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構成 1. 都道府県別の高齢化の進行 P 2 2. 都道府県別の世帯数の変化 P 日本の個人金融資産の状況 P 都道府県別にみた個人金融資産の分布 P 将来における金融資産の都道府県別分布 P 34 1

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(1)

2018.12.13

都道府県別の高齢化と個人金融資産の状況

~今後、個人金融資産は東京都や神奈川県に集中~

(2)

《 構 成 》

1.都道府県別の高齢化の進行

P 2

2.都道府県別の世帯数の変化

P 10

3.日本の個人金融資産の状況

P 20

4.都道府県別にみた個人金融資産の分布

P 26

5.将来における金融資産の都道府県別分布

P 34

(3)

1.都道府県別の高齢化の進行

(4)

0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田 県 山形県 福島県 茨城県 栃木 県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井 県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都 府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡 県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児 島県 沖縄県 (万人) 2015年 2035年

1.(1) 総人口:東京都、沖縄県を除き人口減少

◯ 2015年から2035年にかけて日本の人口は1,188万人減少 ‧ 都道府県別には、東京都(34万人)、沖縄県(3万人)のみ増加 【 都道府県別の人口 】 (資料)国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(2018年3月)より、みずほ総合研究所作成 (実績) (推計) 増加 (人口移動) 増加 (出生率高)

(5)

1.(2) 総人口の増加率:20%以上減少する県も

◯ 2015年から2035年にかけて日本の人口は9.3%減少 ‧ 人口が増加する東京都(+2.5%)、沖縄県(+2.2%)においても増加率はわずか ‧ 秋田県(▲27.3%)、青森県(▲24.0%)、高知県(▲20.9%)、山形県(▲20.2%)の4県は20%以上の減少 【 都道府県別の人口増加率(2015年→2035年) 】 -30 -25 -20 -15 -10 -5 0 5 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田 県 山形県 福島県 茨城県 栃木 県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井 県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都 府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡 県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児 島県 沖縄県 (%) 2.5% 2.2% 20%以上減

(6)

0 50 100 150 200 250 300 350 400 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田 県 山形県 福島県 茨城県 栃木 県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井 県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都 府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡 県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児 島県 沖縄県 (万人) 2015年 2035年

1.(3) 65歳以上人口:三大都市圏で増加

◯ 2015年から2035年にかけて65歳以上人口は395万人増加 ‧ 都道府県別には、東京都(61万人)、神奈川県(51万人)などの東京圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県。以下同じ)、 大阪圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県。以下同じ)、名古屋圏(愛知県、岐阜県、三重県。以下同じ)の増加数が大きい 【 都道府県別の65歳以上人口 】 (資料)国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(2018年3月)より、みずほ総合研究所作成 (実績) (推計) 三大都市圏で増加大

(7)

1.(4) 65歳以上人口の増加率:東京圏は約20%増加

◯ 2015年から2035年にかけて65歳以上人口は11.7%増加 ‧ 都道府県別には、沖縄県(+44.3%)が最大。東京圏では20%程度増加 ‧ 高知県(▲6.8%)、山口県(▲5.3%)、和歌山県(▲3.8%)、秋田県(▲3.6%)、島根県(▲3.6%)、徳島県(▲0.9%)は減少 【 都道府県別の65歳以上人口増加率(2015年→2035年) 】 -10 0 10 20 30 40 50 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田 県 山形県 福島県 茨城県 栃木 県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井 県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都 府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡 県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児 島県 沖縄県 (%) 約20%増 44%増

(8)

-20 -10 0 10 20 30 40 50 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田 県 山形県 福島県 茨城県 栃木 県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井 県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都 府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡 県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児 島県 沖縄県 (%) うち85歳以上 うち75~84歳 うち65~74歳 65歳以上人口増加率

【参考】 65歳以上人口のうち、75歳以上人口の増加が顕著

◯ 2015年から2035年にかけての高齢者の増加の多くは75歳以上人口の増加による ‧ 65~74歳人口は286万人減少、75~84歳は120万人増加、85歳以上は508万人増加 ‧ 65~74歳人口が増加するのは東京都と沖縄県のみ 【 都道府県別の高齢者増加率(2015年→2035年、年齢階級別寄与度) 】 (資料)国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(2018年3月)より、みずほ総合研究所作成 増加は75歳以上 東京都、沖縄県を除き65~74歳は減少

(9)

0 10 20 30 40 50 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田 県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈 川県 新潟 県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山 県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 (%) 2035年(推計) 2015年(実績) 差(Pt)

1.(5) 高齢化率:①2015年26.6%から2035年32.8%へ上昇

◯ 2015年から2035年にかけて、全ての都道府県で高齢化率(65歳以上人口比率)が上昇 ‧ 2015年は19.7%(沖縄県)~33.8%(秋田県)、2035年は26.5%(東京都)~44.9%(秋田県) ‧ 高齢化率の伸びは東京都(3.8%Pt)が最低。一方、4県(青森県、秋田県、福島県、山梨県)が10%Ptを超える 【 都道府県別の高齢化率の変化(2015年→2035年) 】 全ての都道府県で上昇 東京都の伸びが最低

(10)

沖縄 33 15 9 7 3 13 32 37 39 42 秋田 秋田 青森、秋田 0 10 20 30 40 50 2015 2020 2025 2030 2035(年) (都道府県数) 40%以上 30~40% 未満 20~30% 未満 20%未満

1.(5) 高齢化率:②都道府県別には20%台中心から30%台中心へ

◯ 都道府県別の高齢化率は2015年は20%台が中心だが、2020年には30%台が中心へ ‧ 2025年以降は40%台の県も 【 高齢化率水準別の都道府県数の推移 】 (資料)国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(2018年3月)より、みずほ総合研究所作成 2020年以降は30%台中心に 20%台中心

(11)

2.都道府県別の世帯数の変化

~三大都市圏では高齢単独世帯を中心に世帯数が増加するが、

地方圏では高齢世帯が減少する県も~

(12)

0 100 200 300 400 500 600 700 800 北海道 青森 県 岩手県 宮城 県 秋田県 山形県 福島県 茨城 県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨 県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀 県 京都 府 大阪 府 兵庫県 奈良県 和歌山 県 鳥取県 島根県 岡山県 広島 県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 2015年 2035年 (万世帯)

2.(1) 世帯数:三大都市圏中心に増加

◯ 2015年から2035年にかけて日本全体の世帯数はやや増加するものの、増加は9都府県にとどまる ‧ 世帯数が増加する都府県は沖縄県、福岡県以外は全て三大都市圏。東京圏で114万世帯増、高齢世帯の増加が主因 ‧ 減少数の上位をみると、最も大きいのは北海道で、鹿児島県、秋田県、青森県、山口県と続く 【 都道府県別の一般世帯数(家族類型計) 】 (資料)総務省「国勢調査」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(2018年3月)等より、みずほ総合研究所作成 (実績) (推計) 東京圏で114万世帯増

(13)

-20 -15 -10 -5 0 5 10 15 20 北海道 青森 県 岩手県 宮城 県 秋田県 山形県 福島県 茨城 県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川 県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨 県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀 県 京都 府 大阪 府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島 県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島 県 沖縄県 (%)

2.(2) 世帯数の増加率:地域内における格差が大きい

◯ 沖縄県を除き、地域経済の中心都市を抱える県とその他の県で、世帯数の増加率の差が大きい ‧ 福岡県や愛知県は隣県との増加率の差が大きく、地域内における世帯の大都市集中が進んでいく ‧ 地方圏でも地域経済の中心都市を抱える宮城県、石川県、香川県、岡山県、広島県は減少率がわずか 【 都道府県別の一般世帯数の増加率(2015年→2035年) 】 地方圏でも中心都市がある県はあまり減少せず

(14)

2.(3) 平均世帯人員:全ての都道府県で減少

◯ 平均世帯人員は2015年から2035年にかけて全ての都道府県で減少 ‧ 最も少ないのは唯一2人を下回っている東京都で、2015年1.99人から2035年1.92人へ ‧ 平均世帯人員が上位の地域で減少が進む 【 都道府県別の平均世帯人員 】 (資料)総務省「国勢調査」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(2018年3月)等より、みずほ総合研究所作成 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 北海道 青森 県 岩手県 宮城 県 秋田県 山形県 福島県 茨城 県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨 県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀 県 京都 府 大阪 府 兵庫県 奈良県 和歌山 県 鳥取県 島根県 岡山県 広島 県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 2015年 2035年 (人) (実績) (推計) 平均世帯人員が多い地域で減少が目立つ

(15)

0 50 100 150 200 250 300 北海道 青森 県 岩手県 宮城 県 秋田県 山形県 福島県 茨城 県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨 県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀 県 京都 府 大阪 府 兵庫県 奈良県 和歌山 県 鳥取県 島根県 岡山県 広島 県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 2015年 2035年 (万世帯)

2.(4) 高齢世帯:東京圏を中心に増加

◯ 2015年から2035年にかけて、高齢世帯(世帯主65歳以上世帯)の増加数の44%を東京圏(123万世帯増)が占める ‧ 増加数が10万世帯超は東京圏と愛知県、大阪府、福岡県、兵庫県 ‧ 減少するのは山口県、高知県、和歌山県、島根県の4県のみ 【 都道府県別の高齢世帯数(一般世帯、家族類型計) 】 (実績) (推計) 東京圏で123万世帯増  全増加数の44

(16)

-5 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 北海道 青森 県 岩手県 宮城 県 秋田県 山形県 福島県 茨城 県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨 県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀 県 京都 府 大阪 府 兵庫県 奈良県 和歌山 県 鳥取県 島根県 岡山県 広島 県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 (%)

2.(5) 高齢世帯の増加率:三大都市圏や宮城県、福岡県、沖縄県で高い上昇率

◯ 沖縄県を除き、地域経済の中心都市を抱える県はその他の県と比べて相対的に高齢世帯の増加率が高い ‧ 三大都市圏以外で宮城県、福岡県の増加率が高い ‧ 増加率が5%を下回るのは減少する4県に加えて秋田県、富山県、奈良県、徳島県、愛媛県、大分県の10県 ‧ 高齢世帯が減少もしくは伸び悩む県は高齢者も減っていく人口減少の新たな局面に 【 都道府県別の高齢世帯数の増加率(2015年→2035年) 】 (資料)総務省「国勢調査」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(2018年3月)等より、みずほ総合研究所作成 高齢世帯も減少・伸び悩みの 新たな局面入り

(17)

2.(6) 高齢単独世帯:全ての都道府県で増加

◯ 2015年から2035年にかけて、高齢単独世帯は約250万世帯増加。増加数の35%を東京圏(88万世帯増)が占める ‧ 高齢単独世帯が10万世帯以上増加する都道府県は三大都市圏を中心とした9都道府県 ‧ 高齢単独世帯の増加数が1万世帯以下の県は高知県、島根県、鳥取県、徳島県の4県のみ 【 都道府県別の高齢世帯数(単独世帯) 】 (実績) (推計) 0 20 40 60 80 100 120 北海道 青森 県 岩手県 宮城 県 秋田県 山形県 福島県 茨城 県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨 県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀 県 京都 府 大阪 府 兵庫県 奈良県 和歌山 県 鳥取県 島根県 岡山県 広島 県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 2015年 2035年 (万世帯) 東京圏で88万世帯増  全増加数の35

(18)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 北海道 青森 県 岩手県 宮城 県 秋田県 山形県 福島県 茨城 県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨 県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀 県 京都 府 大阪 府 兵庫県 奈良県 和歌山 県 鳥取県 島根県 岡山県 広島 県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 (%)

2.(7) 高齢単独世帯の増加率:地域内の格差はあまり大きくない

◯ 2015年から2035年にかけての高齢単独世帯の増加率は20の都道府県で40%を超える ‧ 高齢単独世帯の増加率は大都市がない県でもかなり大きい。高齢世帯が減少する和歌山県、島根県、山口県、高知県も 高齢単独世帯は増加する 【 都道府県別の高齢単独世帯数の増加率(2015年→2035年) 】 (資料)総務省「国勢調査」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(2018年3月)等より、みずほ総合研究所作成 高齢世帯が減少する地域でも、高齢単独世帯は10%を超える増加

(19)

0 10 20 30 40 50 北海 道 青森 県 岩手 県 宮城 県 秋田 県 山形 県 福島 県 茨城 県 栃木 県 群馬 県 埼玉 県 千葉 県 東京都 神奈川県 新潟 県 富山 県 石川県 福井県 山梨 県 長野 県 岐阜県 静岡 県 愛知 県 三重 県 滋賀 県 京都 府 大阪 府 兵庫 県 奈良 県 和歌 山県 鳥取 県 島根 県 岡山 県 広島 県 山口 県 徳島 県 香川県 愛媛県 高知 県 福岡 県 佐賀 県 長崎県 熊本 県 大分 県 宮崎県 鹿児島県 沖縄 県 (%) 2035年(推計) 2015年(実績) 差(Pt)

2.(8) 高齢単独世帯の割合:2035年には46都道府県で30%超へ

◯ 高齢単独世帯の割合は、2035年には山形県を除く46都道府県で30%を超える ‧ 13都道府県では40%を超える ‧ 2015年と2035年の割合の差(Pt)は全国ほぼ同水準で、高齢世帯における小規模世帯化は地域差なく進む 【 都道府県別の高齢単独世帯の割合 】 2015→2035年の差 地域差は小さい

(20)

【参考】 高齢世帯の家族類型別の世帯割合

◯ 高齢単独世帯は、2035年には高齢世帯の約4割となり「標準世帯」に ‧ 特に男性の単独世帯が急増 2015年から2035年にかけて男性単独世帯は117万世帯増、女性単独世帯は100万世帯増 【 家族類型別の世帯割合(世帯主65歳以上世帯) 】 (資料)総務省「国勢調査」(2015年)、国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(2018年3月)等より、みずほ総合研究所作成 14.9 12.7 10.7 24.0 23.0 21.9 30.9 32.2 32.7 13.0 13.9 14.9 9.1 9.1 8.7 8.0 9.2 11.1 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 2035年 2025年 2015年 (%) 単独(男性) 単独(女性) 夫婦のみ 夫婦と子 ひとり親と子 その他 単独世帯 男性単独世帯急増 32.6 35.7 39.0 4割が単独世帯

(21)

3.日本の個人金融資産の状況

(22)

52.5 13.1 33.0 10.9 36.2 19.2 28.5 30.2 33.4 4.0 11.8 9.6 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 日本 米国 ユーロ圏 (%) その他 投資信託 債務証券 保険・年金等 株式等 現金・預金

3.(1) 個人金融資産1,800兆円:「貯蓄から投資へ」の流れは進まず

◯ 2017年度末の家計の金融資産は1,830兆円と過去最高 ‧ 「貯蓄から投資へ」の資金の流れは、2015年を境に足踏み ◯ 米国、ユーロ圏と比較すると、日本の金融資産は現預金のシェアが高く、株式・投資信託のシェアが低い 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2004 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 (兆円) (年度) その他 現金 有価証券 預貯金 保険・年金等 (資料) 日本銀行「資金循環統計」より、みずほ総合研究所作成 (資料)日本銀行「資金循環の日米欧比較」(2018年8月14日)より、みずほ総合研究所作成 【 家計金融資産残高 】 【 金融資産構成の日米欧比較 】

(23)

182 395 549 897 1,245 預貯金 1,207 111 241 413 420 生命保険等 277 192 307 有価証券 336 224 578 915 1,551 1,991 1,824 0 500 1,000 1,500 2,000 30歳未満 30~39 40~49 50~59 60~69 70歳以上 (万円)

3.(2) 年齢階級別の個人金融資産の保有状況:年齢とともに残高増加

◯ 世帯主の年齢階級が上がるほど概ね平均貯蓄現在高が増加 【 世帯主の年齢階級別1世帯当たり平均貯蓄現在高 】 (注)総世帯ベース。

(24)

300 400 500 600 700 800 900 1000 1100 1200 1984 89 94 99 2004 09 14 40 ~49歳 30 ~39歳 (万円) (年) 19.4 21.3 24.2 26.5 0 5 10 15 20 25 30 1947 60 70 80 90 2000 10 20 30 40 (年) (年) 女性 男性

3.(3) 個人金融資産を巡る3つの問題:①足りない(老後資金に対する不安)

◯ 長寿化で老後に必要な資金も増加 ‧ 夫婦2人世帯の平均実支出額は月額26.8万円(ゆとりある老後生活費は+12.9万円)に対し、平均賃金の厚生年金世帯 〔夫会社員40年、妻専業主婦40年〕の世帯年金額は22.8万円と毎月4.0万円不足(同16.9万円不足) ‧ 65歳以降の生活に必要な自助努力額は約1,100万円、ゆとりある老後生活を送るには約4,400万円 ◯ 30歳代、40歳代の資産形成が進まず ‧ 平均貯蓄現在高は2000年以降減少に転じ、長寿化が見込まれるなか、老後資金への備えが脆弱となるリスク 【 65歳時の平均余命 】 (注)ゆとりある老後を送るための生活費は生命保険文化センター調査による。 公的年金額は、夫が平均的賃金で40年間会社員、妻が40年間専業主婦の世帯。 (資料) 国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」(2018年版)等より、 みずほ総合研究所作成 【 年齢階級別平均貯蓄現在高 】 (注)二人以上世帯ベース。 (資料) 総務省「全国消費実態調査」より、みずほ総合研究所作成 65歳以降の生活に必要な自助努力額 (公的年金不足額) ・平均的な支出 :約1,100万円 ・ゆとりある生活 :約4,400万円 資産形成期にも関わらず 貯蓄現在高が減少 平均21.8年

(25)

0 2000 4000 6000 ~29 30~39 40~49 50~59 60~69 70~ 通貨性預金 定期性預金 生命保険等 有価証券 その他 1994年 2,150 415 718 1,136 1,564 2,151 (万円) 0 2000 4000 6000 ~29 30~39 40~49 50~59 60~69 70~ 2004年 2,274 355 654 1,114 1,643 2,218 (万円) 0 2000 4000 6000 ~29 30~39 40~49 50~59 60~69 70~ 2014年 2,072 348 596 930 1,592 2,133 (万円) 0 2000 4000 6000 ~34 35~44 45~54 55~64 65~74 75~ 2016年 5,849 5,907 1,316 3,365 6,260 459 (万円) 1ドル=108.76円 0 2000 4000 6000 ~34 35~44 45~54 55~64 65~74 75~ 預金 債券 株式 投資信託 退職口座 生命保険 その他 1998年 1,952 3,145 1,205 2,096 3,388 427 (万円) 1ドル=130.82円 0 2000 4000 6000 ~34 35~44 45~54 55~64 65~74 75~ 2007年 3,153 5,100 1,313 3,048 4,767 329 (万円) 1ドル=117.76円

3.(3) 個人金融資産を巡る3つの問題:②増えない(預貯金に偏重)

◯ 日本の家計の金融資産は過去20年間伸びていない 【 年齢階級別金融資産額(一世帯当たり平均)の日米比較 】 同世代の資産形成に大きな差 米国では株式・投資信託・退職口座がけん引 日 本 米 国

(26)

12.0 -8 -4 0 4 8 12 16 1990 95 2000 05 10 15 17 東京圏 大阪圏 名古屋圏 (万人) (年)

3.(3) 個人金融資産を巡る3つの問題:③残らない(地方圏からの流出)

◯ 東京圏への人口流入超は22年連続 ‧ 三大都市圏でも流入超は東京圏のみ、人とともに個人金融資産も東京圏へ流出 ◯ そもそも大きい都道府県間のバラツキ ‧ 平均貯蓄額は東京都の1,967万円に対し、沖縄県は575万円、人口の流出が都道府県格差をさらに助長 【 三大都市圏別転入超過数 】 (資料) 総務省「住民基本台帳人口移動報告」より、みずほ総合研究所作成 【 都道府県別世帯当たり平均貯蓄現在高 】 (注)二人以上世帯ベース。 (資料) 総務省「全国消費実態調査」(2014年)より、みずほ総合研究所作成 東京圏一人勝ちの様相 トップ東京 1,967万円 最下位沖縄 575万円

(27)

4.都道府県別にみた個人金融資産の分布

(28)

4.(1) 都道府県別にみた金融資産残高の偏在:東京圏で全体の3分の1

◯ 東京都が241兆円でトップ。東京圏では568兆円と全体の3分の1以上を占める ‧ 金融資産残高のトップは東京都(241兆円、14.6%)。次いで神奈川県(143兆円、8.7%)、大阪府(115兆円、7.0%)の順 ‧ 東京圏に個人金融資産の35%が集中。大阪圏(奈良県除く)(13.7%)、名古屋圏(9.9%)で全体のおよそ6割を占める 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 14% 16% 0 50 100 150 200 250 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田 県 山形県 福島県 茨城県 栃木 県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井 県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都 府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡 県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児 島県 沖縄県 金額 シェア(右目盛) (兆円) 個人金融資産※ 1,644兆円 ※ 現金、金融機関以外の 貯蓄は含まず (資料) 各種資料より、みずほ総合研究所作成 【 都道府県別個人金融資産残高とシェア 】

(29)

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 全国 北海道 青森 県 岩手県 宮城 県 秋田県 山形県 福島県 茨城 県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨 県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀 県 京都 府 大阪 府 兵庫県 奈良県 和歌山 県 鳥取県 島根県 岡山県 広島 県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 通貨性 預貯金 株式/株式 投資信託 生命保険 等 定期性 預貯金

4.(2) 都道府県別にみた金融資産構成:6割が預貯金

◯ 金融資産構成はおよそ6割が預貯金(流動2割、定期4割) ‧ 生命保険は2割、株式・株式投資信託は1割程度 【 都道府県別金融資産構成 】

(30)

4.(3) 都道府県別にみた株式・株式投資信託の偏在:三大都市圏に集中

◯ 株式・株式投資信託の残高は三大都市圏への偏重がより顕著 ‧ 株式・株式投資信託の23%が東京都に集中(金融資産残高ベースの東京都シェアは15%)。東京圏で全体の44%を 占める。東京圏、大阪圏(奈良県除く)、名古屋圏のシェアは7割超に 0% 5% 10% 15% 20% 25% 0 10 20 30 40 50 60 70 北海道 青森 県 岩手県 宮城 県 秋田県 山形県 福島県 茨城 県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉 県 東京 都 神奈川県 新潟県 富山 県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀 県 京都府 大阪 府 兵庫 県 奈良 県 和歌山県 鳥取 県 島根県 岡山 県 広島 県 山口県 徳島県 香川県 愛媛 県 高知県 福岡県 佐賀 県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児 島県 沖縄 県 金額 シェア(右目盛) (兆円) 個人株式・株式投資信託 261兆円 (資料) 各種資料より、みずほ総合研究所作成 【 都道府県別株式・株式投資信託残高とシェア 】

(31)

4.(4) 都道府県別にみたリスク選好度の違い:三大都市圏で高い

◯ 都道府県で異なるリスク選好度 ‧ 都道府県別の上位は東京都(24.7%)、愛知県(19.4%) 、神奈川県(18.5%)、大阪府(18.3%) 、兵庫県(18.3%) ‧ 金融資産残高対比でリスク保有資産割合の上位は、沖縄県、徳島県、和歌山県。逆に下位は、北海道、新潟県、福岡県 ‧ 年齢階級別のリスク保有割合をみると、鹿児島県・宮崎県などでは65歳以上世帯に比べて65歳未満世帯のリスク回避志 向が強い y = 0.61x + 0.11 R² = 0.61 0% 4% 8% 12% 16% 20% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 65歳以上世帯リスク資産保有割合 平均:12.4% 平均:19.5% 千葉 兵庫 高知 鹿児島 宮崎 鳥取 愛媛 歳 未 満 世 帯 リ ス ク 資 産 保 有 割 合 65 【 65歳以上世帯と65歳未満世帯のリスク資産保有割合 】 【 金融資産残高とリスク資産保有割合 】 65歳未満世帯の リスク回避志向が強い y = 2.7ln(x) + 3.8 R² = 0.34 0% 5% 10% 15% 20% 25% 4 16 64 256 リス ク 資 産 保 有 割 合 ( % ) 金融資産残高(対数目盛:兆円) 北海道 福岡 新潟 福島 富山 宮城 東京 沖縄 徳島 和歌山 三重 残高を考慮しても リスク回避志向が強い

(32)

4.(5) 株式・株式投資信託の保有世帯割合:リスク選好度が低い地域は保有世帯少

◯ リスク選好度の低い地域ではそもそも株式・株式投資信託を保有している世帯が少ない ‧ 株式・株式投資信託を保有している割合は全国平均で2割程度 ‧ 東京都が26.4%でトップ。次いで奈良県(25.9%)、三重県(25.2%)、神奈川県(24.9%) 、愛知県(24.0%)、千葉県 (22.8%)の順 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田 県 山形県 福島県 茨城県 栃木 県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈 川県 新潟県 富山県 石川県 福井 県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都 府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡 県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 19.3% +σ -σ (資料) 各種資料より、みずほ総合研究所作成 【 都道府県別株式・株式投資信託の保有世帯割合 】 リスク資産を保有している 世帯自体が少ない

(33)

4.(6) 株式・株式投資信託の保有世帯のみの平均残高:東京都が1,138万円

◯ 株式保有世帯割合の低いところは総じて保有額も少ないが一部には例外も 5% 10% 15% 20% 25% 200 400 600 800 1000 1200 東京 和歌山 鹿児島 徳島 北海道 青森 長崎 沖縄 秋田 全国平均781万円 全国平均 19.3% 高知 奈良 佐賀 島根 三重 株式・ 株 式投信の 保 有 世 帯 割合 株式保有世帯のみの平均残高(万円) 【 都道府県別株式・株式投資信託の保有世帯割合 】 保有世帯 割合 調整後 残高 保有世帯 割合 調整後 残高 1 東京都 26.4% 1138万円 26 鳥取県 15.7% 551万円 2 奈良県 25.9% 693万円 27 京都府 15.5% 717万円 3 三重県 25.2% 742万円 28 長野県 15.1% 649万円 4 神奈川県 24.9% 858万円 29 福岡県 13.8% 486万円 5 愛知県 24.0% 883万円 30 山形県 13.3% 606万円 6 千葉県 22.8% 809万円 31 新潟県 13.2% 398万円 7 兵庫県 22.7% 803万円 32 熊本県 13.1% 656万円 8 香川県 21.8% 738万円 33 宮城県 13.0% 514万円 9 埼玉県 21.7% 680万円 34 山梨県 12.8% 440万円 10 広島県 21.2% 626万円 35 大分県 12.2% 397万円 11 富山県 21.1% 632万円 36 佐賀県 12.0% 777万円 12 栃木県 20.8% 508万円 37 島根県 11.8% 807万円 13 大阪府 20.4% 806万円 38 福島県 10.9% 464万円 14 福井県 20.4% 700万円 39 岩手県 10.7% 520万円 15 岐阜県 20.2% 812万円 40 高知県 10.6% 773万円 16 石川県 19.7% 506万円 41 長崎県 10.2% 400万円 17 滋賀県 19.1% 659万円 42 秋田県 10.1% 464万円 18 岡山県 19.0% 591万円 43 北海道 10.0% 413万円 19 和歌山県 18.3% 982万円 44 鹿児島県 8.5% 376万円 20 茨城県 18.1% 642万円 45 宮崎県 8.5% 669万円 21 静岡県 17.8% 670万円 46 青森県 8.3% 469万円 22 徳島県 17.8% 783万円 47 沖縄県 6.4% 860万円 23 山口県 16.6% 725万円 24 群馬県 16.4% 532万円 25 愛媛県 16.2% 470万円

(34)

4.(7) 都道府県別にみた65歳以上世帯の保有率:49.5%を高齢世帯が保有

◯ 金融資産残高のうち49.5%を65歳以上の高齢世帯が保有 ‧ 高齢世帯保有率トップは奈良県(56.9%)。次いで、宮崎県(56.0%) 、島根県(55.6%) 、愛媛県(54.4%)の順 ◯ 株式・株式投資信託については全体の60.7%を高齢世帯が占める ‧ 宮崎県(83.4%)、鹿児島県(80.4%)では既に8割超。その他8県も7割を超える水準 40% 45% 50% 55% 60% 65% 70% 75% 80% 85% 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田 県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈 川県 新潟 県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山 県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 金融資産残高 株式・株式投資信託 49.5% 60.7% (資料) 各種資料より、みずほ総合研究所作成 【 都道府県別65歳以上世帯保有率 】

(35)

5.将来における金融資産の都道府県別分布

(36)

5.(1) 都道府県別の金融資産残高増減額:東京都、神奈川県の増加額が大きい

◯ 2025年時点で22県の金融資産残高が減少。35年にかけて減少する道府県は33に拡大 ‧ 22県で金融資産が減少する一方、東京(37兆円)、神奈川(17兆円)で金融資産増加額(105兆円)の過半を占める ‧ 増勢は鈍化するものの、2035年時点でも東京圏の金融資産は増加 (資料) 各種資料より、みずほ総合研究所作成 【 金融資産残高の都道府県別増減額(2015年⇒2025年) 】 【 金融資産残高の都道府県別増減額(2025年⇒2035年) 】 都道府県数 金額 増加 25 112.2兆円 減少 22 ▲5.5兆円 都道府県数 金額 増加 14 32.8兆円 減少 33 ▲14.6兆円 (資料) 各種資料より、みずほ総合研究所作成

(37)

5.(2) 都道府県別の金融資産残高の増減率:地方圏の減少率が大きい

◯ 減少額は少なくとも地方圏にとっては影響大

‧ 2025年時点の減少率をみると、秋田県が▲7.2%と最大。次いで、山形県(▲4.6%)、和歌山県(▲3.2%)の順

‧ 2035年では秋田県(▲7.6%)、高知県(▲6.0%)、山口県(▲5.4%)、青森県(▲5.3%)、徳島県(▲4.7%)が減少率上位

(38)

0 10 20 30 40 50 60 福井県 山形県 富山県 石川県 長野県 島根県 鳥取県 新潟県 山梨県 岐阜県 全国 京都府 福岡県 埼玉 県 神奈川県 山口県 千葉県 北海道 兵庫県 大阪府 奈良県 (%) ・・・ ・・・

5.(3) 金融資産残高の高齢世帯保有率:都道府県別のバラツキが大きい

◯ 高齢(65歳以上)世帯の保有率は着実に上昇も都道府県によってバラツキが大きい ‧ 三大都市圏では高齢世帯保有率の上昇は限定的も、青森県や秋田県、宮崎県、鹿児島県では6%Pt超上昇 ‧ 地方圏では石川県・福井県・富山県の上昇率の低さが目立つ。60歳未満世帯の資産形成力の高さが理由 0%pt 2%pt 4%pt 6%pt 8%pt 10%pt 45% 50% 55% 60% 65% 高齢世帯保有率の変化幅( 2015 年 ⇒ 2035 年) 2035年の65歳以上割合 秋田 山梨 福島 沖縄 長崎 青森 鹿児島 宮崎 山形 宮城 岡山 広島 奈良 東京 52.4% 3.0%pt 富山 大阪 千葉 京都 愛知 石川 埼玉 三重 福井 (資料) 各種資料より、みずほ総合研究所作成 【 2035年時点の高齢世帯保有率と2015年からの変化幅 】 順位 全体平均 40歳未満 40-49歳 50-59歳 60歳以上 1 東京都 岐阜県 東京都 福井県 東京都 2 神奈川県 香川県 福井県 神奈川県 愛知県 3 福井県 山梨県 富山県 香川県 神奈川県 4 愛知県 東京都 滋賀県 東京都 奈良県 5 香川県 富山県 三重県 和歌山県 和歌山県 6 奈良県 福島県 島根県 千葉県 広島県 7 和歌山県 和歌山県 愛知県 愛知県 香川県 8 千葉県 栃木県 広島県 滋賀県 兵庫県 9 三重県 長野県 静岡県 富山県 千葉県 10 富山県 石川県 鳥取県 山口県 岡山県 (資料) 総務省「就業構造基本調査」(2017年)より、みずほ総合研究所作成 【 年齢階級別貯蓄現在高都道府県ランキング 】 【 共働き世帯の割合 】 北陸3県の高齢世帯 保有率上昇は限定的 (資料) 総務省「全国消費実態調査」(2014年)より、みずほ総合研究所作成

(39)

個人金融資産を巡る課題と地域の視点 ~ 老後不安の払拭と資産形成に向けて

高齢期の収入が公的年金のみの場合には、高齢世帯の平均的な支出に対する不足への対応が必要

‧ 老後の必要資金の「見える化」を進め、現役時代から計画的な資産形成を促進

‧ 現役世代の雇用・所得環境をより改善させ、資産形成余力を向上

‧ 高齢者の就業機会を創出し、就業意欲がある限り働き続けられる社会を実現

個人金融資産が預貯金に偏重していることを踏まえた、中長期的な資産形成に向けた対応

‧ 資産運用ビジネスを育成し、資産寿命を延伸

‧ iDeCoやNISAといった資産形成支援を拡充するとともに、使い勝手の良い制度へ改正し、地方も含め

て利用者を増加

‧ 好調な市場維持に向け、持続的な経済成長を実現

東京圏への人口集中や地方圏からの個人金融資産の流出への対応

‧ 地方圏では若者向けの雇用機会を創出し、東京圏への人口移動に歯止め

‧ 地域金融機関による顧客本位の業務運営の実現

‧ 事業承継の円滑化等により、地域企業のビジネスを拡大

(40)

当レポートは情報提供のみを目的として作成されたものであり、取引の勧誘を目的としたものではありません。本資料は、当社が 信頼できると判断した各種データに基づき作成されておりますが、その正確性、確実性を保証するものではありません。本資料の ご利用に際しては、ご自身の判断にてなされますようお願い申し上げます。また、本資料に記載された内容は予告なしに変更され ることもあります。なお、当社は本情報を無償でのみ提供しております。当社からの無償の情報提供をお望みにならない場合には、 配信停止を希望する旨をお知らせ願います。

(※) 本資料は、みずほ総合研究所調査本部が作成した。

〔本資料に関する問い合わせ先〕 みずほ総合研究所 調査本部 TEL :03-3591-1400

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