自 主
防 災
活 動
事 例 集
この冊子の使い方
この冊子は、自主防災組織が運営や活動をしていく上で抱える様々
な課題について、解決の一助となるよう、高知県内の活動事例や活
動の参考となる情報を取りまとめたものです。
日頃の活動の中で生じる、様々な課題に対応する事例や情報の検
索ができるように分類しています。
いろいろな工夫を行いながら活動している自主防災組織の取り組
みを、自分たちの地域の防災活動に活かして下さい。
高 知 県
平成 26 年 4 月
高知県防災キャラクターⓒやなせたかし トラフ博士 トラフ博士はじめに
災害の規模が大きくなればなるほど、被害の最小化を図るためには、行政機関や消防、警察、
自衛隊などの応急救助機関の活動、いわゆる「公助」のみでは限界があるということを、私た
ちはこれまで数多くの災害経験を通して学んできました。
例えば阪神・淡路大震災では、生き埋めや建物などに閉じ込められた人のうち、およそ 95%
の人が自力または身近な人に助けられたというデータがあります。つまり「減災」のためには、
「公助」に加えて、自分の身は自分で守る「自助」や、近隣の人たちが互いに協力して助け合う
「共助」の取り組みが極めて重要です。
この共助の要となるのが自主防災組織です。県内における組織率を見ますと東日本大震災の
前は 64.6%だったのが、平成 25 年 4 月には 83.3%まで増加し、
「自分たちの地域は自分たちで
守る」という意識や活動が徐々に広がりつつあります。
一方で、自主防災組織の運営や活動をしていく上で、
・具体的にどんなことをしたらいいのか分からない。
・活動に参加しているのは一部の人だけ。
・リーダーとなる人材がいない。
・高齢化が進んで行政の支援がないと活動ができない。
などの課題も明らかになってきています。
これらは何も防災に限らず、昔と比べてプライバシーの意識が高まったとか、人と人との結
びつきが弱まったなどと言われる現代社会においては、様々なことに共通することだとも言え
ます。
そうした中で、徐々に切迫度が高まってきている南海トラフ地震に地域ぐるみで備えるのは
確かに困難性を伴うことではありますが、逆に言えば、県民共通の敵(脅威)である南海トラ
フ地震に力を合わせて備えることで、地域の安全度が向上することはもちろん、こうした取り
組みを通じてコミュニティの再生につながっていくことも期待されます。
この冊子では、自主防災組織の活動を主な6つの項目に大別をして解説や事例紹介をしてい
るほか、特徴的な活動事例も紹介しています。
こうした事例のほとんどは、これまでの長年の積み重ねや地道な努力を経て築かれてきたも
のですので、一朝一夕にはいかないかもしれませんが、
・楽しみながら活動する。
・関係機関とうまく協力し合う。
・仕事(作業)を無理なく分担する。
・年齢や性別を問わず参加できる工夫をする。
などがポイントとして浮かび上がってきますので、これらのことも押さえながら、それぞれの
地域の状況に応じて、できることから始めていただきたいと思います。
また、例えば防災訓練一つをとっても、同じことを繰り返して確実に身に付けることも重要
ですが、毎回全く同じ内容で実施するのか、様々な場面を想定して工夫を凝らして実施するの
かで、災害時の対応力の幅が広がるだけでなく、住民の参加意識にも影響してくるはずです。
参加率の低さや参加者の固定化に悩んでいる地域にあっては、そうした観点でもこの冊子をご
覧いただければと思います。
目 次
01. 正しい防災知識を学ぶ
活動に役立つ情報を知りたい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・01 情報の発信や共有を図りたい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・02 学習会・研修会を開催したい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・03 リーダーとなる人材を育成したい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0402. 防災資機材を備える
活動費用はどのように賄えばよいか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・05 資機材をどのように使えばよいか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0603. 避難訓練を実施する
室内で手軽に訓練をしたい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・07 避難訓練の際にどのような点に留意すればよいか・・・・・・・・・・・・・08 津波浸水予測時間までに避難できるか確認したい・・・・・・・・・・・・・09 どのような訓練メニューがあるか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1004. 避難所運営について考える
避難所運営の課題を知りたい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1205. 津波避難場所や避難経路等の維持管理
津波避難場所や避難経路等をどのように維持管理すればよいか・・・・・・・1306. 他の組織と力を合わせる
どのような協力の方法があるか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1407. 高知県内の活発な防災活動の事例
活動を継続するためのポイント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 #01 津波被害のない中山間地域での自主防災活動・・・・・・・・・・・・・19 #02 自主防災組織と行政が連携して進める『世帯別避難カルテ』・・・・・・20 #03 子供たちを中心とした地域ぐるみの防災活動・・・・・・・・・・・・・21 #04 連合組織で防災活動を企画・運営・・・・・・・・・・・・・・・・・・22 #05 女性の視点で組織づくりを工夫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23 #06 実践的な訓練を企画し、関係機関を巻き込んで課題点を共有・・・・・・24 高知県自主防災組織知事表彰制度について・・・・・・・・・・・・・・・・2508. 備えれば被害は小さくできる
対策を進めることによる減災効果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26 正しい 防災知識を 学ぶ 防災 資機材を 備える 避難訓練を 実施する 津波避難場所や 避難経路等の 維持管理 避難所運営 について 考える 他の組織と 力を 合わせる 結成 学ぶ 備える 訓練 考える 連携 継続することにより 地域の防災力を 高めることが重要です01. 正しい防災知識を学ぶ
< メールアドレスの登録方法 >
①「高知県、メールマガジン、新規登録」のキーワード で検索し、下図の メールマガジンの新規登録 ペー ジに進んでください。 (http://www.pref.kochi.lg.jp/mailmaga/ web_new.php) ② 内容 で「こうち防災ニュースレター」を選択し、 必要事項を入力後、決定ボタンを押してください。 ニックネーム欄には、市町村名、自主防災組織と受信 者のお名前をご記入ください。 ※登録された情報は登録者へのお知らせ目的のみに 使用します。活動に役立つ情報を知りたい
防災に関する情報は、新聞、テレビ、インターネット等のメディアからあふれており、地域に役立つ 正確な情報を選択することは、難しいと感じるのではないでしょうか。 県では、広報誌やホームページを通じて情報発信に努めており、平成 25 年 9 月から、自主防災活動 の促進強化に役立つ情報を集約した「こうち防災ニュースレター」を配信しています。 お住まいの市町村のホームページや広報誌でも、防災活動に対する補助制度や講演会など、役立つ情 報が発信されています。まずは、これらの身近な情報を自主防災活動に活用してみてください。 配信中のこうち防災ニュースレター タイムリーに情報をお届けするため、このニュースレターは電子メールで希望者の皆様に配信し、あ わせて高知県南海トラフ地震対策課のホームページへ掲載しています。下記の手順で受信するメールア ドレスの登録をお願いします。電子メールを使っていない方は、ぜひお知り合いの方にアドレス登録を ご相談ください。インターネットや紙面から情報を得る
解説
こうち防災ニュースレター
事業
紹介
高知県 危機管理部 南海トラフ地震対策課 0 8 8 - 8 2 3 - 9 3 1 701. 正しい防災知識を学ぶ 高知市二葉町は、全域が海抜0メートルの低地で自然の高台は皆無です。南海トラフ地震に対する危 機意識は高く、住民同士力を合わせ防災活動に取り組んでいます。活動状況は、ブログを通じて発信し ています。二葉町自主防災会のブログ『二葉町防災新聞』 http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/ 活動で得た情報や成果は、皆で共有し外部へ発信することにより、地域全体の防災力向上に繫がりま す。情報の発信・共有の手段として、町内会便りの発行や、ブログ、フェイスブック等のソーシャルメ ディアを上手に活用している組織があります。
情報の発信や共有を図りたい
北高見町内会自主防災組織は、東日本大震 災以前から、高知市と連携した要配慮者支援 モデル事業に取り組むなど、積極的な活動を 継続しています。 自主防災組織の役員は、町内会と兼任し、 毎月末に定例の役員会を欠かさず開催してい ます。要配慮者支援事業と絡めて、津波避難 場所・避難経路の安全確認や防災マップの作 成、避難経路の夜間照明設置などを行ってき ました。これらの活動は、「北高見町内会便り」 を通じて町内に発信し、「情報の見える化」、 「活動の透明性の確保」に努めてきました。地域に信頼される活動を目指して継続した成果として、い きいき 100 歳体操への参加者が積極的に自主防災活動に参加してくれるようになったり、障害をお持ち の家庭からも積極的に情報提供をいただけるようになりました。北高見町には、地域の伝統的な祭り等 はありませんが、現在は自主防災活動がこれに変わる形で地域コミュニティーの柱となっています。 防災情報等を掲載している北高見町内会便り 天神町自主防災組織は、若手リーダーが平成 2 3 年度に設立した新しい組織です。平成 2 5 年度は、高 知市と潮江小学校区連絡協議会防災連合部会が実施する地域津波避難計画策定に参画し、自主防災組織・ 町内会内のメンバーを募って津波避難ビルとして利用するためのビル所有者との話し合いや避難経路の 確認を行いました。子育て世代の若いお父さん・お母さんは、防災への関心が高く、楽しみながら活動 している様子をリーダーがフェイスブックなどで発信し、協力者を募っています。町内会便りで防災情報の共有
※1事例
ブログやフェイスブックなどを活用した情報の発信・共有
※2※3事例
防災新聞やソーシャルメディアの活用
解説
■北高見町内会自主防災組織(※1) 設立:平成 18 年度 世帯数:325 世帯 人口:600 人 ■天神町自主防災組織(※2) 設立:平成 23 年度 世帯数:245 世帯 人口:700 人 ■二葉町自主防災会(※3) 設立:平成 18 年度 世帯数:287 世帯 人口:730 人 高知市役所 地域防災推進課 088-823-904001. 正しい防災知識を学ぶ 防災に関する学習会・研修会を行うためには、専門知識や経験を有する講師が必要です。 講師の派遣は、ニーズに応じて、お住まいの市町村、消防、警察、学校、民間企業などに依頼するこ とが考えられます。 県では、防災対策の総合的なお手伝いを行うため、「こうち防災備えちょき隊」を派遣し、各地で出 前講座などを行っています。
学習会・研修会を開催したい
地域や自主防災組織で、地震や津波をはじめとする防災対策として何かやってみようという時に、「こ うち防災備えちょき隊」がお手伝いします。備えちょき隊の派遣に料金はかかりません。 ※派遣は1ヶ月前までの申し込みをお願いしています。 申込み先は:高知県 危機管理部 南海トラフ地震対策課(0 8 8 - 8 2 3 - 9 3 1 7 )まで ◎支援内容:防災学習会の講師、避難訓練の実施へのアドバイス、避難施設の点検・整備のアドバイス ◎隊員メンバー: 1.N PO 法人 地域の安全を図る会 ・県職員(土木技術職)O B で組織 ・会員数 1 3 4 名(平成 2 6 年 3 月末現在) ・平成 2 3 年 5 月から南海トラフ地震に関する啓発講座を実施 2.日本防災士会高知県支部 ・メンバーは、地域防災力の向上を担う防災リーダーとして地域で活躍中 ・県内での防災訓練や図上訓練の指導実績も豊富 ・会員数 3 2 名(平成 2 6 年 3 月末現在) 地域特性、受講者のニーズに見合った出前講座を行っています。 平成 25 年度に開催された出前講座を紹介します。 受講団体:いの町木の瀬地区自主防災組織 2 1 名 いの町吾北地区の年齢構成を象徴するようにほとんどが高齢者 でした。それでも、幼児を連れた住民の参加もありました。急傾 斜地にある集落だったので、土砂災害の危険に重点を置いて話を しました。 出前講座の様子地域特性、受講者のニーズに見合った出前講座
こうち防災備えちょき隊
事業
紹介
専門知識や経験を有する講師を依頼する
解説
01. 正しい防災知識を学ぶ 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㜵⅏ኈ㈨᱁ྲྀᚓ䜎䛷䛾ὶ䜜 ཷㅮ⏦䛧㎸䜏 ཷㅮỴᐃ㏻▱ ◊ಟㅮᗙ䛾ཷㅮ䠄ᩆᛴᩆㅮ⩦䛾ཷㅮ䠅 㜵⅏ኈⓏ㘓ྎᖒ䜈䛾Ⓩ㍕㻌 䞉㻌 㜵⅏ኈㄆド≧ཬ䜃㜵⅏ኈド䛾㏦ ㈨᱁ྲྀᚓヨ㦂 䛾ཷ㦂 ヨ㦂䜈䛾 ྜ᱁ ྜ᱁ド᭩ 䛾㏦ ㄆドⓏ㘓⏦ㄳ䚸 ㄆドⓏ㘓⏦ㄳᡭ⥆䛝ᩱ䠄5,000䠅 䛾⣡ 㜵⅏ኈᩍᮏ 䠄ᒚಟ☜ㄆ䝺䝫䞊䝖䠅䛾㏦ ᒚಟ☜ㄆ䝺䝫䞊䝖䛾ᥦฟ䚸 ㈨᱁ྲྀᚓヨ㦂ཷ㦂ᩱ䠄3,000䠅 䛾⣡ ᒚಟ☜ㄆ䝺䝫䞊䝖 䛷䛾⮬ᏯᏛ⩦ ͤ┴䛜ᐇ䛩䜛ㅮᗙ䜢ཷㅮ䛩䜛ሙྜ 組織のリーダーとなる人材は、研修会の受講や防災に関する資格取得を通じて、意識・知識・技能を 高めていく必要があります。また、講習会等への参加を通じてリーダー同士の繋がりが生まれ、組織間 の連携が深まることも期待されます。 県では、事業者や地域での防災活動の担い手となる「防災士」養成講座を実施しています。 平成 25 年度の防災士養成講座については、各回とも定員を超える申し込みがあり、第 1 回講座では 58 名、第 2 回講座では 61 名の防災士が誕生しました。 ◆「防災士」 とは... 特定非営利活動法人 日本防災士機構の民間資格です。 地域や事業所など社会の様々な場で防災力向上のた めの活動が期待され、防災に関する十分な意識・知識・ 技能を有する人のことです。 ◆資格取得者は、全国に 75,000 人超! 現在、全国に 75,683 人(平成 26 年 2 月末時点)が 資格を取得しており、今後の活躍が期待されています。 ※高知県の資格取得者数は、800 人(平成 26 年 2 月末日時点) ◆「防災士」になるための3つの条件 (1)防災士養成研修講座の受講 ・履修確認レポートの提出 (自宅学習) ・12 講目以上のカリキュラムを受講 (2)防災士資格取得試験の合格 (3)救急救命講習の受講 上記の全てを満たしていることが「防災士」になるための必須条件となります。
リーダーとなる人材を育成したい
高知市では、地震や水害など大規模災害に備えて、自主防災組織や事業所等の防災力向上に貢献でき る「災害に強い人」を育成することを目的とし、防災に関する基礎的な知識や技能を身に付けるために、 各専門分野の講師による防災講座を開催しています。 また、修了生は防災リーダーとして登録し、地域の防災活動において中心的な役割を果たしていただ けるよう、自主防災組織等へ情報提供を行っています。 防災士養成講座のお問い合わせ先:高知県 危機管理部 南海トラフ地震対策課 088-823-9317 防災士については:特定非営利活動法人 日本防災士会ホームページ http://www.bousaisikai.jp/genkyo.html 防災人づくり塾のお問い合わせ先:高知市役所 防災政策課 088-823-9055「防災士」養成講座
事業
紹介
防災人づくり塾「災害に強い人」育成講座
事業
紹介
研修会や資格取得による育成
解説
02. 防災資機材を備える 購入した資機材を防災フェアで展示
活動費用はどのように賄えばよいか
空き缶や資源ごみの回収を活用して、防災資機材の購入の財源確保に努めています。 会員の減少等により活動予算が限られた中で、資機材を揃えて活動を継続していくためには、県や市 町村の補助制度を活用しながら、様々な工夫により経費を節減することが必要です。 例えば、県の地域防災対策総合補助金を活用した上で、補助対象外となる資材等については、資金の 積み立てや家庭で不要になった毛布等を持ち寄って備蓄物資とすることなどが考えられます。 県では、自主防災組織等が行う次のような地域の防災活動を進めるための取り組みに対し、市町村と 協力して補助を行っています。市町村によって、補助限度額など制度が多少異なっていますので、詳し い内容についてはお住まいの市町村の防災担当課までお問い合わせください。 〈平成 25 年度の支援内容〉 ①防災に関する学習会(視察研修を含む) ②防災訓練(消火訓練、救急救護訓練、避難訓練、炊き出し訓練、倒壊家屋からの救出訓練等) ③地域の危険箇所の調査及び地域での情報共有(防災マップ作成等) ④自主防災組織が行う避難経路及び避難場所の簡易な整備 ⑤防災資機材(防火用資機材、救助・救護用資機材、情報伝達用資機材等)の購入 ※個人財産の形成に関するもの及び備蓄物資(食糧、毛布、トイレ等)は補助対象外。 ※防災資機材の整備を行う場合は、①∼④のいずれかの取り組みとあわせて行うこと。 ※資機材購入後に3年以上の継続的な活動実績がある自主防災組織は、防災資機材の再購入につい ても補助対象となります。 ⑥自主防災組織連絡協議会の開催及び運営 ⑦消防団(分団)が自主防災組織と連携して実施する防災訓練補助制度の活用と経費の節減
解説
資源ごみ回収等で財源確保に努める
事例
■つきのせ自主防災会 設立:平成 16 年度 世帯数:105 世帯 人口:509 人 高知市役所 地域防災推進課 088-823-9040地域防災対策総合補助金
事業
紹介
02. 防災資機材を備える 日章地区は地域内に複数ある防災会で連合会を結成しています。 避難所となる小中学校と連携し、地域全体の防災訓練を実施しています。また、連合会・小学校・ PTA でガラス飛散防止フィルムを貼るなどの活動を行っています。 平成 25 年 3 月には、資機材を使った防災運動会を開催しました。テントの設置、バケツリレー、土 のう作り競争など、楽しみながら資機材の使い方の確認を行いました。 せっかく調達した資機材が、一度も使われないまま、防災倉庫に眠っていませんか。訓練やイベント の機会を利用して実際に使ってみることで、いざというときに役立てることができます。 バケツリレーの様子 テント設置の様子 土のう作り競争の様子
資機材をどのように使えばよいか
地域の祭り等のイベントで発電機等の資機材 を使用しています。 地区内の道路(避難路)の草刈りで、資機材 を使用しています。 地区の夏祭りと併せて、消火器の点検を行っ ています。水消火器の体験、起震車、防災資機 材の展示、DVD の上映等を実施しています。 団地の一斉清掃の際に炊き出しを行い資機材 を利用しています。使用期限の近づいた消火器 を用いて消火訓練を実施しています。地域の祭りで資機材を使用
※1資機材で避難路整備
※2夏祭りで消火器の点検
資機材を使って炊き出し訓練
■枝川中央地区自主防災会 設 立:平成 12 年度 世帯数:1,109 世帯 人 口:2,679 人 いの町役場 総務課 088-893-1113 ■ふじの台自治会 自主防災組織 設 立:平成 18 年度 世帯数:73 世帯 人 口:170 人 土佐市役所 防災対策課 088-852-7607 ■南中町自主防災会(※1) 設立:平成 19 年度 世帯数:232 世帯 人口:405 人 ■下本村自主防災(※2) 設立:平成 19 年度 世帯数:26 世帯 人口:75 人 土佐市役所 防災対策課 088-852-7607訓練や地域のイベント等で実際に使ってみる
解説
防災運動会等で資機材の使い方の確認
事例
■日章地区自主防災協議会 設立:平成 24 年度 世帯数:1,335 世帯 人口:3,006 人 南国市役所 危機管理課 088-880-6575DIG の様子 地区住民と防災マップを作成しました。また、 日赤に講師を依頼し、AED の取扱い等の研修な ども行いました。 NPO から講師を招いて図上訓練を行いまし た。小学生も参加し、炊き出し、防災倉庫確認 も同時に行いました。 作成済みの防災マップに続き、避難行動要支 援者マップを市町村と連携して作成していく予 定です。 防災マップ等を使って協議を実施し、住民に 危機感を持ってもらい、参加率を上げる努力を しています。
室内で手軽に訓練をしたい
県は、平成 25 年度から DIG(災害図上訓練)を実施しています。参加者が地域の地図を囲み、書き 込みをしながら議論する中で、地域に起こるかもしれない災害をより具体的にとらえて対応を考えるこ とで、災害に強いまちづくりを目指します。〈DIG の特徴〉
○ 参加者が大きな地図を囲み、議論を交わしながら(ワークショップにより)進行 ○ 地図に書き込みをしながら、参加者が防災マップを作成 ○ 決まったルールがなく簡単で、経費もほとんど要しない ○ 日頃気づかなかった防災対策が明らかになり、防災意識が向上〈DIG の効果〉
○ 地域の防災上の長所・短所(強さ・弱さ)が理解できる ○ 災害救援活動のイメージトレーニングができる ○ 参加者の間に連帯感が生まれ、信頼関係が育まれる ○ 防災意識が育まれる ■松葉川地区自主防災組織(※1) 設立:平成 17 年度 世帯数:666 世帯 人口:1,414 人 ■仁井田地区自主防災組織(※2) 設立:平成 16 年度 世帯数:846 世帯 人口:1,734 人 四万十町役場 総務課 防災対策室 0880-22-3111地区住民を交えた防災マップの作成
※1小学生を交えて図上訓練
※2 ■岩原・筏木・西峰三谷地区自主防災組織(※3) 設立:平成 22 年度 世帯数:116 世帯 人口:217 人 ■川口南地区自主防災組織(※4) 設立:平成 23 年度 世帯数:131 世帯 人口:322 人 大豊町役場 総務課 0887-72-0450避難行動要支援者マップ作成に取り組む
※3防災マップで防災意識の向上を図る
※4 03. 避難訓練を実施する災害図上訓練
解説
マップを使った訓練
事例
DIG についてのお問い合わせ先:高知県 危機管理部 南海トラフ地震対策課 0 8 8 - 8 2 3 - 9 3 1 7リアカーを使用し歩道の幅などを確認 経路の危険要因等の確認 高台の津波避難場所を確認 訓練方法について説明
避難訓練の際にどのような点に留意すればよいか
いざという時に安全に避難するためには、地域の現状や対策が必要な箇所を事前に確認しておくこと が重要です。地震・津波、土砂災害、水害など、地域で想定される災害をイメージしながら、実際に現 地を歩いてみましょう。その際には、複数の津波避難場所・避難経路を確認しておきましょう。 例えば、津波避難の訓練では以下のような点に留意して行います。 ○経路を誘導する目印は十分か ○道幅が狭い箇所 ○避難の妨げとなるもの(危険なブロック塀・古い家屋・橋・急傾斜地など) 今回の訓練では、以下のような気づきがありました。 ○ビルの下を歩くときの落下物や山での落石に注意 → ヘルメットが必要 ○避難場所が日影になる → 長時間の避難に寒さ対策が必要 ■土居町北 町内会防災部会 設 立:平成 22 年度 世帯数:115 世帯 人 口:213 人 ■土居町南防災隊 設 立:平成 17 年度 世帯数:128 世帯 人 口:226 人 ■梅ノ辻東防災会 設 立:平成 19 年度 世帯数:189 世帯 人 口:284 人 ■役知西自主防災会 設 立:平成 24 年度 世帯数:197 世帯 人 口:300 人 ■桟橋通 1 丁目東 町内会防災会 設 立:平成 17 年度 世帯数:356 世帯 人 口:510 人 高知市役所 地域防災推進課 088-823-9040 03. 避難訓練を実施する津波避難場所・避難経路の現地確認
解説
複数の組織が合同で訓練
事例
約 50 名の参加者が 3 班に分かれて、津波避難ビルや高台の津波避難場 所までの経路を確認しました。今回は、リアカーを使って訓練を行い、幅 員が狭い箇所や段差、勾配が急な箇所などの確認を行いました。津波避難 ビル・津波避難場所の入口や経路の危険要因等の確認も行いました。 その他にも、起震車体験、煙体験、防災倉庫内の資機材の確認・使用体験、 防災用品の展示・販売等のコーナーなど、防災意識を高めるメニューを組 み合わせて実施しています。津波からの避難は、時間との闘いです。津波浸水予測時間までに避難できるか、様々な状況を想定し て訓練を行うことが重要です。 研究機関と連携し、「個別訓練タイムトライアル」に取り組んでいる地域があります。
津波浸水予測時間までに避難できるか確認したい
個別訓練タイムトライアルの様子 学習発表会 個別訓練タイムトライアルの紹介チラシ 「個別訓練タイムトライアル」は、京都大学防災研究所巨大 災害研究センターの矢守克也教授を中心とした「減災社会プロ ジェクト」による取り組みの一環として行われているものです。 この訓練は、子供たちがビデオ撮影を担当し、おじいちゃん、 おばあちゃんが逃げるといった役割分担で実施されます。これ によって母親、父親世代も訓練に関心を持ち、防災が家族の話 題となっています。学習発表会では、小中学生・保護者・地域 住民が多数参加し、子供たちの取り組み成果を発表しました。 自分自身が「主役」となる避難訓練を通して、津波避難を「わ がこと」として意識し、決してあきらめることなく、逆に、油 断することもなく、自分(家族)の津波避難の課題を見つけ、 その解決方法を具体的に考えることができる取り組みとして、 地域に定着しています。 減災社会プロジェクト http://www.drs.dpri.kyoto-u.ac.jp/gsp/個別訓練タイムトライアル
事例
03. 避難訓練を実施するタイムを計って短縮に取り組む
解説
興津地区自主防災組織 設立:平成 13 年度 ■興津小室地区自主防災組織 世帯数:162 世帯 人口:291 人 ■興津浦分地区自主防災組織 世帯数:188 世帯 人口:306 人 ■興津郷分地区自主防災組織 世帯数:196 世帯 人口:381 人 四万十町立興津小学校 生徒数:3 8 名 教職員数:12 名 四万十町立興津中学校 生徒数: 8 名 教職員数: 7 名 四万十町役場 総務課 防災対策室 0880-22-3111警察 警察 役場 役場 役場 消防 役場 警察 役場 役場 役場 役場 役場 学校 学校 消防 消防 役場 消防 ホーム センター ホーム センター 主催:潮江小校区連絡協議会 防災連合部会(高知市) 主催:潮江小校区連絡協議会 防災連合部会(高知市) 主催:高知市土居町他 3 町 主催:高知市土居町他 3 町 主催:潮江小校区連絡協議会 防災連合部会(高知市) 主催:潮江小校区連絡協議会 防災連合部会(高知市) 主催:潮江小校区連絡協議会 防災連合部会(高知市) 主催:高知市土居町他 3 町 主催:興津地域ぐるみ学校安全体制 整備推進委員会(四万十町) 主催:興津地域ぐるみ学校安全体制 整備推進委員会(四万十町)
どのような訓練メニューがあるか
市町村、消防団、警察、自衛隊などの協力を得ることによって、様々な体験訓練を行うことができます。 消防はしご車の体験試乗など、親子で楽しめるアトラクション的な体験メニューも組み込むことで、 興味を持って参加してもらうきっかけとなります。 お問い合わせは お住まいの市町村役場へ お住まいの関係機関へ 03. 避難訓練を実施する関係機関と連携した訓練
解説
様々なメニューを組み合わせて実施
事例
はしご車試乗体験 ホース・水消火器に よる消火訓練 起震車体験 煙体験 応急手当講習 AED 講習・搬送講習 組立式救助ボート の展示・組立体験 機動隊レスキュー車輌の 展示と積載装備説明 DIY アドバイザーに よる出張防災教室 防災講演会 小中学生による 防災学習発表会ビンゴカードのイメージ 県立高知東高校演劇部のみなさんによる防災キャラクター劇 腕人形を使った防災劇 川向防災会による防災劇 避難訓練などの防災活動は、「訓練メニューがマンネリ化している」「参加メンバーがいつも同じで活 動が広がらない」といった課題があります。防災の中に「あそび」の要素を盛り込むことで、企画する 方も参加する方も、様々な世代が楽しみながら学ぶことができます。 県では、防災キャラクターの着ぐるみと腕人形を貸し出しており、 県内各地で活躍しています。 川向防災会では、防災訓練時や忘年会、親睦会等のイベントで「防 災グッズビンゴ」行っています。 出題者は、非常持ち出し袋に入れると良いグッズを あらかじめ カードに書き出しておき、袋か箱に入れておきます。 参加者は、出題側が事前に作成したカードの中から非常持ち出 し袋に入れる物 9 個をビンゴカードに書き込みます。 縦横斜め、どれでも 2 列そろったら「ビンゴ」です。 出題者は、カードを引くだけでなく、ウェットティッシュはど のような時に役立つかなど、簡単な解説を加えることで、楽しく 学ぶ機会となります。 川向防災会では「一回かぎり座」を立ち上げ、 県内で開催される講演会などで防災劇を行ってい ます。 台本は、地区内の女性が書いています。劇を行 う地域の特色を盛り込み、わざと用語を間違いク イズ形式にするなどして、楽しみながら活動を 行っています。
どのような訓練メニューがあるか
懐中電灯 ろうそく 水 ガムテープ ウェット ティッシュ ヘルメット ラジオ めがね マッチ防災ビンゴゲーム・防災劇
事例
03. 避難訓練を実施する楽しみながら企画する訓練メニュー
解説
■川向防災会 設立:平成 17 年度 世帯数:86 世帯 人口:199 人 安芸市役所 危機管理課 0887-37-9101避難所運営の課題を知りたい
避難所運営に必要な様々な活動を円滑に行うためには、自主防災組織、町内会、避難者となる住民、 自治体職員や施設の管理者等が避難所運営の役割、運営方法について事前に検討しておくことが重要で す。県では「大規模災害に備えた避難所運営の手引き」を作成し、南海トラフ地震をはじめとする大規 模災害時の避難所運営の課題解決に向けて取り組みを進めていきたいと考えています。 ここでは、東日本大震災を体験した自主防災組織の声をいくつか紹介します。 ■発生した問題 ○避難所で生活している間に、被災した留守宅に泥棒が入ってしまった。 ○通常は自宅におり、避難所の手伝いを全くしないのに、食事の時だけ避難所へ戻ってくる住民がいた。 ○避難所で使用できる電気が限られている中で、自分の携帯電話の充電を優先する人がいた。 ○食事の際に、賞味期限が切れているという理由だけで、食べるのを嫌がる児童がいた。 ○避難生活が始まってすぐに生活必需品の奪い合いから、いざこざが発生する状況になった。 ■実施したこと ○消防団と協力して、定期的な夜間パトロールを実施した。 ○毎日朝礼を行い、避難しているすべての住民に対して連絡・報告を実施した。 ○近隣の避難所と連携して情報収集に努めた。 ○会長をはじめ防災部員が避難者全員に声かけを実施した。その結果、食肉工場に勤務している避難者 との会話の中から「震災の被害で電気が止まっているため、工場内の食肉が売り物にならない」とい うことが判明したため、その避難者を通して食肉工場と交渉して、食肉を譲り受けることができた。 ○秩序を保つために各地区から代表を出し、毎朝、役場職員を交えて連絡調整会を行い、各地区で足り ないもの、急を要するものを取りまとめて要望を把握することにした。調整会の決定事項を避難者に 報告することで安心感が生まれ、また、各地区で班を作り、作業を当番制にしたところ、スムーズに 物事が進んだ。 ■今後の検討課題 ○震災時はガソリンが思うように調達できなかったので、備蓄方法や調達方法の検討が必要である。 ○避難所が複数あるので、無線機を購入して避難所同士の連絡が取れるように検討したい。 ○食料の備蓄には賞味期限等の問題がある。非常食の備蓄よりも近隣の食品会社や飲食店、スーパーマー ケットなどと提携して、災害時にどうやって食料を現地調達できるかを考えていかなければいけない。 ○折りたたみ式ノーパンクタイプのリヤカーが一番必要性が高いと感じた。今後、補助金を申請し、そ れらを揃える必要がある。 04. 避難所運営について考える事前の準備が重要
解説
東日本大震災の経験
県外
事例
出典:東日本大震災における自主防災組織の活動事例集 消防庁 平成 25 年 3 月 29 日発行避難所運営の課題を知りたい
HUG の様子 県では、平成 25 年度から HUG(避難所運営訓練)を実施しています。 大規模災害が発生した場合、多くの人々が避難所で生活を送ることが予想されます。もし、あなたが 避難所の運営をしなければならない立場になったとき、最初の段階で殺到する人々や出来事にどう対応 すれば良いのでしょうか。 HUG は、避難所運営を皆で考えるためのひとつのアプローチとして静岡県が開発したものです。避難 者の年齢、性別、国籍のほか、それぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見 立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こ る様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。 HUG は、H(Hinanjo=避難所)、U(Unei=運営)、G(Game= ゲーム)の頭文字を取ったもので、「抱きしめる、受け入れる」と いう意味の英単語と同じ表記となり、避難者をやさしく受け入れ る避難所のイメージと重ね合わせて名づけられています。津波避難場所や避難経路等を
どのように維持管理すればよいか
普段、人の手が入らない高台の津波避難場所や避難経路等は、雑草が繁茂するなど、適切に維持管理 しなければ、いざという時に使うことができません。防災訓練や一斉清掃など、人手が集まる地区の行 事に合わせて草刈りを実施するなど維持管理に努めましょう。 草木が繁茂した避難場所周辺の状況 草刈りによって広さと見通しを確保 室戸市東奈良師の津波避難場所は、急傾斜地に近接した場所にあります。限られたスペースを少しで も広く利用するために、年に 2、3 回のペースで草刈り等の作業を行っています。日程は地区の回覧板 で周知し、一斉清掃や国道美化作業等の後に実施しているため、多くの住民が参加しています。避難所運営ゲーム(HUG)に参加してみる
解説
04. 避難所運営について考える H U G についてのお問い合わせ先:高知県 危機管理部 南海トラフ地震対策課 0 8 8 - 8 2 3 - 9 3 1 7津波避難施設を維持管理するための人手の確保
解説
05. 津波避難場所や避難経路等の維持管理 ■東奈良師自主防災組織 設 立:平成 15 年度 世帯数:104 世帯 人 口:228 人 室戸市役所 防災対策課 0887-22-5132一斉清掃にあわせて、津波避難場所の整備
事例
潮江南小学校区 防災訓練・講演会での活動発表
どのような協力の方法があるか
潮江中学校は、学内に「防災プロジェクト チーム」を結成し、生徒が中心となって南海 トラフ地震啓発ポスターの作成や、校区内の 保育園、小学校等への出前授業を行うなど、 地域貢献型の防災教育に取り組んでいます。 また、地域の講演会等で取り組みについて 発表するなど、自主防災組織と連携した啓発活動、広報活動にも取り組ん でいます。平成 26 年 1 月 30 日には、それらの取り組みが評価され消防庁 の「第 18 回防災まちづくり大賞」にて最高賞の総務大臣賞に輝きました。 06. 他の組織と力を合わせる ■高知市立潮江中学校 全校生徒:423 名 ■防災プロジェクトチーム 3年生:7名 2年生:1名 計8名 高知市役所 地域防災推進課 088-823-9040防災活動が活発な地域の中学校と連携
ネットワークに所属している各自主防災組織 の代表者で活動状況や春野地区の防災における 課題について話し合いを行っています。春野全 体に関わる防災上の要望などを高知市と協議す る窓口としての機能も果たしています。 市内 8 地区の連絡協議会の会長及び事務局、 消防団、消防署、警察署が集まり、活動活性化 に向けて協議中です。各地区独自の取り組みや、 市内全体としての取り組みを行いながら、各自 主防災組織の活性化につなげていきたいと考え ています。 ■春野防災ネットワーク会 設 立:平成 19 年度 世帯数:6,325 世帯 人 口:16,525 人 高知市役所 地域防災推進課 088-823-9040 ■須崎市防災連合会 設 立:平成 24 年度 世帯数:11,033 世帯 人 口:23,961 人 須崎市役所 地震・防災課 0889-42-1236行政と地域の窓口として活動
市内 8 地区の連絡協議会が集まり
自主防災組織の活動を活性化
3 つの地区が連携して自主防災組織を結成し ているため、自主防災組織からの連絡(情報提 供・呼びかけ)を地区住民に伝えるために、各 地区長等と協力しています。 合同訓練を実施し、お互いに刺激を与え情報 交換を行っています。 ■布地区自主防災会 設 立:平成 15年度 世帯数:239 世帯 人 口:423 人 土佐清水市役所 危機管理課 0880-87-9077 ■長沢一区自主防災会 設 立:平成 18 年度 世帯数:46 世帯 人口:85 人 ■長沢二区自主防災会 設 立:平成 19 年度 世帯数:65 世帯 人 口:117 人 いの町役場 総務課 088-893-1113自主防災組織と地区長との連携
隣り合う自主防災組織で合同訓練
広域的な連携②
事例
多様な連携①
事例
小学校と連携し、学校行事の防災キャンプの中で避難訓練等を実施する ことで、子育て世代の参加者を集めるとともに、組織の役員にも、PTA 役 員に参加してもらっています。
〈土佐市立宇佐小学校 H P から引用 h ttp:/ / w w w .koch inet.ed.jp/ usa- e/ 〉 11 月 18 日∼ 20 日に、5年生主体の防災キャ ンプが宇佐小学校体育館にて行われました。 体育館を避難所の設定にして、炊き出しやダン ボールハウスの作成を行ったり、防災学習として 講演会や夜間の歩行練習、防災マップの作成など 様々な学習をしました。 学校でのキャンプ中には、お風呂も入れなかっ たり食料や水などの制限もあり、5年生達には不 自由な生活環境だったと思います。
どのような協力の方法があるか
■宇佐町自主防災 連絡協議会 設 立:平成 23 年度 世帯数:2,385 世帯 人 口:5,018 人 ■新居地区自主防災組織 連絡協議会 設 立:平成 24 年度 世帯数:733 世帯 人 口:1,663 人 ■高石地区自主防災組織 連絡協議会 設 立:平成 24 年度 世帯数:605 世帯 人 口:1,524 人 土佐市役所 防災対策課 088-852-7607小学校と連携し、PTA 役員が自主防災組織に参画
避難訓練実施時に、消防署・消防団と連携して、通信機器を使用した訓練を行っています。興津・ 志和地区には簡易無線や衛星携帯電話を配備しており、これらを用いて消防・役場と自主防災組織間 の情報伝達訓練を行っています。消防と連携した通信訓練
■興津地区自主防災組織 設立:平成 13 年度 世帯数:546 世帯 人口:978 人 ■志和地区自主防災組織 設立:平成 15 年度 世帯数:157 世帯 人口:283 人 四万十町役場 総務課 防災対策室 0880-22-3111 学校と連携して、夜間の避難訓練や避難所運 営に関する意見交換会等を実施し、地域全体で 防災の取り組みを進めています。防災学習会を 開催し防災意識の向上を図り、回覧等で防災に 関する啓発等も積極的に行っています。 小学校・保育園と連携して、合同避難訓練を 実施し、災害時には応援協力ができるよう取り 組んでいます。(園児・小学低学年児童の避難 補助等) ■古津賀第2団地自衛消防隊 設 立:平成 11 年度 世帯数:402 世帯 人 口:937 人 四万十市役所 地震防災課 0880-34-1111 ■下ノ段自主防災会 設 立:平成 16 年度 世帯数:135 世帯 人 口:299 人 土佐清水市役所 危機管理課 0880-87-9077学校と連携し
避難訓練や意見交換会を実施
小学校・保育園と連携し
災害時の応援協力体制を構築
多様な連携②
事例
06. 他の組織と力を合わせるどのような協力の方法があるか
■自主防災組織の概要 活動地域:宮城県仙台市宮城野区福住町内 活動地域の世帯:約 650 世帯(約 1500 名) ※平成 25 年 2 月現在 ■災害時相互協力協定 福住町町内会では、全国の町内会や民間会社と「災害時相互協力 協定」を締結している。協定の内容はたった 1 項目であり、「災害が 起きたらできるだけ支援・協力を行う」というものである。実際に、 東日本大震災の 4 日後には、米、水、野菜、果物が協定先の関係者から直接手渡しされた。会長は、「災 害時に頼れるところがあるということは、大変心強いもので、元気と同時に勇気を頂いたように思いま す。」と感想を述べている。現在は町内会5箇所と民間企業1箇所と締結しているが、平成 25 年度中に は更に 2 箇所とも締結予定である。 ■他助 行政は市の指定避難所以外には支援物資を送れなかった。つまり指定避難所以外の避難所に避難した 方は、支援物資を受け取ることができない状況であった。従って、福住町町内会では、「災害時相互協 力協定」で頂いた支援物資の内の 1 割を福住町町内会で使用して、残りの 9 割は「我々以上に大変な思 いをしている避難所がある」という気持ちから、他の避難所へ直接手渡しで届けた。結果として、避難 所が避難所を支援するという事ができた。当町内会では、常に人を助けることが身に付いている。 震災時の様子 ■西石原自主防災組織 設 立:平成 17 年度 世帯数:96 世帯 人 口:188 人 土佐町役場 総務企画課 0887-82-0480 毎年、県内一斉避難訓練に合わせて訓練を実 施しています。その準備として、8 月に地区班 長等を中心に訓練打ち合わせ会を行い、目標を 定め地元消防団 OB、嶺北消防等の協力を得て 防災訓練を実施しています。消防団 OB・消防等と連携した防災訓練
■旭天神町東防災会 設 立:平成 18 年度 世帯数:191 世帯 人 口:457 人 高知市役所 地域防災推進課 088-823-9040 災害時にけが人を救助できる体制を地域で整 えようと、地区に住んでいる医師や看護師など に声をかけ、災害時緊急医療チームを結成して います。防災訓練では、住民らが負傷者の搬送 訓練などに取り組んでいます。地区内の人材を活用した取り組み
出典:東日本大震災における自主防災組織の活動事例集 消防庁 平成 25 年 3 月 29 日発行多様な連携③
事例
災害時相互協力協定の効果
県外
事例
福住町町内会(宮城県仙台市宮城野区)
06. 他の組織と力を合わせる活動を継続するためのポイント
ここで紹介する事例を含め、様々なメディアを通じて広報される事例の多くは、リーダーを中心に、 長年の活動の継続によって築かれたものです。このため、こうした事例を見ても「自分たちの地域で同 じようなことに取り組むことは難しいのではないか」という思いを持たれる方が多いことと思います。 しかしながら、活発な防災活動を継続している地域には、以下のような共通点があります。 ●楽しみながら活動する ●関係機関等とうまく連携する ●事務的な仕事を無理なく分担する ●年齢、性別を問わず参画できる工夫をする このようなポイントを踏まえ、地域の状況に応じ、できることから始めてみることが大切です。 07. 高知県内の活発な防災活動の事例# 0 3 : 四万十町 興津地区
# 0 5 安芸市 川向地区
# 0 6 : 室戸市 高浜地区
# 0 4 高知市 潮江南小学校区
#02: 黒潮町
# 0 1 : 四万十市 蕨岡内川地区
東部エリア
中部エリア
西部エリア
土佐清水市 三原村 大月町 宿毛市 四万十市 黒潮町 四万十町 梼原町 中土佐町 津野町 須崎市 越知町 佐川町 土佐市 日高村 いの町 高知市 土佐町 大川村 本山町 大豊町 南国市 香美市 香南市 芸西村 安芸市 安田町 馬路村 北川村 東洋町 室戸市 奈半利町 田野町 仁淀川町 #02 #01 #03 #04 #05 #06地域の人命は地域で守る
蕨岡内川地区は、内陸部で津波被害がないことから住民の防災意識は低く、設立時に購入した防災備 品は、ほとんど手つかずの状況でした。しかし、以下のような考えから自主防災活動の必要性を強く感 じ、平成 25 年 9 月に部落会から独立した組織として活動を始めました。 ■内川防災会の考え ■活動方針 ●住民の防災意識を高める ●若い人材育成、自分で判断して動けるリーダーを養成する メンバーには「来れるときに来れば良い」「できることをやれば良い」と声かけしています。 ■現在の取り組み(24 ∼ 65 歳までの 6 名が主要メンバー) ■地域の特性に応じた自主防災組織のあり方 防災カルテの作成等を通じて地域の現状を知る → 地震によってどのような被害を受けるか想定 →地域に見合った自主防災活動の計画を立てることが重要と考えています。 ■やってみて感じたこと 地域と防災会の意思疎通が図られ、連帯感が出る →地域全体の防災意識の向上につながる
津波被害が無い中山間地域である が故に「地域の人命は地域で守る」
自主防災活動が必要 ■防災カルテの作成 発災時の救出活動(共助)を迅速に行えるよ うに備えています。 ●住民の防災意識が 高まらない ●公助による早期の救助 活動は望めない 付近見取図 住宅間取図 ●チラシの作成 ●補助申請手続き ●講習会の受講 ●取り付けの実施 ●家族構成と 要配慮者の有無 ●住宅の状況 (建築年・構造等) ●周辺の状況 (山林・河川等) ●災害時の注意点 「もう、えいばあ生きたけん、死んでもかまん。」 と言うお年寄りの家に行き、 このような取り組みを行っています。 ■自主防災会で家具転倒防止対策を推進 避難行動要支援者等の居住する世 帯の「家具固定」を自主防災組織 が行っています。 家具固定に併せて実施 すれば効率的です。 家具の固定器具は、必ず現物を 見せて納得してもらった上で設 置しています。 このような気配りが信頼関係を 生むと考えています。津波被害のない中山間地域での自主防災活動
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01
■内川自主防災会 設立:平成 21 年度 世帯数:78 世帯 人口:255 人 四万十市役所 地震防災課 0880-34-1111 07. 高知県内の活発な防災活動の事例 防災カルテ 防災カルテ 作成したチラシ 巨大地震が発生すれば ●津波は来ないが… ●土砂災害のおそれ ●家屋倒壊・家具転倒自主防災組織と行政が連携して進める
『世帯別避難カルテ』
黒潮町役場 情報防災課 0880-43-2188世帯別津波避難カルテの作成
自主防災組織と地域担当職員の役割分担
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02
07. 高知県内の活発な防災活動の事例 40 部落、283 の班ごとに世帯別津波避難カルテ作成のワークショップを開催しました。 〈旧大方地域:全世帯数 1855 世帯〉 参加者 1133 名 参加率 61% カルテ回収:1 7 2 0 戸分 回収率 9 2 % 〈旧佐賀地域:全世帯数 1539 世帯〉 参加者 9 4 7 名 参加率 6 2 % カルテ回収:1519 戸分 回収率 98% (平成 25 年 11 月 5 日現在) 総合防災訓練における 町内自主防災組織による訓練企画・実施 平成 24 年 9 月 2 日訓練参加者:4073 人 全住民の 31.6% ワークショップ参加率、世帯別津波避難カルテ回収率、避難訓練参加率等が際立って高い数字を示し ています。これは、ワークショップを班単位で開催したことで「となり組」が形成され、近所で声を掛 け合い参加したことが要因と考えられます。カルテには、大規模災害時に助け合える「となり組」住民 の名前を書く項目を設けてあり、カルテ策定の過程も含めて地域の共助の深まりを期待した先進的な取 り組みです。 黒潮町では、最大想定津波高 34m という日本一厳しい数字を目の当たりにした多くの住民から「あ きらめ」の声が聞こえ、このままでは津波からの避難を放棄する方が多く出るかもしれないという危機 感が広がりました。 このため、「あきらめない。揺れたら逃げる。より早く、より安全なところへ。」を共通認識として、住民・ 自主防災組織・行政が一体となった取り組みを進めています。 地域担当職員と住民によるワークショップと 避難訓練の様子 カルテのサンプル子供たちを中心とした地域ぐるみの防災活動
〈興津地域ぐるみ学校安全体制整備推進委員会〉 事業計画などについて話し合っています。 〈防災学習会〉 緊急時にどう判断し行動するかをクロスロード という選択ゲームで体験しました。 〈防災炊き出し訓練〉 小中学生、保育園児、地域ぐるみ推進委員、消 防団、保護者、そして地域の方々、200 名を超 える方が参加しました。 興津地域ぐるみ学校安全体制整備推進委員会は、興津地区の 3 つの自主防災組織、小中学校、消防団、 婦人会、保育所等で組織されており、平成 17 年から学校を中心とした地域ぐるみで津波対策等の防災 への取り組みを行っています。会長は興津小室地区の大総代(=自主防災組織会長)、事務局長は興津 小学校長が務めています。事務局は、会の案内、議事のた たき台作成等の作業を担当しています。 委員会では年 2 回程度、話し合いの場を持って主な事業 等を企画しています。平成 25 年度は、京都大学等の協力 を得て行う防災学習会や、隔年で行っている炊き出し訓練 が主な事業です。 炊き出し訓練では、地域を挙げて多くの方々のご協力を 得ました。非常時の不便さを再認識し、小中学生にも共同 作業の重要性を学んでもらう良い機会となっています。 興津地区自主防災組織 設立:平成 13 年度 ■興津小室地区自主防災組織 世帯数:162 世帯 人口:291 人 ■興津浦分地区自主防災組織 世帯数:188 世帯 人口:306 人 ■興津郷分地区自主防災組織 世帯数:196 世帯 人口:381 人 四万十町立興津小学校 生徒数:3 8 名 教職員数:12 名 四万十町立興津中学校 生徒数: 8 名 教職員数: 7 名 四万十町役場 総務課 防災対策室 0880-22-3111自主防災組織のリーダーシップによる地域ぐるみの取り組み事例
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03
07. 高知県内の活発な防災活動の事例 大総代 (小室地区) 総代 (浦分地区) 総代 (郷分地区) 興津地区自主防災組織 行政 集落担当 職員 診療所 消防団 保育園 婦人会 関係機関等 事務局 (興津小学校) 興津小学校 興津中学校 PTA 地域の子供たち 地域住民興津地域ぐるみ
学校安全体制整備推進委員会
避難訓練での課題を検討中 非常用トイレの展示 講演会の様子