• 検索結果がありません。

 窪田哲也***** 赤木徹也***梶田隆之* 中岡尚美* 安東正******

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア " 窪田哲也***** 赤木徹也***梶田隆之* 中岡尚美* 安東正******"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

三浦和久* 吉富秀樹**稲田知己*野村健作*** 長井聡****横浴正明*

 窪田哲也***** 赤木徹也***梶田隆之* 中岡尚美* 安東正******

Summary of Staff Meeting for Educational lmprovement

       Kazuhisa MIURArk, Hideki YOSHITOMI* , Tomomi INADA ,

Kensak聾NOMURA燃,Saセoshi NAGAI尭燃, Masaaki YOKIOTANl典, Tetsuya KuBOTA燃献,

       Tetsuya AKAGI ma, Takayuki KAJITA , Naemi NAKAOKAsk,

       and Masas血i ANDOU糞触燃

 We have decided to make use of the ideas put forward during the staff meeting of 2001 regarding

dor皿itory issues. Previously, the results肋m similar meetings have often been filed away and forgotten,

leading to the repetition of discussions. At the meeting of 2001, the following four issues were discussed: O

prob}ems during night duty, @ problems concerning the system of extended stay in the dormitory, @ exchange of the residents with other colleges, @ benefits of the residentlteacher cooperation system. The results from the meet血g are discussed below. Some of these have already been put into practice and others are under consideration.

 Keywords: dormitory, night duty, extended stay, temporary residents, cooperation.

Lはじめに

 津山高専では,毎年夏季休業に入る7月下旬,教 務,学生生活(厚生補導〉,寮務が輪番でテーマを出 し合い全教職員に呼びかけ,研究集会を開いている.

平成13年度は寮の番であった.このため,第6回(平 成13年5月22日開催),第7回(同年6,月26日開 催)の寮務委員会において議題として取り上げ,研究 集会がマンネリ化している面もあることから,今回 は少し方法を変えてディベイティングにしてはどう か等意見が出た.具体的な進め方,テーマの妥当性,

研究集会目時近傍の学校行事を視野に入れて考慮し たが,結局,例年通りの分科会形式で行うことにし

た.

 実際には,下記の様に開催した.

 目 時:平成13年7.月27目(金)9:QO〜16:00  場所:本校会議室,特別会議室

 参加者:約50名の教職員  テーマ:1,指導当直上の問題点      2.特別在寮制度の問題点      3他高専との交流      4協調路線の成果

会議の最初と最後を除き二会場に分かれるかたちで 広く意見を求めた1).その結果,現在までに幾つかの

テL・一一一マは実現の段階に発展し,あるテL一一一一マは未だ議

論の域を出ていない.いずれにしても,衆知を集め て議論したことは,次の飛躍のためのステップとし て記録に留めておかなければならない.この観点か

ら1主として集会の成果を集約し,これに若干の資 料も添えてここに報告する.

なお,今まで夏季に行われた教職員研究集会のまと めの公表は殆どなく,議論の継続性という点ではな はだ不十分な対応しか取られていなかった様に思

  原稿受付 平成14年8月31日

    *一般科目

   **機械工学科

  ***電子制御工学科

 ****電気工学科

*****情報工学科

******庶務課庶務係(前学生課寮務係)

う.同じ様なテーマを何回も繰り返し議論してきた 記憶がある.年々歳々人同じからずではあり,同様

な議論の繰り返しであっても意義は有るのかも知れ ないが,しかし,著者等は議論した内容は少しずつ でも進展させなければならないと考える.使った時 間と労力は出来るだけ活かしたい.また,寮はいわ ゆる24時間営業であり,そこで起きる様々な問題は 現代の若者気質を反映している.寮の問題を考える ことは,高専を取り巻く環境が大きく変わろうとす る現時点では充分な今日的意義があると考える.以 上の2点がこの報告の作成動機である.

2.問題提起

 寮務委員会では先に述べた4つのテーマに対し,

参加者から意見が得られ易いよう具体性を持たせ た.原案は委員会内に設けたワーキンググループ(三 浦・吉富・稲田)で作成し,委員会で検討を経て正式 議題とした.その結果,予想を上回る数の意見が出 され,主催者としてはこの研究集会は成功裏に終え ることができたと感じている.それぞれのテーマに ついて以下に説明したい.

2.1指導当直上の問題点

 指導当直上の問題点について以下のサブテL一一一一マに 分け議論を行った.基本的には各テーマにおける指 導当直の対応について議論を行った.

   1.点呼のあり方    2.部外者の招き入れ    3現金等の盗難i

 まず,点呼のあり方であるが,たとえば点呼時に 点呼札を同時に2枚裏返す,すなわち他の寮生の札 まで故意に裏返す者がいたとき,宿直としてはどの 様に対応するかということを話のきっかけとして示

した.

 招き入れに関しては,部外者t ■寮外生・異性を寮 生が自分の居室に招き入れていることが分かったと き,指導当直はどう対応すべきかが問題になった.

 現金等の盗難については,夜に申し出てきたとき

の対応を問題にした.

(2)

津山高専紀要第44号 (2002)

2.2 特別在寮制度の問題点

 特別在寮制度は,里吉寮務主事の時(平成12年)に 発案され,平成13年度中は試行期間として,平成12

年度から13年度にかけての春季休業からスタ・一一一・ il

した.しかし,夏季休業前の寮の状況ではとても実 施出来ないという寮務委員会メンバーの心証からそ の方向に沿った決議をし,寮生に対しては掲示をし,

教官会議でもその様にアナウンスしてご理解を頂い た.ところが,校長他数名の教官の要請で,再検討を 余儀なくされ,結局旧盆を挟む10目間のみ完全に閉 寮するいう折衷案となった経緯がある.その直後の 研究集会であったため,特にこの問題には重きを置 いて提出した.特別在寮制度の問題点について次の サブテーマを議論した.

   ■指導当直の延長

   2.冬休み中は特別在寮を行わないこと    3優先順位の決定

 まず,指導当直の延長であるが,特別在寮中は指 導当直が居ない.寮に残っている学生だけである.

非常時における彼らの行動に不安が残る.これをど うしたものか.この点について議論を請うという目

的であった.

 次に,寮務委員会としては,冬季休業に伴う閉寮 後は,留学生を除くすべての学生に直ちに帰省を促 したい(年末・年始は非常事態への迅速な対応も取 りにくい).そのための教官サイドのコンセンサスを 取っておきたいという狙いがあった.

 特別在寮試行期間中は,在寮生自身の居室の使用 を認めず,特別な場所を指定して宿泊を許可する形 を考えていた.そのため,その用途に回すことがで きる部屋数,従って在寮許可者数は限定される.特 別在寮を申請できる理由は申請書に明記してある通 り幾つかあるが,これら諸理由の問のプライオリテ ィをどう決めるかということであった。

2.3 他高専との交流

 このテーマはサブテーマに分ける段階ではなか ったので,このまま提出した.これについては平成 13年4月に津山鶴山ホテルで行われた平成13年度 寮生指導者研修会での寮務主事挨拶で初めて公表し たものである.事前に一関高専の小田嶋教授にこの 件で依頼し,また本校教務主事の大重教授にも年度 当初,教務関係での協力依頼をお願いしていた.一 方,横谷が前任校という縁で舞鶴高専に打診した.

三浦と舞鶴高専寮務主事川合教授と数度にわたる情 報交換の後,川合主事の話をヒントに本校の一年生 寮生に対して付録に示すアンケートを行った.この 計画の目的とするところは論文集・高専教育2)の中 で触れているので,ここでは述べない.

2.4 協調路線の成果

 津山高専北辰寮では,北辰寮自身の歴史・伝統か ら必然的にそうなったと思われるが,寮生の寮運営 への参加という事実がある.この様なことは他の高 専の寮では殆ど見られない.平成に入ってから,十 数年を掛けて醸成した一種の風土である.さて,寮 生は専門委員会3)というものを通して寮の運営に携 わっているが,これらの専門委員会には寮務委員の 教官の内,選ばれた者がアドバイザーとしてついて いる.この研究集会では,各担当の委員から,現在の 専門委員会の活動状況などについて報告してもら い,寮務に直接タッチしていない教職員の方々に寮 生会活動を知って貰うことを目的とした.

3.討  論

 以上の問題提起に対して開会の挨拶等の終了後,

参加人数の関係上,全参加者を26名と25名に分け,

三浦と吉富がそれぞれの会場の議事運営を行った.

研修会後の7月30目,主:事・主事補が一同に会し,

得られた意見・提案の集約および問題点の発掘と今 後の展開などについて話し合った.以下に示す内容 は研究会当目に出た意見の集約が主ではあるが,後

日開いた上記ミーティングの内容およびその後の動 きも含んでいる.

3.1指導当直上の問題点

 点呼の意義について意見が出た. 「点呼は,管理 上の意味つまり寮生の動向を把握する必要から出て いる方法である」, 「点呼が無ければ不測の事態の

ときどうなるか」などであるが,また「点呼時に多 くの寮生に声をかけてコミュニケt・一一Lションも取れ る」などの意見が出たのに対し, 「現在の寮は昔と は異なる状況にあり,効率的な指導法が必要だ」と か, 「夜の生活指導まではもう出来ない」という声 が出た.アドバイザーである校長からは, 「点呼を 食券で取ってはどうか,また点呼を仮に一ヶ月止め て様子を見てみるという試行を行ったらどうかjと の発言も出された.

 文部省高等教育局技術教育課内の技術教育法令研 究会編集になる高等専門学校関係法令・資料集を見 ても,当直およびその業務に関して殆ど記載されて いないが, 「国立高等専門学校低学年全寮制の実施 について」4)と題する大学学術局長通達の中で「寮 生活に関する目黒を定める」とだけ述べてある.従 って,点呼を日課の中に設けることは各高専の判断 に任されているということである.一方において,

平成3年2月8日付けの「高等専門学校教育の改善 について」と題する大学審議会の文部大臣への答申 においては「学生寮は教育寮として位置づけられ寮 務主事を中心にきめ細かな生活指導が特色とされて

いるものであり...」5)とある.

      きめ細かい生活指導 は点呼なしで可能かどうかいま暫く調査・議論の余 地が在る.なお,指導当直手当という会計的裏打ち があることから,文部科学省としては当直を認めて いると思われる.

 また, 「不在者の名前を指導当直日誌に書き留め る必要があるのか」という意見が出た.発言の根拠 は,既に点呼簿にチェックが入っているので,二度 手間ではないかというものである.当然と思われた ので,この点については,書き留める必要は無いと 答えた.しかし,9,月以後の殆どの当直者は書き留め を行っており,これが寮務運営に役立っている事実

もある.

 次に,招き入れの件であるが,部外者が侵入した ときには,既に作成しているマニュアルに沿って対 応することが確認された.今年に入って,部外者に

よるものと見られる校舎壁へのスプレー落書き(冬 季休業中),現金の無心(5月)などの事件が起きてい

る.

 現金等の盗難については,表1に挙げたように月 平均3件ぐらいのペースで生じている.ただし,表

1のデータは平成12年5月から平成13年の6月ま でに盗まれた金銭と物品で,寮務に届け出があった ものだけである.申し出てきたときには,被害者の 意志如何で警察に連絡し,その後の対応を取って貰

う様に研究会の席上で依頼した.

 寮務委員会が準備した具体的テーマの外に,熱心 な教官から以下の様な意見が出された.

 ①センサーの誤作動で火災報知器が鳴動し,防火

(3)

表2 北辰寮で発生した盗難件数(平成12年5月〜平   成13年6月)

日 時 金 銭 (円 物  品

H12 5/22 14000

5/22

3000

5/26

自転車

615 箱ティッシュ

Vャープペン

、どんジュース

6/19

9000

6120 7000 6122 12000〜15000

9/1 自転車

913 13000 財布・学生証

9/25

75000 1012 6000

10/2

42000

10/2

4000

10/3 12000

10/4

5000

10/18

15000 財布

11118 17000

11/21

10000

12/14 5000

H13 5〆1 6000

5/21

1000

5/21

22000

5123

7000

6/4

16000

6/20

1000

6〆20

20000

7

 戸が閉まったときの当直教官の対応はどうある  べきかという質問が出された.この意見の背景  には,本校の報知器は今年度からセコムに依頼  しており,有事の際の当直教官の対応の仕方が  大変わかりにくくなっていることがあると思わ  れた.そこで,研究会の席上で8月の適当な日  に報知器・防火戸の実際の取り扱い講習会を行  うとアナウンスした.

  講習会は,8月28日の午前中に久保消火器  店の立ち会いのもと実施した.多数の参加者が  あった事を付記する.

②新任教官が当直業務に当たる前にできるだけ寮  生の顔をおぼえて貰うため,全寮生が参加する  行事(焼肉大会,寮生指導者研修会等)に参加を  呼びかける.

  この呼びかけに対し,平成13年秋の焼肉大会  には,数名の新任の先生方が参加された.

③各寮棟の1階の廊下側の窓に固定式の網戸を入

 れては.ど一うかという意見があった.

  これを夏休みの間に実施した,その結果以  前よく見られた窓からの侵入は現在では見られ  なくなったが,網戸が破られることが時々ある.

④玄関のオートnックがオープンの状態のときブ  ザーが鳴るようにしたら良いのではないかとい  う意見があった.これについてはその後,ブザ

 V一一一しの取り付け,プログラムの変更など色々検討

 したが,予算的な面と,実際に運用するときの  問題点などがあり,現在においても実現してい

 ない.

  しかし,オ・一 ynックも現在では定着しつつ  ある.平成14年の5月の連休に様子を見に来た

が,きっちりと玄関の施錠がなされていた.定 着には時間がかかるだろう.寮務委員会としては 今の設備のままで当分様子を見たい.

3.2 特別在寮制度の問題点

 閉寮後に,ある目的を行うために在寮しているの が特別在寮である.指導当直がいない状態で少数の 寮生のみが生活している.従って,何かことが起き ても,寮生会は機能しないし,当直による指導もな い.この様な状況を改善するため,指導当直を置く ことを提案した.しかし,閉気後なので,教育寮とし て機能させられないし,そこまでやらなければなら ないのか等の意見が出た.また,寮生会を育成し,出 来るだけ寮のことを寮生にやらせ,教官の負担を軽 減しようとする本校の方向とは,逆になるのではな いかという危惧も聞かれた,特別在寮は今の状況で は認めるのは恐ろしいという意見に対しては,過去 の警告点の点数と特別在寮許可とを関連づけてはど うかとの意見も出た.研究会後の主事・主事補ミー ティングにおいて,長期休暇中の当直という問題で あるだけに,主事がレジュメを作成し,寮務委員会 で加筆・修正の上,各科で議論して頂き,周知徹底 を図ろうということになった.そして,10〜H月に かけて各科で議論してもらった.以下に示すものは,

その教室会議で出された意見と寮務委員会の対応で

ある,

3.2.1特別在寮制度の運用に対する意見

①少人数なら一部日用品を持ち込む等して,一斗  所で行うべきである.例えば合宿研修所とかで.

 また,各棟で一カ所にすべきである.(3件)

②分かりやすいマニュアルを作成し.在寮生を委  員に任命して組織化する.(2件)

③専攻科生は無条件で在寮させるべきで,優遇す  る.(2件)

④4,5年生で単位に関する事由による場合には  許可し,1〜3年生は不必要である.(3件)

⑤目的外のことをしている者は直ぐに許可取り消

 しをする.

 nボ:コン等に 自由参加 することは特別在寮  に値しない.昼間部屋でテレビ・ビデオを見た  りして遊んでいるように見られた.また,アルバ  イト等で昼間学校にいない学生がいた.

  JABEEがらみの意見ではあるが,夏休み中「研  究室を開ける」ということと,「宿泊所を提供  する」こととは違う.ロボコンは今まで合宿で  対応していた.インターンシップでも遠くの学  生は自分で宿泊所を見つけていた.特別在寮は  あくまでも好意からしたもの,研究が本当にこ  の期間にしかできないものなのか検討してみる  必要がある.

⑥今の形態で行い,学生自らが組織化し,管理・安  全等に対処する.

⑦学生に「特別在寮期間中の成果」のレポートを  提出させ,それを回覧する。

⑧メリット・デメリットの両方を考えるべき.二  十数名のためにエネルギー・経費を使うことの  メリットはあるのか.

⑨必要以外の電源はこまめに切る指導が必要であ  る.また,補食室・便所等の清掃は実施させる必  要がある、常に使用している者が,清掃する.

⑩特別在寮終了時の点検は指導教官が行う.居室  のみならず,共通部分(補食室・便所・廊下等)

 の点検もしてもらい,必要があれば,清掃させ

 る.

(4)

津山高専紀要第44号 (2002)

 指導教官の負担(主として精神的)が大きい.

在寮の開始・終了の手続きは土・日・攣目およ び平目の17時以降は避iける、

3.2.2 特別在寮に指導当直を付ける件

①指導当直は置きたくない.(14件)

 置いても徹底できない.教育寮だから指導当直  ということになる.少人数でも指導当直なのか.

②当直をしても,しなくても,校長なり,主事なり  がきっちり責任を取るというスタンスでやって

 欲しい.

  問題が起きた場合の責任の所在が不明確.

  学校として,全体的な方針を出さないと,これ  らの議論をしても不毛である.

  「置く」か「置かない」かの二点しかないの  で,責任をどう取るかだけで,校長が責任を取る  から,泊まらなくても良いというなら,それも良  し.泊まれと言われれば泊まる.運営方針は後で  議論すればよい.

  留学生についてはどうするのか.正月や夏休  みにも居るのに,同じように責任問題は発生し

 ないのか.

  一生懸命している学生に対してサービス(指  導当直)するのは良いが,そうでない場合は嫌  である.(2件)

  電子制御工学科は大半が指導当直をしても良  い.しかし,本音はオーバー・ロードになるので  したくない.

③寮に学生がいる間は指導当直をすべきである.

 夏休みに寮務委員が泊まらないのはおかしい.

 寮務委員が普段泊まる回数が多いのなら,全員

 平均してロ・一テ・一一一一ションすべきである.

  指導当直の役割は点呼と非常時の対応だと思  う.「指導教官の仕事」はきっちりと指導教官  にして欲しい.(2件)

  当直は教官だけでなく事務官も協力してやる  べきである(本省から「今後は事務官と教官と  が共同して学校運営をすべき」との意見を受け

 て).

  機械工学科から,この件では,管理が主目的の  様に感じられるが,それなら指導当直の範囲で  はない.(同工学科以外にも1件あり)

3.2.3 特別在寮制度の議論から派生した寮その   もののあり方に対する示唆

 以下の二点は電子制御工学科から出されたもので

ある.

①専攻科生・留学生は20歳を越えた成人である  ので,「教育寮」の住人としてではなく,「生活  寮」の住人として扱うべきではないか.

②独立法人化に向けて,津山高専の寮を「教育寮」

 から「生活寮」へと移行する準備をすべきでは  ないか,例えば,1年〜3年生と4年〜専攻科生  に県勢を分けて,高学年生の寮棟を徐々に「生  活寮」に移行してはどうか.

 また,長井はこの制度に関するレジュメの中で特 別在寮の代わりに,三三期間を延長して指導当直を 実施する場合の問題点として,次の幾つかの点を指 摘した.すなわち,他の高専との比較で教官の負担 増,アルバイト等のために長期間在寮する事例が出 てくる可能性,帰省する寮生が多いための寮生会機 能不全,そして,夜点呼のみで教育寮として機能す

るのかという危惧である.

3.2.4特別在寮に対する寮務委員会の対応  さて,平成13年の春と夏に試行を終えて平成14 年度春季休業から本格的な特別在寮制度を施行し た.予期に反して見込み程の希望者はなかった.因 みに,平成13年度夏季の特別在寮者数は留学生を除 いて,最大で28名(7月25目),最:小は6名(8月20 日)であり,平成13年度から14年度に替わる春季の 特別在寮者数は最大で18名(3月27日),最小は9 名(4月2〜4目)であった.従って,指導当直を置く ことは考えなかった.その代わり特別在寮生一人一 人には吉富・横谷が中心になって作成した緊急マニ ュアルを配布して,この制度に付随した対処法であ たるという方針を取った.回を重ねるごとにオL一一一・ト ロックも定着してきた様で大きな問題もなく,前年 度の春季特別在寮時の様な混乱も見られなくなっ

たa特別在寮生の自覚と関係教官の指導が高まった 結果と考えている.

3。3他高専との交流

 この件に関するアンケート(付録参照)を三浦が作 成し,平成13年の6月,原田寮生会長に依頼して,

1年生を対象に希望調査を行った.その結果,①「こ の計画に賛同していただけますか」に対し「賛同す る」と答えた者は79名号50名,②「もし,相手校 とカリキュラムの整合性が取れ,学習上に何等大き な支障が無いとなった場合,君は2年生の秋の頃,

遠く離れた他高専の寮に2〜3ヶ月ぐらい滞在し て,学生生活を送ってみたいと思いますか.ただし,

「2年生の秋の頃」および「2〜3ヶ月」というの は仮定です」の問いに対し,「はい」と答えた者は79 名中25名であった.これを受けて,この計画を研究 集会に提出した.その結果,いきなり2〜3ヶ月と

いうのは,教務的に難しい問題が生じるので,まず は現行の規定に抵触しない1週間位で行えばどうか という意見を頂戴した.研究集会後の主事・主事補 ミーティングで,ワ・一Seンググループを作ってこの 話を進めることが了解され,横谷と安東に三浦が加 わって,舞鶴高専と交渉した.旅費,経費,授業,部活,

保険等の種々の問題を一応クリアーして,平成14年 度から,両校の寮務主事の申し合わせ事項というこ

とでスタートさせ,浮上してくる問題点をその都度 検討していく方向で舞鶴高専との合意が取れた.数 年これで実施し,順調に運ぶようであれば,校長間 で覚え書きを取り交わすことになる予定である.

3.4協調路線の成果

 このテーマは合同会議とした.全参加者が各専門 委員会担当の寮務委員から活動状況の説明を受け た.説明後,質疑応答を行ったが,専門委員会の活動 内容については本校の外部評価のテキスト3)に詳し く書いたので,ここでは触れない.

 ところで,本校での寮生との協調路線については

区報2)に詳しく述べた.この北辰寮の協調路線は大

方の他高専のやり方とは異なる.教官による管理的

な寮運営をしている高専も関東地方には幾つかある

と信頼できる筋から聞いた.この路線は津山高専の

文化とでも言えるものであり,短時日にして出来上

がったものではない.津:山高専では,自主性重視の

校風をうち立てようとしている.すでに寮生会にお

いては,この気風が満ちており,教官がその権威を

振り回していたのでは,スムーズに寮の行事は進

まない.彼等が,将来,口八丁手八丁のエンジニアに

育つことを教職員一同願い,努力を惜しまず対応し

ている.寮生も視野を広く持ち,津山高専北辰寮の

(5)

アイデンティティーをしっかりと培って欲しい.

4.おわりに

 今回の研究集会は寮が担当した.他にも問題が残 ってはいるが,それらは次の機会に取り上げて貰え れば幸甚に思う.寮の運営には機会均等と不偏の精 神が要求される.学校で最も避けるべきことは不公 平を生じることであるから.これを寮務委員一同念 頭に置いて対応している.      .

 ところで,本文では敢えて実名を使った.理由は,

事柄の発信者さらには責任の所在等が従来のやり方 でははっきりしなかった.もし,内容的に支障が在 れば,文責は連名者中の三浦にすべてあり,是非ご 指摘願いたい.

 なお,平成13年度の寮務委員会のメンバーは次の 通りであった.主事は三浦,主事補は吉富(主事代 行),稲田,野村,長井,横谷の各教官.委員は窪田,赤 木,梶田,中岡の各教官,さらに寮務係長は安東事務

官であった.

 最後に,研究集会を立ち上げる際にご尽力下さっ た,文科技官の土居匡子氏,技能補佐員の赤堀登美 子氏には感謝の意を,また,歴代の寮務委員会委員 の方々には敬意を表したい.

参 考 文 献

1)平成13年度津山工業高等専門学校教職員研究集会のしおり:

 寮務委員会(2001).

2)里吉宣昭,三浦和久,野村健作:寮管理の限界を越えて,論文

集・高専教育,第25号(2002)449−454.

3)津山工業高等専門学校:外部評価報告書;付録2,plO−p23

 (2002) .

4)文部省高等教育局技術教育課内技術教育法令研究会編集;高

 等専門学校関係法令・資料集,p2453の2−3(第一法規),

5)文部省高等教育局技術教育課内技術教育法令研究会編集;高

 等専門学校関係法令・資料集,p2657(第一法規).

      平成13年6月 他高専の寮との閥で、交換寮生をすることに対するアンケート

       寮務主事   寮務委員会では複数の勉の高専(他のブロックの高専)に本校の寮生を送り、三時にそれ

らの高専から北辰寮へ寮生を受け入れるということを考えており、既に幾つかの高専に対 してこの計画に賛同して頂けるか否かを打診していますe現在、そのうちの三校から肯定 的な解答を頂いています。二二に向けては、難問山積ですが、一つずつ解決していくつも

りです。ついては、この試みに対し賛同してくれる寮生諸君の人数を把握する必要があり ます。その意喋で、是#アンケー一 5に協力をお願いします。

  この計画の9指すところは、①寮生諸君の視野を広め、津山地域だけでなく、鶴のと ころでも通用する三値親の醸成に資すること、②寮運営における不条理の解消に資するこ と、③相互刺激に資すること、④寮生煽人のみならず、北辰寮のアイデンティティーeの確 立に資すること、であります。この詳画は、三門、本絞の冒指している自立且つ自律精神 の酒養に大いにプラスするものとなり、かつ誰が見ても納得の行く高等教育機関に相応し い寮に変貌することへの一助になると堅く信じております。

〔質量

君が選んだ方を○で囲んで下さい。

①まず、この計画に賛同していただけますか。   はい  いいえ

②もし、相手校とカリキュラムの整合性が取れ、学習上に伺等大きな支障が無いとなった  場合、君は2年生の秋の填、遠く離れた他高専の寮に2〜3ヶ月ぐらい滞在して、学生  生濡を送ってみたいと思いますか。(ただし、「2年生の秋の頃Sおよびf2〜3ヶ月」

  というのは仮定です)

      はい    いいえ

雛力してくれてありがとう。

これからも、協力し合って、落ち着いた、住み良い北辰寮に少しでも近づけましょう。

参照

関連したドキュメント

 しかしながら、東北地方太平洋沖地震により、当社設備が大きな 影響を受けたことで、これまでの事業運営の抜本的な見直しが不

自発的な文の生成の場合には、何らかの方法で numeration formation が 行われて、Lexicon の中の語彙から numeration

歴史的にはニュージーランドの災害対応は自然災害から軍事目的のための Civil Defence 要素を含めたものに転換され、さらに自然災害対策に再度転換がなされるといった背景が

に至ったことである︒

単に,南北を指す磁石くらいはあったのではないかと思

自然言語というのは、生得 な文法 があるということです。 生まれつき に、人 に わっている 力を って乳幼児が獲得できる言語だという え です。 語の それ自 も、 から