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Academic year: 2021

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国語科授業研究 一青木幹勇を中心に一

教科・領域教育専攻 言語系(国語)コース 甲斐誠

研究の目的

本研究では、青木幹勇の提唱する「第三の書 くjがどのような考えに基づいて形成されたの かを明らかにすることを目的とする。さらに、

青木が目指す授業、育てたい子どもについてど のように考えているかを明らかにする。

研究の方法

本論文では、序章、結章のほか、次の4章か ら構成する。

第1章 青 木 幹 勇 の 歩 み 第2章 青 木 幹 勇 の 授 業 観 第3章 「第三の書く J論の研究 第 4章 授 業 分 析 ‑ 芦 田 か ら 青 木 へ ー

第1章では、著書『わたしの授業戦前@戦 中編』から、青木が授業者としてどのように歩 み始めたのかを読みとるo また、この時期に先 人からどのような影響を受け、青木の授業観が 構築されていったのかを明らかにする。

第2章では、青木の授業観を様々な著書から 明らかにする。「機微J

r

音読J

r

教材研究J

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発 問Jの4つの観点から考察を行う。

第3章では、『授業技術集成』を中心に、「第 三の書く Jの基礎にある青木の考え明らかにす

る。

第4章では、青木が傾倒していた芦田の授業

指導教員 村 井 万 里 子

と比較考察を行い、青木の授業が、芦田の「読 み方教式Jから、どのように脱却し、どのよう に変化したのかを明らかにする。それにより、

青木の授業における考え方を読みとりたい。

研究の概要

第一章では著書『わたしの授業 戦前・戦中編』

から、青木幹勇が授業者としてどのように歩み 始めたのか、この時期に先人からどのような影 響を受け、青木の授業観が構築されていったの かを明らかにした。

青木は、この時期に主に3人の優れた実践者 の影響を受けている。木村寿、芦田恵之助、古 田拡。この3人から学んだことを、自らの実践 へとつなげている。

第2章では、 4つの観点から青木の授業観を 探った。

第1節で、授業における「機微Jについての 考察を行った。教師の仕草や表情も含めて、子 どもが、その場で、新しい思いや考えを生み出 すことができるような、工夫した指導を行い、

そこで出てきたものを授業に生かしていくこと が「機微Jを生かすことにつながる。その場で 生かすことができない場合は、授業後の反省、

次の授業の準備に生かし、次の授業につなげて いく必要があるo

第 2節では、音読についての考察を行った口 青木は、音読を読解の理解のためのものと限ら

U

t

(2)

ず、話すこと指導の一環としてもとらえていた。

第3節では青木の教材研究法についての考察 を行った。ノートに教材を書き写し、それに授 業をイメージしながら書き込みを入れる。書く

ことによって、教材への理解が深まり、授業に 対するイメージを作り上げている。

第 4節では、発聞についての考察を行った。

発問が教師と子どもの一対ーの関係に終わるこ とがないように、応答を子どもに書かせる発問 を用い、教師一人の発問に、子ども全員が考え ることができるような工夫を行っている。さら に、子どもにも発問権を譲ることによる教室の 活性化も図っている。

第3章では、「第三の書く J に至るまでの、

青木の実践論についての考察を行い、「第三の書 くjの本質を明らかにした。「第三の書く Jを用 いた授業で青木が目指しているものは、自主 的・主体的な読み・表現をできる子どもの育成 である。読解の授業にさまざまな書く活動を取 り入れることで、子ども自身が進んで文章を読 まねばならないような仕掛けを行っている。そ うしていくことをくり返していくことで、自主 的・主体的な4読みができる子どもの育成を図っ ている。

「第三の書く」は書く力のみを伸ばそうとす るものではない。出発点は、あくまで、子ども の自主的・主体的な読みの態度を育てることに あった。

第4章では、芦田と青木の授業を比較するこ とで、その違いを明らかにした。

青木と芦田の違いは大きく 2点ある。

1点目は板書である。どちらも、読解の授業 に書く活動を取り入れるという点では、同じで あった。違いはその書き方である。芦田は教材 の中の要点を取り出し、板書する。それを読む

ことにつなげ、要点のみからその関係性を感じ させ、全体をイメ}ジさせながら、読み深めさ せようとしている。一方青木は、文章として取 り出す。文章として書くことで、書きながら読 ませ、読むことだけでは届かない理解に導こう

とする。また、行間に、「問題」を書かせ、さら なる書くことの活用につなげ、読みを深めさせ ていく。

2点目は、表現の授業と理解の授業をどうつ なげるか、という点である。芦田は、読解の授 業では理解をさせることに専念していたのに対 し、青木は読解の授業の中で、書くことによる 表現もさせるための指導を行っている。読むこ とと書くことをつなぐことで、より深い読みを させようとしている。

青木の目指す授業は自主的・主体的な子ども の育成である。それを目標として行う活動が「第 三の書く Jである。

今後の課題

今後の課題としてまとめると、大きく 3点で ある。

1 青木幹勇について、より詳細な研究を行う。

2 青木幹勇に影響を与えた人物についての研 究を行う。

3 教育現場での実践を通して、感じること、

学ぶことから、新たに青木幹勇についての研 究課題を発見するo

以上3点についての研究を行い、実践を行う。

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参照

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