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高浜発電所4号機の原子炉起動予定および調整運転の開始予定について

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Academic year: 2021

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平成29 年 5 月 16 日 各 位 会 社 名 関西電力株式会社 代 表 者 名 取締役社長 岩根 茂樹 (コード:9503 東証第一部) 問 合 せ 先 経理部長 坂田 道哉 T E L 06-6441-8821 高浜発電所4号機の原子炉起動予定および調整運転の開始予定について 高浜発電所4号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力87万キロワット、定格熱出力 266万キロワット)は、平成23年7月21日から第20回定期検査を実施※して おりましたが、平成29年5月17日に原子炉を起動する予定であり、翌18日に 臨界に達する予定です。 その後は、諸試験を実施し、5月22日頃に定期検査の最終段階である調整運転 を開始する予定であり、6月中旬には原子力規制委員会の最終試験を受けて本格運 転を再開する予定です。 以 上 ※高浜4号機は、平成28年2月26日に原子炉を起動し、翌27日に臨界に達したが、2月2 9日の並列操作中に原子炉が自動停止した。その後、平成28年3月9日、大津地方裁判所が、 高浜発電所3、4号機の再稼働禁止の仮処分命令を決定した。 (添付資料)高浜発電所4号機 第20回定期検査の概要

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高浜発電所4号機 第20回定期検査の概要 1.燃料集合体の取替え 燃料集合体全数157体のうち、89体を取り替えました。今回装荷した新燃 料集合体は68体(うち4体はMOX燃料)です。 ※高浜4号機は、再稼働禁止の仮処分命令決定後、平成28年8月17日から19日にかけ て原子炉から燃料を取り出した。今回の起動にあたり、この取り出した燃料を再装荷して いる。 2.次回定期検査の予定 平成30年夏頃 3.定期検査中に発生した安全協定に基づく異常事象 (1)管理区域内における水漏れについて (図-1参照) 平成28年2月20日15時42分頃、1次冷却材系統の昇温に向け、化 学体積制御系統の水をほう素熱再生系統に通水したところ、「一次系床ドレン 注意」警報が発信しました。このため、現場を確認したところ、原子炉補助建 屋の脱塩塔室前の床面に水溜まりを確認しました。 原因は、B-冷却材脱塩塔の入口側弁の一部のボルトに適正な締付トルク がかかっていなかったことから、通水操作による系統の圧力の一時的な上昇に 伴い、当該弁から漏えいが発生したものと推定しました。 対策として、当該弁のダイヤフラムシートを新品に取替えるとともに、一 次冷却材が流れる系統の同種の弁(弁駆動軸が水平方向の弁)が適正に締付け られていることを確認しました。また、圧力変動の影響が少なくなるよう、化 学体積制御系統の抽出水の圧力が低い状態でほう素熱再生系統に通水するこ ととし、運転操作所則に反映しました。 なお、本事象による周辺環境への影響はありませんでした。 [平成28年2月20日、22日、25日 お知らせ済み] (2)発電機自動停止に伴う原子炉自動停止について (図-2参照) 平成28年2月29日14時01分26秒、並列操作を実施したところ、 発電機が自動停止し、「主変・発電機内部故障」の警報が発信し、14時01 分27秒、タービンおよび原子炉が自動停止しました。 現地リレー盤において、当該警報の発信要素の動作リレーを確認したとこ ろ、主変圧器の故障を示す検出回路が動作していました。 調査の結果、並列操作時において、今回の定期検査で交換したリレーの代 替として、当該リレーを、主変圧器を流れる電流の差を検知する運用から、系

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統全体に流れる電流を検知する運用に変更していました。その際、発電機と送 電系統の位相差により生じる瞬間的な潮流の影響を考慮した動作設定値とし ていなかったため、当該リレーが並列時に発生した送電系統側から発電機側へ の潮流を検知し、動作したものと推定しました。 対策として、当該リレーを主変圧器の定格以上の電流が系統に流れないこ とを監視する運用とし、設定値を変更します。 [平成28年2月29日、3月1日、9日 お知らせ済み]

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図-1 管理区域内における水漏れについて 格納容器内 格納容器外 RCS※ Cループ 低温側 【化学体積制御系統】 ※RCS 一次冷却材系統 ほう酸タンク 一次系補給水 タンク 水が付着 していた弁 冷却材 脱塩塔A 冷却材 脱塩塔B ほう素熱 再生系統 RCS※ Bループ 低温側 ほう酸回収装置 補助建屋サンプへ 11㍑ ドレンポット 15㍑ 床面 8㍑ 逆洗ライン 切替操作 ①閉 → 開 ②開 → 閉 ② ① 化学体積制御系統 原子炉冷却系統から1次冷却材の一部を抽出し 浄化した後、保有水量やほう素濃度等を調整して、 原子炉冷却系統に1次冷却材を充てんする系統 ほう素熱再生系統 イオン交換により、ほう素濃度の調整を行う系統 化学体積 制御タンク 充てん/高圧 注入ポンプ 水位検知器 (今回警報を 発信したもの) 調査結果 ① 30° ② 30° ③ 48° ④ 72° 【原因】 現場が狭隘な場所で ボルトの一部に適正な トルクがかからなかった。 出口側 規定のトルクで増締めし た際の締まり量 A⇒ 入口側 Aから 見た図 原子炉格納容器 原子炉補助建屋 脱塩塔室前 【位置図】

約1m 脱塩塔 現場の状況 ドレンポット 約1.5m ⇑ 撮影方向 約11m 入口側 ① ② ③ ④ 出口側 ダイヤフラム シート ハンドル ボンネット ボンネット ボルト ナット 【平面図】 ハンドル 壁 壁 当該弁 ハンドル 壁 壁 壁 <弁の仕様> ・大きさ 3インチ ・ステンレス製 ・最高使用圧力 2.1MPa 漏れた弁 発生箇所

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並列 (開閉器「入」) 発電機 主変圧器 特高開閉所 送電線側 M87B 開閉器 ②リレー(M87B) ・G87の代替として使用 ・動作設定として、主変圧器の 定格電流(1054A)の 30%(316A)とした 同期検定器 ③並列時の送電系統と発電機 の電力の位相差により、瞬間 的に、送電線側から発電機側 に主変圧器の定格電流の 約35%の電流(369A)が流れた ①リレー(G87) ・定期検査において取替えを実施 ・発電機5%出力にて健全性確認後に使用予定 送電系統との位相差10°以内で 並列可能(インターロック) G87

図-2 発電機自動停止に伴う原子炉自動停止について

送電側 発電機側 (今回の並列のタイミング) 位相差6°~8° 30%(316A) 100%(1054A) 定格電流 動作域 90%(949A) 100%(1054A) 定格電流 対策前 対策後 0%(0A) 並列時に流れた 一時的な電流 35%(369A) 0%(0A) 動作域 機器の故障の影響が送電系統側へ 拡大することを防ぐため、定格電流 の100%以下で、検出計器の誤差 等を考慮し設定 <設定値30%の根拠> 主変圧器本体の入口側電流 と出口側電流の差分を検知 するために設定していたが、 今回は一時的に過電流リレー として使用 (設定値は30%のまま使用) (1)G87の取替に伴い、M87Bを暫定運用する検討を行った際に、過渡的な電流変化を想定した設定値と なっていなかった。 (2)メーカに工事を発注した際に、M87Bの設定値について、過渡的な電流変化を踏まえた影響評価を行うよう 要求していなかった。 原因 並列操作時 ・並列時に発生する過渡的な電流値の変化(位相差±10°以内における電流増加)を考慮し、並列時のM87B の暫定的な設定値を90%にする。 ・メーカーに対して過渡的変化時を含めた定量的な電流評価を義務付けるよう、調達要求に明記した。 ・今回の発電機・主変圧器保護リレー盤取替工事関係者に対して、過渡的変化時の潮流※に関する教育を実施する とともに、メーカーで実施する対策の実施状況を確認した。 対策 (*:電力系統内の電力の流れ) 同種事象の再発防止に向けた取り組み 所内変圧器 所内機器 MG87A ・前回停止以降、今回の定期検査までに実施した全ての工事(約1800件)のうち、設定値の変更等を行ったもの (47件)に対し、保護リレー、水位計、警報の設定値等の妥当性を再検証した。 ・最終のヒートアップ(一次冷却材系統の昇温・昇圧)開始以降に暫定的な運用を行うものについて、プラントの過渡 変化に対応できることを確認していく。

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(平成29年5月16日現在)

高浜発電所4号機 第20回定期検査の作業工程

平成28年4月~ 平成29年2月 平成29年3月 平成29年4月~平成29年6月 主   要   工   程 平成23年7月 平成23年8月 平成23年10月~  平成27年12月 平成28年3月 平成23年9月 平成28年1月 平成28年2月 1次冷却材系統降温 解列(7/21) 並列時発電機トリップ(2/29) 制御棒駆動装置制御盤他取替工事 1次冷却材ポンプ保護リレーフェイルセーフ化改造工事 原子炉冷却系統設備小口径配管他取替工事 起動前弁点検 原子炉容器組立 燃料装荷 600系ニッケル基合金管台予防保全対策工事 原子炉容器開放 燃料取出 1次系弁・ポンプ点検 原子炉容器供用期間中検査 起動試験 1次冷却材系統 漏えい検査 蒸気発生器過流探傷検査 1次系強加工曲げ配管取替工事 福島第一原子力発電所事故を踏まえた 安全対策対応および新規制基準対応 非常用ディーゼル 発電機検査 燃料取出し (H28.8/17~8/19) 大津地裁の「高浜発電所3、4号機再稼動禁止仮処分命令」により停止 3/9 3/28 起動前弁点検 原子炉容器組立 燃料装荷 起動試験 1次冷却材系統 漏えい検査 非常用ディーゼル 発電機検査 並列時(5/22予定) 総合負荷性能検査 停止時点検※(第5回) ※定期検査の長期化に伴い、停止中においても使用している機器等について、概ね1年に1回、健全性確保のために実施する点検 (内容)非常用ディーゼル発電機の分解点検および外観点検、海水ポンプの分解点検、放射線監視装置の校正 等 (期間)第1回停止時点検(H24/5/28~8/31)、第2回停止時点検(H25/1/8~9/10)、第3回停止時点検(H26/6/4~12/26)、第4回停止時点検(H27/6/5~H28/1/31)、 第5停止時点検(H28/10/17~H29/1/7)

(別紙)

注:黒塗りは実績を示す

参照

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