林 第 129号 平成28年 5月12日
各団体の長 御中
岡山県農林水産部長
「CLT等利用促進対策事業実施要綱」 、 「CLT利用促進支援事業実施要領」 、 「CLT ラミナ安定供給体制整備事業実施要領」及び「認証材ストック支援事業実施要領」の 制定について
このことについて、別添のとおり制定し、平成28年度事業から適用することとしまし たので、貴会の会員の皆様にお知らせいただきますようお願いします。
お問い合わせ先
〒700-8570 岡山市北区内山下2-4-6 岡山県農林水産部林政課林業木材班 TEL086-226-7452
FAX 086-221-6498
CLT等利用促進対策事業実施要綱
平成28年 5月12日付け、林第129号
(趣旨)
第1 県内の人工林資源は年々充実してきており、成熟した人工林の利用と再造林を進め、資源を循環 利用することが求められている。
こうした中、平成27年8月に「CLTで地方創生を実現する首長連合」が設立され、全国的に CLTを活用した地方創生の取組が始まっており、県内では全国初となるCLT量産工場が整備 された。
このため、CLT製造に必要なラミナ(挽き板)の安定供給を図るとともに、公共施設等での導 入を促進する。また、東京五輪施設での利用を視野に、認証材のストックを支援する。
(事業区分)
第2 第1の趣旨を踏まえ、第3で定義する県産材を活用したCLTの需要の拡大を促進するため次の 事業を実施し、事業実施主体、補助率等は別表1~2のとおりとする。
(1)CLT等利用促進支援事業 ① CLT利用施設等支援
公共施設や不特定多数の集客が見込まれる施設等において、CLTを利用した建築物の木造化、
木質化及び案内板やテーブル等の木製品を導入する場合に必要な経費の一部を助成する。
② CLT利用建築物設計支援
公共施設や不特定多数の集客が見込まれる建築物において、CLTを構造体として利用した建築 物の設計に必要な経費の一部を助成する。
(2)CLTラミナ安定供給体制整備事業
CLTの需要に応じた品質、数量のラミナを確保するため、森林所有者や素材生産業者、製材業 者、CLT加工業者等で構成される協議会を設置し、県産のラミナを安定的・効率的に供給する ための体制整備に対して支援する。
(3)認証材ストック支援事業
2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の競技施設等の整備において、国際的な森林 認証制度に基づく認証材が採用される見込みであり、認証材で生産したCLT等用の原材料を一 定量確保し、オリンピックに向けたCLT等の供給体制を整える必要があることから、認証ラミ ナ等を保管するために必要な経費を助成する。
(定義)
第3 この要綱において、県産材を活用したCLTとは、「岡山県木材業者、製材業者及び木材チップ 業者登録条例(昭和32年岡山県条例第21号)」に基づく登録を受けている製材業者によって製 材された挽き板を主に用いて製造されたものをいう。
(事業実施期間)
第4 事業は、計画が承認された同一年度内に完了しなければならない。
附 則
この要綱は、平成28年度事業から適用する。
様式8
平成 年 月 日
平成〇〇年度CLT利用促進支援事業のため当社が納材したCLTは、当社が製造したことを証明します。
【県内】
CLTラミナ納材業者 製材業者登録番号 岡製第( ) 号 住 所
業者名等
代表者名 印
CLTラミナ納材業者 製材業者登録番号 岡製第( ) 号 住 所
業者名等
代表者名 印 CLT製造業者 製材業者登録番号 岡製第( ) 号 住 所
業者名等
代表者名 印 CLT製造業者 製材業者登録番号 岡製第( ) 号 住 所
業者名等
代表者名 印
【県外】
CLTラミナ納材業者 製材業者登録番号 〇〇製第( ) 号 住 所
業者名等
代表者名 印 CLTラミナ納材業者 製材業者登録番号 〇〇製第( ) 号 住 所
業者名等
代表者名 印 CLT製造業者 製材業者登録番号 〇〇製第( ) 号 住 所
業者名等
代表者名 印 CLT製造業者 製材業者登録番号 〇〇製第( ) 号 住 所
業者名等
代表者名 印 CLT納材材積 ㎥
※事業実施主体で記入 確 認 者
職 名 確認年月日
平成 年 月 日職・氏名
CLT納材証明書
氏 名 印
1 助 成 対 象 者 (1)市 町 村
(2)公 共 建 築 物 等 に お け る 木 材 の 利 用 の 促 進 に 関 す る 法 律 施 行 令 ( 平 成2 2年 政 令 第2 0 3号 ) 第 1 条 各 号 に 規 定 す る 建 築 物 、 又 は そ の 施 設 に お い て 利 用 す る 備 品 等 を 整 備 す る 者
(3)商 工 関 係 団 体
(4)町 内 会 、N P O法 人
(5)見 学 会 の 開 催 や 視 察 の 受 け 入 れ な ど 、 C L T 利 用 促 進 に 協 力 で き る 者 2 補 助 率
(1)C L T 利 用 施 設 等 支 援
補 助 対 象 経 費 の1 / 2以 内 。 た だ し 、 木 製 品 の 導 入 に つ い て は1 , 0 0 0 千 円 を 限 度 と す る 。
(2)C L T 利 用 建 築 物 設 計 支 援
補 助 対 象 経 費 の1 / 2以 内 。 た だ し 、3 , 5 0 0千 円 を 限 度 と す る 。 3 採択基準
事業採択基準は、次に掲げる全ての事項を満たすものとする。ただし、実施要綱第2の
(1)の②の事業(上記2(2))については、(1)から(4)までの事項を満たすも のとする。
(1)国、県の他の補助事業の対象となっていないこと。
(2)公共施設や不特定多数の集客が見込まれる施設等(CLTの需要拡大につながる先 駆的な施設等を含む。)を整備するものであること。
(3)県内に整備する建築物又は木製品等であること。ただし、実施要綱第2の(1)の② の事業については、県産材CLTを使用することを確約する場合はこの限りではない。
(4)県が実施するCLT利用促進のための普及啓発(施工中の施設の見学会及び施工後 (完成後)の施設の視察受け入れ等)に協力できること。
(5)新築の建築物については、建築基準法に基づく確認済証の交付日及び建築工事届の 受理日が、第4で定める補助申請年度の4月1日以降であること。
(6)使用するCLTは、原則として、県産材により製造されたものであること。
(7)当事業で整備した施設等の管理は、事業実施主体が主体的に行うこと。
※ 応募様式等は、県林政課ホームページを御確認ください。
(http://www.pref.okayama.jp/soshiki/57/) 4 募集期間
平成28年5月13日(金)から平成28年6月30日(木)まで 書類審査の上、予算の範囲内で補助金の配分を行います。
県では、公共施設や不特定多数の集客が見込まれる施設等において、
CLTを利用した建築物の木造化、木質化及び木製品導入並びにCLTを
構造体として利用した建築物の設計に必要な経費の一部を助成する事業の
募集を開始しましたのでお知らせします。
〇 備前県民局森林企画課
〒700-8604 岡山市北区弓之町6-1 電話:086-233-9833
〇 備中県民局森林企画課
〒710-8530 倉敷市羽島1083 電話:086-434-7051
〇 美作県民局森林企画課
〒708-8506 津山市山下53 電話:0868-23-1377 詳しい内容は、最寄りの県民局森林企画課へお問い合わせください。
CLTベンチ CLT勝山共同住宅
CLTオブジェ「モクロス」 CLT衝立及びテーブル
受付カウンター
林 第 146号 平成28年 5月13日
各団体の長 御中
岡山県農林水産部長 (公印省略) 平成28年度CLT等利用促進対策事業(CLT利用促進支援事業) の実施について(照会)
本県の森林・林業行政の推進につきましては、平素から格段の御高配を賜り厚くお礼申し上 げます。
さて、県では、CLT(直交集成板)を利用した次の事業に係る募集を平成28年5月13日
(金)から実施しています。
つきましては、貴会員を始めとして関係者の方々に御周知いただきますようお願いいたします。
なお、事業の詳細及び申請等につきましては、最寄りの県民局森林企画課に御相談ください ますようお願いいたします。
※ CLTとはCross Laminated Timberの略称で、ひき板を並べた層を、板の方向が層ごとに直交するように 重ねて接着した大判のパネルを示す用語です。
CLTは1995年頃からオーストリアを中心として発展してきた新しい木質構造用材料です。
(一般社団法人日本CLT協会ホームページより抜粋)
記
1 CLT利用施設等支援公共施設や学校、社会福祉施設等の公共建築物や、観光地、商店街など多数の集客が見込 まれる公共的な空間等において、CLTを利用した建築物の木造化、木質化及び案内板やテ ーブル等の木製品を導入する場合に必要な経費の一部を助成するもの。
2 CLT利用建築物設計支援
公共施設や不特定多数の集客が見込まれる建築物において、CLTを構造体として利用し た建築物の設計に必要な経費の一部を助成するもの。
(参考)岡山県林政課ホームページ http://www.pref.okayama.jp/soshiki/57/
一般社団法人日本CLT協会ホームページ http://clta.jp/clt/
岡山県 農林水産部 林政課 林業木材班
〒700-8570 岡山市北区内山下2-4-6 TEL:086-226-7452 FAX:086-221-6498