1
-国
語
科
「
国
語
総
合
(
現
代
文
)
」
学
習
指
導
案
学 校 名 福 岡 県 立 高 等 学 校 指 導 者 教 諭 印 実 施 日 平 成 年 月 日 曜 日 第 時 限 実 施 学 級 第 学 年 組 名 ( 男 子 名 ・ 女 子 名 ) 実 施 場 所 教 室 1 単 元 名 [ 読 む こ と ] 文 章 に 描 か れ た 人 物 、 情 景 、 心 情 な ど を 表 現 に 即 し て 読 み 味 わ う ・ 現 代 文 編 小 説 ( 二 ) 「 夢 十 夜 」 ( 第 一 夜 ) 夏 目 漱 石 2 単 元 設 定 の 理 由 ○ 単 元 観 ・ 題 材 観 中 学 校 第 三 学 年 に お け る 文 章 の 解 釈 に お い て 、 生 徒 は 「 文 章 の 論 理 の 展 開 の 仕 方 、 場 面 や 登 場 人 物 の 設 定 の 仕 方 を と ら え 、 内 容 の 理 解 に 役 立 て る こ と ( 中 学 校 学 習 指 導 要 領 国 語 C 読 む こ と ( 1 ) イ ) 」 の 指 導 を 受 け 、 「 物 語 や 小 説 な ど を 読 ん で 批 評 す る こ と ( 中 学 校 学 習 指 導 要 領 国 語 C 読 む こ と ( 2 ) ア ) 」 な ど の 言 語 活 動 を 通 し て 学 習 し て き て い る 。 そ れ を 受 け て 高 等 学 校 国 語 総 合 で は 、 「 文 章 に 描 か れ た 人 物 、 情 景 、 心 情 な ど を 表 現 に 即 し て 読 み 味 わ う こ と ( 高 等 学 校 学 習 指 導 要 領 国 語 「 国 語 総 合 」 C 読 む こ と ( 1 ) ウ ) 」 が 、 指 導 事 項 と し て 設 定 さ れ て い る 。 そ の 中 で 、 文 学 的 文 章 を 読 み 味 わ う た め に 、 人 物 、 場 面 、 出 来 事 と い っ た 何 が 書 い て あ る の か だ け で な く 、 ど の よ う に 設 定 さ れ て い る か 、 な ぜ こ の よ う に 書 い て い る の か な ど と い う こ と ま で 迫 る こ と が 大 切 で あ る 。 夏 目 漱 石 の 「 夢 十 夜 」 は 、 夢 と い う 非 日 常 の 体 験 に よ っ て 、 唯 一 の 現 実 だ と 思 っ て い る 世 界 が 偏 っ た 見 方 に よ っ て 存 在 す る こ と を 描 い た 作 品 で あ る 。 時 間 や 空 間 に よ っ て 、 行 動 は い う ま で も な く 思 考 ま で も が 制 限 さ れ て し ま い が ち な の が 日 常 で あ る 。 そ こ か ら 離 脱 し た 視 点 で の 思 考 ・ 判 断 を 促 し 、 日 常 を 捉 え な お さ せ る こ と が で き る 題 材 で あ る の で 、 生 徒 の 主 体 性 を 喚 起 し た 読 解 を 促 し つ つ 読 む 能 力 を 培 い た い 。 ○ 生 徒 観 本 学 級 の 生 徒 は 入 学 し て 半 年 が 経 ち 、 こ の 間 に 他 の 小 説 を 用 い て [ 読 む こ と ] の 学 習 し て い る 。 そ こ で 本 生 徒 は 、小 説 を 読 む 態 度 や 技 能 に つ い て の 基 礎 ・ 基 本 を 理 解 し て い る と 考 え ら れ る の で 、 そ の 知 識 や 技 能 が 定 着 し 伸 長 す る よ う に 、 主 体 的 に 小 説 を 読 み 味 わ う 力 を 培 い た い 。 な お 、 本 単 元 で は 班 活 動 を 要 す る が 、 指 導 者 は 個 々 の 生 徒 を 把 握 ・ 理 解 し て い な い の で 、 本 学 級 の 教 科 担 任 に 事 前 に 班 分 け 等 を し て い た だ く こ と で 、 効 果 的 な 指 導 を 行 う 。 ○ 指 導 観 一 単 位 時 間 で 本 単 元 の 授 業 を 完 結 さ せ る た め 、 入 念 な 教 材 研 究 を 行 う 必 要 が あ る 。 後 掲 の 単 元 の 指 導 目 標 を 達 成 す る た め に 、 削 る べ き と こ ろ を 削 り つ つ も 、 小 説 学 習 の 醍 醐 味 を 生 徒 が 実 感 で き る 学 習 の 展 開 を 行 わ な け れ ば な ら な い 。 そ の た め に も 、 話 し 合 う 活 動 と い っ た 言 語 活 動 の 充 実 を 図 り な が ら 生 徒 主 体 型 の 授 業 を 工 夫 し 、 生 徒 の 着 眼 点 や 感 想 に 立 脚 し た 展 開 に よ り 、 生 徒 に 考 え さ せ る 小 説 読 解 を 行 う 。 ま た 、 こ れ を 新 し い 読 書 活 動 に つ な げ る 指 導 も 行 う 。 3 単 元 指 導 目 標 ( 到 達 目 標 ) ・ 文 章 に 描 か れ た 人 物 、 情 景 、 心 情 な ど を 表 現 に 即 し て 読 み な が ら 、 ど の よ う に 設 定 さ れ て い る か 、 な ぜ そ の よ う に 書 い て い る の か な ど を 主 体 的 に 考 え よ う と す る 。 【 関 心 ・ 意 欲 ・ 態 度 】 ( C 読 む こ と (1 )ウ ) ・ 主 題 に 的 確 に 迫 り つ つ 、 文 章 に 描 か れ た 人 物 、 情 景 、 心 情 な ど を 表 現 に 即 し て 読 み 味 わ う こ と の お も し ろ さ に 気 づ き 、 文 章 を 解 釈 す る 力 を 培 う 。 【 読 む 能 力 】 ( C 読 む こ と ( 1 ) ウ ) ・ 文 や 文 章 の 組 立 て 、 語 句 の 意 味 な ど を 理 解 す る 。 【 知 識 ・ 理 解 】 ( 伝 統 的 な 言 語 文 化 と 国 語 の 特 質 に 関 す る 事 項 (1 )イ (ア )) 4 指 導 計 画 ( 全 一 時 間 ) 第 一 次 … … 「 第 一 夜 」 読 解 ( 内 容 は 本 時 指 導 目 標 参 照 ) … … 一 時 間 ( 本 時 ) 5 本 時 ( 1 ) 本 時 の 指 導 目 標 ( 到 達 目 標 ) ① 小 説 に 描 か れ た 情 景 、 「 自 分 」 と 「 女 」 の 関 係 や 心 情 な ど を 表 現 に 即 し て 読 み 、 そ れ ら が ど の よ う に 設 定 さ れ て い る か 、 な ぜ そ の よ う に 書 い て い る の か な ど を 主 体 的 に 考 え よ う と す る 。 【 関 心 ・ 意 欲 ・ 態 度 】 ( C 読 む こ と ( 1 ) ウ ) ② 主 題 に 的 確 に 迫 り つ つ 、 小 説 に 描 か れ た 情 景 、 「 自 分 」 と 「 女 」 の 関 係 や 心 情 な ど を 表 現 に 即 し て 読 み 味 わ う こ と の お も し ろ さ に 気 づ き 、 小 説 を 解 釈 す る 力 を 培 う 。 【 読 む 能 力 】 ( C 読 む こ と ( 1 ) ウ ) ③ 文 や 段 落 相 互 の 関 係 を 捉 え て 物 語 の 展 開 を た ど る こ と で 、 小 説 の 内 容 や 主 題 を 的 確 に 捉 え る こ と が で き る こ と を 理 解 す る 。 【 知 識 ・ 理 解 】 ( 伝 統 的 な 言 語 文 化 と 国 語 の 特 質 に 関 す る 事 項 ( 1 ) イ ( ア ) ) ( 2 ) 本 時 の 手 立 て ① 展 開 に よ っ て 本 文 を 分 け て 示 し つ つ 、 生 徒 の 気 づ き を 生 か し た 授 業 展 開 を 行 う 。 ② ワ ー ク シ ー ト を 用 い て 、 さ ま ざ ま な 表 現 に 目 を 向 け つ つ 根 拠 を 押 さ え な が ら 班 で の 話 し 合 う 活 動 を さ せ る 。 ( 3 ) 本 時 の 授 業 仮 説 ① 「 夢 十 夜 ( 第 一 夜 ) 」 を 一 単 位 時 間 で 指 導 す る 授 業 に お い て は 、 展 開 に よ っ て 本 文 を 分 け て 示 し 、 生 徒 の 気 づ き を 生 か し た 授 業 展 開 を 行 う こ と に よ り 、 小 説 に 描 か れ た 情 景 、 「 自 分 」 と 「 女 」 の 関 係 や 心 情 な ど を 表 現 に 即 し て 読 み 、 そ れ ら が ど の よ う に 設 定 さ れ て い る か 、 な ぜ そ の よ う に 書 い て い る の か な ど を 主 体 的 に 考 え る よ う に な る だ ろ う 。 ② 「 夢 十 夜 ( 第 一 夜 ) 」 を 一 単 位 時 間 で 読 解 す る 授 業 に お い て は 、 ワ ー ク シ ー ト を 用 い て 、 さ ま ざ ま な 表 現 に 目 を 向 け 、 根 拠 を 押 さ え な が ら 班 で の 話 し 合 う 活 動 を さ せ る こ と に よ り 、 主 題 に 的 確 に 迫 り つ つ 、 小 説 に 描 か れ た 情 景 、 「 自 分 」 と 「 女 」 の 関 係 や 心 情 な ど を 表 現 に 即 し て 読 み 味 わ う こ と の お も し ろ さ に 気 づ き 、 小 説 を 解 釈 す る 力 を 培 え る だ ろ う 。2 -③ 「 夢 十 夜 ( 第 一 夜 ) 」 の 一 単 位 時 間 の み の 授 業 に お い て は 、 展 開 に よ っ て 本 文 を 分 け て 示 し つ つ 、 生 徒 の 気 づ き を 生 か し た 授 業 展 開 を 行 い 、 ま た 、 ワ ー ク シ ー ト を 用 い て 、 さ ま ざ ま な 表 現 に 目 を 向 け つ つ 根 拠 を 押 さ え な が ら 班 で の 話 し 合 う 活 動 を さ せ る こ と で 、 文 や 段 落 相 互 の 関 係 を 捉 え て 物 語 の 展 開 を た ど れ ば 、 小 説 の 内 容 や 主 題 を 的 確 に 捉 え る こ と が で き る こ と を 理 解 で き る だ ろ う 。 ( 4 ) 教 材 ○ 教 師 = 教 科 書 「 改 訂 版 高 等 学 校 国 語 総 合 」 ( 第 一 学 習 社 ) 、 プ リ ン ト ① ② ○ 生 徒 = 教 科 書 「 改 訂 版 高 等 学 校 国 語 総 合 」 ( 第 一 学 習 社 ) 、 プ リ ン ト ① ② ( 5 ) 学 習 の 展 開 ( 学 習 指 導 過 程 ) 学 習 内 容 ・ 活 動 教 師 の 支 援 ・ 指 導 上 の 留 意 点 教 材 時 間 配 当 学 習 形 態 評 価 導 ・ 挨 拶 ・ 規 律 と 和 や か さ を 喚 起 す る 。 三 分 全 体 ・ 本 時 の 目 標 確 認 ・ 明 示 し 、 チ ー ム ワ ー ク の 必 要 性 と と 入 「 話 し 合 う 活 動 で 小 説 を も に 理 解 さ せ る 。 お も し ろ く 読 み 解 く 力 を 培 う 」 展 ・ 読 解 1 ・ 本 文 前 半 配 付 。 三 分 全 体 ① 黙 読 し 、 話 の 筋 を 理 解 ① 範 読 。 話 の 筋 を し っ か り 理 解 す る よ 開 す る 。 う 喚 起 す る 。 ・ プ リ ン ト ① 配 付 。主 体 的 に 考 え さ せ 、 プ リ ン 発 表 さ せ る よ う 喚 起 す る 。 ト ① ② 気 に な る こ と 気 づ い た ② A を 1 分 で 記 入 さ せ 、 2 分 で B の 班 五 分 個 ● 人 物 、 情 景 、 心 情 な ど こ と を 書 き 出 し 、 班 内 ・ 内 確 認 を さ せ 、 そ の 後 、 抽 出 発 表 さ せ 、 の 描 き 方 か ら 、 象 徴 的 特 学 級 内 で 相 互 確 認 す る 。 メ モ を 取 ら せ る 。 徴 的 な 表 現 に 気 づ こ う と ③ あ ら す じ を 班 で 話 し 合 ③ C に つ い て 2 分 で 話 し 合 わ せ て 記 入 五 分 班 し て い る 。 【 関 心 ・ 意 欲 っ て ま と め 、 話 の 続 き を さ せ る 。 そ の 後 、 抽 出 発 表 さ せ 、 メ モ ・ 態 度 】( C (1 ) ウ ) 理 由 と と も に 予 測 す る 。 を 取 ら せ る 。 [ 様 相 観 察 ・ 机 間 指 導 ] 《 ② ③ よ り 》 《 ② ③ よ り D へ 》 ● 人 物 、 情 景 、 心 情 な ど ④ 「 」 内 の 内 容 を 文 末 ④ 表 現 か ら 「 お 願 い 」 で あ る こ と を 読 十 分 班 の 描 き 方 を 根 拠 と し 、 作 表 現 か ら 読 み 取 り 、 そ こ み 取 ら せ 、 そ れ は 二 人 の 約 束 で あ る こ 者 の 意 図 や 主 題 を 読 み 取 か ら 作 者 の 意 図 を 理 解 す と 、 そ れ を 強 調 し て 描 い て い る こ と を る こ と が で き る 。 【 読 む る 。 理 解 さ せ る 。 能 力 】( C (1 )ウ ) ⑤ 「 自 分 」 と 「 女 」 を つ ⑤ 主 体 的 な 発 言 を 促 し 、 二 人 の 間 に [ 様 相 観 察 ・ プ リ ン ト ] な ぐ も の を 推 測 す る 。 「 愛 」 が あ る こ と を 認 識 さ せ る 。 ⑥ 「 百 年 」 が ど の よ う な ⑥ 主 体 的 な 発 言 を 促 し 、 主 題 に か か わ 時 間 か 言 い 換 え る 。 る 「 永 遠 性 」 の 意 図 を 理 解 さ せ る 。 ・ 読 解 2 ・ 本 文 後 半 配 付 。 二 分 全 体 ⑦ 黙 読 し 、 予 測 し た あ ら ⑦ 範 読 。 話 の 筋 を し っ か り 理 解 す る よ す じ と 比 較 し な が ら 話 の う 喚 起 す る 。 筋 を 理 解 す る 。 ・ プ リ ン ト ② 配 付 。主 体 的 に 考 え さ せ 、 プ リ ン 発 表 さ せ る よ う 喚 起 す る 。 ト ② ⑧ 「 女 」 が 「 自 分 」 に 会 ⑧ E F G に つ い て 八 分 間 で 積 極 的 な 話 八 分 班 ● 人 物 、 情 景 、 心 情 な ど い に 来 た の か 否 か ( 根 拠 し 合 い を さ せ る 。 意 見 を 記 録 し て お く の 描 き 方 か ら 作 者 の 意 図 も ) 、 最 終 行 に は ど ん な こ と を 喚 起 す る 。 を 捉 え る た め に 、 象 徴 、 台 詞 が 入 る か 、 重 要 な 行 予 兆 な ど の 果 た す 効 果 に 為 ( 動 作 ) は 何 か 、 話 し 気 づ こ う と し て い る 。【 関 合 う 。 心 ・ 意 欲 ・ 態 度 】( C (1 ) ⑨ 話 し 合 っ た こ と を 発 表 ⑨ 抽 出 発 表 さ せ 、 メ モ を 取 ら せ る 。 十 分 全 体 ウ ) し 、 相 互 確 認 す る 。 [ 様 相 観 察 ・ 机 間 指 導 ] 《 ④ ⑤ ⑥ ⑧ ⑨ よ り 》 《 ④ ⑤ ⑥ ⑧ ⑨ よ り H へ 》 ● 人 物 、 情 景 、 心 情 な ど ⑩ 「 百 年 待 つ 」 こ と の 意 ⑩ 二 人 の 愛 が 永 遠 で 精 神 性 を 有 す る こ の 描 き 方 を 根 拠 と し 、 作 味 を 考 え 、 主 題 を 理 解 し 、 と を 認 識 さ せ 、 そ れ ら が 主 題 に 迫 る 鍵 者 の 意 図 や 主 題 を 読 み 取 「 百 合 」 = 「 女 」 の 理 由 と な る こ と を 示 す 。 ま た 、 「 百 合 」 と る こ と が で き る 。 【 読 む を 確 認 す る 。 「 女 」 に つ い て 理 解 さ せ る 。 能 力 】( C (1 )ウ ) [ 様 相 観 察 ・ プ リ ン ト ] ま ・ 本 時 の ま と め ・ 小 説 を 読 み 味 わ う お も し ろ さ と そ の 四 分 全 体 ● 文 や 段 落 相 互 の 関 係 を と 手 法 に つ い て 学 習 し た こ と を 確 認 す 捉 え て 物 語 の 展 開 を た ど め る 。 (プ リ ン ト 提 出 の 指 示 と 終 礼 で の る こ と で 、 内 容 や 主 題 を ア ン ケ ー ト の 依 頼 ) 的 確 に 捉 え る こ と が で き ・ 今 後 の 読 書 指 導 を 行 う 。 る こ と を 理 解 す る 。 【 知 識 ・ 理 解 】 ( 伝 統 的 な 言 語 文 化 と 国 語 の 特 質 に 関 す る 事 項 (1 )イ (ア ) ) ・ 挨 拶 ・ 規 律 と 和 や か さ を 喚 起 す る 。 [ 様 相 観 察 ・ ア ン ケ ー ト ] ( 6 ) 板 書 計 画 ( 略 )