平成29年度
経営発達支援計画評価報告書
Ⅰ.経営発達支援事業の内容 1.地域の経済動向調査に関すること【指針③】 今後は、小規模事業者への地域経済動向を把握し効果的な活用と提供をするため、公的機 関等で発行する各種統計資料の生きた情報収集による調査・分析を行うとともに、関係機関と 連携して地域内の消費動向の把握に努める必要がある。 これらの調査結果については、事業計画策定に活用するとともに、地域の小規模事業者へ の情報提供機会・媒体として商工会だよりをフルに活用し、HPなどにより域内に広く発信する ほか、岩手町等との情報交換にも活用する。 取組み内容 ① 全国、東北の広域的な経済動向の把握(新規) 各種統計調査資料により、商品販売額・伸び率、家計支出、業況などの情報収集を年1回 行い、首都圏などに向けたビジネスのあり方を事業の視野に入れる場面で有効活用する。 ② 岩手県内における経済動向の把握(新規) 岩手県内の統計資料により、県内の景況、業種別売上、観光客入込数の推移等の情報収 集を年1回行い、地域を限定した動向を事業計画作成の場面で活用する。 ③ 地域内の経済動向の把握(拡充) 岩手町と地元金融機関3支店との懇談会を年1回開催し、岩手町の「町勢統計」による人 口推移、観光客入込数などの各種統計情報と金融機関における地域的な経済動向の持ち 寄り、情報の共有化を行い、相互連携のもとでの小規模事業者の事業継続・展開に際して切 れ目のない支援に役立てる。 ④ 地域の経済動向の情報発信(拡充) 地域経済動向を調査・分析した結果は、定期的に商工会だよりやHPで年2回の情報発信 を行う。 目標 支援内容 現状 H29 H30 H31 H32 H33 広域的経済動向調査分析回数 0 1 1 1 2 2 岩手県経済動向調査分析回数 0 1 1 1 2 2 岩手町・金融機関との懇談会回数 0 1 1 1 2 2 情報発信(商工会だより)回数 2 2 2 3 3 4 情報発信(ホームページ)回数 0 2 2 3 6 6 ①全国、東北の広域的な経済動向の把握 ②岩手県内における経済動向の把握 ③地域内の経済動向の把握 「小規模企業白書」、「月刊商工会」、 「商業動態統計」「工業統計」、「家計調 査」、「地域経済産業調査」、「調査月報」 などの各種統計資料だけでなく、俯瞰的 に分析できる「RESAS」も活用し、分析結 果をレポートにまとめた。 また、岩手町と地元金融機関3支店と の懇談会を1回開催した。 ④地域の経済動向の情報発信 商工会だよりで 1 回、HPで1回の情報 発信を行った。 〇目標と実績 内容 目標 実績 広 域 的 経 済 動 向 調査分析回数 1 1 岩 手 県 経 済 動 向 調査分析回数 1 1 岩手町・金融機関 との懇談会回数 1 1 情報発信(商工会 だより)回数 2 1 情報発信(HP) 回数 2 1 ①~③評価 A B C D ④評価 A B C D 〇実績評価 内容 評価 広域的経済動向調 査分析回数 A 岩手県経済動向調 査分析回数 A 岩手町・金融機関と の懇談会回数 A 情報発信(商工会だ より)回数 C 情報発信(HP)回 数 C
2.経営状況の分析に関すること【指針①】 今後は、小規模事業者の経営状況などを把握した経営上の課題分析と、経営セミナーの開 催を通じた経営分析により、小規模事業者の事業計画策定に対する意識啓発を図るとともに、 専門的分野の課題等については、商工会が主体となり専門家や金融機関等と連携し、小規模 事業者の抱える課題解決などの支援を行うとともに、経営分析の結果も個別の事業計画策定 支援に活用していく。 取組み内容 ① 巡回訪問等による経営状況の把握と基礎的経営分析(拡充) 現状の経営に甘んじていたり、経営分析に消極的であった小規模事業者の経営課題を見 つめなおすため、巡回訪問による、小規模事業者の業況、売上・利益、経営課題等の経営 状況をヒアリングにより把握し、今後の経営力向上に取り組みやすい基礎的な部分からの販 売・製造・財務分析等を行う。 ② 経営セミナー開催による経営課題の掘り起しと経営分析(新規) 小規模事業者の今後の進む方向性、経営の在り方、時代と地域性に即したビジネスプラン などについて、専門家を招いた経営セミナーの開催により、個社の経営課題の掘り起しと、経 営分析能力を高め、事業意欲を引き出し事業計画策定のきっかけにつなげる。 ③ 経営課題ごとに分類した経営支援(新規) 上記①②を踏まえ、小規模事業者の抱える経営課題等を、成長・持続支援型、事業承継・ 基礎的支援型、衰退・事業廃止型、創業支援型の四つに分類化して、個社の経営状況の分 析を行う。合わせて岩手町での今後のビジネスのあり方を念頭におきながら小規模事業者の 求める方向性を明確にした経営支援を行う。 ④ 専門的分野における関係機関と連携した経営分析(新規) 経営分析における専門的な分野の課題等については、岩手県商工会連合会の専門家派 遣の活用や日本政策金融公庫、地元金融機関と連携して、小規模事業者の経営状況の分 析を行うとともに、経営の方向性を明確にして事業計画策定に向けた支援にも活用する。 目標 支援内容 現状 H29 H30 H31 H32 H33 経営状況分析の巡回訪問件数 0 80 120 160 200 240 経営セミナー開催回数 1 2 3 3 5 5 経営分析件数 0 20 30 40 50 60 ①巡回訪問等による経営状況の把握と基 礎的経営分析、及び、③経営課題ごとに分 類した経営支援 日常の巡回指導等を通じて、各小規 模事業者の業況、売上・利益、経営課題 等を把握するとともに、要望に応じて販 売・製造・財務分析等も行い、各事業者 の経営改善に役立てた。 ②経営セミナー開催による経営課題の掘り 起しと経営分析 経営計画策定、創業、事業承継のセミ ナー、個別相談会等を計5回開催し、計 20 名が参加した。これにより、事業計画 を策定や経営改善に取組んだ事業所を 3者輩出した。 ④専門的分野における関係機関と連携し た経営分析 岩手県商工会連合会の専門家派遣制 度の活用、日本政策金融公庫や地元金 融機関と連携により、経営分析件数の実 績は目標の 1.8 倍の 36 件となった。 〇目標と実績 内容 目標 実績 経 営 状 況 分 析 の 巡回訪問件数 80 121 経 営 セ ミ ナ ー 開 催回数 2 2 経営分析件数 20 36 ①評価 A B C D ③評価 A B C D ②評価 A B C D ④評価 A B C D 〇実績評価 内容 評価 経営状況分析の巡 回訪問件数 A 経営セミナー開催 回数 A 経営分析件数 A
3.事業計画策定支援に関すること【指針②】 今後は、地域の経済動向調査、経営状況の分析の結果を踏まえ、小規模事業者の経営課 題の解決と事業計画策定支援のため、ビジネス方向を想定した各種セミナーの開催により、事 業計画策定に意欲的な事業者の掘り起しと、創業・事業承継等の積極的な支援を行うとともに、 関係機関と連携した専門家派遣事業を活用した個別相談会の開催で個社の事業計画策定支 援を行う。 取組み内容 ① 事業計画策定セミナー開催による事業計画策定支援(拡充) 経営分析を行った小規模事業者について、事業計画策定セミナーの開催により、経済動向や需要動向を 見据えたビジネスの在り方、域外への販売戦略など、事業計画策定に意欲的な小規模事業者の掘り起しを行 い、特に成長・持続型企業においては重点的に事業計画策定支援を行う。 ② 事業承継セミナー開催による事業計画策定支援(新規) 事業承継を検討している小規模事業者について、事業承継セミナーの開催により、事業承継のニーズを把 握し、事業承継計画策定による円滑な事業の継続支援を行うとともに、従来からの金融・税務・労働などの経 営改善普及事業による、事業承継・基礎的支援を合わせて行う。 ③ 創業セミナー開催による事業計画策定支援(新規) 創業・第二創業を考えている小規模事業者について、創業セミナー開催により、新たな事業の展開や、岩 手町の地域資源を活かした、6次産業化を目指す創業希望者を掘り起し、新規事業者の輩出、育成と事業計 画策定の支援を行う。 ④ 関係機関と連携した事業計画策定支援(拡充) 上記①②③の事業計画策定において、専門的な分野の支援や、様々な経営課題等については、岩手県商 工会連合会の専門家派遣事業の積極的な活用を行い、個社に合わせた個別相談会の開催により事業計画策 定支援を行う。 目標 支援内容 現状 H29 H30 H31 H32 H33 事業計画策定セミナー回数 0 1 2 2 3 3 事業計画策定支援件数 9 15 20 20 25 25 事業承継セミナー回数 0 1 2 2 3 3 事業承継支援件数 0 2 4 4 6 6 創業セミナー回数 0 1 2 2 3 3 創業支援件数 0 1 2 2 3 3 個別相談会回数 0 2 3 3 4 4 ①事業計画策定セミナー開催による事業 計画策定支援 ②事業承継セミナー開催による事業計画 策定支援 ③創業セミナー開催による事業計画策定 支援 ④関係機関と連携した事業計画策定支援 上記①~④において、事業計画策定支 援件数の目標 15 件対して、実績 20 件で 達成率 133%となった。 また、セミナーの開催回数や各種支援 件数については、すべて目標を達成し た。 〇目標と実績 内容 目標 実績 事業計画策定セミナー回数 1 1 事業計画策定支援件数 15 20 事業承継セミナー回数 1 1 事業承継支援件数 2 2 創業セミナー回数 1 1 創業支援件数 1 2 個別相談会回数 2 2 ①評価 A B C D ②評価 A B C D ③評価 A B C D ④評価 A B C D 〇実績評価 内容 評価 事業計画策定セミナー 回数 A 事業計画策定支援件数 A 事業承継セミナー回数 A 事業承継支援件数 A 創業セミナー回数 A 創業支援件数 A 個別相談会回数 A
4.事業計画策定後の実施支援に関すること【指針②】 今後は、巡回訪問等による伴走型のきめ細かな個別のフォローアップ支援を行うとともに、事 業計画を策定した事業者相互の情報交換会等の開催により、小規模事業者が地域で競争・相 互に研鑽し合う事業者の育成に取り組む。また、創業者の事業継続においては事業が定着で きるように支援をこまめに行う。 取組み内容 ① 定期的な巡回訪問によるフォローアップ支援(拡充) 事業計画策定後の実施支援について、3ヶ月に1回の定期的な巡回訪問を実施し、事業 進捗状況の把握と経営状況の課題の掘り起しに努め、小規模事業者の事業計画が円滑に 進むために、PDCAサイクルの実施などによる、個社に合わせた指導・助言の継続的なフォ ローアップ支援を行う。 ② 日本政策金融公庫の融資制度の活用支援(拡充) 小規模事業者の持続的発展を支援するため、日本政策金融公庫の「小規模事業者経営 改善資金融資制度」の活用をさらに促すとともに、新たに創設される「小規模事業者経営発 達支援融資制度」を積極的に活用する支援を行う。 ③ 事例等報告会開催による経営力向上支援(新規) 事業計画策定の小規模事業者による、経営革新、持続化補助金や創業、事業承継など の、事例や直面した課題について、事業者からの声を聴く報告会等の開催で情報公開する ことにより、地域の小規模事業者の育成、後押しにつなげるとともに、個社が刺激し合いビジ ネスチャンスの創出につなげる機会とする。 ④ 専門家派遣によるフォローアップ支援(拡充) 事業計画策定後の専門的な経営課題等については、岩手県商工会連合会の専門家派 遣事業の積極的な活用を行い、個社に合わせた個別相談会の開催により課題解決に向けた 支援を行う。 ①定期的な巡回訪問によるフォローアップ 支援 小規模事業者の要請の都度、巡回訪 問を実施し、経営課題の掘り起しに努 め、個々のレベルに応じた指導・助言等 のフォローアップ支援を行った。 ②日本政策金融公庫融資制度の活用支援 日本政策金融公庫の「小規模事業者経 営改善資金融資制度」の活用について、平 成 29 年 4 月から、小規模事業者に対して、 効果的に活用するように促した結果、実績 17 件となり、目標に対して達成率 340%とな った。 ③事例報告会開催による経営力向上支援 岩手町の小売業者3者を対象とした「ウ ルトラD(成功店モデル創出波及事業)」の 実施による各者の取組み成果を発表する 報告会を平成 29 年 11 月に開催したこと で、参加した小規模事業者の良い刺激を 与える絶好の機会となった。 ④専門家派遣によるフォローアップ支援 事業計画策定後の小規模事業者を対象 に、経営個別相談会を開催し、参加した相 談者の進捗や取組み状況に合わせた、改 善等に関する助言を行った。また日常の巡 回指導による継続的なフォローアップ支援 も行った。 ①評価 A B C D ②評価 A B C D ③評価 A B C D ④評価 A B C D
目標 支援内容 現状 H29 H30 H31 H32 H33 事業計画策定後のフォローアップ件数 フォローアップ回数(件数×4 回) 9 9 15 60 20 80 20 80 25 100 25 100 創業後のフォローアップ件数 フォローアップ回数(件数×4 回) 0 0 1 4 1 4 2 8 2 8 3 12 小規模事業者経営改善資金・経営発達支援 融資制度件数 2 5 8 8 10 10 事例等報告会回数 0 1 1 2 2 2 個別相談会回数 0 2 2 3 3 4 5.需要動向調査に関すること【指針③】 地域内外の需要動向を把握するため、町内の関係機関と連携し需要動向、購買力流出、商 品・サービスの向上のため、消費者の生の声を引き出すための情報収集を行い、その結果を分 析し小規模事業者へフィードバックすることで、新たな販路開拓や新商品開発につなげる支援 を行う。また、個別の事業計画策定支援や岩手町ならではの商品開発、サービス・売上の向 上、販路開拓などの参考データとしても活用していく。 取組み内容 ① 地域外での需要動向の調査・活用(新規) 地域内外への販路の拡大を目指している意欲ある業者による「物産展」等を開催し、出店 事業者の商品等を対象とした調査を行い、当該事業者へ個別に提供して、事業計画策定や 地域資源を活用した新商品・特産品の開発改良を含め、物産展・商談会等への出展を促す など、次のステップにつなげる販路開拓支援に活用する。 ② 地域内物産販売施設での需要動向の調査・活用(新規) 年間約 43 万人の利用客がある「道の駅石神の丘」において、出店事業者の商品等を対象 とした調査を行い、当該事業者へ個別に提供して、業種・業者ごとの課題を抽出し、事業計 画策定や地域資源を活用した新商品、新メニュー・サービス等の開発・ブラッシュアップ、さら には近隣市町村での新たな需要開拓・販路拡大につなげる個社支援に活用する。 〇目標と実績 内容 目標 実績 事業計画策定後のフォロー アップ件数 フォローアップ回数(件数 ×4 回) 15 60 15 66 創業後のフォローアップ 件数 フォローアップ回数(件数 ×4 回) 1 4 3 6 小規模事業者経営改善資 金・経営発達支援融資制度 件数 5 17 事例等報告会回数 1 1 個別相談会回数 2 2 ①地域外での需要動向の調査・活用 平成 29 年 10 月に埼玉県川口市の道の駅 「川口あんぎょう」で開催した物産展において、 出店事業者の商品等を対象とした調査を行い、 当該事業者へ個別に調査結果を提供し、事業 計画策定や地域資源を活用した新商品・特産 品の開発改良を含め、物産展・商談会等への 出展を促すなど、次のステップにつなげる販路 開拓支援に活用した。 ②地域内物産販売施設での需要動向の調査・活 用 年間約 43 万人の利用客がある「道の駅石神 の丘」において、出店事業者の商品等を対象と した調査を行い、当該事業者へ個別に提供し て、業者ごとの課題を抽出し、事業計画策定や 地域資源を活用した新商品、新メニュー・サー ビス等の開発・ブラッシュアップ、新たな需要開 拓・販路拡大につなげる個社支援に活用した。 〇実績評価 内容 評価 事業計画策定セミナー 回数 A 事業計画策定支援件数 A 事業承継セミナー回数 A 事業承継支援件数 A 創業セミナー回数 A 創業支援件数 A 個別相談会回数 A ①評価 A B C D ②評価 A B C D
③ 関係機関と連携した需要動向の分析と情報共有(新規) 上記①②それぞれの需要動向調査を行った時点において、価格設定や商品の開発・改 良、包装デザインなど専門的な分析結果を必要とする事業者に対しては、岩手県商工会連 合会の専門家派遣事業などの活用により、専門的知見によるアドバイスを実施する。 分析した需要動向資料は、商工会職員で共有することにより、巡回訪問、窓口指導を通し て個社への情報提供を行い、小規模事業者の事業拡大、農商工連携、新たな事業創出に つなげる事業計画策定支援の資料として活用する。 目標 支援内容 現状 H29 H30 H31 H32 H33 地域外の需要動向の調査回数 調査件数 (10 社×1~2 商品×50 件) 0 0 1 500~1,000 1 500~1,000 1 500~1,000 1 500~1,000 1 500~1,000 地域内の需要動向の調査回数 調査件数 (10 社×1~2 商品×50 件) 0 0 1 500~1,000 1 500~1,000 1 500~1,000 1 500~1,000 1 500~1,000 関係機関と連携した需要動向 調査の分析回数 0 2 2 2 2 2 需要動向調査の情報提供事業所 数 0 20 20 20 20 20 ③関係機関と連携した需要動向の分析と情報共 有 上記①②で、得られた需要動向調査結果の レポートを、個社の価格設定や商品の開発・改 良、包装デザインなどに、活用することを目的に 配布した。 分析した需要動向に関する情報は、商工会 職員で共有し、巡回訪問や窓口指導等に役立 てている。 〇目標と実績 内容 目標 実績 地域外の需要動向の調 査回数 調査件数(10 社×1~2 商品×50 件) 1 500~ 1,000 1 282 地域内の需要動向の調 査回数 調査件数(10 社×1~2 商品×50 件) 1 500~ 1,000 1 305 関係機関と連携した需 要動向調査の分析回数 2 2 需要動向調査の情報提 供事業所数 20 8 ③評価 A B C D 〇実績評価 内容 評価 地域外の需要動向の 調査回数 調査件数(10 社×1 ~2 商品×50 件) C 地域内の需要動向の 調査回数 調査件数(10 社×1 ~2 商品×50 件) C 関係機関と連携した 需要動向調査の分析 回数 A 需要動向調査の情報 提供事業所数 C
6.新たな需要の開拓に寄与する事業に関すること【指針④】 地域外でビジネスを展開する必要性が多くの小規模事業者に課題としてあることから、販路 開拓、企業マッチングなどのため、物産展、展示会等の開催情報を積極的に情報発信するとと もに、岩手町の魅力や情報を発信する東北「道の駅」大賞に輝いた知名度のある観光拠点施 設「道の駅石神の丘」の活用や、地域農産物など新たな地域ブランドの確立を進め、事業者の 底辺の底上げにつながる支援をする。 取組み内容 ① 物産展・展示会・商談会等の情報提供(拡充) 地域の特色ある商品を有する小規模事業者を対象に、物産展、展示会、商談会等の開催 情報について、ホームページや商工会だよりによる情報発信を行うとともに、個別に対応した 出展者支援を通じて地域外への販路開拓と成約につながる支援を行う。 ② 地域外に販路を目指す事業者支援(新規) 本事業の計画2年目以降に、当地域の農産物などの地域資源を活用した食品加工業者、 農商工連携事業者の出店を支援し販路の拡大を目指す機会として活用する。 ③ 地域内での販路開拓事業者の支援(新規) 本事業の計画2年目以降に、農業者が加工品を開発するなどの潜在的事業者による新規 事業者のテストマーケティングを行う機会確保のため、「道の駅石神の丘」を情報発信拠点の スペースとして活用し、小規模事業者の販路開拓のきめ細やかな機会づくりの支援を行う。 ④ ネットを活用した販売促進支援(拡充) 全国商工会連合会が提供する 100 万会員ネットワーク「SHIFT」や、岩手県商工会連合 会のWebカタログ「いわて応援市場」の活用により、事業者の商品などを情報発信するととも に、インターネットを使った販売促進の在り方などのセミナーの開催により、今後不可欠な販 促手法を小規模事業者の中で生かし、新たな需要の開拓につながるような支援を行う。 目標 支援内容 現状 H29 H30 H31 H32 H33 物産展等の情報提供回数 随時 随時 随時 随時 随時 随時 地域外への販路開拓支援件数 0 3 3 4 5 6 地域内への販路開拓支援件数 0 3 3 4 5 6 ネットを活用した販売促進件数 35 40 50 60 70 80 ①物産展・展示会・商談会等の情報提供 小規模事業者にとって有益な、物産 展、展示会、商談会等の開催情報を、巡 回指導や窓口相談、FAX、メール、ホー ムページや商工会だより等を通じて、随 時タイムリーな提供を行った。 ②地域外に販路を目指す事業者支援( 本事業は計画2年目以降に、実施す る予定。 ③地域内での販路開拓事業者の支援 本事業は計画2年目以降に、実施す る予定。 ④ネットを活用した販売促進支援(拡充) 当商工会会員を対象に、日常の巡回 指導や窓口相談を通じて、100 万会員ネ ットワーク「SHIFT」や、Webカタログ「い わて応援市場」の利用を提案し、目標40 件を達成した。 〇目標と実績 内容 目標 実績 物産展等の情報提供回 数 随時 随時 対応 地域外への販路開拓支 援件数 3 4 地域内への販路開拓支 援件数 3 4 ネットを活用した販売 促進件数 40 40 ①評価 A B C D ②については評価なし ③については評価なし ④評価 A B C D 〇実績評価 内容 評価 物産展等の情報提供 回数 A 地域外への販路開拓 支援件数 A 地域内への販路開拓 支援件数 A ネットを活用した販 売促進件数 A
Ⅱ.地域経済の活性化に資する取組 これからは、関係機関が連携して地域住民の視点に立ち魅力ある街づくりを進める一方、小 規模事業者に対し効果的な事業運営を推進し後継者の育成と、交流人口の増加を図ることも 必須であり、話題性のあるイベントを実施するなど創る観光、さらには有機栽培した野菜及び畜 産品等を活用した加工商品の開発に取り組む。 取組み内容 ① 地域イベントによる地域活性化(拡充) さらなる地域の賑わいと交流人口の増加を図り地域活性化につなげるため、関係機関が 岩手町を総合的に内外に発信を強める機会として、100 年の歴史を超える伝統ある山車まつ りで、観客数3万人以上の当町最大のイベントである岩手町秋まつりや、夏まつり、産業まつ りなどを岩手町、岩手町観光協会と連携して発展させ、地域資源を活用した特産品の販売や PRなどを行う。 ② 農商工連携による地域活性化(拡充) 岩手町、新いわて農業協同組合と連携して、後継者の育成と定住人口の増加を図るた め、次世代を担う若手農業従事者及び商工業従事者による、勉強会・情報交換会等や連携 事業の「農商工“えん結び”事業」を行う。また、地域産業創出のため、お互いにノウハウを出 し合い農業6次産業化事業により、創業者や農業法人化につなげ地域経済の活性化の方向 を引き出していく。 ③ 地域資源を活用した地域活性化(拡充) 地域ブランドの確立による地域活性化を図るため、B-1グランプリに出店をしている、いわ てまち焼きうどん連合歓隊との連携により、町の特産品キャベツ等を利用した「いわてまちキ ャベツマン食堂」など「食」をテーマとしたイベントの発展と、需要動向を踏まえ地域資源の野 菜・畜産品等を活用した魅力ある特産品開発の検討・支援を行う。 ④ 岩手町ふるさと会を利用した地域活性化(拡充) 岩手町ふるさと会は、首都圏在住の岩手町出身者が集う、会員 519 人で組織されており総 会が毎年開催されている。岩手町の総合的なブランドのアピールにつなげるため、特産物の キャベツ、やまと豚等の食材を活用し開発した新商品などを提供し、販路開拓のフェーズの 一つである口コミ戦略による、販路拡大と地域ブランドの確立に利用する。 ①地域イベントによる地域活性化 平成 29 年度は、10 月の開催の 100 年 の歴史を超える伝統ある「秋まつり(山車 まつり)」と「岩手町産業まつり」におい て、事業者5者が参加し、ロングセラーと なっている自社の特産品のPR及び販売 を行い、業績は概ね好調だった。 〇参加した小規模事業者 (重点的に支援を行った事業者) ・西田商店(焼きだんご) ・㈲丸中(東雲) ・㈱肉のふがね(ホルモン鍋) ・野手せんべい店(ごませんべい) ・どて(秘伝のタレ焼き鳥) ②農商工連携による地域活性化(拡充) 平成 29 年度は、新いわて農業協同組 合と連携して、12 月に開催した「Iコン(農 商工“えん結び”事業)」において、カップ ル3組が成立し、岩手町の定住人口増加 に向けた大きな一歩となり、成果があっ た。 ③地域資源を活用した地域活性化 平成 29 年度は、計画の策定を取組む ため、具体的な取組みは、計画2年目以 降に、実施する予定。 ④岩手町ふるさと会を利用した地域活性化 平成 29 年6月に開催された岩手町ふ るさと会の総会において、岩手町を代表 する特産品である、①春みどり(キャベ ツ)、②やまと豚、③野手(ゴマ)せんべ い、④ブルーベリーワイン、⑤東雲(岩手 ①評価 A B C D ②評価 A B C D ③については評価なし ④評価 A B C D
目標 支援内容 現状 H29 H30 H31 H32 H33 イベント開催回数 3 4 4 4 4 4 農商工連携事業回数 1 1 1 1 1 1 特産品開発支援回数 0 計画 2 2 3 3 地域ブランド支援回数 1 1 1 1 1 1 Ⅲ.経営発達支援事業の円滑な実施に向けた支援力向上のための取組 1.他の支援機関との連携を通じた支援ノウハウ等の情報交換に関すること これからは、岩手県商工会連合会だけでなく、他の支援機関とも定期的な情報交換会を開 催して、積極的に連携を図っていく。 取組み内容 ① 地域金融機関と連携を通じた情報交換(新規) 町内金融機関(岩手銀行、東北銀行、北日本銀行)や日本政策金融公庫盛岡支店と年 1 回の定期的な情報交換を開催し、小規模事業者の資金調達や資金計画の策定の動向など 金融面から見た支援ノウハウ等について情報交換する。 ② 関係機関と連携を通じた情報交換(継続) よろず支援拠点や岩手県産業振興センター等と定期的な情報交換により、小規模事業者 の経営課題とその解決に向けた経営分析、事業計画の策定ノウハウ等について情報交換す る。 ③ 近隣商工会と連携を通じた情報交換(新規) 同じ圏域、盛岡市を中心とする商圏におけるビジネス機会、市場としての可能性、加えて 市町を越えた事業者の交流・連携の機会づくりに積極的に役立てる機会として活用する。 町銘菓)等を出品・PRし、一定の注文数 達し、好評を得ることができた。。 〇目標と実績 内容 目標 実績 イベント開催回数 4 4 農商工連携事業回数 1 1 特産品開発支援回数 計画 - 地域ブランド支援回数 1 1 ①地域金融機関と連携を通じた情報交換 平成29年度は、情報交換会を、①4 月に町内金融機関(岩手銀行、東北銀 行、北日本銀行)と開催、②7月と 10 月 に日本政策金融公庫盛岡支店と 開催 し、小規模事業者の資金調達や資金計 画の策定の動向など金融面から見た支 援ノウハウ等について情報交換を行い、 資質向上につなげた。 ②関係機関と連携を通じた情報交換 平成 29 年度は、実施しなかった。 ③近隣商工会と連携を通じた情報交換 平成 29 年度は、5月に岩手町役場、 八幡平市役所、葛巻町役場、八幡平市 商工会、葛巻町商工会と、情報交換会を 開催して、盛岡市を中心とする商圏にお けるビジネス機会、市場としての可能性 について、しっかりとした情報共有を図っ り、資質向上につなげた。 〇実績評価 内容 評価 イベント開催回数 A 農商工連携事業回数 A 特産品開発支援回数 - 地域ブランド支援回数 A 〇評価 A B C D 〇評価 A B C D 〇評価 A B C D
目標 支援内容 現状 H29 H30 H31 H32 H33 金融機関との情報交換回数 0 1 1 2 2 2 関係機関との情報交換回数 0 1 1 2 2 2 近隣商工会との情報交換回数 0 1 1 2 2 2 2.経営指導員等の資質向上等に関すること 経営指導員等の資質向上に関することは不十分であったので、今後は、他機関、商工会内 部、外部の協力を得ながら以下の取り組みを行う。 取組み内容 ① 個別の資質のスキルアップ 小規模事業者の専門化・高度化した相談内容へ対応するため、岩手県商工会連合会が 主催する各種研修会に、経営指導員及び経営支援スタッフが参加し、小規模事業者の売 上・利益確保の経営改善・経営革新計画策定などの支援ノウハウの習得に努める。 ② 職員間でのスキルアップの共有 小規模事業者の経営分析の結果や情報、研修内容を職員間で日ごろの業務の中で共有 し、現状の変化・改善によるモチベーションの向上に努めるとともに、各業界の事情や専門的 な部分については、事業者など知識の豊富な人の協力を得ながら、職員相互のスキルアップ を図る。 ③ 地域小規模事業者支援のサービス強化 小規模事業者の事業計画策定に向けた個別の分析手法と、支援の進め方などを商工会 組織として伝えるため、収集・分析した情報をデータベース化して情報の共有を図り、OJTを 通じた小規模事業者に不可欠な商工会の支援マニュアルの仕組みづくりを図る。 ④ 経営状況の分析結果の共有化 経営分析結果や経営計画を策定支援した際の相談内容については、基幹システムの経 営指導カルテに反映させ、事例として蓄積する他、このシステムへの入力体制の徹底により 情報の共有とOJTを交えたスキルアップの体系を構築する。 〇目標と実績 内容 目標 実績 金融機関との情報交換回数 1 1 関係機関との情報交換回数 1 0 近隣商工会との情報交換回 数 1 1 ①個別の資質のスキルアップ 全職員を対象に、岩手県商工会連合 会の職員向けセミナー等への参加や、 専門家派遣の同行・連携指導を通じて、 資質向上に取組み、小規模事業者への 支援効果を高めた。 ②職員間でのスキルアップの共有 毎朝の職場ミーティングの実施を中心 として、事業者の経営分析の結果や情 報、研修内容を職員間での共有を図っ ている。また、専門家派遣時に同行・連 携を行い、職員相互の専門的スキルアッ プを図っている。 ③地域小規模事業者支援のサービス強化 経営カルテに、各事業者の指導内容 を記録(DB化)し、いつでも閲覧できるよ うにし、サービス対応の強化と、対応(接 客)の均一化を図っている。 ④経営状況の分析結果の共有化 組織内で支援内容を共有するととも に、OJTによる資質向上を図るとともに、 基本的な体系を構築できた。 〇実績評価 内容 評価 金融機関との情報交換回 数 A 関係機関との情報交換回 数 D 近隣商工会との情報交換 回数 A 〇評価 A B C D 〇評価 A B C D 〇評価 A B C D 〇評価 A B C D
3.事業の評価及び見直しをするための仕組みに関すること 毎年度終了後、本計画に記載の事業の実施状況と成果について、以下の方法で評価・検証を 行う。 ① 職員会議の開催 日々の業務のなかで、小規模事業者の支援状況や短期的、長期的な課題などを全職員 で情報を共有して指導方法などの検討を行う。 ② 執行部・職員会議の開催 会長、副会長、専務理事、全職員による毎月1回の執行部・職員会議を開催し、事業の進 捗状況の確認、検証、見直しを行う。 ③ 理事会への報告 3ヶ月に1回程度の理事会において、事業内容・進捗状況を報告し、評価・見直しの協議 を行う。 ④ 事業評価委委員会の設置 事業評価委員会を設置し、毎年度終了後年1回の委員会を開催し、事業の実施状況、成 果の評価、見直し案の提示を行う。 【岩手町経営発達支援事業評価委員会】 所属 役職 支援分野 岩手町商工会 理事 事業所支援・組織運営 岩手県商工会連合会 専門経営指導員 事業所支援・国県施策 岩手町企画商工課 企画商工課長 町施策・地域振興支援 外部機関 ㈾髙橋デザイン事務所 事業所支援・国県施策 ⑤ 事業の計画内容・進捗状況等の公開 小規模事業者が事業計画の内容、進捗状況、評価の結果を確認できるようホームページ による公開を行う。 ①~⑤について(未実施) 平成 29 年度は、経営発達計画の計画 1 年目の内容を実施した事業の実施状況と 成果について、平成 30 年度の第一四半 期中に、評価・検証を行う予定。 OR ①~⑤について(実施済み) 当会の全職員により、平成 29 年度の達 成状況の確認を行うとともに、外部評価者と して、岩手県商工会連合会、岩手町企画 商工課、外部機関等に参加してもらい、経 営発達支援計画の実施内容について評価 を行った。 ①~⑤の評価 A B C D