業務実績報告書
提出日 2018 年 1 月 26 日 1.職名・氏名 教授 徳前 元信 2.学位 商学修士 授与機関 明治大学 授与年月 1987 年 3 月 3.教育活動 (1)講義・演習・実験・実習 ① 担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 会計学Ⅰ(2 単位 前期 毎年開講) 2 年生 ② 内容・ねらい 企業の利益計算の仕組みを理解するとともに、会計情報開示の役割を学ぶ ③ 講義・演習・実験・実習運営上の工夫 単なる規則の解説ではなく、それを設けられた根拠や背景を解説し、現実の企業の会計行動 の新聞記事を配布し、解説することにより、理解や興味が深まるように工夫した。自作のプリ ントを毎回配布した。また、毎回、出席を確認し、複数の課題を設定し、学生の質問にも答え る時間を設けた。パワーポイントのスライドを書画カメラで写し、手書きのメモをスクリーン に投影することで学生の視覚効果を高める様に工夫した。 学生の学習意欲を高めるため、1 限に設定している。 ① 担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 会計学Ⅱ(2 単位 後期 毎年開講) 2 年生 ② 内容・ねらい 企業の利益計算の仕組みを理解するとともに、会計情報開示の役割を学ぶ ③ 講義・演習・実験・実習運営上の工夫 単なる規則の解説ではなく、それを設けられた根拠や背景を解説し、現実の企業の会計行動 の新聞記事を配布し、解説することにより、理解や興味が深まるように工夫した。自作のプリ ントを毎回配布した。また、毎回、出席を確認し、複数の課題を設定し、学生の質問にも答え る時間を設けた。最近の企業状況を鑑み、「連結財務諸表」を講義内容に加えた。 学生の学習意欲を高めるため、1 限に設定している。パワーポイントのスライドを書画カメ ラで写し、手書きのメモをスクリーンに投影することで学生の視覚効果を高める様に工夫した。 履修者の声を聴き、大教室に変更した。学生に現実感を持たせるため、金沢国税局と福井財 務事務所から専門家二人をゲストスピーカーに招き、リレー講義を開催した。この模様は福井 新聞に掲載された。 ① 担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 現代会計学演習Ⅰ (4 単位 毎年開講) 3 年生 ② 内容・ねらい 現代の社会や経済における会計の仕組み・役割を考える。 ③ 講義・演習・実験・実習運営上の工夫 会計計算とともに、企業行動をも取り入れ、現実の企業・組織の生態を観察するとともに、 それを会計理論や経営理論の面から跡付けた。会計を、企業や組織、そして社会を見る眼とし て養った。また、経営や経済に関する新聞などのニュース記事を取り入れることにより、実務 と理論がつながるように努めた。履修生のニーズに応え、会社の記録計算形式としての簿記を 学んだ。また、会計と不可分な企業戦略や経営理論の涵養に努めた。 大阪造幣局で明治初期の複式簿記を見学するなど現実感のある学習に勤めた。 ① 担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 現代会計学演習Ⅱ (4 単位 毎年開講) 4 年生② 内容・ねらい 現代の社会や経済における会計・経営の仕組みや役割を考える。 ③ 講義・演習・実験・実習運営上の工夫 会計計算とともに、企業行動をも取り入れ、現実の企業・組織の生態を観察するとともに、 それを会計理論や経営理論の面から跡付けた。会計を、企業や組織、そして社会を見る眼とし て養った。学生生活の集大成となるべき、卒論の作成のための、土台となるように心がけた。 あわせて、一つのテーマに着目し、まとめて記述し、表現することを練習した。特に、学生の 関心に応じて、のれん会計、リース会計、M&A 会計、地方自治体会計を重点的に行った。 全員に卒業論文を作成させ、卒業論文発表会を開催した。2017年は開講せず。 ① 担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 会計学特論(大学院 2 単位・学部副専攻 2 単位) ② 内容・ねらい 会計制度の概観を提示し、情報非対称下で提供される会計情報の作成方法を考えた。 また金融商品取引法・会社法・税法の有機的関係性の中で、IFRS を考えた。 ③ 講義・演習・実験・実習運営上の工夫 単なる制度の解説にとどまらず、そこに潜んでいるフロー計算とストック計算の基本思考の 転換を視点に会計制度の改変を考えさせた。ありのままの会計と、制度的に求められている会 計のギャップを考えた。 ① 担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 企業の財務報告と監査 (大学院 2 単位) ② 内容・ねらい 情報非対称において企業実態の透明性を確保する財務報告の現状と課題を、連結財務諸表、 減損、剰余金計算、配当限度額、確定決算主義などのテーマを中心に履修者と議論した。 ③ 講義・演習・実験・実習運営上の工夫 単なる制度の解説にとどまらず、そこに潜んでいる基本思考の転換を視点に会計制度の改変 を考えさせた。また現実企業の数字を用いて実態を分析した。 ① 担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 会計学特論演習 (大学院 2 単位) ② 内容・ねらい 会計制度や会計処理の変更を会計の基本思考を元に考える。損益法と財産法と資産負債会計 観・収益費用会計観の違いから、新しい会計基準の基本思考を考えた。 ③ 講義・演習・実験・実習運営上の工夫 単なる制度の解説にとどまらず、そこに潜んでいる基本思考の転換を視点に会計制度の改変 を考えさせた。また現実企業の数字を用いて実態を分析した。 (2)非常勤講師担当科目 税務大学校金沢研修所・金沢国税局審理研修 「会計学」2017 年 10 月(毎年) (3)その他の教育活動 税理士、簿記検定などの受験者の質問に答えた。 新入生オリエンテーション合宿を立ち上げ、その企画運営実行に関わった。 簿記サークルの設立に協力した。
4.研究業績 (1)研究業績の公表 ①論文 (1) 「複式簿記の基礎的考察…会計と簿記の関係性から…」雑誌『会計』第 192 巻第3号 2017 年9 月。 (2)木野、徳前ほか「モノづくりの伝統・革新とヒトづくり…福井と京都の比較研究」『京都産 業学研究』第14 号 龍谷大学京都産業学センター2016 年。 (3)「2014 年リース会計の実態調査」(共著) 吉岡正道・徳前元信・大野智弘、野口教子『産業 経理』第74 巻第 4 号 2015 年。 (4)「個別資本説から CCC を考える」(単著)会計理論学会『現代会計の方法論的考察』スタディ・ グループ最終報告書2014 年 10 月。 (5)「2013 年度繰越欠損金に関するアンケート調査…平成 23 年度税制改正による救済効果…」 (共著) 吉岡正道・徳前元信・大野智弘、野口教子『産業経理』第 73 巻第 4 号 2014 年。 (6)「退職給付に係る未認識債務の計上…2012 年度退職給付に関するアンケート調査…」(共著) 吉岡正道・徳前元信・大野智弘、野口教子『産業経理』第73 巻第 1 号 2013 年。 (7)「その他包括利益に関する企業意識を探る」(単著)『福井県立大学経済経営研究』第 28 号 2013 年。 ②著書 (1)「企業経営の不安定さとキャッシュ・コンバージョン・サイクル」丸山・熊谷・陣内・内野・ 開 編著『経済成長の幻想:新しい経済社会に向けて』創成社2015 年。 『会計学第3 版』吉岡正道・氏原茂樹・徳前元信編著(第 11 章担当執筆)、森山書店 2013 年。 ③学会報告等
(1)” Questionnaire Survey on Lease Accounting Standard in Japan: Impact by Repeal of Exceptional Rule”, The American Accounting Association,2016 International Accounting Section Midyear Meeting, New Orleans, LA USA. (包括球学術学会ホームページに電子ジ ャーナルとして掲載) (2)「個別資本説から CCC を考える」陣内良昭主査会計理論学会スタディ・グループ報告「現 代会計の方法論的考察」(関西大学)2014 年 10 月 13 日。 (3)「個別資本説の現代的可能性」陣内良昭主査会計理論学会スタディ・グループ報告「現代会 計の方法論的考察」(東京経済大学)2013 年 10 月日。 (4)「中国の配当メカニズム:実証編」吉岡正道主査、国際会計研究学会スタディ・グループ「配 当財源枠決定メカニズムの国際的動向」最終報告(中央大学)2013 年 9 月。 ④その他の公表実績 福井経営モデル研究会 ○武生特殊鋼材の河野会長及び社長のインタビュー調査を行い、その特異な経営手法に関する 記録集を公表準備中である。 ○県内で顕著な業績を誇る医薬品メーカである小林化工の新鋭工場を見学させていただくとと もに、小林社長にも聞き取り調査を行い、記録集を公表した。 ○フクビ化学工業 八木誠一郎 代表取締役社長 福井を代表する企業であり、経済同友会代表幹事の八木氏に、 フクビ化学の生成の経緯、その経営の特質、福井でのモノづくりの思いなど、聞き取り調査し、 研究チームと意見交換した。そのやり取りを音声起稿し編集し、記録集「福井経営モデル・ヒ アリング調査記録(フクビ化学工業様)」を作成し、学内外の機関に配布し、研究成果とした。 ○2015 年 3 月 「福井経営モデル」研究会 ボストンクラブ代表取締役 小松原 一身 氏 「福井に根ざす経営モデル」 福井にこだわり、産業集積地としての鯖江の強みを生かした経 営モデルの概要を意見交換した。 ○2015 年 12 月 大学院経済・経営学研究科特別フォーラム「外需時代の日本産業と中小 企業――現場を探ることから製造業の未来を考える――」 福井の地元企業を一番知る専門 家に、現地調査と経済データの両面からモノづくりの将来を分析してもらい、明日の福井モデ
ルを考えるきっかけとした。 ○2014 年前期 特別企画講座 B「福井経営モデル」によるモノづくり・ヒトづくり 地元のリーダー7 名を招いて福井経営モデルを講義してもらい、フロアと議論した。 ○2014 年 3 月 特別シンポジウム開催 地元のシンポジスト3 名とともに意見交換した。 「福井経営モデルと地域の活性化を考える:福井に根ざしたモノづくり・ヒトづくり」 (2)学会活動等 学会でのコメンテーター、司会活動 日本会計研究学会2017 年 9 月(広島大学)で自由論題司会 学会での役職など 国際会計研究学会理事(2017 年 9 月より) 地域公共政策学会理事(2017 年より) 包括球学術学会副理事長2017 年より 会計理論学会理事(2010 年より 2016 年)など 学会・分科会の開催運営 日本会計教育学会第9回全国大会2017 年 10 月 7 日(土)~8 日(日)準備委員長 日本簿記学会関西部会準備委員長 (2015 年 6 月)。 (3)研究会活動等 ① その他の研究活動参加 (財)産業経理協会調査研究委員・同経営戦略会計研究会、 会計理論学会スタディ・グループ「現代会計の方法論的考察」研究会 関東会計研究会、会計フロンティア研究会など ② その活動による成果 経済学部内に、経済学部研究会を設け、学部の研究活動の活性化に努めた。 (4)外部資金・競争的資金獲得実績 福井銀行研究奨学金「福井経営モデルの探求」50 万円 2017 年 日本会計教育学会開催助成10 万円 2017 年 経済学部競争的資金 「カンボジアにおける簿記教育と日本ビジネス」17 万円 2017 年。 5.地域・社会貢献 (1)学外団体 ① 国・地方公共団体等の委員会・審議会 福井県信用保証協会外部評価委員(委員長)2012 年より 福井県信用保証協会理事者選考委員会(委員長)2017 年より 福井県職業能力開発審議会委員(会長)2010 年より 2016 年 中小企業大学校(福井県)指定管理者選定委員(委員長)2015 年より 税務大学校金沢研修所講師2010 年度より 同時に国税局の審理研修にて特別講義 ② 国・地方公共団体等の調査受託等 ③(公益性の強い)NPO・NGO 法人への参加 (財)産業経理協会調査研究委員 ④(兼業規程で業務と見なされる範囲内での)企業等での活動 ⑤ 大学間あるいは大学と他の公共性の強い団体との共催事業等 大学連携リーグ企画運営委員会2011 年度より ⑥ その他 (2)大学が主体となっている地域貢献活動等
① 公開講座・オープンカレッジの開講 ○大学院経済・経営学研究科 短期ビジネス講座2017 年 「マネジメント再考:理論と先端事例に学ぶ」 …あなたのビジネスモデルをアップデートしませんか… 3 コマ × 6 回を企画運営した。履修者の意見交換のため昼食会を開催、社会人履修者に 配慮し地域経済研究所の交流室で開催するなど改善した。また自身も講義した。 ○大学院経済・経営学研究科 短期ビジネス講座2016 年 「ひとづくり再考:理論と最先端の事例に触れる」 3 コマ × 6 回を企画運営した。また自身も講義した。 ○大学院経済・経営学研究科 短期ビジネス講座2014 年 「「地元で学べるビジネススクールを体験しませんか。グローカルな学び直し」 3 コマ × 6 回を企画運営した。また自身も講義した。 ○公開講座「現代会計学」 関連教員と連携して、リレーで公開講座を行った。以下は自身の講義テーマ。 2017 年「あるがままの会計はなぜだめなの」 2016 年「リース会計をめぐる混乱:透明性の改善と複雑性の低減」 2015 年「経営指標としての CCC:アップルとトヨタの比較」など ② 社会人・高校生向けの講座 ○高校向け 2017 年に 5 大学合同進学説明会で講義し、その模様は NHK ローカルニュースで放映。 福井県教育委員会と協議し、経済学部のプレカレッジ実施 坂井総合高校との提携について先方の校長、教育庁などと交渉し、連携協力を約束した。 福井商業高校との提携について先方の校長、教育庁などと交渉し、連携協力を約束した。 県内高等学校の中国語教育に関して、教育庁学校教育政策課と意見交換し、足羽高校との 連携協力を約束した。 など 本学主催の高等学校校長会との懇談会、進路担当者との懇談会に参加し、学部の概要を説 明した。静岡県の進路担当者の本学訪問に伴い、学部の概要を説明し、意見交換した。 入試制度の見直しにあたって、県内高等学校の校長先生と意見交換した。 ○社会人向け 大学院にて特別講義「外需時代の日本産業と中小企業--現場を探ることから製造業の未来を 考える--」を福井商工会議所・福井経済同友会の後援を得て開催し、大学院生・修了者のみ ならず一般に公開し、社会との連携や社会的認知度の向上に努めた。 ③ その他 (3)その他(個人の資格で参加している社会活動等) 6.大学の管理・運営 (1)役職(副学長、部局長、学科長) 学生部長2017 年 4 月より 経済学部長 兼 経済・経営学研究科長(2011 年度より 2017 年 3 月) (2)委員会・チーム活動 大学院経済経営学研究科 教務委員(経営学専攻) 短期ビジネス講座企画委員 (3)学内行事への参加 発達障害支援セミナー、ハラスメント研修会、など多くに参加した 学生部長として学生支援機構の「障害学生学内支援体制」のフォーラムに参加(大阪)。 福井大学における障害学生支援の研究会に参加。
(4)その他、自発的活動など 茶道部顧問、簿記サークル顧問