第
章
総 括
「 ふ く せ ん 福祉 用 具 サ ー ビ ス 計 画書 ( 選 定 提 案 ) 」 の作 成
本事業 では 、平 成30 年 度の介 護 保 険改正 にお い て福祉 用具 専門相 談員 に 新たに 義務 付けら
れる内 容に 対応す るた め の様式 とし て 、( 選定 提 案)を定 めた 。ま た 、( 選定提 案 )の導 入に
伴い、( 利用計 画)、「 ふくせ ん モニタ リン グ シート( 訪問 確認 書)」も一部 様式 変更を 行
った。
また 、平成 年度 以降 の( 選定 提案 )の 運用 の 指針と して 、「『ふ くせ ん福祉 用具 サービ ス
計画書 (選 定提案 ) 』 作 成ガイ ドラ イン 」 を作 成 した。
( 選 定 提 案 ) の 作 成 に あ た っ て は 、 は じ め に 有 識 者 に お け る 議 論 や 事 業 者 へ の ヒ ア リ ン グ に
基づき(選 定提案 )( 暫 定版)を作 成し、事業 者 におけ る試 行運用 およ び ヒアリ ング 、福祉 用
具 専 門 相 談 員 へ の ア ン ケ ー ト 調 査 を 実 施 し て 、 内 容 の 妥 当 性 や 活 用 の 可 能 性 な ど を 検 証 し た 。
その結 果、業務負 担の 若 干の増 大は 想定さ れる も のの様 式の 活用の 可能 性 が確認 され るとと も
に、実 際の 選定過 程で は 、一人 の利 用者と 関わ る 時間が 増え る、利 用者 が 主体的 に選 定に関 わ
り、選 定結 果にも 納得 し ていた だけ る、な どの 利 点があ るこ とが明 らか に なった 。運 用にお け
る不明 点や 懸念に つい て は、ガ イド ライン にお い て解説 を行 った。
「 ふ く せ ん 福祉 用 具 サ ー ビ ス 計 画書 ( 選 定 提 案 ) 」 の普 及 啓 発
本事業 では 、平 成30 年 度の介 護保 険 制度 の見 直 しの経 緯、 作成し た 「 ふ くせん 福祉 用具サ
ー ビ ス 計 画 書 ( 選 定 提 案 ) 」 を 周 知 す る た め 、 普 及 啓 発 活 動 を 行 っ た 。 普 及 啓 発 活 動 と し て 、
①普及 啓発 用リー フレ ッ トの作 成、 ② 全国4ヶ 所 での説 明会 の開催 を行 っ た。
今 後 の 課 題
本事業 で定 めた(選 定提 案)は 、福祉 用具 専門相 談員 と の意 見交換 、試行 運用 、有 識者と 現
場の福 祉用 具専門 相談 員 からな る検 討委員 会で の 委員会 を経 て、作 成し た もので ある 。でき る
限り、利用 者にと って 理 解しや すく 、現場 でも 運 用がし やす い様式 とな る よう配 慮し たもの で
あるが 、今 後、実 際に 運 用をさ れ る 中で生 じた 課 題等を 継続 的に集 約し 必 要に応 じて 改良し て
いく必 要が ある 。ま た、(利 用計 画)を運 用して いく過 程で 、一 部で は業 務フロ ーの 見直し が
必要に なる こと も 予想 さ れる。
今後、より 一層、利用 者 の自立 支援 と、状 態の 悪 化の防 止に 資する 福祉 用 具貸与 サー ビスと
するた めに 、 福祉 用具 専 門相談 員の 専門性 向上 に 努める こと が求め られ る 。
39
福祉用具の適切な貸与に関する普及啓発事業
「ふくせん福祉用具サービス計画書
(選定提案)」
作成ガイドライン
平成
年
月
40
「ふくせん福 祉 用 具 サービス計 画 書 (選 定提 案 )」
作 成 ガイドライン
目
次
第 章 「 ふくせ ん福 祉 用具サ ービ ス計画 書( 選 定提案 )」
および 本ガ イドラ イン の 位置づ け
.本ガ イド ライ ンの位 置づけ
.福祉 用具 専門 相談員 の役割
.「ふ くせ ん福 祉用具 サービ ス計 画書( 選定 提 案)」 とは 何か
導 入の 経緯
「 ふく せん福 祉用 具 サービ ス計 画書( 選定 提 案)」 につ いて
.「ふ くせ ん福 祉用具 サービ ス計 画書( 選定 提 案)」 の意 義
第 章 「 ふくせ ん福 祉 用具サ ービ ス計画 書( 選 定提案 )」 の作成
「ふ くせ ん福 祉用具 サービ ス計 画書( 選定 提 案)」
の様式 (平成 年 月 版)
記載 方法
「 福祉 用具が 必要 な 理由」
考え 方
記載 方法
「 貸与 を提案 する 福 祉用具 」 種目、 提案 品 目(商 品名 )、
機種( 型式 )/ コー ド
考え 方
記載 方法
「 貸与 を提案 する 福 祉用具 」 貸与価 格 、 全 国平均 貸与 価格
考え 方
記載 方法
「 貸与 を提案 する 福 祉用具 」提 案する 理由
考え 方
記載 方法
提 案内 容の説 明と 説 明方法 の記 録
全国 平均 貸与 価格に ついて
候補 とな る機 種につ いて
注 意が 必要な 場合
付属 品の 扱い
他に 流通 して いる商 品が確 認出 来ない 場合 の 扱い
第 章 「 ふくせ んサ ー ビス計 画書 (利用 計画 ) 」同意 と交 付
同意 と交 付の 位置づ け
同意 と交 付に ついて
付録
付録 記載項 目と 要領
付録 「ふく せん 福祉 用具サ ービ ス計画 書( 選 定提案 )」
41
付録 「 ふく せん福 祉用 具サー ビス 計画書 (利 用 計画) 」
の様式 (平成 年 月 版)
付録 「 ふく せんモ ニタ リング シー ト(訪 問確 認 書 )」
の様式 (平成 年 月 版)
付録 「 ふく せん福 祉用 具サー ビス 計画書 (利 用 計画) 」
の様式 (平成 年 月 版)
付録 「 ふく せんモ ニタ リング シー ト(訪 問確 認 書 )」
の様式 (平成 年 月 版)
「福祉 用具 の適切 な貸 与 に関す る普 及啓発 事業 」 検討体 制
1
第
1
章
「 ふ く せ ん 福 祉 用 具 サ ービ ス 計 画 書( 選 定 提 案 )」お よ び 本 ガ イ ドラ イ ン
の 位 置 づ け
1.
本 ガ イ ド ラ イン の 位 置 づ け
平成 30 年度 の介 護保 険 制度 改 正に おいて 「福 祉 用具専 門相 談員が 、貸 与 しよう とす る商 品の特 徴や 貸与価 格に 加 え、当 該商品 の全 国平 均 貸与価 格等 を利用 者に 説 明する こと や、機
能や価 格帯 の異な る複 数 の商品 を提 示する こと 」が義務 付け られる こと と なりま した。この
改正は 、利用 者が 自立 支 援と 状 態の 悪化の 防止 に 資する 適切 な福祉 用具 を 選択で きる ように 、
福祉用 具貸 与のサ ービ ス 提供過 程の 見える 化を 促 すもの です 。
一般社 団法 人全国 福祉 用 具専門 相談 員協会(愛 称:ふく せん ) 㼕
(以下 、「 本 会」と いう 。)
では、厚 生労 働省の 老人 保健健 康増 進等事 業 に よ り、上記 の制 度 改正 を踏 まえ、福 祉用 具専
門相談 員が 福祉用 具の 選 定、提案 を行う 際に 活用 する「ふ くせん 福祉 用具 サービ ス計 画書(選
定提案)」(以 下、「( 選定提 案)」という 。)の様式 を作 成しま した。本ガイ ドラ インは 、
福祉用 具専 門相談 員が 専 門職と して 福祉用 具の 選 定、提案 を行 う上で の考 え方や、( 選定 提
案)の活 用方 法、記 載上 の留意 点等 を示す こと に より、福 祉用 具に係 るサ ービス のよ り一層
の質の 向上 を目指 すも の です。
これま で本 会では 、福 祉 用具の 計画 的なサ ービ ス 提供を 支援 するた めの ツ ールと して 平成 21年に「 ふく せん ・福祉 用具個 別援 助計画 書」 を 、 平成22年に は、同 計 画書に 基づ く定期
訪問の 確認 による 適切 な 利用を 支援 するた めの ツ ールと して「 モニ タリ ン グシー ト(訪 問確
認書 )」( 以下 、「(訪 問確認 書 )」とい う。)を開発 しま した 。平成24年4月に「 福祉 用 具貸与 計画」、「特 定福 祉用具 販売 計画」、「介 護予防 福祉 用具貸 与計 画 」、「特定介 護予
防福祉 用具 販売計 画」( 以下、「 福祉 用具サ ービ ス計画 」とい う。)iiの作 成が義 務化 さ れ た
ことに 伴い 、上 記様 式に ついて 名称 をふく せん 版「福 祉用 具サー ビス 計画 書」と変 更し 、様
式の普 及・ 啓発活 動に 取 り組ん でき ました 。
このた び、新た に( 選定 提案 )を作 成し 、従 来の「ふ くせん 福祉 用具 サー ビス計 画書(基
本情報 )」( 以下 、「( 基本情 報)」という 。)、「 ふく せん 福祉用 具サ ービス 計画 書( 利
用計画 )」(以下 、「( 利用計 画)」とい う。) とあわ せて 3 点を「ふ く せん福 祉用 具サー
ビス計 画書 (平成30年4月版) 」とし てご 案内 します 。
今後、さらに 質の 高い 福 祉用具 サー ビスを 利用 者 に提供 でき るよう 、多 く の福 祉 用具 専門
相談員 に、日 々の 福祉 用 具サー ビス 計画の 作成 時 や研修 等の 様々な 場面 で 、本ガ イドラ イン
を活用 して いただ くこ と を期待 して います 。
i
一 般 社 団 法 人 全 国 福 祉 用 具 専 門 相 談 員 協 会 の 詳 細 に つ い て は 以 下 のHPを 参 照 。http://www.zfssk.com/
ii 指 定 居 宅 サ ー ビ ス 等 の 事 業 の 人 員 、 設 備 及 び 運 営 に 関 す る 基 準 上 の 「 福 祉 用 具 貸 与 計 画 」 、 「 特 定 福 祉 用
2
2
. 福 祉 用 具 専 門相 談 員 の 役 割
介護保 険制 度は、要 介護 状態と なっ た高齢 者等 に 対して、自立 支援の 理念 のもと、居宅 サ
ービス 計画( 以下 、「ケ アプラ ン」と いう 。)に 基づき 、多様 なサ ービ ス を組み 合わ せて提
供しな がら、高齢 者等 の 日常生 活を 支える ため の 仕組み です。単に 各サ ー ビスを 個別 に提供
するの では なく、可能 な 限り居 宅に おいて 、そ の 有する 能力 に応じ 自立 し た日常 生活 が営め
るよう にす るため 、す べ てのサ ービ スがケ アプ ラ ンを核 に生 活目標 を共 有 し、認 識を合 わせ
ること が求 められ ます 。
福祉用 具サ ービス は、介 護保険 サー ビスの1つ で す。高齢 者等 の心身 の状 況、希望 及び そ
の置か れて いる環 境 等 を 踏まえ て利 用目標 を定 め るとと もに、適切 な福 祉 用具を 選定 し、利
用者が その 目標に 向け て 福祉用 具を 活用し た生 活 を送れ るよ う、専 門職 で ある福 祉用 具専門
相談員 が支 援する もの で す。
福祉用 具サ ービス 計画 は 、ケア プラン に記 載さ れ ている 生活 上の目 標と 、その実 現を 支援
するサ ービ スのう ち、 福 祉用具 サー ビスに 関す る 具体的 な内 容を 記 載し ま す。
指定居 宅サ ービス 等の 事 業の人 員、設 備及び 運営 に関す る基 準(以下、「 運営基 準」と い
う。)第 百九 十九条 の二 には 、「 福祉 用具専 門相 談員は 、利 用者 の希 望、心身の 状況 及びそ
の置か れて いる環 境を 踏 まえ、指定福 祉用 具貸 与 の目標 、当該 目標 を達 成 するた めの 具体的
なサー ビス の内容 等を 記 載した 福祉 用具貸 与計 画 を作成 しな ければ なら な い。」と定め られ
ていま す。
福祉用 具専 門相談 員は 、利用者 の心 身の状 況や 生 活環境 に適 した福 祉用 具 につい て提 案を
. 福 祉 用 具 専 門相 談 員 の 役 割
介護保 険制 度は、要 介護 状態と なっ た高齢 者等 に 対して、自立 支援の 理念 のもと、居宅 サ
ービス 計画( 以下 、「ケ アプラ ン」と いう 。)に 基づき 、多様 なサ ービ ス を組み 合わ せて提
供しな がら、高齢 者等 の 日常生 活を 支える ため の 仕組み です。単に 各サ ー ビスを 個別 に提供
するの では なく、可能 な 限り居 宅に おいて 、そ の 有する 能力 に応じ 自立 し た日常 生活 が営め
るよう にす るため 、す べ てのサ ービ スがケ アプ ラ ンを核 に生 活目標 を共 有 し、認 識を合 わせ
ること が求 められ ます 。
福祉用 具サ ービス は、介 護保険 サー ビスの つ で す。高齢 者等 の心身 の状 況、希望 及び そ
の置か れて いる環 境 等 を 踏まえ て利 用目標 を定 め るとと もに、適切 な福 祉 用具を 選定 し、利
用者が その 目標に 向け て 福祉用 具を 活用し た生 活 を送れ るよ う、専 門職 で ある福 祉用 具専門
相談員 が支 援する もの で す。
福祉用 具サ ービス 計画 は 、ケア プラン に記 載さ れ ている 生活 上の目 標と 、その実 現を 支援
するサ ービ スのう ち、 福 祉用具 サー ビスに 関す る 具体的 な内 容を 記 載し ま す。
指定居 宅サ ービス 等の 事 業の人 員、設 備及び 運営 に関す る基 準(以下、「 運営基 準」と い
う。)第 百九 十九条 の二 には 、「 福祉 用具専 門相 談員は 、利 用者 の希 望、心身の 状況 及びそ
の置か れて いる環 境を 踏 まえ、指定福 祉用 具貸 与 の目標 、当該 目標 を達 成 するた めの 具体的
なサー ビス の内容 等を 記 載した 福祉 用具貸 与計 画 を作成 しな ければ なら な い。」と定め られ
ていま す。
福祉用 具専 門相談 員は 、利用者 の心 身の状 況や 生 活環境 に適 した福 祉用 具 につい て提 案を
行 う こ と に よ り 、 利 用 者 が 適 切 な 福 祉 用 具 を 選 定 す る こ と を 支 援 す る 役 割 を 担 っ て い ま す 。
3
3
. 「 ふ く せ ん 福祉 用 具 サ ー ビ ス 計画 書 ( 選 定 提 案 ) 」と は 何 か
導 入 の 経 緯
福祉用 具は、利用 者が 可 能な限 り居 宅にお いて 自 立した 日常 生活を 営む こ とがで きる よう、
生活機 能の 維持又 は改 善 を図り 、状態 の悪 化の 防 止に資 する ととも に、介 護者の 負担 の軽減
を図る 役割 を担う もの で す。また 、福 祉用 具は 、利用者 の身 体状況 や要 介 護度の 変化 、福 祉
用具の 機能 の向上 に応 じ て、適時・適切 な福 祉用 具を利 用者 に提供 でき る よう、貸 与が 原則
となっ てい ます。福祉 用 具の貸 与は、市場 の価 格 競争を 通じ て適切 な価 格 による 給付 が行わ
れるよ う、保 険給 付に お ける公 定価 格を定 めず 、現に要 した 費用の 額に よ り保険 給付 する仕
組みと なっ ていま す。i
福祉用 具の 価格設 定に 当 たって は、貸 与事業 者が 、商品価 格の ほか、計 画 書の作 成や 保守
点検な どの 諸経費 を含 め ていま すが、同一 商品 で あって も、平 均的 な価 格 と比べ て非 常に高
価な価 格請 求が行 われ て いるケ ー ス が存在 する な どの指 摘が ありま した 。
このた め、介 護保険 制度 の持続 可能 性の確 保の 一 環 とし て、国 が商品 ごと に、当該 商品 の
貸与価 格の 全国的 な状 況 を把握 し、ホ ーム ペー ジ におい て当 該商品 の全 国 平均貸 与価 格を公
表する 仕組 みを作 ると と もに、利用者 が適 切に 福 祉用具 を選 択でき るよ う にする ため、平成 30 年 4 月よ り、 福祉 用 具専門 相談 員が、 「機 能 や価格 帯の 異なる 複数 の 商品を 提示 するこ
と」が 、同 年 10 月よ り 「貸与 しよ うとす る商 品 の特徴 や貸 与価格 に加 え 、当該 商品 の全国 平均貸 与価 格等を 利用 者 に説明 する こと」 が新 た に義務 づけ られま す。
ふくせ んで は、こ れま で にも福 祉用 具サー ビス 計 画の作 成が 義務付 けら れ る前か ら、平 成 21年に「 福祉 用具個 別援 助計画 書」を開発 し ま し た。こ れは 、い まの「 ふ くせん 福祉 用具サ
ービス 計画 書」と して 広 く用い られ ていま す。 さ らに、 平成 22 年 には 計 画書に 基づ く定期 訪問の 確認 により 、適切 な利用 を支 援する ため の ツール とし て、( 訪問 確 認書 )の 開発を 行
いまし た。
このた び、 ふくせ んで は 、 平成 30 年 度の 制度 改 正を受 けて 、従来 の「 ふ くせん 福祉 用具 サービ ス計 画書 」の内 容 を見直 しま した 。具体 的 には 、( 基本情 報 )、( 利用計 画)に加 え
て、新た に(選 定提案)を作成 し、3 点とし て運 用する こと により、より 質の高 い福 祉用具
サービ スを 提供し 、利 用 者が自 立支 援と 状 態の 悪 化の防 止に 資する 適切 な 福祉用 具を 選択で
きるよ う、 支援し ます 。
なお、今回の 見直 しに あ たり、「 ふく せん 福祉用 具サー ビス 計画書(利 用 計画)」「モニ
タリン グシ ート( 訪問 確 認書) 」に ついて も、 改 訂を行 いま した。
i
4
「 ふ く せ ん 福祉 用 具 サ ー ビ ス 計 画書 ( 選 定 提 案 ) 」 につ い て
(選定 提案)は、福 祉用 具専門 相談 員が利 用者 に 対して 福祉 用具を 提案 す るにあ たり、貸
与の候 補と なる福 祉用 具 につい て 、
「当該 商品 の全国 平均 貸 与価格 等の 説明」 「機能 や価 格帯の 異な る 複数の 商品 の提示 」
などに より 具体的 な機 種 を検討 する 際に用 いま す 。
(選定 提案)は、利 用者 から相 談内 容を聞 き取 っ た上で、候補 となる 福祉 用具を 利用 者に
提案、 説明 し、そ の 過 程 を見え る化 するこ とを 目 的とし て作 成され るも の です。
従って 、( 選定提 案 ) は 、(基 本情 報 )と (利 用 計画 ) の間 に位置 づけ ら れます 。
図1 「ふ くせ ん 福 祉用 具 サー ビス 計画書 」の 3 点
(選定 提案)は、利 用者 に貸与 しよ うと す る福 祉 用具の 種目 の候補 が 決 ま った 後 で、具 体
的な提 案品 目( 商品名 )を検討 する 際に用 いま す 。つ まり 、( 選定 提案 )に 記載さ れる のは、
候補と なる 福祉用 具を 利 用者に 対し て提案 、説 明 を行っ た内 容です 。平 成 30 年度の 制度 改 正では 、提案す る種 目( 付属品 含む )に つい て 、①候補 とな る福祉 用具 の 全国平 均貸 与価格
等を説 明し、②機 能や 価 格の異 なる 複数の 福祉 用 具を提 示す ること を義 務 付けて いる ことか
ら、① ②に 必要な 事項 を 記載 で きる ように して い ます。
提案す る福 祉用具 は、利 用者の 心身 の状況、希望 及びそ の置 かれて いる 環 境 や、利 用者 及
び家族 の生 活に対 する 意 向等を 踏ま えたも ので あ り、ケ アプ ランと 連動 す るもの です 。
質の高 い貸 与サー ビス を 実行す るた めにも、機能 や価格 に限 らず、自 社の サービ ス、当 該
機種の 使用 方法等 、利 用 者 自ら が選 択でき る的 確 な情報 提供 に努め 、福 祉 用具専 門相 談員と
「 ふ く せ ん 福祉 用 具 サ ー ビ ス 計 画書 ( 選 定 提 案 ) 」 につ い て
(選定 提案)は、福 祉用 具専門 相談 員が利 用者 に 対して 福祉 用具を 提案 す るにあ たり、貸
与の候 補と なる福 祉用 具 につい て 、
「当該 商品 の全国 平均 貸 与価格 等の 説明」 「機能 や価 格帯の 異な る 複数の 商品 の提示 」
などに より 具体的 な機 種 を検討 する 際に用 いま す 。
(選定 提案)は、利 用者 から相 談内 容を聞 き取 っ た上で、候補 となる 福祉 用具を 利用 者に
提案、 説明 し、そ の 過 程 を見え る化 するこ とを 目 的とし て作 成され るも の です。
従って 、( 選定提 案 ) は 、(基 本情 報 )と (利 用 計画 ) の間 に位置 づけ ら れます 。
図 「ふ くせ ん 福 祉用 具 サー ビス 計画書 」の 3 点
(選定 提案)は、利 用者 に貸与 しよ うと す る福 祉 用具の 種目 の候補 が 決 ま った 後 で、具 体
的な提 案品 目( 商品名 )を検討 する 際に用 いま す 。つ まり 、( 選定 提案 )に 記載さ れる のは、
候補と なる 福祉用 具を 利 用者に 対し て提案 、説 明 を行っ た内 容です 。平 成 年度の 制度 改
正では 、提案す る種 目( 付属品 含む )に つい て 、①候補 とな る福祉 用具 の 全国平 均貸 与価格
等を説 明し、②機 能や 価 格の異 なる 複数の 福祉 用 具を提 示す ること を義 務 付けて いる ことか
ら、① ②に 必要な 事項 を 記載 で きる ように して い ます。
提案す る福 祉用具 は、利 用者の 心身 の状況、希望 及びそ の置 かれて いる 環 境 や、利 用者 及
び家族 の生 活に対 する 意 向等を 踏ま えたも ので あ り、ケ アプ ランと 連動 す るもの です 。
質の高 い貸 与サー ビス を 実行す るた めにも、機能 や価格 に限 らず、自 社の サービ ス、当 該
機種の 使用 方法等 、利 用 者 自ら が選 択でき る的 確 な情報 提供 に努め 、福 祉 用具専 門相 談員と
しての 知見 を十分 に発 揮 し、 利 用者 に適し た商 品 を幅広 く提 案 する こと が 重要で す。
5
図2 福祉 用具 の支 援プ ロセス にお ける ( 選定 提 案 )の 位置 づけ
③ 【 機 種 の検討と提案 、利用者への 情報提供】 • 機能、使用方法、利用料、全国平均 貸与価 格等に
関する情報
• 同一種目における機能又は価格帯の 異なる 複数の 福祉用具に関する情報
( 選 定 提 案)を活用
①専門的知識に基づき、 利 用 者からの相談に
応 じ る
②種目の検討
⑥ モ ニ タリング ⑦計 画 の見直し
の 必 要性判断
⑤ サ ー ビスの 提 供
④計 画 の作成 ( 基 本情報)を活用
( 利 用計画)を活用 サ ー ビス担当者会議への参加
利 用 者 が
6
4
. 「 ふ く せ ん 福祉 用 具 サ ー ビ ス 計画 書 ( 選 定 提 案 ) 」の 意 義
「ふく せん 福祉用 具サ ー ビス計 画書」は、福祉 用 具サー ビス 計画の 作成 が 義務付 けら れる
前から 、現 場の意 見を 踏 まえて 、ふ くせん が独 自 に定め 、普 及を 図 って き たもの です 。
福祉用 具サ ービス 計画 を 作成す るこ とによ り 、下 記のよ うな 効果が ある と 考えら れて いま
す。
利用者 の状 態を記 録と し て残す こと で、担 当者 や 利用者 、家族 、介 護支援 専門員 、そ
の他の サー ビス提 供者 の 情報共 有や 共通理 解に つ なげる こと ができ る。
福祉用 具選 定の理 由を 明 確にす るこ とで、利 用者 の状態 の変 化に応 じた モ ニタリ ング
や機種 変更 がスム ーズ に 行える 。
福祉用 具を 利用す る上 で の留意 事項 につい て幅 広 く共有 でき、事故防 止に つなが るほ
か、リ スク マネジ メン ト に役立 てる ことが でき る 。
情報収 集な どで利 用者 の 状態像 を把 握し、文書化 するこ とで、福祉 用具専 門相談 員の
スキル アッ プにつ なげ る ことが でき る。
従って 福祉 用具サ ービ ス 計画の 作成 に至る 検討 プ ロセス を見 える化 する こ とは 、利用 者や家
族にと って 以下の よう な 意義が ある と考え られ ま す。
【利用 者に とって の意 義 】
主体的 に福 祉用具 を選 択 するこ と が できる 。㻌
選定の 候補 となっ た福 祉 用具の 機能 と 、そ の全 国 平均貸 与価 格を確 認で き る。㻌
福 祉 用 具 が 選 定 さ れ る プ ロ セ ス が 明 確 化 さ れ 、 記 録 に 残 さ れ る こ と に よ り 、 当 該
の商品 が貸 与品目 とし て 選定さ れた 理由 を 理解 で きる。㻌
福祉用 具専 門相談 員が 、商品の 機能 や利用 者の ニ ーズや 課題 との整 合を 踏 まえて、
候 補 と な る 福 祉 用 具 を 考 え る こ と で 、 利 用 者 に と っ て よ り 適 切 な 福 祉 用 具 が 貸 与
の候補 とし て提案 する こ とがで きる 。
利用者 にと っての 意義 を 達成す るた めに、福 祉用 具専門 相談 員とし て以 下 の事を 行い ます。
【福祉 用具 専門相 談員 が 実施す る内 容】
専 門 職 と し て 適 切 な 福 祉 用 具 を 利 用 者 に 提 案 し 、 利 用 者 が 主 体 的 に 選 定 す る プ ロ
セスを 明確 に する 。
福祉用 具の 提案を 行う 際 に、下 記の 事項 を 踏ま え て用具 を提 案する 。
「当該 商品 の全国 平均 貸 与価格 等の 説明」
「機能 や価 格帯の 異な る 複数の 商品 の提示 」
選定の 候補 となっ た福 祉 用具を 一覧 化し、 利用 者 に示 す 。
「全国 平均 貸与価 格の 説 明」「複 数商 品の提 示」を適切 に実 施した こと を 記録と し
. 「 ふ く せ ん 福祉 用 具 サ ー ビ ス 計画 書 ( 選 定 提 案 ) 」の 意 義
「ふく せん 福祉用 具サ ー ビス計 画書」は、福祉 用 具サー ビス 計画の 作成 が 義務付 けら れる
前から 、現 場の意 見を 踏 まえて 、ふ くせん が独 自 に定め 、普 及を 図 って き たもの です 。
福祉用 具サ ービス 計画 を 作成す るこ とによ り 、下 記のよ うな 効果が ある と 考えら れて いま
す。
利用者 の状 態を記 録と し て残す こと で、担 当者 や 利用者 、家族 、介 護支援 専門員 、そ
の他の サー ビス提 供者 の 情報共 有や 共通理 解に つ なげる こと ができ る。
福祉用 具選 定の理 由を 明 確にす るこ とで、利 用者 の状態 の変 化に応 じた モ ニタリ ング
や機種 変更 がスム ーズ に 行える 。
福祉用 具を 利用す る上 で の留意 事項 につい て幅 広 く共有 でき、事故防 止に つなが るほ
か、リ スク マネジ メン ト に役立 てる ことが でき る 。
情報収 集な どで利 用者 の 状態像 を把 握し、文書化 するこ とで、福祉 用具専 門相談 員の
スキル アッ プにつ なげ る ことが でき る。
従って 福祉 用具サ ービ ス 計画の 作成 に至る 検討 プ ロセス を見 える化 する こ とは 、利用 者や家
族にと って 以下の よう な 意義が ある と考え られ ま す。
【利用 者に とって の意 義 】
主体的 に福 祉用具 を選 択 するこ と が できる 。㻌
選定の 候補 となっ た福 祉 用具の 機能 と 、そ の全 国 平均貸 与価 格を確 認で き る。㻌
福 祉 用 具 が 選 定 さ れ る プ ロ セ ス が 明 確 化 さ れ 、 記 録 に 残 さ れ る こ と に よ り 、 当 該
の商品 が貸 与品目 とし て 選定さ れた 理由 を 理解 で きる。㻌
福祉用 具専 門相談 員が 、商品の 機能 や利用 者の ニ ーズや 課題 との整 合を 踏 まえて、
候 補 と な る 福 祉 用 具 を 考 え る こ と で 、 利 用 者 に と っ て よ り 適 切 な 福 祉 用 具 が 貸 与
の候補 とし て提案 する こ とがで きる 。
利用者 にと っての 意義 を 達成す るた めに、福 祉用 具専門 相談 員とし て以 下 の事を 行い ます。
【福祉 用具 専門相 談員 が 実施す る内 容】
専 門 職 と し て 適 切 な 福 祉 用 具 を 利 用 者 に 提 案 し 、 利 用 者 が 主 体 的 に 選 定 す る プ ロ
セスを 明確 に する 。
福祉用 具の 提案を 行う 際 に、下 記の 事項 を 踏ま え て用具 を提 案する 。
「当該 商品 の全国 平均 貸 与価格 等の 説明」
「機能 や価 格帯の 異な る 複数の 商品 の提示 」
選定の 候補 となっ た福 祉 用具を 一覧 化し、 利用 者 に示 す 。
「全国 平均 貸与価 格の 説 明」「複 数商 品の提 示」を適切 に実 施した こと を 記録と し
て残す 。
7
第
2
章
「 ふ く せ ん 福 祉 用 具 サ ービ ス 計 画 書 ( 選 定 提案 ) 」 の 作 成
1.
「 ふ く せ ん 福 祉 用 具 サ ー ビ ス 計 画書 ( 選 定 提 案 ) 」 の様 式 ( 平 成
30
年
4
月 版 )
「ふく せん 福祉用 具サ ー ビス計 画書 (選定 提案 ) 」の様 式は 以下の とお り です。
図 「 ふく せん福 祉用 具サー ビス 計画書 (選 定 提案) 」の 様式
(※)との 対応
種目
貸与価格(円)
提案する理由
【 説明方法】 カタロ グ Web ペー ジ TAISペー ジ 実物 等
採 否 提案品目( 商品名)
全国平均 貸与価格(円) 機種(型式)/TAI S コード
貸与を提案する福祉用具 ( / 枚)
※ 福祉用具が必要な理由(※)
月 日
居宅介護 支援事業所
担当ケアマネジャー
月 日~ 日 年
ふ く せ ん 福 祉 用 具 サ ー ビ ス 計 画 書 ( 選 定 提 案 )
管理番号 説明日 説明担当者
認定期間 利用者名 様 M・T・S 年 月
フ リガナ 性別 生年月日 年齢 要介護度
8
2.
記 載 方法
(1) 「 福祉 用 具が 必要 な 理由 」
a. 考え方
福祉用 具専 門相談 員は 、福祉用 具に 携わる 専門 職 として 、専門的 知識 に基 づき相 談に 応じて 、
福祉用 具が 必要な 理由 を 具体的 に検 討し、適切 な 福祉用 具を 提案し ます 。利用者 から の相談 内
容や、ケアプ ラン の内 容 を踏ま え、利 用者 が 可 能 な限り その 居宅に おい て 、有す る能力 に応 じ、
自立し た日 常生活 を営 む ことが でき るよう 、利 用 者の心 身の 状況、希望 及 び置か れて いる環 境
を 踏 ま え 、 利 用 者 は ど の よ う な こ と に 困 っ て い る の か 、 ど の よ う な 生 活 を 望 ん で い る の か 、
などを 整理 し、福 祉用 具 が必要 な理 由を明 確に し ます。
これは、「 利用者 の日 常 生活上 の便 宜を図 り、そ の機能 訓練 に資す ると と もに、利 用者を 介
助する 者の 負担の 軽減 を 図る」 ため の福祉 用具 の 選定等 にも 繋がり ます 。
b. 記載方 法
利用者 から の相談 内容 、ケアプ ラン の記載 内容 な どを踏 まえ て整理 した「 福祉用 具が 必要な
理由」 を記 載しま す。㻝つの枠 に1 つの項 目を 記 載し、 左側 の※欄 に、 区 別のた めの 番号(㻝、
㻞、㻟…、㻔㻝㻕、㻔㻞㻕、㻔㻟㻕… )ま たは 記号 (a、b、c…等 )を 記載 しま す。 ( 利用 計画 )の 「課 題・ ニーズ や目 標 」の 項目 と 番号ま たは 記号を 一致 さ せる必 要は ありま せん 。
不足す る場 合は、 必要 に 応じて 行を 増やし て対 応 します 。
図-4 福祉 用具 が必 要な 理由と その 対応す る番 号 の記載 方法
( ※) との 対応
種目
貸与価格( 円)
提 案 す る 理 由 提案品目( 商品名)
全国平均 貸与価格( 円) 機種(型式)/TAI Sコード
貸与を提案する福祉用具
※ 福祉用具が必要な理由(※)
●●●
●●●
対 応 す る 番 号 ま た
は 記 号 を 記 載
福 祉 用 具 専 門 相 談 員 の 視 点 か ら 、 利 用 者 の 困 り ご と や 相 談 内
記 載 方法
「 福祉 用 具が 必要 な 理由 」
考え方
福祉用 具専 門相談 員は 、福祉用 具に 携わる 専門 職 として 、専門的 知識 に基 づき相 談に 応じて 、
福祉用 具が 必要な 理由 を 具体的 に検 討し、適切 な 福祉用 具を 提案し ます 。利用者 から の相談 内
容や、ケアプ ラン の内 容 を踏ま え、利 用者 が 可 能 な限り その 居宅に おい て 、有す る能力 に応 じ、
自立し た日 常生活 を営 む ことが でき るよう 、利 用 者の心 身の 状況、希望 及 び置か れて いる環 境
を 踏 ま え 、 利 用 者 は ど の よ う な こ と に 困 っ て い る の か 、 ど の よ う な 生 活 を 望 ん で い る の か 、
などを 整理 し、福 祉用 具 が必要 な理 由を明 確に し ます。
これは、「 利用者 の日 常 生活上 の便 宜を図 り、そ の機能 訓練 に資す ると と もに、利 用者を 介
助する 者の 負担の 軽減 を 図る」 ため の福祉 用具 の 選定等 にも 繋がり ます 。
記載方 法
利用者 から の相談 内容 、ケアプ ラン の記載 内容 な どを踏 まえ て整理 した「 福祉用 具が 必要な
理由」 を記 載しま す。㻝つの枠 に1 つの項 目を 記 載し、 左側 の※欄 に、 区 別のた めの 番号(㻝、
㻞、㻟…、㻔㻝㻕、㻔㻞㻕、㻔㻟㻕… )ま たは 記号 ( 、 、 …等 )を 記載 しま す。 ( 利用 計画 )の 「課 題・
ニーズ や目 標 」の 項目 と 番号ま たは 記号を 一致 さ せる必 要は ありま せん 。
不足す る場 合は、 必要 に 応じて 行を 増やし て対 応 します 。
図 福祉 用具 が必 要な 理由と その 対応す る番 号 の記載 方法
( ※) との 対応
種目
貸与価格( 円)
提 案 す る 理 由 提案品目( 商品名)
全国平均 貸与価格( 円) 機種(型式)/TAI Sコード
貸与を提案する福祉用具
※ 福祉用具が必要な理由(※)
●●●
●●●
対 応 す る 番 号 ま た
は 記 号 を 記 載
福 祉 用 具 専 門 相 談 員 の 視 点 か ら 、 利 用 者 の 困 り ご と や 相 談 内
容 を 整 理 し て 記 載
9
(2)「 貸与 を 提案 する 福 祉用 具 」 種目 、提案 品 目( 商 品名 )、機種( 型 式)/TAISコー ド
a. 考え方
アセス メン ト( ※)の結 果や、㻔㻝㻕「 福祉 用具 が必 要な理 由 」を踏 まえて 、利用者 に適 した福
祉用具 の機 種を複 数挙 げ 、記載し ます。ここ では 、㻔㻝㻕を踏 まえ て、利 用者 に貸与 する 福祉用 具
の種目 を定 めた後 、具 体 的な機 種を 検討し ます 。貸与し よう とする 福祉 用 具(種 目)に 対し て、
複数の 商品 の提示 が必 要 です。
このた め、他の専 門職 か ら機種 につ いて具 体的 な 意見が 示さ れる場 合で あ っても 、他 職種の
意見も 尊重 しつつ 、福 祉 用具 専 門相 談員 と して の 専門的 知識 に基づ いて 、利用者 にと って適 切
と考え られ る機種 を提 案 します 。
(※)福 祉用 具専 門相談 員が行 うア セスメ ント と は、「利 用者 の状態 像に 適した 福祉 用具を
選定す るた めの情 報収 集 と分析 の過 程」iを指しま す。福祉 用具 サービ スの 出発点 であ り、
効果的 な福 祉用具 サー ビ スを提 供す るため には 不 可欠な 行為 です。
b. 記載方 法
㻔㻝㻕「福祉 用具 が必要 な理 由」のど の 項目 と対 応 づ けて提 案す る福祉 用具 で あるか を区 別する
ため、 対応 する番 号ま た は記号 を「 (※) との 対 応」 欄 に記 載しま す。
利用者 に対 して適 切と 考 えられ る 福 祉用具 の機 種 につい て 、種目 、品目名(商 品名 )、機 種
(型式 )、 (記載 が可 能 であれ ば)TAISコ ード を記載 しま す。
「福祉 用具 が必要 な理 由 」の項目㻝つに対 して 、複数の 福祉 用具が 対応 す る場合 は、下段の
行を増 やし 、同じ 番号 ま たは記 号が 複数の 福祉 用 具に対 応す る形で 記載 し ます。
1つの 機種が 「福 祉用 具 が必要 な理 由」 の2項 目 以上に 対応 する場 合に は 、「( ※) との対
応」欄 に、 対応する2項 目以上 の番 号また は記 号 を記載 しま す。
図5 「( ※) との 対応 」 の記 載方 法
i
東 畠 弘 子 、 加 島 守 (2013) 「 明 解!福 祉 用 具 サ ー ビ ス 計 画 の 手 引 き 」 筒 井 書 房 よ り 引 用 。
・ ・ ・ ○○ ○○ ・ ・ ・ ●● ・ ・ ・
( ※) との
対応
種目
貸与価格( 円)
提 案 す る 理 由
【説明方法】 カタログ Webペー ジ TA ISペー ジ 実物 等
採 否
提案品目( 商品名)
全国平均
貸与価格( 円) 機種( 型式) /TAISコード
貸与を提案する福祉用具 ( / 枚)
※ 福祉用具が必要な理由(※)
・・・
・・・
複数の 理由 に対応 する場 合に は、 複 数の番 号ま たは記 号を記 載
10
「種目 」は、車い す 、特 殊寝台 、特殊寝 台付 属品 、床 ずれ 防止用 具 、歩 行 補助つ え 、など の
種目名 を記 載し、「 提案 品目(商 品名)」に は、当該の 機種 固有の 商品 名 を記載 しま す。「機
種(型 式) 」には 、当 該 の機種 の型 式を記 載し 、 可能で あれ ば同枠 内に TAISコ ード を記載 し ます。
図6 「種 目」 「提 案品 目(商 品名 )」 「 機種 ( 型式) 」 の 記載方 法
【種目 】
貸与の㻝㻟種 目の 種目名 を記載
【提案 品目 (商品 名) 】
候補と して 提案す る福 祉 用具の 機種 名を記 載
「種目 」は、車い す 、特 殊寝台 、特殊寝 台付 属品 、床 ずれ 防止用 具 、歩 行 補助つ え 、など の
種目名 を記 載し、「 提案 品目(商 品名)」に は、当該の 機種 固有の 商品 名 を記載 しま す。「機
種(型 式) 」には 、当 該 の機種 の型 式を記 載し 、 可能で あれ ば同枠 内に コ ード を記載 し
ます。
図 「種 目」 「提 案品 目(商 品名 )」 「 機種 ( 型式) 」 の 記載方 法
【種目 】
貸与の㻝㻟種 目の 種目名 を記載
【提案 品目 (商品 名) 】
候補と して 提案す る福 祉 用具の 機種 名を記 載
【機種 (型 式)/ コード 】
提案す る福 祉用具 の機 種 の型番 、
(可能 であ れば) コード を記
載
11
(3) 「 貸与 を 提案 する 福 祉用 具」 貸与 価格 、 全国 平均 貸 与価 格
a. 考え方
福祉用 具貸 与価格 は、保 険給付 にお ける公 定価 格 を定め ず、現 に要 した 費 用の額 によ り保
険給付 する 仕組み とさ れ ていま す 。2018年10月 から全 国平 均貸与 価格 の 公表や 貸与 価格の 上限 設定 を行 う こと とな りま したi。 上限 設定 は 全 国平 均貸 与価 格 に 1 標 準偏 差を 加え る こ とで算 出さ れます。全国 平均貸 与価 格を上 回っ て いても、上限 設定の 額以 下であ れば、介護
保険で の給 付対象 にな り ます。
ここで は、利 用者 が適 切 な福祉 用具 を選択 でき る よう、貸与の 候補 とな っ ている 全国 平均
貸与価 格や 福祉用 具の 貸 与価格 の情 報を提 供 し ま す。
b. 記載方 法
「貸与 価格」は提案 する 商品の 貸 与 価格を、「 全 国平均 貸与 価格」に は、厚生労 働省 が公
表する 当該 機種の 全国 平 均貸与 価格 を記載 しま す 。全国 平均貸 与価 格が 当 該福祉 用具 の価格
の上限 と誤 認され ない よ うに説 明し ます。必要 に 応じて 、上限 設定 の価 格 や最頻 価格 を提示
するこ とも 考えら れま す 。
図7 「貸 与価 格」 「全 国平均 貸与 価格」 の記 載 方法
i
第158回社 会保障 審議 会介護 給付 費分科 会資 料 (平成30年1月26日 ) 【貸与 価格 (円) 】
当該の 機種 の、事 業所 に おけ る貸与 価格 を記載
【全国 平均 貸与価 格( 円 )】 当該の 機種 の、全 国平 均 貸与 価格を 記載
12
(4) 「貸 与 を提 案す る 福祉 用具 」 提案 する 理 由
a. 考え方
利用者 に当 該の機 種を 提 案する 理由 を記載 しま す 。記載 に当た って は、利 用者の 希望・困り
ごと 、利 用する 環境 など を踏ま えた 上で 、な ぜそ の機種 が 、「利用 者の 心 身の状 況 、希望 及び
そ の 置 か れ て い る 環 境 を 踏 ま え た 適 切 な 福 祉 用 具 」 と 考 え る の か を 整 理 し 、 他 の 候 補 と な る
機種と の比 較検討 が可 能 となる よう 機能や 特徴 の 違いな どを 明示し ます 。
b. 記載方 法
利用者 の希 望・困り ごと 、利用す る環 境など に着 目し、利 用者 に 貸与 の 候 補とな る機 種の
機能や 価格 を説明 する こ とから 、「提 案す る理 由 」に は 、着目 した 事柄 と それに 対応 する福
祉用具 の機 種の特 徴、機 能を 記 載し ます 。利 用者 に 対し て、ど のよう な観 点から この 機種を
選んだ のか という こと が わか り やす く示し ます 。
「提案 する 理由」 とし て 記載 す る内 容には 、下 記 のよう な項 目があ りま す 。 利用者 の困 りごと 、 希 望 、状態 と、 貸与を 提案 す る 福祉 用具 との整 合 利用者 の環 境 との 整合 を 踏まえ た 福 祉用具 の 機 能 等
図8 「提 案す る理 由」 の記載 方法
【提案 する 理由】
「貸 与 を提 案す る 福祉 用具 」 提案 する 理 由
考え方
利用者 に当 該の機 種を 提 案する 理由 を記載 しま す 。記載 に当た って は、利 用者の 希望・困り
ごと 、利 用する 環境 など を踏ま えた 上で 、な ぜそ の機種 が 、「利用 者の 心 身の状 況 、希望 及び
そ の 置 か れ て い る 環 境 を 踏 ま え た 適 切 な 福 祉 用 具 」 と 考 え る の か を 整 理 し 、 他 の 候 補 と な る
機種と の比 較検討 が可 能 となる よう 機能や 特徴 の 違いな どを 明示し ます 。
記載方 法
利用者 の希 望・困り ごと 、利用す る環 境など に着 目し、利 用者 に 貸与 の 候 補とな る機 種の
機能や 価格 を説明 する こ とから 、「提 案す る理 由 」に は 、着目 した 事柄 と それに 対応 する福
祉用具 の機 種の特 徴、機 能を 記 載し ます 。利 用者 に 対し て、ど のよう な観 点から この 機種を
選んだ のか という こと が わか り やす く示し ます 。
「提案 する 理由」 とし て 記載 す る内 容には 、下 記 のよう な項 目があ りま す 。 利用者 の困 りごと 、 希 望 、状態 と、 貸与を 提案 す る 福祉 用具 との整 合 利用者 の環 境 との 整合 を 踏まえ た 福 祉用具 の 機 能 等
図 「提 案す る理 由」 の記載 方法
【提案 する 理由】
当該の 機種 を提案 する 理 由を 記 載
13
提案 内 容の 説明 と 説明 方法 の記 録
(1)~(4)の項 目(説 明方 法、採 否を 除く) につ い て、利 用者 や家族 に説 明 します 。
a. 全国平 均貸 与価 格につ いて
厚生労 働省 が公表 する 全 国平均 貸与 価格の デー タ を用い て、貸与の 候補 と なる福 祉用
具の全 国平 均貸与 価格 及 び当該 福祉 用具の 貸与 価 格の提 示を します 。
提案す る福 祉用具 の貸 与 価格の 考え 方につ いて 、利用者 の求 めがあ れば 、「福 祉用具
貸与サ ービ ス事業 所に お けるサ ービ スプロ セス 及 び価格 設定 ガイ ドラ イ ン」( 平成
29年3月一般 社団法 人 日 本福祉 用具 供給協 会 ) 等 も参考 にし つつ説 明し ま す。
例えば 、当 該福祉 用具 の 貸与価 格が 全国平 均貸 与 価格を 超え る場合 、必 要 があれ ばそ
の 理 由 ( サ ー ビ ス 内 容 、 輸 送 コ ス ト 、 卸 業 者 の 利 用 、 等 ) を 利 用 者 に 説 明 す る ほ か 、
提案す る福 祉用具 の貸 与 価格が 全国 平均貸 与価 格 を超え る場 合でも 、上 限 の設定 以下
であれ ば介 護保険 の給 付 の対象 であ ること を説 明 します 。
b. 候補と なる 機種 につい て
利用者 に、 各機種 を貸 与 する福 祉用 具の候 補と し た理由 を説 明しま す。
説明時 には 、カタ ログ や モバイ ル機 器、実 物等 を 活用し ます 。
カタロ グや モバイ ル機 器 を用い て説 明する 際に は 、利用 者や 家族が 後に 確 認でき るよ
うに、 カタ ログの 頁数 や 型番号 、Webペ ージのURLなど を記載 しま す。
「説明 方法 」の 欄に は 、カタロ グ 、商品Webペー ジやTAISペー ジ、実物 のデモ によ る説 明など 、当 該機種 の機 能 や特徴 、全 国平均 貸与 価 格等の 説明 方法を 記載 し ます。
「採否 」の 欄には 、利 用 者が選 択し た福祉 用具 に 、○/×やレ 点を記 載し ます。
図9 「説 明方 法」 「採 否」の 記載 方法
【説明 方法 】
機種の 機能 や特徴 、全 国 平均貸 与価 格を説 明す る際に 用い た 方法を 記載
14
注意 が 必要 な場 合
a. 付属品 の扱 い
車いす 付属 品、特殊 寝台 付属品 につ いても、複数 提案を 行い ます。し たが って、提 案 す
る福祉 用具 の種目 に 、付 属品(特 殊寝台 付属 品、車いす 付属 品)が あ る 場 合は 、貸 与の候
補とな る複 数の機 種 を 記 載しま す。
本体(特 殊寝台 、車いす )に よっ ては 、付 属品が㻝機種に 定まる 場合 には 、本 体の 候補
を複数 提案 し、こ れに 対 応する 付属 品をそ れぞ れ 提示し ます 。この 場合 は 、本体 に 適 合す
る付属 品が1機種 に定 ま ってい るこ とを、「提 案 する理 由」に記 載し、利 用者に も説 明し
ます。
b. 他に流 通し てい る商品 が確認 でき ない場 合の 扱 い
他に流 通し ている 商品 が 確認で きな い場合 注 )
には 、その旨 を「提 案する 理由 」に記載 し、
利用者 に説 明しま す。
注)自 社で 当該商 品の 取 り扱い がな いとい うこ と は含み ませ ん。
なお、運 営基準 第二 百二 条には、「 指定福 祉用 具 貸与事 業者 は、利用 者の 身体の 状態 の
多様性 、変 化等に 対応 す ること がで きるよ う、で きる限 り多 くの種 類の 福 祉用具 を取 り扱
注意 が 必要 な場 合
付属品 の扱 い
車いす 付属 品、特殊 寝台 付属品 につ いても、複数 提案を 行い ます。し たが って、提 案 す
る福祉 用具 の種目 に 、付 属品(特 殊寝台 付属 品、車いす 付属 品)が あ る 場 合は 、貸 与の候
補とな る複 数の機 種 を 記 載しま す。
本体(特 殊寝台 、車いす )に よっ ては 、付 属品が㻝機種に 定まる 場合 には 、本 体の 候補
を複数 提案 し、こ れに 対 応する 付属 品をそ れぞ れ 提示し ます 。この 場合 は 、本体 に 適 合す
る付属 品が 機種 に定 ま ってい るこ とを、「提 案 する理 由」に記 載し、利 用者に も説 明し
ます。
他に流 通し てい る商品 が確認 でき ない場 合の 扱 い
他に流 通し ている 商品 が 確認で きな い場合 注 )
には 、その旨 を「提 案する 理由 」に記載 し、
利用者 に説 明しま す。
注)自 社で 当該商 品の 取 り扱い がな いとい うこ と は含み ませ ん。
なお、運 営基準 第二 百二 条には、「 指定福 祉用 具 貸与事 業者 は、利用 者の 身体の 状態 の
多様性 、変 化等に 対応 す ること がで きるよ う、で きる限 り多 くの種 類の 福 祉用具 を取 り扱
うよう にし なけれ ばな ら ない。 」と 定めら れて い ます。
15
第
3
章
「 ふくせん 福祉用具 サービス計画書(利用計画 )」同意と交付
1. 同 意と 交 付の 位置 づ け
2018年度 の介 護保険 制度 改正に より、福祉用 具貸 与計画 を作 成した 場合 に は、当該 福祉 用
具 貸 与 計 画 を 利 用 者 お よ び 当 該 利 用 者 に 係 る 介 護 支 援 専 門 員 に 交 付 し な け れ ば な ら な い こ
とにな りま した。
本会で は、福 祉用具 貸与 サービ スの 質の向 上の 観 点から、「 指定 居宅サ ー ビス等 の事 業の
人員、設備及 び運 営に 関 する基 準」に 位置 付け ら れた 福 祉用 具貸与 計画 書 に相当 する 様式と
して、「ふ くせん 福祉 用 具サー ビス 計画書 」と し て、( 基本 情報)、( 選 定提案 )、(利用
計画) の3 点を一 体的 に 運用す るこ とを推 奨し ま す。
す な わ ち 、 ① 選 定 理 由 に 繋 が る 根 拠 と な る 情 報 を ( 基 本 情 報 ) に 整 理 し 、 ② ( 選 定 提 案 )
を用い て複 数の機 種の 提 案や価 格の 説明を 行い 、③( 利用 計画 )に おい て 利用者 が「価格 の
説明 、複 数機種 の提 案を 受け 、利 用計画 に同 意し た」のち 、利用者 の署 名 、捺印を 得た 上で、
3点を 利用 者に交 付し 、 あ わせ て介 護支援 専門 員 にも交 付す ること を想 定 してい ます 。
2.
同 意 と交 付 に つ い て
2018年度 版の( 利用 計画 )では、介護 保険制 度 改 正に対 応し、同意 署名欄 の記載 を改 めて
います 。
計画書 を交 付する 際に は 、( 利用 計画 )の 内容( 貸与す る福 祉用具 の機 種 、選 定理由 、留
意点等 )につ いて 説明 を 行い、同意を 確認 しま す 。この 時に、( 利用 計画 )の前 段階で(選
定提案 )を 作成し 、内 容 の説明 を行 ったこ とに つ いて利 用者 の 同意 を得 ま す。
同意が 得ら れたら 、利用 者本人 が(利用 計画 )の 同意欄 の□ にレ点 をつ け 、同 意を 得た日
付 を 記 載 し 、 署 名 を し ま す 。 利 用 者 が 署 名 す る こ と が 難 し け れ ば 、 家 族 等 が 代 理 で 署 名 し 、
代筆者 名と その続 柄等 を 記載し ます 。
また、介 護者 は、利 用者 が福祉 用具 を利用 する 際 に見守 った り、介護 者自 身が福 祉用 具を
操作し たり する場 合が あ るため 、説 明時に はで き る限り 同席 しても ら い ま す 。
16
図10 説 明項目 のチ ェ ック欄 と署 名欄の 記載 方 法
住 所 T L A X
□
私 は 、 福 祉 用 具 サ ー ビ ス 計 画 の 内 容 に つ い て 説 明 を受 け 、 内 容 に 同 意 し 、 計 画 書 の 交 付 を受 け ま し た 。
( 続 柄 ) 代 筆 者 名 ( ) 印
事業所名 福祉用具専門相談員
月 日
□
私 は 、 貸 与 の 候 補 と な る 機 能 や 価 格 の 異 な る 複 数 の 福 祉 用 具 の 提 示 を受 け ま し た 。
署 名 印
□
私 は 、 貸 与 の 候 補 と な る 福 祉 用 具 の 全 国 平 均 貸 与 価 格 等 の 説 明 を受 け ま し た 。
日 付 年
留 意 事 項
図 説 明項目 のチ ェ ック欄 と署 名欄の 記載 方 法
住 所 T L A X
□
私 は 、 福 祉 用 具 サ ー ビ ス 計 画 の 内 容 に つ い て 説 明 を受 け 、 内 容 に 同 意 し 、 計 画 書 の 交 付 を受 け ま し た 。
( 続 柄 ) 代 筆 者 名 ( ) 印
事業所名 福祉用具専門相談員
月 日
□
私 は 、 貸 与 の 候 補 と な る 機 能 や 価 格 の 異 な る 複 数 の 福 祉 用 具 の 提 示 を受 け ま し た 。
署 名 印
□
私 は 、 貸 与 の 候 補 と な る 福 祉 用 具 の 全 国 平 均 貸 与 価 格 等 の 説 明 を受 け ま し た 。
日 付 年
留 意 事 項
交付時 に、 利用者 に対 し て、全 項目 の説明 を行 い 、 確認を しな がらチ ェッ ク し、署 名・ 捺印を いた だ く
17
付 録
付 録
1.
記 載 項 目 と 要 領
(選定 提案 )の各 項目 に ついて 、以 下のよ うに 記 載しま す。
福祉用 具が 必要な 理由 利用者 から の相談 内容 、 介護支 援専 門員か らの 依 頼内容
などを 整理 し、貸 与す る 福祉用 具を 検討す る根 拠 としま
す。
種目 13種目の 種目 名を記 載し ます。 手す りや車 いす な ど、使
用場所 を区 別する 必要 が ある場 合は 、括弧 内に 記 載しま
す。
提案品 目( 商品名 ) 候補と なる 福祉用 具の 機 種名を 記載 します 。
貸与価 格( 円) 当該の 機種 の、事 業所 に おける 貸与 価格を 記載 し ます。
全国平 均貸 与価格
(円)
当該の 機種 の、全 国平 均 貸与価 格を 記載 し ます 。
全国平 均貸 与価格 は、 厚 生労働 省の 提示す る情 報 を用い
ます。
提案す る理 由 当該の 機種 が、貸 与さ れ る福祉 用具 の候補 とし て 提案さ
れる理 由を 記載し ます 。
記載す る内 容には 、下 記 に挙げ るよ うな項 目が あ りま
す。
利用者 が困 ってい るこ と や、利 用者 の希望 、利 用 者の
状態を 踏ま えた、 当該 の 福祉用 具と の整合 利用環 境と の整合 を踏 ま えた機 能等 留意事 項等
説明方 法 候補と して 挙げら れた 福 祉用具 の説 明方法 を記 載 しま
す。
例とし て、 カタロ グ、Webページ 、TAISペ ージ 、実物 等 があり ます 。
採否 貸与が 決定 した機 種を 区 別でき るよ うに印 をつ け ます。
18
付 録
2.
「 ふ く せ ん 福 祉 用 具 サ ー ビス 計 画 書
(
選 定提 案
)
」 の 様 式
(
平成
30
年
4
月 版
)
ふ く せ ん 福 祉 用 具 サ ー ビ ス 計 画 書 ( 選 定 提 案 )
管理番号 説明日 説明担当者
認定期間 利用者名 様 M・T・S 年 月
フ リガナ 性別 生年月日 年齢 要介護度
年 月 日
居宅介護 支援事業所
担当ケアマネジャー
月 日~ 日 年
貸与を提案する福祉用具 ( / 枚)
※ 福祉用具が必要な理由(※)
(※)との 対応
種目
貸与価格(円)
提案する理由
【 説明方法】 カタロ グ Web ペー ジ TAISペー ジ 実物 等
採 否 提案品目( 商品名)
付 録
「 ふ く せ ん 福 祉 用 具 サ ー ビス 計 画 書
選 定提 案
」 の 様 式
平成
年
月 版
ふ く せ ん 福 祉 用 具 サ ー ビ ス 計 画 書 ( 選 定 提 案 )
管理番号 説明日 説明担当者
認定期間 利用者名 様 M・T・S 年 月
フ リガナ 性別 生年月日 年齢 要介護度
年 月 日
居宅介護 支援事業所
担当ケアマネジャー
月 日~ 日 年
貸与を提案する福祉用具 ( / 枚)
※ 福祉用具が必要な理由(※)
(※)との 対応
種目
貸与価格(円)
提案する理由
【 説明方法】 カタロ グ Web ペー ジ TAISペー ジ 実物 等
採 否 提案品目( 商品名)
全国平均 貸与価格(円) 機種(型式)/TAI S コード
19
付 録
3.
「 ふ く せ ん福 祉 用 具 サ ー ビス 計 画 書
(
利 用計 画
)
」 の 様 式
(
平成
30
年
4
月 版
)
ふ く せ ん 福 祉 用 具 サ ー ビ ス 計 画 書 ( 利 用 計 画 )
管理番号認定期間 フリガナ 性別 生年月日 年齢 要介護度
居宅介護 支援事業所
担当ケアマネジャー
生 活 全 般 の 解 決 す べ き 課 題 ・ ニ ー ズ
( 福 祉 用 具 が 必 要 な 理 由 )
福 祉 用 具 利 用 目 標
利用者名 様 女 M・ T・ S 年 月 日 ~
選 定 福 祉 用 具 ( レ ン タ ル ・ 販 売 ) ( / 枚) 品 目 単 位 数
選 定 理 由 機 種 ( 型 式 )
① ② ③ ④ ⑤ ⑧
留
意
事
項 ⑥
⑦
月 日
□
私 は 、 貸 与 の 候 補 と な る 機 能 や 価 格 の 異 な る 複 数 の 福 祉 用 具 の
提 示 を受 け ま し た 。
署 名 印
□
私 は 、 貸 与 の 候 補 と な る 福 祉 用 具 の 全 国 平 均 貸 与 価 格 等 の 説 明
を受 け ま し た 。
日 付 年
住 所 T L A X
□
私 は 、 福 祉 用 具 サ ー ビ ス 計 画 の 内 容 に つ い て 説 明 を受 け 、 内 容
に 同 意 し 、 計 画 書 の 交 付 を受 け ま し た 。
( 続 柄 ) 代 筆 者 名 ( ) 印
20
付 録
4.
「 ふ く せ んモ ニ タ リ ン グ シー ト
(
訪 問 確 認 書
)
」 の 様 式 ( 平 成
30
年
4
月 版 )
年 月 日
年 月 日
□ □ □ □ □ □ □ □ □ □一部達成
□ □ □一部達成
□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □
日
次 回 実 施 予 定 日 年 月 総 合 評 価
福 祉 用 具 サ ー ビ ス 計 画 の 見 直 し の
必 要 性
□ なし
□ あり 意 欲 ・ 意 向 等 の
変 化
なし
介 護 環 境 ②
( サ ー ビス 利 用 等 )・ 住 環 境 の
変 化
なし
あり あり
再検討
利 用 者 等 の 変 化
身 体 状 況 ・ A D L の 変 化
なし 介 護 環 境 ①
( 家 族 の 状 況 )の 変 化
なし
あり あり
問題なし □ 継続 □あり □ 問題あり □ ⑧
□なし □
□あり □ 問題あり □ 再検討 再検討
⑦
□なし □ 問題なし □ 継続
問題なし □ 継続 □あり □ 問題あり □ ⑥
□なし □
□あり □ 問題あり □ 再検討 再検討
⑤
□なし □ 問題なし □ 継続
問題なし □ 継続 □あり □ 問題あり □ ④
□なし □
□あり □ 問題あり □ 再検討 再検討
③
□なし □ 問題なし □ 継続
問題なし □ 継続 □あり □ 問題あり □ ②
□なし □
□あり □ 問題あり □ 再検討
再 検 討 の 理 由 等
①
□なし □ 問題なし □ 継続 利 用 福 祉 用 具 ( 品 目 ) 利 用
開 始 日
利 用 状 況 の 問 題
点 検 結 果
今 後 の 方 針 機 種 ( 型 式 )
達成 一部達成 未達成 達成 未達成 達成 未達成 達成 一部達成 未達成
福 祉 用 具 利 用 目 標
目 標 達 成 状 況
達 成 度 詳 細
利用者名 様
要介護度 認定期間
事業所住所 TL
ふくせん モニタリングシート
(訪問確認書)
~ フリガナ
居宅介護支援事業所
担当 ケアマネジャー
確認手段 訪問 電話
事業所名 福祉用具専門相談員
お話を伺った人 利用者 家族 他( )
前回実施日 管理番号
モニタリン グ実施日
付 録
「 ふ く せ んモ ニ タ リ ン グ シー ト
訪 問 確 認 書
」 の 様 式 ( 平 成
年
月 版 )
年 月 日
年 月 日
□ □ □ □ □ □ □ □ □ □一部達成
□ □ □一部達成
□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □
日
次 回 実 施 予 定 日 年 月 総 合 評 価
福 祉 用 具 サ ー ビ ス 計 画 の 見 直 し の
必 要 性
□ なし
□ あり 意 欲 ・ 意 向 等 の
変 化
なし
介 護 環 境 ②
( サ ー ビス 利 用 等 )・ 住 環 境 の
変 化
なし
あり あり
再検討
利 用 者 等 の 変 化
身 体 状 況 ・ A D L の 変 化
なし 介 護 環 境 ①
( 家 族 の 状 況 )の 変 化
なし
あり あり
問題なし □ 継続 □あり □ 問題あり □ ⑧
□なし □
□あり □ 問題あり □ 再検討 再検討
⑦
□なし □ 問題なし □ 継続
問題なし □ 継続 □あり □ 問題あり □ ⑥
□なし □
□あり □ 問題あり □ 再検討 再検討
⑤
□なし □ 問題なし □ 継続
問題なし □ 継続 □あり □ 問題あり □ ④
□なし □
□あり □ 問題あり □ 再検討 再検討
③
□なし □ 問題なし □ 継続
問題なし □ 継続 □あり □ 問題あり □ ②
□なし □
□あり □ 問題あり □ 再検討
再 検 討 の 理 由 等
①
□なし □ 問題なし □ 継続 利 用 福 祉 用 具 ( 品 目 ) 利 用
開 始 日
利 用 状 況 の 問 題
点 検 結 果
今 後 の 方 針 機 種 ( 型 式 )
達成 一部達成 未達成 達成 未達成 達成 未達成 達成 一部達成 未達成
福 祉 用 具 利 用 目 標
目 標 達 成 状 況
達 成 度 詳 細
利用者名 様
要介護度 認定期間
事業所住所 TL
ふくせん モニタリングシート
(訪問確認書)
~ フリガナ
居宅介護支援事業所
担当 ケアマネジャー
確認手段 訪問 電話
事業所名 福祉用具専門相談員
お話を伺った人 利用者 家族 他( )
前回実施日 管理番号
モニタリン グ実施日
( / 枚)
21
㻌
「 福 祉 用 具 の適 切 な 貸 与 に 関 す る普 及 啓 発 事 業 」 検 討体 制
(平成30年3月 末現在 ) 【検討 委員 会】
委員 ※五十 音順 、 敬称略 ◎は委 員長 、 ○は副 委員 長
伊藤 広成 一般社 団法 人日本 福祉 用 具供給 協会 事務 局次 長
梶 友希 乃 世田谷 区 高齢福 祉部 介 護保険 課 保険給 付係
久留 善武 一般社 団法 人シル バー サ ービス 振興 会 事 務局 長
五島 清国 公益財 団法 人テク ノエ イ ド協会 企 画部長
◎ 白澤 政和 桜美林 大学 大学院 老年 学 研究科 教 授
濵田 和則 一般社 団法 人日本 介護 支 援専門 員協 会 副 会長
〇 東畠 弘子 国際医 療福 祉大学 大学 院 教授
肥後 一也 株式会 社カ クイッ クス ウ ィング 鹿 児島営 業所 課長
松井 一人 公益社 団法 人日本 理学 療 法士協 会 理事
山下 和洋 株式会 社ヤ マシタ コー ポ レーシ ョン 代表 取締 役
〇 渡邉 愼一 一般社 団法 人日本 作業 療 法士協 会 制 度対 策部
福祉用 具対 策委員 長
渡邊 英和 株式会 社フ ジック スハ ー トフル 代 表取締 役
オブザ ーバ ー
小林 毅
平嶋 由人
厚生労 働省 老健局 高齢 者 支援課 福 祉用具 ・住 宅 改修指 導官
厚生労 働省 老健局 高齢 者 支援課 福 祉用具 ・住 宅 改修係 長
岩元 文雄 一般社 団法 人全国 福祉 用 具専門 相談 員協会 理 事 長
【事務 局】
山本 一志 一般社 団法 人全国 福祉 用 具専門 相談 員協会 事 務 局長
中村 一男 一般社 団法 人全国 福祉 用 具専門 相談 員協会 事 務 局
柳田 磨利 子 一般社 団法 人全国 福祉 用 具専門 相談 員協会 事 務 局
三井 裕代 一般社 団法 人全国 福祉 用 具専門 相談 員協会 事 務 局
江崎 郁子 エム・ア ール・ア イ リ サ ーチア ソシ エイツ 株式 会 社 社 会公 共政策 部
今野 亜希 子 エム・ア ール・ア イ リ サ ーチア ソシ エイツ 株式 会 社 社 会公 共政策 部
23
㻌
平成 年度老人保健事業推進費等補助金
福祉用具の適切な貸与に関する普及啓発事業
「ふくせん福祉用具サービス計画書(選定提案)作成ガイドライン」
平成 年 月
一般社団法人全国福祉用具専門相談員協会
〒 東京都港区三田
T L: AX: