著者 小藤 弘樹
雑誌名 經濟學論叢
巻 61
号 3
ページ 491‑516
発行年 2010‑01‑20
権利 同志社大學經濟學會
URL http://doi.org/10.14988/pa.2017.0000012505
【論 説】
県民所得からみた地域経済の成長と格差
*小 藤 弘 樹
1 は じ め に
2002年1月を底とする日本経済の回復局面では,経済格差が多くの関心を 集めてきた.たとえば,内閣府(2006)は家計間の経済格差について,内閣府
(2004)や内閣府(2007a)は地域間の経済格差についての分析と報告を行って いる.これら一連の分析の多くは,経済成長の原動力や地域格差の拡大要因 に焦点を当てている.相対的に高い成長を遂げた経済主体や地域からその要 因やメカニズムを学び,拡大する地域格差を是正する政策について検討する ことは有意義である.そして,先行する分析・研究は我々に多くの知見を与 えてきたといえよう.
しかしながら,我々が得ている知見は不十分であるといわざるを得ない.
県民の「豊かさ」について考える場合,(県民1人あたり)実質県内総生産より も(県民1人あたり)実質県民所得を用いて考察したほうが望ましい.ところ が,我々がすでに得ている知見の多くは,産業構造や労働の生産性などの生 産面や民間消費や公的投資などの支出面(需要面)に着目した分析・考察の結 果であり,それらは県内総生産あるいは県内総支出に基づいている.つまり,
近年の日本の地域経済が抱える諸問題に関する分配面からの知見はほとんど
* 本稿の執筆にあたって,平成21年度私立大学等経常費補助金特別補助高度化推進特別経費大 学院重点特別経費(研究科分)の助成を受けた.
得られていないのである.
そこで本稿では,県民1人あたり実質県民所得に軸足を置いて,近年の日 本の地域経済の成長と格差拡大の背景について再検討する.そこでは,内閣 府が公表する県民所得のデータを用いるため,どの産業や需要が経済成長の 原動力あるいは地域格差の拡大要因であるかを特定することはほとんど不可 能である.代わりに,そのデータは,生産面や支出面で高い成長を遂げてい る県の住民でさえ,2002年初からの景気回復を実感できず,格差拡大を感じ た背景について考察することを可能にする.そして,生産面と支出面に加え て,分配面からの特徴を明らかにすることは,今後の地域経済にかかわる諸 政策を検討する上で有益であると考えられる.
以下,第2章では主たる分析対象期間を含む1996年以降の日本の地域経 済を俯瞰しながら,県民1人あたり実質県民所得と県民総人口の変化率の関 係について調べる.そこでの主たる分析対象は地域格差である.第3章では,
2002年以降に注目して,地域格差と各地域(グループ)の経済成長の背景につ いて考察する.第4章では,分析結果の概要を簡潔に述べ,今後の課題につ いて展望する.
2 実質県民所得と県民総人口の変化率
本稿で用いるデータは,内閣府(2008a)が公表した1996年から2005年ま での県民所得(市場価格表示)と県民総人口である.内閣府(2009)を用いれば より近年までを分析対象期間に含めることができる.それにもかかわらず本 稿が内閣府(2008a)のデータを用いる理由は,小藤(2008, 2009)による支出 側および生産側からの分析との比較を容易にするためである.なお以下の分 析では,内閣府(2008a)が公表した連鎖方式のデフレータ(2000暦年連鎖価格)
を用いて算定した実質県民所得を用いている.
第 1 図は,県民1人あたり実質県民所得と県民総人口の対前年度変化を用 いて全47県をグループ化し,その構成の推移を描いたものである.この図は,
2001年度に県民1人あたり実質県民所得が増加した県の数が激減したことを 示している.この点を含めて,構成の推移は県民1人あたり実質県民所得の 代わりに県民1人あたり実質総生産(支出側)を用いた場合の推移と極めて似 ている1).つまり,県民1人あたり実質総生産(生産側)を用いた場合に現れ る1997年度と1998年度の特徴的な動きは,県民1人あたり実質県民所得と の間においても見受けられるのである2).
この図はまた,2002年以降に県民1人あたり実質県民所得が増加した県の 数が増加傾向にある点において,内閣府(2008b)の主張―2002年初から景 気拡張局面に入った日本経済は,2007年年末ごろまでに景気後退局面に入っ た可能性が高い―と整合的である.ただし,県民総人口の減少が県民1人 あたり実質県民所得を増加させる効果を持つことに留意すべきである.実質 県民所得の伸びが全県平均を下回っても,県民総人口が大幅に減少すれば,
県民1人あたり実質県民所得は全県平均以上に伸びるからである.
1) ちなみに,固定基準年方式のデフレータ(2000暦年基準)で実質化してもほぼ同じ動きを示す.
2) 小藤(2009)によれば,県民1人あたり実質総生産(生産側)を用いてみると,1997年度の
県民1人あたり実質総生産が増加した県の数は45,1998年度のその数は皆無である.
第 1 図 県民1人あたり実質県民所得と県民総人口の動向(対前年度比)
(注) グラフ中の数値は,県数である.
第 1 表は,県民1人あたり実質県民所得は増加したが,県民総人口は減少 した県における,県民1人あたり実質県民所得(対数)の成長率への実質県民 所得(対数)と県民総人口(対数)の寄与(平均値)である.県民総人口(対数)
の寄与(平均値)が全期間を通じて全県平均を大幅に上回っているのに対して,
2002年度には全県平均を大幅に上回っていた実質県民所得(対数)の寄与(平 均値)は2004年度以降全県平均を下回っている.その結果,県民1人あたり 実質県民所得(対数)の成長率は2002年度と2003年度では全県平均を大幅に 上回ったが,2004年度と2005年度ではほぼ全県平均並みとなっている3).こ れらは,県民1人あたり実質県民所得が増加した大半の県において,県民総 人口の減少による県民1人あたり実質県民所得の増加効果が相対的に大きな 役割を担っていたことを示唆している.そして,このことが内閣府(2007b)
の調査結果―景気は悪い方向に向かってはいないが,地域格差は悪い方向 に向かっている―の背景にあると考えられる.
次に,各県の特性が2002年度以降の県民1人あたり実質県民所得の成長に 与えた影響をみる.そのために,東京都の人口流入が純流入に転じた1996年 度を基準年として,47県の県民1人あたり実質県民所得の成長をシェア効果
3) 抽出した県群と全県による平均のZ検定(両側検定)において,2002年度と2003年度は5%
有意水準で有意だが,2004年度と2005年度については有意な差が認められない.
(注1)県民総人口(対数)の変化が県民1人あたり実質県民所得(対数)に与える影響を見やすく
するために,県民総人口(対数)の寄与は−1倍した値を掲載している.
(注2)表中のアステリスクは,抽出した県群と全県による平均のZ検定(両側検定)において,5%
有意水準で有意であることを表す。
2002年度 2003年度 2004年度 2005年度
県民所得実質
(対数)
総人口県民
(対数)
県民所得実質
(対数)
総人口県民
(対数)
県民所得実質
(対数)
総人口県民
(対数)
県民所得実質
(対数)
総人口県民
(対数)
標本平均 0.169* 0.034* 0.175 0.031* 0.179 0.044* 0.374 0.051* 全県平均 0.082 0.012 0.086 0.010 0.194 0.019 0.408 0.032
第 1 表 県民1人あたり実質県民所得(対数)の成長への寄与
(単位:%)
とシフト効果に分解する4).シェア効果の全県平均は2002年度の−2万6,594 円から順調に増え続け,2005年度には19万318円に達している.この動きは,
日本経済が2002年初から景気回復局面に入ったことと整合的である.その裏 側で,2002年度に3,902円であったシェア効果の標準偏差は,2005年度には
約7倍の2万7,922円にまで増大している5).つまり,2002年初からの景気
回復は地域格差を拡大させた重要な要素の一つであることが示唆される.
他方,各県の特性を反映するシフト効果の分散においては,シェア効果 の分散のような「毎年度の大幅な変化」は認められない6).しかし,2005年 度のシフト効果の標準偏差19万5,392円は2002年度のそれの約1.6倍に達 している.2005年度に東京都が記録した最大シフト効果56万994円は,沖 縄県が記録した同年度最低の県民1人あたり実質県民所得236万7,695円の
23.7%(2002年度の同比は14.7%),同年度の県民1人あたり実質県民所得の全
県平均358万7,990円の15.6%(2002年度の同比は10.3%)にも相当する.また,
47県中40県において,2002年度以降におけるシフト効果の符号は変化して いない.各県の特性による地域格差の拡大効果は逐次的にはシェア効果の拡 大効果ほど大きくないが,累積することによって地域格差を相当に悪化させ ていると考えられる7).
最後に,シフト効果の符号と各県の県民総人口変化率の関係についてみる.
第 2 表は,2002年度以降のシフト効果の符号が安定していた40県のうち,
対1996年度県民総人口変化率の符号も安定していた34県を分類したもので ある.分類された34県はおおむね県民1人あたり実質県内総支出あるいは県
4) 詳細な分解結果については,付表1を参照.
5) ちなみに,2002年度と2003年度,2003年度と2004年度,および2004年度と2005年度に よるF検定(危険域2%)すべてにおいて,「帰無仮説:2標本間で分散は同じである」は棄却 された.なお,2003年度のシェア効果の分散は2002年度のそれより小さく,当該年度におい ては,シェア効果でみた地域格差は縮小している.
6) 2002年度と2003年度,2003年度と2004年度,および2004年度と2005年度によるF検定(危
険域2%)すべてにおいて,「帰無仮説:2標本間で分散は同じである」は棄却できなかった.
7) 2002年度と2005年度によるF検定(危険域2%)において,「帰無仮説:2標本間で分散は
同じである」は棄却される.
民1人あたり実質県内総生産を用いた場合と同じである8).この表によれば,
対1996年度県民総人口変化率が一貫して正値であったグループではシフト効 果が一貫して負値であった県の数が相対的に多く,対1996年度県民総人口変 化率が一貫して負値であったグループではシフト効果が一貫して正値であっ た県の数が相対的に多い.これは,先述した「県民総人口の減少による県民 1人あたり実質県民所得の増加効果」が働いていた可能性を示唆している.
3 2002
年初からの景気回復と地域経済本章では,第2表で提示した4つのグループを用いて,県民1人あたり実 質県民所得の観点から地域経済の成長と格差の要因について考察する.本稿 の残りの部分では,紙幅の都合上,対1996年度県民総人口変化率とシフト効 果の符号がともに一貫してプラスである県群をグループA,対1996年度県民 総人口変化率の符号は一貫してプラスだが,シフト効果の符号は一貫してマ イナスである県群をグループB,対1996年度県民総人口変化率の符号は一貫 してマイナスだが,シフト効果の符号は一貫してプラスである県群をグルー プC,対1996年度県民総人口変化率とシフト効果の符号がともに一貫してマ
対1996年度県民総人口変化率
+ −
シフト効果
+ 栃木県,群馬県,東京都,静岡県,
三重県,滋賀県,沖縄県
山形県,福島県,新潟県,石川県,
福井県,島根県,山口県,徳島県,
熊本県,大分県,宮崎県,鹿児島県
− 宮城県,埼玉県,千葉県,神奈川県,
岐阜県,京都府,大阪府,兵庫県,
岡山県,福岡県
北海道,青森県,奈良県,愛媛県,
高知県
第 2 表 対1996年度県民総人口変化率とシフト効果による分類(2002〜2005年度)
8) 県民1人あたり実質県内総支出を用いた分類については小藤(2008)の第1表,県民1人あ
たり実質県内総生産を用いた分類については小藤(2009)の第1表を参照.なお,前者で分類 された35県中25県,後者で分類された30県中27県が同じグループに属しており,本稿での 分類は後者の分類により近い姿となっている.第1図では県民1人あたり実質県内総支出に近 い動向を示していることから,この違いが生ずる要因は興味深い.この点について調べること は今後の課題とする.
イナスである県群をグループDと表記する.
第 3 表は,4グループによるシフト効果の平均のZ検定(両側検定,5%有意 水準)の結果をまとめたものである.年度ベースで見ると,シフト効果の符号 が異なるグループ間で「帰無仮説:2標本間で平均は同じである」は棄却さ れた.つまり,グループ単位の議論ではあるが,高い成長を遂げる地域と低 迷する地域の二分化が進んでいたといえよう.また,4年度分のデータをプー ルすると,グループAとCの間でもこの帰無仮説は棄却される.この結論は,
グループAあるいはグループC,さらにはその双方に,シフト効果がグルー プ内平均から大きく乖離した県が存在する可能性を示唆している.
第 2 図は各グループの変動係数(絶対値)の推移を描いている.対1996年 度県民総人口変化率の符号がプラスであるグループの変動係数(絶対値)が 高止まっているのに対して,マイナスの符号を持つグループのそれは大きく 変動している9).なかでもグループDについては,急速な収斂を確認できる.
この図はまた,日本経済の景気回復の初期局面と中盤で,グループ内におけ る格差が異なる様相を呈していることも示している10).
9) ちなみに,年度別およびプールデータを用いて4グループによるシフト効果の分散のF検 定(危険域2%)を行ったところ,グループAとBの間,およびグループCとDの間において,
「帰無仮説:2標本間で分散は同じである」は棄却できなかった.
10) 「初期局面」および「中盤」という表現は,内閣府(2008b)の報告―2002年初から景気
回復局面に入った日本経済は2007年の年末ごろまでに景気後退局面に入った可能性が高い
―に基づいて便宜的に使っているにすぎない.
2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 プール
グループA
グループB ○ ○ ○ ○ ○
グループC × × × × ○
グループD ○ ○ ○ ○ ○
グループB グループC ○ ○ ○ ○ ○
グループD × × × × ×
グループC グループD ○ ○ ○ ○ ○
第 3 表 グループ間におけるシフト効果の平均の違い
(注) 平均のZ検定(両側検定,5%有意水準)において,「帰無仮説:2標本間で平均は同じである」
を棄却できたものは「○」,棄却できなかったものは「×」で示している.
初期局面では,2002年度に変動係数が相対的に低かったグループCにおい て,変動係数が急速に高まっている.第2表で示したように,このグループ が全県のおよそ4分の1の県で構成されていることを踏まえると,この時期 での格差拡大意識は,それまで「他県並み」意識が強かった県間における格 差拡大によって強く印象付けられた可能性がある.一方,中盤では,グルー プCを含めて変動係数が総じて低下する中で,グループAの変動係数が上昇 に転じている.平均値においても,グループAのみが増加傾向にあり,平均 の最大差は2002年度の25万5,646円から2005年度の43万8,841円にまで 拡大している.これらの指標の動向を踏まえると,中盤での格差拡大意識は,
ごく一部の県が高い成長を実現するなかで形成されたところが大きいと考え られよう.
第 3 図は,シフト効果を比例効果と差違効果に分解して描いた散布図であ る11).差違効果の規模とレンジが比例効果のそれらに比べて相当に大きい点
第 2 図 シフト効果の変動係数(絶対値)の推移
11) 詳細な結果については,付表2を参照.
は,県民1人あたり実質県内総生産における分布でも見られた現象である12). その一方で,シフト効果の符号が同じグループ同士で分布域が多分に重複し ている点は,県民1人あたり実質県内総支出の分布に似ている13).つまり,
県民1人あたり実質県民所得における比例効果と差違効果の組み合わせは,
県民1人あたり実質県内総生産や県民1人あたり実質県内総支出における組 み合わせの特徴を兼備しているのである.
比例効果を見ると,10万円超を示した滋賀県(2003〜2005年度),−6万円 未満の値を示した大阪府(2002〜2005年度)と埼玉県(2005年度)の存在が目 立つ.1996年度における県民1人あたり実質県民所得の構成を見ると,これ ら3県の特徴は明らかである.滋賀県の県民雇用者報酬の構成比54.4%は全
県平均64.9%やグループAの平均62.0%に比して相当に小さく,企業所得(法
人企業の分配所得受払後,以下同じ)の構成比32.7%は全県平均20.9%やグルー 第 3 図 4グループの比例効果と差違効果(2002〜2005年度,単位:1,000円)
12) 県民1人あたり実質県内総生産における分布については,小藤(2009)の第3図を参照.
13) 県民1人あたり実質県内総支出における分布については,小藤(2008)の第4図を参照.
プAの平均23.6%より相当に大きい.一方,大阪府と埼玉県の県民雇用者報 酬の構成比はそれぞれ65.4%と73.4%であり,企業所得はそれぞれ16.9%と 15.3%である(グループBの平均はそれぞれ65.3%と20.4%).つまり,県民雇用 者報酬の構成比が大きい,あるいは企業所得の構成比が小さい,さらにはそ の双方を満たす県の比例効果は小さくなる傾向が見受けられるのである.
厚生労働省(2008)によれば,資本金規模が大きいほど労働分配率は小さ く,近年では人件費が横ばいの中で,付加価値が上昇している大企業の労働 分配率は低下傾向にある14).厚生労働省(2008)がいう労働分配率(=人件費
÷付加価値額)と県民雇用者報酬の構成比は完全には一致しないが,先述した 比例効果の規模の傾向は付加価値額の伸びと関係がありそうである.また,
県民雇用者報酬の構成比が小さいほど大きな比例効果を経験していることは,
2002年初からの景気回復が多くの家計にとって実感なきものとされてきたこ とと整合的といえよう.
とはいえ,先述したシフト効果の特徴的な動きは差違効果によって決まっ ている.4グループによる差違効果の平均のZ検定(両側検定,5%有意水準)
を行うと,年度データおよびプールデータのいずれにおいても,シフト効果 の符号が同じグループ間では「帰無仮説:2標本間で平均は同じである」を 棄却できない15).これは,第3表で示した結果と一致している.また,各グルー プの差違効果の変動係数(絶対値)の推移を見ると(第 4 図),その動きも第2 図と酷似している.
ここで注意すべきことは,第3図において極めて大きな正の差違効果を示 したのは東京都(2002〜2005年度)と三重県(2004,2005年度),大きな負の差
14) 厚生労働省(2008)が算定に利用した財務省『法人企業統計調査』によれば,直近のピー ク時(2001年度)と2006年度の労働分配率は次のとおりである.資本金1億円未満82.0%
→79.6%,資本金1〜10億円未満73.9%→66.3%,資本金10億円以上63.9%→53.3%,企
業規模計75.1%→69.3%.なお,資本金1億円未満,1〜10億円未満および企業規模計につ
いてはそれぞれ,2005年度に79.3%,69.3%,70.0%に一度上昇に転じ,2006年度に再び低下 に転じている.
15) ちなみに,他の組み合わせにおいてはすべて棄却できる.
違効果を示したのは兵庫県(2002〜2005年度)であり,先述した比例効果の規 模が極めて大きい県とは異なることである16).これら3県の差違効果の内訳 は三者三様である.具体的には,東京都では企業所得が突出して大きく,次 いで財産所得までが正の効果(ただし,2002年度の財産所得は負の効果)を示し ており,県民雇用者報酬は負の効果を示している.2004年度および2005年 度の三重県では県民雇用者報酬の効果が極めて大きく,次いで大きい企業所 得の効果は2005年度に東京都の財産所得の効果の半分程度,そして財産所得 は負の効果を示している.兵庫県は,財産所得がわずかに正の効果を示した ものの,県民雇用者報酬と企業所得はそれぞれ財産所得の効果をはるかに上 回る負の効果を示しているといった具合である.
中小企業庁(2009)によれば,東京都の大企業の数(4,797社,2006年)は日 第 4 図 差違効果の変動係数(絶対値)の推移
16) 当該年度における東京都と三重県の差違効果の規模は「グループAの差違効果の年度平
均+年度標準偏差」以上であり,他県の差違効果の規模は「グループAの差違効果の年度平 均+年度標準偏差」未満である.また,当該年度における兵庫県の差違効果の規模は「グルー プBの差違効果の年度平均−2×年度標準偏差」未満であり,他県の差違効果の規模は「グルー プAの差違効果の年度平均−年度標準偏差」以上である.
本全体の大企業数の38.8%を占める一方で,中小企業の数(49万8,978社,2006年)
は11.9%しか占めていない.これに加えて,資本金が大きくなるにつれて労
働分配率が低下する傾向にあることを,東京都の差違効果は反映したと考え られる17).これと逆の現象を示したのが兵庫県である.兵庫県の大企業の数
(352社,2006年)は日本全体の2.8%,中小企業の数(16万8,926社,2006年)
は日本全体の中小企業の数の4.0%であり,中小企業が相対的に多いのである.
企業の構成において兵庫県に近い三重県については,2004年度から大きな差 違効果を示している点に留意する必要がある18).全国的に話題になったシャー プ株式会社・亀山工場は2004年に完成・液晶テレビの初出荷(2004年1月)
をしており,この三重県特有の出来事が反映されていると考えられる19). もちろん,これら3県だけで全体像を述べることには限界がある.グルー プAから東京都を除けば,企業所得の差違効果の平均はグループCのそれ(3
万6,644円)を下回る701円まで低下し,県民雇用者報酬の差違効果の平均は
35.8%も増加するのである.財産所得の差違効果の平均も2万9,921円減の
8,809円となり,グループAの差違効果全体では6万1,861円減の13万2,589 円,2番目に大きな差違効果の平均を示したグループCとの差額は2万3,018 円にまで縮小されるのである.
これらの指標の動向は,東京都と他の46県との間で,成長に大きな違いが 見られることを示唆している.そして東京都の分配面を見ると,差違効果全 体では30万3,307円(2002年度)から54万2,978円(2005年度)へと増加の 一途をたどっているにもかかわらず,県内雇用者報酬の差違効果は−9万2,295 円(2002年度)から−26万3,885円(2005年度)へと縮小の一途をたどっている.
その結果,多くの県が東京都との対比において格差拡大を強く感じるととも
17) 中小企業庁(2009)は中小企業法に基づいて企業を分類しており,資本金規模のみで分類し ていない点に留意する必要はある.
18) 三重県の大企業の数(92社,2006年)は日本全体の0.7%,中小企業の数(6万717社,2006年)
は日本全体の中小企業数の1.4%であり,中小企業が相対的に多い.
19) 三重県亀山市におけるシャープ株式会社の工場設立とその背景については,たとえば田村
(2007)を参照.
に,東京都を含めた全県民が経済成長を実感できないでいたと考えられる.
4 お わ り に
本稿では,1996年度から2005年度まで,とりわけ日本経済が景気回復局 面に入ったとされる2002年度以降に注目して,地域経済の成長を県民1人あ たり実質県民所得の側面から考察した.2002年初からの日本経済の回復局面 においては,各県の経済の伸びは県民雇用者報酬もさることながら,企業所 得への分配の多寡によって大きく左右されていることなどが明らかにされた.
得られた一連の結果は,経済成長を遂げている県の住民を含む多くの県民が 地域格差の悪化を強く感じつつ,2002年初からの日本経済の景気回復を実感 できないとする背景の一側面をとらえていると考えられる.
とはいえ,この考察はまだ始まったばかりであるといわざるを得ない.た とえば,2002年度以降においてシフト効果と対1996年度県民総人口の変化 率が同一符号となった34県をグループ化して見ると,対1996年度県民総人 口の変化率の符号が同じグループ間ではシフト効果の分散に有意な差が認め られないなど,統計上いくつかの特徴が見受けられた.これらの特徴につい ては,支出側・生産側から考察している先行研究の結果等と照らし合わせな がら考察する余地が残されている.また,その考察は近年の日本の地域経済 の成長と格差の問題を総合的にとらえた政策を提唱する一つのすべとなるで あろう.こうした方向での考察は今後の課題である.
【参考文献】
中小企業庁,(2009)『中小企業白書 2009年版』.
小藤 弘樹,(2008)「地域経済の成長と地域間格差―需要側からのアプローチ―」『経 済学論叢』(同志社大学)第60巻第2号,pp.65-93.
小藤 弘樹,(2009)「生産側からみた地域経済の成長と格差」『経済学論叢』(同志社大学)
近刊.
厚生労働省,(2008)『平成20年版 労働経済の分析』. 内閣府,(2004)『平成16年度 年次経済財政報告』. 内閣府,(2006)『平成18年度 年次経済財政報告』. 内閣府,(2007a)『地域の経済2007』.
内閣府,(2007b)『社会意識に関する世論調査』. 内閣府,(2008a)『県民経済計算』.
内閣府,(2008b)『日本経済2008-2009―急速に厳しさが増す景気後退―』. 内閣府,(2009)『県民経済計算』.
田村秀,(2007)『自治体格差が国を滅ぼす』集英社新書.
(こふじ ひろき・同志社大学経済学部)
1997年度 1998年度 1999年度 シェア効果 シフト効果 シェア効果 シフト効果 シェア効果 シフト効果 北 海 道 -21.3 -39.3 -61.5 -28.4 -58.7 -48.2 青 森 県 -18.7 -75.0 -54.1 -57.8 -51.7 -46.9 岩 手 県 -19.3 2.6 -55.8 65.1 -53.3 113.5 宮 城 県 -21.9 37.9 -63.3 -6.1 -60.5 36.8 秋 田 県 -18.7 13.8 -53.8 31.8 -51.5 37.3 山 形 県 -19.4 22.5 -55.9 47.3 -53.5 89.5 福 島 県 -21.4 18.5 -61.7 2.5 -58.9 63.6 茨 城 県 -23.6 60.2 -68.2 23.3 -65.2 -20.7 栃 木 県 -24.1 82.3 -69.7 19.1 -66.6 -35.4 群 馬 県 -22.8 29.3 -65.8 7.2 -62.9 80.2 埼 玉 県 -24.1 5.6 -69.6 -23.9 -66.5 -96.2 千 葉 県 -24.4 28.0 -70.4 -12.6 -67.3 -37.2 東 京 都 -33.4 109.5 -96.5 252.8 -92.2 353.5
神奈川県 -27.4 -43.6 -79.1 -103.0 -75.6 -90.5
新 潟 県 -22.2 5.4 -64.1 56.8 -61.2 7.2 富 山 県 -25.3 -61.0 -73.0 -86.7 -69.7 -99.7 石 川 県 -22.9 -15.8 -66.1 28.2 -63.2 66.5 福 井 県 -22.5 23.0 -65.0 49.5 -62.1 -7.4 山 梨 県 -21.9 35.1 -63.3 -65.8 -60.5 31.9 長 野 県 -22.0 1.3 -63.6 69.7 -60.7 153.6 岐 阜 県 -22.5 -46.4 -64.9 -31.3 -62.0 -23.6 静 岡 県 -24.7 23.1 -71.2 20.8 -68.0 12.3 愛 知 県 -28.1 -56.7 -81.2 -80.6 -77.6 -75.6 三 重 県 -23.0 4.7 -66.3 -20.1 -63.3 12.1 滋 賀 県 -26.3 -27.5 -75.9 -153.2 -72.5 -121.2 京 都 府 -23.4 -18.1 -67.6 -10.2 -64.6 -53.5 大 阪 府 -27.3 -80.7 -78.8 -124.8 -75.3 -149.8 兵 庫 県 -25.4 -66.6 -73.3 -128.2 -70.0 -222.0 奈 良 県 -21.8 -21.2 -63.1 -24.9 -60.3 -58.2
和歌山県 -21.1 -54.6 -60.9 -73.6 -58.2 -36.4
鳥 取 県 -20.1 15.1 -58.0 -3.1 -55.4 55.0 島 根 県 -19.2 30.2 -55.5 128.7 -53.1 130.8 岡 山 県 -23.0 -101.9 -66.5 8.9 -63.6 29.6 広 島 県 -24.2 -26.9 -69.8 -44.6 -66.7 -20.3 山 口 県 -22.5 -15.0 -65.1 -55.9 -62.2 -54.2 徳 島 県 -21.1 30.4 -60.9 98.0 -58.2 60.4 香 川 県 -22.3 4.9 -64.5 41.2 -61.6 -76.8
付表 1-1 シェア効果とシフト効果(1997〜1999年度)
(単位:1,000円)
愛 媛 県 -20.3 -82.6 -58.7 -50.2 -56.1 -93.0 高 知 県 -18.4 -17.8 -53.0 42.4 -50.6 -3.4 福 岡 県 -21.6 28.4 -62.4 19.5 -59.6 -22.1 佐 賀 県 -20.0 -18.5 -57.8 11.1 -55.3 65.7 長 崎 県 -17.9 -16.3 -51.7 22.8 -49.4 8.3 熊 本 県 -18.1 18.1 -52.3 8.2 -49.9 26.4 大 分 県 -20.6 107.0 -59.4 132.1 -56.8 137.7 宮 崎 県 -17.4 14.8 -50.3 82.8 -48.1 92.1
鹿児島県 -17.3 16.8 -49.9 50.5 -47.7 89.5
沖 縄 県 -15.8 32.2 -45.6 110.3 -43.6 93.7 全 県 計 -24.3 0.0 -70.3 0.0 -67.2 0.0
付表 1-2 シェア効果とシフト効果(2000〜2002年度)
2000年度 2001年度 2002年度
シェア効果 シフト効果 シェア効果 シフト効果 シェア効果 シフト効果 北 海 道 18.4 -65.0 -45.6 1.6 -25.6 -38.1 青 森 県 16.2 -54.4 -40.1 -38.8 -22.5 -83.0 岩 手 県 16.7 109.5 -41.4 15.9 -23.2 45.4 宮 城 県 19.0 3.1 -47.0 23.8 -26.3 -23.0 秋 田 県 16.2 6.5 -39.9 48.9 -22.4 1.3 山 形 県 16.8 102.8 -41.5 36.5 -23.3 84.3 福 島 県 18.5 77.1 -45.7 64.8 -25.7 92.0 茨 城 県 20.5 26.1 -50.6 8.9 -28.4 60.0 栃 木 県 20.9 29.2 -51.7 8.8 -29.0 27.4 群 馬 県 19.7 27.2 -48.8 44.5 -27.4 34.8 埼 玉 県 20.9 -97.3 -51.6 -144.8 -29.0 -157.0 千 葉 県 21.1 -33.1 -52.2 -92.6 -29.3 -117.5 東 京 都 29.0 357.9 -71.6 400.9 -40.1 343.6
神奈川県 23.7 -109.3 -58.7 -149.7 -32.9 -149.2
新 潟 県 19.2 -11.8 -47.5 16.2 -26.6 19.3 富 山 県 21.9 -116.7 -54.1 -154.3 -30.4 -78.2 石 川 県 19.8 62.6 -49.0 71.0 -27.5 77.0 福 井 県 19.5 72.1 -48.2 54.7 -27.0 105.2 山 梨 県 19.0 89.6 -46.9 -53.0 -26.3 -5.8 長 野 県 19.1 262.7 -47.1 149.2 -26.4 90.3 岐 阜 県 19.5 -63.3 -48.1 -82.2 -27.0 -33.4 静 岡 県 21.4 129.3 -52.8 114.4 -29.6 209.1 愛 知 県 24.3 -118.4 -60.2 -51.1 -33.8 -5.6 三 重 県 19.9 112.2 -49.2 37.2 -27.6 168.4
(付表1-1,つづき)
(単位:1,000円)
滋 賀 県 22.8 0.2 -56.3 -44.5 -31.6 19.6 京 都 府 20.3 -34.7 -50.1 -93.9 -28.1 -36.1 大 阪 府 23.6 -264.2 -58.5 -235.9 -32.8 -259.0 兵 庫 県 22.0 -255.5 -54.3 -340.2 -30.5 -348.6 奈 良 県 18.9 -56.3 -46.8 -57.1 -26.2 -18.3
和歌山県 18.3 -47.8 -45.2 -0.3 -25.4 -3.8
鳥 取 県 17.4 26.7 -43.0 62.1 -24.1 -38.2 島 根 県 16.7 159.7 -41.2 182.9 -23.1 183.4 岡 山 県 20.0 -126.1 -49.3 -4.9 -27.7 -54.7 広 島 県 20.9 30.1 -51.7 -0.5 -29.0 -10.5 山 口 県 19.5 -4.8 -48.2 0.0 -27.1 89.3 徳 島 県 18.3 55.8 -45.1 178.0 -25.3 157.3 香 川 県 19.4 -71.3 -47.8 1.1 -26.8 13.1 愛 媛 県 17.6 -76.3 -43.5 -39.8 -24.4 -111.5 高 知 県 15.9 27.4 -39.3 46.0 -22.0 -0.7 福 岡 県 18.7 -27.7 -46.3 -5.9 -26.0 -23.1 佐 賀 県 17.3 15.0 -42.9 4.5 -24.1 -24.7 長 崎 県 15.5 -9.4 -38.4 7.3 -21.5 6.4 熊 本 県 15.7 81.7 -38.8 134.1 -21.7 107.4 大 分 県 17.8 255.9 -44.0 192.4 -24.7 197.3 宮 崎 県 15.1 84.9 -37.3 92.7 -20.9 117.1
鹿児島県 15.0 122.8 -37.0 135.5 -20.8 137.9
沖 縄 県 13.7 95.5 -33.8 183.1 -19.0 145.5 全 県 計 21.1 0.0 -52.1 0.0 -29.2 0.0
付表 1-3 シェア効果とシフト効果(2003〜2005年度)
2003年度 2004年度 2005年度
シェア効果 シフト効果 シェア効果 シフト効果 シェア効果 シフト効果 北 海 道 4.6 -84.1 61.2 -133.1 183.0 -181.3 青 森 県 4.0 -141.7 53.8 -189.5 161.1 -254.5 岩 手 県 4.1 -13.9 55.5 19.0 166.1 -56.9 宮 城 県 4.7 -76.2 63.0 -78.7 188.6 -92.4 秋 田 県 4.0 -22.1 53.6 -66.9 160.3 -114.4 山 形 県 4.1 97.8 55.7 152.9 166.5 134.1 福 島 県 4.6 50.5 61.4 152.9 183.6 170.0 茨 城 県 5.1 84.6 67.9 -7.4 203.0 -66.7 栃 木 県 5.2 46.1 69.3 95.2 207.3 113.4 群 馬 県 4.9 65.3 65.5 83.4 195.8 47.0 埼 玉 県 5.2 -170.5 69.3 -109.3 207.2 -178.8
(付表1-2,つづき)
(単位:1,000円)
千 葉 県 5.2 -138.3 70.1 -100.5 209.7 -145.7 東 京 都 7.1 425.1 96.0 434.6 287.3 561.0
神奈川県 5.9 -145.8 78.7 -187.0 235.5 -237.9
新 潟 県 4.7 9.7 63.7 22.2 190.7 61.8 富 山 県 5.4 7.1 72.6 -17.6 217.2 -86.5 石 川 県 4.9 52.2 65.8 45.8 196.7 29.6 福 井 県 4.8 123.2 64.6 115.0 193.4 190.5 山 梨 県 4.7 9.7 62.9 21.1 188.3 70.3 長 野 県 4.7 150.2 63.2 179.5 189.2 247.5 岐 阜 県 4.8 -21.0 64.6 -85.8 193.3 -84.7 静 岡 県 5.3 199.4 70.8 268.6 211.9 336.5 愛 知 県 6.0 -47.8 80.8 35.1 241.6 55.0 三 重 県 4.9 253.4 66.0 400.7 197.3 490.4 滋 賀 県 5.6 92.0 75.5 113.6 225.9 104.6 京 都 府 5.0 -19.3 67.3 -0.9 201.2 -28.4 大 阪 府 5.8 -276.3 78.4 -308.6 234.6 -335.1 兵 庫 県 5.4 -416.6 72.9 -462.2 218.2 -475.5 奈 良 県 4.7 -49.3 62.7 -121.3 187.7 -181.2
和歌山県 4.5 -60.2 60.6 -79.2 181.4 11.1
鳥 取 県 4.3 -2.2 57.7 32.7 172.7 -81.9 島 根 県 4.1 109.3 55.2 105.0 165.3 72.7 岡 山 県 4.9 -137.3 66.2 -163.9 198.0 -130.7 広 島 県 5.2 3.2 69.4 -27.3 207.7 -64.5 山 口 県 4.8 34.5 64.7 55.4 193.7 165.7 徳 島 県 4.5 237.2 60.6 184.9 181.2 100.8 香 川 県 4.8 -58.2 64.2 -117.1 192.0 -176.2 愛 媛 県 4.3 -129.6 58.4 -126.8 174.7 -176.4 高 知 県 3.9 -30.5 52.7 -119.9 157.7 -191.2 福 岡 県 4.6 -33.5 62.1 -80.5 185.7 -91.8 佐 賀 県 4.3 15.8 57.5 -1.3 172.1 29.8 長 崎 県 3.8 -44.3 51.5 -57.9 154.0 -66.3 熊 本 県 3.9 109.3 52.0 86.6 155.6 125.5 大 分 県 4.4 259.7 59.1 295.7 176.8 234.5 宮 崎 県 3.7 111.3 50.1 103.3 149.9 44.3
鹿児島県 3.7 136.9 49.7 134.4 148.6 153.7
沖 縄 県 3.4 117.8 45.4 58.7 135.7 40.5 全 県 計 5.2 0.0 69.9 0.0 209.2 0.0
(付表1-3,つづき)
付表 2-1 比例効果と差違効果(1997〜1998年度)
1997年度 1998年度
比例効果
差違効果 比例
効果
差違効果 県民雇用者報酬 財産
所得 企業
所得 県民雇用
者報酬 財産 所得 企業
所得 北 海 道 0.3 -39.6 -17.6 6.0 -23.5 1.7 -30.1 -14.6 2.2 -13.2 青 森 県 -11.5 -63.5 -3.5 3.3 -67.2 -19.7 -38.1 -7.9 4.2 -43.0 岩 手 県 -7.9 10.5 20.7 -1.7 -21.6 -2.3 67.4 58.1 12.4 -23.7 宮 城 県 6.7 31.2 -1.4 6.6 35.3 17.5 -23.6 -8.5 3.2 -16.7 秋 田 県 -10.2 24.0 20.4 2.7 -3.8 0.0 31.8 27.9 -4.4 3.3 山 形 県 -6.9 29.4 -7.3 6.3 24.5 -7.5 54.8 -39.0 4.3 68.2 福 島 県 -8.7 27.2 23.8 1.4 4.5 -8.7 11.2 -1.7 5.5 10.7 茨 城 県 -8.1 68.3 22.8 2.7 36.9 -1.4 24.8 31.6 1.2 -9.9 栃 木 県 -8.8 91.1 -24.4 1.7 116.8 0.1 19.0 -28.9 -12.5 111.1 群 馬 県 -1.4 30.7 3.0 4.5 19.0 -13.8 20.9 1.5 12.1 -8.7 埼 玉 県 4.9 0.7 -41.2 2.8 41.0 -3.5 -20.4 -36.2 -1.9 21.6 千 葉 県 -2.8 30.8 37.9 8.5 4.5 10.1 -22.7 16.8 9.2 -39.7 東 京 都 8.7 100.9 -4.6 -26.5 138.8 20.2 232.6 -33.1 -16.6 308.2 神奈川県 8.9 -52.5 -28.8 -3.8 -25.3 11.9 -114.9 -75.8 -8.9 -31.2 新 潟 県 -4.2 9.6 35.4 12.8 -43.6 -5.3 62.1 66.6 15.5 -21.8 富 山 県 -4.7 -56.4 47.2 10.4 -118.2 -9.2 -77.5 69.5 2.2 -155.4 石 川 県 -10.1 -5.7 28.7 0.6 -27.3 -4.7 32.9 62.6 -0.5 -35.3 福 井 県 -6.4 29.4 25.5 9.9 -2.6 1.4 48.1 78.8 0.5 -31.7 山 梨 県 -11.5 46.6 48.3 2.8 -6.4 -10.0 -55.8 121.9 -4.4 -187.5 長 野 県 -0.2 1.6 -91.2 -2.2 96.7 -2.0 71.7 -107.9 9.3 172.2 岐 阜 県 -9.9 -36.5 -9.3 1.6 -21.3 -20.4 -10.9 1.8 4.6 -15.0 静 岡 県 -2.2 25.3 19.4 -0.5 -10.0 -13.8 34.7 34.9 10.1 -14.7 愛 知 県 2.5 -59.3 9.3 5.5 -96.9 -2.0 -78.6 -25.4 11.4 -84.4 三 重 県 2.6 2.1 38.3 10.0 -21.3 5.0 -25.1 40.8 1.5 -57.4 滋 賀 県 -24.6 -2.9 24.5 9.5 -49.0 -10.6 -142.6 32.4 3.3 -180.8 京 都 府 -0.9 -17.2 16.6 2.2 -32.8 0.8 -11.0 14.7 1.6 -33.9 大 阪 府 8.8 -89.5 -35.7 -4.1 -61.0 -6.2 -118.6 80.1 -26.8 -190.7 兵 庫 県 -6.9 -59.7 5.2 5.8 -47.5 -3.9 -124.3 -64.2 16.8 -52.6 奈 良 県 -10.6 -10.7 6.3 8.8 -31.4 -9.1 -15.8 54.0 -3.5 -79.2 和歌山県 6.4 -61.0 -37.1 9.6 -10.7 13.0 -86.6 -26.6 -1.9 -59.6 鳥 取 県 0.6 14.6 19.8 -3.0 2.1 8.9 -12.0 30.0 -19.0 -28.5 島 根 県 -0.2 30.4 25.8 2.8 -1.2 -6.8 135.5 54.4 0.3 51.3 岡 山 県 9.2 -111.1 -46.5 3.6 -59.7 14.6 -5.7 -33.2 14.0 20.6 広 島 県 -1.5 -25.4 31.2 -0.7 -49.8 1.4 -46.0 53.9 0.9 -91.8 山 口 県 -2.1 -13.0 -4.9 0.9 0.4 -5.5 -50.4 -12.1 10.0 -42.4
(単位:1,000円)
徳 島 県 -19.6 50.0 -3.9 1.2 52.1 -32.8 130.8 10.2 3.7 109.5 香 川 県 3.0 1.9 -1.6 4.8 2.4 2.6 38.7 19.2 -0.8 22.2 愛 媛 県 -7.6 -75.0 -74.6 8.8 -8.1 -12.3 -37.9 -104.4 -0.3 53.7 高 知 県 -0.4 -17.4 -29.8 -3.4 7.2 -8.2 50.5 -2.7 -5.0 42.6 福 岡 県 -1.2 29.6 8.9 -8.7 23.1 -4.4 23.8 8.8 -2.9 12.5 佐 賀 県 -0.5 -18.0 36.1 8.0 -60.1 -1.5 12.6 53.7 5.0 -55.1 長 崎 県 -6.1 -10.2 19.9 5.2 -33.4 -11.0 33.8 17.6 9.5 -1.3 熊 本 県 -4.7 22.8 27.5 8.7 -4.5 -12.7 21.0 40.7 11.6 -23.6 大 分 県 -2.6 109.6 -16.1 0.3 106.2 -0.6 132.8 24.3 1.6 70.4 宮 崎 県 3.7 11.1 16.0 -3.8 7.6 4.4 78.4 30.9 -5.4 29.3 鹿児島県 2.9 13.9 22.9 7.5 -19.6 -2.1 52.6 53.8 31.3 -44.0 沖 縄 県 -7.3 39.5 45.5 5.0 -21.3 -8.4 118.7 53.6 20.1 28.6
付表 2-2 比例効果と差違効果(1999〜2000年度)
1999年度 2000年度
比例効果
差違効果 比例
効果
差違効果 県民雇用者報酬 財産
所得 企業
所得 県民雇用
者報酬 財産 所得 企業
所得 北 海 道 1.7 -49.8 12.1 3.9 -72.1 3.0 -68.0 12.7 -4.3 -84.7 青 森 県 -18.1 -28.8 61.1 4.0 -110.9 -14.4 -40.0 68.3 7.4 -126.4 岩 手 県 6.2 107.2 81.3 18.7 -14.9 19.1 90.4 98.8 0.3 -28.9 宮 城 県 20.9 15.8 -1.3 4.4 13.2 24.2 -21.1 -32.0 13.9 1.7 秋 田 県 13.3 24.0 20.8 -4.0 -5.8 32.4 -25.9 55.6 -7.1 -79.7 山 形 県 -4.1 93.6 4.9 2.1 63.5 2.0 100.8 22.4 -2.8 52.4 福 島 県 -2.9 66.5 6.9 5.1 61.2 5.5 71.6 18.6 6.5 56.8 茨 城 県 8.7 -29.4 36.5 44.3 -124.5 22.4 3.8 56.8 37.8 -111.3 栃 木 県 11.5 -46.8 38.2 -13.0 -54.3 28.2 0.9 65.3 -6.5 -46.5 群 馬 県 -21.1 101.4 44.6 9.6 37.6 -31.1 58.3 43.6 19.5 -0.3 埼 玉 県 -14.2 -81.9 -114.9 -0.4 42.7 -25.9 -71.4 -99.8 -1.9 36.3 千 葉 県 20.1 -57.3 2.0 11.1 -61.9 34.9 -68.0 22.0 6.8 -93.7 東 京 都 23.0 330.5 -45.9 -31.9 452.5 25.0 332.8 -103.0 -35.3 516.6 神奈川県 8.1 -98.6 -48.7 -7.8 -44.2 2.4 -111.6 -48.7 -16.6 -53.9 新 潟 県 -2.8 9.9 85.0 21.1 -97.9 0.2 -12.0 68.0 17.3 -93.4 富 山 県 -9.5 -90.2 -10.0 3.7 -91.8 -9.0 -107.7 -3.5 -0.9 -101.2 石 川 県 6.2 60.2 94.5 -5.9 -39.4 20.7 42.0 146.2 -5.9 -99.8 福 井 県 11.3 -18.8 63.1 3.4 -78.2 24.4 47.6 98.9 -13.6 -25.0 山 梨 県 -2.3 34.2 142.8 -0.7 -118.8 10.4 79.2 179.7 5.7 -124.1 長 野 県 -3.5 157.1 -12.5 17.2 164.0 -4.8 267.4 52.5 22.4 203.8 岐 阜 県 -21.8 -1.9 40.8 14.4 -54.0 -21.7 -41.6 27.6 17.0 -74.3
(付表2-1,つづき)
(単位:1,000円)
静 岡 県 -20.6 32.9 23.9 17.3 -18.6 -29.1 158.4 37.2 12.3 95.8 愛 知 県 -6.3 -69.4 -34.6 9.1 -66.9 -13.0 -105.4 -37.3 17.0 -108.8 三 重 県 5.7 6.4 24.8 10.3 -23.5 5.1 107.1 -5.5 3.4 98.4 滋 賀 県 15.6 -136.8 51.9 4.7 -210.6 51.8 -51.5 82.3 9.4 -161.3 京 都 府 3.0 -56.4 -21.1 -6.8 -12.5 5.2 -40.0 -63.6 -6.4 42.0 大 阪 府 -21.3 -128.6 51.5 -35.8 -163.3 -43.6 -220.7 -2.8 -32.2 -203.3 兵 庫 県 3.2 -225.2 -106.1 15.3 -109.9 12.3 -267.8 -67.5 24.9 -203.5 奈 良 県 -2.8 -55.5 131.1 -4.1 -197.3 9.3 -65.6 201.6 3.6 -281.7 和歌山県 14.9 -51.3 -63.2 17.7 -6.5 14.1 -61.9 -93.6 7.8 38.7 鳥 取 県 14.3 40.7 54.8 -29.8 9.2 21.4 5.3 44.3 -35.2 -4.3 島 根 県 -11.7 142.5 122.7 7.8 -14.0 -17.2 176.9 91.6 0.2 68.5 岡 山 県 13.7 15.9 -53.2 27.3 40.9 9.2 -135.4 -45.5 18.5 -97.1 広 島 県 4.1 -24.4 87.3 -8.9 -90.8 8.1 21.9 75.5 7.0 -43.2 山 口 県 -6.0 -48.2 31.7 16.6 -91.2 -7.4 2.6 11.8 23.3 -31.7 徳 島 県 -29.3 89.7 -4.0 0.9 84.1 -22.4 78.3 13.3 -0.8 59.9 香 川 県 0.6 -77.4 26.1 0.8 -103.3 -2.8 -68.6 -11.6 6.4 -56.5 愛 媛 県 -10.4 -82.6 -92.2 10.6 -26.3 -7.6 -68.7 -54.9 -11.0 -24.7 高 知 県 -13.8 10.4 -2.4 -10.7 1.9 -20.2 47.7 10.3 -18.6 37.6 福 岡 県 -5.8 -16.3 12.6 -8.7 -28.7 -7.6 -20.1 4.7 -3.0 -21.1 佐 賀 県 -1.9 67.6 38.1 11.0 7.6 -2.3 17.3 30.1 1.4 -22.7 長 崎 県 -10.8 19.0 47.4 14.9 -49.9 -9.1 -0.2 72.1 21.1 -89.6 熊 本 県 -15.5 41.9 65.7 19.3 -39.5 -18.1 99.8 92.0 26.9 -26.4 大 分 県 3.0 134.8 28.6 7.2 58.2 6.9 249.0 44.1 6.0 136.2 宮 崎 県 1.8 90.3 25.1 -6.5 38.9 -0.8 85.7 48.3 -11.5 22.3 鹿児島県 -7.7 97.2 23.2 30.1 22.8 -14.9 137.7 51.6 40.0 34.9 沖 縄 県 -3.9 97.6 91.7 26.9 -34.5 2.0 93.5 113.5 43.3 -90.2
付表 2-3 比例効果と差違効果(2001〜2002年度)
2001年度 2002年度
比例効果
差違効果 比例
効果
差違効果 県民雇用者報酬 財産
所得 企業
所得 県民雇用
者報酬 財産 所得 企業
所得 北 海 道 6.6 -5.1 37.5 -4.7 -47.8 8.4 -46.5 8.0 -9.2 -56.6 青 森 県 -26.1 -12.7 118.3 22.5 -167.1 -26.4 -56.6 85.1 14.1 -162.2 岩 手 県 21.6 -5.8 105.6 3.0 -134.9 28.1 17.2 62.9 -1.8 -70.0 宮 城 県 35.5 -11.7 13.8 26.5 -58.8 38.8 -61.8 -18.9 30.4 -72.5 秋 田 県 37.4 11.5 51.4 -11.3 -28.5 47.1 -45.8 44.1 -19.6 -65.3 山 形 県 0.0 36.5 40.8 2.3 -31.8 2.7 81.6 57.2 -0.1 0.8 福 島 県 1.0 63.8 49.6 12.8 16.1 3.8 88.1 52.6 12.6 35.5
(付表2-2,つづき)
(単位:1,000円)
茨 城 県 23.5 -14.6 74.6 18.6 -129.5 29.6 30.4 39.6 22.4 -50.0 栃 木 県 33.2 -24.4 97.3 -5.1 -108.4 42.0 -14.6 72.5 -9.0 -65.8 群 馬 県 -42.9 87.4 59.8 39.3 4.6 -49.6 84.4 60.6 39.4 7.0 埼 玉 県 -25.3 -119.5 -126.2 -7.2 22.9 -29.1 -127.8 -118.7 -10.4 10.5 千 葉 県 46.6 -139.2 1.3 4.6 -132.4 55.7 -173.3 33.6 8.1 -199.0 東 京 都 37.4 363.4 -173.2 -46.4 622.4 40.3 303.3 -92.3 -30.9 474.4 神奈川県 9.5 -159.2 -43.7 -10.6 -109.9 8.3 -157.5 -34.7 -14.2 -117.9 新 潟 県 -4.1 20.3 114.4 30.0 -116.2 -3.9 23.2 80.9 28.0 -81.0 富 山 県 -14.3 -140.0 8.8 2.9 -151.6 -14.8 -63.4 -7.5 2.5 -68.1 石 川 県 18.8 52.2 162.0 -12.0 -86.1 24.5 52.4 123.7 -4.9 -55.2 福 井 県 26.9 27.8 99.0 -25.8 -37.6 32.9 72.3 128.9 -34.2 -11.9 山 梨 県 8.7 -61.6 130.4 1.8 -211.5 14.5 -20.3 142.5 -9.1 -169.3 長 野 県 -5.2 154.3 74.0 19.9 73.2 -5.5 95.9 0.0 24.8 86.5 岐 阜 県 -33.7 -48.5 9.7 4.1 -52.4 -35.5 2.1 3.5 21.4 -20.8 静 岡 県 -39.6 154.1 59.3 28.3 56.9 -45.2 254.4 29.6 31.4 178.7 愛 知 県 -17.1 -34.0 -57.4 25.1 -26.9 -21.2 15.6 -84.3 30.3 48.1 三 重 県 6.3 30.9 -19.8 -4.4 56.1 5.8 162.6 75.3 -13.1 85.6 滋 賀 県 50.6 -95.1 125.8 0.8 -235.9 66.1 -46.5 79.6 0.5 -135.7 京 都 府 4.9 -98.8 -51.9 -14.0 -21.3 5.6 -41.7 -86.5 -10.6 75.7 大 阪 府 -54.8 -181.2 -24.5 -19.2 -162.5 -67.3 -191.7 -16.5 -24.9 -176.8 兵 庫 県 9.8 -350.1 -63.3 21.0 -277.7 13.0 -361.6 -65.1 24.2 -294.6 奈 良 県 10.3 -67.4 199.1 -14.0 -263.9 16.8 -35.1 185.0 -11.2 -222.4 和歌山県 17.9 -18.2 -81.0 8.1 55.2 17.2 -21.0 -50.1 -30.9 75.0 鳥 取 県 28.6 33.5 70.9 -54.3 -11.6 33.1 -71.2 20.1 -67.0 -18.6 島 根 県 -21.2 204.0 94.9 -3.3 89.4 -24.0 207.4 97.0 -14.6 97.9 岡 山 県 14.0 -18.8 -22.3 1.2 5.9 11.9 -66.6 -107.8 -17.3 51.8 広 島 県 10.5 -11.0 112.1 -12.8 -89.2 12.9 -23.4 65.2 -10.5 -58.7 山 口 県 -12.9 12.9 -30.7 24.7 24.3 -14.9 104.2 -33.3 19.6 114.9 徳 島 県 -42.3 220.3 17.4 21.0 171.6 -42.7 200.1 -5.6 14.6 175.8 香 川 県 -2.7 3.7 -8.3 -10.1 21.2 -4.3 17.5 -36.5 -15.5 52.6 愛 媛 県 -16.0 -23.9 19.3 -20.9 -48.4 -16.5 -95.1 -31.8 -28.5 -57.7 高 知 県 -25.4 71.4 -10.4 -5.4 68.0 -28.8 28.1 -38.1 -7.5 62.4 福 岡 県 -11.0 5.1 39.7 1.5 -33.8 -12.5 -10.6 48.2 -0.7 -59.0 佐 賀 県 -3.4 7.9 72.2 2.3 -72.9 -3.8 -20.9 97.7 0.5 -110.8 長 崎 県 -14.9 22.2 100.1 21.1 -98.0 -15.0 21.4 46.5 17.7 -50.6 熊 本 県 -26.1 160.2 97.0 29.5 23.4 -28.5 136.0 95.2 27.3 4.9 大 分 県 5.5 186.9 58.4 10.1 68.3 6.6 190.8 68.1 7.0 59.8 宮 崎 県 3.6 89.1 63.8 -12.2 9.3 3.7 113.3 48.0 -15.1 49.9 鹿児島県 -16.7 152.2 72.4 41.0 29.5 -20.0 157.9 83.0 35.6 26.0 沖 縄 県 -3.5 186.6 117.1 66.5 -17.5 -2.1 147.6 97.8 67.2 -39.4
(付表2-3,つづき)
付表 2-4 比例効果と差違効果(2003〜2004年度)
2003年度 2004年度
比例効果
差違効果 比例
効果
差違効果 県民雇用者報酬 財産
所得 企業
所得 県民雇用
者報酬 財産 所得 企業
所得 北 海 道 5.0 -89.1 -3.1 -17.9 -80.8 0.1 -133.2 -35.5 -22.2 -83.4 青 森 県 -16.0 -125.7 31.8 -6.6 -169.7 -9.8 -179.7 47.5 -18.8 -221.2 岩 手 県 37.2 -51.1 54.2 -16.3 -120.0 36.4 -17.4 35.5 -24.1 -66.0 宮 城 県 35.4 -111.7 -21.2 19.8 -111.6 31.2 -109.9 -28.7 18.2 -93.3 秋 田 県 60.7 -82.8 -2.5 -28.4 -45.6 60.2 -127.1 -39.7 -35.0 -41.7 山 形 県 8.3 89.5 107.1 -6.9 -35.4 8.2 144.7 142.1 -17.2 -16.1 福 島 県 14.9 35.5 60.1 -0.7 -8.7 19.5 133.3 130.0 -13.3 32.3 茨 城 県 42.4 42.2 44.9 2.9 -38.7 45.5 -52.9 41.9 -11.2 -106.0 栃 木 県 53.0 -6.9 140.7 -18.0 -127.7 51.3 43.9 222.7 -22.5 -154.9 群 馬 県 -50.7 116.0 98.5 29.7 9.6 -45.3 128.7 119.9 21.4 9.9 埼 玉 県 -45.4 -125.1 -111.1 -20.9 15.2 -55.4 -53.9 -82.1 -27.9 63.8 千 葉 県 59.9 -198.2 -4.2 0.8 -180.3 53.4 -153.9 27.6 -7.7 -160.0 東 京 都 35.4 389.7 -123.6 65.5 501.3 31.0 403.7 -154.3 129.4 480.1 神奈川県 -2.0 -143.8 -1.8 -16.9 -139.4 -7.5 -179.4 -9.8 -19.9 -159.2 新 潟 県 2.9 6.8 66.9 13.1 -70.1 7.7 14.5 75.6 11.7 -71.0 富 山 県 -11.7 18.7 29.3 -6.0 -12.9 -9.7 -7.8 14.9 -11.9 -22.6 石 川 県 40.8 11.4 91.7 -7.7 -56.5 47.0 -1.2 99.9 -22.3 -62.3 福 井 県 44.6 78.6 119.3 -36.4 13.6 47.3 67.7 130.0 -42.5 -2.8 山 梨 県 25.3 -15.6 159.4 -8.4 -185.8 25.5 -4.4 148.1 -15.5 -166.7 長 野 県 -7.5 157.7 78.6 10.6 83.9 -9.2 188.7 150.4 11.4 41.5 岐 阜 県 -29.0 8.1 11.9 -2.5 5.6 -24.6 -61.2 -38.2 -13.5 -3.7 静 岡 県 -46.7 246.1 47.2 20.6 164.7 -43.1 311.7 77.0 21.4 196.6 愛 知 県 -23.5 -24.3 -84.9 12.8 23.1 -20.4 55.6 -26.2 3.1 55.3 三 重 県 6.3 247.1 172.4 -11.1 65.3 8.3 392.4 207.0 -26.9 169.7 滋 賀 県 102.1 -10.2 99.6 0.7 -114.5 111.9 1.7 132.5 0.5 -139.6 京 都 府 9.1 -28.4 -61.1 -22.9 84.3 11.5 -12.4 -54.1 -29.5 113.7 大 阪 府 -78.5 -197.8 -63.4 -33.9 -125.0 -73.0 -235.6 -55.4 -51.6 -154.4 兵 庫 県 24.8 -441.5 -45.4 9.8 -368.9 30.4 -492.6 -107.6 8.6 -348.4 奈 良 県 23.2 -72.5 220.6 -6.5 -300.8 18.6 -139.9 206.1 -5.3 -356.2 和歌山県 18.3 -78.5 -94.9 -30.6 101.1 22.5 -101.7 -148.5 -24.8 126.8 鳥 取 県 35.0 -37.2 80.3 -75.5 -42.2 32.5 0.2 61.9 -79.0 1.1 島 根 県 -28.1 137.4 108.2 -32.2 42.4 -29.3 134.3 99.5 -37.3 51.7 岡 山 県 8.5 -145.7 -81.4 -36.0 -24.1 10.7 -174.6 -98.1 -19.3 -54.1 広 島 県 14.5 -11.3 32.9 -17.9 -2.5 13.1 -40.4 5.5 -34.5 16.6 山 口 県 -11.1 45.7 -69.3 3.9 111.9 -6.2 61.5 -98.2 0.5 156.0
(単位:1,000円)
徳 島 県 -23.8 261.0 0.9 1.0 242.7 -12.2 197.1 72.2 -14.9 125.9 香 川 県 -6.8 -51.5 -52.9 -31.0 7.6 -6.2 -110.8 -5.0 -46.0 -78.6 愛 媛 県 -7.6 -122.0 -15.8 -38.8 -98.4 -1.4 -125.5 -5.2 -54.2 -98.0 高 知 県 -33.0 2.5 -81.4 -21.7 109.8 -33.7 -86.2 -38.2 -33.9 -25.6 福 岡 県 -11.8 -21.7 44.8 -14.6 -52.1 -10.1 -70.4 -2.0 -18.6 -51.4 佐 賀 県 -3.6 19.3 83.4 -4.7 -58.3 -3.1 1.8 89.9 -20.5 -66.3 長 崎 県 -10.8 -33.5 43.5 -1.1 -79.2 -9.0 -48.8 29.8 -4.9 -79.1 熊 本 県 -26.7 136.0 39.6 25.8 57.5 -24.1 110.7 18.0 21.9 50.4 大 分 県 12.9 246.8 42.6 -4.6 136.7 17.0 278.7 52.3 -12.0 146.6 宮 崎 県 -3.6 114.8 41.8 -24.3 68.0 -9.4 112.7 6.8 -35.6 109.7 鹿児島県 -26.5 163.4 78.0 27.0 39.5 -28.2 162.7 88.2 12.6 36.1 沖 縄 県 8.2 109.6 68.5 61.9 -42.4 14.0 44.7 19.6 62.2 -58.1
付表 2-5 比例効果と差違効果(2005年度)
2005年度 比例効果
差違効果 県民雇用者報酬 財産
所得 企業 所得 北 海 道 -10.6 -170.7 -44.4 -29.7 -94.1 青 森 県 7.5 -262.0 32.2 -46.3 -250.6 岩 手 県 36.7 -93.7 37.6 -50.9 -110.6 宮 城 県 19.4 -111.9 5.4 6.7 -106.2 秋 田 県 61.7 -176.1 -10.8 -50.1 -101.5 山 形 県 10.4 123.7 151.8 -32.2 -39.7 福 島 県 32.1 138.0 197.3 -37.0 -11.8 茨 城 県 54.1 -120.8 64.5 -22.7 -181.4 栃 木 県 50.1 63.4 207.0 -35.6 -100.2 群 馬 県 -32.6 79.7 111.3 -0.6 -8.4 埼 玉 県 -77.5 -101.3 -83.0 -55.6 41.2 千 葉 県 39.8 -185.5 38.2 -20.3 -189.6 東 京 都 18.0 543.0 -263.9 303.0 559.8 神奈川県 -22.2 -215.7 34.9 -45.4 -210.9 新 潟 県 19.2 42.6 95.1 -7.5 -46.0 富 山 県 -3.9 -82.6 32.5 -23.5 -110.3 石 川 県 62.9 -33.3 149.6 -29.9 -134.5 福 井 県 54.6 135.9 160.0 -50.5 40.0 山 梨 県 29.5 40.9 190.0 -32.1 -148.4 長 野 県 -12.6 260.1 215.6 -14.8 77.2 岐 阜 県 -11.3 -73.4 -67.8 -37.7 36.4
(付表2-4,つづき)
(単位:1,000円)
(付表2-5,つづき)
静 岡 県 -33.9 370.5 142.1 -10.6 236.6 愛 知 県 -14.6 69.5 24.0 -22.2 50.5 三 重 県 11.5 478.8 292.1 -36.4 168.7 滋 賀 県 139.5 -34.8 167.5 -23.5 -190.4 京 都 府 16.8 -45.2 -41.8 -41.4 58.8 大 阪 府 -63.4 -271.7 -160.7 -77.9 -72.4 兵 庫 県 44.3 -519.8 -74.3 4.3 -406.6 奈 良 県 12.2 -193.4 212.0 -25.6 -398.6 和歌山県 28.8 -17.7 -124.4 -24.3 184.0 鳥 取 県 26.5 -108.4 80.3 -95.7 -109.8 島 根 県 -31.3 104.1 83.0 -58.8 55.5 岡 山 県 12.2 -142.9 -73.0 -49.8 -27.8 広 島 県 10.5 -74.9 13.1 -58.5 0.9 山 口 県 5.2 160.6 -66.9 -19.6 236.7 徳 島 県 19.3 81.5 39.6 -57.3 79.7 香 川 県 -6.1 -170.1 8.4 -64.2 -141.2 愛 媛 県 14.6 -190.9 12.7 -70.3 -156.0 高 知 県 -34.5 -156.6 -47.0 -74.1 -49.9 福 岡 県 -5.9 -85.9 -1.5 -46.9 -35.8 佐 賀 県 -1.9 31.6 111.7 -34.4 -41.4 長 崎 県 -3.0 -63.3 30.9 -18.0 -81.3 熊 本 県 -16.7 142.3 44.5 31.3 47.6 大 分 県 26.3 208.2 97.8 -43.4 70.5 宮 崎 県 -22.8 67.1 -28.0 -57.3 118.0 鹿児島県 -32.6 186.3 122.9 -12.6 41.7 沖 縄 県 28.7 11.8 30.6 61.8 -98.6
The Doshisha University Economic Review Vol.61 No.3 Abstract
Hiroki KOFUJI, Regional Economic Growth and Economic Disparities in Japan: A Distributed Income Approach
Not all people from all prefectures in Japan enjoy the benefits of Japanese economic growth. This makes these people more aware of the economic disparities among regions. This paper aims to identify the factors behind these disparities.
For this purpose, this paper classifies prefectures into four groups according to population and the inhabitants income distribution, and investigates the economic trends of these groups. The results reveal that the group with considerably wide economic disparities changes in the short-term, and that the inhabitants are unable to realize economic growth because of the structural differences in the income distribution.