感染症広域情報(MERS コロナウイルスによる感染症の発生)
平 成 2 7 年 5 月 2 9 日 在瀋陽日本国総領事館 1. 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況
(1)2012年9月以降、中東呼吸器症候群(MERS:マーズ)の感染者の発 生が引き続き報告されています。世界保健機関(WHO)が5月25日に公表した ところによれば、世界的には、これまでに累計で1,139人のMERSの確定感 染者数と、少なくとも431人の関連の死亡者数が報告されているとのことです。
WHOによれば、過去半年間で感染例報告があった国は、サウジアラビア、アラ ブ首長国連邦、カタール、オマーン、ヨルダン及びイランです。また、同期間中、
ドイツ及びフィリピンでは、中東訪問歴のある人の発症例(輸入感染症例)が報告 されています。
(2)韓国では、5月20日に、バーレーンから帰国した韓国人男性に、同国初の MERSコロナウイルス感染が確認されました。翌21日には、同人の家族(2例 目)、また同人が入院した病院で同室だった別の男性患者(3例目)への二次感染 が確認されました。その後、韓国保健福祉部は、26日に4例目の感染者(3例目 の男性患者の家族)、27日に5例目(最初の患者を診療した医療従事者)、28 日に6例目(最初の患者と同室だった別の入院患者)及び7例目(同病院の医療従 事者)の感染が確認されたことを公表しています。
28日現在、7人のMERS確定感染者が同国内の指定医療機関で治療中であり、
韓国当局は、最初の感染者の家族や医療従事者など密接接触者61人について、経 過観察を実施しています。
また、28日、韓国保健福祉部は、1例目の患者との密接接触者であり、3例目 及び4例目の患者の家族で感染の疑いのある者が26日に中国に入国していた事 実を発表しています。韓国当局によれば、国際保健規則(IHR)に従い、WHO 西太平洋地域事務所(WPRO)及び中国保健当局に対して当該事実を通報してお り、中国保健当局が検査を実施中とのことです。この他、韓国当局は、該当の航空 便の搭乗客リストの確保や近接の搭乗客の把握などの措置を取っています。
更に、28日、広東省衛生計画生育委員会が上記の中国への入国者と思われる韓 国人について疑いのある例として確認しています。
(3)なお、2月4日に開催された国際保健規約(IHR)緊急委員会第8回会議 においては、MERSに関し、委員及び専門家が討議っており、持続的なヒトから ヒトへの感染を裏付ける証拠は見つかっていないとされています。一方で、感染予 防と制御への対策が強化されているにも拘わらず、なおも医療従事者の間で感染が 起こっていることに言及の上、感染パターンにほとんど変化は現れていないものの、
引き続き国際的な感染拡散の可能性について懸念が残っていると強調しています。
また、同委員会は、MERSコロナウイルスについては、「国際的に懸念される公 衆の保健上の緊急事態(PHEIC)」としての条件はまだ満たされていないこと を全会一致で結論付けています。
(4)つきましては、現段階では、WHOは、MERSコロナウイルス感染の影響 が及んだ国への渡航や貿易に対する制限を課していませんが、中東地域に渡航、滞 在される予定の方や現地に滞在している方は、日本国大使館又は総領事館のホーム ページを含め、最新の情報を入手するとともに、以下2.を参考に感染予防に努め てください。
2.MERSコロナウイルス感染について
(1)一般的にコロナウイルスは飛沫感染や接触感染で伝播し、風邪などの症状を 引き起こします。通常その毒性はそれほど強くありませんが、MERSのようにウ イルスが変異した場合は強い毒性を持つ可能性もあり、注意が必要です。
現在、WHOや関係各国は、MERSコロナウイルスの感染経路や臨床経過等につ いて、調査を進めています。
(2)コロナウイルスに対する一般的な具体的予防策は以下のとおりです。
● 休息、栄養を十分に取り、体に抵抗力をつける。
● 手指等の衛生保持に心掛ける。
● できるだけ人混みを避けるか、マスクの着用を励行する。
● 咳やくしゃみの症状がある患者とは、可能な限り濃厚接触を避ける。
● 温度の変化と乾燥しすぎに注意する。
● 高熱、咳、呼吸困難等の症状が見られた時は、適切なタイミングで専門医の 診断を受ける。
(3)MERSコロナウイルスの特徴及び上記に追加する具体的予防策は以下のと おりです。
● 感染者の約15%が医療従事者であり、救急外来での院内感染が問題となっ ているため自宅療養が可能な場合は救急外来の受診を控える。
● 50歳以上の感染者は重症化するリスクが高く、注意が必要です。
● 慢性疾患(糖尿病、高血圧、喘息、腎障害、心疾患、呼吸器疾患等)を持っ ている場合は重症化するリスクが高く、注意が必要です。
● 感染源である可能性が高いラクダとの接触を避ける。
ラクダは威嚇行動でつばを吐くことがありますので、不用意な接近は避けてく ださい。また、未殺菌のラクダ乳の摂取は厳につつしんでください。
○参考情報
国立感染症研究所感染症情報センター:MERS(マーズ)コロナウイルス(MER S-CoV)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/component/content/article/2186-infectious-di seases/disease-based/ka/hcov-emc/idsc/2686-novelcorona2012.html
FORTH:中東に渡航する方へ <中東呼吸器症候群に関する注意>
http://www.forth.go.jp/news/2015/02021049.html
WHO:Global Alert and Response/ Coronavirus infections(英文)
http://www.who.int/csr/disease/coronavirus_infections/en/
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
(携帯版) http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp
(現地在外公館連絡先)
○在サウジアラビア日本国大使館
住所:A-11 Diplomatic Quarter, Riyadh, Saudi Arabia (P.O. Box 4095)
電話: (011) 488-1100
国外からは(国番号001-966-11)488-1100 FAX: (011) 488-0189
国外からは(国番号001-966-11)488-0189
ホームページ:http://www.ksa.emb-japan.go.jp/j/index.htm
○在ジッダ日本国総領事館
住所:Al-Islam St. No.32. Jeddah, 21431, Saudi Arabia 電話: (966-2) 667-0676
FAX : (966-2) 667-0373
ホームページ: http://www.jeddah.ksa.emb-japan.go.jp/
○在アラブ首長国連邦日本国大使館
住所:Abu Dhabi, United Arab Emirates (P.O. Box 2430) 電話: (市外局番02) 4435696
国外からは(国番号971)-2-4435696 FAX : (市外局番02) 4434219
国外からは(国番号971)-2-4434219
ホームページ:http://www.uae.emb-japan.go.jp/
○在ドバイ日本国総領事館
住所:28th Floor, Dubai World Trade Centre Building, Dubai, United Arab Emirates. (P.O. Box 9336)
電話:(市外局番04) 3319191(日~木曜日の午前8時から午後3時まで)
国外からは(国番号971)-4-3319191 FAX :(市外局番04) 3319292
国外からは(国番号971)-4-3319292
ホームページ:http://www.dubai.uae.emb-japan.go.jp/
○在カタール日本国大使館
住所:Doha West Bay, Diplomatic Area, Doha, The State of Qatar (P.O. Box 2208)
電話:44840888
国外からは(国番号974)44840888 FAX :44832178
国外からは(国番号974)44832178
ホームページ:http://www.qa.emb-japan.go.jp/jp/index.html
○在ヨルダン日本国大使館
住所:Between 5th and 6th Circles, Foeg Halezon Street,Basin No.21 North Abdoun,
Amman, The Hashemite Kingdom of Jordan (P.O.Box 2835, Amman, 11181 Jordan)
電話:(市外局番06)5932005,5930428
国外からは(国番号962)-6-5932005,5930428 FAX:(市外局番06)5931006,5922176
国外からは(国番号962)-6-5931006,5922176
ホームページ: http://www.jordan.emb-japan.go.jp/index_j.htm
○在オマーン日本国大使館
住所:Way No.3011, Shati Al Qurm, Muscat, The Sultanate of Oman (P.O. Box 3511, Ruwi, Postal Code 112)
電話: 024-601028
国外からは(国番号968)-24-601028 Fax: 024-698720
国外からは(国番号968)-24-698720
ホームページ:http://www.oman.emb-japan.go.jp/japanese/index_j.htm
○在イラン日本国大使館
住所:Bucharest Avenue, Comer of 5th Street, Tehran, Iran 電話:(市外局番21)8871-7922
国外からは(国番号98)-21-8871-7922 Fax:(市外局番21)8871-3515
国外からは(国番号98)-21-8871-3515
ホームページ:http://www.ir.emb-japan.go.jp/jp/index.html
○在韓国日本国大使館
住所:Seoul特別市鍾路区鍾路1gil 42利馬Bldg.7F 電話:02-739-7400(領事部代表)
国外からは(国番号82)2-739-7400 Fax:02-723-3528(邦人援護)
国外からは(国番号82)2-723-3528
ホームページ:http://www.kr.emb-japan.go.jp/people/index.htm