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"「やさしさ新聞」づくりで、主人公「松井さん」に学んだやさしさを、上学年に発信しよう 中心教材「白いぼうし」

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Academic year: 2021

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第4学年1組

国語科学習指導案

指導者 ○○ ○○ 1 単元名 「やさしさ新聞」づくりで、主人公「松井さん」に学んだやさしさを、上学年 に発信しよう 中心教材「白いぼうし」 2 単元設定の理由 児童の実態 ○ 本学級の児童は、「本を読むのが好きですか。」「長い文章を読むのが好きです 読書意欲 か。」の問いに、ほとんどの児童が肯定的に答えている。読書の様子では、いろ いろなジャンルの本も読むようになり、読書の幅が広がってきている。また、休 み時間になると外へ遊びに行く前に、読書をしてから遊びに行っている児童が半 数いる。 音 読 ○ 音読をすることについて、「大きな声で読むと楽しい」「登場人物の気持ちを考 えて読むのが楽しい」など、ほとんどの児童が好んでいる。また、朝の会や国語 の授業の初めに詩の音読をしている。詩の音読には抵抗なく取り組む姿は見られ るが、国語の本の音読では、すらすらと読むまでには、至らない児童もいる。 読み取り ○ 4年生の国語科では、物語文「三つのお願い」で、叙述から登場人物の気持ち を想像しながら読んだり、場面の様子が表れるように音読したりしてきている。 しかし、読み取りに個人差があり、叙述から登場人物の様子が分かる文を見つけ たり、登場人物の気持ちを想像したりして読むことが苦手な児童もいる。 交 流 ○ 本学級では、ほとんどの児童が結論を言うことができる。また、その根拠につ いては1/3の児童が言える。しかし、その理由まで言える児童は少ない。また、 自分の考えをもてずに発表できない児童も数名いる。さらに、自分の考えを発表 すると、そこで終わってしまい、友達の発表を聞いて付け加えたり、考えを深め て発表したりできる児童も限られている。 教材の価値 ○ 作品「白いぼうし」は、ファンタスティックな作品であり、物語に登場する「夏 みかん」や「白いぼうし」「女の子」「ちょうちょ」などのイメージは、物語のテ ーマである、自然や優しさを象徴している。「白いぼうし」は都会という反自然 から自然界へと抜ける通路の役割を果たし、「女の子」や「ちょうちょ」は非現 実な世界への案内人の役割を果たしている。登場人物の会話や行動、情景描写か ら想像を広げ、夢のような世界を行き来させつつ、ファンタジー作品の世界に浸 ることができる作品である。 ○ 本教材「白いぼうし」は、中心人物である松井さんの、人や物、自然に対する 「愛情・やさしさ・思いやり」が描かれており、細かな心遣い、気配りの具体が 各場面にいろいろに表現されている。つまり、場面の情景が豊かに描かれている 言葉や会話、行動に気をつけて内容を読み取り、登場人物の温かな人柄をとらえ させていくのに適した教材である。 ○ また、「白いぼうし」や、「車のいろは空のいろ」シリーズの作品を通して、運 転手松井さんの相手に対するより広い思いやり、より深く温かな心遣いに触れる

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ことで、人と交わる上で大切にしなければならないことに気づくきっかけとなる であろう。 指導に ○ 目的・目標づくりの段階で、よりイメージ豊かな作品との出合いにするために 当たって 『白いぼうし』の読み聞かせをし、松井さんは、どんな人かを出させる。子ども 単元構成 たちは、異口同音に優しいというであろう。そこで、「松井さんのやさしさ見つ けをし、やさしさ新聞をつくろう」という課題を設定し、読む目的をもたせる。 また、新聞のイメージをもたせるために、「新聞記者になろう」を読む。 学習・習熟の段階では、場面ごとに松井さんのやさしさを見つけ、どうしてや さしいのか、何がやさしいのか、何に対してやさしいのかなど読み取ったことを 交流させていく。そして、読み取ったやさしさから新聞記事を書き上学年に発信 していく。また、「白いぼうし」から松井さんのやさしさを仲間分けし、何に対 してのやさしさか、何を考えてのやさしさなのかなどを考えさせ、松井さんのや さしさを追求していく。この活動を通して、叙述をふまえて想像し、解釈する読 み取りの力を育てていく。 習得の段階では、松井さんが出てくるシリーズの本を一人1冊ずつ読ませ、「白 いぼうし」になかったやさしさ見つけをする。そして、「白いぼうし」のやさし さと比べて交流し、グループで新聞記事を書いていく。また、シリーズ本のやさ しさ見つけから仲間分けをし、新聞記事を書き、やさしさについての考えを深め させる。 活用の段階では、松井さんがもっているやさしさから、自分がもっているやさ しさを振り返り、新たに自分にできるであろうとするやさしさの目標をもたせ、 発表させる。最後に今までに書いてきた記事をもとに、グループで紙面割付を考 えて交流し、一枚の新聞としてまとめる。 本時の指導 ○ 本時指導にあたっては、3の場面を読みながら、やさしさを探し、自分の考え をもたせる。次に、自分の考えを理由とともに発表させ、学級全体で交流する。 また、児童が気づかない優しさがあれば、それに気づくような発問をし、松井さ んのやさしさについて交流しながら、深めていく。そして、見つけたやさしさは、 1、2の場面のやさしさと比べて、似ているか異なっているかなどについて整理 していく。 3 単元の目標 ○ 場面の情景を豊かに思い描き、松井さんのやさしい温かな人柄を読み取ること ができる。 (C-(1)ウ)「叙述をもとに想像して読むこと」 ○ 読み取ったやさしさを記事にし、「やさしさ新聞」をつくることができる。 (B-(2)イ)「学級新聞などに表したりすること」 4 指導計画 (1)全27時間(国語26時間 道徳1時間) (2)単元構成

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次 学 習 活 動 ・ 内 容 指 導 の 手 立 て 時 1 課題作りをする。 ・読み聞かせをし、どのようにうけ ② (1)全文を読み、感想を交流し、 とめたか発表させる。 『松井さんのやさしさ見つけ ・次のような視点から課題作りを行 をし「やさしさ新聞」をつく う。 ろう』という課題を設定する。 ○だれが 松井さん ○どんな人 やさしい (2)「新聞記者になろう」を読 ○やさしいってどういうこと んで、新聞の書き方を知る。 ・新聞の形式と内容をつかませる。 ① 1 松井さんの人物像を読みと ・松井さんのやさしさが分かる文を る。 見つけさせ、線を引かせ、カード に書かせる。 (1)1の場面から松井さんのや ・交流する際は、理由も発表させる。 ② さしさを読みとり、やさし ・1の場面に見えてきたやさしさの さ新聞1号を発行する。 根拠、理由、結論を記事に書かせ (2)2の場面から松井さんのや る。 ② さしさを読みとり、やさし ・2の場面に見えてきたやさしさを さ新聞2号を発行する。 見出しをつけて書かせる。 1 松井さんの人物像を読みと る。 (1)3の場面から松井さんのや ・1、2場面の読み取りをもとに各 ① さしさを読みとる。【本時】 自で読み取らせ、交流させる。 (2)4の場面から松井さんのや ・新聞づくりにおいて、見出しの数 ② さしさを読みとり、やさし を増やして書かせる。 さ新聞3号を発行する。 (3)学習してきた松井さんのや ・学習してきたやさしさカードをど ② さしさを仲間分けし、どの のような視点で仲間分けをしたか ようなやさしさなのかを話 を発表させる。 し合い、「やさしさ新聞」4 ・新聞記事に絵なども付け加えさせ 号を発行する。 る。 1 松井さんがでてくるシリー ズの本を読んで交流する。 (1)一人1冊ずつ読み、白いぼ ・シリーズの本を分担して読ませ ① うしになかったやさしさ見 る。 つけをする。 (2)白いぼうしのやさしさと比 ・みつけたやさしさを、やさしさカ ① べる。 ードに書かせる。 (3)紙面の割付を考えて交流す ・グループで、どのように新聞に書 ① る。 くかを交流させる。 一 次 目 的 ・ 目 標 づ く り 二 次 学 習 ま ね び な ら う 三 次 習 熟 な れ る 四 次

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(4)「やさしさ新聞」5号を発 ・新聞記事に漫画なども付け加えさ ② 行する。 せる。 (5)他の作品を読む。 ・他の本も読ませたうえで、次の学 ③ 習に取り組ませる。 (6)見つけたやさしさを発表し ・見つけたやさしさを発表させ、ど ① て、やさしさの仲間分けを のようなやさしさかをを確認し、 する。 新たに見つけたやさしさを、やさ しさカードに書かせる。 (7)シリーズの本で見つけた松 ・新聞作りでは、内容によって、記 ② 井さんのやさしさを「やさ 事の大きさも使い分けることに着 しさ新聞」6号として発行 目させる。 する。 1 これから自分が生きていく ・学習した松井さんのやさしさから うえでの目標を決める。 自分がもっているやさしさの自己 道 評価をさせ、それをもとに、目標 徳 (1)学習を振り返り、目標を決 を決めさせる。 ① め、 発表させる。 ・新聞作りでは、今まで学習してき (2)「やさしさ新聞」7号を発 たやさしさから、これからの目標 ① 行する。 を記事に書かせる。 (3)紙面割付を考え交流し、「や ・どのようにして、まとめるのかを ② さしさ新聞」8号を発行する グループで交流させ、新聞を発行 させる。 5 本時の指導 主 眼 ○ 松井さんのやさしい人柄を読み取り、友だちと交流し考えを深めることができ る。 準 備 ○ 学習する場面の本文を拡大したもの 前時までのやさしさカード やさしさを書くカード 展 開 段階 学 習 活 動 ・ 内 容 指 導 上 の 留 意 点 つ 1 前時の学習を想起し、本時の ○1、2の場面のやさしさについて か めあてを確認する。 確認する。 む 松井さんのやさしさを見つけよう。 2 3の場面を読み、やさしさを ○本時場面を音読しながら、やさし さがし、自分の考えをもつ。 さが分かるところに線を引かせ る。 ○見つけたやさしさをカード化す ふ る。 3 松井さんのやさしさについて ○発表させる時は、どうしてやさし 習 得 身 に つ け る 五 次 活 用

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学級全体で交流する。 いのか、何に対してのやさしさな (予想される優しさの本文) のかなど、理由を言わせる。 ・「ええと、どちらまで。」 ・あわててアクセルをふみまし か た。 ・「あの子はどんなに目を丸くし ○相違点や共通点に気づかせながら ただろう。 友だちの考えを聞かせるようにす ・「おどろいただろうな。まほう る。 のみかんと思うかな。何しろ め ちょうが化けたんだから。」 ○友だちの考えについて、つけ加え たり、自分の考えを深めさせたり ・松井さんはあわてました。 しながら、交流させていく。 ・松井さんは車を止めて、考え 考え、まどの外を見ました ○児童が松井さんのやさしさに気づ る かないときは、必要に応じて次の 【優しさの例】 発問をしていく。 ・女の子が疲れている様子に気 ・つかれたような声で言ったのはだ づくやさしさ れですか。 ・菜の花橋と答えているプロの ・菜の花横町はあるのですか。 運転手としてのやさしさ ・エンジンをかけたときすぐに ・エンジンをかけたときすぐに発進 発進しないで、ぼうしをとろ しましたか。 うとしている男の子の様子を 見ているやさしさ ・運転中なのに、男の子の表情 ・男の子がぽかっと口をOの字に開 を見ているやさしさ けているのを、見ているのはだれ ですか。 ま 4 本時の整理と確認をする と ・見つけたやさしさを、1、2の ○似ているやさしさや、新たに見つ め 場面のやさしさと比べながら整 けたやさしさなどに分けて、整理 る 理していく。 していく。 ・ ひ ・今日の学習から分かったことや ○松井さんのやさしさから感じたこ ろ 感じたことを発表する。 となどを発表させる。 げ る

参照

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