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3-【事例1】
家電量販店で、数点の家電製品を購入した際に、店員から「ウォーターサーバーの無料レンタルの契約も しませんか。」と勧められた。無料でサーバーの設置もするし、定期的に宅配する水を購入すればよいと いう契約内容だった。「契約してもらえば家電製品の値下げをする。サーバーが届くまでに解約してもら えば、解約料は一切かからない。」と説明されたので契約した。しかし、よく考えたら、水の定期購入は必 要ないので解約したいと思い、契約書を確認したら、クーリング・オフができるようだ。しかし、既に期間が 過ぎてしまっているが、解約することはできるだろうか。
【事例2】
インターネットの光回線の契約をした事業者から電話があり、「光回線と一緒にウォーターサーバーの レンタルと水の定期購入の契約をしないか。半年間利用するとキャッシュバックもある。」と勧誘され た。キャッシュバックも魅力的だったので、契約することにした。数日後に契約書面が届いたのでよく読 むと、3年間の契約の縛りがあり、中途解約すると違約金が発生することに気がついた。解約したい。
アドバイス
相談事例
無料でウォーターサーバーをレンタルすると誘われて、
水の宅配サービスの契約をしたけれど…
無料でウォーターサーバーをレンタルすると誘われて、
水の宅配サービスの契約をしたけれど…
無料でウォーターサーバーをレンタルすると誘われて、
水の宅配サービスの契約をしたけれど…
●ウォーターサーバーをレンタルして家庭に設置し、有料の水(ミネラルウォーター)を定期的に購入する 契約に関する相談が消費者行政センターに寄せられています。
●ショッピングモールの特設会場、家電量販店、携帯電話ショップなどで勧誘が行われています。「キャン ペーンでサーバーのレンタルは無料」などと勧誘されるケースが多く、最近は引越サービスや光回線の 契約をしたところ、一緒に契約すれば、値引きや特典があると勧められたという事例も増えています。 ●ウォーターサーバーのレンタルの契約は、1年∼3年の契約期間が定められていることが多くなっていま
す。このような契約の場合は一般的に、契約期間中に中途解約すると、違約金が発生します。
●事例2のように電話勧誘販売で契約した場合には、クーリング・オフが適用になると考えられます。契約書 面を受け取ってから8日以内にクーリング・オフ通知を出しましょう。
●店舗での契約の場合は、特定商取引法のクーリング・オフの適用はありませんが、事業者によっては、独自 にクーリング・オフを付けている場合があります。また、ショッピングモールの特設会場等勧誘された場所 や状況によっては、特定商取引法で定める「営業所等」に該当せず、クーリング・オフが可能な場合もありま すので、必ず契約書面を確認してください。事例1のケースでは、「サーバーが届くまでは無条件解約が 可能」という勧誘時の約束を伝えて解約の話し合いをすることになります。
●契約時には、契約金額、契約期間、水の宅配サイクルや本数、一時的に休止することができるかなどの契 約条件を必ず確認しましょう。また、値引き、キャッシュバックなどの言葉に惑わされず、必要がない勧 誘はきっぱりと断りましょう。
●ウォーターサーバーに関する契約でお困りの方は消費者行政センターに早急に御相談ください。
いまどき
相談事例
●消費者行政センター相談窓口
☎044(200)3030
●相談時間
月曜日∼金曜日
9:00∼16:00
土曜日
10:00∼16:00
※金曜日の電話相談は19:00まで受付 ※祝日・年末年始(12/29∼1/3)を除きます。 ※土曜日は電話相談のみ受付
若者を狙った悪質商法の被害未然防止のため、関東甲信越地区の都県市が共同で若者向け特別相 談窓口を設置します。消費者トラブルで困ったことがあったらまず相談してみよう!
若者
の
トラブル
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お知らせ
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実施日:平成30年1月18日(木)19日(金)9:00∼16:00
※1月19日(金)の電話相談は19:00まで受付