【韓国】
9 月の市場動向トピックス
2017 年 9 月の訪日韓国人数は、前年同月比 29.3%増の 556,900 人となり、9 月として過去最高を記録。また、1 月~9 月の累計は前年比 40.3%増の 5,217,700 人となり、2016 年の年計(5,090,302 人)を超えた。 韓国からのアウトバウンド数が増加傾向にある中、LCC 路線を中心に日韓間の航空座席供給量が大幅に増加し ていることを踏まえ、秋夕チ ュ ソ ク(旧盆休暇)に向けて集中的に展開した訪日旅行プロモーションが訪日者数の増加に寄 与した。9 月の主なプロモーション活動
各国の文化を紹介する JTBC(韓国ケーブルテレビ)の人気バラエティ番組「非首脳会談」のロケを「鎌倉・江ノ島」 と「倉敷・直島」で行い、9 月 25 日に放送した。この取り組みは、20~30 代の若者層をターゲットに、その土地なら ではの魅力を PR することを通じて、訪日意欲の喚起を図るものである。韓国で浸透している SNS での情報発信を 意識し、韓国でも公開された邦画『海街 diary』のロケ地巡り、倉敷美観地区、デニムストリートでのデニムソフトの 試食、直島の火祭りなど、特に「体験」を主眼に置いたコンテンツを美しい映像とともに紹介した。 9 月 7 日に、釜山で「VISIT JAPAN 韓国市場説明会・商談会」を開催した。日本側セラー50 団体、韓国側バイ ヤー50 社以上が参加し、釜山発の訪日旅行商品造成に向けて、400 件を超える活発な商談・情報交換が行わ れた。また、9 月 8 日~11 日には、「BITF(釜山国際観光展)」に出展。昨年を上回る 104,000 人(主催者発表) が来場した。地方都市を周遊するモデルコースの紹介や、日本の各出展ブースを回って答えを探すクイズラリーの実 施など、日本ブース全体を盛り上げながら、訪日意欲の喚起を図る取り組みが評価され、ベストブース運営賞を受 賞した。 韓国市場説明会・商談会 BITF(釜山国際観光展)の様子 人気バラエティ番組「非首脳会談」ロケの様子【中国】
9 月の市場動向トピックス
2017 年 9 月の訪日中国人数は、前年同月比 29.9%増の 678,300 人となり、9 月として過去最高を記録。 例年、旅行需要が高まる中秋節が今年は 10 月に動いたにも関わらず、査証発給要件の緩和に伴う個人旅行 (FIT)の増加や、訪日クルーズの催行、継続的な訪日旅行プロモーションの効果などが後押しとなり、好調に推移 した。9 月の主なプロモーション活動
9 月 8 日~10 日に、広州市で開催された旅行博「中国(広東)国際旅遊産業博覧会(CITIE)2017」に出展し、 日本の地方自治体や観光関連企業などとともに訪日旅行の魅力を PR した。また、前日 7 日には、CITIE 出展者 と現地旅行会社との商談会を実施した。 深度游(食)を推進するプロモーションの一環として、(株)ぐるなびと共同で 47 都道府県の人気ご当地グルメを紹 介するウェブサイトを開設した。サイト訪問者の投票をもとに美食ランキングを決定するとともに、投票参加者から抽 選で 100 名に全国各地の特産品等をプレゼントするキャンペーンを実施した。 中国東方航空とタイアップし、上海-小松線、上海-富山線のいずれかを含む往復航空券とホテルのパッケージ商品の購 入者を対象に、先着 1,000 名に 500 元分のクーポンをプレゼントするキャンペーンを開始した。キャンペーンを通じて、「昇 龍道」エリアの認知度向上と送客増加を図った。 JNTO 出展ブースの様子 パンフレット配布の様子 商談会の様子 ウェブサイトトップ プレゼントキャンペーンサイト ご当地グルメ紹介記事 中国東方航空キャンペーンサイトトップ キャンペーンサイト内容【台湾】
9 月の市場動向トピックス
2017 年 9 月の訪日台湾人数は、前年同月比 0.1%増の 347,800 人となり、9 月として過去最高を記録。 夏季から継続するチャーターや、ピーチ・アビエーションによる航空路線の新規就航などが訪日意欲を喚起した一 方で、中秋節休暇の日程が 10 月に動いたことや、台風 18 号上陸の影響によりクルーズ、航空便ともに欠航が 相次いだことなどから、9 月の訪日者数は微増に留まった。9 月の主なプロモーション活動
TOKYO FM および台湾の人気ラジオ局 i Like Radio と連携し、台中、台北にて一般消費者向けの訪日観光 PR イベント「日本旅遊分享會 with 秦基博的音樂」を開催した。台湾でも高い人気を誇るシンガーソングライターの 秦基博氏を起用し、台湾人人気ブロガー酒雄氏を交えたトーク、音楽ライブのラジオ公開収録イベントを開催し 日本の魅力を発信した。 今年度事業で制作した中部地方のプロモーションムービーに出演した俳優アリエル・リンとヨーク・サンを招き、訪日 時のエピソードを交えて中部地方の魅力を発信するトークイベントを高雄市で開催した。イベントでは、人気ブロガ ーによる中部地方の概要や魅力を紹介し、訪日意欲を喚起した。 「日本旅遊分享會 with 秦基博的音樂」の開催(台中、台北) 高雄市でのトークイベントの様子
【香港】
9 月の市場動向トピックス
2017 年 9 月の訪日香港人数は、前年同月比 26.4%増の 165,500 人となり、9 月として過去最高を記録。 昨今の朝鮮半島情勢や欧州で発生したテロ等への不安から、比較的安心感のある旅行先として日本が選好され る傾向が続いている。 台風 18 号の日本上陸により、香港から日本に向かう航空便に一部影響が見られたものの、航空座席供給量の 増加により、9 月の座席供給数は昨年同月を上回り、訪日需要を後押しした。9 月の主なプロモーション活動
地方への誘客に向けた取り組みの一環として、種子島の観光 PR 動画を制作し、ゆるたびのキャンペーンページで 配信した。種子島へのアクセス情報の他、種子島宇宙センターや千座ち く らの岩屋などの観光名所、グルメや宿泊施設、 アクティビティーに関する情報などを紹介。週に 10 便、航空便が就航する鹿児島の新たな旅行先としての種子島の 魅力を香港の人々へ伝えた。 ゆるたびキャンペーンページ URL: http://welcome2japan.hk/yurutabi/?_page=special&hash=dHJpcEAxNg Youtube で配信した動画 9 月 29 日~10 月 27 日の期間中、週 2 便で運航するキャセイドラゴン航空のチャーター便(小松‐香港線)の利用 促進を目的として、トラムにラッピング広告を掲載した。香港市場における重点地域のひとつである中部地方への送 客増加を促し、定期路線化に繋げるため、石川県、および隣接する岐阜県の魅力を訴求する内容になっている。 9 月 25 日~10 月 8 日の期間に香港の繁華街を走行させ、認知度の向上を図った。 掲載したトラム広告【タイ】
9 月の市場動向トピックス
2017 年 9 月の訪日タイ人数は、前年同月比 10.8%増の 49,500 人となり、9 月として過去最高を記録。 8 月の旅行博「TITF」への出展や 9 月の「FITフェア」の開催、メディアミックスで展開した広告キャンペーンなどの訪 日旅行プロモーションの効果に加え、昨年に比べて報奨旅行の催行も好調であったことから、訪日者数は堅調に推 移した。9 月の主なプロモーション活動
9 月 22 日~24 日に、旅行博「第 11 回FITフェア」を、バンコク中心部にある高所得者層向け商業施設「サヤーム パラゴン」にて主催した。JNTO の他、日本側 47 団体、タイ側 34 団体が出展し、訪日旅行の PR や訪日旅行商 品の販促、ステージでのパフォーマンスなどを行った。今回は「冬×温泉」をテーマに会場内をデザインし、日本各地 の温泉についても紹介した。3 日間で計 53,000 人が来場し、多くの訪日旅行商品が販売された。また、22 日には、 セミナー商談会を近隣ホテルにて併催し、出席した日本側 32 団体、タイ側 59 団体が活発な商談を行った。 9 月 26 日に、タイの地方都市チェンマイにて、ビジット・ジャパンセミナー及び商談会を実施した。セミナーでは JNTO が訪日旅行に関する講演を行い、商談会では日本側から 11 団体、タイ側から 18 社の旅行会社が参加し、チェン マイにおける訪日旅行商品の造成・販売促進に向けて活発な商談が行われた。 FIT フェアの様子 セミナー商談会の様子 チェンマイでのビジット・ジャパンセミナー・商談会の様子【シンガポール】
9 月の市場動向トピックス
2017 年 9 月の訪日シンガポール人数は、前年同月比 1.3%増の 22,200 人となり、9 月として過去最高を記録。 昨年は 9 月初旬にあった学校休日及び公休が、今年は 8 月末日から 9 月初日にまたがって発生し、訪日者数が 8 月の統計としてカウントされたことで大幅な伸びには繋がらなかった。しかし、8 月~9 月の累計では、前年比で約 10%増加していることから、訪日市場について、大きなトレンドの変化はないものと考えられる。 昨年に比べて円安傾向が続いていることを背景に、訪日旅行に対する割安感が持続していることに加え、訪日旅 行プロモーションの展開による恒常的な訪日需要の底上げが訪日者数の増加に繋がったと考えられる。9 月の主なプロモーション活動
会員制訪日コミュニティウェブサイト「Japan by Japan」で、俳句をフックとした一般消費者向けキャンペーンを実施。 新たな会員獲得に繋がった。 俳句キャンペーンのトップページ 俳句をフックとしたクイズの例示イラスト【マレーシア】
9 月の市場動向トピックス
2017 年 9 月の訪日マレーシア人数は、前年同月比 2.3%増の 26,500 人となり、9 月として過去最高を記録。 昨年は 9 月にあった学校休暇が今年は 8 月末に動いたが、旅行博への出展をはじめ、秋季に向けて実施した訪日 旅行プロモーションが訪日需要を下支えした。9 月の主なプロモーション活動
9 月 8 日~10 日に、旅行博「MATTA Fair クアラルンプール」に出展し、共同出展者 21 団体とともに訪日旅行の 魅力を PR した。総入場者数は過去最高の 120,000 人(速報値)と盛況であった。期間中、ビジット・ジャパン(VJ) ブースで現地旅行会社が販売した訪日旅行商品数は、前年に比べて大幅増となり、訪日旅行需要の増加が窺 えた。また、旅行博に続けて、11 日にクアラルンプールで、12 日にペナンでセミナー・商談会を主催。11 日は日本側 セラー40 団体、12 日は日本側セラー21 団体が参加し、訪日旅行商品造成に繋がる有意義な商談会となった。ク アラルンプールでは、JNTO 主催基調講演として、日本外航客船協会クルーズマスターによる「クルーズセミナー」も 行い、フライ&クルーズによる訪日ツアーなどを紹介した。 上記「MATTA Fair クアラルンプール」と併せて、9 月 9 日に同会場内にて、昨年に引き続き、ムスリム向けセミナーを 同日に 2 回開催した。実際に訪日経験のあるムスリムのタレント等をプレゼンターとして招き、ムスリムの旅行者がよ り安心して快適に日本で過ごすポイントや日本の魅力についてトークショーを行った。 9 月 24 日~29 日に、「Visit Japan Travel Mart 2017」と連動する形で現地旅行会社招請事業を実施した。マ レーシアから旅行会社 12 社を招請し、東北コース、中国四国コースを催行。訪日旅行商品の新規造成に向け、 各社とも熱心に観光地や施設等を研究していた。 ムスリム向けセミナーの様子 「MATTA Fair クアラルンプール」 VJ ブースの様子 旅行会社招請事業(平安衣装体験)
【インドネシア】
9 月の市場動向トピックス
2017 年 9 月の訪日インドネシア人数は、前年同月比 23.4%増の 22,000 人となり、9 月として過去最高を記録。 今年 3 月および 8 月に開催したジャパン・トラベル・フェアの他、航空会社が独自に行った航空券やツアーなどの訪日 旅行商品の販促に加え、航空会社との共同広告やテレビ CM、SNS を通じた情報発信など、継続的に展開してき た訪日旅行プロモーションが後押しし、訪日者数は好調な伸びを示した。 イスラム暦新年が今年は 9 月 21 日となり、休暇を含めて大型連休が取得しやすい日並びになったことも、訪日者 数の増加に寄与したと思われる。9 月の主なプロモーション活動
9 月 22 日~24 日に、ジャカルタ市内(ジャカルタ・コンベンション・センター)で開催された旅行博「Garuda Travel Fair 2017」に日本側 10 団体とともに出展し、訪日旅行商品の販促を行った。3 日間合計で約 11,600 人が日本 ブースを訪れ、約 1,130 人が訪日旅行商品を購入した。 9 月 24 日~29 日に、インドネシアの旅行会社 17 社を対象としたファムトリップを、北陸と九州の 2 コースに分けて 実施した。北陸コースでは、近年高まりつつあるムスリムの旅行需要を取り込むべく、名古屋モスクやムスリム対応の レストランなどを訪問。九州コースでは、福岡・長崎・熊本を訪問し、柳川やハウステンボスなど、インドネシアでまだ 一般に浸透していないデスティネーションを視察した。【ベトナム】
9 月の市場動向トピックス
2017 年 9 月の訪日ベトナム人数は、前年同月比 31.9%増の 25,400 人となり、9 月として過去最高を記録。 LCC のジェットスター・パシフィックが、9 月からハノイ/ダナン-関西線を新規就航した。同路線は、ベトナムと関西を 結ぶ初の LCC 直行便であることから、座席供給量の増加や、今後の新たな訪日需要の創出に貢献した。 9 月前半の連休を利用した旅行需要の増加や、多数の報奨旅行の催行が訪日者数の増加に貢献した。9 月の主なプロモーション活動
9 月 7 日~9 日に、ホーチミンで開催された旅行博「ITE HCMC (International Travel Expo) 2017」に出展し、秋 季の訪日需要喚起に向けて、旅行会社とともに訪日旅行商品の販促を行った。ビジット・ジャパン(VJ)ブースには、 3 日間で約 6,400 人が来場し、訪日旅行への関心の高さが窺えた。
JNTO キャンペーンのパートナーとして参画しているジェットスター・パシフィックが、9 月よりハノイ/ダナン‐関西線を新 規就航するにあたって、同社と連携し JNTO の Facebook ページに広告を掲載した。また、9 月 1 日の初便に合わ せて、ダナンにて式典が行われ、JNTO ハノイ事務所高橋所長がベトナム語で第一便を祝う挨拶を行った。
JNTO ハノイ事務所公認「Visit Japan アンバサダー in ベトナム」の Nooヌ ー ・ Phướcフ ッ ク ・ Thịnhテ ィ ン氏を中部地方(愛知県・三 重県・岐阜県)に招請し、今冬に実施するキャンペーン事業のための撮影を行った。また同氏の Facebook 上に、訪 日時の様子を投稿してもらい、中部地方の認知度向上を図った。 (左下)ビジットジャパンブー 「ITE HCMC 2017」における VJ ブースの様子 Noo 氏の中部撮影風景
【インド】
9 月の市場動向トピックス
2017 年 9 月の訪日インド人数は、 前年同月比 13.9%増の 11,500 人となり、9 月として過去最高を記録。 例年、フェスティバルシーズンの直前である 9 月は、閑散期となる一方、ビジネス需要や企業の報奨旅行をはじめと した MICE 活動は活性化する傾向にある。昨今、MICE 旅行先として日本への関心が高まっていることから、訪日 者数の増加にも一定の影響を及ぼしたと考えられる。 西ベンガル地域のコルカタでは、ドゥルガ・プージャと呼ばれる西ベンガル最大のヒンズー教の祭りがあり、この時期は ディワリ祭りまで約 20 日間の学校休暇、一般企業でも数日間の休暇に入る。インドの一地域に過ぎないものの、 この大型連休に合わせて海外旅行需要が増加することから、9 月の訪日者数の増加にも一定の影響を与えたも のと考えられる。9 月の主なプロモーション活動
安倍首相の訪印に合わせて開催された日印サミットの会場に JNTO ブースを出展し、訪日旅行の魅力を PR した。 (参考・JNTO の活動報告: https://www.jnto.go.jp/jpn/news/topics/20171003.pdf) 昨年度事業で制作したインドの著名人を起用した観光プロモーション映像を活用して、日系航空会社と共同でテ レビ CM を制作、インドの有力テレビ局である India Today を通じて放映した。 夏季休暇時期の訪日需要喚起を目的として、シンガポール航空との共同広告を実施した。 シンガポール航空との共同広告 India Today でのテレビ CM 放映 (9 月 8 日~10 月 10 日)【豪州】
9 月の市場動向トピックス
2017 年 9 月の訪日豪州人数は、前年同月比 6.5%増の 43,800 人となり、9 月として過去最高を記録。 例年 9 月は、学校休暇を活用した教育旅行が多い時期であり、訪日者数の増加に貢献したものと考えられる。 9 月 1 日から JAL のメルボルン-成田線が新規就航したことも訪日者数の増加に寄与した。9 月の主なプロモーション活動
9月17日~20日に、シドニーで開催された富裕層市場に特化したBtoB商談会「Luxperience」に共同出展者5社 とともに出展した。JNTOは、レジャー/MICEの2デスクを出展し、3日間で約100件の商談を行った。19日には朝食 セミナーを実施し、参加者約80名に、共同出展者と簡単な日本紹介のプレゼンテーションを行った。また、19日に 発表された「Luxperience 2017 アワード」では、デスティネーション部門のファイナリストとして、他の3団体(ビバリーヒ ルズカンファレンス&ビジターズビューロー、ニューカレドニアツーリズム、ツーリズムニュージーランド)とともに日本がノミネ ートされた。このうち、最終的にビバリーヒルズカンファレンス&ビジターズビューローが選ばれ日本は受賞を逃したが、 複数の業界メディアへの掲載(授賞式前)、旅行先の紹介および参加者に配布されるブックレットへの掲載(授賞 式)と様々な媒体・場面で大きく取り上げられ、富裕層向けの旅行先として日本をPRする絶好の機会になった。 日本ブースでの商談会 朝食セミナー【米国】
9 月の市場動向トピックス
2017 年 9 月の訪日米国人数は、前年同月比 3.5%増の 100,200 人となり、9 月として過去最高を記録。 昨今の世界情勢や他のアジア諸国への訪問者数増加を背景に、8 月頃から訪日者数の伸び率が鈍化傾向にあ るものの、各種媒体における日本の露出は継続していることから、引き続き訪日者数の増加が期待される。9 月の主なプロモーション活動
訪日観光の促進、日本食・食文化の普及を図るため、9 月 18 日にニューヨークにて、日本の地方と食の魅力をテ ーマに訴求するレセプション「Taste of Japan – Endless Discovery」を開催した。同レセプションは、国連総会に合 わせて実施したもので、米国の旅行業関係者や、食品事業関係者、企業幹部、各国外交団、国連関係者など 約 200 名を招くとともに、安倍内閣総理大臣にもご臨席いただいた。プレゼンターとして、米国人インフルエンサーを 招請し、ゴールデンルートに留まらない日本各地の魅力を発信するなど、参加者に日本文化や訪日旅行の魅力を 訴求する良い機会となった。 9 月 25 日~28 日に、メキシコ・リビエラマヤで開催された、富裕層を顧客に持つ北米のトラベルエージェントとの商談 会「ILTM America」に出展した。米国のみならず、カナダやメキシコからも参加があり、計 59 件の商談を行った。その 他にも朝食セミナーを開催し、50 名以上のエージェントに向けて、訪日旅行の最新動向についてのプレゼンを行い、 より深い日本の魅力発信に繋がる貴重な機会となった。今春からの成田-メキシコシティ間の直行便の増便も後押 しとなり、メキシコからの訪日需要が伸びている。 Kelley Ferro 氏のプレゼンの様子 (「Taste of Japan – Endless Discovery」)朝食プレゼンテーションの様子 (「ILTM America」)
【カナダ】
9 月の市場動向トピックス
2017 年 9 月の訪日カナダ人数は、前年同月比 0.9%増の 22,300 人となり、9 月として過去最高を記録。 今年はカナダ建国 150 周年を記念して、カナダ国内の国立公園入園料が無料化されるなど、国内観光の特典が 広く周知されており、比較的カナダ人の国内旅行志向が高まる夏季に、例年以上に国内旅行の需要が高まったも のと思われる。また、今年は訪加日本人数も増加しており、訪日を希望するカナダ人が航空座席を取りにくくなって いる可能性もある。9 月の主なプロモーション活動
9 月 7 日に、トロント市に隣接したマーカム市のマーカム・イベントセンターにて「Explore Tohoku and Tokyo」と題した セミナーイベントを、東京観光財団及びエアカナダと共催した。本イベントは、トロント市内及び近郊の旅行業者やメ ディアなどを対象に実施したもので、トロント市中心部から離れた会場であるにも関わらず、当日は満席になるほど 盛況であった。既に旅行先として浸透している東京と、今後認知度の向上を図る東北地方を合わせて PR すること により、カナダからの玄関口となる東京の魅力の再認識にも繋がり、業界に向けた PR の場として非常に有意義なイ ベントとなった。
9 月 27 日に、カナダ最大級の博物館「Royal Ontario Museum (ROM)」にて、同博物館の会員を対象に「A Cultural Discovery of Japan」と題した訪日観光セミナーを実施した。当初 120 名を予定していた本イベントは、参 加希望者が予定をはるかに超え、急遽招待者数を 250 名に増やしたが、当日はほぼ満席となり大変盛況であった。 このセミナーは知的好奇心が強く、所得平均が比較的高い美術館・博物館の会員を対象に訪日意欲を促進する ためのイベントで、トロント事務所としては初めての試みであったが、高所得者層に比較的容易に、かつ直接アプロ ーチでき、非常に有益なイベントとなった。
「Explore Tohoku and Tokyo」で挨拶する東京
観光財団レップとエアカナダ代表
A Cultural Discovery of Japan で演奏する 特別ゲストフルート演奏家の Ron Korb 氏
【英国】
9 月の市場動向トピックス
2017 年 9 月の訪日英国人数は、前年同月比 9.7%増の 27,100 人となり、9 月として過去最高を記録。
日欧間の航空便が日本発アウトバウンド需要増等により逼迫状態で欧州発の提供座席数が減少していることなど から、訪日客数の伸びは限定的であるものの、JNTO 実施の OTA、旅行会社等と連携した広告の効果などもあり、 9 月として過去最高の訪日客数となった。9 月の主なプロモーション活動
英国の主要新聞のラグビー担当記者や主要メディアに記事を寄稿しているフリージャーナリストを招請し、九州への プレストリップを実施した。九州にはラグビーワールドカップ 2019 日本大会の 12 の試合会場のうち 3 会場(福岡、大 分、熊本)があり、大会の会場だけでなく、訪日するイギリス人が興味を持つと思われる九州の自然、歴史、食、エ ンターテインメント施設も視察した。旅程は、参加するジャーナリストも含め、自治体やガイドなどの関係者を交えて 作り上げたことで、視察だけでは無く、その土地ならではの体験型のアクティビティも含まれ、非常に満足度の高いプ レストリップとなった。 9 月 24 日に今年で 9 回目となる毎年恒例の日本文化イベント「ジャパン祭り」がロンドン中心部のトラファルガー広 場で開催され JNTO も出展した。日本食を提供する店舗や日本関連団体のブースが多数出展し、メインステージ では伝統芸能からのど自慢まで様々な日本関連パフォーマンスが一日中行われた。当日は多くの来場者で賑わい、 JNTO ブースでは用意した各種配布物約 5000 部が全て配布し終わる程の盛況ぶりだった。 屋久島の川で泳ぐプレトリップ参加者 トラファルガー広場でのジャパン祭りの様子【フランス】
9 月の市場動向トピックス
2017 年 9 月の訪日フランス人数は、前年同月比 5.8%増の 18,300 人となり、9 月として過去最高を記録。 継続的な訪日旅行プロモーションを通じて訪日意欲を喚起を図っており、例えば 9 月からは、一般消費者への訴求 を目的にビデオ・フォトコンテストを実施している。 国際オリンピック委員会(IOC)は 9 月 13 日、2024 年夏季五輪のパリ開催を正式に決定した。パリでの夏季五輪は 100 年ぶり 3 回目の開催となる。これを契機として 2020 年開催の東京五輪、ひいては日本に対する関心の高まり も期待される。9 月の主なプロモーション活動
9 月 4 日~8 日に、パリのユネスコ本部において、日本文化紹介イベント「日本へのクリエイティブな旅展 2017 (Creative Travel to Japan 2017)」が開催された。「継承から、新たな文化の創造へ」をテーマに、岐阜、長崎、奈 良の世界遺産や無形文化遺産の他、54 件の日本遺産、茶道や華道などの伝統文化、アニメをはじめとした現代 文化の魅力が、パネル展示や映像等を通じて紹介された。JNTO からは訪日旅行に関するパンフレットを提供し、 旅行先としての日本の認知度向上を図った。 9 月 25 日に、パリのウェスティンホテルで開催された MICE 商談会「Pure Meetings & Events」にジャパンデスクを出 展。MICE 関連の事業者等との商談を通じて、MICE 目的地としての日本の魅力を PR した。
9 月 26 日~29 日に、パリのポルト・ド・ヴェルサイユにて開催された事業者向け国際観光見本市「IFTM Top Resa 2017」に、共同出展者 10 団体とともにビジットジャパン(VJ)ブースを出展した。旅行会社やメディア、観光学を専 攻する学生など幅広いステークホルダーに向けて、訪日旅行の魅力を PR した。
【ドイツ】
9 月の市場動向トピックス
2017 年 9 月の訪日ドイツ人数は、前年同月比 8.6%増の 18,300 人となり、9 月として過去最高を記録。 旅行先としての日本への関心は高まりに加え、継続的な訪日旅行プロモーションの効果も、訪日者数の増加に寄 与したと考えられる。 世界有数の規模を誇るフランクフルトオートショーをはじめ、9 月に入りドイツ各地で大型メッセが複数開催されたこと により、これに出展・参加するためにドイツに向かう日本の関係者が増加。ドイツ発日本行きの航空路線について、 座席の減少にも繋がっている。9 月の主なプロモーション活動
旅行先としての日本の認知度向上を目的として、ドイツでは、欧州で統一的に展開しているブランディングのイメー ジを活用し、航空会社との共同プロモーションの他、メディアへの取材支援を積極的に行い、訴求力の高い旅行雑 誌への記事掲載に繋げた。また、実際の訪日旅行商品についても、割高イメージを払拭すべく、ビジネス・パートナ ーと協働して広告掲載を行っている。9 月は、主要旅行雑誌「GEO SAISON」で 10 ページにわたる日本特集が組 まれたほか、航空会社との共同広告を SNS などのソーシャルメディアを通じて展開した。多岐にわたる取り組みによ り、旅行先としての認知度向上、興味喚起、及び販売促進の相乗効果を図り、訪日需要の増加を目指して取り 組んでいく。 主要旅行雑誌「GEO SAISON」9 月号特集 航空会社との共同広告【イタリア】
9 月の市場動向トピックス
2017 年 9 月の訪日イタリア人数は、前年同月比 4.4%増の 10,200 人となり、9 月として過去最高を記録。 近年、イタリアのバカンスにおける旅行需要は、8 月のピーク時への集中から、7 月、9 月へ分散する傾向がみられる。 特に、9 月中に旅行する傾向は昨年より強まっている。今夏のイタリア人のバカンス全体の旅行需要は昨年に比べ 増加したものの、昨今の国際情勢やイタリア経済の低成長を背景に、国内旅行を志向する傾向がみられた。9 月の主なプロモーション活動
9 月 7 日~22 日に、イタリアの国営放送で 18 年以上放映されている最も認知度の高い旅番組「キリマンジャロ」を 日本に招請した。ゴールデンルートのみならず多様な日本の魅力を訴求することを目的に、北海道の釧路湿原や岩 見沢市などを訪問先に加えた。東京では、伝統的なスポットから最新の人気スポット、北海道では、屈斜路湖や大 雪山など美しい自然にも焦点を当てて撮影を行った。 キャンペーンサイト 北海道/釧路湿原 北海道/岩見沢市・百餅祭 旅番組「キリマンジャロ」の招請時の様子【ロシア】
9 月の市場動向トピックス
2017 年 9 月の訪日ロシア人数は、前年同月比 44.9%増の 6,500 人となり、9 月として過去最高を記録。 今年 1 月に査証発給要件が緩和された影響もあり、1 月~9 月の累計では前年比 39.6%増の 54,400 人を記録し た。9 月の主なプロモーション活動
9 月 5 日に、タタルスタン共和国の首都カザンにて初めて訪日旅行セミナーを開催した。現地旅行会社約 20 名が 参加し、訪日旅行についての基本情報やゴールデンルートについて質問が飛び交った。 9 月 24 日に、ウラジオストクにて開催された旅行博「Travel Fair」に出展した。約 4,000 人が来場した本旅行博で は、ウラジオストク‐関西便が新規就航したことなどから、特に大阪のカウンターが注目を集めた。また、ウラジオストク では若者の海外留学の人気が高まっており、日本への教育旅行に関する問い合わせを多数受けた。さらに、JCB カードと連携し、同社がロシアで提供する旅行者向けサービス(観光施設の割引等)の紹介を行った他、9 月 25 日 に旅行会社向けの訪日旅行促進セミナーも実施し、大阪及び沖縄の観光魅力及び新規訪日旅行商品の特徴 に関するプレゼンテーションと商談会を行った。 9 月 26 日に、ハバロフスクにて日本がパートナーカントリーとなり、「Far East Travel & Education Show(FETES)」 が開催された。日本から 12 団体が参加し、ジャパンラウンジでは現地旅行会社との商談会が行われた。ロシア内陸 に位置するハバロフスクではビーチリゾートの需要が高いことから、冬季の沖縄行き商品の需要増加が期待される。 9 月 28 日に、日本に最も近いサハリン州の行政首都ユジノサハリンスク市で、初めて訪日旅行促進セミナーを実施 した。サハリンは札幌に就航する路線もあるため、地元の旅行会社は北海道観光に詳しいものの、北海道以外の 情報が少ないため情報提供を求められた。セミナーを通じて現地の旅行会社とのネットワークを拡充し、更なる訪日 需要の増加を図った。 訪日旅行セミナー(カザン) 旅行博への出展(ウラジオストク) FETES 商談会(ハバロフスク)