視覚障害のある自閉症者における地域活動支援のためのアセスメント
全文
(2) 川上英輔. )¥潤伝三. ってもすぐに改変することができないこともある。その. 2.地域活動の概要. ような時には常時介助することで対応することが考えら れるが、その場合でも、どのような介助が必要であるか をデータに基づき検討しなければならない。地域活動へ の参加への阻害要因を障害の種別や程度に帰因させない ためにも、 「行動の成立」の視点に立ち、これまで以上 に個に基づいた詳細な分析・支援が求められるであろ. 1 )地域活動を支援する上での方針 対象者は、通常の生活での余暇活動として、近くの公 園等に散歩に行くことが多かった。家庭内では、音楽を 聞く等に従事していることが多かった。前述したように 視覚障害と自傷行動のために介助者が必要であること、 自傷行動などの問題行動が生じてしまう危恨などから地 域施設の利用が制限されたものとなっていた。 そこで、本人が楽しめるような機会を件り出すために、. う。. 本研究の対象者は、視覚障害、重度知的障害、強度の 自傷行動があり、特に、視覚障害による地域資源の活用 のしにくさ(たとえば、施設内の移動や実際の設備の利 用など)が想定され、さらに激しい自傷行動が生じるこ とによって周囲からの受入についても危供される可能性 があった。そこで、本研究では、地域参加に多くの困難 が伴うことが予測される視覚障害および強度の自傷行動 のある自閉症者が地域活動に参加するにあたり、個人と 環境との相互作用という観点から個人の行動評価(アセ. これまで利用したことがあり(本人にとって施設に対す るある程度の知識があること)、今後も外出するにあた り、利用する可能性が高い(利用したい)施設を、母親 との話し合いの結果から2つ選定した。両施設とも、こ れまでにも学校や家庭でのイベントとして利用したこと があり、今後の生活でも利用する可能性が高く、利用し てみたいという希望があった施設であった。なお、今回 は日帰りの外出のための施設利用を設定した。. スメント)を実施し、地域活動への参加を実現するため の支援の在り方を事例的に示すことを目的とした。. 2)選定した施設 (D A野外運動施設 対象者の自宅から車で約1時間の場所にあった。散歩 コ-スや芝生の運動広場、アスレチック遊具、レストラ ン、温泉などの施設があった。宿泊施設も兼ね備えてあ era. I.方法 1.対象者 視覚障害、および、重度知的障害を併せ持つ自閉症者 1名(アセスメント時、生活年齢17歳4カ月)を対象と した。対象生徒は養護学校高等部第3学年に在籍してい た。対象者は、幼少期より軽い自傷行動が生起していた が、 16歳(高等部に入った)頃から、その強度は激しく なった。自傷行動は「手で頭をたたく」 「腕で脇腹をた. (2) B動物園 対象者の自宅から車で約40分かかった。動物見学のコ ースがある他、遊園地、レストランなどの施設があった。 3)施設を利用する際に共通して必要となる活動 施設を利用する際に共通して必要となる活動として、. たく」等の行動であった。特に脇腹への自傷が激しい時 には、血尿が認められた。理解言語については、他者か ら「○○欲しい?」と聞かれたことに対するうなずきな どに限定され、表出言語は要求や拒否のどちらも「ア-」 などの大声を出すのみであった。 本研究が行われた時点では、過1回、大学臨床機関に おいて自傷行動の軽減を目標とした指導(川上・井揮・. ①家を出て皐に乗り、目的地で降りる(以下、 「車によ る移動(出発)」とした)、 (か施設内のトイレを使用する (以下、 「トイレ」とした)、 ③遊具など施設内のマテリ アルを利用する(以下、 「施設利用」とした)、 ④施設内 での移動(以下、 「施設内移動」とした)、 ⑤施設内のレ ストランを利用する(以下、 「食事」とした)、 (参目的地 を出て車に乗り、家で降りる(以下、 「単による移動. 井上,2001;井揮・川上・井上,2001)が行われ1年が経過 していた。また、自傷に対する指導の1年前から、医学. (帰宅)」とした)、といった6点があげられた0. 的に断定はできていない視覚障害に陥り(頭部への自傷 行動の影響が疑われる)、ほとんど見えない状態になっ ていた。そのため、食事やトイレなどを一人で行うこと が困難となり、歩行することも危険な状態となっていた。 このように、以前は可能であった動作が困難になったこ とや、それらが原因でさらに強度の自傷が生ずるといっ た問題が起こっていた。また、日常生活動作を介助しよ うとしても自傷行動が激しくなり、介助が困難な状態に なることがあった。. 3.アセスメントの手続き 1)アセスメントの概要 施設を利用するといった地域活動に参加するために、 「どの程度の利用・参加が可能であるか」 「利用する際の 施設側の課題にはどのようなものがあるか」 「介助側の 留意点(支援のポイント)」といった観点から、実際に 施設を利用した際の直接的な行動観察を行い、評価した。 2)アセスメントの内容 上記された2つの施設について、それぞれ1回の利用 を試みた。アセスメントでは、出発(家を出るところ) から帰宅(家の中に入る)までを対象とした。評価した HE.
(3) 視覚障害のある自閉症者における地域活動支援のためのアセスメント. うこと」、ョー3 「車中で窓ガラスを叩いてしまうこと」、 ①-4 「目的地に着いたときに車からスムーズに降りら れないこと(草を降りる際にN反応が多かった)」、の4 点が可能性のある問題として挙げられる。その支援方法 としては、 ①-1については、 「出発を待たせると自傷が 生じてしまうので、先に出発準備を済ませてから声をか ける」と「出発を待つ場合や車中で過ごす時間に音楽を 聴く、お茶を飲むなどの活動を取り入れる」が考えられ、 さらに利用施設が特定化してくれば、 「A野外運動公園」 といった言語教示も手がかりとなり、行動の予測性につ ながることが考えられた0-2については、 「トイレを 済ませておく、また、車内に防水シートを敷いておく」 ことが必要であると考えられた。ゥー3については、 「窓 ガラスなどを叩かないようクッションなどをさわって過 ごすように設定する」や「自傷が増え始める前に、定時 間でお茶を飲んでおく(母親からの情報により、特に、 夏場には要求が多いとのこと)」 「好きな音楽をかける、 または小さなおもちゃを操作する動きや手の常同運動を. 項目としては、 (a)施設の利用レベル、 O))その時の行動 状況(様子)、 (C)本人の状態、 (d)介助者が行った援助、 の4点であった。 (a)については、既存の施設をどのよ うに介助することができたかについて以下のような15までのレベルに分斉し、評価した.レベル1 「拒否反 応が激しく移動しなくなる」、レベル2 「拒否的反応は 示すが、プロンプトにより利用できる」、レベル3 「身 体プロンプトですぐに利用できる」、レベル4 「声かけ で利用できる」、レベル5 「自発的に利用できる」であっ た。 (b)と(d)については、直接観察に基づき記述し、再 度、ビデオ記録によって確認した。 (C)については、対 象者の状態について、 "P" : 「ポジテイヴな反応」 (笑 顔になる、笑い声をあげる、自発的に活動を行う)、 "N" : 「ネガティヴな反応」 (顔をしかめる、 「マ-」 という拒否的な声を上げる、活動から逃れようとするな どの拒否的行動を示す)、 "-" : 「どちらとも言えない」 という"P"、 "N"または"-"の3つに主観的に評価 した。 3)アセスメントの方法. 促す」といった工夫が考えられる。 (9-4については、 「ロータリーなどをさらにもう1周し、その後に再度降 車を試みる」も考えられる。また、 「目的地に着いてか ら降りる際には、駐車する前に降りやすい場所を確保す る」ことが必要であった。 A施設の場合には、正面玄関 の降車スペース、 B動物園の場合には駐車スペースの前 の道路や駐車スペースが2台分空いている場所が適して msa. 参加者は、対象者、スタッフ(筆者2名)、介助アシ スタント(1名)、母親の5名であった。スタッフの1名 は対象者の介助を行い、もう1名がビデオ撮影およびノ ートへのメモによる記録に従事した。介助アシスタント には介助および記録を手伝ってもらった。母親には、対 象者からは離れてみてもらうように依頼した。 4)アセスメント・データの信頼性. (か「トイレ」について:トイレを使用することについ ては、ほとんど確立しているのでさほど問題はなかった。 しかし、 「障害者用のトイレを使用する」ことが望まし く、その理由としては誘導が必要なので介助者が並んで 動けるだけの広いスペースが必要であること、尿を失敗 した際に着替えるスペースが必要であること、障害者用 であれば女性の介助者も一緒に入りやすいことが挙げら. (a)と(C)については実地における直接的な行動観察か ら記録者が評価し、その後、もう1名のスタッフがビデ オをもとに評価した。その際の評価の一致率は、 (a)は 90.0%、 (C)は90.0%であった(b)と(d)については、ス タッフ2名がメモおよびビデオ記録から協議の上で了解 されたものについてのみ記載することとした。 5)母親および介助アシスタントへの事後アンケート 両施設におけるアセスメントの終了後、母親および介. れる。さらに、床面が汚れている場合があるので、着替 えの際にはビニールシートがあると便利であろうo外出. 助アシスタントに対して自由記述式および選択式のアン ケートを行ったO. する際には、障害者用のトイレを地図上で確認し、水分 補給量と時間の間隔を考えながらトイレに誘導すること が求められる。. Ⅱ.結果および考察 1.実地における施設利用に関するアセスメントについ. ③ 「施設利用」について:結果としては、 A野外運動 施設、 B動物園ともに、利用した経験のないものに対す る「不安」があるため、遊具などの利用にはほとんどN 反応がみられた。また、散策コースを歩いている際には P反応が多かったものの、建物入り口で立ち止まる際な どにN反応が多かった。それに対して、たとえば「飴を なめながら」移動すると、比較的に機嫌が良かったこと があり、ひとつの工夫として挙げられる。さらには、. て. 実際に施設を利用した際の各施設における行動アセス メントの結果を、 A野外運動施設についてはTable 1 1に、 B動物園についてはTable 1-2に示した。以下 に、先に示した①∼⑥の活動毎に、アセスメント結果お よびそれに対する支援方法について考察を加えた。 ①「車による移動(出発)」について:アセスメント の結果からは、 ①-1 「家を出る時に自傷行動が生起し てしまうこと」、 ①-2 「車中でトイレを失敗してしま. 「触って、動かして楽しめるもの」を探すことや「遊具 以外に花や動物の臭いをかぐこと」についてもアセスメ 115.
(4) 井滞信三川上英輔. Table 1-1 「A野外運動施設」利用における行動評価. 甜場所L禦レ 12UO自宅 出発 ①. 自宅 駐車場. 12:30車内. 13:00休憩所②. 休憩所4 トイレ. 13:30再出寛一 車内 ①. 13:50目的地smj. 14:30屋内施 設館内 ④ レスト ラン. ⑤. m. (d) fttt]%凪昭BS旧EE. EEコLMmLAEB. 声かけで、すぐに移動を開始し p. 2線で過ごしていた. r-束KfT**しようtJの車 かけで、すぐに移動できた. た。玄関のところでジャンプをL m 準備を待っている間、 「マ-」等 N ・準備ができる前に声かけしてしまった。準備の と言い、再び2階に戻ってしまっ 聞、待ってもらう状態になり再び呼びに行った。 た。 声かけにより、拍子をかぶる、 - I 「外に行きましょう!」の声かけをし、車に誘導 靴を履くなどの準備を終えて車に した. 乗った。 車の後部座席に乗り込んだ後に、外出前のトイレ 草に乗り、笑顔で前後にロツキP ングした。 に行っていないことに気づいた。 トイレに誘いかけるが拒否し 母がトイレに誘ったが拒否し、そのまま出発。ト た。 N イレ対策用の防水シートを座席に敷いた。 「シート 声かけにより、座席から屡を浮N を敷くからちょっと立って!」と声かけした。 かせてシートを敷くことができた。 笑顔で声を出したり、ロツキンP ・行き先を告げるなど、時々声かけをし たB車内で クをしたりしていた。はいつも開いている音楽をかけたQ 車内で既に尿失敗していた。 N 「トイレに行こう!」という声かけを行った。 母、以外の人の声かけには拒否N 「お茶を飲みに行きましょう」と声をかけた。 的で、移動しようとしなかった。 母が来て声かけすると、トイレに 立ち上がり、移動した。 トイレに向かって移動した。 p ・個室トイレに誘導した。 個室トイレに入った。自分で、 - ・ 「脱いで!」と声かけした(靴も脱いでしまった。 靴、ズボン、パンツを脱ぐことが 床が水で滞れていたので靴下も薄れてしまった。ビ できた。そのまま、便座に座るこ ニールシートがあるとよかった)0 とができた。 自分で拭くことはできたが、不 トイレットペーパーを手渡したQ (紙を渡す、仕 十分であった。 上げをするなどの援助が必要であった。) 蛇口で2-3回、手をこすり合わ 手洗い場まで身体誘導した。蛇口まで手を癖導し 昆ss た。 終了後、しばらくペンチに座り、 トイレ出口のベンチで同行者を待つように声かけ 待っていた。 した。 車まで戻り、乗り込んだ。 p ・ 「車に乗るよ!」を声かけし、車に身体帯革した 車内で顎を手で叩くといった軽 (座席用の防水シートを再度欺いた)0 い自傷行動が生起したdその後、 「お茶、飲む?」という質問にうなずいたので、 急に、大声を出し始めた。 お茶を入れて渡した。 「お腹、空いた?」の質問にうなずいた。 「もう 「お茶」を何度も要求した.お 茶を飲むと静かになった。 少し待ってね!」と声かけをすると、一時的に静か m^sm. ロッキングおよび軽い自傷行動 が生起した。 車から降りようとしなかった。 N ・本館のロークリに車を止め ご飯を食べましょ 降車に強く抵抗し、座席から能 う!」「レストランに行きましょう!」の声かけを れようとしかなった。 した。 声かけしても降りなかった。 Mがr降りるよ!」と声かけしたが、降車せず。 (い その後、 15分間程度、降車しな つも友達から誘われると降りるということで) 「友 かった。 達がいるよ!」と声かけした。 「お母さんの車に乗ろう! 」と母が声かけした。 母の車に乗ろうとして降車し 降車したタイミングで、そのまま本館に誘導し た。そのまま、レストランに誘導 た。 「お腹、空いた?」と質問し、うなずいたので. した。立ち止まることなく移動す そのまま「じゃあ.レストランに行くよ!」と声か ることができた。 けし、誘導した. 人が多く、何 もぶつかりそうN ・腕を組んで誘導した。 になったC 特に、小さい子どもなどに何度- ・少し、前方から誘導し、子どもを避けて通った。 もぶつかりそうになった。 (子ども は注意してくれない) レストランの前でメ ニューを決p. めるため、声かけをされるが、す ぐに移動しようとした。 ・カレーとスパゲッティ-を食べP た。どちらもよく食べていたQ. 3 ・介助者 と腕を組んでおり. 立ち. 止まることなく歩いた. 上りの階段はすぐに上れたが、 下りになるとゆっくりと確かめる ように歩いた.. 116. 展示してあるメニューでは選択肢として梯能しな いので、声かけをした。しかし、声かけによる選択 肢の握示では選択が困#であったので、母に好みを 開いた。 カレーとスパゲッティ-を注文し、様子を比較し た. どちらも、好みであったので比較が困難であっ たC. p ・園内は広いので、一人で歩いてみることも可能だ が、本人は誘導に任せて進むのでコースを選択した -り、危険などを回避したりした。.
(5) 視覚障害のある自閉症者における地域活動支援のためのアセスメント. Table 1-1 「A野外運動施設」利用における行動評価(続き) (活動場所利用 番号)レベル. (b)対象者の行動状況我書(d)介助者が行った接助 一歩分ほどの小さな津などがあ ると、つまづきそうになったが、 介助者が声を掛けると動きがゆっ くりとなり、またいで渡ることが できた. 馬に近づくと気配に気が付いN て、大声を出しながら拒否した。. *&. アスレ2 チイツ ク. ・時折、嫌などをまたいだり、階段を上り下りした りしななければならないことがあり、その際には声 かけをしてゆっくりとした動作で誘導した。 「大丈夫だよ」など声を掛けながら、近くに誘導 した。. 鵠讐賀書芸譜音、ニr-ttA一一. ・誘導に任せてついていった。. 次回にも利用できそうなものを決した。. 滑り台3. 大人が利用しているので他の子どもが.珍しがっ ・援助者が後ろから押すとゆっく て付いてきてしまった.そこで、子どもには反応し りと体を動かしながら滑ることが ないようにして別の活動に移るようにした。 できた. 他の利用の妨げにならないように空いている遊具 を運んで利用した。 盤台3 悪悪霊tLttt 自動販5 15*?<昔 売機 ジュースを買って渡した。 ・介助者の誘導に従って座って飲 何を選択するのか難しくいつも飲んでいるものを mmam 介助者が選んだ。 ・のどが抱いていた様子で勢いよ 座って飲める場所に辞導した. く飲んだ. トイレ4 ・障害者用トイレを利用したd - ・トイレの時間が空いていたため、また.目の前に. 手戸漂甥語鵠禁‰吾を行った。. 16:30. ② 16:40. ESsH. E. ョ. 17:00施設の駐車場 ④ ⑤. lj:;. 18:00家の駐 車場. トイレがあったためトイレに誘導した。 乗る際に少し、逃れようとした ロープを引くと む筏に誘導した。 が、介助者が誘導するとゆっくり 手すりを持ち、後ろから動かないように抱えた。 と乗ることができた. 手すりを持っておくように手を 添えておくとじっとしていた。 うなずいて、所導に従って歩いP 「帰りますよ」と声掛けし、駐車場まで群導したO m 車に乗り込んだ。 トイレは済ませていたが、防水シートを座席に敷 声かけすると、座席から辞を浮MSBF かせてシートを欺くことができ 「シートを敷くからちょっと立って!」と声かけ た. した。 ロッキングしていた。 p ・音楽をかけた. ・声かけで車を降りることができ帰宅し. r着きました。降りますよ。」と声かけし、 た。ドアを開けた。. Table 1-2 「B動物EG」利用における行動評価 (活動場所利用 書1) _レベル 9:00自宅の2階 (り自分の 部屋. 930出等 車中. たQその後、誘導し、防水. シ. 車内. 2階で布団の上に寝ながら、頭を腕に打ちつけていた。 お茶を飲んだ。 p すぐに階段を下りて移動した。 指導者の手を引っ張って家からp tuようとした。 トイレに行った。 車の前の座席に乗り込もう しト とI. 9ニ15自宅 駐車場. (b)対象者の行動状況我書. (a)介助者が行った援助 「外に行きましよう!」と声かけしたb. r行きたいですか?」と声かけした. 車で尿失敗しないように先にトイレに誘導した0. 品(:漂監主hi'諸悪誓吾を如、ておい. た。 が欺いてある後部座席に座った。 前の座席に乗ろうとするので、足を後部座席の方 に向けた。 車内で音楽を開きながら出発まP カセットを教本用意しておき、車内で聞けるよう で待っていたCその際、ロッキンにしておいた。 グしていた。 ロッキングしながら、時折、車N 車の憩ガラスを叩くことに対しては.制止したC の賓を軽く叩いた. その他の行動に対しては、カセットやおもちゃ(ペ 足の腿を手で叩くなどの感覚的ットボトルのふた)を持たせる、手遊び(手首を回 な自体行動を行った. す運動)するように促したC 到着が近づく頃から,窓ガラスN 「もう少しで着きますよ!着いたら降りて、お茶 を叩く行動が増え、 rマ-!」と大 を飲みましょう!」と声かけした。 きな声を出す貞慶が高まった。. 117.
(6) 井滞信三川上英輸. Table 1-2 「B動物園」利用における行動評価(続き). P]H[E∃ UM. 雷管)レベル 10:35動物園一 駐車場 ①. "%% 0. 10:45 Xサ ②トイレ. 伽己荘コ#ゥf7サt*」巳 権JELようとせす、妻転者にシN -トペ′レトをつけるように(再度、 運転するように)要求した。 降車しようとせず.声かけに対N してもじっと動かずに拒否した。 母の車に移動することを伝えらP れるとすぐに立ち上がって降車 し,お茶を飲んだ。 お茶を飲んだ後、スムーズに移P 動を開始した。 入り口近くのトイレに行った。. kheli正宗PE?UEZ. 高良膚か胃で面こにくかっ定. 定食した後では、降りるスペースが狭かった. (ド アを全開に出きるくらいの広さが必要) 降車するように声かけをした。 母の車に移動することを伝えた。 降りるとすぐに母の車には行かないで、すぐにお 茶を擾示した。 対象者と腕を組むといった移動についての介助を ffB謡用のトイレに恥けしながら糾した.. 5. mMMm 口で、入ろうとしなN が一歩手前を行き、腕につかまらせて r* かった。帯革により、建物内へ入丈夫だよ!」と声かけしながら誘導した。 っていった. パンダ飼育小屋の仕切りガラスN ・仕切りガラスから少し離れたところを移動するよ に近づくと、頭をぶつけた.うにした。 長い列で立ち止まって進むのを- ・同じところに長時間とどまらないようにした(進 待った。んでいる間は拒否的な大きな声はなかった)0 立ち止まると、 「マ-!」と大きN な声をあげた。 アシカ3 建物の中にはいるために 階段N 階段を下りる際には、階段がはじまる場所に止ま 鰭 を下りていった。 って、まず「階段だよ.Plと声かけした。支凄者は 子どもの声がうるさく.進もうN 1段先を移動しながら、その後は、いっしょにl段 としなかった。 tiE召Era 誘導に合わせて進んだ。 子どもの声がうるさく館内に響いていたので、子 どもが少なくなるのを待って進んだ。 北極グ スロープを使用し、立ち止まるP スロープが付いており、そこを通った。 マ館 ことなく進んだ。 拒否的行動も示さず、訴導に合一 人が少なかったので、立ち止まることなく進ん わせて進んだ。 だ。 休憩用5 ペンチで休んだ後.飴をなめなP ・ペンチで休み、飴を渡した。 ベンチがら進んだ。 ll:45レスト5 誘導に合わせて歩いたQ P レストランに行く道が狭かったので.人とぶつか ラン 空いている場所にゆっくりと進p らないように帯革した。 ⑤ み、座った。 レストラン内は椅子とテーブルが多いために狭 店内にはクーラーがきいておく、さらに、混雑していたので、空いている場所を り、汗が引いた。 探してゆっくりと進んだ。 親子井とジュースがきたが、先N メニューは、好みを母に開き、注文したC にジュースを飲みはした。親子井 親子井が熟かったのでさましながら、ゆっくりと は熱くてすぐに食べようとはしな LM3 冒raai 介助の合間に、自分も食べながら介助を行った。 自分で券を持って食べようとし井ぶりを机に置いて食べるように介助した。 たため、ご飯がこぼれた。 介助者が机に井ぶりを匿いたこぼれたものをふき取った. が、すぐに自分で持って食べよう としたために、ご薮が多くこぼれ た。 介助が減ってゆくと、それに合一・介助を徐々に減らした。 わせて自力で食べた. のどが渇いているようで、何度水を多めにおかわりした. パンダ 鰭. i&ami型‥配iS^SBm. 臼サ!**>* o rttSr*"**いSi 全て食べ終えた。. 12:30トイレ4 1as ②え). 12:45遊園地 汽車 ③ ゥ. 観覧車3. ・トイレに行った。 ・すぐに自分で着替えることはできたが、家と同様に着替えたもの をその場に投げた。 mja昭SB退EiHW3L即明R3^^^^^^b2. 全て食べ終えるまで様子をみた. ご飯と汗で巌が汚れたので、障害者用のトイレに 誘導した. 「着替えましょう」と声掛けし.巌を渡した。 着i∃え閑昭F3SJIjEiJ己ES3U3腰jm 汚れた服は.投げる前に「ちょうだい」という声 かけをして渡してもらうようにした。 階段、細い通路の声かけをしながら手を引いて誘 導したC. ロッキングしながら乗ってい一 m. 乗る際に観覧車が勅 き続けており、自分では乗り込もうとしなか ったが、訴導によって乗り込むこ とができたC 観覧車の中では、落ち着いて座P っていた。. 118. 助者が乗り込み、手を引き上げた。 もう一人の介助者が下から誘導し、観覧車の床に 上がるよう声をかけた。.
(7) 視覚障害のある自閉症者における地域活動支援のためのアセスメント. Table 1-2 「B動物園」利用における行動評価(続き) 場所. (着勧. 」は乙 12:45. ③ ゥ. 二二二二. 逝囲地 その他 ジェッ トコ-・ スター. llh; レベル 1. 2. 遊園地 ベンチ. 13:40. トイレ4. ②. senヨ. m. コアラ 館. ふれあ い広賂 正面ゲ ート近 くのト イレ. 14:45駐車場 ⑥. 14:50車内. 15:30. 盲13H. 駐車場. KI. KE己Ei=Mnl.t'J妙. (a)介助者が行った援助. ■■-. 音が大きく、 -リコブタ一、 ̄ラ ェットコースターに近づこうとす. 謡等禁千隻LITコ_ス. ターに乗り込んだ。 走り出す前には、座席の手すり を両手でもっていたが、走り出す と声を上げ頭-の自傷がでた。 自併しながら、時折、介助者に しがみついたり、介助者の兼を掴 んだりした。 ジェットコースターから降りる とまっすぐ歩けなかった。 泣き顔で笑っていた。 ベンチに座った。 ソフトクリームが溶けてこぼれ. N. ・ -リコプクー、ジェットコースターに誘導し、 「乗 ろう」と声を掛けた.. N. ・ジェットコースターが止まっている際に誘導した。 (乗るのは始めてであった.) ・座席の手すりを持ちながら、片方の手で肩を押さ え、体を車着させていた。. N. N. - ・まっすぐ進めるように腕を組んで介助した。. p ・売店でソフトクリームとお茶を購入した。 ペンチに誘導した. aasrj耶BMI 気温が高く、すぐにソフトクリームが溶け始めて 500mlのお茶を一気に飲み干し こぼれそうになったので、ハンカチ、ちり紙で拭き m ながら介助した。 ソフトクリームの後にお茶を渡した。 に従ってトイレに行った。 給をすませたので 着用トイレに誘導 便器の前まで行くと、拝尿した。 した. 声かけで、手を洗った. 便券の前まで誘導した。 「手を洗いましよう」と声をかけた。 階段の前で立ち 四mm進RE^Ki VJEef/B誘導i**ォf18召段KJoBsa:召導JI としなくなった。 m 他の方向を向くと歩き出し、スー 辺りを一周してスロープに誘導したQ ロープの方に行くと進むことがで 33 物の薄暗い場所に行くと立ち ・腕を範むようにしてゆっくりと進んだ。 raga辺ド. 腕を組むようにしてゆっくりと 歩くように援助を受けると進むこ とができた。 シカをなでるように棲助される. ・手を添えてシカをなでた。. ti¥ a 。諾霊長票譜下り抑続. ・トイレの方向に妨導した。. いており、自分から出口の方向に 歩いていった。 トイレに帯革され、辞尿した。. 帰宅する事をつl 男HIE当0^3 ・帰宅する事を告げ、正面ゲートを出て駐車場に誘 の方へ誘導されると歩く速さが早 導腰HI くなった. 駐車券を出る車が来ていても、 ・駐車場を出る車が多かったが、横断歩道などがな 止まらずに進もうとした. いため、なるべく車の往来がない道を選んで誘導し 車を避けるために立ち止まるよ た。 う制止されると辞導に合わせて、 ・車を避けるために立ち止まるよう声かけしながら 止まることができたC 腕を出し、制止の合図をした。 車につくとドアが開くまで立ち ・車の前まで来るとドアを開けるまで待つように声 止まって待つことができた。 をかけた。 ドアが開くとすぐに乗り込ん だ。 ロッキングしていた。 眠りはじめたところ、頭を窓に ぶつけて、それをきっかけに窓た たきと頭突きが顔発した。 介助者の方にもたれかかって眠 ・介助者の方にもたれかかるようにしたC った。 ・声かけで車を 降りることができ- ・帰宅し 着きました。降りますよ。」と声かけし. た。ドアを開けた.. 注)各項目については以下の内容が記載されている. 時間:活動が開始された時間 活動番号:①車による移動(出発)、 ②トイレ、 ③施殴利用、 ⑥鬼没内移動、 ⑤食事、 ⑥車による移動(帰宅) 静所:活動を行った場所 (a)利用レベル: 1-拒否反応が激しく移動しなくなる、 2-拒否的反応は示すが、プロンプトにより利用できる、 3-身体プロンプ トなどですぐに利用できる. 41声かけで利用できる、 5-自発的に利用できるO (b)対象者の行動状況:介助に対する反応など対象者が行った具体的な行動 (C)状態: "p"ポジティヴな反応(笑軌こなる、笑い声をあげる、自発的に活動を行う)、 "-"どちらとも言えない、 "N"ネガティ ヴな反応(顔をしかめる、 「マ-」という拒否的な声を上げる、活動から逃れようとするなどの拒否的行動を行う) (a)介助者が行った壌助:介助者が行った具体的な捜助や配慮点. 119.
(8) 川上英輔. 井揮信三. ントしてゆく必要があろう。自動販売機の利用では、あ. 母親による事後アンケートでは、両施設について対象 者の様子および施設の利用しやすさからも概ね良好な評 価がなされており、今後も是非利用したいという希望が だされている。このことは、両施設においてこれまでに. らかじめ好みを調べておくことが望まれる。自動販売機 の操作については、ボタンまで手を誘導すると、自分で 押すことができていた。また、ジュースを飲む際には、 人混みによる騒音を嫌うことがあるので、人が少なく、 少し静かな場所で座って飲めるようにした。対象者が安 定して休憩できることで介助者も休憩できる時間を確保 できるものと考える。. も利用経験があったものの、利用する機会に制限があっ たことが影響していると考えられる。また、施設を利用 する際に、介助アシスタントの必要性も伺える。しかし、 母親も記しているように、介助アシスタントがどのよう に効果的に機能することができるかどうかが次の課題と なると考えられる。. ④ 「施設内移動」について: 「階段」については、通 常の階段では声かけ程度で移動が可能であるが、 (階段1 段に2歩を要するような)幅の広い階段では注意が必要 であった。日陰があるところや建物入り口で中に入る場 合に、拒否的な行動を示して入ろうとしないことが多か った。人が多いところでの歩行は、人を避けるために誘 導する必要があったが、広い場所では、スピーディ-な 自発的歩行が可能であった。また、並んで待っていると き、待てずに先に行こうとすることがあるので、声かけ. 介助アシスタントとして参加した方からの事後アンケ ートでは、介助について、難しかった点として「到着時 の下車」と「動物園を回るときの説明の仕方」が挙げら れている。このことは、活動や場所についての知識を対 象者にどのように伝えることができるか、という支援課 題となるであろう。同様に、介助で工夫しなければなら ない点としても、対象者は新しい刺激や出来事という予 測性が低いときに自傷行動が生起する傾向にあり、その. が必要であろう。 ⑤ 「食事」について:食事は最小限の声かけや身体プ ロンプトによってほとんど自分で遂行することができて. 際にいかに予測性を高めることができるかという課題が 提起されている。それは、自傷行動が起こりそうな状況 というものをあらかじめ支援する側が明確にしていくこ とともつながる。また、自傷行動が生起してしまった際 に、いかに対応すべきか、ということも実際に施設を利 用する際には求められる支援課題であろう。 一方、施設の利用面については、本対象者にとっては、 広々とした空間が用意されている方が好ましいことが意. おり、プロンプトを徐々に減らしていくことができた。 ただし、 1回に食べる量や食べる速さの調節に留意する 必要があった。なお、こぼれたときの対応、布巾やちり 紙、着替えなどを用意しておくことが望ましかった。メ ニューを決めることについて、対象者の場合、選択表現 する方法(味見、触る、写真等による比較ができない) がなく、たとえば、質問に対しすぐにうなずく傾向があ. 見としてだされている。さらには、自傷行動の生起とも 関係するが、施設のマテリアルを利用する際に、どのよ うなマテリアルであるかが理解できるような手がかりの. り、言語による比較が困難であった。このような視覚障 害を伴う自閉症者におけるレストランメニュー選択の援 助方法の検討が必要であろう。たとえば、触覚を利用し たシンボルを形成することにより、カレー、スパゲッテ ィ-などの簡単な選択肢からメニューを選択するといっ た指導方法が提案される。 ⑥ 「車による移動(帰宅)」について:皐の所に行く までに、時間帯によっては車の往来が激しく、事故を回. 呈示の仕方、たとえば、聴覚、噴覚、触覚などの視覚以 外の感覚器官を活用した支援を考えていく必要性が指摘 される。対象者が今回の施設に限らず、地域活動を安全 に、かつ楽しむためにも、この手がかりの呈示の仕方は 支援する際のポイントとなるであろうO. 避する必要があった。乗車する場所も、降車と同様に、 少し広く安全なスペースで行う必要があろう。乗り降り については、家に帰ることを告げていたためか、スムー ズであった。また、帰りの車中は疲れているので寝る可 能性が大きいと言えるO特に、緊張が抜け、窓やシート にぶつかり、それをきっかけに自傷が生じることがあっ たので、それに対してはクッションなどにもたれかかれ るような設定が必要であろう。. 3.本研究のまとめ 今回のアセスメント結果から、対象者が必要とする介 助の質は、視覚障害や行動障害などの複数の障害のため に、非常に特殊かつ細かく、量的にも多いことが分かっ たOしかし、このような介助一つ一つを他の人に伝える ことは、非常にコストがかかることが予想される。つま. 2.事後アンケートについて 母親および介助アシスタントに対する事後アンケート の結果を、母親についてはTable 2-1に、介助アシスタ ントについてはTable2-2に示した。. 今後、余暇活動として両施設を利用することを考える と、介助アシスタント(ヘルパー)の必要性が指摘され る。それは、対象者と母親での施設利用に加え、ヘルパ ーと対象者のみ、もしくは対象者、母親、ヘルパーの3. り、ヘルパーやボランティアが利用可能になった場合に、 母親がコストをかけながら口頭で説明するか、実際の介 助によって習得していくことしかないといえる。. 120.
(9) 視覚障害のある自閉症者における地域活動支援のためのアセスメント. Table2-1施設利用後の母親による事後アンケートの結果 紀入着【おかあさん】 1. IA野外運動麓粒tについて、いかがでしたか? 1-1 「お子さんの様子から、いかがでしたか?」 暑か っ た けれ ど、い ろんな 体験 が で きて よか った です0 機 嫌 が悪 くな った とき もあ りま したが、 ず つ と続 くとい う こ とは なか った ので 、本 人な りに楽 しめ た と思 います0 トイ レの失敗 が少 し多 か ったです ね0. 1 -2 r施鼓の利用しやすさ.不便さはいかがでしたか?」 何度 か行 った こ とが あ る場 所 だ った ので、 不安 な 面は少 なかつ た と思 い ます 。 施設 が広 いの で、 た くさん散歩 がで き てよか った です。また 、親子 だ けだ とな かなか乗れ な い遊 具 も先生方 がお られ 、体験 で き た ことは よか ったです (ス べ T) 台 とか)e 馬 の近 くへ行 く と機 嫌が 悪 くなっ たが 、機 会 があ れ ば一 度 のせ て みた い です 。 トイ レが も う少 し近 く に あれ ば よか った ですC. 1 -3 rまた利用したいと思いましたか?」 義足非行きたい口あまり行きたくないロどちらとも言えない. 2. 「B動物薗1について.いかがでしたか? 2-1 「お子さんの様子から,いかがでしたか?」 動物 園の 方 は足 取 りも軽 い が、遊 園地 の 方で は音 とかに ぎや かで時 に 室 内に入 った ときが不 安 が って いた よ うに思 い ます。 ジ ェ ッ トコー ス タ- は乗 る とき と降 りる ときでは 、衷情 も違 って び っ く りしま した が、最 後 に乗 った ので、 後 に影 響 はな か つた です。. 2-2 I施投の利用しやすさ.不便さはいかがでしたか?」 特になかったです。. 2-3 「また利用したいと思いましたか?」 ■是非行きたい口あまり行きたくないロどちらとも言えない. 3.上記の2つの麓投の利用について、以下にお尋ねします。 3-1お母さんといっしょに利用するのに遺していたでしょうか? ■適していた口適していなかったロどちらとも言えない 312上紀施設の利用をr楽しい」ものにするためには、ヘルパーさんが必要であると思いますか? ■必要であるロ必要ではない□どちらとも言えない■ -ルパーさんによる (※場所によっては必要) 3-3お母さんがいっしょではなくても、興-君とヘルパーさんと2名で上妃の2つの施設を利用することが 可能であると思いますか? 口可能だと思う口難しいと思うIどちらとも言えないロヘルパーさんによる その理由をお書き下さい。 まだ一度も-ルパーを利用したことがないので分からないです。. 4.その他.感憩があれば.ご自由にお書き下さい 親 子 で行 っ た り、 友 達 と行 っ た り した ときは、普 段 の様 子 . 行動 だが 、先生 方 と行 った ときは普 段 見 えない行 動や 様子 が違 った 角度 か ら見 えた ので、 いい機会 だ つた と思 い ます0. 注)選択式の質問については、 ■が選択したものを示している.. 121.
(10) 井滞信・三川上英輔. Table2-2施設利用後の介助アシスタントによる事後アンケートの結集 配人者【介助アシスタント① (A野外運動抜放に書加) 】 l.介助について、お曇ねします。 1)難しかった点は何ですか? 到着時に車から降ろす際の介助。 r到着した」機会を利用したスマートな降ろし方ができなかった。. 2)工夫が必要であった点は何ですか? (※実際に工夫してうまくいった点) 新 奇 刺 激 が 安 全 で あ る と認 知 し て も ら う点 に つ い て (実 際 に 刺 激 に 触 れ させ る 。 そ の 刺 激 の d 連 の 機 能 を介 護 者 が 呈示0 た とえば、 「 鐘 が な る 」 だ っ た ら、 実 際 に 鐘 を な ら し てみ る )。. 3)今後、介助する醇に注意しなければならない点は何ですか? その施設内で、クライエントが何をしたいかというニーズのアセスメント。. 4)疑問に思った点は何ですか? (蝣ォ前もって知っておきたかったこと) 外で興味をひく活動。施設の内容(どんな物があって、それらのうち利用できそうなものは?)0. 2.利用施故について、お毒ねします。 1 )利用しやすかった点は何ですか? 空間を広くとってあったので、視覚障害を有する場合でも比較的安心して利用することができた。. 2)利用しにくかった点は何ですか? 知 的 障害 や視 覚 障 害 な ど、障 害 が重 複 して も利 用 で きる よ うな 刺激 物 がほ しい。 視 覚 に よる もの が多 い ので 、利 用 に際 しセ ル フ コン トロール が でき に くい。. 3)今後、利用するために必要な点は何ですか? 施 設 の概 要 が わか る弁別 刺激 (た とえば、施 設 到 着 と同時 にそ こが どの よ うな ところ か を把 握 で きる刺 激0 着 . 匂 い な ど視 覚以 外の感 覚 刺激 が弁別 刺激 と して存在 (た とえば 、道沿 いに音 な ど)0. 記入者【介助アシスタント② (B動物園に会加) 】 1一介助について、お尋ねします。 l)難しかった点は何ですか? 動物を見ている際に、ここはどのような場所かを説明するとき.説明の仕方。. 2)工夫が必要であった点は何ですか? (※実際に工夫してうまくいった点) 自傷が生起した際に、制止がしやすいような介助の位置。. 3)今後、介助する醇に注意しなければならない点は何ですか? 外 出 す る と、何 が 先 行 条件 とな り自傷 が 生起す るか分 か らない 点 が ある と思 うの で、 生 起 しそ うな場 面 (予 測が つ く場 面) は意 識 して 関わ る くす ぐに制止 で きる よ うに)0. 4)疑問に思った点は何ですか? (※前もって知っておきたかったこと) 何を見て、何に乗るか、その際の介助体制など、事前に話し合う方が良いだろう。. 2.利用施設について、お尋ねします0 1 )利用しやすかった点は何ですか? 動物も見ることができ、遊園地もあり、いろんな体験ができる.. 2)利用しにくかった点は何ですか? レストランが狭すぎる。狭い割には椅子が多い(障害者対象となっていないためだと思うが・・). 3)今後、利用するために必要な点は何ですか? 動 物 園 な ど 、 視 覚 障 害 者 に と っ て 工 夫 が 必 要 0 ガ ラ ス 張 り に な っ て い る と、 臭 い も な い し、 動 物 の 動 きな ど も感 じ るこ とがで きない。 Y 市 の某 動物 園で はオー プ ンスペー スに なってい て 良い。. 122.
(11) 視覚障害のある自閉症者における地域活動支援のためのアセスメント. 本特殊教育学会第39回大会発表論文集 小林重雄・目上耕司・大石幸二・松岡勝彦・武藤崇・ 李在旭・土屋立・唐岩正典・小沼芳明(1998)発達障害児 (者)の地域参加のための環境的支援アプローチに関する 研究.安田生命研究助成論文集,34,1-10. 者による施設利用という機会の方が対象者と母親の負担 を考慮した場合に、必要となる支援システムであると考 えられる。その際に、母親の事後アンケ-トにも「ヘル パーが場所によっては必要であるが、ヘルパーの介助の 力量による」とあるように、ヘルパーがより効果的に機. 大石幸二・唐岩正典・高橋奈々・馬場傑(1999)知的発 達障害を持つ人の「行動成立」における環境障壁の分 析.人間関係学研究,6(1),1-ll 高畑庄蔵・武蔵博文・安達勇作(2000) 「ボウリングお 助けブック」を活用した養護学校での余暇指導.特殊教 育学研究,37 (5) , 129-139 渡部匡隆(1999)地域参加の促進と社会参加スキルの形 成.小林重雄監修.杉山雅彦・宮本信也・前川久男編著. 発達障害の理解と援助,コレール杜,225-233 渡部匡隆・山本淳一・小林重雄(1990)発達障害児のサ バイバルスキル訓練一買物スキルの課題分析とその形成 技法-.特殊教育学研究,28(1),21-31. 能するために、本アセスメント結果からの対象者に基づ いた支援マニュアルの作成が必要となると考えられるO マニュアルが作成されれば、今後、母親がヘルパーやボ ランティアに介助を説明するコストが大幅に削減される と言える。また、担当者が変わったとしても最低限の介 助が保証され、介助の改善や変更も、発展させながら行 うことが可能と考えられる。今回、地域活動に参加する ためのアセスメントを行うことで、対象者が必要として いる最低限の介助が言語化され明確になり、さらに改善 点が挙げられたことは、マニュアル化してゆく上で非常 に重要な情報となると考えられる。 現在、余暇活動のためにヘルパーを利用する機会はわ ずかであるかもしれない。しかし、本アセスメントから. 渡部匡隆・上松武・小林重雄(1993)自閉症児のコミュ ニティスキル訓練一自己記録法を含むバス乗車指導技法 の検討一.特殊教育学研究,31 (3),27-35. 地域活動が可能であることが明らかにされたり、介助マ ニュアルを作成してヘルパー利用のコストが削減された りすることで、今後、視覚障害や行動障害を併せ持った. 渡部匡隆・山口とし江・上松武・小林重雄(1999)自閉 症児童における代表例教授法を用いたスキルの形成一種. 人の地域活動の質や量が拡大されてゆくのではなかろう か。. 数店舗への般化の検討1.特殊教育学研究,36(4) ,59-69 依田雅美・清水直治・氏森英亜(1996)精神遅滞児にお ける買物スキルの形成と般化に関する研究一実際場面と シミュレーション場面での訓練の分析-.行動分析学研. 付記 本研究は、財団法人マツダ財団助成金(byuleMazda Foundation's Research Grant) 「知的障害児者のための地. 究,9(1) ,22-28. 域活動支援プログラムの開発に関する実践的研究」によ る補助を受けた。 謝辞 本研究を実施するにあたり、井上雅彦先生(兵庫教育 大学)から貴重なご助言を頂きました。また、竹田伸也 氏および岡村章司氏に協力を得ました。記して感謝申し 上げます。 Ⅳ.文献 Browder.D.M. & Snell.M.E.UggS) Daily living and community skills. In M.E.Snell(ed), Instruction of Students with Severe Disabilities: Fourth edition. New York, Toront, Macmillan Publishing Company, 480-525. 井揮信三・川上英輔・井上雅彦(2001)強度の自傷行動 をもつ自閉症生徒に対する行動分析的アプローチ(2)一 視力を喪失した事例に対する指導効果の検討-.日本特 殊教育学会第39回大会発表論文集 川上英輔・井揮信三・井上雅彦(2001)強度の自傷行動 をもつ自閉症生徒に対する行動分析的アプローチ(D一 視力を喪失した事例に対する機能的アセスメント-.日 123.
(12)
関連したドキュメント
Keywords: continuous time random walk, Brownian motion, collision time, skew Young tableaux, tandem queue.. AMS 2000 Subject Classification: Primary:
While conducting an experiment regarding fetal move- ments as a result of Pulsed Wave Doppler (PWD) ultrasound, [8] we encountered the severe artifacts in the acquired image2.
2. 「早期」、「予防」の視点に立った自立支援の強化
また、視覚障害の定義は世界的に良い方の眼の矯正視力が基準となる。 WHO の定義では 矯正視力の 0.05 未満を「失明」 、 0.05 以上
Amount of Remuneration, etc. The Company does not pay to Directors who concurrently serve as Executive Officer the remuneration paid to Directors. Therefore, “Number of Persons”
As a result of the Time Transient Response Analysis utilizing the Design Basis Ground Motion (Ss), the shear strain generated in the seismic wall that remained on and below the
2)摂津市障害者地域自立支援協議会代表者会議 年 3回 3)各支援学校主催会議や進路支援等 年 6回
2)摂津市障害者地域自立支援協議会代表者会議 年 1回 3)各支援学校主催会議や進路支援等 年 5回