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衣服設計のための女子学生の体型特徴に 関する基礎研究

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Academic year: 2021

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原著論文

衣服設計のための女子学生の体型特徴に 関する基礎研究

中村邦子

大妻女子大学短期大学部家政科

Fundamental Study on the Body Features of Female Students for Designing Clothes

Kuniko Nakamura

Key Words : 女子学生(female student),体型(body type),人体計測値(body measurements),

衣料サイズ(clothes size)

要旨

日本家政学会被服構成学部会では、2014年から 2016年に大規模な人体計測を行った。そのうちの 筆者が実際に計測にかかわった関東地区の女子学生 の計測データと1994年の本学学生のデータについ て比較し、女子学生の体型について20年間の時代 差を検討した。主要な計測項目についてモリソンの 関係偏差値で比較を行ったところ、2014年の学生 のほうが胴囲では、1.2σ大きいことが特徴として 見られた。

また、身体プロポーションを身長比で算出し比較 した結果、2014年データは比腸骨棘高が0.5ポイ ント、比胴部横径が1.5ポイント大きくなっていた。

このことから、2014年の学生は、ウエストのくび れが小さくなり、足がやや長くなっていることが明 確となった。

さらに、衣服サイズ選定に欠かせない項目である 身長、乳頭位胸囲、下部胸囲、胴囲、腰囲の散布図 を作成し、2変量の相関係数を求めた。加えて、

2014年女子学生のデータのJIS衣料サイズカバー率 を求めたところ、現行のJIS衣料サイズで適合度が 高いことが確認できた。

1. 緒言

衣服設計に際し、人体計測値、形態、動作特性、

経年変化や時代差を知ることは必須である。日本人 の体つきは、生活スタイルの変化や流行のファッ

ションに影響を受け、変化している。あらゆる年齢 層、あらゆる体型の特徴を基に衣服企画、設計、生 産を可能とするために現代人の体型データを収集 し、分析することでサイズ適合性の高い衣服設計に 結び付けることができる。今回は、現代の女子学生 の体型データについて、20年前のデータとの数値 比較、プロポーションの比較を行い、衣服サイズに ついても検討を行った。

2. データ及び方法

2-1 計測時期と被験者について

日本家政学会被服構成学部会では、「アパレルの 質と国際競争力向上の基礎となる日本人の人体計測 データの構築と多角的分析」のテーマで日本学術振 興会科学研究費基盤研究(A)に採択され、2014年 から2016年にかけて最新の人体計測を行った。計 測は、関東、中部、近畿、中国、九州の5地区で実 施し、対象は18歳から90歳代までの男子1,567名、

女子1,633名、合計3,200名である。そのうち、筆 者が計測にかかわったのは、関東地区のW女子大 学においてであり、2014年5月から7月の間に行っ た。

被験者学生は、19歳から23歳までの健康な女子 学生(平均年齢20.31歳)106名であった。同時期 に、60歳代から70歳代までの男子47名、女子43 名の計測も行った。

今回は、筆者が実際に計測にかかわった関東地区 での人体計測結果のうち、女子学生の体型特徴につ

(2)

いて過去のデータとの比較を交えて、分析した結果 を報告する。

2-2 人体計測方法

計測は、マルチン式計測器、3次元計測システム を用いて行った。ここでは、マルチン式計測器を用 いた手計測結果について報告する。女子の計測項目 の内訳は、長径・高径項目として23項目(身長、

肩先高、肩峰高、中指端高、頸椎高、乳頭高(胸 高)、前胴高、上前腸骨棘高、膝関節高、腕付け根 の高さ、後胴高、臀突高、股の高さ、背肩幅、肩 幅、腕付け根深さ、背丈、B.N.P→B.P.(女)、前 中心丈、W.L.〜座面、袖丈、足長、手長)、幅径・

厚径項目として9項目(肩峰幅、乳頭位胸部横径、

乳頭間幅、胴部横径、腰部横径、乳頭位胸部厚径、

下部胸部厚径、胴部前後径、腰部厚径)、周径項目 として14項目(頭囲、頸付根囲、乳頭位胸囲、下 部胸囲(女)、胴囲(ナチュラルウェストL)、下胴 囲、腹囲、腰囲、腰囲(P板無し)、上腕最大囲、

大腿最大囲、膝囲、下腿最大囲、下腿最小囲、その 他の項目3項目(肩傾斜角左右、体重)である。

時代的な比較データには、1994年計測の高部・

布施谷らの165名の平均値、標準偏差を用いた。今 回の計測と1994年の計測は、マルチン式計測法及

びマルチン式に準拠した日本人の体格調査報告書の 計測法に準じており、計測法は一致しているといえ る。また、今回の全国的な計測に際し、高部は計測 項目と計測法の検討に当初からかかわっているこ と、さらに、関東地区の計測に布施谷が計測代表者 であったため、データの比較に適当であると考え た。

現代の女子学生の身体計測値をまとめ、身長に対 するプロポーションを求め、1994年本学学生のデー タと比較した。さらに、今回の計測結果から、「乳 頭位胸囲・身長」、「乳頭位胸囲・下部胸囲」、「乳頭 位胸囲・胴囲」、「胴囲・腰囲」の散布図を作成し、

近似直線を算出した。さらに、現行のJIS衣料サイ ズの適合性についての検討を行った。

3. 結果及び考察

3-1  20 年前の 1994 年データとの女子学生の体型 の比較

まず、1994年の高部らのデータと今回のデータ との比較を行い、過去20年間の関東地区の女子学 生の体型について比較を行った。解析にはエクセル 統計を用いた。表1に今回2014年の計測結果につ

表 1 女子学生の身体計測結果

2014年 n=105  1994年 n=165 最小値 最大値 平均値 標準偏差 平均値 標準偏差

身長 1,472 1,705 1,580 52.1 1,557 51.1

頸椎高 1,228 1,440 1,334 47.1 1,337 49.7

肩峰高 1,166 1,376 1,277 46.5 1,275 46.3

後胴高 834 1,090 969 43.1 977 40.2

上前腸骨棘高 786 970 858 37.0 848 37.3

中指端高 525 665 600 28.5 592 29.9

肩峰幅 325 392 359 13.8 355 15.9

乳頭位胸部横径 232 387 267 21.0 261 15.2

背肩幅 343 450 387 23.0 393 20.1

背丈 337 431 378 20.7 371 19.3

袖丈 463 580 526 22.2 520 23.7

乳頭位胸囲 710 1,170 828 68.3 824 55.9

下胴囲 610 1,060 739 74.9 707 41.9

胴囲(ナチュラルウエストL) 574 1,028 670 68.2 619 42.5

腰囲 791 1,228 915 59.0 911 48.3

頸付根囲 334 440 374 19.2 371 15.1

上腕最大囲 210 420 264 29.5 258 24.7 大腿最大囲 349 670 526 43.5 523 40.7

(3)

-0.4 -0.2 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 1.2

身長 頸椎高 肩峰高 後胴高 腸骨棘高 端高 肩峰幅 乳頭位胸部横径 背肩幅 背丈 袖丈 乳頭位胸囲 下胴囲 胴囲(ナウエスL) 腰囲 頸付根囲 最大囲 大腿最大囲

1.4

2014年値

基準

1994

年値

σ

図 1 女子大生の体型の比較(1994 年値、2014 年値比較)

図 2 17 歳女子大生の体つきの年代変化(文科省資料より作成)

(4)

いて、1994年データと比較可能であった項目の最 小値、最大値、平均値、標準偏差を示した.また、

1994年の同じ項目の平均値と標準偏差を示す。図 1は、1994年データを基準として2014年データを モリソンンの関係偏差折線で示したものである。

頸椎高、後胴高、背肩幅の3項目が負に偏し、他 の項目は正に偏した。身長0.44、乳頭位胸部横径 0.37、背丈0.35、袖丈0.24、下胴囲0.77、胴囲1.19 と大きな値を示した。特に胴囲は平均値で51 mm の差があり、胴部のくびれが小さくなり、他の周径 項目も正に偏しているため、ストレート体型になっ ていることがわかる。

図2は、1981年から2017年までの文部省資料を 用い17歳女子の身長と体重からBMIを算出し、年 代的な変化を示したものである。肥満度を表す BMIの平均値は、16年間では21から21.5の間で 微変動している。身長は、1981年には平均値157.1 cm、2010年に158.2 cm、その後減少傾向で2017 年度は、157.8 cmであった。今回の2014年データ は、 身 長 の 平 均 値 が158.0 cm、BMIの 平 均 値 が

21.27であり、ほぼ平均に近かった。

3-2 今回データの女子学生の体型特徴について 次に、今回のデータについて、身体のプロポー ションを見ていくことにした。

図3は、身長との比で11項目について頭身指数

と を数値で示すとともに、プロポーションを 図示したものである。1994年データと2014年デー タを比較すると比腸骨棘高が0.5ポイント、比胴部 横径が1.5ポイント大きくなっている。このことか ら、2014年の学生は、ウエストのくびれが小さく なり、足がやや長くなっているといえる。

3-3 散布図による回帰式の算出

「乳頭位胸囲・身長」、「乳頭位胸囲・胴囲」、「乳 頭位胸囲・下部胸囲」、「胴囲・腰囲」の散布図を作 成し、回帰式と相関係数を求めた。

「乳頭位胸囲・身長」の散布図(図4)を見ると 乳頭位胸囲のばらつきが大きく、2変量の相関係数

は0.0124と低かった。「乳頭位胸囲・胴囲」の散布

図(図5)を見ると、y=0.8866x−64.714で相関係 数は、0.7895であった。「乳頭位胸囲・下部胸囲」

の散布図(図6)を見ると、y=0.7673x+74.388と なり、相関係数は、0.4887であった。「胴囲・腰囲」

の散布図(図7)を見ると、y=0.7708x+399.32と なり、相関係数は、0.7938であった。体幹部の周 径項目である乳頭位胸囲、胴囲、腰囲の2変量を用 いた相関係数は、0.7以上となり、非常に高い相関 がある。

また、クロス集計を行い、2014年データのJIS衣 料サイズのカバー率を求めた。結果を表2〜表5に 示す。今回のデータでは、「身長・バスト」(表2)

100 平均値 標準偏差 平均値 標準偏差

90

比頸椎高 84.48 0.73 84.80 0.82

80 22.71 比肩峰高 80.81 0.85 80.90 0.85

比乳頭高 71.29 1.33 71.30 1.21

70 16.89

60 14.84 比胴高 61.54 1.43 61.90 1.15

比腸骨棘高 54.31 1.27 53.80 1.25

50 20.49 比臀突高 49.50 1.33 49.60 1.22

40 比中指端高 37.98 1.18 37.50 1.31

30 比肩峰幅 22.71 0.84 22.50 0.85

比胸部横径 16.89 1.38 16.60 0.96

20 比胴部横径 14.84 1.45 13.20 0.91

比腰部横径 20.49 1.24 20.10 0.90

10 頭身指数 7.23 0.33

BMI 21.27 3.08

0

2014年データのプロポ-ション

項目 2014年データ 1994年データ

(5)

図 4 乳頭位胸囲・身長の散布図

図 5 乳頭位胸囲・胴囲の散布図

(6)

図 6 乳頭位胸囲・下部胸囲の散布図

1000 1030 1060

(7)

2 身長・バストのJISカバー率 身長*バストJISサイズカバー率:96.875% % 身長\バスト74 cm77 cm80 cm83 cm86 cm89 cm92 cm96 cm100 cm104 cm108 cm112 cm116 cm120 cm124 cm 142 cmPP0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 150 cmP3.13 4.17 1.04 5.21 1.04 1.04 1.04 0.00 2.08 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 158 cmR2.08 11.46 19.79 9.38 7.29 4.17 1.04 1.04 2.08 0.00 0.00 0.00 1.04 0.00 0.00 166 cmT2.08 0.00 5.21 5.21 4.17 2.08 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 3 ウエスト・ヒップのJISカバー率 ウエスト*ヒップJISサイズカバー率:96.875% % ウエスト\ヒップ81 cm83 cm85 cm87 cm89 cm91 cm93 cm95 cm97 cm99 cm101 cm103 cm105 cm 58 cm0.00 1.04 3.13 1.04 1.04 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 61 cm1.04 1.04 6.25 4.17 3.13 1.04 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 64 cm0.00 0.00 0.00 6.25 9.38 3.13 2.08 2.08 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 67 cm0.00 0.00 0.00 2.08 0.00 7.29 5.21 6.25 1.04 0.00 0.00 0.00 0.00 70 cm0.00 0.00 0.00 1.04 1.04 4.17 4.17 3.13 2.08 1.04 1.04 0.00 0.00 73 cm0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 1.04 4.17 0.00 1.04 0.00 0.00 76 cm0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 1.04 0.00 80 cm0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 1.04 2.08 0.00 84 cm0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 1.04 0.00 88 cm0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 92 cm0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00

(8)

のJISカバー率は、96.88%、「ウエスト・ヒップ」

(表3)では、96.88%、「ヒップ・バスト」(表4)

では、95.833%であり、現行のJIS衣料サイズで適 合度が非常に高いといえる.

学生に自分の身体サイズについて記述してもらっ た結果、最近の学生の自己体型に対する認識はあま り高いとはいえず、自分自身の主な身体サイズを知 らない学生が多い。実際に自分でサイズを測る機会 は少なく、ブラジャーを店頭で購入する際に店員に 計測してもらうくらいとのことである。ECサイト でのファッション商品購入の割合が急速に拡大して おり、総務省統計局のデータでは、ネットショッピ ングを利用した世帯は、2010年から2015年までに 5倍に拡大している。ファッション通販サイト

「ZOZO」は、2017年に採寸専用の「ゾゾスーツ」

を発表し、運用している。着用してスマートフォン

プリに保存され、運用サイト側は大規模データを収 集することが可能となり、消費者の体型に適合した 衣料品が提供できるシステムである。これにより、

購入後のサイズが合わないという問題が減少し、企 業側も返品が少なくなり返品作業に伴う労力を減少 することができるなどメリットが大きい。

このようなことから今後、衣料品に関するサイズ 収集方法や消費者の意識は、大きく変わる可能性が ある。

4. まとめ

日本家政学会被服構成学部会では、2014年から 2016年に大規模な人体計測を行った。そのうちの 関東地区の計測データと1994年の本学学生のデー タを比較し、20年間の体つきの時代的差異を検討 ヒップ*バスト JISサイズカバー率: 95.8333% (%)

ヒップ\バスト 74 cm 77 cm 80 cm 83 cm 86 cm 89 cm 92 cm 96 cm 100 cm 104 cm 8290 cm(S) 6.25 11.46 13.54 6.25 2.08 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 8795 cm(M) 3.13 9.38 20.83 15.63 6.25 3.13 0.00 0.00 0.00 0.00 92100 cm(L) 0.00 1.04 5.21 8.33 11.46 6.25 1.04 0.00 1.04 0.00 97105 cm(LL) 0.00 0.00 0.00 2.08 2.08 1.04 0.00 2.08 3.13 0.00

表 5 バスト・身長の JIS カバー

バスト*身長 JISサイズカバー率96.875% (%)

バスト 身長 呼び方 2029

7280

146154 154162 162170

SP S ST

8.33 28.13 5.21

7987

138146 146154 154162 162170

MPP MP

M MT

0.00 7.29 34.38 14.58

8694

138146 146154 154162 162170

LPP LP

L LT

0.00 3.13 8.33 4.17

93101 146154

154162

LLP LL

3.13 2.08

100108 154162 3L 1.04

(9)

1) 関東地区の女子学生のデータについて、1994 年の本学学生のデータとモリソンの関係偏差折線で 比較を行ったところ、胴囲では、1.2σ大きいこと が特徴として見られた。

2) 身体プロポーションを身長比で算出し図示 し、1994年 デ ー タ と2014年 デ ー タ を 比 較 し た。

2014年データは比腸骨棘高が0.5ポイント、比胴 部横径が1.5ポイント大きくなっていた。このこと から、2014年の学生は、ウエストのくびれが小さ くなり、足がやや長くなっているといえる。

3) 衣服サイズ選定に欠かせない項目である身 長、乳頭位胸囲、下部胸囲、胴囲、腰囲の散布図を 作成し、2変量の相関係数を求めた。「乳頭位胸囲・

胴囲」の相関係数は0.7895、「乳頭位胸囲・下部胸 囲」の相関係数は0.4887、「胴囲・腰囲」の相関係 数は0.7938であった。

4) 今回の女子学生のデータのJIS衣料サイズカ

バ ー 率 を 求 め た と こ ろ、「 身 長・ バ ス ト 」 は

96.88%、「ウエスト・バスト」では96.88%、「ヒッ

プ・バスト」では95.833%であり、現行のJIS衣料 サイズで適合度が非常に高いといえる。

今後は、2014年から2016年の人体計測で得られ

た18歳から90歳代までの男子1,567名、女子1,633

名、合計3,200名のデータを用いて、男女別、年齢

層別に体型特徴の把握分類、衣服サイズ検討の基準 となる解析を行う予定である。

謝辞

計測データ収集に際し、ご指導いただいた共同研 究者の皆様、被験者のお皆様に御礼申し上げます。

引用文献

1) 高部啓子・布施谷節子.最近50年における本学 女子学生の体つきの特徴.大妻女子大学紀要−

家政系−.1996, 32, p. 211-220.

2) 大塚美智子・宮脇亜紀.高齢者の体型特徴に基 づくJISサイズへの提案.日本繊維製品消費科 学会会誌.2001, 10, 42, p. 657-668.

3)(社)人間生活工学センター: 日本人の人体計測 データ.1997.

4) 奥野忠一・久米均.“多変量解析法”.日科技連、

1983.

5) 文部科学省学校保健統計調査.

Summary

 The purpose of this research is to compare numerical comparison with proportion of data with 20 years ago data,comparison of proportions, and examination on garment size, for body shape data of contemporary female students.

The results obtained are summarized as follows :

 1) Comparing the data of the female students in the Kanto area with those of our students of 1994, the waist girth is found to be larger by 1.2 sigma through Morrison’s deviation fold line.

 2) Body proportions are calculated by height ratio and drawn up. When comparing the data of 1994 with that of 2014,the lateral diameter of the trunk part is 1.5 points large.

 3) Stature, bust girth, waist girth and hip girth are indispensable in selecting clothes sizes. The scatter diagrams and the correlation coefficients among them are presented.

 4) The covering rate of JIS clothing size is 96.88% for stature-bust, 96.88% for west-bust and 95.83% for hip-bust, respectively. It is observed that the current JIS standard well suits the present female students.

図 4 乳頭位胸囲・身長の散布図
図 6 乳頭位胸囲・下部胸囲の散布図

参照

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