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水浄化が溜池泥土におよぼす影響 : 麓池の一例について-香川大学学術情報リポジトリ

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101 舞22巻第2号(1971)

水浄化が溜池泥土におよぽす影響

:麓他の・一例にンついて

玉置鷹彦,梅田 裕

Ⅰ ま え が き

近年都市人口の増加により上水道水の消肇盈ほ急激紅増大傾向を示し,上水道の整備拡充は各地に・み・られるところ

である.殊に水資源紅乏しい地域においては原永の確保に.一方ならず腐心している・本調査を実施した高松頂におい

てもこのことは例外でない.したがって水資源の確保の一手段としで高松頂の一部ではこれまで農業用水の貯水池と

して利用してきた溜池をその貯溜池として利用している.しかし香川県紅おける溜池の現場は原水の貯溜に必ずしも

好適とほいいがたく,そ・の上利用される水は場合によっては流域からの汚染をうけることさえある・本調査における

坂瀬弛もまたこの種のケースにあてはまるものである.すなわらこの溜弛は農業用水の確保に利用されてきたが1967

年より原水の貯水も兼ねることになった.このためこの地域すなわら高松市にある神内地,松尾池,城弛(この3溜池

と近くに・ある公渕池とを総称して四箇池という)の余水の流入する春日川上流に潮、て,その河川水を揚水して坂瀬

池紅貯潤し,これを高松市東山崎町にある川添浄水場へ導水利用している・坂瀬他の泥土匿閲し我々は既に1960年の

調査で泥土コアの観察(1),鉄含量(2),微細土粒の組成(3)などを明らかにした・しかしこれは農業用水の貯溜を基本

においた内容であるが,今回ほこの溜池の水を上水道原水として利用する上に必要な水浄イヒ処理がとられたことが地

底の泥土殊K.浮泥(Organicsediments)の性質に,及ばす影響を検知し,水質改善の資料とすることを目的としで調査

を行った.

この調査を実施するにあたり高松市は水質班,生物班,池泥班の3班を編成したが,本報においてこは弛泥班である

我々が1968,1969両年に行なった調査結果について報告する・ この調査の実施ならびに結果の発表について協力と配慮を得た高松市ならび紅同市水道局関係の方々にあつくお礼 を申しのぺるしだいであるル Ⅱ 調査の概要 1.坂瀬池の概況 調査の対象とした坂瀬池は第1図に示すように洪積台地の縁辺 を利用して構築され,北側は土曜提で締切られ南部はやや複雑な 形をした南北に長形のふもと地である。満水面積約20.8勉,満水 深約4.3肌,3個の取水樋管のはか西北隅に上水道原水取水塔を そなえている.地底は東南より北西にむかい緩勾配をもち,これ までこの溜他の南方にある公渕他の余水および天水を貯溜して農 共用水として利用してきたが,1967年よりこの溜池の東側約300 mの地点を北へ流れる春日川の水を紡水し上水道原水を貯溜する ことにも用いられている.しかし瀞池自体構築後かなりの年数を 経過し,地底における泥土の堆積状況は1960年の調査においで認 められたよう紅満水探約3.2m・以深部では浮泥層の発達が特に良 好である。その上給水される春日川の河川水はその上流地域にお いて人為的に汚染されやすい事情におかれている・したがっで池 水ほ溜池自体がもつ原地性的な原因と,揚水される河川水による 異地性的な原因とにより著しく中栄養型紅傾いてきていることが 前述の生物班の調査で認められている・このため池水は淡褐色に

ヂ〆

(ヽ 011丈 水 搭 ⊂ウ 脱水汲▲1【1 廿 取水権管 第1図 調査貯溜池略図

(2)

香川大学農学部学術報薯 102 着色あるいは異臭を瑞:びるなど上水道原水として具備すべき條件に次けることが屡々であった・ 2・上水道原水浄化の概要 上述のように貯溜原水は年間を通じ着色あるいは異臭の発生により原水として使用することの困難が認められ1967 年未およぴ1968年早春においてはこの傾向が著しかった.よって1968年においては貯溜他の泥土の年間における動勢 を調査し,1969年において原水浄化を目的として鵠1表に示すような塩素ガスと硫酸銅による処理が高松市によって 実施されたことよりこの処理が地底の泥土殊にその上層に.位督する浮泥の性質に.およばす影響の調査を行ったu 籍1表 塩素ガスと硫酸銅に.よる原水浄化処理(高松市水道局,1969年) (詫)A B 春日川よりの汲上口で塩弟ガス常時注入 池全域へ舟で塩素ガス撒布 C:地金域へ舟で硫酸銅撒布 B,C欄のカツコ内ほ当月における実施日を示す. 3.調査項目と調査方法 浮泥紅閲しつぎの項目についてそれぞれの機器を用いて現地紅おいて水上より第1図に示した13地点において観測 を行った.水上の運行には原動機付プラスチック製ポ−トを用い,芋こぎを併用した. 使 用 機 器 携帯用潜水式電極付電気温度計 (K。K.東邦電探製) 携帯用潜水式電極付電導度計 (東亜竃披工業K.X.製) 携帯用潜水式電極何pHメー一夕・− (東亜電波工業K.Ⅸ.製) 携器用投込式電極付Ehメー一夕・− (東亜電波工業Ⅹ.K.製) 調 査 項 目 泥 温 比 電 導 度

水 素 指 数

酸 化 還 元 電 位 なお調査期日はつぎのとおりである. 1968年: 4月24日 7月22日 10月21日 1969年: 5月19日 6月27日 9月25日 5月22日 8月26日 11月26日 6月26日 7月28日

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103 第22巻第2号(1971) 9月24日 10月27日 8月29日 11月24日 Ⅲ 調 査 結 果 調査結果に閲し寛2図に泥温,寛3図に比竃導度,寛4図庭pHそして寛5図に酸化還元電位を示す・寛2{ノ5図中 点線は1968年,実線は1969年の測定値である・ 地 克5 地点6 地恩7 地点8 地1り4 。c 地点3

月4 5 6 7 8 91011 4 5 6 7 8 91011

第2図(2)泥土の泥温

地点13 学監地点1

地・与 9 地点10 月 4 5 6 7 8 91011 月 4 5 6 7 8 91011 第2図(7)泥土の泥温 3図(1)泥土の比電導度 地・■13 比屯尊度 地点 2 ミクロモー l ■■−・・・J 第3図(2)泥土の比電導度 第2図(6)泥土の泥

(4)

X一一ぷ\ 地鼻 7 地 車■11 月 4 5 6 7 8 91011 4 5 6 7 8 91011 第3図(4)泥土の比闊度苧㌍整 地点12 寛3図(6)泥土の比電導度 他 卓13 400 300 200 100 月 4 5 6 7 8 91011 4 5 6 7 8 91011 第3図(7)泥土の比竃導度 pH 地点1 地 侃2 月 4 5 6 7 8 91011 4 5 6 7 8 91011 籍4区帽)泥土の水素指数 pH 地曹7 地ノf8 5 6 7 8 91011 5 6 7 8 91011 月 4 寛4ご図(2)泥土の水素指数 第4図(4)泥土の水素指数

(5)

第22巻策2胃(1971) 105 x・、

・ 一・ぺ 地・き9 地・阜10 地、1i U O 川 卜 ハ (U C 」 9  ̄了百 ̄了1 月i5 6 7 8 91011 4 5 6 7 8 91011 4 5 6 7 第4図(5)泥土の水素指数 8 91011 4 5 6 7 8 第4図(7)泥土の水素指数 鵠5区!(1)泥土の酸化遼元電位 地点11 地膚12 ト ヽ、 ′、 I\ メ\ 人 、 x、、、 1 コ 一一一 、 ̄−−1

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ノJ4 5 6 7 8 91011 月 4 5 6 7 8 91011 4 5 6 7 8 91011 籍4図(6)泥土の水素指数 4 5 6 7 8 9 1Oll1 第5図(2)泥土の酸化還元電位 地 巾:5 地・■.(4 地 真8 地・笠9 山 Eh7mv 00 00

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6 7 8 f)1011 4 5 6 7 8 91011 4 5 G 7 R 9 1Oll1 第5図(4)泥土の酸化還元電穐 第5図(6)泥土の酸化還元電位 地I㌧:13 地 点】2 Eh‘7mv呵

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ー ̄ ̄大 ̄X へ k一だ′札・\ズ、 灯よ 、 ・、−′′一九廿ズ 5 6 7 会 91011 4 5 6 7 8 91()11 第5図(7)泥土の酸化還元電位

(6)

香川大学農学部学術報告 ユ06 Ⅳ 察 鴇2図より浮泥(へどろ上層部)の観測月別の泥温ほ1968年において4月16。2′・■17.90C,5月18.9∼23.70C,6月 21.7∼23.40C,7月22.8∼29.2OC,8月23.5∼28.50C,9月22.2∼22.80C,.10月14.6∼18.6OC,11月13.2∼15.lOC であり,1969年のそれほ,5月18。3−21..7OC,6月21.3∼23.8OC,7月23.3∼27.80C,8月26.6∼28.4OC,9月23.5∼ 26.40C,10月11.5′}17.80C,11月12.3∼13.60Cで両年を通じ7∼9月の候にやや差異のある他は名観測地点において 著しい泥温差を認めがたい.また両年とも大部分の観測地点において8月に.最高値を示している.こ.れは浮泥の場合 その藩上にある池水の水温に.よって二左右されることほ自明のところであるゆえ,泥温の年間を通じての経時的変動ほ その上部にある水の水温の変動を反映している.そして水深のより深い部分すなわちこの超他の北半部紅ある観測地 点1,2,10∼13と,より残部に.あるその他の7地点との間に両年とも泥温のうつり変りに著差を認めがたいことは この潜池の満水薙が前述のように.最深部で約4.3†几程度の比較的浅いことと調査期間中の最大水深ほ1968年に.おいて4 月25日調査の3爪1肌(地点12),1969年においてほ7月18日調査の2.77花(地点12)と満水深を著しく下まわる水深を 示したことに.よるものであろう・ 簡3図より浮泥の観測月別の比竃導皮(単位ミクロモ−/C鵜,200C,以下同じ)は1968年において4月202∼291,5 月260∼377,6月187∼278,7月181∼297,8月95∼142,9月57∼86,10月57∼149,11月37∼63であり,1969年の そ・れは5月5∼110,6月5∼97,7月26∼322,8月183∼334,9月149∼270,10月177∼259,11月174∼313ミクロ モーである・1968年においては各観測地点とも4∼7月の侯に・1969年の観測値よりもより商い比電導度を示しその後 11月まで紅急減する傾向を示した.これ紅たいし1969年の観測値は7∼8月を墳としてそれ以後の期間において増大 している.これほ第1義解.示したよう紅1969年においては4∼7月の候にこの貯溜池への扱上原水と池水にたいし塩 素ガスや硫酸銅の加用処理を行ったことが盛夏の侯に.おける池内の生物殊にプランクトンやそう類の発生,繁殖や泥 土中の有機物の分解および微生物の活動様相などに影響をおよほしていることが考え.られる.殊に浮泥間隙に.存在す る水に.溶存する物質が春より夏に.かけて少ないことはその直上にある池水に.たいして回帰する物質を減少させるとと になり,水質改善上重要な意義をもつものである.又1969年の調査において盛夏の候以後に.おいて∴比電導度が増大傾 向を示していることは第1表に示した原水の薬剤処理が8月以降春日川よりの抜上口での塩素ガス注入が大部分を占 め貯溜池内での原水の薬剤処理が8月と10月に1回づつ硫酸銅を撒布した程度であったことにより塩素イオンによる 酸化作用の緩慢化が密接に関連していることによるものであろう. 勢4図より浮泥の観測月別のpf‡値は1968年紅おいて4月7・2∼7・7,5月6・95∼7・4,6月6・9∼7・4,7月6・55∼7・1, 8月6.45∼6.8,9月6.4∼6.85,10月6.8∼7.6,11月6.8∼7.45であり,1969年のそれは5月6.3∼6.9,6月6..5∼6.9, 7月6・7∼7・3,8月5・5∼6・95,9月6・3∼6・9,10月6・5∼6・9,11月5・7∼6・9であり,1968年に・おける観測値は各観測 地点とも盛夏の候を除いて一般に.より高い値を示している.1969年に.おける観測値ほ各観測地点とも前年の観測値よ り,より低いpII値を示し,調査期間内における経時的変動の様相も1968年のそれに比較してより少なく,この傾向ほ 観測地点9,10,12においてより明らか紅認められる.このことより籍1表に示した原水処理との関連性の有無は本 調査の範囲内でほ朋らかに.することは困難であるが,浮泥のpHの変動が年間を通じてより少ないことほ,その直上に・ ある原水への影響もより少ないであろうことば考えられるところである・ 第5図より浮泥の観測月別の酸化還元電位(EbT,mV,以下同じ)ほ1968年において4月−213∼−40,5月−241∼ −130,6月−86∼−・20,7月−223∼−21,8月−270∼一93,9凡−144∼−52,10月−225∼−37,11月−・208∼一 郎mvであり,1969年のそれは5月+99∼+298,6月十51∼+244,7月+8∼+141,8月+23∼十109,9月十205∼ +281,10月+276∼+436,11月+276∼+436mvであった.1968年の観測値が調査会期間を通じて負の値を示したこ と紅たいし1969年の観測値ほすべての正の値であることは著しい相違である.このことは寛1表に示した原水の薬剤 処理が浮泥の酸化還元電位に著しい影響をおよぼしていることが知られる.以上より原水の塩素ガス,硫酸銅による 薬剤処理は.この貯溜池の泥土殊に浮泥の酸化還元電位を著しく酸化状態に導き,このため夏期の候浮泥の水底におけ る急激な風化分解作用が行われず,浮泥より原水への物質の回帰が抑制されることが理解される. Ⅴ 摘 要 香川県高松市川島本田1にある坂瀬池は1967年より上水道原水の貯溜に併用され,上水道原水としての水質保全のた め1969年に塩素ガス,硫軟鋼を加用し他水の浄化処理を行なった.本調査では1968,1969両年における池永浄化処理の 有無がその他泥におよぼす影響庭.つき池内13観測地点の現地において浮泥(へどろ上層部)の泥温,比電導度,水素

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第22巻葦2号(1971) 107 指数,酸化還元電位を測定することに.よって検討した.得られた結果の大要はつぎのとおりである小 1・浮泥の泥温は原水の浄化処理の有無紅より各観測地点とも著しい差異が認められなかった. 2・浮泥の比電導度は原水の浄化処理の程度に平行的に∴春期より夏期にかけて減少し,秋期より冬期にむかい増加 の傾向を示した. 3・浮泥のpHと原水の浄化処理との間紅は密接な関係を認め難かった. 4・浮泥の酸化還元電位は原水の浄化処理によって著しく上昇し,泥土は酸化状態紅傾く. 引 用 文 献 (1)玉置鷹彦,梅田裕:本誌13,(1),61(1961). (2) …, − :同上13,(2),177(1962). (3) −−, }W :同上14,(1),51(1962).

EFFECTS OF PURIFICATION OF THE

RESERVOIR WATER ON THE RESERVOIR

SEDIMENTS:Studies on an Example

Of Hilトside Reservoir

Takahiko TAMAKIand Yutaka UMEDA

SⅦmm8ry

Sakase reservoir was built about two hundred years ago at Takamatsu−$hi,Ⅹagawaken,Japan.

Water of this reservoir was used as theirrigation water for the rice fieldsin this distIict.

The river water which was pumped up from Xasuga river that flows near Sakase reservoir has

been added to this reseIVOir since1967.Then theIeSerVOir water has been used as tlle SOurCe Of the

irrigation water and the tap water.h this case,theIeSeIVOir water had to be ameliorated whenitis

used as the tap water,for this water was polluted occasionaly with pale brownish colour alld

muddy reek.The reseIVOir water waspurified by the addition of chlorine gas and cupric sulphate.

Therefore,the effects of the purification of the reservoir water on the reservOir sediments were

investigatedin this work.The f01lowing results were obtained.

Specific electric conductivities of the organic sediments decrease from spring to summer andincr−

ease from autumn towinterparallelingtothepurifyingtreatments of the r占servoir water.0Ⅹidatior)−

Ieduction potentials of the organic sediments increase by the pmifying treatments of the reservoir water

and the organic deposits tend to oxidative condition.NoIemarkable relations were recognized by the

purifying treatments of waterwith regard to pH and temperature of the organic sediments.

参照

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