システムとソフトウェアの品質:0.編集にあたって
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(2) て解説している.さらに,(3)事例・応用として,. 川,込山) 」で,ソフトウェア品質の第三者認証の. 認証制度・ユーザビリティ,プロセス,品質会計,. 動向と国内外の現状,さらに制度運用の課題につい. を紹介している.. て解説している.ユーザビリティについては, 「7. 利. まず, (1)において,戦略については, 「1. ICT. 用品質(福住,平沢,谷川)」で,品質の 1 つの側. 応用システムおよびソフトウェア(S&S)の品質向. 面としてユーザビリティを取り上げ,利用者視点で. 上のための課題と取り組み(東) 」で,システムお. の品質について述べている.プロセスについては,. よびソフトウェアの品質全体の現状と課題,そして. 「8. 品質に対応したプロセスデザイン(中島,山田,. 今後取り組まなければならないことについて解説し. 福住)」で,品質を向上させるための開発プロセス. ている.基準については, 「2. システムおよびソフ. のデザインについて解説している.品質会計につい. トウェアの品質基準の体系化(込山)」で,システム・. ては,「9. ソフトウェア品質会計における品質要求. ソフトウェア品質基準の体系(品質モデル,品質測. と評価(誉田)」で,品質向上に向けた活動の事例. 定,品質評価,品質要求,品質管理)と,それに対. を紹介している.. 応する SQuaRE の国際規格,SQuaRE における品. 今回の特集を組むにあたり,最も気を付けたのは,. 質モデルの考え方と評価対象別(ソフトウェア,デ. 本特集をシステムとソフトウェアの品質に関する全. ータなど)の品質モデルを解説している.人材につ. 体的な動向を解説するものと位置付け,国際規格. いては, 「10. ソフトウェア品質の知識体系(鷲崎)」. SQuaRE の解説に終始しないことである.しかしな. で,ソフトウェアエンジニアリングにおける品質を. がら,これらの規格が品質基準の体系を具現化して. 知識体系として整理し,人材育成や資格認定への活. いる側面があるため,SQuaRE との関係を示さざる. 用について紹介している.. を得ないところもあった.この調整に関しては,各. (2)において,前述の品質基準の体系に沿って,. 執筆者に負担をかけてしまったところではある.国. 定量的な品質管理を解説している.要求定義につい. 際規格 SQuaRE の詳細については,別の機会に解. ては, 「5. ソフトウェア非機能要求の定義 (野中,東)」 で,システム・ソフトウェアの非機能要求の 1 つ. 説することとしたい.. である品質要求を,JIS X 25010(システム及びソフ. 以上,システムとソフトウェアの品質について,. トウェア品質モデル)を利用して多角的観点から定. その課題を認識した上で,品質向上に向けたさまざ. 量的に定義するためのプロセスについて述べている.. まなアプローチと方式,およびその取り組みを中心. 測定については, 「3. システムおよびソフトウェア. に特集を構成した.品質要求の充足は顧客視点では. 品質向上のための品質測定技術(山田,谷津,和田,. 重要であるが,具体的な要求事項として表現しづら. 福住) 」で,品質測定法の構成や,それを用いた品. く,達成目標を設定しにくい.そのため,いかにし. 質測定について,利用時の品質,外部品質,内部品. て品質特性を具体的に数値化し,それを高精度に測. 質,データ品質に分けて,それらの現状を解説して. 定・評価できるようにするかが,今後も研究部門・. いる.評価については, 「4. システムおよびソフト. 設計開発部門・評価部門が共通に取り組むべき課題. ウェアの品質評価(江崎,坂本,安原)」で,評価. となろう.また,ソフトウェアの利用はクラウド化. 技術の動向,規格の現状とその活用方法を解説して. が進んでおり,データや IT サービスなど,品質の. いる.ここまでが品質基準の体系の各項目の解説と. 観点を広げていかなければならない.その点につい. なっている(品質モデルは 2.,品質管理は 1. およ. ては,今後,継続的に考えていく必要がある.. (3)において,認証制度については,「6. 国際規. 少しでも役立てられれば幸いである.. び 10. で言及している).. 格に基づくソフトウェア品質認証制度の構築(石. 本特集が,システムとソフトウェアの品質向上に. (2013 年 10 月 19 日 ). 情報処理 Vol.55 No.1 Jan. 2014. 3.
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