HL7 message of HIS , RIS and PACS
rev.
2012
日本IHE協会 接続性検証委員会
塩川 康成
上級医療情報技師 S20070007
AJS株式会社
（原典：窪田 寛之
コニカミノルタMG株式会社）
Jul.25 2012
2
Contents
•
SWF/PIR基本編
–
IHE Profile
–
SWF Actors & Transactions
•
IHE-J
–
IHE-Jコネクタソン2012
•
Messages
–
OMG放射線検査依頼メッセージ
–
OMGとORMの差異
–
ORG 放射線検査依頼応答メッセージ
–
OMI 放射線検査通知メッセージ
–
OMIとORMの差異
–
ORI 放射線検査通知応答メッセージ
–
ORU 患者到着通知メッセージ
–
OMI 放射線検査通知メッセージ
–
ORI 放射線検査通知応答メッセージ
•
Segments
–
MSH Segment
–
PID Segment
–
PV1 Segment
–
ORC Segment
–
TQ1 Segment
–
OBR Segment
–
IPC Segment
–
OBX Segment
–
MSA Segment
–
ERR Segment
–
ZE1 Segment
–
ZE2 Segment
•
Fields
–
PID-3 患者ID
–
PID-5 患者名
–
PID-11 患者住所
–
PID-13 電話番号－自宅
＆ PID-14 電話番号－勤務先
–
ORC-12 依頼者
–
ORC-13 入力場所
–
ORC-17 入力組織
–
OBR-4 汎用サービスID
–
MSA-2 メッセージ制御ID
–
ERR-3 HL7エラーコード
•
コネクタソン2012方針
–
昨年度からの変更点
–
審査内容
–
メッセージ共通
–
OBXとZE1関連の注意事項
4
IHE Profile
•
SWF（Scheduled Workflow）
–
翻訳名：通常運用ワークフロー
–
放射線検査に関わるシステム間で患者情報やオーダ情報を持ち回り、撮影終了までのライフサイ
クルを管理する。IHE-Jコネクタソン2006より実施情報の報告が追加。
–
2010年よりADTを省略し、オーダ受信からシナリオ開始とします。
•
PIR（Patient Information Reconciliation）
–
翻訳名：患者情報の整合性確保
–
匿名で撮影された患者等に対し、患者IDをキーにした連携で患者情報（患者名、性別、生年月日）
をシステム間で同一の状態に保つ。
HIS
（ADT）
HIS
（OP）
RIS
（DSS/OF）
PACS
（IM/IA）
新しい 患者情報HIS
（ADT）
HIS
（OP）
RIS
（DSS/OF）
PACS
（IM/IA）
モダリティ
（AM）
患者情報 患者情報 オーダ情報 オーダ情報 患者情報 患者情報 オーダ情報 画像情報 新しい 患者情報 新しい 患者情報ADT：Admission Discharge Transfer OP：Order Placer
DSS：Department System Scheduler OF：Order Filler IM：Image Manager IA：Image Archive AM：Acquisition Modality 実施報告 患者到着 ２０１１ PIRは審査対象 外になります。 ２０１１ ADTからの患者 情報連携は省略 します。 ２０１１ PIDセグメントか ら患者情報取得 をお願いします。
5
SWF – Actors & Transactions
ADT OP DSS/OF IM/IA /PPSM AM Patient Registration ［RAD-1］ 患者登録 オーダ入力 Procedure Scheduled［RAD-4］ Register/Admit Patient Patient Registration［RAD-1］ 患者登録通知 患者登録通知 Create Order
Placer Order Management New［RAD-2］
オーダ発行
Schedule Procedure and/or Assign Protocol
Query Modality Worklist［RAD-5］
ワークリストの取得
Modality Procedure Step In Progress［RAD-6］
Modality Procedure Step In Progress［RAD-6］
Modality Procedure Step Completed［RAD-7］ Modality Procedure Step
Completed［RAD-7］ Storage Commitment ［RAD-10］ Instance Availability Notification［RAD-49］ 検査開始 検査終了 撮影実施 検査開始 Perform Acquisition
Modality Images Stored ［RAD-8］
検査終了
Order Status Update ［RAD-3］
保存委託 画像可用通知
患者到着通知
Order Status Update ［RAD-3］ 実施結果報告 ２０１１ ADTからの患者 情報連携は省略 します。 ２０１０ PIDセグメントか ら患者情報取得 をお願いします。 ２０１１ PIDセグメントか ら患者情報取得 をお願いします。 手続き予約とプロトコル割当 予約された手続き
7
IHE-Jコネクタソン2012
•
Reference Documents
– JAHIS放射線データ交換規約（最新版）
※以下の説明は1.Xからの比較
•
DSS/OFとIM/IA間のオーダ通知メッセージとDSS/OFとOP間の検査実施報告メッセージが収
録された。
•
HL7v2.5で増えたセグメント毎、フィールド毎、型毎の網羅的な説明がある。
•
OP-DSS/OF間、DSS/OF-IM/IA間のメッセージサンプルも豊富に掲載。
– HL7 Messaging Standard V2.5
•
IHE-Jでメッセージの必須セグメント／フィールドを設定している＆JAHIS放射線データ交換規
約に訳付きで転記してあるため、基本的に参照不要。
– 日本 IHE 協会 放射線検査 審査基準
•
日本IHE協会より2011年よりテクニカルフレームワークを補間する審査基準を公開しており、
JAHISデータ交換規約と併せて参照するとよい。
•
Validation Tools
– HL7 & DICOM Interoperability Testing Tool
•
SWF/PIRシナリオでOP/OF/IMの評価が行えるHL7v2.5対応のツール。IHE-Jコネクタソン
2006より配布。2012ではHL7のチェックレベルをより細かく設定する予定です。
9
OMG放射線検査依頼メッセージ
•
OMGメッセージ
–
HL7 v2.5で新設された一般オーダメッセージ
•
放射線オーダに限らず、検査オーダ一般に利用可能なメッセージ
•
数量／タイミングを格納するTQ1セグメントが追加。
•
OBRセグメントの省略が不可なため、ORC(NW)に対しても記述が必要。
•
患者プロファイル情報、検査指示情報、などを示す ＯＢＸ についてはＯＲＣ
（ＰＡ/ＣＨ）に対して設定可能
•
イベント番号はO19のみ。
MSH PID PV1 ORC TQ1 OBR OBX 【基本形】 NWとPAとCHで 繰り返し。CHは 複数設定可。 MSH|^~¥&|HIS||RIS||20050120012345||OMG^O19^OMG_O19|mn12345|P|2.5||||||ASCII~ISO IR87||ISO 2022-1994<cr> PID|||9753111111^^^^PI||フクオカ^チヒロ^^^^^L^P~福岡^千尋^^^^^L^I||19801021|F|||東京都港区虎ノ門１－１９－９^^^^105-0001^^H|| 03-3506-8010^PRN^PH<cr> PV1|1|I|E02^21^^^^N||||223344^田中^一郎^^^^^^^L^^^^^I|||04<cr> ORC|NW|200501200050000|||||||20050120165030|334455^高橋^和夫^^^^^^^L^^^^^I||334455^高橋^和夫^^^^^^^L^^^^^I|04^^^^^C||||04^循環器科^JSHR<cr> TQ1|1||||||||R<cr> OBR|1|200501200050000||3000100000000000^Ｘ線血管撮影^JJ1017-16P|||200501211650|||||||||334455^高橋^和夫^^^^^^^L^^^^^I|||||||||O|||||CART<cr> ORC|PA|200501200050000|||||||20050120165030|334455^高橋^和夫^^^^^^^L^^^^^I||334455^高橋^和夫^^^^^^^L^^^^^I|04^^^^^C||||04^循環器科^JSHR<cr> TQ1|1||||||||R<cr> OBR|1|2005012000500||3000100000000000^Ｘ線血管撮影^JJ1017-16P|||200501211650|||||||||334455^高橋^和夫^^^^^^^L^^^^^I|||||||||O|||||CART <cr> OBX|1|NM|01-01^身長^JSHR ||170.3|cm^cm^SI|||||F<cr> OBX|2|NM|01-02^体重^JSHR ||65.7|kg^kg^SI|||||F<cr> ORC|CH|200501200050001||||||200501200050000|20050120165030|334455^高橋^和夫^^^^^^^L^^^^^I||334455^高橋^和夫^^^^^^^L^^^^^I|04^^^^^C|||| 04^循環器科^JSHR<cr> TQ1|1||||||||R<cr> OBR|1|200501200050001||30001004620000000000010000000000^肺動脈.Ｘ線血管撮影^JJ1017-32|||200501211650||||||||| 334455^高橋^和夫^^^^^^^L^^^^^I|||||||||O||||200501200050000|CART<cr> OBX|1|ZRD|30001004620000000000010000000000&MED^肺動脈.Ｘ線血管撮影&使用薬剤^JJ1017-32||3003^イオメロン350 100ml^JSHR||||||O<cr> 【メッセージサンプル】 ※セグメントレコードが途中改行されているのはスペースの問題です。10
OMGとORMの差異
•
変更箇所
–
ほとんどなし、TQ1追加
MSH PID PV1 ORC TQ1 OBR OBX MSH PID PV1 ORC OBR OBX OMGORM SeqOBR-4 Element NameUniversal Service Identifier Shall ContainUniversal Service Identifier 訳名汎用コード（JJ1017ver3.0） OptionR OBR-27 Quantity/Timing Quantity/Timing 優先度 R
Seq Element Name Shall Contain 訳名 Option
OBR-4 Universal Service Identifier Universal Service Identifier 汎用コード（JJ1017ver3.0） R TQ1-9 Priority Priority 優先度 R
11
ORG 放射線検査依頼応答メッセージ
•
ORGメッセージ
–
HL7 v2.5で新設された一般オーダ応答メッセージ
•
HL7v2.31のORRメッセージとの差異は少ない。
•
AA：成功、AR：拒絶、AE：失敗で応答を返す。
•
イベント番号はO20のみ。
MSH MSA 【基本形】 ERR MSH|^~¥&|RIS||HIS||20050120012345||ORG^O20^ORG_O20|nm23456|P|2.5||||||ASCII~ISO IR87|| ISO 2022-1994 <cr> MSA|AA|mn12345 <cr> 【メッセージサンプル（成功）】 MSH|^~¥&|RIS||HIS||20050120012345||ORG^O20^ORG_O20|nm23456|P|2.5||||||ASCII~ISO IR87|| ISO 2022-1994 <cr> MSA|AR|mn12345 <cr> ERR|||207^アプリケーション内部エラー|E|||DBへの登録に失敗しました。時間を置いて再送してください。|HD <cr> 【メッセージサンプル（拒否）】 MSH|^~¥&|RIS||HIS||20050120012345||ORG^O20^ORG_O20|nm23456|P|2.5||||||ASCII~ISO IR87|| ISO 2022-1994 <cr> MSA|AE|mn12345 <cr> ERR|||102^データ型エラー|E|||OBR-4がフォーマットエラーです。確認してください。|HD <cr> 【メッセージサンプル（失敗）】 OP DSS/OF OMG OP DSS/OF OMG OP DSS/OF OMG ORG(AA) ORG(AR) ORG(AE) ※送り手のメッセージに問題があるため、修正しない限り、再送をしてもAAが返ることはない ※資源不足やシステムビジーなど受け手に問題があるため、再送をすればAAが返ることもある ※セグメントレコードが途中改行されて いるのはスペースの問題です。12
OMI 放射線検査通知メッセージ
•
OMIメッセージ
–
HL7 v2.5で新設された画像オーダメッセージ
•
DSS/OFがAM向けに発行したDICOM MWMの情報をHL7でIM/IAに送るためのメッセージ
•
OMGメッセージと同様に数量／タイミングを格納するTQ1セグメントが追加。
•
OMIメッセージでは新たにDICOM情報を格納するIPCセグメントが追加。
•
OBRセグメントの省略が不可なため、ORC(NW)に対しても記述が必要。
•
患者プロファイル情報などを示す ＯＢＸ についてはＯＲＣ（ＰＡ）に対して設定可能。
•
イベント番号はO23のみ。
•
必須フィールド以外は IMにて必要とする情報をDSS/OFから通知する。
MSH PID PV1 ORC TQ1 OBR IPC 【基本形】 【メッセージサンプル】 MSH|^~¥&|RIS||PACS||20050120012345||OMI^O23^OMI_O23|mn12345|P|2.5||||||ASCII~ISO IR87||ISO 2022-1994<cr> PID|||1234567890^^^^PI||東京^太郎^^^^^L^I~トウキョウ^タロウ^^^^^L^P~TOUKYOU^TAROU^^^^^L^A||19501214|M||| 東京都港区虎ノ門１－１９－９^^^^105-0001^^H ||03-5569-3150^PRN^PH<cr> PV1|1|O|01^^^^^C||||445566^大阪^花子^^^^^^^L^^^^^I|||01|||||A5<cr> ORC|NW|200501200010000|||||||20050120091530|||445566^大阪^花子^^^^^^^L^^^^^I|01^^^^^C||||01^内科^JSHR <cr> TQ1|1||||||||R<cr> OBR|1|200501200010000||1000000000000000^Ｘ線単純撮影^JJ1017-16P|||200501201010|||||||||445566^大阪^花子^^^^^^^L^^^^^I|||||||||O|||||WALK <cr> IPC|A200501200010000||1.2.392.1114.2004.543233.1||CR<cr> ORC|PA|200501200010000|||||||20050120091530|||445566^大阪^花子^^^^^^^L^^^^^I|01^^^^^C||||01^内科^JSHR <cr> TQ1|1||||||||R<cr> OBR|1|200501200010000||1000000000000000^Ｘ線単純撮影^JJ1017-16P|||200501201010|||||||||445566^大阪^花子^^^^^^^L^^^^^I|||||||||O|||||WALK <cr> OBX|1|NM|01-01^身長^JSHR ||170.3|cm^cm^SI|||||F<cr> OBX|2|NM|01-02^体重^JSHR ||65.7|kg^kg^SI|||||F<cr> IPC|A200501200010000||1.2.392.1114.2004.543233.1||CR<cr> ORC|CH|200501200010001||||||200501200010000|20050120091530|||445566^大阪^花子^^^^^^^L^^^^^I|01^^^^^C||||01^内科^JSHR <cr> TQ1|1||||||||R<cr> OBR|1|200501200010001||10000002000002000000010000000000^胸部.Ｘ線単純撮影.正面(A→P)^JJ1017-32|||200501201010||||||||| 445566^大阪^花子^^^^^^^L^^^^^I|||||||||O||||200501200010000|WALK<cr> IPC|A200501200010000||1.2.392.1114.2004.543233.1||CR<cr> ORC|CH|200501200010002||||||200501200010000|20050120091530|||445566^大阪^花子^^^^^^^L^^^^^I|01^^^^^C||||01^内科^JSHR <cr> TQ1|1||||||||R<cr> OBR|1|200501200010002||10000002000006000000010000000000^胸部.Ｘ線単純撮影.側面(L→R)^JJ1017-32|||200501201010||||||||| 445566^大阪^花子^^^^^^^L^^^^^I|||||||||O||||200501200010000|WALK<cr> IPC|A200501200010000||1.2.392.1114.2004.543233.1||CR<cr> NWとPAとCHで 繰り返し。CHは 複数設定可。 OBX ※セグメントレコードが途中改行されているのはスペースの問題です。13
OMIとORMの差異
•
変更箇所
–
TQ1とIPCセグメントが追加され、ZDSセグメントの使用廃止。
•
利点
–
OBR-18～21のフィールドが有効に使える。
–
ZDSのような1フィールドだけのセグメントの使用が不要
–
OBXによる汎用的なセグメントと異なり、システム間で取り決め不要。
MSH PID PV1 ORC TQ1 OBR IPC MSH PID PV1 ORC OBR ZDS OMI ORMSeq Element Name Shall Contain 訳名 Option
OBR-4 Universal Service Identifier Universal Service Identifier 汎用コード（JJ1017ver3.0） R TQ1-9 Priority Priority 優先度 R IPC-1 Accession Identifier Accession Number 受付番号 R IPC-2 Requested Procedure ID Requested Procedure ID 要求手続きID O IPC-3 Study Instance UID Study Instance UID 検査インスタンスUID R IPC-4 Scheduled Procedure Step ID Scheduled Procedure Step ID 予約済手続きステップID O IPC-5 Modality Modality モダリティ R IPC-6 Protocol Code Protocol Code プロトコルコード O IPC-7 Scheduled Station Name Scheduled Station Name 予約済ステーション名 O IPC-8 Scheduled Procedure Step Location Scheduled Procedure Step Location 予約済手続きステップ場所 O IPC-9 Scheduled AE Title Scheduled AE Title 予約済AEタイトル O
Seq Element Name Shall Contain 訳名 Option
OBR-4 Universal Service Identifier Universal Service Identifier 汎用コード（JJ1017ver3.0） R OBR-15 Specimen Source Specimen Source 手技／部位／方向 O OBR-18 Placer Field 1 Accession Number 受付番号 O OBR-19 Placer Field 2 Requested Procedure ID 要求手続きID O OBR-20 Filler Field 1 Scheduled Procedure Step ID 予約済手続きステップID O OBR-24 Diagnostic Service Section ID DICOM Modality モダリティ O OBR-27 Quantity/Timing Quantity/Timing 優先度 R OBR-44 Procedure Code Procedure Code 手続きコード O ZDS-1 Study Instrance UID Study Instrance UID 検査インスタンスUID R
OBX OBX
14
ORI 放射線検査通知応答メッセージ
•
ORIメッセージ
–
HL7 v2.5で新設された画像オーダ応答メッセージ
•
HL7v2.31のORRメッセージとの差異は少ない。
•
AA：成功、AR：拒絶、AE：失敗で応答を返す。
•
イベント番号はO24のみ。
MSH MSA 【基本形】 ERR MSH|^~¥&|PACS||RIS||20050120012345||ORI^O24^ORI_O24|nm23456|P|2.5||||||ASCII~ISO IR87|| ISO 2022-1994 <cr> MSA|AA|mn12345 <cr> 【メッセージサンプル（成功）】 MSH|^~¥&|PACS||RIS||20050120012345||ORI^O24^ORI_O24|nm23456|P|2.5||||||ASCII~ISO IR87|| ISO 2022-1994 <cr> MSA|AR|mn1245 <cr> ERR|||207^アプリケーション内部エラー|E|||DBへの登録に失敗しました。時間を置いて再送してください。|HD <cr> 【メッセージサンプル（拒否）】 MSH|^~¥&|PACS||RIS||20050120012345||ORI^O24^ORI_O24|nm23456|P|2.5||||||ASCII~ISO IR87|| ISO 2022-1994 <cr> MSA|AE|mn12345 <cr> ERR|||102^データ型エラー|E|||OBR-4がフォーマットエラーです。確認してください。|HD <cr> 【メッセージサンプル（失敗）】 DSS/OF IM/IA OMI DSS/OF IM/IA OMI DSS/OF IM/IA OMI ORI(AA) ORI(AR) ORI(AE) ※送り手のメッセージに問題があるため、修正しない限り、再送をしてもAAが返ることはない ※資源不足やシステムビジーなど受け手に問題があるため、再送をすればAAが返ることもある ※セグメントレコードが途中改行されて いるのはスペースの問題です。15
ORU 患者到着通知メッセージ
•
ORUメッセージ（RIS
→HIS）
–
患者到着通知メッセージ
•
DSS/OFがOPに患者受付を通知するメッセージ。
•
わが国では ADT A10を用いず、ORU/ACKメッセージで
患者到着を通知する。
MSH PID PV1 ORC 【基本形】 OBR 【メッセージサンプル】 MSH|^~¥&|RIS||HIS||20040108110000||ORU^R01^ORU_R01|20040108000031000|P|2.5||||||ASCII~ISO IR87||ISO 2022-1994 <cr> PID|||1234567890^^^^PI||東京^太郎^^^^^L^I~トウキョウ^タロウ^^^^^L^P~TOUKYOU^TAROU^^^^^L^A||19501214|M||| 東京都港区虎ノ門１－１９－９^^^^105-0001^^H || 03-5569-3150^PRN^PH<cr> PV1|1|O|01^^^^^C<cr> ORC|OK|200401080000100|||||||20040108110000|||112233^中田^隆^^^^^^^L^^^^^I |10^^^^^C||||01^内科^JSHR <cr> OBR|1|20040108000010000||1210000000000000^Ｘ線単純撮影^JJ1017-16P|||200301201030|||||||||112233^中田^隆^^^^^^^L^^^^^I |||||||||I|||||WALK <cr> ※セグメントレコードが途中改行されて いるのはスペースの問題です。16
OMI 放射線検査実施情報
•
OMIメッセージ（RIS
→HIS）
– HL7 v2.5で新設された画像オーダメッセージを実施情報に拡張
• DSS/OFがOPに放射線検査実施情報を送るメッセージ。
• DSS/OFがOP向けに発行したDICOM MWMの情報をHL7でOPに送ることも可能
• OMI（RIS
→PACS）メッセージにZE1、ZE2（実施情報セグメント）を追加
• ZE1、ZE2セグメントは実施情報の性質に合わせ、OBRのPA、CHのどちらかに属する
• 検査指示、患者プロファイル情報などを示す ＯＢＸ についてはＯＲＣ（ＰＡ）に対して設定可能
• イベント番号はZ23
MSH PID PV1 ORC TQ1 OBR ZE1 【基本形】 【メッセージサンプル】 MSH|^~¥&|RIS||HIS||20050120012345||OMI^Z23^OMI_Z23|mn12345|P|2.5||||||ASCII~ISO IR87||ISO 2022-1994<cr> PID|||1234567890^^^^PI||東京^太郎^^^^^L^I~トウキョウ^タロウ^^^^^L^P~TOUKYOU^TAROU^^^^^L^A||19501214|M||| 東京都虎ノ門1-19-9^^^^1050001^^H||03-5569-3150^PRN^PH<cr> PV1|1|O|01^^^^^C||||112233^中田^隆^^^^^^^L^^^^^I|||01^^^^^C <cr> ORC|NW|200501200010000|||||||20050120101010|||112233^中田^隆^^^^^^^L^^^^^I|01^^^^^C||||01^内科^JSHR <cr> TQ1|1||||||||R<cr> OBR|1|200501200010000||1000000000000000^Ｘ線単純撮影^JJ1017-16P|||200501201020|||||||||112233^中田^隆^^^^^^^L^^^^^I|||||||||F|||||WALK <cr> IPC|A200501200010000||1.2.392.1114.2004.543233.1||CR<cr> ORC|PA|200501200010000|||||||20050120101010|||112233^中田^隆^^^^^^^L^^^^^I|01^^^^^C||||01^内科^JSHR <cr> TQ1|1||||||||R<cr> OBR|1|200501200010000||1000000000000000^Ｘ線単純撮影^JJ1017-16P|||200501201020|||||||||112233^中田^隆^^^^^^^L^^^^^I|||||||||F|||||WALK <cr> OBX|1|NM|01-01^身長^JSHR ||170.3|cm^cm^SI|||||F<cr> OBX|2|NM|01-02^体重^JSHR ||65.7|kg^kg^SI|||||F<cr> IPC|A2005012000010000||1.2.392.1114.2004.543233.1||CR<cr> ORC|CH|200501200010001||||||2005012000010000|20050120101010|||112233^中田^隆^^^^^^^L^^^^^I|01^^^^^C||||01^内科^JSHR <cr> TQ1|1||||||||R<cr> OBR|1|200501200010001||10000002000002000000010000000000^胸部.Ｘ線単純撮影.正面(A→P)^JJ1017-32|||200501201020||||||||| 112233^中田^隆^^^^^^^L^^^^^I|||||||||F||||2005012000010000|WALK<cr> ZE1|1|RS|10000002000002000000010000000000^胸部.Ｘ線単純撮影.正面(A→P)^JJ1017-32|||TC-01＾EM-01|556677^田中^一^^^^^^^L^^^^^I|DE-01| 1001^半切^L^1^SHT&枚&MR9P^1<cr> ZE2|1|60^kV|200^mA||0.04^s<cr> IPC|A200501200010000||1.2.392.1114.2004.543233.1||CR<cr> ORC|CH|200501200010002||||||2005012000010000|20050120101010|||112233^中田^隆^^^^^^^L^^^^^I|01^^^^^C||||01^内科^JSHR <cr> TQ1|1||||||||R<cr> OBR|1|200501200010002||10000002000006000000010000000000^胸部.Ｘ線単純撮影.側面(L→R)^JJ1017-32|||200501201020||||||||| 112233^中田^隆^^^^^^^L^^^^^I|||||||||F||||2005012000010000|WALK<cr>ZE1|1|RS|10000002000006000000010000000000^胸部.Ｘ線単純撮影.側面(L→R)^JJ1017-32|||TC-01＾EM-01 |556677^田中^一^^^^^^^L^^^^^I|DE-01| 1001^半切^L^1^SHT&枚&MR9P^1<cr> ZE2|1|60^kV|200^mA||0.04^s<cr> IPC|A200501200010000||1.2.392.1114.2004.543233.1||CR<cr> ZE2 IPC OBX ※セグメントレコードが途中改行されて いるのはスペースの問題です。 NWとPAとCHで 繰り返し。CHは 複数設定可。
17
OMI（RIS
→PACS）との差異
•
追加箇所
–
ZE1、ZE2セグメントが追加。
•
利点
–
OMIメッセージを拡張することによりPACSへ通知される画像情報（検査インスタンスUID等）
IPCセグメントをHISへ通知することが可能。これによりHISよりPACSへの画像情報がDICOM
で呼び出すことも可能。
–
実施情報（診療会計情報を含む）を追加セグメントZE1内に設定することで医事会計システム
へ情報を連携させることが可能。
–
実施情報（曝射情報を含む）を追加セグメントZE2内に設定することで電子カルテシステム上
での曝射情報を管理することが可能。
MSH PID PV1 ORC TQ1 OBR IPC RIS→PACS RIS→HIS MSH PID PV1 ORC TQ1 OBR ZE1 ZE2 IPC OMI MSHは送信施設など若干異なるのみ PID、PV1、ORC、OBRはRIS→PACSと同様 IPCはRIS→PACSと同様（※） 診療会計情報も含む実施情報のセグメントが追加 曝射情報も含む実施情報のセグメントが追加 OBR OBR18
ORI 放射線検査実施情報応答メッセージ
•
ORIメッセージ
–
HL7 v2.5で新設された画像オーダ応答メッセージと同様
•
HL7v2.31のORRメッセージとの差異は少ない。
•
AA：成功、AR：拒絶、AE：失敗で応答を返す。
•
イベント番号はO24のみ。
MSH MSA 【基本形】 ERR MSH|^~¥&|RIS||HIS||20050120012345||ORI^O24^ORI_O24|nm23456|P|2.5||||||ASCII~ISO IR87|| ISO 2022-1994 <cr> MSA|AA|mn12345 <cr> 【メッセージサンプル（成功）】 MSH|^~¥&|RIS||HIS||20050120012345||ORI^O24^ORI_O24|nm23456|P|2.5||||||ASCII~ISO IR87|| ISO 2022-1994 <cr> MSA|AR|mn12345 <cr> ERR|||207^アプリケーション内部エラー|E|||DBへの登録に失敗しました。時間を置いて再送してください。|HD <cr> 【メッセージサンプル（拒否）】 MSH|^~¥&|RIS||HIS||20050120012345||ORI^O24^ORI_O24|nm23456|P|2.5||||||ASCII~ISO IR87|| ISO 2022-1994 <cr> MSA|AE|mn12345 <cr> ERR|||102^データ型エラー|E|||OBR-4がフォーマットエラーです。確認してください。|HD <cr> 【メッセージサンプル（失敗）】 DSS/OF HIS OMI DSS/OF HIS OMI DSS/OF HIS OMI ORI(AA) ORI(AR) ORI(AE) ※送り手のメッセージに問題があるため、修正しない限り、再送をしてもAAが返ることはない ※資源不足やシステムビジーなど受け手に問題があるため、再送をすればAAが返ることもある20
MSH Segment
•
セグメントの用途
–
ADT/ACK/OMG/ORG/OMI/ORIのメッセージヘッダ。文字コードやHL7バージョン等を指定する。
•
必須項目/推奨項目
–
MSH-1 フィールド区切り文字 MSH-2 コード化文字
•
固定値（|） 固定値（^~¥& ）
–
MSH-3/5 送信／受信アプリケーション
•
アプリケーションを特定できる一意な名称を記載する。
–
MSH-7 メッセージ日付/時間
•
メッセージを送信した日時を記載する。
–
MSH-9 メッセージ型
•
メッセージ型とイベントタイプ型を記載する
（ex.ADT^A08^ADT_A01）
–
MSH-10 メッセージ制御ID
•
メッセージを
一意に特定する
IDを記載する。
–
MSH-11 処理ID
•
運用ではProduction（P）を記載する。
–
MSH-12 バージョンID
•
固定値（2.5）
–
MSH-18 文字コード
•
IHE-Jでは固定値（ASCII~ISO IR87）
SEQ LEN DT OPT Japan RP/# TBL# ITEM # ELEMENT NAME NOTE
1 1 ST R R 00001 Field Separator フィールド区切文字 2 4 ST R R 00002 Encoding Characters コード化文字 3 227 HD O O 00003 Sending Application 送信アプリケーション 4 227 HD O O 00004 Sending Facility 送信施設 5 227 HD O O 00005 Receiving Application 受信アプリケーション 6 227 HD O O 00006 Receiving Facility 受信施設 7 26 TS O R 00007 Date/Time Of Message メッセージ日付/時間 8 40 ST O O 00008 Security セキュリティ 9 15 MSG R R 00009 Message Type メッセージ型
10 20 ST R R 00010 Message Control ID メッセージ制御ID
11 3 PT R R 00011 Processing ID 処理ID
12 60 VID R R 00012 Version ID バージョンID
13 15 NM O O 00013 Sequence Number シーケンス番号
14 180 ST O O 00014 Continuation Pointer 継続ポインタ
15 2 ID O O 00015 Accept Acknowledgment Type 受諾肯定応答型
16 2 ID O O 00016 Application Acknowledgment Type アプリ肯定応答型
17 3 ID O N 00017 Country Code 国コード 18 16 ID O R Y 00692 Character Set 文字セット ２０１１ 1秒1メッセージは考え にくいので、日時だけ の制御IDはNG
21
PID Segment
•
セグメントの用途
– 患者識別情報（患者IDや名前、性別、生年月日、住所や連絡先等）を表す。
•
必須項目/推奨項目
– PID-3 患者ID
•
繰り返し可能だが、IHE-Jでは１番目の値を患者IDとして
識別する。
– PID-5 患者名
•
第1成分：姓と第2成分：名を基本として用いる。
•
第7成分：名前タイプコードは戸籍上の名前（L）を必須とする。
•
第8成分：名前表示コードはOMGでは表音文字（P）を必須
とし
OMIでは加えて英数字（A）を必須とする
。
表意文字（I）は任意とする。
•
繰り返しの出現順位は任意
であり、名前タイプコードと名前
表示コードから判断する。
– PID-7 生年月日
•
西暦で年月日の区切りはなし（8桁）で用いる。（ex.19771223）
※PID-5の名前タイプコードと名前表示コード、XPN型の詳細は後述–
PID-8 性別
•
男性（M）、女性（F）のいずれかを必須で記載
する。
–
PID-11 患者住所
•
第5,7,8成分に記載があること
–
PID-13 電話番号－自宅
•
第2,3,12成分に記載があること
OFはIMに送付する際にはOPの情報を継承する PID-3,5,7,8,11,13SEQ LEN DT OPT Japan RP/# TBL# ITEM # ELEMENT NAME NOTE
1 4 SI O O 00104 Set ID - Patient ID セットID－患者ID
2 20 CX B B 00105 Patient ID (External ID) 患者ID(外部ID) 3 250 CX R R Y 00106 Patient ID (Internal ID) 患者ID(内部ID) 4 20 CX B B Y 00107 Alternate Patient ID - PID 代替患者ID
5 250 XPN R R Y 00108 Patient Name 患者氏名
6 250 XPN O N Y 00109 Mother's Maiden Name 母親の旧姓
7 26 TS O R 00110 Date/Time of Birth 生年月日年齢
8 1 IS O R 00111 Sex 性別
9 250 XPN B N Y 00112 Patient Alias 患者別名
10 250 CWE O N Y 00113 Race 人種
11 250 XAD O O Y 00114 Patient Address 患者住所
12 4 IS B N 00115 County Code 郡コード
22
PV1 Segment
•
セグメントの用途
– 患者来院情報（入外区分や患者の所在等）を表す。放射線部門ではPV1-2患者クラスで
入外区分、PV1-10で診療科コード（病院サービスとして）を記載する。
•
必須項目/推奨項目
– PV1-2 患者クラス
•
入院=Inpatient（I）と外来=Outpatient（O）のいずれかを記載する。
– PV1-10 病院サービス（診療科コード）
•
診療科コードを設定する。 ※設定マスタ内容については後述する。
SEQ LEN DT OPT Japan RP/# TBL# ITEM # ELEMENT NAME NOTE
1 4 SI O N 00131 Set ID - Patient Visit セットID－来院
2 1 IS R R 00132 Patient Class 患者クラス
3 80 PL O O 00133 Assigned Patient Location 患者所在場所
4 2 IS O O 00134 Admission Type 入院タイプ
5 250 CX O N 00135 Preadmit Number 仮入院番号
6 80 PL O N 00136 Prior Patient Location 患者の以前の所在
7 250 XCN O O Y 00137 Attending Doctor 主治医
8 250 XCN O O Y 00138 Referring Doctor 紹介医師
9 250 XCN O O Y 00139 Consulting Doctor コンサルタント医師
23
ORC Segment
•
セグメントの用途
–
OMG/OMIメッセージの共通オーダ内容を通知するために用いられる。
•
必須項目/推奨項目
–
ORC-1 オーダ制御
•
オーダ発行（NW）、オーダ取消（CA）、親子関係の親（PA）、子（CH）を記載する。
–
ORC-2 依頼者オーダ番号
•
オーダ番号を記載する。
–
ORC-8 親
•
親子関係の子の場合のみ、親のオーダ番号を記載する。
–
ORC-9 トランザクション日付
•
オーダ入力された日時を記載する。
–
ORC-12 オーダ依頼者
•
オーダした医師のID、名前を記載する。
–
ORC-13 入力場所
•
オーダを入力した場所を記載する。
－ ORC-17 入力組織
・
診療科の設定を必須とする。
－ ORC-29 オーダタイプ
・ オーダ時の入外区分を記載する。
OFはIMに送付する際にはOPの情報を継承する ORC-1,2,8,9,12,13,17,29SEQ LEN DT OPT Japan RP/# TBL# ITEM # ELEMENT NAME NOTE
1 2 ID R R 00215 Order Control オーダ制御
2 22 EI C R 00216 Placer Order Number 依頼者オーダ番号 3 22 EI C O 00217 Filler Order Number 実施者オーダ番号 4 22 EI O O 00218 Placer Group Number 依頼者グループ番号 5 2 ID O O 00219 Order Status オーダ状態 6 1 ID O O 00220 Response Flag 応答フラグ 7 200 TQ B X Y 00221 Quantity/Timing 数量/タイミング 8 200 EIP O C 00222 Parent 親 9 26 TS O R 00223 Date/Time of Transaction トランザクション日時 10 250 XCN O O Y 00224 Entered By 入力者 11 250 XCN O O Y 00225 Verified By 検証者 12 250 XCN O R Y 00226 Ordering Provider 依頼者 13 80 PL O O 00227 Enterer's Location 入力場所 放射線では「診療科」を指定する ・・・
17 250 CWE O O 00231 Entering Organization 入力組織 ・・・
24
TQ1 Segment
•
セグメントの用途
– OMG/OMIメッセージで数量／時間に関わる内容を記述するために用いられる。放射
線部門ではTQ1-9 Priority（優先度）のみを使用する。（TQ1-1 SetIDは1固定）
•
必須項目/推奨項目
– TQ1-1 Set ID
•
固定値（１）
– TQ1-9 優先度
•
通常（R）か緊急（S）を記載する。
SEQ LEN DT OPT Japan RP/# TBL# ITEM # ELEMENT NAME NOTE
1 4 SI O R 01627 Set ID - TQ1 TQ1をIDにセット
2 20 CQ O O 01628 Quantity 数量
3 540 RPT O O Y 01629 Repeat Pattern 繰返しパターン
4 20 TM O O Y 01630 Explicit Time 明示的な時間
5 20 CQ O O Y 01631 Relative Time and Units 関連時間/単位
6 20 CQ O O 01632 Service Duration サービス期間
7 26 TS O O 01633 Start date/time 開始日時
8 26 TS O O 01634 End date/time 終了日時
25
OBR Segment
•
セグメントの用途
–
OMG/OMIメッセージのオーダ詳細内容を通知するために用いられる。
•
必須項目/推奨項目
–
OBR-1 Set ID
•
固定値（1）
–
OBR-2 依頼者オーダ番号
•
オーダ番号を記載する。
–
OBR-4 汎用サービスID
•
JJ1017v3.1による撮影コードを記載する。
–
（OBR-6 下位互換）要求日時
•
→ TQ1-7 に設定があるかをチェック。
–
OBR-7 検査予定日時
•
検査予定日時を設定（予定12桁、実績14桁）
OFはIMに送付する際にはOPの情報を継承する OBR-1,2,4,7,25,29,30–
OBR-25 結果状態
•
O（オーダ受信）、I（到着確認）、F（最終結果報告）
が設定されること
–
（OBR-27 下位互換）数量／タイミング
•
→ TQ1-2 に設定があるかをチェック。
–
OBR-29 親番号
•
親子関係の子の場合のみ、親のオーダ番号を記載
する。
–
OBR-30 患者移動モード
•
CART、PORT、WALK、WHLCのいずれかを設定
SEQ LEN DT OPT Japan RP/# TBL# ITEM # ELEMENT NAME NOTE
1 4 SI O R 00237 Set ID – Observation Request ID設定 － 検査要求
2 22 EI C R 00216 Placer Order Number 依頼者オーダ番号
3 22 EI C O 00217 Filler Order Number + 実施者オーダ番号
4 250 CWE R R 00238 Universal Service ID 検査項目群ID
5 2 ID X B 00239 Priority 優先度 6 26 TS X O 00240 Requested Date/time 要求日時 下位互換：TQ1-7を使う 7 26 TS C O 00241 Observation Date/Time 検査日時 予定12桁、実績14桁 ・・・ 25 1 ID C O 00258 Result Status + 結果状態 26 400 PRL O O 00259 Parent Result + 親結果 27 200 TQ B B Y 00221 Quantity/Timing 数量/タイミング 下位互換：TQ1-2を使う 28 250 XCN O O Y 00260 Result Copies To 結果配布先
29 200 EIP O C 00261 Parent Number 親番号 子の場合は必須
26
IPC Segment
•
セグメントの用途
– OMIメッセージでDICOM情報に関わる内容を記述するために用いられる。
•
必須項目/推奨項目
– IPC-1 受付番号
•
DSS/OFで発行した受付番号を記載する。
– IPC-3 検査インスタンスUID
•
DSS/OFで発行した検査インスタンスUIDを記載する。
– IPC-5 モダリティ
•
撮影機器の種別を記載する。（ex.CR等）
SEQ LEN DT OPT Japan RP/# TBL# ITEM # ELEMENT NAME NOTE
1 80 EI R R 01330 Accession Identifier 受付番号
2 22 EI R O 01658 Requested Procedure ID 要求手続きID 3 70 EI R R 01659 Study Instance UID 検査インスタンスUID
4 22 EI R O 01660 Scheduled Procedure Step ID 予約済手続きステップID 5 16 CWE O R 01661 Modality モダリティ
27
OBX Segment
•
セグメントの用途
– 各種メッセージで患者プロファイルや検査結果に関わる内容を記述するために用いられる。
•
必須項目/推奨項目
– OBX-2 値の型
•
検査値の取りうるHL7型（ST/NM/CWE等）を記載する。
– OBX-3 検査項目
•
検査項目を識別するためのIDを記載する。
– OBX-5 検査値
•
検査値（実値やコメント等）を記載する。
– OBX-6 単位
•
検査値に対する単位のIDを記載する。
– OBX-11 検査結果状態
•
最終検査結果（F）を記載する。
SEQ LEN DT OPT Japan RP/# TBL# ITEM # ELEMENT NAME NOTE
1 4 SI O C 00569 Set ID – Observational SimpleセットID 2 2 ID C R 0125 00570 Value Type 値型
3 250 CWE R R 00571 Observation Identifier 検査項目 4 20 ST C C 00572 Observation Sub-ID 検査副ID 5 65536 * C C Y 00573 Observation Value 検査値 6 250 CWE O O 00574 Units 単位
・・・
11 1 ID R R 0085 00579 Observ Result Status 検査結果状態
患者プロファイル情報について、
OFはIMに送付する際にはOPの情報を継承する OBX-2,3,5,6,11
28
MSA Segment
•
セグメントの用途
– ACK/ORG/ORIメッセージでメッセージ応答を記述するために用いられる。
•
必須項目/推奨項目
– MSA-1 肯定応答コード
•
受諾（AA）、エラー（AE）、リジェクト（AR）のいずれかを含む必要がある。
– MSA-2 メッセージ制御ID
•
ADT/OMG/OMIに含まれるメッセージ制御ID。
応答の元となったメッセージから記載する
。
SEQ LEN DT OPT Japan RP/# TBL# ITEM # ELEMENT NAME NOTE
1 2 ID R R 00018 Acknowledgment Code 肯定応答ｺｰﾄﾞ
29
ERR Segment
•
セグメントの用途
– ACK/ORG/ORIメッセージの詳細なエラー内容を通知するために用いられる。
•
必須項目/推奨項目
– ERR-2 エラー位置
•
セグメントやフィールド、成分等の問題発生箇所を記載する。
– ERR-3 HL7エラーコード
•
必須フィールド欠損やフォーマット異常などをHL7定義テーブル0357から記載する。
– ERR-4 影響度
•
ERROR（E）かWARNING(W)かINFORMATION(I)のいずれか影響レベルを記載する。
– ERR-8 ユーザメッセージ
•
発生したエラーの内容を記載する。（運用上判断できるように）
SEQ LEN DT OPT Japan RP/# TBL# ITEM #ELEMENT NAME NOTE
1 493 ELD B B Y 00024 エラーコードと位置 2 18 ERL O O Y 01812 エラー位置 3 705 CWE R R 0357 01813 HL7エラーコード 4 2 ID R R 0516 01814 影響度 5 705 CWE O O 0533 01815 アプリケーションエラーコード 6 80 ST O O 10 01816 アプリケーションエラーパラメータ 7 2048 TX O O 01817 診断情報 8 250 TX O O 01818 ユーザメッセージ
30
SEQ LEN DT OPT Japan RP/# TBL# ITEM # ELEMENT NAME NOTE
1 4 SI R ZE001 セットID 2 20 IS R A ZE002 制御コード 予定／実施 3 483 CWE R ZE003 手技 4 16 NM O ZE004 手技回数 5 483 CWE O ZE005 医事加算 6 292 JCC C B,C ZE006 医療従事者種別 医師／技師／看護師 7 3002 XCN O Y ZE007 医療従事者 8 20 IS C D ZE008 使用物品種別 フィルム／薬品／器材／材料 9 250 ZRD O Y ZE009 使用物品
ZE1 Segment
•
セグメント用途
–
放射線検査実施情報（＝OMIメッセージ）の実施情報を通知するために用いられる。
•
必須項目/推奨項目
–
ZE1-1 セットID
•
ZE2との関連のために必須。初期値１で連番。
–
ZE1-2 制御コード
•
予定や実施を設定。
→ 右表参照
–
ZE1-3 手技
•
医療従事者の行為を手技コードで設定する。JJ1017-32等を設定。
–
ZE1-6 医療従事者種別
•
実施した医療従事者の職責、従業員種別を設定する。
→ 右表参照
–
ZE1-7 医療従事者
•
実施した医療従事者を設定する。
–
ZE1-8 使用物品種別
•
使用した物品の種別を設定する。
→ 右表参照
–
ZE1-9 使用物品
•
使用した物品、量、単位を設定する。
Value Description PL 予定 RS 実施 【テーブル – 制御コード】 Value Description DR-01 依頼医師 DR-02 実施医師 DR-03 麻酔医師 TC-01 実施技師 NS-01 看護師 NS-02 付添看護師 Value Description EM-01 正従業員 EM-02 契約従業員 EM-03 臨時従業員 Value Description DE-01 フィルム DE-02 薬品 DE-03 器材 DE-04 材料 DE-05 撮影装置 【テーブル –使用物品種別】 ZE1-8 ZE-6 ZE1-6 【テーブル –医療従事者の雇用形態】 【テーブル –医療従事者の職種コード】 ZE1-231
ZE2 Segment
•
用途
– 放射線検査実施情報（＝OMIメッセージ）の曝射情報を通知するために用いられる。
DICOM MPPSでモダリティからRISへ通知される情報だが、RISからHISへ同情報を
通知するためのセグメント。
•
必須項目/推奨項目
– ZE2-1 セットID
•
ZE1との関連のために必須。初期値１で連番。
SEQ LEN DT OPT Japan RP/# TBL# ITEM # ELEMENT NAME NOTE
1 4 SI R ZE013 セットID 2 500 CQ O ZE014 管電圧 3 500 CQ O ZE015 管電流 4 500 CQ O ZE016 距離 5 500 CQ O ZE017 時間 6 16 NM O ZE018 回数 7 199 ST Ｏ ZE019 撮影フィールド
33
PID-3 患者ID
•
CX型
–
ID
^^^^
IDタイプコード
•
必須成分
–
第1成分：ID
–
第5成分：IDタイプコードは
患者内部ID（PI）
•
HL7定義テーブル
–
右表参照
•
コネクタソン2010の注意事項
–
患者IDを10桁
としOPベンダ毎にID範囲を割り振りを行う。NNxxxxxxxxとしNNは「01：SBS」
「02：日立製作所」「03：日本電気」「04：アピウス」「05：両備システム」「06：ソフトウェアサービス」
「07：富士通」「08：東芝医療」「09：日本IBM」としxxxxxxxxを任意の数値とする。
–
患者IDの繰り返しは行わない。複数の患者IDが送られた場合は1番目の値を患者IDとして取り扱う。
–
CX 型のIDの最大長は15文字である。
【テーブル 0203 - Identifier type 識別子タイプ】 Value Description NE 米国雇用者ID NH 米国保健計画ID NI 米国個別ID NNxxx 米国個人ID XXX=ISOテー ブル3166の3文字(アル ファベット)の国コード NPI 米国プロバイダーID PEN 年金番号 PI 患者内部ID PN 個人番号 PRN プロパイダー番号 PT 患者外部ID RR 鉄道退職番号 RRI 地方登録ID SL 滞在許可 SR 滞在登録ID SS 社会保障番号 U 無指定 UPIN メディケア/HCFAの汎用 医師ID VN 訪問回数 VS ビザ WC WIC ID WCN 労働者番号 XX 組織ID Value Description AM アメリカン・エキスプレ AN 勘定番号 BA 銀行勘定番号 BR 出生登録番号 BRN 品種登録番号 DI ダイナーズクラブ・カー DL 運転免許証番号 DN 医師番号 DR ドナー登録番号 DS ディスカバー・カード EI 従業員番号 EN 雇用者番号 FI 設備ID GI 保証人内部ID GN 保証人外部ID HC 保健証番号 JHN 管轄区域の保健番号(カナ ダ) LN 免許番号 LR 地方登録ID MA メディケイド番号 MC メディケア番号 MCN マイクロチップ番号 MR 医療記録番号 MS マスターカード34
PID-5 患者名
•
XPN型
–
姓
^
名
^ミドルネーム^接尾辞^接頭辞^学位^
名前タイプコード
^
名前表示コード
•
必須成分
–
第1成分：姓
–
第2成分：名
–
第7成分：名前タイプコードは戸籍上の名前（L）
–
第8成分：名前表示コードは表音文字（P）／英数字（A）／表意文字（I）
•
HL7定義テーブル
Value DescriptionI Ideographic (i.e., Kanji) 表意文字(漢字)
A Alphabetic (i.e., Default or some single-byte) シングルバイト英数字 P Phonetic (i.e., ASCII, Katakana, Hiragana, etc) 表音文字(ASCII,仮名)
Value Description A Alias Name 別名 B Name at Birth 出生時の名前 C Adopted Name 養子名 D Display Name 表示名称 I Licensing Name 許可された名前 L Legal Name 法律名前 M Maiden Name 旧姓
N Nickname /”Call me” Name/Street Name
P Name of Partner/Spouse (retained for backward compatibility only) R Registered Name (animals only) 動物の登録名
S Coded Pseudo-Name to ensure anonymity 匿名性を確保するためのコード化された偽名 T Indigenous/Tribal/Community Name 現地での/部族での/社会での名前
U Unspecified 不明
【テーブル0465 - Name representation 名前表示コード】 【テーブル 0200 - Name type 名前タイプ】
35
PID-11 患者住所
•
XAD型
– 町名^他の表示^都市^州^
郵便番号
^国^
住所タイプ
^
その他住所
^郡／教区コード^国
勢調査標準地域^住所表示コード^住所有効範囲
•
必須成分
– 第1成分：町名（使用しない）
– 第5成分：郵便番号
– 第7成分：住所タイプ
– 第8成分：その他住所
•
HL7定義テーブル
→
•
サンプル
^^^^105-0001^^H^東京都港区虎ノ門１－１９－９
【テーブル0190 – Address Type 住所タイプ】 Value Description BA Bad address 良くないアドレスN Birth (nee) (birth address, not otherwise specified) 出生地（旧姓地） BDL Birth delivery location (address where birth occurred) 出身地
F Country Of Origin 出生国 C Country Of Temporary 臨時国 B Firm/Business 会社 / ビジネス（勤務地） H Home 自宅 L Legal Address M Mailing 郵便宛先 O Office 職場（事業所） P Permanent
RH Registry home. Refers to the information system, typically managed by a public health agency, that stores patient information such as immunization histories or cancer data, regardless of where the patient obtains services.
BR Residence at birth (home address at time of birth) 出生時の住宅（出生の時間においての ホームアドレス）
36
PID-13 電話番号－自宅 ＆ PID-14 電話番号－勤務先
•
XTN型
–
電話番号^
通信使用コード
^
通信機器タイプ
^電子メール^国番号^地域市外局番^電話番号^内線番
号^その他^拡張領域^スピードダイアルコード^
フォーマット無し電話番号
•
必須成分
–
第1成分：電話番号
–
第2成分：通信使用コード
–
第3成分：通信機器タイプ
–
第12成分：フォーマット無し電話番号
•
HL7定義テーブル
•
サンプル
^PRN^PH^^^^^^^^^03-3506-8010
【テーブル0201 – Telecomunication Use Code 通信使用コード】 【テーブル0202 – Telecomunication equipment type 通信機器タイプ】
Value Description PRN 主要な自宅番号 ORN 他の自宅番号 WPN 勤務先番号 VHN 別荘番号 ASN 留守電話応答サービス番 EMR 緊急番号 NET ネットワーク(電子メー ル)アドレス BPN ポケットベルの番号 Value Description PH 電話 FX ファックス MD モデム CP 携帯電話 BP ポケットベル INTER NET インターネットアドレ ス：通信使用コードが NETである場合のみ使用 X.400 X.400電子メールアドレ ス：通信使用コードが NETである場合のみ使用
37
ORC-12 依頼者
•
XCN型
–
ID
^
姓
^
名
^ミドルネーム^接尾辞^接頭辞^学位^ソーステーブル^割当て権限者^
名前タイプコード
^
チェックディジット^チェックディジット方式^識別タイプコード^割当て施設^
名前表示コード
•
必須成分
–
第1成分：ID
–
第2成分：姓
–
第3成分：名
–
第10成分：名前タイプコードは戸籍上の名前（L）
–
第15成分：名前表示コードは表音文字（P）／英数字（A）／表意文字（I）
•
HL7定義テーブル
Value DescriptionI Ideographic (i.e., Kanji) 表意文字(漢字)
A Alphabetic (i.e., Default or some single-byte) シングルバイト英数字 P Phonetic (i.e., ASCII, Katakana, Hiragana, etc) 表音文字(ASCII,仮名)
Value Description A Alias Name 別名 B Name at Birth 出生時の名前 C Adopted Name 養子名 D Display Name 表示名称 I Licensing Name 許可された名前 L Legal Name 法律名前 M Maiden Name 旧姓
N Nickname /”Call me” Name/Street Name
P Name of Partner/Spouse (retained for backward compatibility only) R Registered Name (animals only) 動物の登録名
S Coded Pseudo-Name to ensure anonymity 匿名性を確保するためのコード化された偽名 T Indigenous/Tribal/Community Name 現地での/部族での/社会での名前
U Unspecified 不明
【テーブル0465 - Name representation 名前表示コード】 【テーブル 0200 - Name type 名前タイプ】
38
ORC-13 入力場所
•
PL型
–
看護単位
^
病室
^
ベッド
^施設^場所の状態^
所在場所タイプ
^建物^階^場所の詳細
•
必須成分
–
第1成分：看護単位
–
第2成分：病室（入院時のみ）
–
第3成分：ベッド（入院時のみ）
–
第6成分：所在場所タイプ
•
HL7定義テーブル
→ 右上表
•
科コード用テーブル
→ コネクタソン用マスタ表
•
設定方法
–
外来時
•
入力した場所を表すため、診療科として扱う。
–
入院時
•
入力した場所を表すため、病棟として扱う。
•
サンプル
–
外来時・・・科コード^^^^^C
–
入院時・・・病棟コード^病室コード^ベッド番号^^^N
【テーブル0305 – Person location type 所在場所タイプ】
Value Description C Clinic D Department H Home N Nursing Unit O Provider’s Office P Phone S SNF
39
ORC-17 入力組織
•
CWE型
– 識別子
^
テキスト
^
コーディング方式名
^代替識別子^代替テキスト^代替コーディング
方式名^コーディング方式バージョン^代替コーディング方式バージョン^オリジナルテ
キスト
•
必須成分
– 第1成分：識別子
– 第2成分：テキスト
– 第3成分：コーディング方式名
•
設定方法
– 外来時
•
入力者の所属を表すため、診療科として扱う。ORC-13入力場所およびPV1-10病院サービ
スと同一値
– 入院時
•
入力者の所属を表すため、 診療科として扱う。PV1-10病院サービスと同一値
•
ORC-13入力場所とは異なる。
– コーディング方式名について
•
IHEJ審査基準文書（公開中）にあるコードタイプ名
を用いる。
•
サンプル
– 01^内科^IHEJITI001
40
OBR-4 汎用サービスID
•
CWE型
–
識別子
^
テキスト
^
コーディング方式名
^代替識別子^代替テキスト^代替コーディング方式名^コー
ディング方式バージョン^代替コーディング方式バージョン^オリジナルテキスト
•
必須成分
–
第1成分：識別子
–
第2成分：テキスト
–
第3成分：コーディング方式名
•
設定方法
–
ORC(NW)
OBR・・・JJ3桁＋0000000000000^テキスト名^
JJ1017
–
ORC(PA)
OBR・・・JJ3桁＋0000000000000^テキスト名^
JJ1017
–
ORC(CH)
OBR・・・JJ32桁^テキスト名^
JJ1017
41
MSA-2 メッセージ制御ID
•
ST型
–
ID
•
必須成分
–
第1成分：IDは
受信メッセージのMSH-10 メッセージ制御IDから転記する
。（MSH-10は発行される
メッセージ毎にユニーク値にすること）
ERR-3 HL7エラーコード
•
CWE型
–
ID
^テキスト^スキーマ
•
必須成分
–
第1成分：ID
•
HL7定義テーブル
【テーブル0357-メッセージエラー条件】 値 説明 コメント 0 メッセージ受諾 成功。オプションでは、AAが成功を伝えるだけ。常時状態コードを返す必要があるシステムのために利用される 100 セグメントシーケンスエラー エラー:メッセージセグメントが適当な順番でないか、要求されたセグメントが失われている 101 要求されたフィールドの消失 エラー:要求されたセグメントが消失している 102 データ型エラー エラー:フィールドが不正なエラーを含んでいる。例えばNMフィールドが”FOO”を含んでいる 103 表の値が見つからない エラー: データ型IDかISのフィールドが対応する表と比較され、合致するものが無い 200 提供されていないメッセージ型 却下:そのメッセージ型は提供されていない 201 提供されていないイベントコード 却下:そのイベントコードは提供されていない 202 提供されていない処理ID 却下:その処理IDは提供されていない 203 提供されていないバージョンID 却下:そのヴァージョンIDは提供されていない 204 不明なキー識別子 却下: 患者、オーダ等のIDが見つからない。付加以外ではトランザクションに用いられる。例えば存在しない患者の転送 205 キー識別子の重複 却下:患者やオーダ等のIDが既に存在している。付加トランザクションの応答で用いられる（許可、新オーダ等） 206 アプリケーションレコードがロックされている トランザクションが、アプリケーション格納レベルで実行することができなかった（例えばデータベースのロック） 207 アプリケーション内部エラー 却下: 他のコードで明示的に対象としていない、包括的な内部エラー用43
コネクタソン審査方針（昨年度からの変更点）
•
昨年度からの変更点
– （シナリオ上の変更点はありません）
– 電文バリデーションエンジンのチェックシナリオを改良しました。
•
事前検証ツールの提出は例年通りです。不具合の改修と、チェック精度を高める予定です。
•
コネクタソン期間中、トランザクションモニタで電文を取得した後、必ず「自動検証」を実行して下
さい。
→ 「自動検証」を実施し、パスしているテストから優先的に審査を行います。
44
コネクタソン審査方針（審査内容）
•
審査内容
– コネクタソン審査
• （前提）事前検証ツール審査での重篤な指摘事項が残存していないこと。
• トランザクションモニターのログ確認を基本とするが、アクター毎に最低限の連携
データ項目について、アプリケーション表現できているかをチェックする。
• 審査員は初回の審査を行うベンダーについては、画面キャプチャーを取得しても
らい、これをKUDU経由で確認することで、連携データとの整合性を確認する。
– PIRプロファイル、ADTの審査は実施しません
• PIRについては、2010年より審査対象外に。代替えとしてITIのPAMでの審査を実
施。ADTについても審査対象としない。患者情報はOMG、OMI の PID セグメント
から取得をお願いしたい。
– OPのチェック内容
• OFからの実施報告の内容をオーダと紐付けて表示する。
– OFのチェック内容
• OPから受け取った患者情報、患者プロファイルを表示する。
• OPから受け取った検査依頼情報を表示する。
• AMへのMWMと受付番号／検査インスタンスUIDが同一であることを表示する。
– IMのチェック内容
• OFから受け取った検査依頼情報を表示する。
• 受信オーダと登録画像を受付番号／検査インスタンスUIDで紐付けて表示する。
• 画面での患者プロファイルの表示は求めないが、受信側で不要な情報も受容す
るのがHL7の基本的な考え方である。
45
コネクタソン審査方針（メッセージ共通）
•
メッセージ共通
– 文字コード
•
１バイトコードにISO IR6（ASCII)、２バイトコードにISO IR87を使用し、 JIS-X0202のESCで文
字コード切替を行う。半角カナや補助漢字のためのISO IR13やISO IR159は使用しない。
– MLLP不採用
•
HL7の実装例として、送受信メッセージのMSHの前に開始ブロック（0b）を付加しているが、
TCP/IPの環境では適当ではないため、開始ブロック（0b）を付加しない。
– ポート番号
•
ADTとOMG（OMI）メッセージ等の判定は電文解釈で行い、受信ポートによる電文判定は不可
とする。Hl7.orgではWellKnownPortとして2450ポートを予約しているため、
2450ポート
を推奨
する。
– 空セグメント＆空フィールド
•
空のセグメントを送らない（セグメントがある場合には必須フィールドを埋める必要あり）。フィー
ルド終端以降の不必要な「｜」を送らない。
– 患者番号、オーダ番号
•
患者番号は
10文字
の一意な値とする。※番号体系詳細は PID-3 患者ID を参照。
•
オーダ番号は
15文字
の一意な値とする。
– 内容修正
•
OMG/OMI等の内容修正は
CA（取消）を送ってNW（新規）を送信
する。CA（取消）の際のオー
ダ番号は最初のNWのオーダ番号を用いる。
– キャンセル電文の範囲
•
「MSH-PID-PV1-ORC(CA)-TQ1-OBR-IPC」までを送信することとし
ORC(PA)以下は省略
する。
– 住所、電話番号
•
PID-11（XAD型）については、
第8成分に住所を記載する
（2011年変更）。
•
PID-13,14（XTN型）については、
第12成分に電話番号を記載する
（2011年変更）。
46
コネクタソン審査方針（メッセージ共通）
– 日付型の精度（TS型）
•
TS型ではYYYYMMDDHHMISS.SSSSまでの精度を持つが、
YYYYMMDD（8桁）、
YYYYMMDDHHMI（12桁）、YYYYMMDDHHMISS（14桁）
の混在を可とする。
•
依頼における日付精度は通常「時分」で秒指定は行わないはずなので、
12桁での精度とする
。
一方、実績は検査開始時刻を秒単位で計測できるので、12、14桁での精度とする。
（8桁はNGとする）
– 患者情報通知（PID-5 患者氏名について）
•
OP-OF間ではPID-5は全角カナを必須とし、漢字やASCIIは任意とする。
•
OF-IM間ではPID-5は全角カナ＋ASCIIを必須とし、漢字は任意とする。
– OF
→IM に対する任意情報の転送について
•
OPから受信した情報のうち、必須項目情報以外の項目情報についてもIMのニーズによって
は転送する必要がある。コネクタソンでは主要な情報については、OFがこの転送が行え、IM
が受信できることを審査項目の一つとする。
•
任意項目の転送が必要なセグメントは、PID、ORC、OBR、OBX で、各セグメント仕様の説明
を参照のこと。
– 患者所在と診療科と入力場所
•
これまで混同されてきたが明確に分離する。患者所在はPV1-3、PV1-6とし、診療科はPV1-10、ORC-17とする。入力場所はORC-13とする。
– 患者プロファイル
•
身長／体重／感染症／身体障害などをOBXセグメントで記述する。
– マスタ設定について
•
検査コードはJJ1017v3.1を採用する。
•
その他マスタについては、IHEJ 技術文書にて記載されたマスタ情報を用いる。
47
