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新技術説明会 様式例

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Academic year: 2021

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(1)

酵素と

ナノ粒子触媒とを

組み合わせたハイブリッド触媒

『首都大学東京・新技術説明会』 日時:平成25年9月24日(火) 場所:JST東京別館ホール 公立大学法人首都大学東京 大学院都市環境科学研究科分子応用化学域

教授 春田 正毅

准教授 武井 孝

(2)

触媒は化学プロセス革新のカギ

少ない量で

欲しいものだけ

をつくる!

生産性向上

触媒とは:自らが消費されることなく

反応速度を促進する物質

寿命

活性

選択性

(3)

金属触媒となるのは

Group Valence Orbital VIII IB 8 9 10 11 3d

Fe

NH3

Co

Gasoline

Ni

Fats

Cu

CH3OH 4d

Ru

Rh

Fine chemials

Pd

Fine chemicals

Ag

Ethylene epoxidation 5d

Os

Toxic

Ir

Pt

Cracking Environm.

Au

(4)

の触媒活性は調製法次第

<従来法:含浸担持> <共沈法、析沈法など>

不活性

高活性

(5)

触媒によるバイオマス由来原料から

有用化合物への変換

原料 反応 生成物 選択性 / % 金触媒 C2 エタノール 酸化 (液相) 酢酸 86 Au/MgAl2O4 酸化 (気相) アセトアルデヒド 95 Au/La2O3 C3 グリセロール 水素化 1,2-プロパンジ オール 99 Au/Al2O3 C6 グルコース 酸化 グルコン酸Na 99 Au/ZrO2

(6)

グルコン酸及びその塩

用途:

食品添加物(酸味料、pH調整剤など)

工業用には金属表面処理や漂白、

コンクリートの凝結遅延剤

工業製法:

微生物による発酵法 (グルコースの酸化)

問題点

反応時間が長い。

純度が低い。

(微生物の増殖に必要な物質が含まれている他、

グルコン酸以外の酸も副生する)

これに代わる

酵素法

の開発が数多くなされている。

(7)

酵素を用いたグルコース酸化

グルコース

オキシダーゼ

(GOx) O H H OH OH H OH H OH H OH O H H OH OH H OH H O OH OH COONa H H OH OH H OH H OH H2O NaOH β-D-グルコース D-グルコノラクトン グルコン酸ナトリウム E-FAD E-FADH2 H2O2 O2

(M.Rossi et al., J. Catal. 2004, 228, 284.)

フラビンアデニン ジヌクレオチド

(8)

酵素と

触媒とのコラボレーション

速いが、加温及びアルカリ添加 酵素GOxの最適条件 ・ 30~40 ℃ ・ pH 5~6 ・ 常圧 金触媒が働く条件 ・ 40~60 ℃ ・ pH 9 ・ 常圧

酵素と金触媒を同時に使用し、相乗効果を得る。

本技術のねらい

室温、しかしゆっくり

(9)

固相混合法 (Solid Grinding, SG法)

金前駆体 : Me2Au(acac) CH3 CH3 H3C H3C + 担体物質: カーボンや 金属酸化物 1. 担体とMe2Au(acac)をAu担持量 0.5 wt%となるよう20分間、メノウ乳鉢 で混合 2. 120 ℃, 2時間 水素還元 (20vol% H2/N2, 50 mL/min) 1.2 Pa

(10)

グルコース酸化実験

30 ℃ O2 60 mL/min 1 M NaOH aq.でpH 7.0付近を維持 31 mL, 2 wt% グルコース aq. 0.5 wt% 金触媒 8 mg 酵素 GOx 0.13 g/L 100(%) ol) 基質グルコース量(m l) NaOH滴下量(mo 転化率(%)   酵素(g) / 無機触媒(g) = 1 / 2

(11)

反応速度低下

: GOx +

Au

/KB

0 20 40 60 80 100 0 20 40 60 グ ル コ ー ス 転化 率 / % 時間 / min GOx 2 Gox + Au/KB GOx + KB KB:ケッチェンブラック (カーボン) 転化初速度 mol L-1 s-1 転化率 (1 h後) % 4.8 x 10-5 90 2.5 x 10-5 76 2.3 x 10-5 62 開始10分間での 左図の傾き GOxのみ GOx + Au/KB GOx + KB

(12)

反応速度向上

: GOx +

Au

/ND

ND:ナノダイヤモンド 0 20 40 60 80 100 0 20 40 60 グ ル コ ー ス 転化 率 / % 時間 / min GOx + Au/nD GOx + nD GOx 2 GOx + Au/ND GOx + ND GOxのみ 転化初速度 mol L-1 s-1 転化率 (1 h後) % 5.6 x 10-5 100 4.2 x 10-5 93 4.8 x 10-5 90

(13)

転化初速度 mol L-1 s-1 転化率 (1 h後) % 7.4 x 10-5 100 4.9 x 10-5 93 4.8 x 10-5 90 3.6 x 10-5 79 6.5 x 10-6 4

反応速度顕著に向上

: GOx +

Au

/ZrO

2

これまでで最も速い 0 20 40 60 80 100 0 20 40 60 グ ル コ ー ス 転化 率 / % 時間 / min GOx + Au/ZrO2 GOx + Pt/ZrO2 GOx 2 GOx + ZrO2 Au/ZrO2 GOx + Pt/ZrO2 GOxのみ Au/ZrO2 GOx + Au/ZrO2 GOx + ZrO2

(14)

無機触媒によるH

2

O

2

分解

触媒 O2発生速度 mL min-1 Au/ZrO2 0.13 Pt/ZrO2 0.12 Au/ND 0.10 Au/KB 0.09 blank 0.04 どの無機触媒もH2O2の分解反応は進行する。 H O を分解することによって、酵素の失活を抑える。

(15)

グルコース酸化におけるH

2

O

2

効果

触媒 転化率 (1 h後) % O2 のみ H2O2 のみ H2O2+O2 GOx 90 10 67 Au/ZrO2 4 10 12 Pt/ZrO2 0 0 0 Au/ND 0 0 0 Au/KB 0 2 4 グルコースと 等モル量の H2O2を添加

Au

/ZrO

2

:

H

2

O

2

がグルコース酸化を促進

Pt

/ZrO

2

,

Au

/ND: どの条件でも不活性

Au

/KB:

O

2

だけでは不活性、

H

2

O

2

により酸化が進行

酵素は H2O2により 活性低下

(16)

無機触媒の役割

無機触媒と酵素を同時に使用すると、触

媒の種類によって、活性を向上させるもの

と低下させるものがある。

酵素反応で副生成するH

2

O

2

を、無機触媒

分解

や利用をすることによって、活性

の相乗効果が得られた。

Au

/ZrO

2

,

Au

/ND

(17)

新技術の特徴・従来技術との比較

酵素と

触媒を組み合わせることで相乗効果が得られる

常温、常圧、中性水溶液中での酸化反応が促進される

反応条件 時間 転化率 / % 選択率 / % 発酵法 特公平3-71118 36 ℃, pH 6.5 12時間 99.7 96 酵素法 特表平10-502825 30 ℃, pH 6.0 11時間 >99 約100 金触媒単独 (Au/カーボン) 特開2009-220017 60 ℃, pH 9.5 100分 97 >98 本技術 酵素 + 金触媒 (Au/ZrO2) 30 ℃, pH 7.0 45分 100 >99

(18)

想定される用途

グルコースからグルコン酸の製造

各種の酸化酵素を用いる反応系への適用

金触媒単独では塩基性条件下加熱する必要があり、 酵素単独では長時間の反応となる。両者を併用する 本技術により、より温和に短時間でグルコン酸を製造 できる。 金触媒が副生するH2O2を分解や利用できることから、 各種の酸化酵素を用いる反応にも展開できる。

(19)

実用化に向けた課題

現在、グルコース酸化については、十分な

触媒活性と選択性があることは確認できて

いる。

今後、触媒の繰り返し使用や寿命について

実験データを取得し、実用化に向けての条

件設定が必要である。

(20)

企業への期待

新しい

液相反応

の開発や既存プロセスの

シンプル化に関心を持つ企業との共同研

究を希望。

また、

触媒の性能、応用に関心のある

企業には、金触媒のサンプルを提供(有

償)できる。

(21)

ナノ粒子触媒の研究用サンプル

首都大学東京発ベンチャー企業として、

金ナノ粒子触媒の研究用サンプルを提供することで、

更なる研究の発展と進化を目指しています。

(22)

関連する知的財産権

【知的財産権】 発明の名称 : 酸化触媒及び有機酸化物の製造方法 出願番号 : 特願2012-194605 出願人 : 公立大学法人 首都大学東京 発明者 : 春田正毅、 竹之内翔、 竹歳絢子 、武井孝 【学術文献】

A. Taketoshi, S. Takenouchi, T. Takei, M. Haruta

“Synergetic combination of an enzyme and gold catalysts for glucose oxidation in neutral aqueous solution”

(23)

お問い合わせ先

首都大学東京 産学公連携センター

コーディネーター 柴田 徹 主任リサーチ・アドミニストレーター 阿部紀里子 TEL 042-677-2759 FAX 042-677-5640 e-mail [email protected]

参照

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