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TELNET SNMPv1 RMON Ping TELNET 8 SH4124T IP/TCP/UDP/ARP/ICMP TFTP Bridge MIBRFC 1493 MIB-IIRFC 1213 RMON MIBRFC p MIBRFC Q MIBRFC

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3 装置の機能

SH4124T スイッチングハブは、全二重および半二重の 10/100/1000Mbps ローカル・エリア・ネットワー ク(LAN)に高性能、低コストで接続できるワイヤ・スピード・スイッチング機能を備えています 。 SH4124T スイッチングハブの機能を以下に示します。 特徴/基本機能 機能 概要 ストア・アンド・フォワード・ス イッチ 受信フレーム毎にチェックを行い、異常の無いフレームのみを 中継します。異常フレームは中継する前に破棄します。 高速フォワーティング・レート 100 M にて 148,810 パケット/秒 1000 M にて 1488,100 パケット/秒 アドレス・データベース・サイズ 最高 8,000 アドレスエントリーまで学習可能です。 オートネゴシエーション IEEE802.3u 準拠の速度/二重モード自動選択機能 Auto MDI/MDI-X ポートの通信モードをオートネゴシエーションに設定した場合 にのみ、送受信チャンネルを検知して MDI と MDI-X を自動的 に切り替えます。 スパニング・ツリー・プロトコル (STP) IEEE802.1D 規格に準拠。SH4124T スイッチングハブは装置単位 または、ポート単位に STP を設定することが可能です。 ブロードキャスト/マルチキャス ト ブロードキャスト、マルチキャストの流量を制限する機能です。 設定値を超える流量に達すると、フレームを破棄します。 優先制御 フ レ ー ム の VLAN Tag や ポ ー ト に 割 り 当 て た プ ラ イ オ リ テ ィ に よ り 4 段 階 の 優 先 制 御 が 可 能 で す 。 ポート・ミラーリング ミラー・ポートの送受信フレームをターゲット・ポートにコピー します。 バーチャル LAN(VLAN)機能 機能 概要

IEEE802.1Q VLAN IEEE802.1Q タギングが可能なタグ・ベース VLAN 機能です。 セキュリティ/アクセス制限機能 機能 概要 アクセス権限 Admin、User のアクセスレベルをサポートします。 VLAN 単位のアクセス権限 スイッチ制御部にアクセスできる VLAN を指定します。 コネクション・タイムアウト ある一定時間非活動状態が続くと、ローカル・コンソールまたは TELNET 接続を切断します。 注)TELNET でのコネクションタイムアウトは 15 分固定です。

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マネージメント機能 機能 概要 TELNET 同時にアクセス可能な TELNET セッションは最大 8 台 コンソール・ポート ローカル・サイトから SH4124T スイッチングハブの設定と管理が 可能です。 マネージメント・エージェント フィールド・アップグレードが可能です。 IP/TCP/UDP/ARP/ICMP に対応します。 TFTP クライアント機能搭載。(ファームウェアのダウンロード および構成定義ファイルのダウンロード/アップロード) SNMPv1 エージェント Bridge MIB(RFC 1493) MIB-II(RFC 1213) RMON MIB(RFC 1757) 802.1p MIB(RFC 2674) 802.1Q MIB(RFC 2674)

IF-MIB (RFC 2233) – ifTable, ifXtable Ether-Like MIB(RFC2358)– dot3StatsTable 拡張 MIB

リモート監視機能(RMON) 統計グループ(Statistics) 履歴グループ(History) アラーム・グループ (Alarm) イベント・グループ (Events)

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3.1 オートネゴシエーション

SH4124T スイッチングハブは、オートネゴシエーション機能を備えた装置です。オートネゴシエー ションとは、IEEE802.3u に規定された 2 装置間のプロトコルであり、優先順位に従い通信速度、通信 モード(全二重/半二重)の設定を自動的に行います。

オートネゴシエーションのガイドライン

オートネゴシエーション機能は、接続相手装置にオートネゴシエーションの機能がない、または IEEE802.3u の規格と互換性がないなどの理由により正しく機能しない場合があります。接続後は正し く接続できているかどうか、TELNET もしくはコンソールより接続ポートの設定(速度/モード)を確 認してください。期待する設定(100M 全二重、10M 全二重など)で接続できていない場合は、SH4124T スイッチングハブおよび相手装置の設定を同じ固定設定に変更してください。

3.2 Auto MDI/MDI-X

Ethernet ポートの送受信チャンネルを検知して、MDI と MDI-X を自動的に切り替える機能です。ポー トの通信モードをオートネゴシエーションに設定した場合のみ有効となります。通信モードを固定に した場合は未サポートです。

3.3 スパニング・

ツリー・

プロトコル(STP)

スパニング・ツリー・プロトコル(STP)は、IEEE802.1D に規定されたネットワーク経路のループ を回避するためのプロトコルです。ループは、装置間に通信経路が複数存在するときに発生します。 STP は、経路のループを回避するために装置間でアクティブな経路を一つに限定し、その他の経路を 遮断します。アクティブにする経路の選択は、それぞれの経路に定義された「コスト値」を比較する ことによって行われます。比較の結果、コスト値が最も低い経路がアクティブになります。 選択されアクティブな経路が通信不能になった場合、STP は遮断されていた経路のうちコスト値が 一番低い経路をアクティブに変更します。このように、STP はループ回避の他、通信経路の冗長化も 可能にします。 SH4124T スイッチングハブは、STP を装置単位、およびポート単位に有効/無効に設定することが できます。ただし、ポート単位の設定は、装置単位で STP が有効の場合にのみ行うことができます。 SH4124 は、ポート毎に二つのコスト値設定モード(自動設定/ユーザ設定)を持っています。自動 設定モードでは、ポートの接続帯域幅から下記の表に従って自動的にコスト値が設定されます。ユー ザ設定モードでは、ユーザが任意にコスト値を設定します。このコスト値の設定モードは、各ポート に対していずれかを選択することができます。 STP 設定の初期値は、装置単位およびポート単位ともに有効です。STP を使用しない場合は、装置 単位の STP を無効に設定してください。なお、STP を使用する場合、STP の仕様により、ポートのリ ンクアップから30秒程度通信できません。そのため、電源を ON/OFF する頻度の高い端末等を接 続する場合はそのポートの STP を無効に設定してください。

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自動設定時のコスト値 帯域 コスト値 1000Mbps × 2 本 3 1000Mbps × 1 本 4 100Mbps × 8 本 5 100Mbps × 4∼7 本 8 100Mbps × 2∼3 本 9 100Mbps × 1 本 10 10Mbps × 8 本 12 10Mbps × 4∼7 本 25 10Mbps × 2∼3 本 50 10Mbps × 1 本 100

STP が無効に設定されている場合、他装置からの Bridge Protocol Data Unit(BPDU)を破棄するか 転送するかをポート単位で指定することができます。(IEEE802.1D 規格では破棄することと規定され ています。)

3.4 ブロードキャスト/マルチキャスト

ブロードキャスト/マルチキャストの制御は、それぞれのフレームの流量を制御し、ネットワーク・ パフォーマンスの低下を防止する機能です。スイッチはフレームをグループ単位で制御します。しき い値(Threshold)を設定することで、流量がしきい値を超えたときにパケットを破棄し、流量を制限しま す。

3.5 ポート・

ミラーリング

ポート・ミラーリング機能を使うと、指定したターゲット・ポートか ら 、 指 定 し た ミ ラ ー ・ ポ ー ト の受信/送信/送受信トラフィックを監視することができます。ターゲット・ポートには、 LAN アナライザなどのプローブ装置を接続してください。

ポート・ミラーリング設定の規則

ポート・ミラーリングの設定では、以下の設定規則が適用されます。 • ターゲット・ポートとして指定したポートには、LAN アナライザなどのプローブ装置を接続 してください。

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• ターゲット・ポートは、ミラー・ポートと同じ VLAN のメンバとし、タグ有り/無しポート の設定も合わせてください。設定が一致していない場合、つぎのように動作しますので注意 してください。 -ミラー・ポートが Untag ポート: ミラーリングしたフレームがタグ付きフレームとなることがあります。 - ミラー・ポートが Tag ポート: ミラーリングしたフレームがタグなしフレームとなることがあります。 • マルチキャストグループテーブルにあるマルチキャストフレームをミラーリングした場合、 ミラーリングされたフレームはタグ付きフレームとなります。

3.6 MACフィルタリング/フォワーディング

MAC フィルタリング/フォワーディングテーブルに MAC アドレスを登録することで、指定した MAC アドレスを持つフレームをフィルタリングまたは指定ポートへ中継することができます。 ・マルチキャストフォワーディング: マルチキャストの MAC アドレスを設定することで、その宛先アドレスを持ったフレームを特定 のポートに中継することができます。32 エントリまで登録できます。 ・ユニキャストフィルタリング: ユニキャストの MAC アドレスを設定することで、その宛先アドレスを持ったフレームをフィル タリングすることができます。9 エントリまで登録できます。 注) マルチキャストフォワーディングで指定したマルチキャストアドレスが IGMP スヌーピングのフィ ルタリング対象の場合、マルチキャストフォワーディングは動作しません。

3.7 優先制御

SH4124T は IEEE802.1p に準拠した優先制御をサポートしています。優先制御の方式は厳格優先制 御(Strict)及び WRR(Weighted Round Robin)が選択可能です。

優先制御を行うためには、TagVLAN の Priority 値の設定、または、装置にてポートの Priority 値の 設定のいずれかを行います。このとき、Priority 値は 0∼7 までの 8 段階を設定することができます。 また、装置内部では Priority 値を、優先度 Class-0∼Class-3 として 4 段階に分けて制御しています。Class の数字が大きくなるに従って、優先度が上がります。 DA SA VLAN プロトコル Tag 制御情報 TYPE Priority CF1 VID 2 Byte

3bit 1bit 12bit ・・・ Tag 4Byte 1) Tag 付フレームフォーマット(IEEE802.1Q) Tag 付フレームフォーマット(IEEE802.1Q) SH4124T スイッチングハブの優先制御は、上記フレームフォーマットにおける Tag 制御情報の Priority に優先度を設定し優先制御を行います。

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2) Priority 値と優先度の関係 SH4124T スイッチングハブで優先制御を行なう場合の Priority 値と優先度の関係および、推奨す るタイプについて下表に示します。ネットワーク管理を行なう場合の優先度の設定については、 P97「ネットワーク管理システムの設定手順」およびを参照してください。 Priority 値 優先度 タイプ(推奨) 7 6 3 管理ネットワーク 5 4 2 音声ネットワーク 3 1 ビデオ等 2 1 0 その他 0 1 デフォルトプライオリティ 注) 上表は SH4124T スイッチングハブの Default 値を表しています。ユーザの設定により Priority 値を変更することが可能です。 注) 優先度の数値が高い方が優先制御されます。 3) 優先制御の処理

優先制御の処理には、厳格優先処理(Strict)または、WRR(Weighted Round Robin)のいずれか を設定します。優先制御の処理について以下に示します。 ・ 厳格優先処理 Class 値の高いフレームを最優先に処理します。このため、Class 値の低いフレームは破棄さ れる場合があります。 ・ WRR Class ごとに一定の数値を設定し、相対的な優先制御を行ないます。例えば Class-3 に 100 を、 Class-0 に 10 を設定した場合、Class-3 と Class-0 は 10:1 の割合で処理が行われます。

D3

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Q0

0

D2

D2

D2

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1

D1

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WFQ

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D1

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3

V

D2

厳格優先制御とWRR制御の処理例

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3.8 VLAN

VLAN(Virtual LAN)は、スイッチ・ポートを論理的にネ ッ ト ワ ー ク をグループ化し、ブロード キャスト・ドメインを分離する機能です。VLAN 内で受 信 さ れ た フ レ ー ム の転送は、その VLAN の内部だけで行われます。ブロードキャスト・フレームや IP マルチキャスト・フレーム、宛先不明 で同報されるユニキャスト・フレームも、その VLAN 内に限定されます。 VLAN を設定することで、ネットワーク・トポロジーを物理的に変更する必要なく、ネットワーク をセグメント化することができます。ネットワークのセグメント化は、スイッチ・ポートをグループ 化して VLAN の定義を与えることによって行われ、他の VLAN から独立したブロードキャスト・ド メインを構成します。 この機能によって、ネットワークの移動、追加、変更が発生しても、実際のケーブル接続を変更せ ずに VLAN の再割り当てを行うだけですむため、ネットワークを柔軟に構成することができます。

IEEE802.1Q(タグベース)VLAN のタギング

SH4124T スイッチングハブは、IEEE802.1Q タギング規則に準拠しています。IEEE802.1Q タギング 機能関連の重要な用語を以下に示します。

・ VLAN 識別子(VID): フレーム・ヘッダ内の VLAN タグのうちの 12 ビット部分で、明示的 に設定された VLAN の識別子です。 ・ タグ付きフレーム: 特定の VLAN に属するフレームを識別する、フレーム・ヘッダ内の 3 2 ビ ッ ト の フ ィ ー ル ド (VLAN タグ)を持つフレームです。 ・ タグ無しフレーム: フレーム・ヘッダ内に VLAN タギング情報を持っていないフレームです。 ・ VLAN ポート・メンバー: 特定の VLAN に対するブロードキャスト・ドメインを形成するポー トの組のことです。ポートは、一つ以上の VLAN のメンバーにすることができます。 ・ タグ無しメンバー: 特定の VLAN のタグ無しメンバーとして設定されているポートです。 タグ無しフレームがタグ無しメンバー・ポートを通ってスイッチから出るときには、フレー ム・ヘッダに変化はありません。タグ付きフレームがタグ無しメンバー・ポートを通ってス イッチから出ると、タグが除去され、タグ付きフレームはタグ無しフレームに変更されます。 ・ タグ付きメンバー: 特定の VLAN のタグ付きメンバーとして設定されているポートです。 タグ無しフレームがタグ付きメンバー・ポートを通ってスイッチから出ると、その Port が属 している VLAN に関連する 32 ビット・タグを含むようにフレーム・ヘッダが変更されます。 タグ付きフレームがタグ付きメ ン バ ー ・ ポ ー ト を 通 っ て スイッチから出るときには、 フレーム・ヘッダに変化はありません(元の VID のままです)。 ・ 未登録パケット: VLAN の VID を含んでいるタグ付きフレームで、しかも、このパケット の受信ポートがその VID メンバーとなっていないときに、このフレームを未登録パケットと 呼びます。 SH4124T スイッチングハブの デ フ ォ ル ト 設 定 で は 、 す べ て の ポ ー ト が VLAN 1 の タ グ 無 し メ ン バ ー と し て 、 VID = 1 に設定されます。 各スイッチ・ポートは、特定の VLAN のタグ付きまたはタグ無しメンバーとして再設定することが できます。図 3.1∼3.5 に、IEEE802.1Q VLAN 使用時の SH4124T スイッチングハブのフレーム処理を 示します。 図 3.1 では、スイッチに入ってきたタグ無しパケットは、直接、VLAN 2 に割り当てられています。 ポート 5 が VLAN 2 のタグ付きメンバーとして設定され、ポート 7 が VLAN 2 のタグ無しメンバーと して設定されています。

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図 3.1 802.1Q タギングタグ無しパケット受信時(1/2) 図 3.2 に示すように、入ってきたタグ無しパケットは、VLAN 2 のタグ付きメンバーとして設定さ れているポート 5 を通ってスイッチから出て行くときにはタグが付けられます。VLAN 2 のタグ無し メンバーとして設定されているポート 7 を通ってスイッチを出て行く場合は、そのままで変化はあり ません。 図 3.2 802.1Q タギングタグ無しパケット受信時(2/2) 図 3.3 では、スイッチに入ってくるタグ付きパケットが、パケット内のタグ割り当てにより、直接 VLAN 2 に割り当てられています。ポート 5 が VLAN 2 のタグ付きメンバーとして設定され、ポート 7 が VLAN 2 のタグ無しメンバーとして設定されています。 図 3.3 802.1Q タギングタグ付きパケット受信時(1/3) 図 3.4 に示すように、入ってきたタグ付きパケットは、VLAN 2 のタグ付きメンバーとして設定さ れているポート 5 を通ってスイッチから出て行くときには、そのままで変化はありません。しかし、 このタグ付きパケットが、VLAN 2 のタグ無しメンバーとして設定されているポート 7 を通ってスイッ チを出て行く場合は、タグが除去されます。(タグ無しになります)

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図 3.4 802.1Q タギングタグ付きパケット受信時(2/3) 図 3.5 では、スイッチに入ってくるタグ付きパケットが、パケット内のタグ割り当てにより、直接 VLAN 10 に割り当てられています。VLAN 10 はスイッチに設定されていません。この場合、入って きたタグ付きパケットは、VLAN 10 が存在しないため、どこにも中継されずに破棄されます。 図 3.5 802.1Q タギングタグ付きパケット受信時(3/3)

複数のスイッチングハブにまたがる VLAN

802.1Q タギングをサポートするスイッチングハブを複数接続することで、ある VLAN のユーザを 別のスイッチングハブにまたがる同一の VLAN のユーザに接続することが可能になります。 VLAN に割り当てたポートで 802.1Q タギングが使用可能な場合、そのポートから出て行くすべて のフレームは、その VLAN に属するものとしてタグが付けられます。 特定のスイッチ・ポートを、 複数のスイッチングハブにまたがる一つ以上の VLAN のメンバーとして、割り当てることができます。 複数スイッチにまたがる VLAN は、2 台の SH4124T スイッチングハブにまたがる VLAN の例です。 802.1Q タギングは、VLAN 1 および VLAN 2 に対して、S1 のポート 1 および S2 のポート 1 で有効に なっています。どちらのポートも、VLAN 1 および VLAN 2 のタグ付きメンバーです。

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3.9 ネットワーク管理エージェント機能

SH4124T スイッチングハブのエージェント機能により、アクセス権限を与えたコミュニティに属す る SNMP マネージャから以下に示す MIB(Management Information Base,管理情報ベース)アクセス することができます。

コミュニティ名は四つまで設定することができ、それぞれに対して Read Only あるいは Read/Write の権限を与えることができます。Read Only の権限を与えられたマネージャは、エージェント装置の 情報、あるいは MIB の読み込み(Get)のみ可能です。Read/Write の権限を与えられたマネージャで は、読み込みだけでなく書き込み(Set)も可能です。 SH4124T スイッチングハブがサポートする MIB を以下に示します。 ・MIB-II(RFC 1213) ・Bridge MIB(RFC 1493) ・RMON MIB(RFC 1757) ・802.1p MIB(RFC 2674) ・802.1Q MIB(RFC 2674)

・IF-MIB(RFC 2233)– ifTable, ifXtable ・Ether-Like MIB(RFC2358)– dot3StatsTable ・Enterprise MIB ・SH4124T Original MIB

トラップ

SH4124T スイッチングハブは、装置内で発生したイベントに対するトラップ・メッセージを、指定 した SNMP マネージャ(トラップ・マネージャ)に通知することができます。トラップをマネージャ に通知するためには、IP アドレスおよびコミュニティ名をスイッチに設定する必要があります。トラッ プ・ マ ネ ー ジ ャ に通知されるトラップ・メッセージは下記の通りです。 coldStart: 電源投入によってハードウェアが再起動されたことを示します。 warmStart: Restart System によってファームウェアが再起動されたことを示します。

newRoot: STP 使用時に装置が新しくルート・ブリッジになったことを示します。 (装置電源オン時および Restart System 時にもロギングされます。) Fan1Fail: ファン 1 が故障等により停止したこと示します。 Fan2Fail: ファン 2 が故障等により停止したこと示します。 Authentication Failure: 無効の SNMP コミュニティー名を使って本装置にログオンしようとしたユー ザ(マネージャ)の存在を意味します。 linkUp: ポートのリンク状態変化(リンクダウン→リンクアップ)を示します。 linkDown: ポートのリンク状態変化(リンクアップ→リンクダウン)を示します。 overloadAlarm: 指定した以上のパケットが送受信されたことを示します。 topologyChange: STP によって構成されたトポロジーに変更が発生したことを示します。 addressTableFull: 学習テーブルのエントリが一杯になったことを示します。

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3.10 リンクアグリゲーション

リンクアグリゲーションとは、マルチリンクイーサまたはポート・トランキングとも呼ばれる機能 で、隣接した 2∼8 ポートを多重化し、1 本の高速リンク(トランク・グループと呼ぶ)として機能さ せることができます。また、多重化されたリンク(メンバーポートと呼ぶ)の 1 本が故障した場合、 リンクアグリゲーションは、そのメンバーポートのトラフィックを他のメンバーポートに均等に分散 することによって、リンクの冗長性を高めることができます。構成可能なトランク・グループ数は、 最大 6 グループです。

リンクアグリゲーションの

ガイドライン ・ 多重化されたポートを 1 ポートとして扱います。STP や VLAN 機能使用時においても多重化された ポートは 1 ポートとしてみなされます。 ・ メンバーボートは隣接し連続したポート番号から成ります。また、このとき一番小さい番号のポー トがマスターポートとなります。 例えば、ポート 1 から 4 ポートのリンクアグリゲーションを構成する場合、ポート1がマスター ポートとなり、多重化されるポートはポート 1、2、3、4 と連続したポートとなります。ポート 1、 3、5、7 を多重化することはできません。 ・ 10BASE-T/100BASE-TX ポート(ポート 1∼24)と 100BASE-TX/1000BASE-T ポート(ポート 25,26)を跨 いで多重化することはできません。 ・ 全てのメンバーはマスターポートとポート設定(通信速度、通信モード、STP コスト値設定モー ド等)を共有します。マスターポートの設定は変更可能ですが、他のメンバーポートを設定する ことはできません。 ・ マスターポートの通信モードがハーフのときリンクアグリゲーションは使用できません。ポート 設定がオートの場合も実際のリンク状態がハーフのときは使用できません。 ・ ポートがトランク・グループのメンバーポートとして設定されると、このポートは直ちにマスター ポートと同様の特性を持つようになります。ポートがグループのメンバーポートでなくなると、 このポートの特性はデフォルトの設定にリセットされます。 ・ トランク・グループへのトラフィックは、受信パケットの MAC アドレスで判断し負荷分散されま す。つぎの 3 つの方式を選択して指定することができます。

- 送信先 MAC アドレスと送信元 MAC アドレスの XOR - 送信先 MAC アドレス - 送信元 MAC アドレス ・ STP のコスト値は、マスターポートに対してのみ定義されます。自動設定モードの場合、マスター ポートの帯域×メンバーポート数からポート帯域を算出し、コスト値を割り当てます。縮退/復 旧によってコストが変わることはありません。 ・ トランク・グループのメンバーポートをポート・モニタリングのモニタ(監視用)ポートとして 設定することはできません。ただし、メンバーポートをポート・モニタリングのソース(被監視) ポートとして設定することは可能です。

3.11 IGMP スヌーピング

IGMP スヌーピングとは、必要なスイッチ・ポートに対してのみマルチキャスト・データを中継させ る、スイッチのマルチキャスト・フィルタリング機能です。IGMP スヌーピングをサポートしないスイッ チは、マルチキャスト・ストリームを全ポートにブロードキャストします。IGMP スヌーピングをサポー トするスイッチでは、IP マルチキャスト・ルータと IP ホスト間で送受信される IGMP パケットを詮索 し、その情報を基にマルチキャスト・グループ・アドレスとスイッチ・ポートを対応させることによ って、特定のマルチキャスト・データの中継先を特定のスイッチ・ポートに限定することが可能です。 IGMP スヌーピングは、マルチキャスト・データのブロードキャストを阻止することによって、ネット ワークの最適化を図ることを可能とします。

IGMP (Internet Group Management Protocol) とは、直接接続されているサブネット上に IP マル チキャスト・データの受信を要求するホスト・グループが存在するかどうかを、IP マルチキャスト・ ルータが学習するために使われる、ルータ・ホスト間のプロトコルです。(RFC2236 参照)

IGMP では、以下の 3 タイプのパケットを使用します。 ・Host Membership Query (HMQ)

IP マルチキャスト・ルータから全 IP ホストに定期送信されるパケットです。IP マルチキャス ト・データの受信を希望する IP ホストの有無を確認するために送信されます。

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IGMPv2 では、2 タイプの HMQ が定義されています。

General Query (HMQ-GQ): 前述の HMQ パケットです。IGMPv1で使われる HMQ と共通です。以降、 IGMPv1 の HMQ も”HMQ-GQ”と記述します。

Group-Specific Query (HMQ-SQ): Leave Group パケットに対する確認パケットです。離 脱 の 要 求 の あ っ た IP ホストお よ び ル ー タ に 対して送信されます。(IGMPv2 のみ)

・ Host Membership Report (HMR)

HMQ 送信 IP マルチキャスト・ルータに対する IP ホストからの応答パケットです。参加したい IP マルチキャスト・グループのアドレスを指定します。 ・ Leave Group IP マルチキャスト・グループからの離脱を要求するパケットです。IP ホストから全 IP マルチ キャスト・ルータに対して送信されます。 IP マルチキャスト・ルータは HMQ-GQ を全 IP ホスト宛てに送信し、HMR 受信によって、I P マ ル チ キ ャ ス ト・グ ル ー プ への参加を希望する IP ホストの存在を学習します。このプロセスによって、 IP マルチキャスト・装置間でホスト/クライアント関係が確立され、IP マルチキャスト・データの送 信が学習された IP ホストに対して開始されます。IP ホストは、参加している IP マルチキャスト・グ ループからの離脱をする場合、全 IP マルチキャスト・ルータに対して Leave Group パケットを送信 します。Leave Group パケットを受信した IP マルチキャスト・ルータは、離 脱 の 要 求 の あ っ た IP ホスト お よ び ル ー タ ポ ー ト に 対して HMQ-SQ が送信されます。また、その IP マルチキャスト・ グループに参加している IP ホストがいるかどうかを確認するために、そのグループに対して HMQ-GQ を送信します。HMQ-GQ に対する HMR の応答が無い場合、IP マルチキャスト・ルータはそのグループ に対するマルチキャスト・データ送信を停止します。HMR の応答があった場合は、そのグループは存 続します。

IGMP Snooping による IGMP パケット処理

SH4124T では、IGMP Snooping を有効に設定することによって、上記 IGMP パケットを処理し、マル チキャスト・トラフィックの中継先を制御することが可能です。それぞれの IGMP パケットは、つぎ のように処理されます。

・HMQ-GQ

SH4124T は、HMQ-GQ を受信すると、それを全スイッチ・ポートにブロ ードキャストします。 HMQ-GQ を受信したポートはマルチキャスト・ルータが接続されているポートと見なされ、「Router Port」と定義されます。Router Port は、マルチキャスト・トラフィックをフィルタしません。Router Port には全てのマルチキャスト・フレームを転送します。なお、Router Port の定義をコンソールか ら手動で行うことも可能です。 ・HMR HMR を受信すると、SH4124T は参加表明が出されたマルチキャスト・アドレスと HMR 受信ポー トを対応づけ、マルチキャスト・テーブルに保存します。以後、そのマルチキャスト・アドレス 宛てのマルチキャスト・トラフィックは、マルチキャスト・テーブルに従い対応するポートおよ び Router Port へのみ転送されます。 ・Leave Group および HMQ-SQ SH4124T は、Querier(下記「Querier 動作」参照)として動作している際、自発的に HMQ-SQ が送信されます。このときマルチキャスト・テーブルが更新されます。また、Leave Group を受信 した場合も HMQ-SQ が送信されます。 Querier で無い場合は、HMQ-SQ の自発的な送信は行われません。他からの HMQ-SQ を受信し た場合は同 VLAN 内のすべてのポートに中継します。また Leave Group を受信した場合、すべて の Router port に中継されます。

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マルチキャスト ルータ HMQ HMR 235.10.10.1 Router Port 235.10.10.1 宛 マルチキャストデータ IGMP スヌーピングによるマルチキャストフィルタリング

Querier 動作

Querier とは、HMQ-GQ の定期送信を行う装置のことを言い、IGMPv2 では、ネットワーク上で一 番小さい IP アドレスを持つマルチキャスト・ルータが Querier となります。 SH4124T は Querier 機能をサポートしています。一定時間 HMQ-GQ を受信しないと、ネットワーク 上に Querier が存在しないと判断し、SH4124T 自身が Querier となって HMQ-GQ の定期送信(起動時 以外の送信間隔: “Query Interval”秒)を開始します。送出した HMQ-GQ に対し HMR を受信すると、 マルチキャスト・テーブルへの情報登録を行います。

IGMP Snooping のガイドライン

・ SH4124T に IP 設定が行われていない場合、Querier 機能を起動できません。IGMP スヌーピングを 使用する場合は、必ず IP 設定を行ってください。 ・ HMR は全てのマルチキャスト・ルータに中継する必要があります。ルータへの経路を持つポート は必ず Router Port の設定を行ってください。 ・ ルーティングプロトコルやホットスタンバイの息災パケットなどがフィルタリングされないよう、 ルータ間通信の経路上にあるポートには必ず Router Port の設定を行ってください。 ・ 本装置はつぎの IP マルチキャストフレームを受信した場合、同一 VID メンバポートに中継され ます。224.0.0.0 ∼ 224.0.0.6、224.0.0.9、224.0.0.13。 ・ HMR 未受信時に通常の IP マルチキャストフレームを受信した場合、マルチキャストグループテー ブルにフォワーディングポート無しとして登録されますが、登録されるまでの一瞬の間、同一 VID メンバポートに中継されます。 ・ マルチキャストテーブルの最大数(252)を超えて IP マルチキャストフレームを受信した場合、 マルチキャストグループテーブルに登録されず、同一 VID メンバポートに中継されます。 ・ マルチキャストルータが存在する環境においては、SH4124T の IP Address をマルチキャストルー タの IP Address よりも大きい値に設定してください。

参照

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