2 0 1 8 年 1 月 2 9 日
東京電力ホールディングス株式会社
福
島
復
興
本
社
福島復興本社における
賠償・除染・復興推進に関する取り組み状況
~福島復興への責任を果たすために~
○ 【トピックス】福島復興本社5年の軌跡
1 ~ 2
○ 原子力損害賠償の進捗状況
3 ~ 5
○ 除染等推進活動状況
6 ~ 7
○ 復興推進活動状況
8 ~ 10
福 島 復 興 本 社 5 年 の 軌 跡
福島復興本社は、原子力事故で被災された方々への賠償・除染・復興などを、迅速かつ一元的に意思決定し、福島 県の皆さまのニーズにきめ細やかに対応するため、2013年1月に双葉郡のJヴィレッジに設立いたしました。 2016年3月には、地域に一層寄り添った復興・除染等の取り組みを推進するため、富岡町の浜通り電力所へ、避難 指示解除に先駆けて移転しました。また、当社グループが一体となり福島復興に向けて取り組みを加速・強化してまいり ました。 引き続き、「福島への責任を果たす」という思いのもと、福島復興本社の取り組みをシンカ(深化・進化)させ、福島復 興に向けて全力を尽くしてまいります。トピックス
1月 福島復興本社設立(Jヴィレッジ) ・原子力損害賠償「5つのお約束」 ・復興推進「10万人派遣プロジェクト」 ・福島県産品販売会の継続開催(社内・社外) 11月 ふくしま応援企業ネットワーク発足 ・会員企業11社(当社含む) 7月 福島県再生可能エネルギー導入拡大に向けた取り組み ・再生可能エネルギーを通じた福島県の復興推進スキームへ参画 6月 「見回り活動」開始 【6月】・・・楢葉町 【8月】・・・川俣町・葛尾村 【2016年9月】・・・富岡町 5月 除染等推進活動・10万人到達 10月 復興推進活動・20万人到達 「青パト活動」開始(南相馬市)2013年(平成25年)
2014年(平成26年)
2015年(平成27年)
9月 復興推進活動・10万人到達 1月 新・総合特別事業計画認定 ・原子力損害賠償「3つの誓い」 ・除染推進「国が実施する除染作業の加速化への協力」 ・産業基盤や雇用機会の創出 福島イノベーション・コースト構想研究会に参加 4月 福島給食センター運用開始(大熊町) 福島復興本社 設立会見 地域に寄り添った復興推進活動を推進 ふくしま応援企業ネットワーク 日本橋ふくしま館「MIDETTE」での視察会 見回り活動 除染等推進活動への人的・技術的協力 清掃・片付け 清掃・片付け 一時帰宅対応 除雪作業 除草作業 除染工事監理業務 学校施設再開への モニタリング JR運転再開への モニタリング 常磐自動車道開通 へのモニタリング今後も福島復興のため、全力を尽くします
福島県再生可能エネルギー導入拡大に向けた取り組み ・福島送電合同会社設立 ・新福島変電所の設備改修工事竣工 6月 福島復興本社新体制発足・大倉新代表就任 3月 福島復興本社 浜通り電力所へ移転(富岡町) 4月 HDカンパニー制移行 ・基幹事業会社:「福島復興推進室」設置 ・既存子会社26社:「福島復興推進担当」配置 中小経年水力「日橋川発電所」 設備改修工事開始 復興推進活動・30万人到達 7月 大熊町大川原地区の社員寮に入居開始 大熊食堂オープン(当社大熊町単身寮内) ・運営主体:株式会社鳥藤本店 9月 中小経年水力「金川発電所」 設備改修工事開始 10月 社員向けふくしま県産品紹介サイトの作成2016年(平成28年)
2017年(平成29年)
8月 「小高事務所」開設(南相馬市) 勿来IGCCパワー合同会社設立 広野IGCCパワー合同会社設立 11月 「楢葉木戸事務所」開設(楢葉町) 富岡町内の旧エネルギー館の利用再開(視察関係業務) 除染等推進活動・20万人到達 4月 復興推進活動拠点を当社寮に設置(富岡町) 勿来IGCCパワー合同会社の発電所本体建設工事着手 「駆けつけ隊」開始(浪江町) 5月 新々・総合特別事業計画認定 ・「3つの誓い」の実践 ・国と共同で復興のステージに応じた活動を展開 福島復興本社移転(富岡町) 大熊町内単身寮(大熊町) 小高事務所(南相馬市) 楢葉木戸事務所(楢葉町) 日橋川発電所(会津若松市) 勿来IGCCパワー合同会社(いわき市) 福島復興本社 大倉新代表会見 社員向けツール「こめまっぷ」 福島県産米販売会 大熊食堂(大熊町) 金川発電所(喜多方市) 新福島変電所(富岡町) 6月 楢葉町木戸地区の社員寮に入居開始Leaflet | © OpenStreetMap contributors
原子力損害賠償の進捗状況について
<原子力損害賠償のご請求・お支払い等実績>
2018年1月5日現在 個人 ※1 事業主など法人・個人ご請求について
ご請求書受付件数(延べ件数)
約2,351,000件
約470,000件
本賠償の状況について
本賠償の件数(延べ件数)
約2,233,000件
約404,000件
本賠償の金額 ※2
約3兆3,663億円
約4兆1,631億円
これまでのお支払い金額について
本賠償の金額 ※2
約7兆5,294億円
①仮払補償金
約1,529億円
②お支払い総額
約7兆6,822億円
①+② ※1 個人の自主的避難等に係る損害を含んでおります。 ※2 仮払補償金から本賠償に充当された金額は含んでおりません。<賠償支払額及び要賠償額の推移>
(億円) 2011/10/28 1兆109億円 2011/12/27 1兆7,003億円 2013/5/31 3兆9,093億円 (+6,894) (+6,662) 法人・個人 事業主など 個人 仮払補償金 2兆9,285億円 3兆3,662億円 1,529億円<折れ線>
要賠償額
<棒>
支払額
【新・総特】 2013/12/27 4兆9,088億円 (+9,995) 2014/7/23 5兆4,214億円 (+5,125) 【総特】 2012/3/29 2兆5,462億円 (+8,459) 2012/12/27 3兆2,430億円 (+6,968) 2015/3/26 6兆1,252億 円 (+7,037) 2015/6/29 7兆 753億円 (+9,501) 2016/3/18 7兆6,585億円 (+5,831) 2016/12/27 8兆3,664億円 (+7,078) 除染等 1兆2,344億円 (+977)7兆6,821億円
2017/12累計
(+12,405) 2017/6/28 9兆7,047億円 【新々・総特】 2017/5/11 8兆4,641億円<賠償項目別の合意金額の状況>
<ご案内を開始している主な賠償項目>
個人 法人・個人事業主 2011年 8月:個人本賠償 ・精神的損害 ・就労不能等に伴う損害 ・検査費用 ・避難・帰宅・一時立入費用 ・生命・身体的損害 等 9月:法人本賠償 ・営業損害 ・出荷制限指示等による損害 ・風評被害 ・間接損害 等 2012年 2月:自動車に対する賠償 自主的避難等に係る損害に対する賠償 7月:建物の修復費用等に係る賠償 2月:自動車に対する賠償 12月:償却資産および棚卸資産の賠償 2013年 3月:宅地・建物・借地権等に係る賠償 家財の賠償 11月:田畑に係る賠償 3月:宅地・建物・借地権等に係る賠償 11月:田畑に係る賠償 2014年 1月:精神的損害(要介護者さま等への増額)に係る賠償 3月:移住を余儀なくされたことによる精神的損害に係る賠償 早期帰還に伴う追加的費用に係る賠償 避難指示解除後の相当期間に係る賠償 仏壇の賠償 4月:住居確保に係る費用の賠償 7月:墓石等の修理に係る賠償 9月:宅地・田畑以外の土地および立木に係る財物賠償 自主的除染に係る費用の賠償 9月:宅地・田畑以外の土地および立木に係る財物賠償 自主的除染に係る費用の賠償 2015年 2月:家財の個別賠償 3月:福島県の避難指示区域以外の地域における立木に係る財物賠償 4月:墓石等の移転に係る賠償 6月:避難指示解除準備区域・居住制限区域における精神的損害の追加賠償 3月:避難等対象区域内の農林漁業以外の事業者さまに対する仮払 福島県の避難指示区域以外の地域における立木に係る財物賠償 6月:新たな営業損害賠償等 2016年 2月:住居確保費用(持ち家)の賠償における賠償上限金額の見直し 12月:農林業者さまに対する2017年1月以降の営業損害賠償等 2017年 2月:住居確保費用(持ち家)の賠償における賠償上限金額の見直し 12月:平成30年以降の避難指示区域外の農林業における風評賠償 2018年 1月:移住を余儀なくされた区域における住居確保にかかる費用の賠償のお取り扱い 要賠償額【新々・総特】<A> (7/26変更認定) 合意いただけた実績※1<B> (2017年12月末現在) 21,453億円 19,566億円 検査費用等 3,374億円 2,622億円 精神的損害 11,513億円 10,713億円 自主的避難等 3,681億円 3,626億円 就労不能損害 2,883億円 2,603億円 28,778億円 27,674億円 営業損害 5,051億円 5,040億円 出荷制限指示等による損害及び風評被害 17,220億円 16,943億円 一括賠償(営業損害、風評被害等) 3,206億円 2,223億円 間接損害等その他 3,299億円 3,466億円 Ⅲ.共通・その他 18,408億円 17,224億円 財物価値の喪失又は減少等 13,559億円 13,507億円 住居確保損害 4,598億円 3,467億円 福島県民健康管理基金 250億円 250億円 Ⅳ.除染等※2 28,406億円 12,344億円 97,047億円 76,810億円 ※1 振込手続き中の方も含まれるため、これまでのお支払金額とは一致しません。 【B/A 79%】 ※2 閣議決定及び放射性物質汚染対処特措法に基づくもの。 Ⅰ.個人の方に係る項目 Ⅱ.法人・個人事業主の方に係る項目 合計2018年1月5日現在
申立件数
23,230件
解決件数
21,417件
全部和解件数
17,562件
取下げ件数
2,183件
打切り件数
1,671件
却下
1件
現在進行中の件数
1,813件
出典:原子力損害賠償紛争解決センターHPより ※申立件数のうち、当社に送達がなされているのは23,115件(1月5日現在) ※当社に送達された件数は月平均で約150件(平成29年度) ※現在進行中の件数のうち、100件は一部和解が成立している ※和解金額は約2,925億円<ADRの対応状況>
5,284 42,550 94,686 103,823 159,437 202,063 222,548 228,072 232,934 237,925 242,906 247,705 252,899 258,169 263,179 268,329 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 2012年度 2013年度 2014年度 2015年5月 2015年度 2016年11月 2016年度 2017年4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 除染 中間貯蔵 廃棄物・リサイクル 環境回復・コミュニケーション その他