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脱退に関する規定を含まない条約からの脱退可能性 について

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(1)

脱退に関する規定を含まない条約からの脱退可能性 について

その他のタイトル Withdrawal from a Treaty containing no Provision regarding Withdrawal

著者 中野 徹也

雑誌名 關西大學法學論集

巻 52

号 2

ページ 283‑361

発行年 2002‑07‑19

URL http://hdl.handle.net/10112/00023533

(2)

脱退に関する規定を含まない条約からの 脱退可能性について

一︑はじめに

二︑条約法条約成立までの理論状況

三︑条約法条約第五六条の成立

m

③国際法委員会一九六三年の審議

⑤国際法委員会一九六六年の審議

四︑条約法条約採択以降の実行

五︑おゎりに

脱退に関する規定を含まない条約からの脱退可能性について

(3)

1

退の︱二箇月前までに通告する﹂︒

第五二巻二号

(1 ) 

一九九七年八月︑朝鮮民主主義人民共和国︵以下︑北朝鮮︶は︑自由権規約からの脱退を通告した︒これに対して︑

( 2 ) ( 3 )  

自由権規約人権委員会は︑同国に再考を促すとともに︑異例ともいえる早さで﹁義務の継続性﹂と題された一般的意

(4 ) 

見を採択した︒そして︑同意見で︑﹁規約を批准又は加入もしくは承継した国がこれを廃棄しまたはこれから脱退す

(5 ) 

ることは認められない﹂との見解を示し︑これを認めないとの立場を採ったのである︒自由権規約には︑脱退に関す る規定が存在しないので︑同委員会は︑条約法条約第五六条に依拠している︒それゆえ︑この一件により︑概説書等 では簡単に触れられることがあったものの︑独立の主題としてほとんど論じられることのなかった第五六条が︑突如

(6 ) 

表舞台へ躍り出ることになった︒

﹁終了︑廃棄又は脱退に関する規定を含まない条約の廃棄又はこのような条約からの脱退﹂と題された第五六条は︑

終了に関する規定を含まずかつ廃棄又は脱退について規定していない条約については︑次の場合を除くほか︑

これを廃棄し︑又はこれから脱退することができない︒

い当事国が廃棄又は脱退の可能性を許容する意図を有していたと認められる場合 閲条約の性質上廃棄又は脱退の権利があると考えられる場合

1

の規定に基づき条約を廃棄し又は条約から脱退しようとする場合には︑その意図を廃棄又は脱

次のように規定している︒

(4)

主題に関する理論状況を概観してみよう︒

先に述べたように︑これまで本条はほとんど等閑視されてきたに等しいが︑それでも︑わずかながらではあるが本

条に触れている論者の中で︑好意的な評価を与えている者は︑皆無に等しい︒特に︑本条が廃棄又は脱退の認められ

る例外的な事由として定めている第一項り又は⑯は︑批判の的となっている︒彼らによれば︑これらの基準は︑曖昧

(7 ) 

かつ不明確なので︑実際に適用するには著しい困難が予想されるからである︒確かに︑第五六条一項り及び⑯には︑

かかる意図又は性質を決定する具体的な基準が一切示されていないので︑これらの批判は︑

かのように見える︒しかしそれではなぜ︑このような曖昧な基準が採用されるに至ったのだろうか︒これが当時の慣

習法を反映するものだったからなのだろうか︒ならば︑﹁当事国の廃棄を許容する意図﹂はどのように確認されるべ

きであるとされていたのだろうか︒また︑﹁条約の性質上廃棄又は脱退の権利がある﹂と考えられる条約は︑どのよ

うな性質を有するのだろうか︒さらに︑条約法条約の採択以降︑これらの基準はどのように適用されてきたのだろう

本稿の目的は︑以上のような問題意識に基づき︑条約法条約締結前の理論状況から︑条約法条約第五六条の起草過

程及び条約法条約締結以降の実行までを検討することである︒なお︑本稿では︑終了・廃棄又は脱退を相互に互換性

(8 ) 

のある用語として使用することを初めにおことわりしておく︒それではまず︑条約法条約が締結されるまでの︑この

(1

)

退

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229

  , 2 31 . 

退

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一見すると的を射ている

(5)

匡坦掘ば

I 1

I Jalt‑ ‑1,0  (1  l<K) 

(<N)  Report  of  the  Human  Rights  Committee,  Vol.  I,  General  Assembly  Official  Records,  Fifty‑third  Session  Supplement  No. 

40  (A/53/40),  para.  413,  note.  1. 

(M) 

唄経1峯起擬瞑如製橋v,tQ以廷配嘩全全tQQ以索ぷ怜擬眠廷'苦薔澁以~tQ塞喫舟赳苓巡14P誤羊やぶ.;.20

Weissbrodt  (et.  al.),  supra.  note.  1,  p.  234.  ("<I')  General  Comment  No.  26  (61},  CCPR/C/21/Rev.  1/  Add.  8. 

(,,.,)  Ibid.,  para.  5. 

(<O) 

崇神茶忌心座s:-'嫁由く~u国腟全ふ益ミ華之梨縄誕以~-~\¾,QQ茶~tQ°Kelvin

Widdows,  "The  Unilateral  De‑

nunciation  of  Treaties  Convention  No  Denunciation  Clause",  The  British  Year  Book  of  International  Law,  1982,  pp. 

83‑114. 

(,,̲̲)  Francesco  Capotorti,  "L'Extinction  et  la  Suspension  des  Traites",  Recueil  des  Cours,  1971  III,  Tome  134,  p.  539;  Sir  Ian 

Sinclair,  The  Vienna  Convention  on  the  Law  of  Treaties  (Manchester  University  Press,  2nd  ed.,  1984),  pp.  187‑188;  Nguyen 

Quoc  Dinh,  Patric  Daillier,  Alain  Pellet,  Droit  International  Publit;  5• Edition,  1994,  pp.  298;  Jean  Combacau/Serge  Sur,  Droit 

interna

:onal publit;  4• Edition,  1995,  p.  143;  Paul  Reuter  (trans.  by  Jose  Mico  and  Peter  Haggenmacher),  Introduction  to 

the  Law  of  Treaties,  Kegan  Paul  International,  1995,  p.  164  ;  Knut  Ipsen,  Volkerrecht,  4.  Aufl,  Miinchen  :  Beck,  1999,  S. 

167. 

(00) 

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ヤ珈終:, 0  Oppenheim's  International  Law  (edited  by  Sir  Robert  Jennings  and  Sir  Arthur  Watts),  Ninth  Edition,  Vol.  1,  p. 

1296,  note.  1. 

...)全ぷ唸緑回匡求涵以ヂ「梱薇」

(denunciation)

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Widdows, 

supra.  note.  6  ,  p.  95,  note.  26. 

(6)

錯綜する理論

条約法条約第五六条が成立するまで︑本主題については︑大別して三つの立場が存在していたように思われる︒す

なわち︑第一に︑条約に廃棄又は脱退についての規定が存在しない場合には︑かかる条約を廃棄又はそれから脱退す

る権利が排除されていると捉える立場︑これとは逆に︑廃棄又は脱退の権利が存在すると考える立場︑そして第三に︑

当事国の意図を基準として︑

( F i o

r e )

による法典化案第八三

0

条 ︑

一方的廃棄又は脱退の認められる条約とそうでない条約を区別する立場である︒有名な

ハーバード草案は第一を︑米州諸国により採択された﹁条約に関するハバナ条約﹂は第二を︑そして主としてイギリ

ハーバード草案は︑﹁廃棄﹂と題された第三四条で︑以下のような規定を提唱していた︒

﹁当事国は︑条約に廃棄について規定されている時又は他のすべての当事国による同意がある時にのみ︑条約を

廃棄することができる︒当該廃棄は︑条約に規定されている又は当事国により合意された条件に従って行われる

(9 ) 

このように︑廃棄についての規定を含まない条約の場合には︑他のすべての当事国による同意がある時にのみ︑廃

棄が認められている︒本条に付されたコメントによれば︑かかる同意が不要ならば︑国家は自由に条約から脱退する

ことができることになり︑その結果パクタ・スント・セルバンダ原則の意義が︑ほとんどあるいは全く失われてしま

( 10 )

1 1 )

 

退退 スの学者は第三の立場を採っていた︒

(7)

第五二巻二号

れを支持するに足る学説上及び実行上の根拠はほとんど示されていないに等しい︒

﹁条約に関するハバナ条約﹂である︒その第一七条は次のように規定されていた︒

一九二八年ハバナで開催された第六回米州諸国会議で採択された

﹁⁝⁝廃棄についての規定が存在しない場合には︑当該条約に規定されているすべての義務を遵守することを条

件に︑いずれの締約国も条約を廃棄することができる︒締約国は︑廃棄するとの決定を他の締約国に通告するこ

( 12 )  

ハーバード草案が起草された一九三五年の時点で︑プラジル︑ドミニカ共和国︑ハイチ︑ニカラグ

ア及びパナマ間において効力を発生しており︑それらの諸国間では唯一の﹁現行法﹂であった︒欧米列強の植民地支

配に長らく苦しめられてきたラテン・アメリカ諸国は︑通告のみを条件に︑廃棄についての規定を含まない条約はす

第三の立場はイギリスの学者を中心に展開された︒この点につき︑後世に絶大な影響を及ぼすことになった見解を

﹁⁝⁝脱退の可能性を明示的に規定していないにも関わらず︑

れうる条約も存在する︒永久的に効力を有し続けるとして締結されていないことが明らかな条約又は永続的な事

態を創設すると意図されていない条約はすべて︑その範疇に属する︒たとえば︑一定の期限を付して締結されて

いない通商条約や同盟条約は︑明示的に通告について規定されていなくとも︑通告によりいつでも終了させるこ 版で︑次のように述べていた︒

一方の締約国又は他の締約国の通告により終了さ はじめて示したのは︑オッペンハイム

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0

五年に公刊された有名な教科書の初 べて廃棄することができる︑との立場を採った︒ さて︑ハーバード草案と対極の位置にあるのが︑ 関法

(8)

報告者となったラウターパクト

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及びウォルドック

( H ・

付ける先例や学説は一切引用されていない︒ とができる︒しかし︑永続的な事態を創設するとの意図が明らかな条約︑又はその意図を明示して締結されている条約︑さらには一定の期限を付して締結される条約は︑当事国相互の同意による場合を除くほか︑総じて通告により終了させることはできない︒講和条約および境界に関する条約はすべて︑この範疇に属するということを

( 13 )  

強調しておかなければならない﹂︒

このように︑オッペンハイムは︑条約の種類に応じて︑通告による廃棄又は脱退が可能な条約とそうでない条約と

を区別している︒その区別の基準は︑当事国の意図である︒しかし︑当事国の意図を基準としながらも︑通商条約や

同盟条約あるいは講和条約や境界に関する条約は︑当然に終了可能である又は不可能であると述べている︒つまり︑

( 14 )  

この種の条約の場合には︑論理必然的に当事国の意図を導くことができるとしているのである︒もっとも︑それを裏

この説は︑後の特にイギリスの学者に絶大な影響を与えた︒プライアリー

( J.

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B r i e r l y )

︑後に条約法条約の特別

( H .  

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フィッツモーリス

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︑さらには条約法の権威とされるマクネイア卿

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等の著名な学者は皆︑基本的にオッペン

( 15 )  

ハイムの説を踏襲している︒もっとも︑彼らは︑当事国の意図をいかに導くかという点について言及することにより︑

オッペンハイムよりも若干柔軟な立場を採るようになっている︒たとえば︑ブライアリーやマクネイアは︑当事国の

意図を導く要素として︑条約の文言・締結の際の事情及び当該条約の主題の性質を挙げ︑本質的にこの問題は解釈の

それであることを強調している︒それにより︑一般にそれらの性質上︑当事国による廃棄又は脱退を認める意図が

あったと推定される同盟条約や通商条約などの場合でも︑例外の認められる余地を残しているのである︒

退

退

(9)

通商条約や同盟条約には︑ 第五二巻二号

田岡良一によれば︑これは次のような考慮の上に打ち立てられているとされる︒

0

)

ところで︑彼らはなぜ同盟条約や通商条約を廃棄又は脱退の認められる条約の代表として挙げているのだろうか︒

﹁一般に国家をして外国と同盟または通商条約を結ばしめるのは︑軍事上または経済上の利益の打算に基づく︒

しかるに二つの国をして条約を結ぱしめる原因となった国際的軍事情勢または国際的経済情勢は永久につずく

︵原文ママ︶ものではなく︑急激な変化を受け易いものであることは︑経験上明かである︒故に二つの国が自由

意志︵原文ママ︶によって条約関係に入る場合︑すなわち一方が戦敗国であることその他の原因によって相手国

から無理強いされて入るのではなく︑両国ともに自国の利益を慎重に考慮した上で入る場合には︑永久的に拘束

される意図をもって入るということは有り得ないことである︒そのゆえに︑同盟および通商条約には︑通例一定

の有効期間を定めるか︑または当事者に一定の時間経過後条約を消滅せしめる解約告知権を与える条項があるの

が常である︒しかし或る同盟条約または通商条約に︑こういう条項が欠けておるからといって︑当事者が永久的

拘束を意図したものと解釈するのは︑この種の条約の性質からいって︑非常識である︒この場合にも︑当事者の

( 17 )  

一方が相手方に重大な損害をかけないような形で解約権を行使することは認めねばならない﹂︒

きるので︑彼らは一様に廃棄又は脱退の認められる条約の代表例として挙げていたのである︒こうして︑条約の性

質•その締結の際の事情等から導かれる当事国の意図を基準に、廃棄又は脱退の認められる条約とそうでない条約を

区別するという見解は︑イギリスでは通説の地位を得るまでに至った︒本稿では︑便宜上︑彼らを﹁イギリス学派﹂

と称しておこう︒もっとも︑イギリス以外の国に目を向ければ︑この見解は必ずしも従われていたわけではなかった︒

一般にこうした性質が見られ︑したがってそこから容易に当事国の意図を導くことがで

(10)

こ ︑

 

( 1 8 )  

フランスやドイツなどの大陸法系の学者は︑ハーバード草案と同様の立場を採る者が多かった︒とはいえ︑

彼らもその根拠として引用するのは︑せいぜいロンドン宣言ぐらいで︑

迷走する実行

錯綜する理論と同様に︑実行も混迷を極めていた︒上述したように︑ほとんど先例の裏付けがないままに理論は展

開されてきたが︑これは逆に言えば︑先例とすべき実行が皆無に等しい状況だったことを暗示している︒実際︑この

問題に関する実行は稀少である︒第二次大戦前には︑わずかに一件︑第二次大戦後も三件を見出し得たにすぎない︒

そうした状況の中で︑イギリス政府が採っていたとされる以下のような立場は︑突出した感を受ける︒ある論者は︑

第二次大戦前の同国による実行について︑次のように評している︒

ハーバード草案と同様︑先例や学説の引用は

﹁イギリスが︑条約に対して採っているアプローチを総体的に基礎づけているものは︑条約は︑永久的な有効期

一方的に終了できないと意図されているとの推定である︒ただし︑当該条約が︑明示的または黙示的

一方的に終了する権利または終了に関する他のなんらかの規定を含む場合にはこの限りでない︒⁝⁝それは︑

当事国の意図の問題である︒当事国の意図は︑条約の文言︑締結の際の事情︑主題の性質から演繹されうる︒

⁝⁝現在一般的に主張されている見解は︑純粋に通商上の取引を規定する条約の場合には︑変化する状況に対応

( 19 )  

させるために︑時々改正を要することを根拠に︑黙示の廃棄権が存在するというものである﹂︒

これはまさにイギリス学派の主張と合致する︒同学派が︑比類なき一体性を保ち︑少なからぬ影響力を行使する一

退

退

(11)

バキア 第五二巻二号

つの学派として存立するに至った背景には︑それを後押しする自国の実行があったからだと推定することもできよう︒

しかし︑イギリス政府の実行は確かに突出しているものの︑常設国際司法裁判所の署名議定書に対するアメリカに

よる留保の取扱いをめぐる議論︑国連や世界保健機関での議論︑さらに第一次海洋法会議における議論では︑この問

題を巡って︑諸国間に根深い対立があることを明らかにしている︒以下順を追ってそれらを見ていくことにしよう︒

①常設国際司法裁判所の署名議定書に対するアメリカによる留保の取扱い

一九二六年︑常設国際司法裁判所の署名議定書に対するアメリカの留保の取扱いを検討するために︑ジュネープで

開催された会議において︑本主題に関連する議論がなされている︒アメリカ上院は︑同署名議定書に付した四番目の

( 2 0 )  

留保で︑アメリカに︑いつでも同議定書への遵守を撤回する権利を与えていた︒常設国際司法裁判所には脱退に関す

る規定が存在しなかったので︑この留保の取扱いをめぐって締約国間で議論が交わされることになった︒チェコスロ

︵当時︶・スイスなどの代表は︑﹁裁判所規程のような多数国間条約には︑たとえ明示の規定がなかったとして

も︑廃棄の権利があると考えられる﹂との立場から︑アメリカだけでなく他の締約国にもこの権利が認められるべき

( 21 )  

であると主張した︒他方で︑ノルウェー・ベルギー・オランダなどの代表は︑裁判所規程は国際連盟のすべての加盟

国が当事国であり︑ある意味で︑通常の多数国間条約よりも高次に位置するので︑他の当事国の同意を得ずに︑

( 22 )  

的に脱退する権利を認めることはできないと主張した︒しかし︑結局︑この後者の立場を主張した国の代表達でさえ︑

( 23 )  

﹁譲歩﹂又は﹁特権の付与﹂とみなすことによって︑アメリカの留保を受諾することには反対しなかった︒こうして︑

この問題は政治決着がはかられることになったが︑法的には議論の余地を残すことになった︒ 関法

(12)

前述のハーバード草案は︑ここでの議論を踏まえて︑様々の種類の多数国間条約を区別することなく︑すべての条約に同一の規則を規定するほうが﹁無難 ( s a f

﹂との立場を採った︒しかし︑この会議で各国の代表が主張したのe )

は︑いつでも脱退する権利を承認しようとする立場と条約の種類及びその性質に応じてかかる権利を制限しようとす

る立場である︒前者はハバナ条約第一七条︑後者はイギリス学派の見解に相当する︒したがって︑ここでの議論は︑

会議に参加していた諸国の間で︑この問題に関する一致した見解がなかったことを示すに留まると解するのが妥当と

第二次世界大戦後︑国連で︑この問題が議論された︒国連憲章には︑脱退についての規定が含まれていない︒ダン

バートン・オークス提案にも脱退についての規定は存在しなかった︒この沈黙の意味について︑イギリス政府が︑下

院への報告書の中で︑﹁諸国家は︑自発的に脱退する権利を有さない︒機構の加盟国としての地位は︑永久的と意図

( 24 )  

されているからである﹂と説明していたのは興味深い︒しかし︑サンフランシスコ会議では︑脱退を認めるべきであ

るか否か︑仮に認めるならば︑このことを憲章自体で述べるべきであるか︑それとも解釈宣言で足りるかといった点

が議論された︒二転三転したものの︑結局は一定の場合に脱退を認めるとの見解が多数を占め︑次のような解釈宣言

( 2 5 )  

でそのことを確認するに至った︒

﹁委員会は︑憲章に当該機構からの脱退を許容する又は禁止する明示の規定を設けるべきではないとの見解を採

用する︒委員会は︑加盟国になることを望む諸国の最高次

(h ig he st )

退

退

②国連からの脱退可能性をめぐる議論

の責務

(d ut y)

は︑機構内で︑国際の平

︵ ︱ ‑ 九 三 ︶

(13)

現在までのところ︑国連からの脱退が問題となったのは︑ しい見解の対立があったことは想像に難くない︒ 第五二巻二号

一度だけである︒インドネシアは︑マレーシアが国連へ

和及び安全の維持についての協力を継続することであると考える︒例外的な事情のゆえに︑加盟国が他の加盟国

に対する国際の平和及び安全を維持する責任を放棄せざるを得ないと感ずる場合︑当該加盟国に本機構への協力

を無理に継続させることは機構の目的ではない︒また︑憲章の改正により︑加盟国の権利及び義務が変更される

場合で︑その改正に賛成せず︑かつ︑受け入れることができないとみなす場合︑もしくは︑総会での必要多数に

より適式に受諾された改正が︑かかる改正を実施するために必要な批准を確保することができない場合︑当該加

( 26 )  

盟国が本機構に引き続き拘束されることはない﹂︒

こうして︑国連憲章には脱退に関する規定が存在しないものの︑完全に脱退が排除されているわけではないという

( 27 )  

加盟国の意図が確認されることになった︒ただし︑前述したように︑サンフランシスコ会議での議論は︑もっぱら︑

脱退を認めるべきであるか否か︑認めるならば︑どのような形式でそうするかという点についてであり︑憲章に脱退

( 28 )  

についての規定がない場合でも︑脱退が可能であるか否かという問題にまで立ち入るものではなかった︒したがって︑

議論の中心は本主題から若干逸れていたものの︑それでも︑審議の過程では︑﹁すべての加盟国は︑脱退の権能を有

( 2 9 )

3 0

)  

している﹂︑﹁脱退の権利は︑国家主権の発現である﹂といった意見から︑原則として脱退に反対するといった意見ま

( 31 )  

で出されていた︒議事録からはこれ以上の詳細を伺い知ることはできないが︑本稿の主題についても︑各国の間で激

加入することに反対しており︑当時のスカルノ大統領は︑マレーシアが安保理の構成国として選出されるならば︑イ

( 3 2 )  

ンドネシアは国連から脱退することになろう︑と半ば憫喝に近い抗議を行っていた︒しかし結局︑マレーシアは︑構 関法

(14)

総会決議にも同国を掲載しなかった︒しかし︑ 成国として選出され︑インドネシアは︑予告通り国連からの脱退を宣言した︒

これに対して︑当時の国連事務総長は︑同国が﹁早晩︑国連との完全な協力を再開されることを熱望する﹂と返答し ていた︒その当時のインドネシアの事情が︑先の声明で想定されていた事態に入らないことは明らかであるが︑国連 側はその後複雑な対応を採った︒国連は︑現加盟国のリストからインドネシアを外し︑分担金に関する一九六五年の

一九六六年九月一九日︑インドネシアが︑﹁国連との完全な協力を再

開し︑総会第ニ︱会期から︑国連の活動への参加を再開する﹂との電信を事務総長に送り︑国連に﹁復帰﹂する意向 を示したことにより︑事態は一気に収束へと向かった︒総会第ニ︱会期の本会議第一四二

0

会合の冒頭︑総会の議長

は︑上述の事務総長とインドネシアの書簡を︑同国政府が﹁近頃インドネシアは当機構に出席していなかったが︑そ

( 33 )  

れは当機構を脱退したからではなく︑協力を停止していたからである﹂とみなしている証拠として提示した︒この解 釈への反対は一切なく︑インドネシアが︑﹁協力を停止していた﹂期間に課されていたであろう分担金の一

0

%を支

( 34 )  

払うことによって︑事態は終結した︒

このように複雑な対応が採られたものの︑インドネシアが行った解釈宣言で想定されている事態に合致しない事由 による脱退は︑少なくとも結論的には認められず︑﹁脱退﹂ではなく﹁協力の停止﹂とみなされた︒したがって︑サ

ンフランシスコ会議で︑

一部の国の代表が主張していた﹁脱退の権利﹂は︑少なくともこの事例では承認されなかっ たのである︒従来の理論に則して言えば︑それが解釈宣言で特定の場合にのみ脱退を認めていた﹁加盟国の意図﹂で あった︑あるいはすべての加盟国の同意を得ることができなかった事例と位置付けることもできよう︒いずれにせよ︑

加盟国はいつでも脱退する権利を有するとの見解が認められなかった事例であることは間違いない︒

退

退

一九六五年一月二

0

(15)

Sc ha ch te r)

ての規定がない場合︑ 第五二巻二号

世界保健機関でも︑

一九四八年に類似の事態が生じた︒世界保健機関憲章草案を準備した専門準備委員会は︑当該

機構による活動の普遍的な性質を強調し︑また国連憲章にも脱退に関する規定が含まれなかったことから︑かかる可

能性についての言及を草案から削除することに合意した︒

一方的脱退が認められると推定 一方的脱退は認められない︑という

健会議は︑委員会のこの立場を承認したが︑世界保健憲章の改正手続として︑三分の二の多数決制度が導入されたの

で︑会議は︑これとの関係で脱退に関する以下のような宣言を表明するのが妥当と考えた︒

﹁加盟国は︑その権利及び義務そのものが︑憲章の改正により変更された場合で︑当該改正に同意せず︑受諾す

( 35 )  

ることができないとみなす場合には︑この機構に留まる義務はない﹂︒

さて︑こうして脱退に関する規定を含まない世界保健機関憲章が採択されたが︑これを受けて︑アメリカは︑国内 で当該機構への参加手続に入った︒その時︑両院は︑憲章を受諾するようとの勧告は︑﹁当該機構からの脱退につい

づくものであることを︑ 関法

一年後に効力を発生する通告により︑脱退する権利を留保する︑との了解﹂に基

一九四七年の共同決議の一節で︑明示的に述べておくほうが望ましいと考えた︒時のアメリ

( 36 )  

カ大統領は︑その共同決議を含む世界保健機関への加盟を受諾する文書を︑国連事務総長に通知した︒しかし︑事務

局は︑この共同決議の一節を﹁留保﹂とみなした︒当時国連事務局の主席法律顧問の一人であったシャクター

( 0 .

退

1明示的に又は黙ホ的に1認める規定が存在しない場合には︑

のが一般に認められている国際法の規則である︒さらに︑泄界保健機関憲章も︑ ③世界保健機関からの脱退可能性をめぐる議論

一九四六年︑同憲章の最終起草のために開催された国際保

(16)

するに足る根拠を与えていない︒明らかに︑永久的な国際機構を創設する協定は︑永久に効力を有し続けると意

図されている︒廃棄又は脱退に関する規定が欠落しているのは︑見落としによるのではなく︑普遍性を大事にし︑

( 37 )  

一方的な行動に反対するという政策によるのである﹂︒

したがって︑問題の一節は︑アメリカに憲章上享有しない行動の自由を同国に与えることになるので︑﹁留保﹂と

( 3 8 )  

みなされなければならない︒それゆえ︑事務総長は︑自らにアメリカの通知を受諾する権限及び当該文書が有効であ

るか否かを独自に決定する権限があるとは考えなかった︒そして︑事態を早急に解決するために︑第一回世界保健総

会でこの問題を採り上げられるよう︑︵世界保健機関のすべての加盟国へ当該通知を送付するという︶留保に関する

正規の手続を踏まず︑憲章解釈又は適用に関する問題又は紛争を解決する権限を総会に与えている世界保健機関憲章

( 3 9 )  

第七五条に基づき︑総会に直接付託した︒

第一回世界保健総会は︑問題の一節を含むアメリカによる憲章の受諾書についての有効性を審議した︒ソ連︵当

時︶代表は︑強く遺憾の意を表しつつ︑かかる留保を正当化するに足る衛生上の根拠に基づく理由は何ら存在し得な

いことを強調したうえで︑これを﹁先例のない事態﹂とみなし︑決して模倣されるべきでないと述べた︒また︑イン

ド代表は︑アメリカを他の加盟国よりも有利な立場に置くべきではないとし︑加盟国による脱退の権利を︑

適用可能な原則として規定すべきであると提案したが︑他の五二の代表のいずれにも支持されず︑投票にさえ付され

なかった︒しかし︑これら以外には︑さしたる議論もされないまま︑結局︑総会は全会一致でアメリカに加盟国とし

( 40 )  

ての地位を承認した︒厳格に法的な観点からこの問題を審議するよりも︑現実的なアプローチを採ったのである︒

ところが︑その後一九四九年に︑ソ連︵当時︶が︑世界保健機関の活動のいくつかの側面に満足していないという

退

退

(17)

第五二巻二号

理由で︑同機関からの脱退を通告した時には︑異なる対応が採られている︒同時期にウクライナ共和国及び白ロシア

共和国︵いずれも当時︶からも類似の通告を受けた時の世界保健機関総裁は︑世界保健機関憲章には︑脱退について

の規定が存在しないので︑当該脱退通知を受け取ることはできない︑と回答し︑総会もこれを支持したのである︒同

機構は︑さらに同年から翌年にかけて︑プルガリア・ルーマニア・アルバニア・チェコスロバキア︵当時︶・ハンガ

リー及びポーランドから脱退通告を受け取った︒第三回及び第四回世界保健総会は︑これらの通告に留意し︑以下の

ような決議を採択した︒

( 41 )  

﹁本機構は︑これらの加盟国が完全な協力を再開することを︑いつでも歓迎する﹂︒

一九五五年以降︑相次いで世界保健機関での活動を再開することになるが︑こ

の間︑同機関は︑これらの諸国を﹁加盟国﹂とみなし続けた︒それゆえ︑その間の分担金を滞納していたことになり︑

それをどの程度支払うかという問題が生じることになったが︑最終的には総額の五%をこれら諸国が支払うことで合

( 42 )  

さて︑ここでも国連の場合と同様に︑旧東欧諸国による脱退は認められず︑﹁協力の停止﹂とみなされた︒しかし︑

この場合特有の事情として︑既にアメリカは︑加盟の際に﹁留保﹂を付すことにより︑脱退の権利を認められていた

という事実がある︒それを考えれば︑旧東欧諸国に対する対応はいささか均衡を失するようにも見えるが︑アメリカ

の﹁留保﹂についての審議で︑誰あろうソ連がそれを強く非難したこと︑またインド代表による脱退の権利を一般的

に承認するべきであるとの提案が投票にも付されなかったという事実を想起すれば︑ここでの対応は至極当然であっ

たとも言える︒上述したように︑アメリカの﹁留保﹂についても︑法的に認められたというよりも︑同国が将来同機 結局︑脱退通告を行った九カ国は︑ 関法

(18)

関で果たすであろう役割に鑑みれば︑政治的に認めざるを得ないという側面が強かった︒ここでも従来の理論に則し

て言えば︑それが解釈宣言で特定の場合にのみ脱退を認めていた﹁加盟国の意図﹂であり︑アメリカの場合にはすべ

ての加盟国を同意を得ることができたが︑旧東欧諸国による脱退は同意を得ることができなかった事例と位置付けら

れよう︒いずれにせよ︑ここでも加盟国による無制限の脱退の権利は認められなかった︒

第一次国連海洋法会議での議論

国際機構でこのような実行が展開される一方で︑第一次国連海洋法会議でも︑この問題が議論されている︒

最終的に︑同会議が採択した四つの条約はいずれも︑廃棄又は脱退に関する規定を含んでいない︒しかし︑当初国

連事務局が用意した最終条項案では︑﹁いずれの当事国も︑事務総長に書面の文書を寄託することにより︑

( 43 )  

の満了後に︑この条約を廃棄することができる﹂と提案されており︑廃棄に関する規定が含まれていた︒

このように︑当初準備されていた廃棄に関する規定が︑最終的に含まれなかった経緯は以下の通りである︒この点

についての議論は︑もっぱら︑大陸棚条約草案を準備していた第四委員会で行われた︒まず︑スイス代表が︑上述し

( 44 )  

た国連事務局案を採用するよう提案した︒しかし︑これに対しては︑わずかにアメリカ代表が︑﹁この条約は︑国際

( 45 )  

法の漸進的発達に該当する事項を扱っているので﹂︑廃棄を認めることは望ましくないと反対しているのが目につく

( 46 )  

程度で︑この段階では関心さえ集めることができなかった︒結局︑スイス代表は先の提案を撤回し︑それを受けて︑

( 48 ) こ ︒  

切 ︶

西ドイツ︵当時︶代表が新たにスイス提案と同様の内容の提案をした力賛成一七︑反対五︑棄権二三で否決され

t

ところが︑その翌日に開催された会合で︑再度この問題が議論されることになった︒きっかけは︑ ④ 

退

退

ユ ー ゴ

(19)

︵ 三

0 0 )

表による︑﹁廃棄に関する規定を︑本草案から削除するようにとの決定は間違っていた﹂という一言である︒彼によ

れば︑﹁廃棄に関する規定がなくとも︑諸国家にはこの条約を廃棄する権利があると推定されるのであり﹂︑したがっ

( 49 )  

て︑この条約の廃棄を不可能にするために︑その旨の明示の規定を含めるべきである︑と︒これに対して︑たとえ廃

( 50 )  

棄に関する規定がなくとも︑当該条約を廃棄することはできない︑あるいは︑かかる規定がないということは︑当該

( 51 )  

条約は永久に効力を有し続けることになる︑といった反論が提起された︒しかし︑これらの反論に対しても︑﹁いず

( 52 )  

れの条約も︑無期限に効力を有し続けるとは考えていない﹂との再反論が出るありさまであり︑第四委員会内で︑廃

棄に関する規定を設けないことの意味について︑必ずしも共通の理解がないことを︑はからずも露呈することになっ

てしまった︒結局︑時間的な制約のゆえに︑この問題は本会議に持ち越されるにことになった︒

( 53 )  

プラジル代表による︑大陸棚条約の最終条項案へ廃棄に関する規定を挿入するようにとの提案から︑本会議での審

議が始まった︒プラジル提案はひとまず起草委員会へ付託されたものの︑同委員会は︑廃棄に関する規定を採用しな

かった︒その理由は︑改正に関する規定を挿入したことにより︑﹁廃棄に関する規定は不要になった﹂と述べられて

( 54 )

5 5 )

 

いただけである︒これを受けて︑再度︑メキシコ代表が︑廃棄に関する規定を採択すべきであるとの提案を行った︒

大陸棚条約の﹁性質﹂の観点から︑かかる規定を挿入することの是非が再度議論されたのはこの段階である︒

同条約は︑既存の慣習法を法典化したもの︑又は永久的に有効と意図されていると捉える者は︑それらの性質上︑

( 56 )  

この条約を廃棄することはできないとし︑メキシコ提案に反対した︒これに対して︑原則として︑条約の性質に関係

なく︑すべての条約に同一の規則を適用するべきである︑また確かに同条約には既存の慣習法を法典化した規則が一

部含まれているが︑そうでない規則︵たとえば紛争解決︶も存在し︑少なくともこれらの規則からの脱退は認められ 関法

(20)

めて証明する結果になったと言うべきだろう︒

るべきである︑いずれにしても廃棄は慣習法上認められている制度であり︑廃棄に関する規定を設けることに︑何か

不合理なことがあるとは思えない︑改正に関する規定は廃棄に関する規定の欠如を補い得るものではない︑などの意

( 5 7 )  

( 5 8 )  

結局︑メキシコ提案は︑賛成三二︑反対︱二︑棄権二三により否決された︒なお︑漁業及び公海の生物資源の保存

( 5 9 )  

に関する条約に関しても︑廃棄に関する規定を設けるようとの提案がなされた︒これに対しては︑この条約は﹁新た

( 60 )  

な法﹂を樹立するものなので︑廃棄を認めてはならないとの反対意見が出される一方で︑﹁新たな権利及び義務﹂を

樹立するものだからこそ︑実際に試してみなければ分からないので︑廃棄に関する規定を設けるべきであるとの意見

( 61 )  

も出された︒ここでの議論はごく簡略なものであったが︑結局︑賛成二五︑反対六︑棄権三五で否決された︒

こうして︑いずれの条約においても︑廃棄に関する規定を挿入しようとの試みは実を結ばなかった︒しかし︑そこ

に至るまでには︑まさに従来の三つの立場を反映する意見が出されていた︒すなわち︑第一に︑廃棄に関する規定が

なければ︑条約を廃棄する権利もないとみなす立場︑第二に︑廃棄に関する規定がなくとも︑条約を廃棄する権利は

慣習法上認められており︑したがってかかる権利は引き続き存在するとみなす立場︑第三に︑条約が既存の慣習法を

法典化したもの︑あるいは﹁新たな法﹂を樹立するものという﹁性質﹂から︑当事国による廃棄の可能性を許容する

又は許容しない意図を導こうとする立場である︒票決の結果を見れば︑第一と第三の立場が勝利を収めたかのように

思えるが︑共に多数の棄権があったことを考慮すれば︑必ずしもそうとは言い切れない︒むしろ︑対立の激しさを改

また︑ここでは︑改正に関する規定と廃棄に関する規定との関係について︑理由は不明ながら︑上述の国際機構の

退

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︵ 三

0

参照

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