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学修支援サービスおよび空間整備における現状と課題 ―聖路加看護大学における学修支援サービス調査―

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Academic year: 2021

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(1)88. 聖路加国際大学紀要 Vol.1 2015.3.. 短 報. 学修支援サービスおよび空間整備における現状と課題 ―聖路加看護大学における学修支援サービス調査― 佐藤 晋巨 1) 河合富士美 2) 松本 直子 3) 及川はるみ 3) 金澤 淳子 3) 新沼 久美 3) 廣瀬 清人 4). Current Condition and Issues of Study Support Services and Space Development: Based on a Needs Survey Conducted at St. Luke’s College of Nursing Library Kuniko, SATO, MLS1) Fujimi, KAWAI2) Naoko, MATSUMOTO, MA3) Harumi, OIKAWA3) Junko, KANASAWA3) Kumi, NIINUMA3) Kiyoto, HIROSE, Ph.D4). 〔Abstract〕 Background Libraries often have learning commons spaces to support active learning, but it is difficult to provide tailored study support services for individual libraries due to the many issues involved. Purpose To determine requirements for the provision of suitable study support services at St. Luke’s College of Nursing, its library staff conducted a related needs survey in fiscal year 2013. Method To clarify study support service requirements among students, focus group interviews were held and a needs survey was conducted from January to March 2013. Result A total of 148 out of 568 students responded(29%). Among these, 114(77%)self-studied at the college between midday and 8 p.m. The top three locations for such study were the library(77; 53%), the graduate students’ lounge(28; 19%)and the cafeteria(14; 10%). The top four reasons for choosing these places were because they were quiet(106), PCs were available(105), the Internet could be used(86)and study books were present(84). There was a strong need for information on how to use the library, support for national exams, and guidance on how to use PC software. Discussion There is a need to review how existing study support services are provided and to conduct a more detailed needs survey in collaboration with other units in order to improve such services for students. Space suitable for active learning is required in addition to space for quiet study. To contribute to the promotion of active learning environments at St. Luke’s College of Nursing, an appropriate method of evaluating study support services needs to be established. active 〔Key words〕. learning, study support service, self learning, students, nursing, libraries,. nursing. 〔要 旨〕 背景 アクティブ・ラーニングをする学生を支援するためにラーニングコモンズが図書館に作られるこ とは多いが,学修支援サービスについては課題が多い。. 1)聖路加国際大学学術情報センター図書館 リエゾン・ライブラリアン St. Luke’s International University Library/ Liaison Librarian 2)聖路加国際大学学術情報センター図書館 主任司書 St. Luke’s International University Library/Chief Librarian 3)聖路加国際大学学術情報センター図書館 司書 St. Luke’s International University Library/Librarian 4)聖路加国際大学学術情報センター図書館 図書館長・心理学教授 St. Luke’s International University Library/Library Director, Psychology 受付 2014 年 10 月 30 日 受理 2014 年 12 月 1 日.

(2) 佐藤他:学修支援サービスおよび空間整備における現状と課題. 89. 目的 本学の学修支援サービスおよび空間整備における図書館の課題を明らかにするために本学学生を 対象とした「学習支援サービス調査」を 2013 年度に実施した。 方法 フォーカスグループインタビュー実施後に質問紙調査を実施した。 結果 回答者数は 148 人(29.0%)であった。学生が学内で自己学修する時間帯は平日の 12 時から 20 時が多く,本館 2 階の図書館とラウンジの利用が 61.5%であった。学修場所には静けさ,PC・ネット接続・ 資料が求められている。ニーズの高い学修支援サービスは図書館の使い方,国試の相談・対策,パソコン ソフトの使い方であった。 考察 既存の学修支援サービスを学生のニーズと一致させ,他部署と連携してサービスを実施すること。 学修方法に合った多様な空間を整備すること,サービスを評価し,サービス改善のサイクルを生み出すこ とが課題である。 アクティブ・ラーニング,学修支援サービス,自己学修,看護学生,看護図書館 〔キーワーズ〕. FGI に参加する学生は学生図書委員を通じて募集し,応. Ⅰ.はじめに. 募した各学生に調査の趣旨を文書と口頭で説明した上. 聖路加看護大学(現在,聖路加国際大学,以下本学と. で,FGI に参加する同意を文書で得た。参加者は学部生. する)の図書館が実施した看護学生の学修支援サービス. 8 人,大学院生 2 人の計 10 人であった。FGI の結果と,. ニーズ調査について報告する。本調査は 2013 年度図書. 図書館業務で得た情報を基に質問紙を作成した。質問紙. 館重点事業の 1 つである「情報技術を用いたアクティブ・. 調 査 の 対 象 者 は 学 生 及 び 研 修 生 568 人, 回 答 期 間 は. ラーニングを支援する人材育成の仕組みづくりに」に関. 2014 年 1 月 21 日~3 月 17 日であった。質問内容は,本. わる調査である。日本の大学において,学生の受動的な. 学で提供している学修支援サービス,学生が必要と考え. 学修から能動的な学修(以下,アクティブ・ラーニング). る学修支援サービス,大学内での自己学修場所と時間帯,. 1). へと教育の質的転換が求められている 。そのような中. 自己学修場所を選択した理由とした。. で,大学図書館にはラーニング・コモンズと名付けられ たアクティブ・ラーニングを行いやすい空間が作られて おり,2011 年の時点でラーニング・コモンズを設置し た大学図書館数は 210 となっている 2)。空間としての図. Ⅳ.分析方法 FGI は,録音を逐語で書き起こした後,発言内容でカ. 書館が変わる一方で,そこで行われる学生のアクティブ・. テゴリーとサブカテゴリーに分類した(表 1)。質問紙. ラーニングおよび学修コミュニティへの支援について. 調査は集計後に図書館職員で結果の検討を行った。. は,日本の大学に適したサービス内容の明確化,学修支 援組織の設置,学内他部署・教員との連携等の課題があ る 3)4)。. Ⅴ.質問紙調査の結果 1.本学図書館・教務課で提供している学修支援サービ. Ⅱ.目的. スについて 148 人(対象者 568 人の 29.0% 学部生 91 人,大学. 本学のアクティブ・ラーニング推進に図書館が寄与す. 院生 48 人,研修生 6 人,N/A3 人)から回答を得た。. るための学修支援サービスおよび空間整備における課題. 図書館及び教務課でそれぞれ提供している既存の学修支. を明らかにするために,学生を対象として学修支援サー. 援サービス(図書館ツアー・文献検索ガイダンス・文献. ビスと,授業時間以外に学生が予習・復習・レポート作. 検索相談,教務課のパソコンソフト相談)について,こ. 成などの個人学修及びグループ学修(以下,自己学修). れらのサービスを知っているか,利用したか,利用しな. を行う空間に関するニーズ調査を実施した。. い理由について次のような回答を得た。既存の学修支援 サービスを「知らない」あるいは「知っているが利用し. Ⅲ.調査方法. たことがない」と回答した学生はパソコンソフト相談 100 人(67.6%),文献検索相談 95 人(64.2%),図書館. 最 初 に フ ォ ー カ ス グ ル ー プ イ ン タ ビ ュ ー(以 下,. ツアー90 人(60.8%),文献検索ガイダンス 85 人(57.4%). FGI)を実施し,その結果と図書館業務で得た情報を元. といずれのサービスでも半数を上回っていた(図 1)。. に設問と回答選択肢を設定し質問紙調査を実施した。. 既存の学修支援サービスを「知っているが利用したこと.

(3) 90. 聖路加国際大学紀要 Vol.1 2015.3.. 表 1 フォーカスグループインタビューのカテゴリー カテゴリー. サブカテゴリー. 図書館とラウンジの使い分け. 自己学修場所. 図書館開館時間. 自己学修時に 相談する人. 発言例 グループワークとかもしあったりすればラウンジや空き教室を使いますが,個人の勉 強とか,レポートやらなきゃというときは 10 時まで図書館に残っていることが多いで す。 すごい本当に集中したいときは,図書館を使って,またちょっと暗記とかゆったりやっ ても大丈夫なときは,お菓子を食べながらラウンジでやったりとか。食べたいなとい うときはラウンジでやるっていう感じで使い分けていました。. 図書館とコンピュータルームの使い分け. 本や資料が手元にあってほしいときは図書館に行ったりしますが,レポートをそのま ま入力して打つときは 4 階のコンピュータールーム,あそこだと両面印刷もできます し,そこを使っていました。. 静かで集中できない図書館. 静かなところで自分の一挙一動の音がするのが嫌であまり使わない。図書館の中だと 逆に静かすぎて集中できない。. グループワークに適した場所の不足. ただ 6 階のラウンジは 5,6 人でやるには広いんでこれくらいの部屋(303)が 2 個ぐ らいあればいいと思うんですよね。広い部屋 1 つより。. 大学一斉休暇期間の利用. ゴールデンウィーク閉まると聞いて,ゴールデンウィーク授業がないからいろいろで きるのに,それができないっていうのは研究を促進する大学なのにどうかなって思い ました。. 授業前(早朝)の利用. 家でレポートを作っても家のプリンターはすぐ壊れちゃうので大学で印刷をしたい。 早めに図書館があいていてくれればちょっと余裕ができる。ほんとに印刷するだけな らいいですが,ちょっと手直ししたいときとかそういうときは。. 夜間の貸出し. 貸し出しが終わる時間までに借りたいものは全部探し出しておこうと準備しています が,でもやっぱり勉強していくうちに,また借りたい本が出てきて,でもそれがわかっ た時間には,貸し出しが終わっていたりすることもあって,そういうときはもう少し 貸し出しの時間が長かったらよいと思います。. 実習期間における夜間の利用. 実習中,着替えとかがあって図書館に行けるのが 5 時過ぎになるんですけど,そうす ると 10 時までしか時間がない中で,わからないところ調べたりとか,記録もやったり とか,私,自分でパソコンを持っていないので,記録とかやるのは図書館じゃないと できなくてもう 1 時間くらい図書館が長くあいていると,手書きで時間かけることな くできたのに,っていうことがけっこう実習中にあって。. 友人. いつもやりかたわからなくってそのまま提出していたら,いつも形式が違うってかえっ てきていたが。やっと友達に教えてもらって大丈夫になりました。. 職員(相談しにくい). 体こっち向いて仕事してもらっていたら,話しかけやすいなって思うんですが,どこ かにいてほしいということじゃなくって,学生の視線に気づきやすい位置のとり方を していればよいのかなって。横向いていらっしゃると,ちょっと忙しそうだなって思っ たりする。. 学生によるサービス提供. 学生アルバイトというかたちで操作の,相談を受ける学生とか,図書館の本の探し方 とかの相談にのる学生がいると,気楽に相談とかしやすくなるのかな。. 職員によるサービス提供. 具体的なパソコンの操作法とか,そういうのは,私自身まあそんなに詳しくないし, たぶん学生が返すとそこからまた専門家にと二度手間になる気がして,だから,そう いう具体的なパソコンの操作とか,そういう,プロの技術とかが必要な項目は SE さん とかのほうがいいのかなって思います。. レポートの書き方. 1 年生で入ってきたときに,結構レポートを書くってことが多いいんですけど,レポー トの書き方を教えてもらっていない。紙で,こういうふうに書いてくださいって,説 明が書いた紙はもらったんですが,言葉でちゃんと説明してもらっていないので,周 りを見てもすごく困っているなと印象なので,もしそういう講座があったらすごく役 に立つなって。. 学修支援サービス. がない」と回答した 166 人の利用しない理由(複数選択. 館の使い方」103,「国試の相談・対策」94,「パソコン. 回答可)は多い順に「サービスが必要ない」76,「その他」. ソフトの使い方」89,「プレゼンテーションの方法」86. 41,「サービス時間帯が不適当」34,「サービス内容が不. であった。学部生 91 人の回答に限定すると,最も多かっ. 適当」3, 「サービス場所が不適当」2, 「N/A」10 であっ. たのは「国試の相談・対策」の 68 であり,次いで「図. た(図 2)。 「その他」と回答した人は「困った時に聞こう. 書館の使い方」60, 「パソコンソフトの使い方」53 であっ. と思った」 「気軽に利用しにくい」等の記載が複数あった。. た(図 4) 。「その他」を選択した中で「国試の相談・対 策」を選択したうえで「国試の対策は,本当に必要だと. 2.学生が必要と考える学修支援サービス. 思います! 4 年生の中でも,他大学を羨む声ばかりで. 他大学で提供している学修支援サービスも含め,学生. した。どうか後輩のためにもお願いします!」と記載し. のニーズを尋ねた(図 3)(複数選択回答可)。選択した. た学生もおり,学生に切実な要望があることが見受けら. 学生が多かった学修支援サービスの上位 4 項目は「図書. れた。.

(4) 佐藤他:学修支援サービスおよび空間整備における現状と課題. 0%. 20%. パソコンソフト相談. 40%. 60% 27. 73. 文献検索相談. 文献検索ガイダンス. 多言語学習支援. 文献検索ガイダンス. 12. 文献検索相談. 14. パソコンソフト相談. 60. 12 14. 20. 80. 2 N=60 2. 13. 1 6 N=35. サービス時間帯が不適当. サービス内容が不適当. サービス場所が不適当. N/A. 9. 40. 30. 40. 60. その他,4. 土曜の 7:00― 12:00,1. 平日の 12:00― 18:00,58 平日の 18:00― 20:00,56. 単位 :回答数. 図 2 既存の学修支援サービスを利用(参加)しない理由(複数選択可) 20. 単位:回答数. 平日の 20:00―, 12. その他. 図書館の使い方 国試の相談・対策 パソコンソフトの使い方 プレゼンテーションの方法 予習・復習等勉強のすすめ方 授業ノート・記録の取り方 レポートの書き方 多言語学習支援 履修相談 その他. 土曜の 12:00― 18:00,5 平日の 7:00― 12:00,11. N=44. サービスが必要ない. 0. 17 5. 図 4 学部生が必要と考える学修支援サービス (複数選択回答可). 12 N=27 3 2. 19. 22. その他. 図 1 既存の学修支援サービスの利用(参加)状況(N= 148). 12. 24. 履修相談. 利用(参加)したことがある. 31. 43. 授業ノート・記録の取り方. 知っているが利用(参加)したことはない. 図書館ツアー. 46. レポートの書き方. 63. 40. 46. プレゼンテーションの方法. 単位 :人. 20. 53. パソコンソフトの使い方 予習・復習等勉強のすすめ方. このサービスを知らない. 0. 68 60. 図書館の使い方. 58. 44. 41. 10 20 30 40 50 60 70 80. 国試の相談・対策. 53. 58. 32. 0. 100%. 48. 35. 60. 図書館ツアー. 80%. 80. 69 68 66. 100 94 89 86. 91. 単位:人. 図 5 大学で最も多く自己学修する時間帯(N= 148). 120 103. 本館コンピュータルーム;5. その他;5. 授業を受けた教室;5 メディアルーム;6 本館 3F 演習室; 8 図書館;77 院生ラウンジ;28. 単位:回答数. 図 3 学生が必要と考える学修支援サービス (複数選択回答可). 3.大学内での学修時間帯,場所,その場所を利用する. 本館 2 階ラウンジ; 14. 単位:人. 図 6 大学で最も多く利用する自己学修の場所(N= 148). 理由 学生がいつ,どこで自己学修をしているのか,自己学 修した場所を選んだ理由を質問した(順に図 5~7 に対. Ⅵ.考察. 応している)。自己学修を行う時間帯は平日の 12 時~18. 1.本学における学修支援サービスの課題. 時と 18 時~20 時が多く,合わせると 114 人(77.0%). 今回の調査から,(1)学生のニーズに対する既存の学. であり,平日の午後から深夜に及ばない時間帯に学内で. 修支援サービスの不一致,(2)アクティブ・ラーニング. 自己学修する学生の多いことがわかった。自己学修する. に適した空間整備,(3)図書館サービスを改善するサイ. 場所は図書館が 77 人(52.0%)と最も多い。本館 2 階. クルの確立,(4)学修支援組織の設置の 4 つの課題が明. ラウンジ 14 人(9.5%)と合わせると 91 人(61.5%)が. らかになった。. 本館の 2 階で自己学修を行っている。自己学修した場所 を選んだ理由(複数選択回答可)は,「静かだから」 106,「パソコンがあるから」105,「インターネットが使. 2.学生のニーズに対する既存の学修支援サービスの不 一致. えるから」86, 「資料があるから」84 であった。 「その他」. 例えば,図書館ツアーは 4 月に新入生を 10 人程度の. の中には飲食ができることを理由とした記述,「机が広. グループに分けて図書館の基本的な使い方(蔵書の探し. く使える」「一人で学習できる」「自分の個人用ロッカー. 方,資料の置き場所,本の借り方返し方等)を紹介して. の近く」と一人で学修しやすい環境を理由にあげた記述. いる。本調査では図書館ツアーに「知っているが参加し. が複数あった(図 5~7)。. たことはない」理由として最も多い回答は「サービスが.

(5) 92. 聖路加国際大学紀要 Vol.1 2015.3.. 0. 20. 40. 60. 80. 100 120. 静かだから. 106. パソコンがあるから. 105 86. ネットが使えるから. 84. 資料があるから わからないとき,聞ける人がいるから. 33. 友達がいるから. 26. おしゃべりできるから. 25. その他. 11. 他に場所がないから. 10. N/A. 5.学修支援組織の設置 今回は学修支援サービスについて他大学での実践例を 示しながら学生のニーズを探った。今後,新たに学修支 援サービスを担当する部署を設置するとすれば,これら のニーズを更に探りながら,継続的な学修コミュニティ への支援,学内他部署・教員との連携等の課題を解決で きると考えられる。また,学修支援の視点から図書館を. 3. 単位:回答数. 図 7 その場所で自己学修した理由(複数選択回答可). 評価し,サービス改善につなげることが期待できる。 謝 辞 紙面の都合でご芳名をあげられませんでしたが,本調. 必要ない」31(51.7%)であった。図書館ツアーは学生. 査を実施するにあたりご協力いただきました 2013 年度. の任意参加で 2013 年 4 月は新入生の約 3 割にあたる 33. と 2014 年度図書委員会の皆様に感謝申し上げます。. 人が参加するに留まっている。一方で図書館の基本的な 使い方に関する学生の問い合わせを個別に受ける件数は. 引用文献. 多い。本調査で既存の学修支援サービスを「知っている. 1)文部科学省中央教育審議会大学分科会.予測困難な. が利用(参加)しない」理由を「困ったときに聞けばい. 時代において生涯学び続け,主体的に考える力を育成. い」という内容の記述が複数見られた。また,FGI で自. する大学へ(審議まとめ).文部科学省中央教育審議. 己学修時に困ったことがあっても学生からみると職員は. 会大学分科会.http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/. 忙しそうなので聞きにくいという趣旨の発言があった。. chukyo/chukyo 4 /houkoku/ 1319183 .htm.[ 2014 - 10 -. 以上のことから,図書館ツアーのように時期を決め,ま. 29].. とまったグループを対象に学修支援サービスを行うより. 2)文部科学省科学技術・学術審議会学術分科会学術情. も,個別に尋ねやすい支援者を置いてサービスを提供す. 報委員会.学修環境充実のための学術情報基盤の整備. ることに要望があると考えられる。. について:審議まとめ.文部科学省科学技術・学術審 議会学術分科会学術情報委員会.http://www.mext.. 3.アクティブ・ラーニングに適した空間整備. go.jp/b_menu/houdou/25/08/1338778.htm.[2014-10-. 学修空間には,学生が一人で学修する静寂な空間に加. 29].. えて,ある程度賑やかに飲食しながら学修できる空間,. 3)山内祐平.(2011).ラーニングコモンズと学習支援(特. そしてグループワークで話し合いながら学修できる空間. 集:ラーニングコモンズと利用者サポート).情報の. 等,多様な空間が求められている。このことは他大学の. 科学と技術.61,478-482.. 5). 調査においても明らかになっている 。今後,図書館を. 4)永田治樹.(2009).大学図書館における新しい「場」. 改修するとすれば,一人で学修する静寂な空間として運. インフォメーション・コモンズとラーニング・コモン. 用している現在の空間に加えて,活発なアクティブ・ラー. ズ(特集 ラーニング・コモンズ).名古屋大学附属図. ニングに適した場,緩衝地帯としてある程度賑やかな空. 書館研究年報 7,3-14.. 間を作る必要があると考えられる。. 5)園原麻里,西條智架,三谷三恵子.(2013).慶應義 塾大学信濃町メディアセンターにおけるスタディライ. 4.サービスを改善するサイクルの確立. フ調査報告:学生の学習実態に基づいたサービス改善. 今回は独自の調査項目で調査を行ったが,本学の図書. の試み.医学図書館 60,445-458.. 館サービスの水準が他の学術機関の図書館と比べてどの 程度の位置づけであるかを測ることはできない。図書館 のサービスを評価するための標準ツールとして北米を中. 6)Association of Research Libraries. General Information. about. LibQual+®. https://www.libqual.org/. about/about_lq/general_info.[2014-10-29].. 心に世界 20 カ国,1,000 以上の学術図書館で実施されて. 7)上岡真紀子.(2009).利用者調査の結果を活かす:マー. いる LibQual+® がある 6)。日本国内においてもこの評. ケティングの視点から(インフォプロのための企画・. 価ツールを使いサービス改善につなげている大学図書館. 立案).情報の科学と技術 59,492-497.. 7)8). 。このようなサービス評価方法を活用. 8)永井伸.(2012).図書館サービス評価アンケート. して継続的にサービスを評価し改善するサイクルを生み. (LibQUAL+)の実施速報.東北大学附属図書館調. 出すことで,図書館は本学におけるアクティブ・ラーニ. 査研究室年報 1,63-67.. の事例がある. ング推進に寄与できると考えるがそこまで至っていない。.

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