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目次 平成 25 年度税制改正の概要... 3 第 1 章個人所得税... 3 (1) 所得税の最高税率引上げ... 3 (2) 金融関係税制 上場株式等の配当 譲渡所得の軽減税率廃止 公社債等に係る利子 譲渡所得の申告分離課税 株式等に係る譲渡所得等の分離

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平成25年度

税制改正の概要

日時 : 平成25年5月14日(火) 13:30∼16:00

会場 : ウインクあいち 愛知県産業労働センター

13階 1303会議室

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◆◆ 目 次 ◆◆

平成25 年度税制改正の概要 ... 3 第1章 個人所得税 ... 3 (1) 所得税の最高税率引上げ ... 3 (2) 金融関係税制... 4 ① 上場株式等の配当・譲渡所得の軽減税率廃止 ... 4 ② 公社債等に係る利子・譲渡所得の申告分離課税 ... 4 ③ 株式等に係る譲渡所得等の分離課税の変更 ... 5 ④ 少額非課税制度(日本版ISA)の創設 ... 6 (3) 住宅関係税制(ローンの場合) ... 6 ① 住宅ローン控除、特定増改築等ローン控除の延長と拡充... 6 ② 住民税からの住宅ローン控除の拡充 ... 7 (4) 住宅関係税制(自己資金の場合) ... 7 ① 認定長期優良住宅特別控除の延長と拡充 ... 7 ② 省エネ・バリアフリー・耐震改修をした場合の減税措置の延長と拡充 ... 8 (5) 合理的な再生計画に基づく経営者の私財提供に係る譲渡所得の非課税措置 ... 9 (6) 社会保険診療報酬の所得計算特例の適用対象者の範囲縮小 ... 9 第2章 資産課税 ... 11 (1) 相続税 ... 11 ① 基礎控除の見直し ... 11 ② 税率構造の見直し ... 12 ③ 小規模宅地等における課税価格の計算特例の見直し ... 12 ④ 未成年者控除・障害者控除の改正 ... 13 (2) 贈与税 ... 13 ① 20 歳以上の者が直系尊属から贈与を受けた場合の税率の特例 ... 13 ② 暦年課税贈与税の税率構造の見直し ... 14 ③ 相続時精算課税制度の適用要件の見直し ... 15 ④ 教育資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置 ... 15 (3) 事業承継税制... 18 (4) 印紙税 ... 19 ① 金銭等領収証に係る非課税範囲の拡大 ... 19 ② 不動産譲渡の契約書等に係る印紙税 ... 19 第3章 法人税 ... 20 (1) 民間投資喚起税制 ... 20

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2 / 30 ① 生産等設備投資促進税制の創設 ... 20 ② グリーン投資減税の拡充等 ... 21 ③ 研究開発税制の拡充 ... 22 (2) 雇用・所得拡大税制 ... 23 ① 所得拡大促進税制の創設 ... 23 ② 雇用促進税制の拡充 ... 24 (3) 中小企業・農林水産業対策税制 ... 25 ① 商業・サービス業等を営む中小企業者等の支援措置の創設 ... 25 ② 交際費課税の特例の拡充 ... 26 第4章 消費税 ... 28 (1) 消費税率の段階的な引上げ ... 28 (2) 複数税率への対応 ... 29 第5章 移転価格税制... 30 (1) 独立企業間価格の算定方法 ... 30 (2) 棚卸資産以外の取引に係る比較対象取引 ... 30

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平成 25 年度税制改正の概要

平成25 年度税制改正は、自民党・公明党の新政府による初めての改正となります。現下 の経済情勢等を踏まえ、「成長と富の創出の好循環」、「社会保障・税の一体改革」の実 現に向け、新たな成長政策を大きく盛り込んだ内容となっています。

第1章 個人所得税

 課税所得4,000 万円超について、45%の税率が設けられます。  金融所得課税の一体化が図られます。  日本版ISA が創設されます。  住宅ローン減税が4 年間延長され、最大控除額が拡充されます。  自己資金で認定住宅を取得した場合や、省エネ等のリフォームをした場合の減税が拡 充されます。

(1) 所得税の最高税率引上げ

 適用時期 平成27 年分以後の所得税について適用されます。 税率 税率 195万円 以下の金額 5% 195万円 以下の金額 5% 330万円 〃 10% 330万円 〃 10% 695万円 〃 20% 695万円 〃 20% 900万円 〃 23% 900万円 〃 23% 1,800万円 〃 33% 1,800万円 〃 33% 1,800万円 超の金額 40% 4,000万円 〃 40% ― 4,000万円 超の金額 4 5% 適用課税所得 現行制度 改正後 適用課税所得 ―  改正の内容 現行の所得税の税率構造に加えて、課税所得4,000 万円超の部分について 45%の税率が 新たに設けられます。 概 要

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(2) 金融関係税制

① 上場株式等の配当・譲渡所得の軽減税率廃止  適用時期 平成26 年 1 月 1 日より、20%本則税率が適用されます。 ② 公社債等に係る利子・譲渡所得の申告分離課税 利子所得 譲渡所得 利子所得 譲渡所得 特定公社債等 申告分離 申告分離 一般公社債等 源泉分離 申告分離 同族会社社債 総合課税 総合課税 現行制度 公社債等 源泉分離 非課税 公 社 債 等 改正後  改正の内容 上場株式等の配当・譲渡所得等に係る10%軽減税率が、平成 25 年 12 月 31 日をもって 適用期限を迎え、20%本則税率が適用されることになります。 (注1)特定公社債 国債、地方債、外国国債、外国地方債、公募公社債、上場公社債等 (注2)一般公社債等 特定公社債以外の公社債、私募公社債投資信託の受益権、証券投資信託以外の私募投資信託の受益権等  改正の内容 金融所得課税の一体化を進める観点から、公社債等に係る利子・譲渡所得について、 申告分離課税方式が導入されます。 ① 公社債等は特定公社債等(注1)と一般公社債等(注 2)に区分され、特定公社 債等の利子・譲渡所得については、申告分離課税方式が適用されます。 ② 一般公社債等については、利子所得は現行通り源泉分離課税、譲渡所得は現行非 課税から申告分離課税方式へ変更になります。 ③ 一般公社債等のうち、同族会社が発行した社債の利子・譲渡所得でその同族会社 の役員等が支払を受けるものは、総合課税の対象となります。

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5 / 30  適用時期 平成28 年 1 月 1 日以後に支払いを受けるべき公社債等の利子等、平成 28 年 1 月 1 日以 後に公社債等の譲渡をした場合の譲渡所得等について、適用されます。 ③ 株式等に係る譲渡所得等の分離課税の変更  適用時期 平成28 年 1 月 1 日以後に適用されます。 所得区分 内訳 上場株式等の譲渡損益 非上場株式等の譲渡損益 所得区分 内訳 上場株式等の譲渡損益 特定公社債等の譲渡損益 非上場株式等の譲渡損益 一般公社債等の譲渡損益 株式等に係る譲渡所得等 特定公社債等及び上場株式等 に係る譲渡所得等 一般公社債等及び非上場株式等 に係る譲渡所得等 現行制度 改正後 損益通算可能 譲渡損失の3年間繰越控除可能 損益通算可能 損益通算可能 譲渡損失の3年間繰越控除可能  改正の内容 ① 「上場株式等に係る譲渡所得等」と「非上場株式等に係る譲渡所得等」が別々の 分離課税制度とされ、両者間の損益通算が不可能になります。 その上で、「特定公社債等及び上場株式等に係る譲渡所得等」の分離課税と「一 般公社債等及び非上場株式等に係る譲渡所得等」の分離課税に改組されます。 ② 特定公社債等の利子・譲渡所得が、上場株式等の譲渡損失及び配当所得の損益通 算、繰越控除の特例の対象範囲に追加されます。 ③ 特定公社債等を特定口座へ組み入れることができるようにし、金融機関等におけ る取扱いが整備されます。

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6 / 30 ④ 少額非課税制度(日本版 ISA)の創設  適用時期 平成26 年 1 月 1 日より導入されます。

(3) 住宅関係税制(ローンの場合)

① 住宅ローン控除、特定増改築等ローン控除の延長と拡充 (金融庁資料より)  改正の内容 上場株式等の配当・譲渡所得等に係る10%軽減税率が平成 25 年 12 月末をもって適用 期限を迎えるのに伴い、「少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等の非課税措置(日 本版ISA)」が導入されます。※ISA:Individual Savings Accounts

金融機関に開設した非課税口座内の上場株式等(投資限度額100 万円)に係る配当所 得・譲渡所得等については、5 年間非課税となります。

 改正の内容

① 適用期間が平成29 年 12 月 31 日までとなり、4 年延長されます。 ② 消費税の増税に合わせて、最大控除額も引き上げられます。

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7 / 30 ② 住民税からの住宅ローン控除の拡充

(4) 住宅関係税制(自己資金の場合)

① 認定長期優良住宅特別控除の延長と拡充 ◆ローンによる住宅取得 居住年 借入限度額 控除率 各年の 控除限度額 最大控除額 居住年 借入限度額 控除率 各年の 控除限度額 最大控除額 H26.1∼3 2,000万円 1.0% 20万円 200万円 H26.1∼3 3,000万円 1.0% 30万円 300万円 H26.4∼ H29.12 4,0 00 万円 1.0% 40 万円 4 00 万円 H26.4∼ H29.12 5,00 0 万円 1.0% 50 万円 5 00 万円 <一般住宅の場合> <認定住宅(認定長期優良住宅、認定低炭素住宅)の場合> 特定増改築等 限度額 控除率 その他の借入 限度額 控除率 200万円 2.0% 4万円 800万円 1.0% 8万円 25 0万円 2.0% 5万円 75 0万円 1.0% 7.5万円 (注)「特定増改築等」とは、省エネ・バリアフリー・耐震改修工事をいう。 H26.4∼ H29.12 62 .5 万円 ◆ローンによる住宅増改築 各年の 控除限度額 最大控除額 居住年 H26.1∼3 60万円 居住年 控除限度額 H26.1∼3 所得税の課税総所得金額等 × 5% (最高9.75万円) H26.4∼H29.12 所得税の課税総所得金額等 × 7% (最高1 3.65万円)  改正の内容 所得税において住宅ローン控除の適用がある者のうち、所得税において控除しきれなか った金額があるものについては、翌年分の個人住民税においてその残額が減額されます。 (控除限度額あり。) 平成26 年分以後においては、住民税の控除限度額が引き上げられます。  改正の内容 ① 適用期間が平成29 年 12 月 31 日までとなり、4 年延長されます。 ② 消費税の増税に合わせて、最大控除額も引き上げられます。 ③ 適用対象となる住宅に認定低炭素住宅が追加されます。(平成26 年 4 月 1 日以後)

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8 / 30 ② 省エネ・バリアフリー・耐震改修をした場合の減税措置の延長と拡充 居住年 対象住宅 控除対象限度額 (標準的な掛かり増し費用) 控除率 最大控除額 H24・25 長期優良住宅 500万円 10% 50万円 居住年 対象住宅 控除対象限度額 (標準的な掛かり増し費用) 控除率 最大控除額 H26.4∼ H29.12 長期優良住宅 低炭素住宅 650 万円 10% 6 5万円 (注)H26.1∼3はH25の措置を適用 現行制度 改正後 居住年 改修工事 限度額 控除率 控除限度額 居住年 改修工事 限度額 控除率 控除限度額 H25.1∼ H26.3 200万円 (300万円) 10% 20万円 (30万円) H25.1∼ H26.3 150万円 10% 15万円 H26.4∼ H29.12 25 0万円 ( 35 0万円) 10% 2 5万円 (3 5万円) H26.4∼ H29.12 2 00万円 10% 20万円 (注)カッコ内の金額は、太陽光発電を設置する場合 工事完了 年 改修工事 限度額 控除率 控除限度額 H26.1∼ H26.3 200万円 10% 20万円 H26.4∼ H29.12 25 0万円 10% 2 5万円 <省エネ改修工事の場合> <バリアフリー改修工事の場合> <耐震改修工事の場合>  改正の内容 ① 適用期間が平成29 年 12 月 31 日までとなり、4 年延長されます。 ② 消費税の増税に合わせて、最大控除額も引き上げられます。

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(5) 合理的な再生計画に基づく経営者の私財提供に係る譲渡所得の非課税措置

 適用時期 国税、地方税ともに平成25 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日までの間にした贈与に ついて適用されます。

(6) 社会保険診療報酬の所得計算特例の適用対象者の範囲縮小

 適用時期 個人については平成26 年以後の所得税及び平成 27 年以後の個人住民税について適用さ れ、法人については平成25 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度について適用されます。 (金融庁資料より)  改正の内容 中小企業の取締役等である個人で、その法人の保証人であるものが、現にその法人の 事業の用に供されている資産(有価証券を除く。)でその個人が所有しているものを、 合理的な再生計画に基づきその法人に贈与した場合には、次に掲げる要件を満たしてい る時に限り、その贈与によるみなし譲渡課税を適用しないこととします。 ① その個人が、再生計画に基づき、その法人の債務の保証に係る保証債務の一部を 履行していること。 ② その再生計画に基づいて行われたその法人に対する資産の贈与及び保証債務の 一部の履行後においても、その個人がその内国法人の債務の保証に係る保証債務 を有していることが、その再生計画において見込まれていること。  改正の内容 社会保険診療報酬の所得計算の特例の適用対象から、その年の医業及び歯科医業に係る 収入金額が7,000 万円を超える者が除外されます。 (金融庁資料より)

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第2章 資産課税

<相続>  基礎控除が引き下げられるとともに税率構造が見直され、多くの人が相続税を納めな ければならなくなります。また、小規模宅地等の特例が見直されます。 <贈与>  子や孫等が受贈者となる場合の税率構造の見直しが行われるとともに、相続時精算課 税の適用要件が緩和されます。  子や孫に対する教育資金の一括贈与について一定額を非課税とする措置が創設されま す。 <事業承継>  適用要件の緩和等使い勝手を高める抜本的な見直しが行われます。 <印紙>  領収書に係る印紙税の免税点が引き上げられます。また、不動産譲渡契約書等に係る印 紙税の税率の特例措置が拡充されます。

(1) 相続税

① 基礎控除の見直し  適用時期 平成27 年 1 月 1 日以後に、相続または遺贈により取得する財産に係る相続税について適 用されます。 600万円 課税遺産総額 基礎控除 法定相続人1人 あたりの控除 定額控除 現行制度 改正後 5,000万円 3,0 00万円 1,000万円 【現行制度】 5,000万円+1,000万円×法定相続人数 【改正後】 3,000万円600万円 ×法定相続人数 相続税額の計算の 基礎となる金額  改正の内容 相続税の課税対象のボーダーラインである基礎控除額が大幅に見直され、次のように減 額されます。 概 要

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12 / 30 ② 税率構造の見直し  適用時期 平成27 年 1 月 1 日以後に、相続または遺贈により取得する財産に係る相続税について適 用されます。 ③ 小規模宅地等における課税価格の計算特例の見直し 1,000万円以下の金額 10% 1,000万円以下の金額 10% 3,000万円   〃    15% 3,000万円   〃    15% 5,000万円   〃    20% 5,000万円   〃    20% 1億円     〃   30% 1億円     〃   30% 3億円     〃   40% 2億円     〃   40% ― 3億円     〃   45% 3億円超の金額    50% 6億円     〃   50% ― 6億円超の金額    55% 改正前の税率 改正後の税率  改正の内容 相続税の税率構造が見直され、課税価格が2 億円を超える階級の税率が引き上げられま す。また、課税価格6 億円を超える場合の最高税率が 55%まで引き上げられます。  改正の内容 ① 特定居住用宅地等に係る特例の適用対象面積が330 ㎡(現行 240 ㎡)までの部分 に拡充されます。 現行制度 改正後

240㎡

330㎡

② 限定的に併用が認められている居住用宅地と事業用宅地について、完全併用(そ れぞれの限度面積(居住用330 ㎡、事業用 400 ㎡))へ適用が拡大されます。 現行制度 改正後  居住用 : 240㎡  居住用 : 330㎡  事業用 : 400㎡  事業用 : 400㎡ 最大

400㎡

最大

730㎡

完全併用 繰入れ

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13 / 30  適用時期 ①・② 平成27 年 1 月 1 日以後に、相続または遺贈により取得する財産に係る相続税につ いて適用されます。 ③ 平成26 年 1 月 1 日以後に、相続または遺贈により取得する財産に係る相続税につ いて適用されます。 ④ 未成年者控除・障害者控除の改正  適用時期 平成27 年 1 月 1 日以後に、相続または遺贈により取得する財産に係る相続税について適 用されます。

(2) 贈与税

① 20 歳以上の者が直系尊属から贈与を受けた場合の税率の特例 ③ 居住用宅地の適用要件が緩和・柔軟化されます。 ア、二世帯住宅については、内部で行き来ができるか否かにかかわらず、同居して いるものとして特例の対象となります。 イ、老人ホームに入所したことにより被相続人が居住しなくなった家屋の敷地につ いては、以下の要件を満たす場合に限り、特例の対象となります。 (ア)被相続人に介護が必要なため入所したものであること。 (イ)貸付けなどの用途に供されていないこと。  改正の内容 未成年者控除及び障害者控除の額が、次のとおり引き上げられます。 現行制度 改正後 ・未成年者控除 6万円×20歳に達するまでの年数 10 万円×20歳に達するまでの年数 ・障害者控除 6万円(特別障害者:12万円) ×85歳に達するまでの年数 10 万円(特別障害者:20万円) ×85歳に達するまでの年数  改正の内容 直系尊属から贈与を受けた場合、通常の贈与税の税率と異なる新しい税率が創設されま す。

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14 / 30 適用要件 ① 贈与者の要件 受贈者の直系尊属であること ② 受贈者の要件 20 歳以上であること 贈与者の直系卑属であること(孫、曾孫等を含む) ③ 贈与物件の要件 特になし  適用時期 平成27 年 1 月 1 日以後の贈与により取得する財産に係る贈与税について適用されます。 ② 暦年課税贈与税の税率構造の見直し 200万円以下の金額 10% 200万円以下の金額 10% 300万円   〃    15% 400万円   〃    15% 400万円   〃    20% 600万円   〃    20% 600万円   〃    30% 1,000万円   〃    30% 1,000万円   〃    40% 1,500万円   〃    40% ― 3,000万円   〃    45% 1,000万円超の金額 50% 4,500万円   〃    50% ― 4,500万円超の金額 55% 改正前の税率 改正後の税率 200万円以下の金額 10% 200万円以下の金額 10% 300万円   〃    15% 300万円   〃    15% 400万円   〃    20% 400万円   〃    20% 600万円   〃    30% 600万円   〃    30% 1,000万円   〃    40% 1,000万円   〃    40% ― 150 0万円   〃    45% 1,000万円超の金額 50% 3,000万円   〃    50% ― 3,000 万円超の金額 55% 改正前の税率 改正後の税率  改正の内容 早期の資産の移転を促す目的から、暦年課税の税率構造の見直しが行われ、課税価額 1,000 万円を超え 1,500 万円以下のものについて 45%に緩和されました。 ただし、現行の最高税率は課税価額1,000 万円超について 50%でしたが、改正後は 3,000 万円超について55%に上昇します。

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15 / 30  適用時期 平成27 年 1 月 1 日以後の贈与により取得する財産に係る贈与税について適用されます。 ③ 相続時精算課税制度の適用要件の見直し  適用時期 平成27 年 1 月 1 日以後の贈与により取得する財産に係る贈与税について適用されます。 ④ 教育資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置  改正の内容 相続時精算課税制度の対象者が見直され、孫への生前贈与がさらに行いやすくなりま す。 受贈者 : 20歳以上の推定相続人 受贈者 : 20歳以上の推定相続人及び孫 贈与者 : 65歳以上の者 贈与者 : 6 0 歳以上の者 現行制度 改正後  改正の内容 30 歳未満の者に対して直系尊属が教育資金にあてるために贈与した場合には、1,500 万 円まで非課税となる制度が創設されました。 (国税庁資料より)

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16 / 30 項目 内容 ① 受贈者の要件 ア、贈与者の直系卑属であること イ、30 歳未満の者に限ること ② 贈与者の要件 ア、受贈者の直系尊属であること イ、教育資金に充てるために金銭等を拠出したこと ③ 資金の目的 ア、教育資金に充てるための資金の贈与であること イ、教育資金とは、文部科学大臣が定める次の金銭のことを いう。 ・学校等に支払われる入学金その他の金銭 (授業料、学用品購入費、修学旅行費、給食費等) ・学校等以外の者に支払われる金銭のうち一定のもの (学習塾、スポーツ等の習い事の月謝等) ④ 非課税限度額 ア、受贈者一人につき1,500 万円が限度 イ、学校等以外の者に支払われる金銭については、500 万円 が限度 ⑤ 預入先 ア、信託銀行を含む信託会社等金融機関 イ、銀行 ウ、金融商品取引業者(第一種金融商品取引業を行う者に限 る) ⑥ 申告の方法 受贈者は、特例の適用を受ける旨等を記載した「教育資金非 課税申告書(仮称)」を金融機関を経由して、受贈者の納税 地の税務署長に提出する。 (国税庁資料より)

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17 / 30 ⑦ 教育資金の払い出し の手続き ア、受贈者は、払い出した資金が教育資金の支払いに充当し たことを証する書類を金融機関に提出する。 イ、金融機関は、払い出された金銭が教育資金に充当された ことを提出された書類で確認し、その確認した金額を記 録する。 ウ、金融機関は提出された書類および確認した金額を受贈者 が30 歳に達した翌年 3 月 15 日後 6 年を経過する日まで 保存しなければならない。 ⑧ 終了時の手続き ア、受贈者が30 歳に達した場合 金融機関は特例の適用を受けている金銭等の合計金額 (以下「非課税拠出額」という)および契約期間中に教育 資金として払い出した金額の合計金額(学校等以外の者に 支払われた金銭のうち500 万円を超える部分を除く。以下、 「教育資金支出額」という)その他の事項を記載した調書 を受贈者の納税地の所轄税務署長に提出しなければならな い。 非課税拠出額から教育資金支出額を控除した残額につい ては、受贈者が30 歳に達した日に贈与があったものとし て、贈与税が課税される。 イ、受贈者が死亡した場合 金融機関が、受贈者が死亡したことを把握した場合は、 その旨を記載した調書を受贈者の納税地の所轄税務署長に 提出しなければならない。 非課税拠出額から教育資金拠出額を控除した残額につい ては、贈与税は課税されない。  適用時期 平成25 年 4 月 1 日から平成 27 年 12 月 31 日までの間に、教育資金として拠出されるも のに限り適用されます。

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(3) 事業承継税制

項目 内容 ① 事前確認の廃止 経済産業大臣による事前確認制度が廃止されます。 ② 親族外承継の対象化 後継者が現経営者の親族でない場合でも、制度の対象となり ます。 ③ 雇用8割維持要件の 緩和 相続・贈与時の雇用の8 割以上を「5 年間毎年維持」する要 件が、「5 年間平均」で評価できるようになります。 ④ 納税猶予打ち切り リスクの緩和 ア、要件を満たせず納税猶予が打ち切りになった場合必要と なる利子税の税率が、2.1%から 0.9%に引き下げられま す。 イ、承継後5 年間経過した後に猶予が取り消しとなった場合 は、その5 年間に係る利子税が免除されます。 ⑤ 役員退任要件の緩和 贈与者の要件のうち、贈与時において当会社の役員でないこ ととする要件について、贈与時において会社の代表権を有し ていないことに改められます。(有給役員として残留可。) ⑥ 債務控除方式の変更 納税猶予税額の計算において、被相続人の債務および葬式費 用を相続税の課税価格から控除する場合には、非上場株式等 以外の財産の価額から控除することとします。  適用時期 平成27 年 1 月 1 日以後に、相続または遺贈により取得する財産に係る相続税について適 用されます。  改正の内容 事業承継税制(非上場株式の相続税・贈与税の納税猶予制度)が拡充されます。

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(4) 印紙税

① 金銭等領収証に係る非課税範囲の拡大  適用時期 平成26 年 4 月 1 日以降作成される領収証について適用されます。 ② 不動産譲渡の契約書等に係る印紙税 10万円超 50万円以下 100万円超 200万円以下 400円 400円 200 円 50万円超 100万円以下 200万円超 300万円以下 1千円 1千円 500 円 100万円超 500万円以下 300万円超 500万円以下 2千円 2千円 1千円 1万円 1万円 5 千円 2万円 1 万5千円 1 万円 6万円 4 万5千円 3 万円 10万円 8 万円 6 万円 20万円 1 8万円 1 6万円 40万円 3 6万円 3 2万円 60万円 5 4万円 4 8万円 50億円超 5千万円以下 1億円以下 5億円以下 10億円以下 10億円超 50億円以下 5億円超 本則税額 H26.4.1∼ H30.3.31 1千万円超 5千万円超 1億円超 不動産譲渡契約書 建設工事請負契約書 契約金額 500万円超 1千万円以下 ∼H26.3.31  改正の内容 金銭または有価証券の受取書のうち受取金額が5 万円未満のものについて、非課税とさ れます。 現行制度 改正後 非課税枠 : 3万円未満 非課税枠 : 5 万円未満  改正の内容 ① 「不動産譲渡契約書」及び「建設工事請負契約書」に係る税率の特例措置の適用期 限が5 年延長されます。 ② さらに、消費税率の引上げを踏まえ、平成26 年 4 月 1 日以後に作成される契約書 に係る税率が引き下げられます。

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第3章 法人税

 民間投資の喚起のため、①生産等設備投資促進税制の創設、②環境関連投資促進税制の 拡充、③研究開発税制の拡充が行われます。  雇用・所得の拡大のため、所得拡大促進税制が創設されるとともに、雇用促進税制の税 額控除額が引き上げられます。  中小企業・農林水産業対策として、当該事業者等が設備投資を行う場合の特別償却又は 税額控除制度が創設されるとともに、中小法人の交際費課税の特例が拡充されます。

(1) 民間投資喚起税制

① 生産等設備投資促進税制の創設 対象法人 青色申告法人 適用要件 ① 国内における生産等設備(注1)への年間投資額 > その事業年度の 減価償却費(注2) ② 国内における生産等設備への年間投資額 > 前事業年度の年間投資 額×110% 特別償却 生産等設備のうち機械装置の取得価額×30% 税額控除 生産等設備のうち機械装置の取得価額×3%(特別償却との選択) 控除限度額 法人税額×20%  改正の内容 青色申告法人の年間生産設備投資額が、前事業年度と比較して10%超増加した場合に、 機械装置への投資額について30%の特別償却又は 3%の税額控除が選択適用できます。 概 要 (注1)その法人の製造業その他の事業の用に直接供される減価償却資産(無形固定資産及び生物を除く。) で構成されているもの。本店、寄宿舎等の建物、事務用器具備品、乗用自動車、福利厚生施設等 は該当しない。 (注2)償却費として損金経理した金額は、前事業年度の償却超過額等を除き、特別償却準備金として積み 立てられた金額を含む。

(22)

21 / 30  適用時期 平成25 年 4 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日までの間に開始する各事業年度(設立事業 年度等を除く)において適用されます。 ② グリーン投資減税の拡充等  適用時期 ① 平成27 年 3 月 31 日までに取得等し、1 年以内に事業の用に供した対象資産につい て適用されます。 ② 平成28 年 3 月 31 日までに取得等し、1 年以内に事業の用に供した対象資産につい て適用されます。 ③ 平成27 年 3 月 31 日までに取得等し、1 年以内に事業の用に供した対象資産につい て適用されます。 前事業年度 30 %の特別償却 又は 3 %の税額控除(法人税額の20%を限度) 生産等設備 年間投資額 生産等設備 年間投資額 機械・装置 への投資額 減価償却費 適用事業年度 【要件①】 年間投資額が適用事業年 度の減価償却費超 【要件②】 年間投資額が前事業年度より 10%超増加  改正の内容 ① 太陽光・風力発電設備の即時償却制度が延長されるとともに、即時償却の対象設 備にコージェネレーション設備(熱源より電力と熱を生産し供給するシステム) が追加されます。 ② 中小水力発電設備、定置用蓄電設備、省エネ設備等が、30%特別償却(中小企業 は税額控除との選択適用)の対象設備に追加されます。また、対象設備から補助 金等の交付を受けて取得等したものが除外されます。 ③ コージェネレーション設備に係る固定資産税について、課税標準が最初の3 年間、 価格の6 分の 5 に軽減されます。

(23)

22 / 30 ③ 研究開発税制の拡充  制度の内容 青色申告法人が試験研究を行った場合に適用できる制度で、「総額型」(恒久的措置)、 試験研究費の増加額に対する税額控除「増加型」、平均売上金額の10%を超える試験研究費 に係る税額控除「高水準型」(両者とも時限的特例措置)の3種類があります。「総額型」と、 「増加型」もしくは「高水準型」の2種類を併用することができます。 なお、税額控除限度超過額については、1年間の繰越控除が可能です。 7%税額控除  ・太陽光発電設備 7%税額控除 ・太陽光発電設備 (中小企業のみ)  (10kW以上) (中小企業のみ) (10kW以上) 又は  ・風力発電設備 又は ・風力発電設備 即時償却 即時償却 ・コージェネレーション設備 【平成2 5年3月末まで 】 【平成27年3月末まで 】 7%税額控除  ・コージェネレーション設備 ・ハイブリッド建設機械 (中小企業のみ)  ・ハイブリッド建設機械 ・電気自動車 又は  ・電気自動車 7%税額控除 ・電気自動車用急速充電 30%特別償却  ・電気自動車用急速充電 (中小企業のみ)  設備          【平成2 6年3月末まで 】   設備      等 又は ・中小水力発電設備 30%特別償却 ・下水熱利用設備 【平成28年3月末まで 】 ・定置用蓄電設備 ・LED照明 ・高効率空調   等 現行制度 改正後 設備追加 特別試験研究費 ×12% 現行制度 改正後 総額型の控除上限の引上げ 【総額型】 試験研究費×8∼10% (注)中小企業は12% 【増加型】又は【高水準型】 特別試験 研究費 ×12% 試験研究費×8∼10% (注)中小企業は12% 【増加型】又は【高水準型】 【総額型】 一定の企業間の 共同研究等を追加

30%

20%

法人税額 の40% 法人税額 の30% 法人税額 の20%  改正の内容 ①「総額型」の控除限度額が、法人税額の20%から30%へ引き上げられます。 ② 特別試験研究費の範囲に、一定の契約に基づき企業間で実施される共同研究に係る 試験研究費等が追加されます。

(24)

23 / 30  適用時期 平成25 年 4 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日までの間に開始する事業年度について適用 されます。

(2) 雇用・所得拡大税制

① 所得拡大促進税制の創設 区分 資本金1 億円超の法人等 中小企業者等 対象法人 青色申告法人 適用要件 ① 給与等支給額(注2)が、基準事業年度(注 3)の給与等支給額より 5%以上増加していること ② 給与等支給額が、前事業年度の給与等支給額を下回らないこと ③ 平均給与等支給額(注4)が、前事業年度の平均給与等支給額を下回 らないこと 税額控除 国内雇用者給与等支給増加額×10%(雇用促進税制との選択適用) 控除限度額 法人税額×10% 法人税額×20%  改正の内容 青色申告法人が給与等支給額を増加させた場合、国内雇用者(注1)に対する支給増加 額について、10%の税額控除が認められるようになります。 (注1)国内雇用者 法人の使用人(法人の役員及びその役員の特殊関係者を除く。)のうち、国内事業所に勤務す る雇用者をいう。 (注2)給与等支給額 各事業年度の所得の金額の計算上損金の額に算入される国内雇用者に対する給与等の支給額を いう。 (注3)基準事業年度 平成25 年 4 月 1 日以後に開始する各事業年度のうち、最も古い事業年度の直前の事業年度をい う。 (注4)平均給与等支給額 給与等支給額ି日雇い労働者の給与等支給額 ൫国内雇用者数ି日雇い労働者数൯の各月合計数

(25)

24 / 30  適用時期 平成25 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日までの間に開始する各事業年度において適 用されます。 ② 雇用促進税制の拡充 給与等支給額 基準年度からの増加額 平均給与等支給額 平均給与等支給額 平均給与等支給額 基準事業年度 平成25年度 平成26年度 (平成24年度) 基準年度からの増加額 1 0 %の税額控除 (法人税額の10% (中小企業等20%)を 限度) 【要件①】給与等支給額が基準年度より5%増加 【要件②】給与等支給額が前事業年度を下回らない 【要件③】平均給与等支給額が前事業年度の平均給与額を下回らない  改正の内容 ① 控除税額限度額が、増加雇用者あたり40 万円に引き上げられます。 ② 適用要件の判定の基礎となる雇用者の範囲について、年度途中に高年齢継続被保険 者になった者を雇用者として算定する措置が講じられます。

(26)

25 / 30  適用時期 平成25 年 4 月 1 日から平成 26 年 3 月 31 日までの間に開始する事業年度について適用 されます。

(3) 中小企業・農林水産業対策税制

① 商業・サービス業等を営む中小企業者等の支援措置の創設 対象法人 卸売業、小売業、サービス業及び農林水産業を営む中小企業者等 適用要件 ① 認定経営革新等支援機関(商工会議所、商工会、都道府県中小企業団 体中央会、商店街振興組合連合会等)による経営改善指導及び助言を 受けた旨を明らかにする書類の交付を受けていること。 ② 上記指導及び助言を受けて行う店舗の改修等に伴い、以下の資産を取 得していること。 ア、器具備品:1 台又は 1 基の取得価額が 30 万円以上のもの イ、建物附属設備:一の取得価額が60 万円以上のもの 特別償却 上記設備の取得価額×30% 増加(6人) 前事業年度 当事業年度 前事業年度 当事業年度 期末雇用者 40人 給与等支給額 給与等支給額 期末雇用者 【要件①】 雇用者数が前期末より10%以 上、かつ5人以上(中小企業は2 人以上)増加 【要件②】 給与増加額≧前事業年度の給与額 ×雇用者増加率×30% 【要件③】 前事業年度及び当事業年度中に事 業主都合による離職者がいない。 雇用者の範囲に、年度途中に 65歳になった者を含める。 税額控除 <現行> 6人×20万円=120万円 <改正> 6人×40万円=240万円 ※法人税額の10%(中小企業等20%)を限度 ※手続方法 ① 事業年度開始後2ヶ月以内に、雇用促進計画をハローワークに提出 ② 雇用促進計画書を法人税の確定申告書に添付  改正の内容 中小企業の活力強化を図るため、商業・サービス業・農林水産業を営む中小企業等が、 建物付属設備(1 台 60 万円以上)又は器具備品(1 台 30 万円以上)を取得した場合に、 取得価額の30%の特別償却又は 7%の税額控除ができる制度が創設されます。

(27)

26 / 30 税額控除 上記設備の取得価額×7%(特別償却との選択) ※税額控除制度は、資本金の額等が3,000 万円以下の中小企業等に限り 適用可能。また、税額控除限度超過額は1 年間の繰越控除が可能。 控除限度額 法人税額×20%  適用時期 平成25 年 4 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日までの間に行う設備投資について適用され ます。 ② 交際費課税の特例の拡充 (経済産業省資料より)  改正の内容 交際費等の損金不算入制度における中小法人(資本金1 億円以下の法人)に係る特例に ついて、損金算入割合が90%から 100%に、支出限度額が年間 600 万円から 800 万円に それぞれ引き上げられることにより、年間800 万円までの交際費の全額が損金に算入され ます。

(28)

27 / 30  適用時期 平成25 年 4 月 1 日から平成 26 年 3 月 31 日までの間に開始する事業年度において支出 する交際費等が対象となります。 10% 90% 90% 損金算入 現行制度 改正後 損金不算入 定額控除限度額の引上げ 1 0 % 不算入 の廃止 損金 不算入 損金算入 損金不算入 800万円 600万円 中小法人は、 800万まで 全額損金算入 可能

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第4章 消費税

(1) 消費税率の段階的な引上げ

 経過措置 次に掲げるものには、8%への税率引上げ後においても改正前の税率(5%)が適用され ます。 項目 概要 旅客運賃等 施行日(平成26 年 4 月 1 日)以後の旅客運賃、映画等の入場料金等で、 施行日前に領収しているもの 電気料金等 施行日前から継続して供給し、または提供しているもので施行日から4 月30 日までに支払金額が確定しているもの 請負工事等 平成25 年 9 月 30 日までに締結した工事等の請負に係る契約に基づき、 施行日以後に行う資産の譲渡等 資産の貸付け 平成25 年 9 月 30 日までに締結した資産の貸付契約(次の要件を満たす もの)で、施行日の前日までに貸付資産の引渡を行うもの ア、貸付期間及び対価の額が定められていること イ、事情の変更その他の理由により対価の額の変更を求めることができ る旨の定めがないこと 又は 契約期間中に解約できる旨の定めがないこと ただし、対価の額の変更が行われた場合は新税率を適用 【例1】 【例2】 6/15 12/25 引渡 契約 引渡 契約 10/1 H25年 指定日 9/20 5% 8% 4/1 施行日 H26年  改正の内容 消費税・地方消費税が、平成26 年 4 月 1 日から 8%、平成 27 年 10 月 1 日から 10%に 引き上げられます。

(30)

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(2) 複数税率への対応

消費税率が5%→8%→10%へと変化していきます。それに伴い、経理処理ソフト・仕訳 処理等への対応が必要となります。 指定役務の提供 平成25 年 9 月 30 日までに締結した役務の提供に係る契約で、一定の要 件を満たすもの(例:冠婚葬祭のための施設の提供等) ただし、対価の額の変更が行われた場合は新税率を適用 有料老人ホーム 平成25 年 9 月 30 日までに締結した有料老人ホームに係る終身入居契約 (次の要件を満たすもの)で、施行日前から施行日以後引き続き役務の 提供が行われているもの ア、入居期間中の介護料金を入居一時金として受け取っていること イ、一時金の金額につき、事情の変更その他の理由により変更を求める ことができる旨の定めがないこと 5 % 契約 【例3】 契約 引渡 8 % 5% 8% 5/15 【例1】 契約 引渡 【例2】 引渡 指定日 施行日 H25年 H26年 9/20 10/1 12/25 4/1  ソフト関係 経理処理ソフトの保守サービスに加入している場合は最新版へのアップデートで対応 できますが、加入していない場合は別途最新版を購入する必要があります。 また、会社独自の会計システムを使用している場合、新税率に対応できるようシステ ムを改良し、仕訳入力時において、消費税率を5%、8%、10%から選択できるような設 定を組む必要があります。  仕訳処理 個々の請求書に記載されている税率(5%、8%、10%)を確認しながら仕訳を入力し ていく必要があります。

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第5章 移転価格税制

(1) 独立企業間価格の算定方法

① 最も適切な方法の選定(従来は、基本3 方法を優先) イ、取引方法の選定を行うために必要な情報 ロ、適切な方法を見出すための判断基準 ② 比較対象取引 イ、算定方法ごとに比較対象取引がある ロ、比較対象取引が複数ある場合 (イ)取引価格・利益率が比較対象取引の範囲内にある場合 (ロ)取引価格・利益率が比較対象取引の範囲外にある場合

(2) 棚卸資産以外の取引に係る比較対象取引

① 有形資産の貸借取引 ② 委託製造先への機械設備の貸与 ③ 金銭の貸借取引 ④ 役務提供 ⑤ 無形固定資産の使用許諾等  適用時期 平成23 年 10 月 1 日以後開始事業年度から適用されます。(3 月決算の場合、平成 25 年 3 月決算)

参照

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