地域 の 自然 を活 用 した 自然体 験 と
環境 教 育 の取 り組 み(2)
宮
野
純
次
は じ め に 地 域 の 自然 を活 用 し た 自然 体 験 と環 境 教 育 に 関 し て、 昨 年 に引 き続 き、 先 進 的 に実 践 して い る 団体 ・施 設 な ど を訪 問 し、 そ の プ ロ グ ラム や 実 践 状 況 につ い て 調 査 ・研 究 して きた 。 ま た 、 五 感 を使 っ た活 動 で あ る ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム の基 本 理 念 とそ の 実 践 に 関 す る調 査 ・研 究 を踏 ま え て 、 わが 国 にお け る ネ イチ ャー ゲ ー ム の具 体 的 な取 り組 み に つ い て も、 継 続 的 に 調 査 ・研 究 を進 め て きて い る 。 さ ら に、 自然 体 験 型 環 境 教 育 を 実 践 す る場 と して の 本 学 の 「京 女 の森 」 並 び に 「京 女 鳥 部 の森 」 に お け る体 験 活 動 も継 続 して い る 。 1.公 益 社 団 法 人 日 本 シ ェ ア リ ン グ ネ イ チ ャ ー 協 会 の ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム 研 修 会 (1)全 国 ネ イ チ ャー ゲ ー ム 研 究 大 会in北 海 道 自然 体 験 型 環 境 教 育 で あ る ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム の 理 念 とそ の 実 践 に つ い て 調 査 ・研 究 を進 め る た め に、 「第26回 全 国 ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム研 究 大 会in北 海 道 2016」 に、2泊3日 〈2016年6月3日(金)∼6月5日(日)〉 で参 加 した 。 「北 の大 地 の め ぐみ と 自然 との 共 生 」を大 会 テ ー マ に した北 海 道 大 会 の 初 日 は、 開会 式 の 後 、 旭 川 市 博 物 館 館 長 の 瀬 川 拓 郎 氏 に よ り、 基 調 講 演 「ア イ ヌ の 自然 利 用 ∼ 生 態 系 適 応 か らみ た 歴 史 ∼ 」 が 行 わ れ た 。 ア イ ヌ は縄 文 以 来 、 狩 猟 ・漁 労 を基 本 的 な生 産 と して い た が 、日本 との 交 易 が 活 発 化 す る と、ア イ ヌ の 狩 猟 ・ 漁 労 は 交 易 対 象 と な る種 に 特 化 し、社 会 は そ の 種 の生 態 系 と狩 猟 ・漁 労 の 方 法 に規 定 され た もの へ と大 き く変 化(ア イ ヌ ・エ コ シ ス テ ム)し て き た とい う指摘 で あ っ た 。 つ ま り、 ア イ ヌ の 自然 利 用 は、 日本 と の交 易 が 拡 大 す る 中、 商 品 生 産 と結 びつ きな が ら各 地 で 変 化 ・成 立 して き て い た 。ア イ ヌ は過 去 に と ど ま っ た の で は な く、 商 品 化 す る 世 界 の 中 で 、 北 海 道 と い う亜 寒 帯 の生 態 系 に 高 度 に 適 応 し なが ら、 異 な る道 を選 択 す る こ とで 、 共 存 し よ う と した歴 史 で あ っ た と い う こ と で あ っ た 。 基 調 講 演 の 後 、2日 目 に実 施 され る ワ ー ク シ ョ ップ の 説 明会 が コ ー ス 毎 に行 わ れ た 。 ワ ー ク シ ョ ップ の 内容 は 、 次 の6コ ー ス で あ る。A「 イ シ カ ラ ・ベ ツ (石 狩)の 原 生 砂 浜 海 岸 の 散 策 コ ー ス 」 ∼ さ っ ぽ ろ シ ェ ア リ ン グ ネ イ チ ャー の 会 ∼ 、B「 ユ ー パ ロ(夕 張)石 炭 博 物 館 見 学 とズ リ 山 ウ ォー ク コ ー ス 」 ∼ ゆ う ば りネ イ チ ャー ゲ ー ム の 会 ∼ 、C「 北 海 道 の ク ラ フ ト ・メ ロ ンパ ンづ く り コー ス 」 ∼ お ほ 一 つ くネ イチ ャ ー ゲ ー ム の 会 ∼ 、D「 トカ プ ウ シ(十 勝)岳 トレ ッ キ ング コー ス 」 ∼ さ っ ぽ ろ幼 児 ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム の 会 ∼ 、E「 フ ラ ヌ イ(富 良 野)ラ フテ ィ ング&食 べ 歩 き コ ー ス 」∼ サ ロ ベ ツ シ ェ ア リ ング ネ イ チ ャー の 会 ∼ 、F「 ポ ンソウ カムイ コタン(渓 谷 の美 しい所)で ネ イチ ャーゲー ム三 昧 コー ス」 ∼ ゆ う ば りネ イ チ ャー ゲ ー ム の 会 ∼ 。 2日 目は 、 「原 生 砂 浜 海 岸 の散 策 」 な ど、 コー ス 毎 の ア ク テ ィ ビ テ ィ体 験 が 朝 か ら ス ター ト した 。 筆 者 は 「E.富 良 野 コー ス」 に参 加 した 。 ラ フ テ ィ ング 場 所 で あ る南 富 良 野 へ 向 け て 早 朝 バ ス で の 出 発 と な っ た 。 「南 富 良 野 どん こ ろ 野 外 学 校 」 に到 着 後 、 ラ フ テ ィ ン グ の装 備 を着 用 し、 レク チ ャー を受 け た後 、 川 に入 っ た 。 ラ フ テ ィ ン グ は 、 南 富 良 野 を流 れ る 空 知 川 支 流 の シ ー ソ ラ プチ 川 を ス ター ト し、 約6kmを 下 り、 空 知 川 本 流 で ゴ ー ル とい う内 容 で あ っ た(写 真1参 照)。 気 温 が 低 く、 小 雨 も ち らつ く中 で あ っ た が 、 歓 声 が 度 々 あ が り、 笑 顔 が 弾 け て い た 。 途 中、 川ヘ ドボ ン した 方 もい ら した よ うだ が 、何 カ所 か の 急 流 も乗 り切 りラ フ テ ィ ング は 無 事 成 功 し た 。 川 の 流 れ を ダ イ レク トに感 じな が ら、 川 か ら 見 る 自然 風 景 を堪 能 で きた 。 森 と水 、 生 き物 た ち との 出 会 い を川 か らの 目線 で 体 感 し楽 しむ こ とが で きた 。 そ して 、 ラ フテ ィ ング にチ ー ム ワー ク が 必 要 で あ
地域の 自然 を活用 した自然体験 と環境教育 の取 り組 み(2) る こ と も実 感 で きた 。 この よ う に、小 雨 の 降 る 中 で の体 験 で あ っ た が 、ラ フ テ ィ ン グ後 は 五右 衛 門風 呂 に入 浴 し、 冷 え た 身 体 を温 め る こ とが で きた。 薪 ス トー ブ の 側 で い た だ く珈 瑳 も格 別 で あ っ た 。 昼 食 は 、 富 良 野 市 街 へ 移 動 し北 海 道 の 食 材 を堪 能 し た。 富 良 野 周 辺 で の ラ フ テ ィ ング体 験 と食 の体 験 を通 し、 北 海 道 の 自然 と人 の 営 み に つ い て体 感 し なが ら考 え る機 会 を得 た 。 2日 目の 夜 は全 体 プ ロ グ ラ ム の 「研 究 集 会 」 で 、 今 ま で の シ ェ ア リ ン グ ネ イ チ ャ ー活 動 を振 り返 り、 そ れ ぞ れ の こ れ か らの活 動 を考 え る時 間 に な っ た。 考 え た イ メ ー ジ を折 り紙 で 表 現 し、 個 性 豊 か な 皆 の イ メ ー ジ を1つ に 合 わ せ て シ ェ ア リ ン グ ネ イ チ ャー 曼 茶 羅 が で きあ が っ た(写 真2参 照)。 3日 目は 「ア イ ヌ 民 族 博 物 館 」 に移 動 し、 ア イ ヌ文 化 を 体 験 す る プ ロ グ ラ ム で あ っ た 。 こ の ア イ ヌ 民 族 博 物 館 に は 、 北 海 道 や樺 太 、 千 島 列 島、 東 北 地 方 北 部 に住 ん で い た ア イ ヌ民 族 の 文 化 的所 産 が 網 羅 され て い た 。 茅 葺 きの 家(チ セ) をか た どっ た 建 物 の 中 に は 、 衣 食 住 や 生 活 様 式 な どが わ か りや す く展 示 さ れ て い た。 この チ セ5棟 を 中心 に 、 か つ て の 集 落 の様 子 が 伝 え られ て い た 。 チ セ 内 で は ア イ ヌ の 伝 統 芸 能 や 手 工 芸 の実 演 な ど、 無 形 文 化 が伝 承 保 存 され 、 公 開 さ れ て い た 。 解 説 者 か ら昔 の ア イ ヌ の 人 々の 生 活 や 、 風 習 、 行 事 な ど につ い て の 説 明 と と も に、 国 の 重 要 無 形 民 俗 文 化 財 に指 定 され て い る ア イ ヌ古 式 舞 踊 〈ア イ ヌ の 楽 器 ム ッ ク リ(口 琴)や トン コ リ(五 弦 琴)、 イ オ マ ンテ リム セ(熊 の 霊 送 りの 踊 り)な ど〉 を 数 曲 、 鑑 賞 す る機 会 を得 た。 また 、 か つ て の ア イ ヌ 民 族 は 、 北 海 道 の 山 野 に 自生 す る野 草 を様 々 な 方 法 で食 用 、 薬 用 な ど に利 用 し、 ヒ エ ・ア ワ な どの 雑 穀 を家 の 周 辺 で 栽 培 して い た 。 ア イ ヌ 有 用 植 物 コ ー ナ ー で は、 そ の う ち代 表 的 な約50種 類 が 移 植 ・栽 培 され 、 ア イ ヌ と植 物 との 関 わ りも わ か りや す く解 説 ・展 示 され て い た 。 こ の よ う に、 ア イ ヌ 民 族 博 物 館 は 、 資 料 館 とあ わ せ て ア イ ヌ文 化 の 調 査 研 究 ・伝 承 保 存 ・普 及 を 目的 と した 野 外 博 物 館 と して 整 備 さ れ て い た。 「北 の 大 地 の め ぐみ と 自然 との 共 生 」 を テ ー マ に した 北 海 道 大 会 にお い て 、 ワ ー ク シ ョ ップ 体 験 、 全 体 プ ロ グ ラム の 研 究 集 会 に お け る交 流 な ど に参 加 す る
こ とで 、 自然 体 験 型 環 境 教 育 で あ る ネ イ チ ャー ゲ ー ム の 実 践 面 と理 念 に つ い て 体 験 し なが ら調 査 し研 究 を深 め る こ とが で きた 。 (2)ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム 普 及30周 年 記 念 事 業 日本 で の ネ イ チ ャー ゲ ー ム 普 及30周 年 を記 念 して 、 「会 員 の つ どい ∼ ジ ョセ ブ ・コー ネ ル 氏 を 囲 ん で ∼ 」 が 、 山梨 県 北 杜 市 に あ る キ ー プ 自然 学 校 を会 場 と して 、2016年9月30日(金)∼10月2日(日)の2泊3日 で 開 催 さ れ た 。 初 日は、 ジ ョセ ブ ・コー ネ ル氏 に よ る 基 調 講 演 、 これ か らの シ ェ ア リ ン グ ネ イ チ ャ ー活 動30年 を 考 え る ミー テ ィ ング(写 真3参 照)、2日 目の 午 前 中 は コ ー ネ ル氏 に よ る 野 外 ワ ー ク シ ョ ッ プ(写 真4参 照)、 午 後 は、 会 員 に よ る フ リー プ ロ グ ラ ム 「木 の 実 や 葉 っ ぱ で 遊 ぼ う」「幼 児 と楽 し も う ネ イ チ ャー ゲ ー ム 」「風 と時 間 を つ か ま え よ う」 「ぬ ら し絵 ア ー ト」 な ど6種 類 の プ ロ グ ラ ム が 前 半 ・ 後 半 で そ れ ぞ れ組 まれ て い た 。 筆 者 は 、 前 半 は コー ネ ル氏 の 妻 ア ナ ンデ ィ夫 人 に よ る 「メ デ ィ テ ー シ ョ ン入 門 」 に 、 後 半 は 「生 き物 カ ル タ取 り[普 及 版]と ネ イチ ャー プ ロ フ ァ イ ル」 に 参 加 した 。 都 合 に よ り、3日 目午 前 中 の 体 験 活 動 に参 加 す る こ とは で きず 、1泊2日 で の 参 加 に な っ た が 、 と て も充 実 した 内 容 で 、 参 加 者 と も交 流 が 深 ま り、 研 究 を進 め る 上 で も貴 重 な2日 間 で あ っ た 。 2.京 都 か も 川 ネ イ チ ャ ー一一一ゲ ー ム の 会 へ の 参 加 ・調 査 ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム 指 導 員 の 有 志 に よ る地 域 の 会 と して 、 本 学 が あ る京 都 市 内 に は 、 京 都 か も川 ネ イ チ ャー ゲ ー ム の 会 が あ り、 学 生 と一 緒 に 参 加 し活 動 す る 機 会 に 恵 ま れ て い る。 今 年 度 は、 京 都 か も川 ネ イ チ ャー ゲ ー ム の 会 が 主 催 す る 「初 夏 の つ どい 」 「初 秋 の つ ど い」 「初 冬 の つ どい 」 「早 春 の つ どい 」 に参 加 し、 里 山 の 自然 体 験 と ネ イ チ ャー ゲ ー ム を実 践 した 。4月 の 「春 の つ ど い 」 は 、 残 念 な が ら悪 天候 の た め 中 止 に な っ た 。 5月 の 「初 夏 の つ どい 」 は 、 「里 山 の 自然 体 験 と ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム 田 植 え を し よ う1」 が テ ー マ で あ っ た 。 晴 天 に 恵 まれ 、 大 人7名 、 子 ど も9名 の 参 加
地域 の 自然 を活用 した 自然体験 と環境教育 の取 り組 み(2) 者 と と も に、 集 合 場 所 か ら ネ イ チ ャー ゲ ー ム 「フ ィー ル ドビ ン ゴ」 を しな が ら、 活 動 場 所 とな る 岩 倉 農 場 へ と向 か っ た 。 田 植 え 体 験 の 後 に、 「森 の色 あ わ せ 」 な どの ネ イ チ ャー ゲ ー ム を体 験 し、 実 践 した 。 9月 の 「初 秋 の つ どい 」 は 、 「稲 刈 りと ネ イ チ ャー ゲ ー ム 里 山 で 収 穫 の 秋 を体 験!」 が テ ー マ で あ っ た 。 天候 に も恵 まれ 、 大 人8名 、 子 ど も13名 の 参 加 者 と と も に9月 の 里 山 で の 「フ ィー ル ドビ ン ゴ」 を し なが ら、 岩 倉 農 場 へ と 向 か っ た。 稲 刈 り体 験 の 後 に は 、 「カ メ ラ ゲ ー ム 」 な ど も行 っ た 後 に 、 活 動 の 振 り返 りも行 っ た 。 12月 の 「初 冬 の つ どい 」 は 、 「ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム で 里 山 体 験 お餅 つ き と わ ら細 工 を楽 し も う!」 が テ ー マ で あ っ た 。 天 候 に も恵 ま れ、 集 合 場 所 か ら は大 人9名 、 子 ど も10名 の 参 加 者 と と も に、 ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム の 「フ ィ ー ル ドビ ン ゴ 」 を しな が ら、 岩 倉 農 場 へ と向 か っ た 。 引 き続 き、 ネ イ チ ャー ゲ ー ム の 「カ モ フ ラ ー ジ ュ 」 を実 施 した 後 に 、 活 動 の振 り返 り を し た。 お 昼 の 餅 つ き体 験 の 後 に は、 わ ら飾 り作 りも行 っ た(写 真5参 照)。 2月 の 「早 春 の つ どい 」 は、 「蹴 上 駅 か ら早 春 の 東 山 を歩 こ う1里 山 ハ イ キ ン グ とネ イ チ ャ ー ゲ ー ム」 が テ ー マ で あ っ た。 大 人6名 、 子 ど も4名 の 参 加 者 と と もに 、 蹴 上 駅 か ら京 都 一 周 トレイ ル 、 七 福 思 案 処 、 南 禅 寺 の コー ス を散 策 し た(写 真6参 照)。 途 中 、ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム 「は じめ ま して 」「音 い くつ 」「色 い くつ 」 も実 践 した 。 季 節 毎 に ネ イチ ャー ゲ ー ム の 実 践 者 や 参 加 者 との 交 流 を 継 続 的 に行 う こ とに よ り、 具 体 的 な取 り組 み に 関 す る調 査 ・研 究 を深 め る こ とが で きた 。 3.ジ ュ ニ ア 自 然 大 学 「こ ど も ゆ め く ら ぶ 」 活 動 へ の 参 加 ・調 査 「学 校 の 土 曜 休 日並 び に地 域 で の 総 合 学 習 に 対 応 す る事 業 と して 、 自然 との ふ れ あ い と協 働 作 業 を通 じ、 環 境 学 習 と子 ど もた ち の 『生 き る力 』 を養 う」 と い う 目的 で 、2002(平 成14)年4月 に 開 講 さ れ た 、 ジ ュ ニ ア 自然 大 学 「こ ど も ゆ め く らぶ 」 も、15年 目の活 動 に入 っ て い る。
大 阪 府 豊 中 市 の 服 部緑 地 公 園 の 一 角 に あ る 「日本 民 家 集 落博 物 館 」 内 の 自然 や 畑 、 茅 葺 き(か や ぶ き)の 民 家 が 、 主 な 活 動 場 所 に な っ て い る。 小 学 生 を対 象 に 、 第1・3土 曜 日(全15回)に 開講 され る2016(平 成28)年 度 の プ ロ グ ラ ム 内 容 は、 次 の 通 りで あ る。 ①4/16開 講 式 、 班 編 成(は じめ ま して ・名 札 作 り)、 竹 の お 椀 とお 箸 づ く り、 ②5/7初 め て の 野 菜 畑(畑 と道 具 の お 話 、 夏 野 菜 の 植 えつ け)、 野 菜 の 不 思 議 の お 話 、 ③5/21サ ッ マ イ モ の 植 え つ け 、 蚕 の お 話 、 夏 野 菜 の 観 察 、 民 家 (昔 の お う ち)め ぐ りス ケ ッチ 、 ④6/4玉 ね ぎ の収 穫 と保 管 、 紐 結 び と支 柱 た て、 虫 眼 鏡 を使 っ て み よ う(自 然 観 察 の は じめ の 一 歩)、 ⑤6/18ジ ャ ガ イ モ の話 と収 穫 、 夏 野 菜 の 初 収 穫 、 初 夏 の 自然 観 察(館 内 の 樹 木 や 草 花 な ど)、 ⑥7/2野 菜 の 生 育 と土 ・水 ・光 、 七 夕 飾 り、 ワ ラ ビ餅 、 民 家 で昔 の 暮 ら し ミ ニ 体 験(掃 除 ・蚊 帳 ・昔 遊 び)、 ⑦7/16夏 野 菜 の収 穫iと試 食 、 蚕 の 繭 作 りの 観 察 、 竹 で 水 鉄 砲 を作 っ て 遊 ぼ う 、⑧8/20夏 野 菜 の 最 後 の 収 穫 、 夏 野 菜 の 撤 去 と畑 の 耕 し、 お や つ 作 りとお 店 屋 さん ご っ こ、 ⑨9/3ダ イ コ ン の種 ま き、 秋 野 菜 の 話 、 こ ど も環 境 会 議(テ ー マ 別 に み ん な の 地 球 を!)、 ⑩9/17里 山 観 察(泉 原 の 田 ん ぼ や 畑 を 見 学 ・親 子 参 加 の 日帰 りバ ス 遠 足)、 ⑪10/8ダ イ コ ンの 間 引 き と土 寄 せ 、 蚕 の 繭 か ら糸 紡 ぎ、 綿 繰 り ・糸 紡 ぎ体 験 、 ⑫10/15都 市 緑 化 植 物 園 で 秋 の 自然 観 察 、 笹 船 作 り とネ イチ ャ ー ゲ ー ム な ど、 ⑬11/5サ ツ マ イ モ の収 穫 、 サ ツ マ イモ の不 思 議 、 畑 で 育 っ た コ ンニ ャ ク芋 で コ ンニ ャ ク を作 ろ う ・自然 工 作 、 ⑭11/19サ トイモ ・落 花 生 の 収穫 、 生 き物 は冬 支 度 、 手 作 りミニ 織 り機 で 、古 布 を裂 い て織 り物 づ く り、⑮12/10修 了 式 、畑 に 感 謝(お 餅 つ き大 会 ・み そ 汁 大 鍋)、 ダ イ コ ンの 収 穫 毎 回 の プ ロ グ ラ ム に お い て 、 子 ど もた ち は午 前 に 畑 を耕 し、 野 菜 を 育 て 、 作 物 の 成 長 や 周 囲 の 自然 を 観 察 す る(写 真7参 照)。 昼 に は、 採 れ た て の 野 菜 が 入 った み そ 汁 を、自分 で作 っ た 竹 の 箸 や お 椀 で 味 わ う(写 真8参 照)。 午 後 に は 、 自然 文 化(昔 話 、 紙 芝 居 、 自然 工 作 、 自然 と の ふ れ あ い ゲ ー ム な ど)を 体 験 す る。NPO法 人 シ ニ ア 自然 大 学 の 講 座 を修 了 した 自然 活 動 リー ダ ー を 中 心 と して 、
地 域 の 自然 を活 用 した 自然 体 験 と環 境 教 育 の取 り組 み(2) 教 員 や 保 育 士 を 目指 す 本 学 学 生 も連 携 し なが ら、 子 ど もた ち の た め の 自然 体 験 活 動 が 実 践 さ れ て い る。 4.「 京 女 の 森 」 並 び に 「京 女 鳥 部 の 森 」 に お け る 活 動 (1)「 京 女 の森 」 に お け る活 動 1990(平 成2)年 に ス タ ー トした 京 都 市 左 京 区 の 大 原 尾 越 町 に位 置 す る京 都 女 子 大 学 の 森(以 下 、 「京 女 の 森 」 と記 す)で の 活 動 も、 今 年 で27年 目を 迎 え て い る。 最 初 の5年 間 は、 毎 月 ほ ぼ2回 、 学 外 か らの 専 門家 の 協 力 を 得 なが ら、 京 都 女 子 大 学 の 学 生 が 参 加 す る環 境 調 査 を 実 施 して き た 。 標 高 が650∼800m、 広 さ は約24ヘ ク ター ル の 水 源 酒 養 保 安 林 で 、 戦 後 、 人 の 手 が 加 わ らな か っ た こ と に よ り、 自然 が 残 さ れ て い る地 域 に な っ て い る。1950年 代 後 半 の 燃 料 革 命 以 後 、 放 置 さ れ 天 然 更 新 しつ つ あ る 旧 薪 炭 林 で あ る。 そ の 一 部 に は ス ギ が 植 林 さ れ て い る も の の 大 部 分 が ク リ、 ミズ ナ ラ を 主 体 とす る 落 葉 広 葉 樹 林 か らな って い る 。 フ ィ ー ル ド調 査 の結 果 は、 環 境 調 査 報 告 書 『尾 越 の い の ち』 で 報 告 して い る 。 この 地 域 の5年 間 の気 象 観 測 や 地 質 調 査 を は じめ 、 植 生 、 菌 類 、 昆 虫 、 野 鳥 、 両 生 ・爬 虫 類 、 哺 乳 類 等 の 総 合 的 調 査 か ら、 「京 女 の 森 」 は 極 め て 生 物 多 様 性 が 高 い こ とが 明 らか と な っ て い る。 そ の 後 も引 き続 き、 自然 体 験 型 環 境 教 育 を 実 践 す る フ ィ ー ル ドと して 活 用 して い る。 今 年 度 は 、 秋 に10名 の 学 生 を引 率 して 、 「京 女 の 森 」 の ニ ノ 谷 尾 根 コ ー ス で 自然 観 察 を 実 施 し た(写 真9参 照)。 まず 、 ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム 「音 い くつ 」 を ス ター トに 、 「フ ィー ル ドビ ン ゴ」 を し な が ら散 策 した 。 尾 根 道 の足 も との ふ か ふ か 感 も楽 しみ なが ら この コ ー ス を歩 く と、 ア カ マ ッ、 モ ミ、 ア セ ビ、 ネ ジ キ 、 タ ム シバ な ど様 々 な樹 種 か ら な る天 然 林 と ス ギ や ヒ ノ キ だ け の 人 工 林 との 違 い を 簡 単 に 比 較 観 察 で き る(写 真10参 照)。 尾 根 の 途 中 に は、 樹 齢 数 百 年 の ア カマ ッ の 大 木 が 枯 れ た ま ま残 って い る 。 の こ ぎ りで 枯 れ た 根 の一 部 を切 る と、 い ま だ に香 り高 い匂 い もす る 。 ま た、 野 生 の シ カが 、 リ ョ ウ ブ の樹 皮 を食 べ た
後 や そ の 後 に 木 が 回復 して い る状 態 も観 察 で き る。 ナ メ ラ林 道 へ 出 る と、 山腹 を削 っ て 建 設 され た林 道 で 、 露 頭 の 観 察 も容 易 に で き、 い ろ い ろ な意 味 で 環 境 教 育 の 実 践 の場 と な っ て い る。 自然 体 験 学 習 で は、 どの コ ー ス で も、 い の ち の 不 思 議 に 触 れ て も ら い、 感 じて も ら う よ う指 導 して い る。 こ う した 具 体 的 な 実 体 験 の積 み 重 ね の 中 か ら、 「自然 生 態 系 」 を実 感 して い く こ とが 大 切 で あ る。 (2)「 京 女 鳥 部 の 森 」 に お け る活 動 「遊 々の 森 」協 定 に よ り、環 境 教 育 の フ ィー ル ドと し て、阿 弥 陀 ケ 峯 国有 林(13 ヘ ク ター ル)を 「京 女 鳥 部 の 森 」 と名 づ け て 活 用 し て い る。 「京 女 鳥 部 の 森 」は、 シイ や ナ ラが優 先 す る 林 、 ヒ ノキ や ス ギ の 植 林 、 ソ ヨ ゴ ・リ ョウ ブ が 優 先 す る林 の 三 態 に 、 大 き く分 け る こ とが で きる 。 昔 の里 山 で あ っ た 雑 木 林 と ヒ ノ キや ス ギ を植 林 した 人 工 林 とが 混 在 して お り、 両 者 を比 較 しな が ら観 察 す る こ とが 可 能 で あ る。 大 学 に 隣i接して い る の で 、90分 の 授 業 の 中 で 一 周 す る よ う な コ ー ス 設 定 が で きる 。 環 境 教 育研 究 、 理 科 教 育 ゼ ミの 授 業 、 そ して 自然 体 験 と環 境 教 育 の 会 で の活 動 にお い て 、 季 節 毎 に継 続 的 な 自然 観 察 と と もに 体 験 的 な 環 境 教 育 を実 践 して い る(写 真11参 照)。 さ らに 、 京 都 府 シ ェ ア リ ング ネ イ チ ャ ー協 会 の5月 の 総 会 の 前 に は 、 「京 女 鳥 部 の 森 」 に お い て ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム の ア ク テ ィ ビ テ ィを 実 践 す る 活 動 も行 わ れ て い る(写 真12参 照)。 お わ り に 地 域 の 自然 を活 用 した 自然 体 験 と環 境 教 育 に つ い て 、 先 進 的 に 実 践 して い る 団 体 や 施 設 な どを 訪 問 し、 そ の プ ロ グ ラ ム を体 験 しな が ら実 践 者 との 交 流 を 深 め て きた 。 子 ど もた ち と保 護 者 、 大 学 生 や 実 践 者 と一 緒 に 自然 体 験 活 動 を継 続 的 に実 践 す る こ とに よ り、 自然 の 大 切 さ、 自然 と共 生 す る 私 た ち1人 ひ と りの 生 活 の あ り方 、 持 続 可 能 な地 域 社 会 の構 築 へ 向 け た 取 り組 み へ の理 解 が 深 ま る こ と を願 っ て い る。 身 近 な 自然 との ふ れ あ い か ら生 涯 学 習 へ とつ な が る環 境 教
地 域 の 自然 を活 用 した 自然体 験 と環境 教 育 の 取 り組 み(2) 育 が 展 開 され る こ と は ます ます 重 要 で あ る。 今 後 も地 域 の 自然 を活 か した 自然 体 験 と環 境 教 育 に つ い て 、 本 学 の 「京 女 の 森 」 や 「京 女 鳥 部 の 森 」 で の 継 続 的 な活 動 に 加 え、 地 域 で 活 動 して い る 団体 と協 力 して 活 動 す る こ とに よ り、 五 感 を使 っ た 自然 体 験 型 環 境 教 育 を実 施 し推 進 し て い き た い 。 引 用 ・参 考 文 献 ジ ョセ ブ ・コ ー ネ ル 著 、 吉 田正 人 ・辻 淑 子 訳(2013)『 シ ェ ア リ ン グ ネ イ チ ャ ー ゲ ー・一一 ム 自然 の よ ろ こ び を わ か ち あ お う』 日本 シ ェ ア リ ン グ ネ イ チ ャ ー 協 会 公 益 社 団 法 人 日本 シ ェ ア リ ン グ ネ イ チ ャ ー 協 会(2014)『 公 認 ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム 指 導 員 録 自然 案 内 人2014年 度 版 』 日本 シ ェ ア リ ン グ ネ イ チ ャー 協 会 公 益 社 団 法 人 日本 シ ェ ア リ ン グ ネ イ チ ャ ー 協 会(2015)『 ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム 指 導 員 ハ ン ドブ ッ ク 第7版 一 理 論 編 一 』 日本 シ ェ ア リ ン グ ネ イ チ ャ ー 協 会 京 都 女 子 大 学 ・京 都 女 子 大 学 短 期 大 学 部 編(1995)『 尾 越 の い の ち一 尾 越 山 林 環 境 調 査 報 告 書 』 京 都 女 子 学 園 京 都 女 子 大 学 生 命 環 境 研 究 会(2011)『 京 女 鳥 部 の 森 散 策 マ ッ プ』 京 都 女 子 大 学 生 命 環 境 研 究 会 宮 野 純 次(2016)「 自 然 体 験 型 環 境 教 育 一 身 近 な 自然 体 験 か ら行 動 へ 一 」 能 條 歩 編 著 『人 と 自 然 を つ な ぐ研 究 ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム 大 学 講 義 録 』 公 益 社 団 法 人 日本 シ ェ ア リ ング ネ イ チ ャ ー協 会 、pp.151-174 宮 野 純 次(2017)「 地 域 の 自 然 を 活 用 し た 自然 体 験 と環 境 教 育 の 取 り組 み(1)」 『京 都 女 子 大 学 宗 教 ・文 化 研 究 所 研 究 紀 要 』 第30号 、pp.49-60 宮 野 純 次 ・高 桑 進(2008)「 体 験 型 環 境 教 育 プ ロ グ ラ ム の 調 査 と研 究(1)」 『京 都 女 子 大 学 宗 教 ・文 化 研 究 所 研 究 紀 要 』 第21号 、pp.63-72 宮 野 純 次 ・高 桑 進(2009)「 体 験 型 環 境 教 育 プ ロ グ ラ ム の 調 査 と研 究(2)」 『京 都 女 子 大 学 宗 教 ・文 化 研 究 所 研 究 紀 要 』 第22号 、pp.1-15 社 団 法 人 日 本 ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム 協 会 編(2005)『 ネ イ チ ャー ゲ ー ム 指 導 員 ハ ン ドブ ッ ク 第6版 一 理 論 編 一 』 ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム 研 究 所 社 団 法 人 日本 ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム 協 会 編(2004)『 ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム 指 導 員 ハ ン ドブ ッ ク 第6版 一 ア ク テ ィ ビ テ ィ編 一 』 ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム研 究 所 〈キ ー ワ ー ド〉 自然 体 験 体 験 型 環 境 教 育 環 境 教 育 プ ロ グ ラ ム ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム
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二・i籔 卵';・ , ...櫓" 〔写 真1〕 全 国 ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム 研 究 大 会in北 海 道 ワ ー ク シ ョ ッ プE「 富 良 野 コー ス 」 ラ フ テ ィ ン グ 鳳 、 、 、 、 覧 、 も 9 嚇 ﹂ 6 ▼ ぞ ﹂ ぜ ● ' 、 ∼ 屍 6 7 ﹁ノ
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