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ポーランドのエネルギー市場とエネルギー・環境政策

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(1)

ポーランドのエネルギー市場とエネルギー・環境政

著者

木船 久雄

雑誌名

研究年報

11

ページ

51-84

発行年

1998-12-30

URL

http://doi.org/10.15012/00000856

Copyright (c) 1998 木船久雄

(2)

名古屋学院大学研究年報 第11号 (1998.12) 51

ポーラン ドのエネルギー市場 と

エネルギー・環境政策

次 は じめ│こ

1.社

会 。経済 の現状

2.エ

ネル ギー需給 の現状 と見通 し

3.エ

ネル ギー政 策 と産業動 向

4.環

境 政 策 と省 エ ネル ギー政 策 お わ りに

は じ め に

1989年 に市場 経済 体 制 に移 行 して

9年

日 を迎 え た ポー ラ ン ドは

,こ

こ数年

5%台

を上 回 る高 い経済 成長 を誇 り

,経

済 規模 も計 画経済 体 制時代 の ピー ク を 凌 駕 した。 これ は

,シ

ョック療法 といわれ る大幅 な規制緩和が効 を奏 した結果 と読 む こ とがで きるが

,エ

ネル ギー価格 の大 幅値上 げや高 いイ ンフ レ

,失

業 率 とい った国民生活へ の多大 な る負担 は否 めない。2002年 を 目標 とす る欧州連 合

(EU)へ

の加盟 交渉 は

,既

に1998年 春 か ら始 まってい る。

EU基

準 に合 わせ た 経済 システムや環境 規制の整備 な ど

,こ

れ まで着 々 とその準備 を行 って きたの が移行期経済 下 にあ る現代 ポー ラ ン ドの姿 で あ る。 一 方

,エ

ネル ギー需要 は

,社

会主 義体制下の1987年 に ピー クを記録 した後, 未 だ にその水準 に達 して いな い。 エ ネル ギー価 格 の実質値上 げや 素材産業 の不 振

,電

力 をは じめ と した転換部 門 にお け るエ ネル ギー効 率 の 向 上が

,そ

の背景 にあ る。

(3)

本稿 で は

,こ

う した ドラス テ ィックな変化 を辿 るポー ラ ン ドの経済 や エ ネル ギー需給 に焦点 をあて

,現

状 と課題 を解析 す る。 1。

社会・ 経済 の現状

(1)自

0社

会 ① 自然 ポー ラ ン ドは西欧 とロシア を結ぶ 回廊 に位置す る。 その ため

,こ

の地 は何 度 とな く列強の戦 略的 な要塞や 防波堤 となって

,悲

劇 的 な運 命 を辿 って きた。現 在 の地 形 は

,東

経 14度 ∼24度

,北

緯 50度 ∼54度 の線 に囲 まれ たほぼ正 方形 を し て い る。北 はバル ト海 に面 し

,南

はチ ェコ共和国

,西

はベ ラル ー シ (旧ソ連), 東 は ドイ ツに囲 まれ て い る。 国土 面積 31万

2,685km2は

日本 の国土 の約

8割

で あ るが

,標

300m以

下 の土地 が 国土面積 の

91.3%を

占め

,平

均 標 高 は

173mで

あ る。(1)その ため,国土 はお よそ平野か ら構 成 され,牧畜 をは じめ伝 統的 に農業 が盛 んで あ る。 ポー ラ ン ドの気候 は

,大

陸性 と海洋性 気候 の 中間 と して位 置づ け られ

,四

季 が 明確 に区分 され る。国土の ほぼ 中心部 に位置す る首都 ワル シャワで は

, 1月

の平均 気温 がマ イナ ス

3度

C, 7月

の それ は19度

Cで

あ り

,降

水 量 は年 間559

mmで

あ る。年 間の平均 気温 の最 高 は

,南

シ レジア地 方で8.5度

C,ま

,そ

の 最 低 は北 東部 の6.5度

Cお

よび 山岳部 の

0度

Cで

あ る。 ② 社会 現在の人 口3,866万 人(1997年12月

)の

うち

38%が

農村部 に住 まう。第二次大 戦後か ら市場経済 に移行 した1990年までの間には

,農

村か ら都市へ とい う人 口 移動が恒 常的に見 られた。 しか し

,現

在では農村一都市人口の比率はほ とん ど 変化がなぃ。(2)全国には853の市があ り,そ の過半は住民

1万

人以下の小規模都 市である。 しか し

,都

市入 日の約半分は

,人

口10万人を越 える42の市に集中 し (1)PAIZ,Saσゎ%α′Bz′ルιz・π_ιπυグ″ο%″ιπ′,No.15,December 1997,p.2 (2)PAIZ,ibid.p.2

(4)

ポー ラン ドの工不ル ギー市場 と工不ル ギー・ 環境政策 53 て い る。 現 在 の 人種構 成 は

,ほ

ぼ 100パ ーセ ン トが ポー ラ ン ド人 とされ る。第一 次 と第 二 次世 界大戦 をは さんだ時期 には

,全

人 口の

3分

1が

少 数民 族 に よって構 成 され て いた。 当時

,

もっ と も多いマ イ ノ リテ ィは ウ クライナ 人

(15%),以

下ユ ダヤ 人

(8.5%),自

ロ シア人

(4.7%),

ドイ ツ人

(2.2%)な

どで あ る。 しか し, 第二 次大 戦 後 に ウ ク ライナ 人 と自 ロ シア 人 の 居 住地 域 は ソ連 領 土 内 に 限 定 さ れ

,ユ

ダヤ 人 は戦 時 中の虐殺 と戦後 の移住 に よって

,最

終 的 に

4万

人が ポー ラ ン ドに残留 した程 度 とされて い る。また,ド イツ人 に関 して も戦後 ほぼ 全員 (500 万 人

)が

ポー ラ ン ドか ら追放 されて しまった。(3) 言語 はポー ラ ン ド語 で あ り

,こ

の言葉 はス ラブ系言語 とも異 な り

,世

界 で も 難解 な言葉 とされ る。宗教的 にはカ トリック教徒 が大 半で あ り

,社

会 主義体 制 下 にお いて もカ トリック教会 は

,ほ

とん ど唯一 の非政府 的社 会団体 と して位置 づ け られ た。 ここ数年 の人 口増加率 は

,年

0.1%弱

と極 め て低 い。この原 因 として

,女

性 の社 会進 出が指摘 され てい るが,(4)統 計 を見 れば海外へ の純 移住者 が年 間約1 万 人以上 (1997年

)存

在 す るこ と もその原 因 で あ る。男性 の平均 寿 命 は68.1歳, 女性 の それ は76.7歳 で あ り

,徐

々 に長寿化 をた どってい る。生産年齢 を越 えた 人 口構 成比 (いわ ゆ る高齢者比率

)は

,14%に

近づ こ う と して い る。

一世帯当たり人数は

3.35人

, 自動車普及率は

208台 /1000人

である

(1997年)。

(2)政

0経

済 ① 政治 体制が社会主義か ら市場経済 に移行 したのは

,1989年

のこ とである。1989年 2月 か ら4月 にかけて

,ヤ

ルゼルスキ首相の もとに

,共

産党 (ポーラン ド統一 労働者党

),政

,教

,反

体制 グループ

,そ

の他の社会 グループが一同に介す る「ポーラン ド円卓会議」が開催 され

,政

治 と経済の改革案 を探 った。 この会 議 の合意 に従 って

, 6月

に総選挙が行われ

,

自由投票枠のほ とん どを「連帯」 (3)平凡社 『大百科事典』 (4)PAIZ,ibid.p.3

(5)

系候補者が独 占 した。新設の大統領 には「連帯」の了解が得 られヤルゼルスキ 氏が選 出された。同年 8月 には「連帯」のマゾビエツキ氏が統一労働党 と民主 党の支持 を得て首相 に就任 し,戦後初の非共産党政権が誕生す ることになった。 国会は憲法 を改正 し

,国

名 もポーラン共和国 と変更する。 マ ゾビエッキ政権 は

,経

済再建のために経済安定化

,市

場化

,国

営企業民営 化な どを盛 り込んだ「バ ロチェロビッチ・プ ログラム」 を1989年10月に発表 し た。 さらに

,物

価上昇 と賃上 げ抑制 といった強力な金融引 き締 め政策 を柱 とし た「シ ョック療法」 を実施 してゆ く。その結果

,経

済安定化 には一定の成果が え られた ものの

,一

方で倒産や失業が拡大 した。 その後「転換期 リセ ッシ ョン (転換期特有の不況)」 と呼ばれ る時期が

,2∼

3年続 くことになる。 1990年12月の大統領選挙では,「連帯」の指導者であったワレサ氏が当選 した。 しか し,l日連帯の内紛 を背景 に

,翌

年10月 に行われた最初の 自由な選挙では37 政党力ヽ義席 を持つ という小党乱立の時代 を迎 えることになった。小党乱立の中 で

,政

党間の対立 と遅 々 と進 まぬ議 会政治に業 を煮や したワレサ大統領 は

,大

統領府主導の政治運営 を図ろ うとす る。 しか し

,そ

れが逆 に議 会や民衆の反発 を招 き

,ワ

レサ氏は孤立 していった。 1995年11月 19日 の大統領選挙では

,連

帯系の ワレサ大統領 は

,民

主左翼連合 (旧共産党系

)の

クファシニ ェフスキ氏 (社会民主党党首

)に

惜敗す る。 しか し

,1997年

9月 の国会選挙では

,逆

に「連体」系の「連帯選挙運動」が民主左 翼連合 を抑 えて

,比

較 第一党の座 に着 き,「連体」系が政権復帰 を果たす ことに なった。 この結果

,大

統領 は共産系

,議

会は連体系 と

,相

変わ らずのネジレ現 象の もとで

,国

政運営が行われているのが現状 である。 ② 経済 1996年のポーラン ドの

GDP規

模 は名日値 で362× 10億

PLNで

ある。(5)こ を ドル に換算すれば

,為

替 レー トを用いた場合 には1,346億 ドル(日本の

3%程

(5)ポーラン ドの通貨単位 は「Zl:ズウ ォテ ィ」である。 しか し,1994年にデ ノ ミネー シ ョン を行 って以来,IH通貨単位 (Zl)と新通貨単位(PLN)を明確化す るために

,一

般 に公文書 では「PLN」 が用 い られ る。 ここで もそれに従 った。

(6)

ポー ラン ドの工不ル ギー市場 とエネル ギー・ 環境政策 55 度

),購

買 力平価 を用 いた場 合 には2,676億 ドル とな る。 それ ぞれの値 を

,一

人 当た りの金額 で み る と

,順

に3,500ド ル

,6,900ド

ル とな る。 これ らにつ いて, 英 国 を100と して比較 す れ ば,前 者 は18,後 者 は37で あ る。また,一 人 当た り3,500 ドル の所 得 (為替 レー トでの調 整値

)は ,チ

ェコ

,ハ

ンガ リー と比べ て

,そ

れ ぞれ2,000ド ル

,900ド

ル ほ ど少 なぃ。(6) 名 目

GDPの

経済 活動別付加価値 の構 成 は,農 業

6%,製

造業

20%,商

15%,

石炭等 の鉱 業

4%(1996年

,合

計 は100に な らない

)で

あ る。

(7)_方

同年 の就業 者構 成 は

,農

27%(401万

),製

造業

21%(310万

),商

13%(180万

人), 石 炭等 の鉱 業

2.4%(36万

,

うち石 炭 産業 は24∼ 25万 人 といわれ る

)で

あ る。 それ ゆ え

,付

加価値 額 は大 き くない ものの

,農

業 は ポー ラ ン ド経 済 にお いて重 要 な意味 を持 って い る。 また

,

リス トラ計 画が進 め られてい る石炭産業 につ い て も

,24万

人の雇用者 を抱 え るだ けにその進捗 は容易で ない。 1996年 の実質 国民総支 出は

,663億

PLN(1990年

価 格

)で

あ る。 これ を消費 (民間最 終 消 費支 出

+政

府 消 費支 出

),投

資 (民間 設備 投 資

+公

的 固 定資 本形 成

),対

外部 門 (輸出一輸 入

)の

3者

で区分 すれ ば

,そ

の構 成比 は順 に

,78%,

29%,-6%と

な る。対 外部門の赤字 (経常収 支 の赤字

)は

,1995年 ,96年

の2 年連 続 で あ る。 これ は

,拡

大 す る国内の設備投 資 を背景 に海 外か らの資本財輸 入が増大 してい るこ とが原因の一つ で あ る。

GDPの

推 移 を市場経 済 へ の移行期 前後 か ら とらえてみ る と,次 の よ うな特 徴 が伺 われ る。第一 には

,1996年

の実質

GDP水

準 は

,転

換年 とな った1989年 の そ れ を初 め て上 回 った こ とで あ る。 ポー ラ ン ド経済 は

,1990年 ,1991年

と体 制変 更 に よる混 乱 の ため に

,-11.6%,-7.0%と

2年

連 続 でマ イナ ス成 長 を記 録 し た。 1992年 か ら徐 々にプ ラスに転 じ

,1995年

7.0%,1996年

6.0%の

経済 成 長 率 を達成す る。その結果

,現

在 の

GDP規

模 は

,社

会 主義体 制 時代 を凌 駕 す る 大 きさ とな った。 第二 に,こ こ数年の成長率 は

5%台

を越 え

,大

き く拡大 してい るこ とで あ る。 移行期経済 に特 有 な 「転 換期 リセ ッシ ョン」 につ いて は

,少

な くとも数量ベ ー

(6)Central Statistica1 0ffice(GUS),Pο ″πこ7′ι 7,1997,:March 1998

(7)

スの経済 不況か らは脱 した もの と判断 で きる。市場経済 へ移行 した後

,数

年 で こ う した順調 な経済 成長 を見せ てい るこ とか ら

,ポ

ー ラ ン ドは移行期経済 の模 範 生 と言 われ る まで にな った。 第二 には

,高

い イ ンフ レ率 も沈 静化 を見せ てい るこ とで あ る。消費者物価上 昇 率 を見 れ ば

,1989,1990年

3桁

の イ ンフ レで あった。 それが

,1991年

か ら は

2桁

に収 ま り

,1996年

で は

19%,1997年

には

14%程

度 の物価上 昇 率 に まで収 束 して きて い る。 第四 には

,労

働 市場 の改善 で あ る。 市場 経済 へ の移行 に伴 って雇用環境 は大 幅 に悪化 し

,失

業 率 は上 昇 した。 一 時 は

16%を

越 え る失業率 を抱 えて いたが, 1996年 で はそれが

13%台

と低下 して きた。 第五 には,成 長のパ ター ンが定着 しつつ あ るこ とだ。近年 の経済 成長のパ ター ンを見 る と

,明

らか に成長の ドライ ビング 。フ ォー スは消費

,投

,石

炭 以 外 の輸 出 にな って きてい る (図1参 照)。 1990年 前後 の混乱時 には

,在

庫 の大 幅減 少 がマ イナ ス成長の一つの原 因 に もな っていた。 これ は

,市

場 経済 体 制 に移 行 す るこ とに よって,1日 体制 で は常 に多め に (約

3ケ

月分 といわれ る

)抱

えて い 図

l GDP成

長率 と部門別寄与率 % 20 15 10 5

-5

-10 -15 -20 匝コ消費・ ‐投資 に哺出(石炭) (出所)中央統計 局

(GUS)資

料か ら作成 S'輸入 自 その他 ‐―

GDP

(8)

57 経 曇 ゛ ″R 黛 紅 〓 o ヽ m コ ﹄o 卜 も ヽ 絆 ︵∽ つ O ︶ 嘔 維 運 ネ ■ ︵汽 ■ ︶ い .〇           や ﹄ Φ .∞ ∞     〇 〇 〇 ^∞ ∞     ヾ 0 い .∞ ∞     0 い 0 .∞ ∞     い Φ ∞ ^∞ ∞     い 0 ∞ ヽ∞ ∞     い [ H ´∞ ∞     ∞ 〇 〇 ´卜 ∞     m O ∞ .卜 ∞     〇 ∞ N ^卜 ∞     ∞ 卜 い .い ∞ ︵く 〇 〇 〇 H ︶ 口 < ∞ ‐ NIH Φ . ∞ [ 〇 ∞ ︼ . い H い 0 ヾ . ∞ 一 . い 卜 一 い . Φ い Φ ? 菖 い ∞ 卜 ^ ゛ ︻ 一 H H . ∞ H . 一 い ヽ 卜 . O い い 0 . ¨ H ﹄ ﹄ Φ ^ Ч [ O ヽ い . H ∞ . い い H い . ∞ 寸 ∞ ” 〓 Φ N ∞ . い [ い い 0 . H H . ∞ 一 H ∞ . 〇 卜 H ∞ . Φ O ∞ ¨ ^ O H N O O . 〇 〇 . 〇 〇 H O . 〇 〇 H N O O . 卜 H い 卜 H . 〇 ∞ . ∞ ︻ 0 . 寸 ︻ 一 一 H . ﹄ H ∞ 出 〇 . 〇 〇 い . ︼ 〇 ∞ . 出 〇 い . 〇 い 一 . 〇 ∞ ∞ 〇 . い 出 い O O . 〇 一 . ヾ N . ヾ い 0 い .卜 H ︵ ゝ ︶ 絆 駅 К ︿ < 8 9 ︶ 巨 < 榊 靭 償 ︵∽ つ ヽ Z “ ヽ .К I ‘ 識 螺 ヽ 肛 ︶ ニ ー ヽ 細 t 8 o H = o o 8 ︶ 蛹 睾 尊 ぶ 公 偲 量 ︵ 8 H = 8 8 ︶ 轟 僣 ︸ さ や 肛 狐 一 ポー ラン ドのエネル ギー市場 とエネル ギー・環境政策 い . ∞ い . ∞ H ∞ ∞ ^い い ∞   Φ ゛ 〇 ^Φ ∞ ∞   卜 〇 一 .O H ∞   〇 ∞ ﹄ .い い H   一 対 0 、﹁ H H   ∞ ∞ ∞ 、〇 ∞ ∞ . ∞ ∞ ∞ . ∞ 〓 い . 〇 〇 . O H O . い 0 . 0 い . ∞ 〇 “ 0 . い い ∞ ¨ ∞ . [ ∞ い 卜 ^ 〇 ∞ ∞ ∞ 寸 ^ め ∞ H 卜 〇 ^ H O O い . Φ ゛ ∞ Ю ¨ . 寸 ︱ 一 ヾ ヾ ^ 0 い 卜 い . い 〓 卜 一 . ∞ ゛ 〇 い い ^ H H Φ い 、 ゛ ゛ ︻ H H . ∞ ¨ い 0 0 . H Φ い H .︶ N い 〇 ゞ ︲︲ 卜 Φ 卜 .ト 一 卜 ∞ . ﹄ H 一 Φ . め H ∞ ゛ 0 .∞ H 卜 Φ O . ∞ ∞ 〇 〇 ∞ . 卜 一 0 い い . い Φ N ∞ ∞ . ∞ H Φ 寸 H . H ∞ 卜 〇 ^ 卜 〓 ∞ O N ^ 卜 出 ヽ い ﹄ 卜 ︶ 〇 ^ ∞ 〓 い Φ Φ O H . い ヽ ∞ 〇 . Φ O い い ^ H 〓 ∞ い 酬 . ∞ H 一 一 〇 ^ H ∞ ゛ 〇 ﹃ ヽ ヾ ヾ N い い . い い N 出 崚 . ヽ ︻ ヾ 〇 〓 . [ 0 ︻ Φ 、 い ︻ ∞ O H . い 出 ∞ ∞ Φ O ∞ 卜 ^ い ︻ 〇 〇 〓 〇 ゆ い . ∽ い 〇 一 ^ い い Φ 寸 . H H 一 H Φ . H H ヽ 卜 い . ∞ N O ∞ 0 . 〇 一 出 ゛ [ ^ ∞ い ゛ ∞ ∞ . ︻ [ い い 0 . ︻ 出 N ∞ ∞ . 出 ト ト ∞ ^ ∞ 〓 い い い ^ N H Φ 寸 〇 H O O . ∞ H ∽ ” め H ∞ い . ト ∞ H い . H 〓 ゞ O H ^ 一 H O ヽ 卜 ^ 〇 ︻ 〇 一 〇 . ∞ ∞ 0 0 卜 ^ ∞ ﹁ い 卜 ∞ 、 ∞ Φ ∞ ∞ い . い 一 Φ ヾ . 出 〓 卜 0 ∞ . H H ∞ ∞ ^ 一 H O O い 、 い [ い い 〇 ^ H い い い . ∞ 出 ヽ い ﹄ O Φ ∞ ^ ﹄ H い い . O H ︻ い ︻ ´ ∞ H N ゛ R ^ ︼ ︻ い ∞ H ^ ∞ ∞ ト ト ∞ . 寸 0 ∞ ∽ N . ∞ 0 い 0 0 . H O ∞ ∞ . い H ∞ N ヽ H 出 〇 〇 . O H ∞ ∞ H . 〇 ︻ Φ ∞ ︻ ヽ [ ∞ ∞ ∞ . 出 H ∞ N ト H ヾ 卜 ´ 0 0 0 0 ^ ∞ 〇 〇 ﹄ . い H H H ︻ ^ 〓 沼 ゛ ヽ い . O N ∞ い 〇 ^ 〓 ヾ ∞ H 寸 ヽ 卜 い 一 卜 ∞ . ∞ H ∞ ∞ [ ´ H Φ O O ^ 〇 ゛ ∞ Φ ゛ . い 〓 ∝ ∝ 卜 . 一 ︼ ∞ 一 [ ^ 〓 出 ∞ ∞ . い [ 0 い ∞ ^ Φ [ ∞ ∞ [ . め H い H い ︻ い 〇 ^ Φ [ H O O ^ ヽ

饉§漫§駅ミ毯§

題塞題§翼墨黒

Rs良

い 、 営 卜 1含 出 Φ

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口 ∩ 〇 回 N く ぶ 朧 ﹁ ゛ → К ヽ 業 K ・ ■ 一 ゛ 今 く   繹 く ぶ 冬 陣 ゛ → 冬 に ゛ ︵ ■   録 ︵ く 繹 ︱ ■ 録 ︶ E 縮 く 睫 駆 郭 長 さ 紅 緊 撃 経 肛 ︼ 紅   緊 ■ 枢 肛 掟 一 撻 さ ■ 枢 撫 証 一 磁 哨 肛 ビ 蘇   拉 一 ■ 枢 準 ば 回 ¨ 国 ∩ O 〇 〇 ヽ ヽ 0 い ^       Φ O O H         い い い ︻         寸 0 い H         ∞ い い 出         N い い 出         ︻ 〇 〇 H         0 0 い H         O ∞ O H         ∞ ∞ い 出         い ∞ い 出         〇 ∞ 〇 [     ﹂ 一 回 縮 壁 ︵翠 . 準 尋 ← 8 8 .Z 出 ヽ ト ロ .● 丼 ︶ 櫛 淵 S 邸 禦 搬 換 製 口 ヽ レ   ” 誦

(9)

た在庫が不要 にな り

,在

庫取 り崩 しを していたためである。そ うした在庫の調 整 も明 らかに1993年頃には解消 され

,成

長のためのマイナス要因が一つ消滅 し た。逆 に市場経済への移行 を経て

,現

在の経済成長 は民間消費 と民間投資

,石

炭以外の輸 出が経済成長 を支 えている し

,政

府の固定資本形成 も旺盛である。 ただ し

,一

方で国内投資のために投資財 を輸 入 し

,

また輸 出の拡大が輸 入の増 加 を もた らすなどの懸案材料があることも否定で きない。 2。

エ ネル ギー需 給 の現状 と見通 し

(1)エ

ネルギー需給の推移 と現状 ① 概要 と一次エネルギー供給 1995年のポーラン ドの一次エネルギー国内供給は

,99MTOE(原

油換算百 ト ン)である。(8)これは

,過

去の最 も大 きな消費量であった1987年の

138MTOEに

比較 して

,28%も

小 さな値 である (表

2参

照)。 エネル ギー源別 にみ ると

,石

炭 (固定燃料含む

)75%,石

15%,天

然ガス

10%と

なっている。 この他に水力や電力輸 出が若千存在す る。石炭への依存が 大 きいことは

,国

内の賦存資源量 と無関係 ではない。つ まり

,ポ

ーラン ド国内 には世界第

8位

の石炭資源量がある。

World Energy Conference(1996)の

資 料 によれば

,石

炭埋蔵量 は276億 トンであ り

,現

在の生産量1.37億 トンで割 った 可採年数

(R/P比

)は

,200年

以上 となる。 1980年代 を通 じて

,石

炭が一次エネル ギー国内供給 に占め る割合 は

,約80%

であった。 しか し

,市

場経済への移行前後か ら石炭の シェアは低下す る傾向 を 見せ ている。市場経済へ移行 し

,経

済が回復傾向 を辿 る中にあって も

,1990年

代前半のエネル ギー需要はほ とん ど増加 していない。その中で,基幹エネル ギー である石炭需要だけが低迷 していることが際だった特徴 となる。 ところで

,石

炭需要の減少はどの需要分野で起 こって きたのか。結論 を先取

(8)エネル ギーに関す るデータはAgencia Rynku Energii S.A,3・″″sE″′を│のαπノRο′s″ ω υ力″グz″ 助 ″s″カグ

06Ca Eυ

ROSτ4τ・ιOⅣZ,1997お よびOECD/1EA,E″′%ク 」%′‐ α″

(10)

ポーラン ドのエネルギー市場 とエネルギー・環境政策 表

2 -次

エネルギー国内供給の推移 59 (単位 :千

TOE他

) 項 ‖ 1980 1985 1990 1991 1992 1993 1994 1995 '95/'90 一次エネルギー│」内供給 石 炭 石 油 ガ ス 128,814 130,841 101,22() 101,778 105,176 78,52() (79) (80) (78) 17,910 16,()54 13,592 (14) (12) (13) 8,866 9,459 8,915 (7) (7) (9) 281 334 283

-20 -182 -89

98,653 100,131 95,700 98 76,861 77,776 72,782 74 (78) (78) (76) 14,017 14,216 (14) (14) 7,817 8,219 (8) (8) 305 127 -346 -207 99,634 78,530 (79) 13,092 (13) 7,944 (8) 292 -225

-05

-1 1 14,782 (15) 8,218 (9) 149 -230 2.7 02 水 電 力 力 -241 -105 22 0 CDP(●万PNL,199o年価格) 56,758 57,418 56,027 52,121 53,489 55,522 58,409 62,526 CDP原単位(Kg/PLN) 2.27 2.28 181 191 184 180 164 158 C02排出量(百万 トンーC)133,325135,748103,965102,912101,837103,274 98.311101,023 22

-27

-06

(注

) ( )内

は構成比

%

(出所

)GUSお

よび,P。land Energy lnformation Center資 料 よ り作成

2

石炭 消費減 少の部門別構成 (1987年 と 1995年 比較)

MTOE

10 0 -10 -20 -30 -40 合計

熱・ 電力供給 他転換部門 最終エネルギー消費 産業部門

民生部門 りすれば

,需

要減少の過半は

,熱

と電力を生産す るための転換部門で生 じてい る。その理由は

,第

一 に転換効率の改善 (転換 ロスの減少

)で

あ り

,第

二 に民 生部門などでの熱需要の減少

,に

由来す る(図

2参

照)。 また

,最

終エネル ギー 消費全体 において も

,石

炭需要は減少傾向にある。 しか し

,産

業部門だけを取 り出せ ば

,石

炭需要は回復基調 にある。 1980年代後半か らの一次エネル ギー国内供給の減少 を

,①

人 口

,②

経済成長, ③

GDP当

た りのエネルギー消費原単位の

3要

因に よって分析 してみ よう。 そ の結果 をみ ると

,1990年

代前半 には②経済のマイナス要因 も存在 していたが,

(11)

圧倒的 に大 きな要因は③

GDP当

た りのエネル ギー消費原単位の低下である。

GDP原

単位 は,一定の付加価値 を生産す るのにどれだけのエネルギーを消費 し たか を示す ものである。ポーラン ドの

GDP原

単位 をみ ると

,1985年

の100に対 して1990年には79に

,1995年

では69にまで低下 している (図

3参

照)。 さらに

,こ

の原単位の低下が どの需要分野で起 きて きたかを検討 してみ る。 最 も大 きな寄与 を示すのが

,石

炭需要の減少 と同様 に

,転

換部門である。 これ に

,産

業部門での寄与が続 いている (図

4参

照)。 図3 単位:千

TOE

1985 部門別寄与 一 次 エ ネル ギ ー 国 内供 給 変 化 の要 因分 析 単位:千

TOE

20000 10000 0 -10000 -20000 -30000 -40000 -50000 150,000 140,000 130,000 120,000 110,000 100.000 ,000 1990 1995 80,000 図

4 GDP原

単位低 下の需要 部門別寄与 原単位Kg―

OE/PLN

1 0

-1

-2

-3

-4

-5

-6

-7

-8

24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 囲園圏非エネル ギー 匡

=]輸

送部門 〃πZ転換部門

E=]産

業部門 ■■1農業・民生他 一 原単位 一次エネル ギー供給 (右軸) 匡 =コ 人 口 国団ヨー 人当た り 所得

EE]原

単位

_一

次 エ ネル ギー供 給 エネルギー

/GDP原

単位 (右軸) 1985 1990 1995

(12)

ポー ラン ドのエネル ギー市場 と工不ル ギー・環境政策 61 ② 最終エネルギー消費の推移 と現状 一次エネル ギー国内供給の約

68%(1995年

)は

,最

終エネルギー消費 として 消費者 に渡 され る。1995年の最終エネル ギー消費は

67MTOEで

ある。1995年の 最終エネルギー消費のエネル ギー源別構成比 は,石炭が

42%と

もっとも大 きく, 石油

20%,熱

14%,ガ

12%,電

12%と

続 く。 また

,需

要部門別の構成 は, 「その他部門(農業

+家

+業

務)」 が もっとも大 きく

48%を

占め

,つ

いで産業 部門

34%,交

通部門

13%,残

りの

5%を

非エネルギー消費が 占めている (表3 参照)。 需要の推移 をみれば

,1987年

にピークを記録 して以来

,未

だにその水準 を超 えていない。1990年か ら1995年の期 間の年平均増加率は,マイナス

0.7%で

ある。 表

3

最終 エネル ギー消費の推移 (単位t:1000 TOE他) 項 目 年 1980 1985 1990 1991 1992 1993 1994 1995 '95/'90 最終エネルギー消費 石 炭 石 油 力・ ス 電 力 教 86,505 (lθθ) 38,360 (イイ) 12,647 (15) 6,772 (`3) 7,320 ((3) 21,406 (25) 83,247 〈Iθlθ) 34,944 (42) 11,870 (I`) 6,914 (8) 7,708 (θ) 21,811 (26) 69,319 (lθθ) 28,462 (41) 11,336 (ヨδ) 4,971 〈7) 7,323 (11) 17,227 (25) 67,497 (I()θ) 28,949 (イθ) 11,100 (lδ) 3,964 (δ) 6,845 (Iθ) 16,638 (25) 67,376 (Iてフθ) 29,802 (イ4) ll,605 (17) 3,597 (5) 6,630 (lθ) 15,741 (23) 66,416 (1('θ) 28,630 (`θ) 10,739 (Iδ) 7,004 (II) 6,995 (11) 13,048 (2θ) 66,214 (1て 'θ ) 25,697 (θ9) 13,004 (2θ) 7,350 (11) 7,326 (II) 12,838 (19) 66,933 (lθθ) 28,291 (イ2) 13,454 (2θ) 7,862 (12) 7,703 (12) 9,623 (1イ) -0.7

-01

3.5

96

10

-11.0 産 業 輸 送 その他 農 業 家庭用 業務用 非工不ルギー 38,124 (44) 9,804 (II) 36,675 (イ2) 4,284 31,302 1,089 1,903 (2) 33,692 (イθ) 8,719 (Iθ) 39,068 (イ7) 3,978 32,912 2,179 1,767 (2) 24,708 (θδ) 8,063 (12) 32,322 (47) 5,114 20,236 6,971 4,227 (θ) 21,752 (θ2) 8,295 (12) 34,086 (5θ) 4,690 22,387 7,009 3,364 〈5) 19,955 (θθ) 8,171 (12) 35,951 (53) 4,487 24,417 7,047 3,299 (.5) 21,778 (θθ) 7,842 (12) 35,895 (54) 4,659 24,252 6,984 901 (1) 21,230 (θ2) 8,330 (13) 33,127 (5θ) 5,000 23,253 4,874 3,528 (5) 22,958 (θイ) 8,423 (13) 31,929 (`θ) 4,770 22,890 4,269 3,623 (5) -1.5 0.9 -0.2

-14

25

-9.3 -3.0 (注

) ( )内

は構成比

%

(出所

)ARE資

料 より作成

(13)

エ ネル ギー源 で み れ ば熱 需 要 の大 幅 な減 少

,需

要 部 門 で 見 れ ば

,産

業 お よび「 そ

の他」部門の減少がその原因である。

③ 産業部門のエネル ギー消費

(a)消

費の規模 と推移 産業部門のエネル ギー消費は最終エネル ギー消費の

34%を

占め

,23MTOEで

ある (1995年)。 同年のエネル ギー源別内訳 は

,石

59%,電

16%,熱

11%,

ガス

8%,石

6%で

ある (表

4参

照)。 エネルギー消費の推移 をみれば

,1986年

に ピークを迎 えた後大 きく減少 し, 1992年にボ トム を迎 える。その後 は微増傾向 を示 している。1992年までの低下 傾向 を産業別 に見れば

,エ

ネルギー多消費産業の鉄鋼

,化

,鉱

,機

械 といっ た産業での消費が大幅 に落 ちこんでいる。逆 に

,近

年の増加 トレン ドは

,こ

う した素材産業でのエネルギー消費の拡大があ り

,そ

れは

,素

材産業の生産活動 がかな り復興 して きたことを意味 している。

(b)消

費変化の要因分析 移行期前後か ら現在 までを とって

,産

業部門のエネル ギー消費の変化が何 に よって もた らされて きたかを

,さ

らに検討 してみ よう。詳細 なデータが拾 える 1988∼ 1995年について解析す ると

,次

の ような特徴が明 らかになる (図

5,図

6参

照)。 1995年の産業用エネル ギー消費水準 は

,1988年

に比べて約

25%ほ

ど小 さい。 これ を①産業別のエネル ギー消費原単位の変化

,②

産業構造の変化

,③

経済活 動水準の変化

,

とい う

3つ

の要因に分解す る。解析結果 をみ ると

,25%も

のエ ネル ギー消費水準の低下 は

,そ

の過半が②産業構造の変化 に由来す ると判断で きる。具体的には

,エ

ネルギー多消費産業である素材産業の相対的な生産水準 の低迷がそれである。 逆 に

,①

個別産業のエネルギー消費原単位 は

,移

行期 を通 じて悪化 している。 これは

,生

産活動の低迷が

,生

産量

1単

当た りの固定費的なエネルギー消費量 を押 し上 げる効果 を持 っていたのであろうと推測 され る。 また

,③

産業活動の 水準 は

,1995年

になって個別産業の生産水準が ようや く1988年 レベル にキャッ

(14)

ポー ラン ドのエネル ギー市場 とエネル ギー・ 環境政策

63

4

産 業 部 門 エ ネル ギ ー消 費 の 推移 (単位:1000 TOE他) 1980 1985 1990 1991 1992 1993 1994 1995 '95/'90 合 計 石

炭 38,124 11,799 (31) 2,574 (7) 4,868 (13) 4,269 (11) 14,615 (38) 33,692 9,472 〈28) 2,110 〈6) 4,413 (13) 3,991 (12) 13,706 (41) 24,708 8,518 (34) 784 (3) 2,438 (10) 3,234 (13) 9,734 〈39) 19,955 7,124 (36) 585 (3) 1,498 (8) 2,710 (14) 8,039 〈40) 21,230 10,014 (47) 679 (3) 1,971 (9) 3,390 (16) 5,177 (24)

-15

9.6 21,752 7,477 (34) 623 (3) 1,836 (8) 2,867 (13) 8,950 (41) 21,778 10,049 (46) 780 (4) 2,685 (12) 3,027 (14) 5,238 (24) 22,958 13,459 (59) 1,326 (6) 1,949 (8) 3,612 (16) 2,612 (11) 石 油 11.1 -4.4 2.2

-231

ス     カ ¨ ガ     電 熱 鉄 鋼 化 学 非鉄 金属 非金属鉱物 輸 送機械 一般機械 鉱

業 食

品 紙 パ ルプ 木 製 品 建

設 繊 維 そ の 他 12,248 (32) 5,236 (14) 1,574 (4) 6,232 (16) 0 (0) 4,670 (12) 0 (0) 2,826 (7) 1,123 (3) 649 (2) 1,481 (4) 1,630 (4) 455 (1) 10,344 (31) 5,087 (15) 1,252 (4) 5,158 (15) 0 (0) 3,998 (12) 0 (0) 2,976 (9) 1,069 (3) 597 (2) 1,506 (4) 1,432 (4) 275 (1) 7,816 〈32) 2,790 (11) 571 (2) 3,514 (14) 603 (2) 2,231 (9) 1,452 〈6) 2,363 (10) 1,008 (4) 446 (2) 763 (3) 1,043 (4) 108 (0) 5,999 (28) 2,495 (11) 555 (3) 3,339 (15) 672 (3) 1,921 (9) 1,265 (6) 2,393 (11) 1,039 (5) 425 (2) 620 (3) 919 (4) 111 (1) 5,742 (27) 3,547 (17) 684 (3) 3,325 (16) 660 (3) 1,481 (7) 734 (3) 2,390 (11) 956 (5) 440 (2) 381 (2) 731 (3) 160 (1) 6,070 (26) 4,037 (18) 708 (3) 3,501 (15) 619 (3) 1,480 (6) 819 (4) 2,684 (12) 1,231 (5) 507 (2) 306 (1) 900 (4) 97 (0)

-49

7.7

44

-0.1 0.5 -7.9 -10.8 2.6 4.1 2.6

-167

-29

-2.1 5,600 (28) 2,478 (12) 338 (2) 3,184 (16) 569 (3) 1,662 (8) 1,205 (6) 2,156 (11) 969 (5) 427 (2) 456 (2) 824 (4) 86 (0) 5,428 (25) 3,607 (17) 372 (2) 3,249 (15) 672 (3) 1,782 (8) 1,052 (5) 2,570 (12) 1,006 (5) 446 (2) 532 (2) 973 (4) 90 (0) (注

) ( )内

は構成比

%

(出所

)ARE資

料 より作成

(15)

要因の寄 グラフ

,左

軸) エ ネル ギー消 費量 (右軸) 図

5

産 業 部 門 エ ネル ギ ー消 費変 化 の要 因分 析

1000 TOE 1000 TOE

32,000 27,000 22.000 17,000 1988 1990 1992 1994 産 業 部 門 エ ネ ル ギ ー消 費変 化 要 因 の産 業 別 内訳 図6 1000 TOE 食 品

穆%,多 輸単機械

化 学

食 品 1988-1995の比較 4,000 2,000 -2,000 -4,000 -6,000 -8,000 -10,000 -12,000 -14,000 6,000 4,000 2,000 0 -2,000 -4,000 -6,000 -8,000 -10,000 口合計 口繊維 S建設 □食品 日鉱業 田一般機械 ●輸送機械 物非金属鉱物 口 化 学 □鉄 鋼 産業構造変化要因 同左合計 原単位変化要因 同左合計 チ ア ップ して きて い る。 上 の ような解析結果 か ら

,次

の ようなイ ンプ リケー シ ョンが読 み とれ る。 こ れ まで のエ ネル ギー消費量 の低 迷 は,多 くは,個 々の産業 にお け る省エ ネル ギー に よって もた らされ た もので はな く

,素

材 産 業 の相 対的 な生産低迷 に由来 して い る ものであ る。 それゆ え

,今

,素

材産業 が経済 成長率 なみ に復興 して くれ ば

,産

業部 門の エ ネル ギー消 費量 は確 実 に増 加 す るこ とにな る。個 別産業 レベ 圏圏目原単位変化 Rヽコ経済活動 は

22産

業構 造変化 厖SNその他

_エ

ネル ギー 消費量

(16)

ポーランドのエネルギー市場とエネルギー・環境政策

65

ル で見 た省 エネル ギー(エネル ギー消 費原 単位

)は

悪化傾 向 こそ見せ て い るが, 改善傾 向 にはない (もち ろん

,外

資導 入 に よる新 た な産 業 設備 が省 エ ネル ギー を もた らす可能性 が あ るこ とは否 定 しない)。 その ため に

,個

々の産業 レベル に お りた ミクロ的 な省 エネル ギー活動 は

,今

後 と もます ます重要 な政 策課題 とな る。

(2)エ

ネルギー需給見通 し 移行期経済 にある国では

,一

国の将来経済像 その もの を見通す ことが難 しい ために

,エ

ネル ギー需給見通 しも例外な く難 しい。 ここでは

,1995年

に策定 さ れた “Energy Policy GuideHne for Poland until the Year 2010"で 採用 され ている見通 しを紹介す るが,それが現実 とかけ離れて きていることは否めない。 そのため

,経

済省 においては新 たな長期エネルギー需給見通 し策定のワーキン ググループ を発足 させ,1999年末 を目安 に作業の とりまとめが進め られている。 ただ し

,数

字その ものの信頼性 は欠如す るものの

,上

で示 された見通 しの方 向性 は

,今

で も変わ らない。 とりわけ

,次

の二つの要点 は数値上の変更があっ た として も

,政

策的に進め られ る指針である。それ らは

,第

一 に

GDP原

単位 を 改善す るための省エネル ギーや産業構造の変換 を推進す るこ と

,第

二 には

,固

体燃料 を液体燃料やガス体燃料へ転換す ること

,で

ある。 ① 一次エネルギー供給 この見通 しは,経済成長の前提 を年率

5%程

度 としている。2000年お よび2010 年の一次エネルギー国内供給合計 は

,1990年

のそれ よりも上 回 るが

,そ

れで も 1988よ りも小 さい(表

5参

照)。 2010年 の石炭消費は

,1988年

のそれ よりも

30%

近 く減少す る。 この見通 しでは

,2000年

の石炭生産 を

1億

2,000万 トン (う ち 9,800万 トンが国内消費)と しているが

,1998年

4月 に政府が提 出 した石炭産業 リス トラ計画では

,新

しい生産 目標値 は

1億

1,400万 トンに下方修正 している。 褐炭の消費は,1日式 な発電所のスクラップな どがあるため2000年までは減少 す る。 しか し

,発

電用燃料 としては相対的に価格が安いことか ら

,2000年

以降 はほぼ横這いである。

(17)

天然ガスについては

,2010年

の消費量 は1990年のそれに対 して

56%も

大 きく なる。過半 を輸 入に依存す ることになるが

,国

内産 も

42%程

度 をカバーす る見 込みである。 2010年の石油消費は

,1990年

66%増

である。原油の供給は

,国

産が約30万 トン/年程度 (消費量の1∼

2%)あ

るものの

,そ

れ以外は全量輸入 となる。 再生可能エネル ギーについては

,一

次エネルギーの

1.2%∼

2.6%(2000年

) お よび

1.7%∼

5.5%(2010年 )と

い う値が検討 されている。 ② 最終エネル ギー消費 最終エネル ギー消費全体の動 きは

,一

次エネル ギー国内供給 とほぼ同 じであ る。ただ し

,個

別需要セクターを見て行 くと

,次

の ような特徴がある (前掲, 表

5参

照)。 産業部門では

,2000年

お よび2010年のエネル ギー消費量 は

,1988年

は もとよ り1990年のそれ よりも下回る。 この理由は

,産

業構造がエネルギー寡消費の方 向に進むこと,イ固々の産業 によるエネルギー消費効率が改善す ること

,な

どが 織 り込 まれている。2000年お よび2010年の建設用エネルギー消費は

,1988年

43%,1990年

20%も

少ない。農業お よび輸送用 については

,2000年

2010年 と もに

,1990年

の値 を上回 るものの

,1988年

のそれ よりも少ない。 さらに

,家

庭 用 について も同様 な傾向が見通 されている。 この結果

,将

来の消費分野別の構成は

,1990年

に比べて

,産

業部門が相対的 にウェイ トを下げ

,逆

に家庭用・輸送用・農業用が高 まると見込 まれている。 一方

,エ

ネル ギー源別構成では

,次

の ような特徴がある。それ らは

,①

固体 燃料が相対的に減少 して,それ を液体燃料やガス体燃料が リプ レースす ること, ②熱需要 は相対的 に減少 し

,暖

房 な どは直接 加熱 によるエネル ギー消費が増 え ること

,な

どである。

見直 しの方向性

1996年

の一次エネルギー国内供給実績は

,上

で想定されている

2000年

の値に

ほぼ近 くなっている。それゆえ

,実

際には

,上

記の見通 しほど省エネルギーや

(18)

ポーラン ドのエネルギー市場 と工不ルギー・環境政策 67 表

5

ポ ー ラ ン ドの長 期 エ ネル ギ ー需 給 見通 し (単位

:MTOE,%)

実 績 見 通 し 年 平均 変化 率 1988 構成比% 1990 構成比% 2000 構成比% 2010 構成比%'90/'80'00/'90'10/'00 一 次 エ ネル ギー 国 内供 給 石 炭 84.8 65θ 褐 炭 14.1 ″.θ 天 然 ガ ス 9.7 7.5 61.6 13.4 8.9 15.4 0.0 1.3 61 6 122 11.3 21.8 00 3.1 57.9 12.1 15.0 25 4 00 78 -3.2

-05

-09

-1.4 0.0

-09

24 35 -0.6 -0.1 2.9 1.5 θ

12

ヱ3.3 8.9 15θ θ.θ 7.θ 5δ θ ヱF.2 lθ θ ヱθ.θ θ.θ 2.8

489

rθ 2

127

21.5 θ.θ δ δ 油 カ 子 他 石 原 17 7 ヱ3.8 0.O θ.θ

2.4 19

-5.9 9.1 9.7 合 計 1287ゴ `χ'θ 1006ゴα,.θ l10 0 1α 'θ l18 2ノ α ,.θ -24 0.9 0.7 最終エネルギー消費 設 業 送 庭 産 建 農 輸 家 33 4 1.4 19 5.0 42.6 27.7 10 49 38 28.0 23.7 0.8 5.3 4.3 37 9

-19

-3.3 9.9 -2.7

-41

-1.5

-22

08 12 31 07 0.0 12 1.9 03 、9,δ ゴ 7 2θ 5θ 5θ 6 イ2.` ′.5 75 58 42.8 3θ ゴ

II

7イ δ.θ 62.9 254 .33.θ

08 Fθ

60 7.θ

52 68

39.0 57.7 固 体燃 料 気 体燃 料 液 体燃 料 電 力 熱 他 θ7.θ ゴ

26

′θ.9 ゴθ8 2、

,8

2.θ 25 5 15.9 16.コ ヱθ.θ 28 イ 2_2 ヱ∂.θ 17.4 21.θ ゴ5θ 25.3 2.5 31.2 10.5 11.7 91 20.1 17 16.7 10.4 10.5 8.5 18.6 0.7 17.8 111 12.8 95 19.0 1.5 24 8 16.5 ゴ7.θ ゴθ3

265

2ノ 13 7 13 3 16.0 12.1 19.3 19

-61

-01

-1.1

-07

-0.8 -8.5 0.6 -2.6 0.7 1.8 2.0 2.3 1.1 2.4 0.2 0.2

79 24

合 計 (出所

)MG,a“

窪ソ′ο″りGαググクノグπιヵγ′ο′α″グ%π″′滋a yaα″2θlθ,1995 図

7 2010年

までの一次 エネル ギー供給見通 し 単位

:MTOE

84 4 fα '.θ 65.5ゴα '.θ 71.8 Fa9 θ 76 4ゴα).θ

-25 0.9 06

40 20 00 80 60 40 2〇 一 □ 他 □ 石油 圏 天然ガス 国 褐炭 □ 石炭 1988 (出所

)前

掲表 よ り作成 ニゴ ニ´´ 1990 2000 2010

(19)

産業構 造転換 は進 んで いない。 その ため

,新

たな見通 しは

,上

方修 正 を余儀 な くされ よ う。 また

,個

体燃 料 か ら液体燃 料へ の転換 も

,見

通 しほ ど進 んで いない。新 たな 石 炭 リス トラ計 画 は

,2000年

の生産量 を

1億

1,400万 トン と して い る もの の, 1997年 の生産量 は

1億

3,700万 トンで あ る。それ ゆ え

,石

炭 産業 の リス トラは燃 料 転換 を進 め る上 で は不可 欠 な要素で あ る。政 府 の計画通 りに進 むか否 か は, 労働組合 との折衝 いかん にかか って い る。 原子 力 につ いて は

,見

通 しの上 で はゼ ロで あ る。2010年 に新規 原子 力発電が 導 入 され る見込 み は少 ない ものの

,そ

の先 に登場 して くる可能性 はあ る。温室 効果 ガス を排 出 しない

,そ

して国家エネル ギー安 全保障 に資す るエネル ギー源 と して

,原

子 力発電 は有 力な石炭代替 エ ネル ギー源 と して認識 されつつ あ る。

3.エ

ネル ギー政策 と産業動 向

(1)石

炭 産業 ① 石炭産業合理化計画 従業員24万人

,売

り上 げ高

5億

ドル

,年

1億

3,700万 トンの石炭 を産出す る 当該産業の リス トラ計画の実行は

,か

な り難航が予想 され る。 しか し

EUへ

の 加盟交渉 にあわせ

,EUな

みの財政の健全化 を目指 さざるを得 ない政府 に とっ て

,石

炭産業の リス トラは避 けて通れない。 石炭産業 リス トラ計画は

,1996年

に も策定 されたが

,労

働組合側の反発か ら 実施 に至 らなかった。 そのため

,1997年

秋 に組閣 された現政権 の もとで

,新

し い石炭 リス トラ計画が練 り直 され

,そ

れが1998年 4月 に発表 されている。 新計画 によれば

,2000年

までに石炭産業が利益 を出す ことを目指 し

,現

有の 労働者数23万

7千

人を

7万

人減少 させ て17万人体制 にす る。2000年の石炭生産 量 は

,稼

働 している65鉱山の うち24鉱山を開山 させ て

,1億

1,400万 トンにまで 減産す る。(9)さ らに

,2010年

については

,生

産量 は9,000万 トン

,労

働者 は

7万

7千

人にまで削減す る

,

という ドラステ ィックな ものである。(10)

(9) ヽVarsaw‐VOice,Pensionig Off a FOssilized lndustry,.Apri1 26,1998 (10)Financial Times,S01idarity UniOn IIits at Coal Refornl,April 18,1998

(20)

ポー ラン ドのエネル ギー市場 とエネル ギー・環境政策 69 この計 画が組合側 に も受 け入れ られ

,実

現 可 能 か否 か は

,炭

鉱 労働 者 削減 の ための社会保障パ ッケー ジに依 存 してい る。 つ ま り

,強

制 的 な レイオ フ を行 わ ない代 わ りに

,次

の ような早期退職補償 を用意 して,自発的 な離職 を奨励 す る。 それ らは

,停

年 時期 まで

3年

を残 して早期退職 す る炭鉱 労働者 には

,そ

3年

間 につ き現在 の給料 の

75%を

支 払 う(現在 の平均 月収 は2,000PLN)。 停年 年齢 まで の年 数 が

3年

を上 回 る早 期 退 職 者 に対 して は

, 3年

以 上 の

2年

間 につ き

65%の

給 与補償 を行 う。 また

,退

職 後 24ケ 月以 内 に新 た な職 を得 た者 に対 して は

,一

時 金 と して

22,000PLN(平

均 月収 の11ケ 月分

)を

支 払 い

,そ

の 間 に 自 ら 事 業 を起 こ した者 に対 して は

37,000PLNの

事業支援 金 を給付 す る。 これ ほ ど手厚 い社 会補償 を して まで も

,離

職 奨 励 を行 わ ざ るを得 ないの は, 石 炭 産業 の コス トの

75%が

人件 費 で あ るためだ。1997年 の 当該産業 の赤字 は11 億

PNL(3億

4,300万 ドル

)を

抱 え

,1998年

には18億

PLN(5億

1,400万 ドル) の赤字が予想 されて い る。(11)その赤 字 を埋 め て い るのが政 府 の補 助金 で あ る。 補 助 金 削減 の ため には

,当

該 産業 の合理化 を通 じた コス ト削減 お よび石炭販売 価 格 の値上 げが必要 にな る。 しか し

,販

売 単価 の値 上 げ は

,そ

れ ほ ど容易で はない。 なぜ な ら

,主

要 な購 入者 で あ る電気事業 に とって

,石

炭 価格 の値上 げは燃料 費の上 昇 を通 じて発電 コス トの増大 を意味 す る。 しか し

,

自身が販売 す る電力単価 は政 府の認可料金 で あ るため

,電

気 事業者 たちは燃料 費の上昇 を料金 に反映 で きない可能性 が あ るか らだ。 その場合 には

,石

炭 産業 に代 わ って

,電

気事業 が 自 ら合 理化 を行 い なが ら

,燃

料 費上 昇分 の コス ト削減 をせ ざ るをえな くな る。 ② 石炭価格交渉

1998年に入 り

,公

正取引委員会

(UOKiK:Competition and Consumer Pro‐

tection Office)は

, 7つ

の石炭持株会社 に対 して

,価

格形成上のカルテル行為 の疑 いか ら調査 を開始 した。 これは

,1994年

に締結 した石炭会社 と電気事業者 との石炭価格契約が1997年末 に期 限切れ とな り

,新

しい価格交渉 に入った段階

(11) ヽVarsaw Business JOurnal,SLIE),LabOr cast skeptical eye On cOal Plan,Apri1 20-26,

(21)

で表面化 した問題 で あ る。 前 回の契約 で は

,石

炭 価格 の上 昇 率 はイ ンフ レ以 下 で あ り

,平

均 的 には29ド ル/ト ンを下 回 っていたため

,石

炭 会社 に不利 益 を もた ら した。それ ゆ え今 回の 交渉 にお いて

,石

炭 会社側 はか な り強硬 な態度 を崩 して いない。 1998年 初頭, 政 府 認可の電気や熱 の単価 はそれぞれ

14%, 8%の

値上 げが実施 され たが

,石

炭 会社側 か ら提 示 され た今回の石炭価格値上 げ率 は

15.5%で

あ る。 これ に反発 す る電 力会社側 の訴 えが

,今

回の 公正取 引員 会介 入 につ なが った。 石 炭価格 につ いて は

,既

に政 府規制 か ら離 れて い るため

,

自由な価格 交渉 が 原則 で あ る。石炭 会社 も苦 しい経営状 況 にあ り

,あ

る会社 で は

,1997年

1月 か ら11月 まで に166百 万

PLN(47.4×

百万 ドル

)の

赤字 を抱 え

,石

炭価格 を上 げ ざ るを得 なか った

,

と してい る。 1997年 の ポー ラ ン ド石炭産業 は

1億

3,700万 トンを生産 した ものの,国 内需要 は9,500万 トン∼

1億

トン程 度 で あ る。世 界的 に石炭 市場 は供給過剰気味 で あ る こ とや

,ポ

ー ラ ン ド炭 の質 の悪 さか ら

,輸

出 は拡 大せ ず

,在

庫 が大 幅 に膨 れ て い る。 こ う した事情 は近 隣諸国 も同様 であ り

,1998年

に入 る と

,ロ

シアや チ ェ コか ら格 安 な値段 をつ けた石炭輸 入が急増 してい る。 国内の石炭会社 は

,こ

う した輸 入の増加 は明 らか にダ ンピングで あ るこ とか ら

,政

府 にその対策 を求 め て い る。

(2)石

油産業 ① 産業組織 市場経済 に移行 した後

,現

在 の石 油産業 は

,主

と して

2つ

の大精 製 会社

(Plock:Petrochemia Plock SAお

よび

Gdansk:Rafineria Gdanska SA,

2社

は販売業 も営む)と 巨大国営販売会社

(CPN:Central Petroleum Product

Distribution Authority,燃 料油販売の

60%の

シェア),そ れ を Nafta Polskaと い う国営持 ち株 会社 が管理す る

,と

い う構 造 で あ る。1996年に設立 され た

Nafta Polskaは

,ポーラン ド南部の石油産業の リス トラを進め,戦略投資家(外

国企業 など)を見つけて

,個

別石油企業の民営化 を図 ることを目的 としている。 そのため

,設

立年 に先の

Plockや

Gdanskお

よび

Trzebinia精

製会社,Czech‐

(22)

ポーランドのエネルギー市場とエネルギー・環境政策

71

owice精

製会社 そ してJedlicze精製会社 の株式の

75%を

保有す るこ とになっ た。 ② 石油精製民営化 計画通 りとは行かない ものの

,石

油産業分野 において も

,民

営化 お よび外資 参入は政策的に進め られている。 外資導入は流通部門か ら進め られ

,既

に170前後の

SS(サ

ー ビスステー シ ョ ン

)が

国内に設置 されている。主要な外資企業 として

,StatOil(ノ

ル ウェー,

64ケ所

),Conoco(米

,28ケ

),Texaco(米

,18ケ

),Nesta(フ

ィン ラン ド

,17ケ

)な

どがある。 ポーラン ド国内全体の

SS数

は4,868ケ所である ため,数の上では

3.5%で

ある。(12)しか し,将来的 には外資の

SSが

850ケ所程度 になるとい う見通 しもあることか ら

,ポ

ーラン ド市場 に対す る外資の積極性が 伺われ る。(13) また精製部門の民営化計画は,次 の通 りである。現在,国内精製能力は

,Plock

精油所が年産1,260万 トン

,Gdanskaが

400万 トン程度である。これ ら二つの会 社 は,販売拠点の

SSを

それぞれ200,30ケ所保有 している。(14)Nafta Polskaは 両会社の株式 について

,暫

時公開 し民営化 を進めて行 く方針である。外資 に対 しては

,

まず第一段階では二つのグループの上 限

30%ま

でを公開 し

,将

来的に は

50%ま

で拡大す る予定である。 しか し

,巨

大販売会社 である

CPNも

また両精製会社の株主であることか ら, 民営化プ ログラムは必ず しも一筋縄ではいかない。株式 を購入 しようとす る民 間会社 は

,精

製会社の将来の リス トラ 。拡張計画 を提示 した上 で株主 になるこ とが求め られている。そ うした付帯事項があるものの

,Statoil,Nesta,Agip

(イ タ リア

),Shell(英

国お よびオランダ)といった外資系企業 は

,両

精製会社 の株式公開に

,大

いなる関心 を示 した と報 じられている。(15)

O SSの

数 につ いては

,諸

説 ある。合計約5,300カ所 (Warsaw BuSineSS JOurnal,Feb,16 -22,1988)と い うイ直もあるが, ここでは, PNB,Eιοποπグο Rιttω,April 15,1997, を基

とした。

(10 PNB,Eεοπο,%κ R′υ″ω,April 15,1997

(23)

③ 販売会社の リス トラ

さらに

CPNに

関す る リス トラ計画では

,ま

CPNが

保有 している輸送網 と大型油槽所 を分離 し,それ らを

Nafta Polskaの

所有 とす る。それ以外の流通 設備 は次の ように配分 され る。

Nafta Polskaが

25.5%,Plock33.0%,Gdan‐

sk12.375%, 5つ

の南部精製所が各

5.825%で

ある。 こうして,流 通部門 としての

CPNの

役 日は終 わ り,石 油産業全体 としては競 争力のある

2つ

の垂直統合 されたセ ンター (Plockと

Gdanska)に

集約す るこ とが

,石

油産業合理化計画の最終 目標 である。 しか し

,先

に も述べたが

,1,400

ケ所前後の

SSと

12,000人の従業員 を抱 え

,支

配的な流通業者である

CPNは

, 上の ような分割・ リス トラ策 に必ず しも同調 しているわけではなぃ。(16) そのため

,1998年

2月 には

CPNに

関す る新 たな リス トラ計画が財務省か ら 発表 された。それに よれば

,CPNと

Plock精

製会社 とを合併 させ

,合

併後速や かに株式 を公開す る。加えて

,CPNが

保有 していた

SSの

うち150ケ所 をGdan‐

ska精

製会社 に売却す るというものである。(17)しか し

,こ

の計画 も

CPNの

組 合が反対 を表明 しているだけに

,実

現す るか どうかは予断 を許 さない。 なお,合併 された場合で も

CPN=Plock社

株の何

%が

上場 され るかは流動的 である。一方

,Gdanskaに

ついては

,1998年

秋 に もその

40%が

戦略投資家に公 開 され

,民

営化 され ると見 られている。(18)

(3)電

気事業

産業組織

市場経済へ移行 して以来

,ポ

ーラン ドの電力供給体制は

,①

垂直統合の分断

と②民営化

(そ

の前段階 として

100%政

府出資の国営企業化がある)の 方向に向

かっている。前者については

1990年

,発

電・送電・配電の機能をもった会社

に分割 された。

⑮ 同上 (16)同 上

(1り ヽVarsaw Business Journal,Government Pitches New Oil Privatization Plan; CPN

Balks Yet Again,Feb"23-lⅥ arch l,1998

(24)

ポーラン ドのエネルギー市場 とエネルギー・環境政策 表

6 1997年

度末の電源構成 73 単位

:MW

設備認 可能 力 Installed 利用 可能能 力 Available 熱 供 給 能 力 Available ′ I`hermal 公営汽 力 褐 炭 一般炭 公営水 力 内揚 水 自家発汽 力 28,751 9,058 19,693 2,008 1,330 2,968 28,044 8,446 19,597 2,045 1,366 2,602 25,115 1,071 24,044 3,966 公営合計 自家発 合 計 30,758 2,968 33,726 30,089 2,602 32.690 25,115 3,966 29,081

(出所)Agencia Rynku Energii S.A"B%′′ι′グπ οr Pοωι/1%″%s′η,イ ル

9%′γιι′ο/1977,p.8.

発 電 につ いて は

,主

要 な大 規模 発電所 ご とに会社 単位 を形 成 し

,徐

々 に統合 され て現在 は34社 が存在 す る (電力専用の発 電所 は

17,熱

併 給 発 電所 は19箇 所 あ る)。 送 電 につ いて は

,ポ

ー ラ ン ド送 電公社 (Poland Power Grid Co.)が 1 社 で市場 を独 占 し

,こ

れ は

100%政

府 出資会社 で あ る。さ らに配電部門 は

,現

在 の ところ33社 あ るが

,既

に一 部 の会社 では民間 に株式 を公 開 して い る。 発 電設備 規模 は

,全

国で3,370万

kW,

うち公営 電気事業者分 が3,080万

kW

で あ る(表

6参

照)。 需要 の ピー クは冬場 の夕方

5時

頃 に約2,400万

kWで

あ る ため

,供

給予備 力は現在 の ところ22∼

29%ほ

どあ る。 しか し

,先

進 国の基 準 か らみれ ば

,多

くの ポー ラ ン ドの 発 電設備 は既 に老朽 化 し (平均 設備 年齢 18年), 発 電効 率 も悪 い。 それ らが規 制緩 和 に よって競 争 に さ らされ れ ば

,会

社 倒 産 も 余儀 な くされ る可能性 す らあ る。(19)さ らに

,ピ

ー ク電 力需要が2015年 まで年率

2.3%の

上 昇 が見通 されてい るこ とか ら,新 たな電源 の手 当 も早 晩 必要 にな って くる。

(19)ヽ7arsaw Business JOurnal,_Eπ ′,gノ Cο,夕ψαη′ιS´ グ″ πクわ παb PSE Rοωι/ ″πグι″,

(25)

② 規制緩和 1998年 3月 に

,ポ

ーラン ド送電公社 は

,2000年

に向けた ピー ク電力供給のた め の 入札募 集 を行 い

,40社

か ら76プロ ジェク ト80万

kWの

オ ファー を受 け た。(20)落札者の決定は

,1998年

末 までに行われ る予定である。提案 を受 けたプ ロジェク トの中身は

,新

規電源

,既

存設備の改良

,電

力の輸 入

,省

電カプ ログ ラムな どがあった。入札 には

,ポ

ーラン ドの公営発電会社のほか

,外

国企業 も 参加 し

, National Power(英

), RWE(ド

イッ

), AES(米

), ABB Energy

(スイス

),Shellと

ワル シャワ配電公社の合弁 な ど

,ま

さに国境 を越 えて

,外

資企業の新規参入が予想 されている。 また,発電会社の民営化 も徐 々に進んでいる。例 えば,1998年4月 には Bedsin 発電公社がワル シャワ株式市場 に上場 された。株式公開によって

,同

社は熱電 併給会社 として最初の民間企業 となる。ただ し

,戦

略投資家に対す る購入要件 は

,発

行株式の

15%ま

で とされている。(21)

(4)新

しいエ ネル ギー法 (電 力・ ガス・ 熱供 給) 現在

,そ

して将 来 のエ ネル ギ_(22)(電力・ ガ ス・ 熱供 給事 業

)政

策 を語 る上 で欠か してな らないのが

,1997年

に制定 され たエ ネル ギー法 であ る。(23)こ の法 律 は1997年 1月 にSejim(下院)を 通過 し

,上

院 で一部修正 され た後

,1997年

4 月 に再 度

Sejinで

可決 され た。それ が同年5月に クフ ァシニ ェフスキ大統領 に よってサ イ ンされ

,そ

れ か ら

6ケ

月 を経 過 した11月 よ り施行 されてい る。 この 法 律 の規制対 象 は

,主

と して電力・ ガス 。熱供給事業 で あ る。 本法 律 は全体 が

8章

72条 か ら構 成 され

,そ

の 内容 は次の通 りで あ る。

00

同上

11)Warsaw Business Journal,3ι グ′グπムα´s παZ力ι′力γ C`ZS力, SαッS ``πο'' め S′名α′′gグε

fκυιs′ο″, April-4-13∼18, 1998

12)英文の法律名が Energy Lawと されているため,ここでは「エネルギー法」 と訳すが,

用語の上で「エネルギー」 として用いられている内容は電力・都市ガス・熱供給事業を示 し ている。それゆえ

,本

節において「工不ルギー」とした場合には

,主

としてこの電力・都市 ガス・熱 を示 している。

23)ARE,S.A.and GUS,Eπ

ι智ノιαの グπ Pο″κグ ‐ノノ¢′αε」ο/1θ スタπ′fθ97,Ⅵrarsaw,

(26)

ポーラン ドのエ ネル ギー市場 とエネル ギー・環境政策 75 第

1章

序文

1∼

4条, 第

2章

燃料お よびエネル ギー供給

5∼

11条 第

3章

エネルギー政策

12∼

20条 第

4章

燃料お よびエネルギーの経済的規制 に関す る制度

21∼

31条 第

5章

許認可 と料金

32∼

50条 第

6章

設備

,設

,グ

リッ ドと操業

51∼

55条 第

7章

罰則

56∼

57条 第

8章

規制体系の変更 に関す ること

58∼

72条 法律の 目的は

,①

ポーラン ドの持続可能な発展

,②

エネル ギー安全保障

,③

燃料 とエネルギーの合理的な利用

,④

競争の促進

,⑤

自然独 占が持つ弊害への 対策

,⑥

自然環境保護 と国際協約の義務 に関す る配慮

,お

よび⑦消費者の利益 を護 りなが らエネル ギー供給 コス トを最小 に してゆ くこと

,で

ある (第

1条

)。 そのために

,EUと

歩調 を合わせ る形で環境 に配慮 を しなが ら,エネルギー産業 に関す る規制緩和 を進め

,同

時 に省ネル ギーを積極的に進め るというのが法律 の骨子になる。 具体的には

,電

力系統への

TPA(第

二者アクセス

)を

認め

,IPP(独

立系発 電事業者

)の

新規参入を促す とい う形で規制緩和 を推進す る。一方で

,再

生可 能エネル ギーを用いた

IPPに

つ いては電力会社 に購入義務 を課 した り

,DSM

実施費用 を料金に反映 させ ることによって

,環

境保護や省エネル ギーの推進 を 図 る。料金やエネル ギー市場 に関す る規制権 限は,新しい組織 であるエネルギー 規制委員会

(Energy Regulatory Authority)が

司 ることになっている。同委 員会の委員長は

,閣

僚会議議長 (首相

)に

よって任命 され

5年

の任期 を持つ。 1998年 6月 現在では

,1997年

以降の経過措置 としてエネルギー規制委員会の 実質的な動 きは未だな く

,料

金規制 について も財務省 に委ねたままである。 し か し

,今

後は上記法律 によって

,電

力・ ガス・熱事業は規制緩和政策 に従 いな が ら

,市

場効率 を高めて行 く。 その一方で

,環

境保護や省エネルギー推進のた めの政策が

,新

たな規制措置 として導入 されて くることになる。

(27)

4.環

境政策 と省 エネル ギー政策

(1)環

境問題 と対策 ① 京都議定書 と

C02排

出量 筆者推計 による1995年におけるエネルギー消費 を起源 とす る

C02排

出量 は, 炭素換算101×百万 トンである。これは

,1990年

の値 に比べれば

3%ほ

ど小 さな 値であるものの

,

ピーク時の1987年値 に比べれば

,30%ほ

ど下回 る。 また

,環

境省調べ による主要な温室効果ガス排出実績 は

,表

7の

通 りである。

C02排

出量の減少の主 た る理 由は

,マ

クロ的 に見 たエ ネル ギー消費原単位

(GDPあ

た りのエネルギー消費量)の改善である。先に述べた ように

,こ

の消 費原単位の改善は

,エ

ネルギー転換部門お よび産業部門で引 き起 こされている (図

8参

照)。 しか し

,産

業部門のエネルギー消費の低減 は

,そ

れが産業構造変 化 に依存 していた。それゆえ

,今

後 とも

,こ

の トレン ドで

C02排

出量が低下す るか どうかは

,ひ

とえに

,転

換部門でのエネル ギー効率改善お よび産業部門で の省エネルギーの推進な どに依存す ることになる。 ところで

,1997年

12月 に交わ された京都議 定書 によれば

,2010年

前後のポー ラン ドの温室効果ガス削減 目標 は

,基

準年 に比べてマイナス

6%で

あ り

,

日本 と同率である。 しか し

,

日本 と大 きな相違 は

,基

準年は1990年ではな く1988年 である点だ。つま り

,C02に

関 してだけ見れば,基 準 となる排出量 は過去の ピー クに近 い値 であ り

,そ

れは1995年時点か らみれば

30%近

く大 きな値である。 そのため

,ポ

ーラン ド政府 に とって

C02排

出量の抑制策 に関 して,日 本の よ うな危機感 はない。社会主義体制時代 に使 っていた発電ポイラーは著 しく効率 表7 1988-1994年の温室効果 ガス排 出量 単位:Gg 1988 1990 1992 1994

C02

CH4

N20

477,584 3,141 70 381,482 2,801 63 372,311 2,474 50 372,293 2,467 50

(出戸斤)Republic of Poland,レ ωπグA4α″あπα′R″,ο″ わ ″ι

COP

ιο 厖′

(28)

20000 10000 0 -10000 -20000 -30000 -40000 -50000 ポーラン ドのエネルギー市場 とエネルギー・環境政策 図

8 C02排

出量 と排 出量変化 の要因 77 1000t―C 1000t―C 156,000 146,000 136,000 126,000 116,000 106,000 96,000 86,000 1985 1990 1995 (注)上の計算 は、C02=(C02/エネル ギー)× (エネル ギー/GDP)× (GDP/人口)×人 口を用 いた。 が悪 く

,そ

れ らを近代 化 す るだ けで

,GHG削

減 の 目標 達成 が 出来 る (それ は

C02削

減 も同等 と考 えてい る)。 あ るい は,こ れ までほ とん ど行 われて こなか っ た省 エ ネル ギーの推進 や石炭 か らガスヘ の燃 料転換 が進 めば

,無

理 な く実行 で きる 目標 で あ る

,

とい うのが ポー ラ ン ド政府官僚 の認識 で あ る。 新 た に ロシアか ら ドイ ツヘ と橋 渡 しされ るガ ス・ パ イプ ライ ンが建 設 されれ ば

,ガ

ス利 用の発電所 が国 内 に登場 す るこ とになろ う。 その時 には

,小

型 で効 率 の悪 い石炭 火力発 電 を止 め るこ とにな る。 そ う した シナ リオが

,現

ポー ラン ド政 府 におけ る暗黙 の了解事項 とな ってい るように思 われ る。 さ らに

,共

同実施

(AIJ)や

ク リー ン開発 メカニ ズム

(CDM)に

よる先進 諸 国 との協 力の可能性 もか な り大 きい。 すで に

,ス

ウ ェーデ ン

,オ

ラ ンダ とい っ た諸国か ら具体 的 なプ ロジェク トの 申 し入れが されてい る。 ② 環境政策

(a)概

要 政府の環境政策全体か ら見れば

,地

球温暖化への対応 はまだ まだ小 さな問題 であるといえる。なぜ な ら

,ポ

ーラン ドの環境政策 として重要なことは

,EU加

C02排出量 (右軸) ヽ \ 厖国人 口 ZZ一人当た り所得 Eコ

GDP原

単位 ■■■燃料転換 饉】複合要因 ‐C02排出量

(29)

盟 を果 たす ため に

,EU並

の環境基準や環境 に関連 した法 制度 を用意 す るこ と が最 重要課題 で あ るか らだ。現在の環境政策 は,1991年以 来議論 が行 われ,1992 年 にで きあが った。 その骨子 は まさに

,ポ

ー ラ ン ドの環境 規制基準 を欧州 のそ れ並 に合 わせ るこ とであ り

,そ

の法整備 な どが1994年 以 降 これ までの主 た る仕 事 で あ った。 例 えば

,水

質基準 や下 水処 理

,窒

素酸 化物

,硫

黄酸 化物 の排 出基準 の設 定 と い った ものがそれで あ る。そ して

,今

後 は法 体 系 に あわせ て ど う実施す るかが, 具 体的 な環境省 と しての仕事 にな って くる。また

,EUの

大 気 汚染の基準 にポー ラ ン ドの それ を合 わせ るこ とも今後 の作業 と して登場 して くるこ とにな る。環 境 政 策 を進 め るための枠 組 み作 りとい った これ までの作 業 を踏 まえて

,現

在 は その修正版 を検 討 中で あ る。 そ して

,最

終 的 に1999年 に新 たな環境政 策案 を策 定す る予 定 とな って い る。

(b)環

境 財 団 ポー ラ ン ドの環境政 策 を語 る上 で もう一つ大 きな特徴 に

,環

境 財 団(24)がぁ げ られ る。環境 財 団 は1989年 4月29日 の立法措 置 に よって設立 され

,そ

の事業 は「2000年 までの国家環境政策 のための実行プ ログラム」に基づ いて行 われ る。 財 団の主要財源 は

,環

境 へ の 負荷排 出物 を産 出す る企 業 が支払 う料 金 (使用料 お よび罰 金

)で

あ る。 つ ま り

,公

租 公課 の ように一 定物 の汚染物 質 に対 して一 定の料 金 を課 し

,そ

れ を財源 と して環境保護 プ ロジェク トに援 助や融資 を行 っ て い る。具体的 な汚染物 質 に対す る料金 の一例 は

,以

下 の通 りで あ る。

C02や

メタン

:0.15PLN/ト

ン フロン

:150PLN/1ト

ン これ らは

,額

は大 きくない ものの環境税その もの とい うことがで きる。 環境財団の1996年の収入は11億

PLN(約

3.1億 ドル

)で

あ り

,そ

51%が

先 の環境 負荷料金 によって賄われた。(25)ただ し

,そ

の比率 は年 を経 るに したがい 04)環境 財団には国家 お よび県単位 で設立 され て い る。 ここで は

,断

らない限 りNational Fund(国家財団)を示す。

10 ′I`he National Fund fOr Environrnental Protection and VVater卜,Ianagernent,θ I′′α夕で,

図 10 1990=100,産 業用向け 産業用 エネル ギー価格 の推移 2,500 2,000 1,500 1.000 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 財務省 は1992年 に非営利財 団の「エ コフ ァン ド」 を設立 した。 その資金 は米 国 ,フ ラ ンス ,ス イス ,フ ィンラ ン ドな どの援 助 に依 存 す るが ,出 資 国側 か ら す れ ば ,こ れ は いわ ゆ る環境 =資 金 ス ワ ップ で あ る。 1995年 には ,5,000

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NPO法人フィリピン日系人リーガルサポートセンター代表