欧 州 評 議 会 議 員 会 議 ・ 第 21回 経 済 協 力 開 発 機 構 ( O E C D ) 活 動 拡 大 討 議 派 遣 参 議 院 代 表 団 報 告 書 及 び 2012年 世 界 電 子 議 会 会 議 派 遣 参 議 院 代 表 団 報 告 書 参 議 院 議 員 大 河 原 雅 子 同 山 谷 え り 子 同 行 国 際 会 議 課 長 清 水 賢 国 際 会 議 課 富 士 由 將 同 外 川 裕 之 参 議 院 代 表 団 は 、欧 州 評 議 会 議 員 会 議・第 21回 経 済 協 力 開 発 機 構( 以 下 「O E C D 」と い う 。 ) 活 動 拡 大 討 議 参 加 の た め 、 2012年 9 月 10日 及 び 11日 に フ ィ ン ラ ン ド 共 和 国 の ヘ ル シ ン キ に お い て 開 催 さ れ た 拡 大 政 治 ・ 民 主 主 義 委 員 会 に 山 谷 え り 子 議 員 が 、 10月 2 日 及 び 3 日 に フ ラ ン ス 共 和 国 の ス ト ラ ス ブ ー ル に お い て 開 催 さ れ た 拡 大 政 治 ・ 民 主 主 義 委 員 会 及 び 拡 大 討 議( 本 会 議 )に 大 河 原 雅 子 議 員 が 、そ れ ぞ れ 出 席 し た 。 本 討 議 は 、 欧 州 評 議 会 議 員 会 議 と O E C D と の 協 定 に 基 づ き 、 我 が 国 を 始 め と す る 欧 州 評 議 会 非 加 盟 国 の O E C D 加 盟 国 議 会 議 員 を 招 い て 毎 年 開 催 さ れ て い る も の で あ る 。 討 議 に お い て は 、 O E C D か ら 提 出 さ れ た 年 次 報 告 等 に 基 づ き そ の 活 動 を 審 査 し 、 そ れ に 応 え る 決 議 を 採 択 し て お り 、 こ れ に よ り 政 府 間 組 織 で あ る O E C D の 活 動 に 対 し て 議 会 的 な 視 点 か ら 評 価 を 行 う 役 割 を 果 た し て い る 。 従 来 、 委 員 会 と 本 会 議 は 連 続 し た 日 程 で 共 に ス ト ラ ス ブ ー ル に お い て 開 催 さ れ て い た と こ ろ 、 2012年 1 月 の 欧 州 評 議 会 議 員 会 議 の 機 構 ・ 運 営 改 革 に 伴 い 、 今 次 会 合 で は 、 委 員 会 と 本 会 議 の 日 程 及 び 開 催 地 が 別 々 と な っ た 。 ま た 、 山 谷 え り 子 議 員 は 、 拡 大 政 治 ・ 民 主 主 義 委 員 会 終 了 後 、 9 月 13日 か ら 15日 ま で イ タ リ ア 共 和 国 の ロ ー マ に お い て 開 催 さ れ た 2012年 世 界 電 子 議 会 会 議 に 出 席 し た 。 本 報 告 書 で は 、 両 代 表 団 の 第 21回 O E C D 活 動 拡 大 討 議 及 び 2012年 世 界 電 子 議 会 会 議 に お け る 活 動 を 中 心 に 報 告 す る 。 1 . 第 21回 O E C D 活 動 拡 大 討 議 ( 1 ) は じ め に 本 代 表 団 は 、 9 月 4 日 、 東 京 に お い て 本 討 議 の 議 題 等 に 関 し 外 務 省 及 び 内 閣 府 か ら 説 明 を 聴 取 し た 。 ま た 、 派 遣 に 先 立 ち 「 O E C D 活 動 報 告 2011― 2012」 に 関 す る 決 議 案 に 対 し 、 修 正 案 を 提 出 す る な ど 、 鋭 意 準 備 を 行 っ た 。 な お 、 本 討 議 に 衆 議 院 か ら の 代 表 団 派 遣 は 行 わ れ な か っ た 。 会 議 の 主 要 部 分 の 概 要 は 以 下 の と お り 。
( 2 ) 拡 大 政 治 ・ 民 主 主 義 委 員 会 ( 9 月 10日 及 び 11日 、 ヘ ル シ ン キ ) a . 会 議 の 概 要 マ ル チ ェ ナ ー ロ 政 治 ・ 民 主 主 義 委 員 会 委 員 長 が 議 事 を 主 宰 し 、 ス ト ラ ス ブ ー ル で 開 催 さ れ る 拡 大 討 議 に 上 程 さ れ る 決 議 案 に つ い て 審 議 が 行 わ れ た 。 委 員 会 に は 、 欧 州 評 議 会 議 員 会 議 議 員 、 O E C D 事 務 局 代 表 及 び 山 谷 議 員 が 出 席 し た ( 日 本 以 外 の 欧 州 評 議 会 非 加 盟 ・ O E C D 加 盟 国 は 欠 席 ) 。 マ ル チ ェ ナ ー ロ 委 員 長 か ら 本 決 議 案 に つ い て 概 要 説 明 が な さ れ た 後 、 逐 条 審 議 へ と 移 り 、 山 谷 議 員 は 、 要 旨 次 の と お り 発 言 し た 。 ボ ッ ケ ル 報 告 委 員 ( フ ラ ン ス ) ( 注 : 外 国 訪 問 の た め 欠 席 ) が 決 議 案 の 取 り ま と め に 御 尽 力 さ れ て い る こ と を 評 価 す る と と も に 、 決 議 原 案 に 対 す る 日 本 提 出 に 係 る 修 正 案 の 内 容 が 既 に 加 え ら れ て い る こ と に 感 謝 申 し 上 げ る 。 決 議 案 に 関 し 、 各 国 議 員 と 考 え を 共 有 し て お き た い 点 に つ い て 申 し 上 げ る 。 ア ラ ブ 諸 国 に お け る 一 連 の 政 治 的 変 化 に つ い て は 、 多 く の 人 が 「 プ ラ ハ の 春 」 を 連 想 し つ つ 「 ア ラ ブ の 春 」 と 称 し て い る こ と は 十 分 承 知 し て い る 。 ま た 、 ア ラ ブ 諸 国 に お い て 、 政 治 的 弾 圧 や 極 度 の 経 済 困 難 と い う 苦 し み を 受 け た 人 々 が 政 治 的 運 動 に 加 わ り 、 人 権 や 民 主 主 義 を 回 復 し た と い う 事 実 は 、 当 然 の 帰 結 で あ る と 認 識 し て い る 。 一 方 で 、 独 裁 体 制 崩 壊 後 の 社 会 は い ま だ 混 乱 の 中 に あ り 、 新 た な 政 府 が 、 ア ラ ブ 社 会 に 存 在 す る 多 様 な 価 値 観 を 尊 重 し な が ら 安 定 し た 社 会 を 構 築 で き る か も 不 透 明 で あ り 、 私 は 、 中 東 が 厳 し い 試 練 に 直 面 し て い る に も 関 わ ら ず 、 多 く の 人 が こ の よ う な 状 況 を 「 春 」 と 称 し て い る こ と に 違 和 感 を 有 し て い る 。 ま た 、 当 該 諸 国 へ の 支 援 に 関 し て も 、 社 会 的 安 定 や 人 々 の 生 活 の 向 上 に 焦 点 を 当 て た 支 援 で あ る べ き と 強 く 感 じ て い る 。 こ の 点 に つ い て 御 理 解 い た だ く と と も に 、 ア ラ ブ 諸 国 に 関 連 す る 各 パ ラ グ ラ フ に お い て 、「 ア ラ ブ の 春 」と い う 表 現 振 り に 関 す る 修 正 を 含 め 、 数 点 に わ た り 提 案 を 行 い た い 。 ① 欧 州 の 財 政 ・ 金 融 危 機 の 原 因 に 関 す る パ ラ グ ラ フ 本 パ ラ グ ラ フ は 、 欧 州 の 財 政 ・ 金 融 危 機 の 背 景 を 所 与 の も の と し て お り 、 金 融 規 制 の 欠 如 が 危 機 を も た ら し た 各 国 政 府 ひ い て は 議 会 と し て の 責 任 が 感 じ ら れ な い 。 我 が 国 は 、 欧 州 金 融 安 定 フ ァ シ リ テ ィ ( E F S F ) に 対 す る 資 金 提 供 を 通 じ て 、 欧 州 危 機 の 収 束 に 向 け た 直 接 的 支 援 を 行 う 立 場 か ら 、 危 機 の 再 発 防 止 に 向 け た 議 会 人 の 決 意 を 決 議 案 の 中 に 盛 り 込 む べ き と 考 え 、「拡 大 議 員 会 議 は 、金 融 機 関 の 過 度 な リ ス ク ・ テ イ キ ン グ を 未 然 に 防 止 す る た め の 法 的 枠 組 み の 整 備 が 遅 れ た こ と が 、 現 下 の 危 機 の 要 因 で あ る 旨 省 察 す る と と も に 、 金 融 機 関 の 取 引 を 適 正 化 す る た め の 各 国 及 び 国 際 レ ベ ル の 監 督 枠 組 み 、 特 に 、 金 融 リ ス ク に 対 処 す る た め の 早 期 警 戒 メ カ ニ ズ ム の 実 効 性 確 保 の 重 要 性 を 強
調 す る 。 ま た 、 拡 大 議 員 会 議 は 、 「経 済 的 課 題 に 対 す る ア プ ロ ー チ 」を 通 じ て 金 融 監 督 政 策 の 方 向 性 を 提 示 し よ う と す る O E C D の 取 組 を 評 価 す る と と も に 、 O E C D に 対 し て 、 必 要 な 専 門 的 知 見 を 加 盟 国 に 供 す る よ う 求 め る 。 」 と の 文 言 を 追 加 す る こ と を 提 案 す る 。 ② ア ラ ブ 諸 国 に 関 す る パ ラ グ ラ フ 冒 頭 に 申 し 上 げ た と お り 、 「ア ラ ブ の 春 」と い う 表 現 振 り を 再 考 い た だ き た い 。 具 体 的 に は 、 「ア ラ ブ の 春 」を 「ア ラ ブ 諸 国 の 政 治 的 変 化 」に 改 め る こ と を 提 案 す る 。 ③ ア ラ ブ 諸 国 と の 協 力 計 画 に 関 す る パ ラ グ ラ フ 欧 州 評 議 会 に 対 し て 計 画 の 調 整 を 求 め る 内 容 の 記 述 が 存 在 す る が 、 こ の 記 述 は 欧 州 評 議 会 の 閣 僚 委 員 会 に 対 し て 具 体 的 な 取 組 を 求 め る 意 味 で あ る と 考 え る 。 欧 州 評 議 会 の 規 則 上 、 本 文 書 は 「決 議 案 」で は な く 「勧 告 案 」と な る べ き だ が 、 こ れ ま で の 拡 大 討 議 に お い て 勧 告 案 が 採 択 さ れ た こ と は な く 、 ま た 欧 州 評 議 会 非 加 盟 国 も 採 択 に 関 わ る 文 書 に お い て 欧 州 評 議 会 に 具 体 的 取 組 を 求 め る こ と は 妥 当 で は な い こ と か ら 、 こ れ ら の 点 を 踏 ま え た 文 言 修 正 を 提 案 す る 。 こ れ ら の 修 正 案 は 、 一 部 修 正 の 上 、 い ず れ も 出 席 委 員 の 賛 同 を 得 て 可 決 さ れ た 。 逐 条 審 議 が 終 了 し た 後 、 決 議 案 全 体 に つ い て 採 決 が 行 わ れ 、 決 議 案 は 全 会 一 致 を も っ て 採 択 さ れ た 。 山 谷 議 員 は 委 員 会 冒 頭 、上 記 議 事 に 先 立 ち 行 わ れ た 、ヘ イ ナ ル オ マ・ フ ィ ン ラ ン ド 国 会 議 長 に よ る 歓 迎 の 挨 拶 及 び フ オ ヴ ィ ネ ン 欧 州 評 議 会 議 員 会 議 フ ィ ン ラ ン ド 議 員 団 長 の 演 説 の 議 事 に 出 席 し た ほ か 、 11日 、 ハ ロ ネ ン 前 フ ィ ン ラ ン ド 大 統 領 及 び ミ ラ キ ア ン ・ ジ ュ ネ ー ヴ 国 連 国 際 機 関 イ タ リ ア 政 府 代 表 部 大 使 の 出 席 を 得 て 行 わ れ た 、 人 権 及 び 外 交 政 策 に 関 す る 議 事 に 出 席 し た 。 b . 会 議 以 外 の 活 動 山 谷 議 員 は 、 拡 大 政 治 ・ 民 主 主 義 委 員 会 出 席 の ほ か 、 テ ュ ン キ ュ ネ ン ・ フ ィ ン ラ ン ド 日 本 友 好 議 員 連 盟 会 長 と 会 談 し 、 O E C D の 学 力 調 査 に お い て ト ッ プ ラ ン ク に あ る フ ィ ン ラ ン ド の 教 育 制 度 、 歴 史 教 育 の 在 り 方 、 武 道 を 含 む 豊 か な カ リ キ ュ ラ ム の 実 現 な ど に つ い て 意 見 交 換 を 行 う と と も に 、 拉 致 問 題 の 解 決 に 向 け て 協 力 を 要 請 し た 。 ま た 、 フ オ ヴ ィ ネ ン ・ フ ィ ン ラ ン ド 議 員 団 長 主 催 夕 食 会 に 出 席 し 、 各 国 代 表 議 員 と 活 発 な 意 見 交 換 を 行 っ た 。 ( 3 ) 拡 大 政 治 ・ 民 主 主 義 委 員 会 及 び 拡 大 討 議 ( 10月 2 日 及 び 3 日 、 ス ト ラ ス ブ ー ル ) a . 会 議 の 概 要 委 員 会 に お い て は 、 ボ ッ ケ ル 報 告 委 員 か ら ヘ ル シ ン キ で 採 択 さ れ た 決 議 案 の 概 要 に つ い て 説 明 が な さ れ た 後 、 欧 州 評 議 会 非 加 盟 国 の O E
C D 加 盟 国 で あ る 日 本 、 チ リ 、 韓 国 及 び メ キ シ コ の 代 表 議 員 か ら 決 議 案 の 内 容 、 O E C D と の 協 力 関 係 等 に つ い て 発 言 が な さ れ た 。 大 河 原 議 員 は 、 ヘ ル シ ン キ に お い て 山 谷 議 員 か ら 提 出 さ れ た 修 正 案 が 決 議 案 に 盛 り 込 ま れ た こ と に 謝 意 を 述 べ る と と も に 、 欧 州 危 機 の 根 本 的 な 解 決 の た め に は 各 国 が 抜 本 的 な 財 政 再 建 と い っ た 経 済 構 造 改 革 に 取 り 組 む こ と が 不 可 欠 で あ る 旨 指 摘 し た 。 拡 大 討 議 審 議 は 、 欧 州 評 議 会 議 員 会 議 議 員 の ほ か 、 日 本 、 カ ナ ダ 、 チ リ 、 韓 国 及 び メ キ シ コ の 代 表 議 員 の 出 席 の 下 に 行 わ れ た 。 冒 頭 、 ミ ニ ョ ン 欧 州 評 議 会 議 員 会 議 議 長 か ら 議 事 に つ い て の 説 明 並 び に 日 本 等 欧 州 域 外 の O E C D 加 盟 国 及 び グ リ ア O E C D 事 務 総 長 の 出 席 を 歓 迎 す る 旨 発 言 が あ っ た 。 次 に 、 ボ ッ ケ ル 報 告 委 員 か ら 決 議 案 に つ い て の 説 明 が 行 わ れ 、 社 会 問 題 ・ 健 康 及 び 持 続 可 能 な 開 発 委 員 会 等 か ら 意 見 が 述 べ ら れ た 。 続 い て 、 グ リ ア O E C D 事 務 総 長 が 演 説 し 、 ユ ー ロ 圏 の 経 済 状 況 悪 化 が 、 世 界 経 済 の 弱 体 化 を 招 い て お り 、 こ れ に 対 応 す る た め 、 欧 州 中 央 銀 行 に よ る 国 債 購 入 プ ロ グ ラ ム 、 銀 行 監 督 の 一 元 化 と い っ た 措 置 が 採 ら れ て い る が 、 欧 州 を 持 続 可 能 な 成 長 軌 道 に 乗 せ る た め に は 、 財 政 再 建 と い っ た 経 済 構 造 改 革 の 継 続 が 鍵 と な り 、ま た 、こ の 半 世 紀 の 間 、 収 入 格 差 が O E C D 各 国 で 最 も 拡 大 し て お り 、 格 差 是 正 に 緊 急 に 対 応 す る 必 要 が あ る と の 認 識 を 示 し た 上 で 、 「 経 済 的 課 題 に 対 す る 新 た な ア プ ロ ー チ ( N A E C ) 」 と い っ た O E C D が 打 ち 出 し た 施 策 に つ い て 言 及 し た 。 加 え て 、 成 長 の た め に は 信 頼 の 再 構 築 が 重 要 で あ り 、 こ の 危 機 に 終 止 符 を 打 ち 、 成 長 を 取 り 戻 し 、 雇 用 を 創 出 す る た め に 、 信 頼 で き る 政 策 に 焦 点 を 当 て 続 け な け れ ば な ら ず 、 よ り 良 い 暮 ら し の た め の よ り 良 い 政 策 を 描 き 、 実 行 す る こ と が O E C D の 使 命 で あ る 旨 述 べ た 。 次 に 、 欧 州 評 議 会 議 員 会 議 議 員 及 び O E C D 加 盟 国 議 会 代 表 議 員 の 計 23名 が 発 言 し た 。 大 河 原 議 員 は 、 要 旨 次 の と お り 発 言 し た 。 決 議 案 の 取 り ま と め に 関 し て 、 ボ ッ ケ ル 報 告 委 員 の 御 尽 力 に 敬 意 を 表 す る 。 9 月 12日 、 ド イ ツ 憲 法 裁 判 所 が 欧 州 金 融 安 定 メ カ ニ ズ ム ( E S M ) に 合 憲 の 判 断 を 示 し 、 同 メ カ ニ ズ ム が 翌 週 に も 発 足 す る 見 通 し と な っ た 。 危 機 の 伝 播 を 防 ぐ た め の 金 融 シ ス テ ム の 健 全 性 確 保 は 、 欧 州 の み な ら ず 日 本 を 含 め た 世 界 各 国 に と っ て 極 め て 重 要 で あ り 、 欧 州 の 危 機 対 策 の 枠 組 み 整 備 が 前 進 し た こ と を 歓 迎 す る 。 一 方 、 欧 州 危 機 の 根 本 的 な 解 決 の た め に は 、 各 国 が 抜 本 的 な 財 政 再 建 と い っ た 経 済 構 造 改 革 に 取 り 組 む こ と が 不 可 欠 で あ る 。 E S M の 支 援 は 当 面 の 猶 予 策 で あ り 、 こ の 間 に 各 国 が 競 争 力 の 回 復 に 向 け た 道 筋 を 示 す 必 要 が あ る 。 ま た 、 我 々 が 取 り 組 む べ き 重 要 な 課 題 の 1 つ は 、 今 次 の 欧 州 金 融 危 機 の 原 因 を 十 分 に 分 析 し 、 二 度 と こ の よ う な 事 態 を 発 生 さ せ な い こ と で あ る 。 1990年 代 後 半 以 降 の 日 本 の 金 融 危 機 、 2008年 秋 以 降 の リ ー マ ン ・ シ ョ ッ ク 発 端 の 世 界 金 融 危 機 と は 同 じ 要 因 で は な い が 、 こ れ ら を
教 訓 に し た 対 応 も 考 え ら れ る 。 人 間 が 人 間 ら し く 生 き ら れ る 社 会 シ ス テ ム を 構 築 す る こ と が 、 未 曾 有 の 危 機 を 経 験 し た 我 々 に 求 め ら れ て い る 。 O E C D 及 び 加 盟 各 国 は そ の 実 現 に 向 け て よ り 一 層 取 り 組 む 必 要 が あ る 。 各 議 員 の 演 説 の 後 、 グ リ ア O E C D 事 務 総 長 及 び ボ ッ ケ ル 報 告 委 員 か ら 各 々 の 発 言 を 踏 ま え た コ メ ン ト が 述 べ ら れ た 。 最 後 に 、 社 会 問 題 ・ 健 康 及 び 持 続 可 能 な 開 発 委 員 会 か ら 提 出 さ れ た 3 つ の 修 正 案 が 可 決 さ れ た 後 、 右 修 正 を 加 え た 決 議 案 全 体 の 採 決 を 行 い 、 決 議 案 は 全 会 一 致 を も っ て 修 正 議 決 さ れ た 。 b . 会 議 以 外 の 活 動 ① ミ ニ ョ ン 欧 州 評 議 会 議 員 会 議 議 長 表 敬 ( 10月 2 日 午 後 ) 冒 頭 、 大 河 原 議 員 か ら 、 欧 州 評 議 会 議 員 会 議 が 、 民 主 主 義 、 人 権 、 法 の 支 配 と い う 共 通 の 価 値 の 実 現 に 向 け て 活 動 し て い る こ と に 敬 意 を 表 す る と と も に 、 政 府 代 表 で 構 成 さ れ る O E C D の 活 動 を 議 会 の 立 場 か ら 監 視 す る O E C D 活 動 拡 大 討 議 を 高 く 評 価 し て お り 、 議 長 の 訪 日 も 含 め 今 後 も 両 議 会 間 の 協 力 ・ 交 流 を 深 化 さ せ て い き た い 旨 述 べ た 。 続 い て 、 ミ ニ ョ ン 議 長 か ら 、 自 分 は 約 20年 間 に わ た り 欧 州 評 議 会 議 員 会 議 議 員 を 務 め て い る が 、 そ の 間 、 日 本 が O E C D 活 動 拡 大 討 議 に 積 極 的 に 貢 献 し て い る こ と に 感 謝 申 し 上 げ る 旨 発 言 が あ っ た 。 ま た 、 両 議 会 間 の 交 流 を 深 化 さ せ た い と い う 大 河 原 議 員 の 発 言 に 賛 同 す る と と も に 、 地 元 の バ ル ビ ゾ ン に は 「ミ レ ー の 晩 鐘 」に 描 か れ た 景 色 を 見 る た め に 多 く の 日 本 人 観 光 客 が 訪 れ て お り 、 自 分 が 日 本 を 訪 れ る よ り 、 皆 様 を 私 の 地 元 に 招 待 す る 方 が 早 い か も し れ な い が 、 い ず れ か の 国 で の 再 会 を 楽 し み に し て い る 旨 述 べ て 、 会 談 を 終 了 し た 。 ② グ リ ア O E C D 事 務 総 長 表 敬 ( 10月 3 日 午 後 ) 冒 頭 、 大 河 原 議 員 か ら 、 世 界 経 済 の グ ロ ー バ ル 化 の 結 果 、 各 国 の 経 済 の 連 動 性 が 大 幅 に 高 ま っ て い る た め 、 経 済 、 貿 易 、 金 融 監 督 な ど の 政 策 分 野 に お い て 、 個 々 の 国 だ け で は 対 応 が 困 難 な 状 況 に あ り 、 政 策 協 調 の た め の 各 国 の ア ド バ イ ザ ー と し て の O E C D の 役 割 及 び グ リ ア 事 務 総 長 の リ ー ダ ー シ ッ プ に 期 待 す る 旨 述 べ た 。 ま た 、 消 費 税 率 の 引 上 げ を 始 め と す る 「社 会 保 障 ・ 税 一 体 改 革 関 連 法 」の 成 立 を 受 け 、 日 本 の 現 状 及 び 今 後 の 課 題 に 関 す る グ リ ア 事 務 総 長 の 見 解 に つ い て 質 問 し た 。 グ リ ア 事 務 総 長 は 、 消 費 税 率 引 上 げ に 関 す る 野 田 総 理 の 決 断 は 困 難 な も の で あ っ た と 考 え る が 、 正 し い 決 断 で あ っ た と 認 識 し て お り 、 こ の 流 れ を 止 め て は い け な い と 考 え る 旨 、 ま た 、 今 後 の 日 本 の 課 題 に 関 し 、日 本 は 累 積 債 務 が G D P 比 で 200% を 超 え て い る た め 、O E C D と し て は 景 気 刺 激 策 に つ い て 慎 重 な 提 言 を 行 っ て い る 旨 回 答 し た 。ま た 、 日 本 の 競 争 力 を 高 め る 上 で T P P 交 渉 へ の 参 加 が 重 要 で あ る と と も に 、 脱 原 発 に 関 す る 日 本 政 府 の 方 針 に つ い て 、 C O 2 削 減 の た め に も
原 子 力 エ ネ ル ギ ー の 役 割 は 否 定 で き ず 、 安 全 性 を 確 保 し つ つ 原 子 力 エ ネ ル ギ ー を 活 用 し て い く こ と が 必 要 で あ る 旨 述 べ た 。 さ ら に 、 2014年 は 、 日 本 が O E C D に 加 盟 し て 50年 目 の 年 で あ り 、 同 年 の 閣 僚 理 事 会 議 長 国 を 日 本 に 務 め て も ら い た い と 考 え て い る 旨 発 言 が あ っ た 。 続 い て 、 大 河 原 議 員 か ら 、 今 回 O E C D 活 動 拡 大 討 議 に 初 め て 参 加 し た が 、 市 民 を 中 心 に 据 え た 欧 州 の 考 え 方 に 感 銘 を 受 け 、 民 主 主 義 の 根 本 は 、 情 報 公 開 と 市 民 参 加 で あ る と 改 め て 認 識 し た と の 所 感 を 述 べ る と と も に 、日 本 の 国 民 は 、政 治 家 の 決 断 に つ い て 不 安 を 感 じ て お り 、 現 在 、 野 田 総 理 が 実 行 し な く て は な ら な い こ と は 大 き な 改 革 だ が 、 そ れ は 国 民 の 信 頼 を 得 る と い う 根 本 か ら 始 ま る 旨 述 べ た 。 最 後 に 、 O E C D の 職 員 数 に 関 し 、約 1200名 の 専 門 職 員 中 、日 本 人 は 62名 と 少 な く 、 よ り 多 く の 日 本 人 が O E C D に 採 用 さ れ る よ う グ リ ア 事 務 総 長 の 御 協 力 を お 願 い し た い 旨 要 請 し 、 会 談 を 終 了 し た 。 大 河 原 議 員 は 、 前 述 の 表 敬 訪 問 の ほ か 、 マ ル チ ェ ナ ー ロ 政 治 ・ 民 主 主 義 委 員 会 委 員 長 主 催 夕 食 会 及 び ミ ニ ョ ン 欧 州 評 議 会 議 員 会 議 議 長 主 催 昼 食 会 に 出 席 し 、 各 国 代 表 議 員 と 意 見 交 換 を 行 っ た 。 ま た 、 拡 大 討 議 参 加 の 帰 路 、 パ リ の O E C D 本 部 で 行 わ れ た ハ イ レ ベ ル 議 会 セ ミ ナ ー に 出 席 し た 。 2 . 2012年 世 界 電 子 議 会 会 議 ( 1 ) は じ め に 山 谷 え り 子 議 員 は 、 2012年 9 月 13日 か ら 15日 ま で 国 連 、 I P U ( 列 国 議 会 同 盟 ) 、 議 会 に お け る I C T ( 情 報 通 信 技 術 ) の た め の グ ロ ー バ ル セ ン タ ー ( 各 国 議 会 の I C T 利 用 の 促 進 に 向 け た 調 査 及 び 技 術 支 援 等 を 行 う こ と を 目 的 と し て 、 I P U の 協 力 の 下 、 国 連 経 済 社 会 局 に よ り 設 立 さ れ た 組 織 ) 及 び イ タ リ ア 下 院 の 共 催 に よ り イ タ リ ア 共 和 国 ロ ー マ の イ タ リ ア 下 院 内 に お い て 開 催 さ れ た 右 会 議 に 、 石 井 登 志 郎 衆 議 院 議 員 と 共 に 日 本 国 会 を 代 表 し て 出 席 し た 。 右 会 議 は 、 国 会 議 員 、 議 会 の 幹 部 及 び 職 員 並 び に 国 際 機 関 の 専 門 家 等 を 対 象 に 、 議 会 の 透 明 性 、 開 示 性 、 説 明 責 任 及 び 効 率 性 の 原 則 を 更 に 発 展 さ せ る た め 、 各 国 議 会 が I C T の 利 用 に 関 す る 意 見 を 交 換 し 、 ベ ス ト プ ラ ク テ ィ ス を 共 有 す る こ と を 目 的 と し て 、 2007年 よ り 開 催 さ れ て お り 、 5 回 目 と な る 今 次 会 議 に は 、 約 60の 国 ・ 地 域 議 会 議 員 を 含 む 約 500名 が 参 加 し た 。 以 下 、 会 議 の 主 要 部 分 の 概 要 を 報 告 す る 。 ( 2 ) 会 議 の 概 要 a . 開 会 式 フ ィ ー ニ ・ イ タ リ ア 下 院 議 長 、 ジ ョ ン ソ ン I P U 事 務 総 長 、 デ ュ ラ ン ・ ド ミ ニ カ 共 和 国 下 院 議 長 、 ヴ ィ ー ラ ン ト 欧 州 議 会 副 議 長 、 ル ピ ・ イ タ リ ア 下 院 副 議 長 及 び ア ド ラ ー ニ ャ ・ イ タ リ ア 上 院 議 員 等 よ り 、 開
会 の 挨 拶 と し て 、 今 次 会 議 が 各 国 議 会 等 の I C T 利 用 に 係 る グ ッ ド プ ラ ク テ ィ ス の 共 有 に 資 す る こ と を 期 待 す る 旨 発 言 が あ っ た 。 b . 「 議 会 の 公 開 性 及 び 説 明 責 任 に 関 す る 技 術 の 影 響 」 に 関 す る ハ イ レ ベ ル ・ パ ネ ル 右 議 題 に 関 し て 、 パ ル ミ エ リ ・ イ タ リ ア 下 院 議 員 、 ヒ メ ネ ス ・ ス ペ イ ン 上 院 第 一 副 議 長 及 び バ ン ダ ・ ザ ン ビ ア 国 民 議 会 委 員 会 副 委 員 長 が 基 調 発 言 を 行 っ た 。各 発 言 者 は 、国 民 が 政 治 へ の 関 心 を 高 め る た め に 、 議 会 や 議 員 が I C T を 積 極 的 に 活 用 す る こ と の 重 要 性 を 強 調 す る 一 方 、 議 員 の 個 人 情 報 及 び イ ン タ ー ネ ッ ト 社 会 で 生 じ が ち な 「 意 見 の 偏 り 」 へ の 対 処 に も 留 意 す べ き で あ る 旨 指 摘 し た 。 こ れ に 関 連 し て 、 石 井 衆 議 院 議 員 は 、 日 本 国 会 に 設 置 さ れ た 東 京 電 力 福 島 原 子 力 発 電 所 事 故 調 査 委 員 会 の 活 動 及 び 結 果 が イ ン タ ー ネ ッ ト を 通 じ て 国 内 の み な ら ず 世 界 中 に 公 開 さ れ た 例 を 紹 介 し た 。 c . 「 立 法 府 及 び 議 員 に と っ て の 今 日 の 参 加 型 メ デ ィ ア の 課 題 」 に 関 す る ハ イ レ ベ ル ・ パ ネ ル 山 谷 議 員 、 フ ロ ー リ ッ ク 南 ア フ リ カ 国 民 議 会 委 員 長 、 キ ル ク ウ ッ ド 英 国 上 院 情 報 委 員 長 及 び ポ ン セ ・ チ リ 下 院 議 員 が 、 政 策 形 成 の 分 野 に お け る ソ ー シ ャ ル ・ メ デ ィ ア 等 の 参 加 型 メ デ ィ ア の 利 用 の 在 り 方 に 関 し て 基 調 発 言 を 行 っ た 。 山 谷 議 員 は 、 ま ず 、 日 本 の 政 治 分 野 に お け る イ ン タ ー ネ ッ ト の 活 用 状 況 や 参 加 型 メ デ ィ ア を 用 い た 政 策 形 成 の 実 例 を 説 明 し た 。 そ し て 、 日 本 の 経 験 や イ ン タ ー ネ ッ ト 社 会 の 特 性 を 踏 ま え 、 議 員 ・ 立 法 府 を 中 心 と し た 既 存 の 政 治 シ ス テ ム と 参 加 型 メ デ ィ ア を 活 用 し た 政 策 形 成 シ ス テ ム を 両 立 さ せ る た め の 課 題 と し て 、 ① 政 策 形 成 の 実 効 性 や 政 策 提 言 の 公 正 性 を 確 保 す る 仕 組 み の 構 築 、 ② 市 民 参 画 や 建 設 的 な 議 論 を 促 進 す る よ う な 的 確 な 政 策 テ ー マ の 設 定 、 ③ I C T 非 利 用 者 も 政 策 形 成 に 参 加 で き る よ う な 仕 組 み の 創 設 、 の 各 点 に 配 慮 す べ き 旨 指 摘 し た 。 他 の 発 言 者 か ら も 、 議 員 及 び 議 会 に よ る 参 加 型 メ デ ィ ア の 活 用 事 例 並 び に 世 論 集 約 及 び サ イ バ ー ・ セ キ ュ リ テ ィ に 係 る 課 題 に つ い て 言 及 が あ っ た 。 d . 「 立 法 府 に お け る 一 層 の 透 明 性 促 進 の た め の オ ー プ ン デ ー タ の 利 点 及 び 価 値 」 右 議 題 に 関 し て 、 ジ ェ ン テ ィ ロ ー ニ ・ イ タ リ ア 下 院 議 員 並 び に イ タ リ ア 、 ブ ラ ジ ル 及 び 米 国 の 議 会 職 員 が 基 調 発 言 を 行 い 、 各 国 議 会 に お け る オ ー プ ン デ ー タ ( 第 三 者 に よ る 二 次 利 用 が 容 易 な フ ォ ー マ ッ ト で 編 集 ・ 公 開 さ れ た デ ー タ ) を 用 い た 情 報 開 示 の 取 組 や 、 こ れ ら の 開 示 情 報 を 用 い て 政 策 分 析 を 行 う 民 間 セ ク タ ー の 活 動 事 例 等 に つ い て 報 告 を 行 っ た 。
e . I T 環 境 の 保 護 及 び 外 的 脅 威 の 最 小 化 チ リ 及 び カ ナ ダ の 議 会 職 員 が 、 両 国 議 会 に お け る I C T シ ス テ ム の セ キ ュ リ テ ィ 対 策 の 現 状 に つ い て 基 調 発 言 を 行 っ た 。 こ れ に 関 連 し て 、 石 井 衆 議 院 議 員 は 、 本 件 会 議 の 当 日 、 正 に 日 本 の 最 高 裁 判 所 の サ イ ト が 何 者 か に よ り 書 き 換 え ら れ 被 害 が 生 じ て い る 例 を 示 し つ つ 、 サ イ バ ー 攻 撃 を 罰 す る た め の 国 内 法 の 整 備 や 、 議 会 等 の I C T シ ス テ ム の セ キ ュ リ テ ィ 対 策 の 充 実 に 各 国 が 取 り 組 む べ き 旨 指 摘 し た 。 f . 「 電 子 議 会 、 情 報 公 開 法 及 び 情 報 へ の ア ク セ ス の 自 由 」 に 関 す る ハ イ レ ベ ル ・ パ ネ ル 右 議 題 に 関 し て 、バ レ ー ロ・ス ペ イ ン 下 院 第 二 副 議 長 、リ ッ ポ ネ ン ・ フ ィ ン ラ ン ド 国 会 未 来 委 員 長 、 ヒ ミ ニ ア ン ・ ド ミ ニ カ 上 院 法 務 ・ 人 権 委 員 長 等 が 基 調 発 言 を 行 い 、 公 的 機 関 の 情 報 公 開 に 関 す る 各 国 の 動 き や 議 会 に お け る 具 体 的 な 取 組 を 紹 介 し た 。 g . 政 治 に 関 す る 市 民 の 声 、 参 画 及 び 対 話 議 会 監 視 を 行 う 各 国 非 営 利 団 体 の 活 動 に つ い て 各 団 体 代 表 が 説 明 を 行 っ た 。 こ れ に 関 連 し て 、 石 井 衆 議 院 議 員 は 、 市 民 に よ る 政 策 の 監 視 ・ 形 成 の た め 、 I C T の 一 層 の 活 用 や 議 会 の 情 報 公 開 が 重 要 で あ る 旨 指 摘 し た 。 h . 国 際 民 主 主 義 デ ー 祝 賀 行 事 会 議 最 終 日 の 9 月 15日 が 国 際 民 主 主 義 デ ー ( 民 主 主 義 の 普 及 ・ 強 化 に 向 け た 啓 発 等 を 各 国 で 行 う こ と 等 を 目 的 に 2007年 の 国 連 総 会 決 議 で 定 め ら れ た 記 念 日 ) に 当 た る こ と か ら 、 会 議 中 、 右 記 念 日 を 祝 う 行 事 が 開 催 さ れ た 。 テ ル ツ ィ ・ イ タ リ ア 外 務 大 臣 、 ラ デ ィ I P U 議 長 、 キ テ ィ ・ イ タ リ ア 上 院 副 議 長 及 び 会 議 参 加 の 各 国 議 会 議 長 等 が 祝 辞 を 述 べ つ つ 、 世 界 各 地 で 宗 教 や 民 族 等 の 違 い に 基 づ く 紛 争 が 多 発 す る 中 、 平 和 や 民 主 主 義 の 強 化 に 向 け て 議 会 が 一 層 そ の 役 割 を 果 た す こ と の 重 要 性 等 を 強 調 し た 。 i . 閉 会 式 等 閉 会 に 際 し 、 ラ デ ィ I P U 議 長 は 、 今 次 会 議 の 意 義 を 強 調 し つ つ 、 I C T 利 用 に 係 る 各 国 議 会 間 の 協 力 が 進 む こ と を 期 待 す る 旨 述 べ た 。 ま た 、 ル セ ッ テ ィ ・ イ タ リ ア 下 院 議 員 は 、 「 議 会 に お け る I C T の た め の グ ロ ー バ ル セ ン タ ー 」 に よ る 途 上 国 支 援 が 今 後 も 続 く こ と を 望 む 旨 発 言 し た 。 ま た 、 会 議 関 連 行 事 と し て イ タ リ ア 下 院 内 で 開 催 さ れ た 歓 迎 会 に お い て 各 国 代 表 議 員 と 意 見 交 換 を 行 っ た 。
( 3 ) 会 議 以 外 の 活 動 山 谷 議 員 は 、 9 月 12日 、 サ ラ ・ バ チ カ ン 枢 機 卿 と 会 談 し 、 東 日 本 大 震 災 に 当 た っ て 訪 日 さ れ 、 被 災 地 を 慰 問 さ れ た こ と へ の 謝 意 を 述 べ た ほ か 、 生 命 倫 理 問 題 、 国 際 的 な 金 融 操 作 等 各 般 に わ た る 意 見 交 換 を 行 う と と も に 、 拉 致 問 題 の 解 決 に 向 け た 協 力 を 要 請 し た 。 同 日 、 ロ ー マ 日 本 人 学 校 を 訪 問 し 、教 職 員 、生 徒 、父 兄 を 前 に 講 演 を 行 う と と も に 、 生 徒 と 共 に 古 事 記 の 素 読 を 行 っ た 。 さ ら に 、 同 日 夕 刻 、 ロ ー マ 合 気 会 を 訪 問 、 会 員 の 稽 古 に 参 加 し た 。 ま た 、 14日 、 在 ロ ー マ の 国 際 機 関 に お け る 邦 人 職 員 と の 懇 談 を 行 っ た 。 こ の ほ か 、 14日 に は 、 石 井 衆 議 院 議 員 と 共 に 、 ラ テ ィ ー ナ 原 子 力 発 電 所 を 訪 問 し 、 1987年 の 国 民 投 票 に よ り 廃 炉 が 決 定 さ れ て 以 降 の 作 業 状 況 に つ い て 視 察 し た 。 3 . 終 わ り に 大 河 原 議 員 及 び 山 谷 議 員 は 、 O E C D 拡 大 討 議 派 遣 に お い て 、 欧 州 危 機 へ の 対 応 、 中 東 ・ ア フ リ カ 諸 国 へ の 支 援 活 動 等 に 関 す る O E C D の 取 組 に つ い て 議 会 の 視 点 か ら 提 言 を 行 う な ど 積 極 的 に 議 論 に 参 加 し た 。 米 国 に 次 い で 第 2 位 の 拠 出 国 で も あ る 我 が 国 に と っ て 、 各 国 が 共 通 に 抱 え る 諸 課 題 に つ い て の 情 報 交 換 ・ 政 策 調 整 を 行 う と と も に 、 我 が 国 の 意 向 を 反 映 さ せ る 場 と し て O E C D を 活 用 す る こ と が 重 要 で あ り 、 各 国 議 員 及 び O E C D 事 務 総 長 等 と 率 直 な 意 見 交 換 を 行 う こ と が で き た こ と も 大 変 有 意 義 で あ っ た 。 世 界 電 子 議 会 会 議 に 参 加 し た 山 谷 議 員 は 、 パ ネ リ ス ト と し て 参 加 型 メ デ ィ ア を 活 用 し た 政 策 形 成 の 可 能 性 に つ い て 論 じ 、 会 議 の 目 的 で あ る 「 ベ ス ト プ ラ ク テ ィ ス の 共 有 」 に 積 極 的 に 貢 献 し た 。 本 院 に お い て は 、 I C T を 利 用 し た 議 会 情 報 の 提 供 を 積 極 的 に 行 っ て い る と こ ろ で あ り 、 本 件 会 議 に お け る 各 国 議 会 に よ る I C T の 活 用 事 例 及 び サ イ バ ー ・ セ キ ュ リ テ ィ 等 の 取 組 に 関 す る 活 発 な 意 見 交 換 は 有 益 な 示 唆 と な っ た 。 最 後 に 、 両 代 表 団 の た め に 種 々 の 便 宜 を 図 っ て い た だ い た 関 係 各 在 外 公 館 に 対 し 、 心 か ら 御 礼 申 し 上 げ 、 本 報 告 を 終 え る 。