食料産業局長 経済産業省商務情報政策局長 観光庁次長 3 連絡会議の庶務は、外務省及び文化庁の協力を得て、内閣官房において処理 する。 4 前各項に定めるもののほか、連絡会議の運営に関する事項その他必要な事 項は、議長が定める。
資料3
第3回「日本の美」総合プロジェクト懇談会(平成28年4月7日)
1.津川座長御発言概要(議事要旨より抜粋) ○「願わくば花の下にて春死なん、その如月の望月のころ」。 桜。日本のシンボルであり、春を代表する花、桜。人間と人間の社会がどれだ け変化しようと、春が来れば必ず桜が咲く。どんなことがあっても、守られる 約束。義を重んじる、美しくもたくましい花。桜には、四季を迎え、送り出す、 地球を動かしているような力強さがある。そんな桜を見て、日本人は、「何で、 自分はこんなに悲しいのに、こんなにもきれいな花が咲くのか」と思う。これ が日本の美意識、無常感である。 ○国際社会の日本の存在感の向上を使命とし、ジャポニズム2018を行いたい。 「ジャポニズム2018」では、個別の作家やジャンルの展示をするのではなく、 こうした日本の美意識そのものを提示したい。開催地は仮定であり、まだアイ デアの段階のものとして考えている。 ○文化には経済力、軍事力以上の力がある。「あれだけの文化を持っている日本 が、今、こう言っている」というふうになれば、日本のわずかな発言や行動が 世界の人々の記憶に残るようになる。日本の美意識が世界に浸透するほど、 「メード・イン・ジャパン」と書かれたものの価値は高くなる。日本のサービ ス業も、そのよさを感じさせることができる。あらゆる活動の基礎となる力が 文化の力である。あえて言う。「文化はもうかるのだ」と。 ○異物の混在と、その調和。例えば、食。ハンバーグもカレーもカツレツもラー メンもパスタもと、日本人は世界中の食をつくりかえ、取り入れてきた。文字 もそう。平仮名、片仮名だけではなく、漢字もアルファベットも絵文字もと、 今、この瞬間も使いこなしている日本語は際限なく増え続けている。何かを得 るために何かを捨てることをしなかった国。その結果として、日本には驚くほ ど豊かな文化が生まれてきた。今、世界中の多くの問題が、異物を排除するこ とで引き起こされている。一方で、異物が調和している日本の考えは、世界に 気づきを与えるはず。 ○異物の混在と調和をベースとした文化をどう見せていけばいいか。日本人は、 命が生と死の矛盾で支えられているように、あらゆる物事を互いに矛盾する、 相反する2つで捉えてきた。いわば、絶対的な相対主義者。この日本人ならで資料3 はの2つで1つという考えを展示に生かしたい。 ○1つの美意識をテーマに、2つずつ、多数の異ジャンルを展示することで、日 本の美意識の奥深さを感じさせることができる。スティーブ・ジョブズは「禅」 に影響を受けてiPhoneをつくり、もうけた。ロボットが優しさで世界を救う映 画『ベイマックス』をつくったディズニーも「かわいい」でもうけた。「禅」 や「かわいい」だけでなく「間ま」「素す」「悪あく」「幽玄ゆうげん」「 妙みょう」、これらのま だ知られていない美意識でももうかる可能性がある。日本の美意識を武器に すると、文化はもうかる。 ○例えば、北斎のお化けの浮世絵と、今、流行の『妖怪ウォッチ』。ジャンル の異なる2つを同時に展示することで、日本人の美意識「幽玄」を伝える。日 本人固有のあの世感は、世界を席巻する可能性がある。イベント会場にて、月 ごとにアニメーションの上映、能の上演、絵画の展示を行い「幽玄」を伝える。 ○「素」の美意識。日本のシンプリシティーが世界を魅了し始めている。相撲も すしも生身で勝負。相撲をホールにて開催、観戦前にすしを振る舞う、ないし はホールの東西南北、四隅にてすし屋台を設置する。 ○「悪」の美意識。成熟した国に、必ず「悪」が格好いいという美意識が生まれ る。歌舞伎とファッションショーを同じ舞台で行う。また、美術館においても 2つずつ、多くの「悪」を展示する。 ○「妙」の美意識。いつの時代も異様かつ大胆にデフォルメされたフィギュアが うけている(「遮光器土偶」と「初音ミク」。)。美術館にて「妙」を2つず つ、異ジャンルで多数展示する。 ○「間」の美意識。現代演劇のようなシンプルな空間を客が囲む。そこには、初 日は4畳だけの茶室が登場し、茶を体験する。2日目は128畳の柔道場に変わ り、3日目は木を敷き詰めて能の舞台に、4日目は人形浄瑠璃、5日目は和太 鼓、6日目は映画『東京物語』の上映というように、毎日、そこでは「間」の 美意識というものが体験できるようにする。 ○「異い」の美意識(「火焔土器」と「鬼瓦」)。本来の用途とは関係ない、不必 要なまでの異物の美である。 ○「遊ゆう」の美意識。遊び心から生まれた軽い戯れ心がおもしろさを満喫したアー トとなり、脈々と続いていく(「鳥獣人物戯画」と「風の谷のナウシカ」。)。 文化は全てスタートにおいて戯れ心から出発し、非現実的境地へ、生と美のは るかな高みへと帰結する。いわば「嘘から出た誠」。 ○2020年はオリンピックに合わせて、地方×季節をテーマに、日本全国で1年
資料3 間を通じて、いつ日本に来ても必ずどこかでジャポニズムムーブメントが行わ れているようする。地方創生をばらばらでやってもうまくいかない。 ○訪日外国人は、8,000万人まで伸ばせると言われている。「おもてなし」がい いからと、高い飛行機代を払って来る人はいない。人が行きたくなる観光の4 条件は、気候、自然、食、文化であり、日本には全て揃っている。 ・気候は、北海道でスキーをやった後、沖縄でスキューバダイビングが可能な 寒暖の激しさ。 ・自然は、1キロ四方に多様な動植物が存在する、世界一の密度。 ・食は、世界遺産の和食はもちろん、ラーメン、カレーライス、洋食と、あら ゆる料理がうまい。 ・文化は、ただいま述べてきたとおり。 ○これらをしっかりとPRしていけば、8,000万人も夢ではない。「See」から「Do」 へ。すばらしい風景を見るだけではなく、茶会の体験や和紙の製作、草木染め 体験など、地域ごとに文化的アクティビティーを800並べ、ジャパニズムツア ー800として認定し、文化体験観光を促進する。 ○そもそも、文化は国民福祉のためにあるもの。外に向かって日本文化をPRする だけではなく、内側で観光産業を振興し、観光地開発につなげていくことが肝 要。もう一度言う。そうすると「文化はもうかる」のだと。
資料3 2.総理御発言概要(議事要旨より抜粋) 本日は「日本博」について、津川座長を初め、委員の皆様から具体的な御提案、 また、どういう哲学でやっていくかということも含めて、さまざまな御提案をい ただきました。 本日のこの議論を踏まえて、日本が誇る文化芸術の力を総結集して、2018 年 を目安に「日本博」を開催すべく、政府一丸となって取り組んでまいりたいと思 います。 外務省、文化庁を初めとする関係省庁においては、「日本博」の実現に向けて、 オールジャパンの体制を構築するとともに、必要な予算措置も含め、スピード感 を持って準備を開始するよう、指示したいと思います。 「日本博」の開催都市については、本日の御議論も踏まえ、「日本博」の発信 効果、外交上の意義等の観点も踏まえつつ、検討したいと考えておりますので、 引き続きよろしくお願いしたいと思います。
資料4
日仏首脳会談
(プレス貼りだし(抄))
5月2日午後7時35分から約50分間,また,午後8時45分から
約90分間,訪仏中の安倍内閣総理大臣は仏大統領府においてオランド
大統領(H.E.Mr.François Hollande , President of the French Republic)
と日仏首脳会談及びワーキング・ディナーを行ったところ,概要は以下の
とおりです。
3 日仏関係/日EU関係
(1)両首脳は,安全保障・防衛,原子力,文化,アフリカ等において
更に協力していくことで一致しました。特に,日仏友好160周年で
ある2018年に日本文化の粋を集め,大規模に紹介する「ジャポニ
ズム2018」をパリで開催することで一致しました。また,アフリ
カにおける協力は①持続可能な開発,②保健,③安全の3つの柱に沿
って進めていくことで一致し,本年8月にケニアで開催されるTIC
ADⅥに向けて協力していくことを確認しました。
「ジャポニスム2018」 について
1.経緯
「『日本の美』総合プロジェクト懇談会」(主催:安倍総理,座長:津川雅彦氏)におい
て,日本文化の粋を一同に集めた,大規模な文化行事を実施する構想につき議論。
これを踏まえ,5月,安倍総理からオランド仏大統領に対し,日仏友好160周年に当
たる2018年,文化の都パリを中心に,「ジャポニスム2018」として本行事を実施す
ることにつき協力を要請。
2.概要
2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会を見据え,官民連携で,日本の文
化・美を体現する総合的な文化行事(舞台公演,美術展示等)を主要都市で実施。
地方の魅力も念頭に,インバウンド観光の促進,和食・日本酒をはじめとする日本産
品の更なる海外展開にも貢献。
日仏を初めとする二国間関係の更なる増進に寄与。
3.今後のスケジュール
2018年
: パリを中心に,「ジャポニスム2018」を実施。
2019年
: (他地域にも展開。)
2020年
: 東京オリンピック・パラリンピック大会
資料5
参考資料
文化庁主催海外展「日本仏像展」の開催
1.開催目的・概要 平成26年6月,イタリア共和国で行われた日伊首脳会談において,平成28年の日伊 外交関係開設150周年等を契機として,両国の文化・人的交流を飛躍的に拡大すること で合意し,その一環として日本の仏教美術に関する展覧会の開催を安倍総理からレンツィ 首相に提案しました。 6~7世紀に朝鮮半島や中国より伝えられた仏教彫刻は,10世紀以降に題材や表現の 上で独自性を強め,平安後期には優美さを至上価値とする王朝美術を成立させ,次の鎌倉 時代には迫真的で力強く,またそれまで日本彫刻の総決算とも捉えられる豊かな内容をも つ彫刻が生み出されました。各時代におびただしい数の仏像が造られ,現在までに多数の 作品が伝えられています。 この展覧会は,そのような日本仏教彫刻の特色をよく示し,また異なる文化を有する観 覧者にも共感をもって眺められるような,飛鳥時代から鎌倉時代までの作品21件(35 点)を選び展示します。 2.主催・後援 主 催:文化庁,パラエクスポ財団(クイリナーレ宮美術館) 後 援:イタリア文化財・文化活動・観光省(予定) 3.会期・会場 開 会 式:平成28年7月28日(木) 一般公開:平成28年7月29日(金)~平成28年9月4日(日) 会 場:クイリナーレ宮美術館(イタリア共和国・ローマ市) 4.出 品 件 数(作品一覧は別紙の通り) 21件(35点) 国宝 薬師如来像(平安時代) 重要文化財 釈迦如来像(飛鳥時代) 重要文化財 毘沙門天像/湛慶作(鎌倉時代)参考資料 別 紙 1. 重要文化財 し や か釈迦如来にょらいぞう像 2. 重要文化財 ぼんてん梵天ぞう像 3. 重要文化財 維摩ゆ い ま居士こ じぞう像 4. 重要文化財 ぎ が く伎楽めん面(かんしつ乾漆) 5. 重要文化財 ぎ が く伎楽めん面(もくぞう木造) 6. 国 宝 や く し薬師如来にょらいぞう像 7. 重要文化財 てんのう天王ぞう像 8. 重要文化財 だんしん男神ぞう像 9. 重要文化財 たいざん泰山ふ府くん君ぞう像/こうせい康清さく作 10-1.重要文化財 毘沙門天E びしゃもんてん AA ぞう E像EA/A たんけい E湛慶EAA さく E作EA . 10-2.重要文化財 A きち E吉EAAE祥E じょう AA てん E天EAA ぞう E像EA/A たんけい E湛慶EAA さく E作E 10-3.重要文化財 A ぜ ん に し E 善膩師EAA ど う じ E 童子EAA ぞう E 像EA/A たんけい E湛慶EAA さく E作EA . 11. 重要文化財 AE釈迦E し ゃ か AA E如来E にょらい AA ぞう E像EA/A いん E 院EAA けん E 賢EAA さく E 作E 12. 未指定 AE十E じゅう AA だい E大EAA で し E 弟子EAA ぞう E像EA/A いん E 院EAA けん E 賢EAA さく E 作E 13. 重要文化財 AE十E じゅう AA いち E一EAA めん E面EAA かんのん E観音EAA ぞう E像E 14. 未指定 A あ み だ E 阿弥陀EAA E如来E にょらい AA ぞう E 像E 15. 未指定 A うん E雲EAAE中E ちゅう AA く よ う E 供養EAA ぼ さ つ E 菩薩EAA ぞう E像E 16. 重要文化財 A た も ん て ん E 多聞天EAA ぞう E 像E 17. 重要文化財 A E十二E じゅうに AA しん E神EAAE将E しょう AA ぞう E像E 18. 未指定 A あ み だ E 阿弥陀EAA E如来E にょらい AA ぞう E 像E 19. 未指定 A じ ぞ う E 地蔵EAA ぼ さ つ E 菩薩EAA ぞう E像E 20. 重要文化財 A そう E僧EAAE形E ぎょう AA ぞう E像E 21. 重要文化財 AE如意輪E に ょ い り ん AA かんのん E観音EAA ぞう E 像EA(A ろく E六EAA かんのん E観音EAのうち) 1軀 飛鳥時代 東京・深大寺 1軀 奈良時代 奈良・秋篠寺 (奈良国立博物館寄託品) 1軀 奈良時代 奈良・法華寺 1面 奈良時代 東京・文化庁 1面 奈良時代 東京・文化庁 1軀 平安時代 奈良・元興寺 (奈良国立博物館寄託品) 1軀 平安時代 東京・文化庁 1軀 平安時代 富山・射水神社 1軀 鎌倉時代 奈良・東大寺 1軀 鎌倉時代 高知・雪蹊寺 1軀 鎌倉時代 高知・雪蹊寺 1軀 鎌倉時代 高知・雪蹊寺 1軀 鎌倉時代 東京・文化庁 10軀 鎌倉時代 京都・京都国立博物館 1軀 平安時代 奈良・奈良国立博物館 1軀 平安時代 京都・京都国立博物館 1軀 平安時代 東京・文化庁 1軀 平安時代 奈良・奈良国立博物館 4軀 鎌倉時代 山形・本山慈恩寺 1軀 鎌倉時代 東京・東京国立博物館 1軀 鎌倉時代 東京・東京国立博物館 1軀 鎌倉時代 京都・東福寺 1軀 鎌倉時代 京都・大報恩寺