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DVR ActionScript H.264 SWF Flash Adobe Flex Flash Flash Media Server 3.5 Adobe Flash Flash Media Server Flash Player Web Adobe AIR Flash Lite 3 Flash

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Adobe

®

Flash

®

Media Server 3.5

ビデオストリーミングとリアルタイムコミュニケーションのた

めの、数々の受賞歴に輝く次世代型アドビソフトウェア

Adobe Flash Media ファミリー製品は、ビデオストリーミングとリアルタイムコミュニケーションにおいて

業界をリードするソリューションとして知られています。ユビキタスな Adobe Flash プラットフォームを使 用すると、再生時に利用するオペレーティングシステムに関係なく、多機能なビデオおよびコミュニケーショ ン環境を提供することができます。新たにリリースされた Flash Media Server 3.5 では、ダイナミックスト リーミング、HTTP 配信のサポート、DVR 機能、H.264 の強化などの新機能が追加されています。 このホワイトペーパーでは、最新バージョンがもたらす新たな機能とパフォーマンス向上に重点を置いて、

Flash Media Server 3.5 の強力な機能について説明します。さらに、本ソフトウェアのスケーラビリティ、

ストリーミングの利点および大量のオンラインユーザにビデオサービスや通信サービスを提供する方法に ついても説明します。

はじめに

Adobe Flash Media Server ファミリー製品は、他のどのテクノロジよりもセキュアかつ効率的により多く

のユーザにサービスを提供できる、多機能なメディア配信プラットフォームを提供します。Adobe Flash Media Server は、ユーザによって生成されたコンテンツから映画やテレビ番組、あるいは企業研修に至る まで、コンテンツの配信と通信のためのエンタープライズレベルのソリューションを提供します。Flash Media Server なら、さらに磨きのかかった多方向通信機能や DVR 機能、セキュアな HD 品質でのビデオ 配信、統合的なライブビデオストリームなどを駆使し、モバイルや様々なデバイスをも対象にした、画期 的かつ魅力的な体験環境を提供することが可能です。また、拡張性に優れた開発アーキテクチャが採用さ れているので、一段と高度なインタラクティビティを実装することも可能です。Flash Media Server の使 用には、次のようなメリットがあります。 抜群のユーザ体験 • スムーズなビデオ再生 • ライブビデオのサポート 品質 • On2 VP6 および H.264/AAC コーデックを用いたストリーミングと録画 • 帯域幅の自動検出と最新のダイナミックストリーミング機能 ユビキタスな配信

• クロスプラットフォームクライアントサポート(Windows®、Mac、Linux®)

• 新たに HTTP サーバを内蔵:アプリケーションのすべてのアセットを 1 台のサーバで提供したり、必要

であればプログレッシブ配信に使用することが可能

• プラットフォームを問わない Adobe Flash Player:毎日膨大な数のダウンロード数を記録するとともに、 既に世界中のパソコンの 99 %に普及

テクニカルホワイトペーパー

目次 1 はじめに

2 Flash Media Server 3.5 の新機能 3 Adobe Flash Media Server 3.5 ファミリー 5 Flash Media Server 搭載機能早見表 6 Flash Media Server の必要システム構成 7 Flash Media Server のアップグレード 8 Flash Media Server における様々なバージョ

ンの Adobe Flash Player のサポート 9 Flash Media Server 3.5 の動作と仕組み 11 Flash Media Server の拡張

11 HTTP 配信と対比した場合のストリーミング のメリット

13 ストリーミング配信

16 Flash Media Server 3.5 の機能の概要 22 セキュリティ機能

24 HD (ビデオ画質)機能 27 ライブビデオ機能 28 モバイル配信機能 29 プログラミング機能

31 Flash Media Server 3.5 のデプロイメント 31 インストールの検証

35 パフォーマンス機能の設定 41 セキュリティ機能の設定 43 全般的な設定の調整 45 サーバツールの使用

46 Flash Media Server 3.5 のスケーリング 50 ライブビデオの使用

52 Flash Media Server 3.5 でのコンテンツのセ キュリティ確保

55 ストリームの暗号化 57 用語集 58 オンラインリソース 59 Flash Media Server コミュニティ 59 参考資料

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インタラクティビティ • 包括的なソーシャルメディアを可能にする、ビデオ、オーディオおよびデータストリーミングの統合 • チャプタを使ったナビゲーション、タイムスキップ、インタラクティビティ、その他のオリジナル機能 など、豊富な再生機能をサポートする新しい DVR 機能 • カスタマイズ可能なサーバ(サーバサイド ActionScript™言語およびプラグインアーキテクチャが利用可能) セキュリティ対策 • 暗号化、アクセス制御機能、そしてクライアントにキャッシュが残らない一段とセキュアなコンテンツ配信 • 暗号化された H.264 ストリーミングを新たにサポート • 認証されたアプリケーションのみに配信できる、改善された SWF 検証機能 コスト効率をサポート • 帯域幅をより有効に利用 • デプロイ費用の大幅削減を可能にする最適化されたデプロイメントプロファイル • 大規模かつ活動が活発な Flash および Adobe Flex デベロッパーコミュニティ • ログ記録のカスタマイズにも対応できる柔軟なストリーミング配信評価機能 • コンテンツの所有者または配信者による再生体験のカスタマイズ

• Flash ならではの、ユーザのブランディングをサポートする表現力

上記の他にも様々な利点を持つ Flash Media Server 3.5 は、ライブの場合でもビデオオンデマンドの場合でも、 ブランド化したコンテンツの配信に最適です。アドビでは、強固で効率的な、コスト面でも優れたサーバ を開発しました。このサーバにはスケーラビリティに関するさらに多くのオプションが装備されているので、 お客様のビジネスの成長に合わせて容易に拡張することができます。

デスクトップからその他のデバイスまであらゆるシーンに対応する広範な Adobe Flash プラットフォームは、 大変有利です。Flash Media Server では、Flash Player を使用して Web ブラウザに、Adobe AIR® プラット フォームを使用してデスクトップに、そして、Flash Lite™ 3 ソフトウェアを使用してモバイルや他のデバ イスにビデオをストリーミング配信することができます。この優れたユビキタスさは、より多くのユーザ へのリーチを可能にし、ビデオコンテンツの収益性強化を支援します。

他のビデオ配信テクノロジではあらかじめブランディングが固定されたプレイヤーを視聴者に表示すること のみ可能ですが、Flash Media Server 3.5 では、Adobe Flash Player や Adobe AIR フレームワークと連携し て完全にカスタマイズされたインターフェイスを作成することもできます。また、リアルタイムのデータ共 有、サーバサイドプラグイン、ログ保存、および監視アプリケーションプログラミングインターフェイス (API)は、デベロッパーや IT チームが大規模なリッチメディアアプリケーションを開発・管理するために

必要なツールを提供します。

Flash Media Server 3.5

の新機能

Adobe Flash Media Server 3.5 は、高品質な(HD 画質まで対応)オンデマンドのライブオーディオとライ ブビデオのコンテンツを効率よく配信できるスケーラビリティに優れたリアルタイムメディアサーバです。 エンドユーザが使用するプラットフォームを気にすることなく、非常に多くのユーザに最高品質のサービ スを提供することができます。Adobe Flash Media Server 3.5 なら、録画済みのビデオ、ライブビデオ、 再生リスト、音楽、ビデオブログ、ビデオメッセージング、マルチメディアチャット環境、リアルタイムデー タキャスト、マルチユーザゲームなどがすべて提供できます。

Flash Media Server と Flash Player、Adobe AIR、Flash Lite 3 または Adobe Media Player 間の通信動作やス トリーミング配信動作は、用いられるプラットフォームやブラウザを問わず常に一貫しています。 Flash Media Server 3.5 の新機能と改良点は次のとおりです。

• Flash Player がサポートする改善された QoS 機能である、最新のダイナミックストリーミングとの互換性

• ライブ配信中に一時停止や巻き戻し、早送りなどのシーン検索ができる DVR 機能 Adobe Flash Media Server 3.5 の特長

ユーザに高画質のビデオ体験を提供

パブリッシュ元にユビキタスで安全なプ ラットフォームを提供

広告主にリッチな多方向アプリケーショ ンを提供

IT チームにスケーラビリティの高いエ ンタープライズ仕様のストリーミングソ リューションを提供

デベロッパーに次世代の多方向ソーシャル メディアアプリケーションの開発に必要な API を提供

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• 必要に応じてプログレッシブ配信に切り替えることも可能な、インタラクティブアプリケーションやス トリーミングアプリケーションのためのオールインワンホスティングソリューションを可能にする内蔵 HTTP サーバ

• H.264 のサポートを含む、暗号化されたメディアの Adobe AIR および Adobe Media Player への配信 • ダイナミックストリーミング用の新しい ActionScript クラス

• 改善された C++ プラグインサンプル

• Windows 2008 や Linux Red Hat® 5.2 など、サポート対象プラットフォームの拡充

• ストリーミングとインフラにかかるコストを低減できるよう、より限られた CPU 資源の中で、1 台あた り対応できるストリーム量とユーザ数を強化

• 認証プラグインを使用して、クライアントの統計情報に効率よくアクセス

• Adobe Extensible Metadata Platform(XMP)メタデータが埋め込まれたビデオストリーミングをサポート • リモートからの認証にも対応できる改善された SWF 検証機能

• サーバサイドで MPEG-4 形式の録画をサポート

• ネットワークの動作検証時に使用できる最新の負荷シミュレーションツール(別途提供) • 従来の Flash Media Server 2 および 3 アプリケーションも完全にサポート

• 一段と手軽なデプロイメントを支援するためのサービス群の強化、ドキュメンテーションの拡充、およ び適切な事前設定

これらの改良点により、Flash Media Server はさらに進化し、強力でリッチなメディアアプリケーションの 開発に欠かせないツールをデベロッパーに提供します。また、充実したサポートドキュメント、簡素化さ れたパブリッシュポイントおよび Flash Media Server 3.5 に添付されたサンプルアプリケーションにより、 学習期間を短縮し、制作をスピードアップできます。

Adobe Flash Media Server 3.5

ファミリー

Flash Media Server には 3 つの異なるエディションがあります。 • Adobe Flash Media Development Server 3.5(アドビより無償で入手可) • Adobe Flash Media Streaming Server 3.5

• Adobe Flash Media Interactive Server 3.5

Flash Media Interactive Server 3.5 は、トラフィック負荷を分散するためにオリジンサーバ、エッジサーバ のどちらとしてでも運用できます。オリジン・エッジ構成について詳しくは、「Flash Media Server 3.5 の スケーリング」の節を参照してください。

特定のアプリケーションに最適なソリューションを選択できるよう、各サーバの機能について詳しく説明 します。

Adobe Flash Media Development Server 3.5

この無償エディションはwww.adobe.com/jp から入手でき、データ量の少ない基本的なストリーミングやソー シャルコミュニケーションなどのソリューションを実装するために使用することができます。機能上の制 限がないので、このサーバを、高度なストリーミングやソーシャルアプリケーションの開発に使用すること もできます。また、新しいマルチポイントパブリッシュ機能を利用して、ネットワーク上にライブパブリッ シュポイントを作成し、ストリームにデータメッセージを組み込んで、ビデオをより大規模なコンテンツ 配信ネットワークにプッシュ配信することも可能です。ただし、この無償バージョンのサーバには、対応 できる同時インバウンド接続数が 10 という機能上の制限があります。発信側の接続に関しては、お使い のサーバが許容する帯域幅と処理能力のみが制限となります。

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Adobe Flash Media Streaming Server 3.5

このエディションのサーバは、一方向の安全なビデオストリーミングに最適です。

Flash Media Streaming Server 3.5 は、高品質でより安全なビデオストリーミングを即座に開始できる経済 的なソリューションです。ビデオとオーディオのストリーミングに必要なすべての機能を備えており、

Adobe Flash Media Live Encoder と連携して動作することができます。このサーバの主な機能・特長を次

に示します。

• Flash Player、Adobe AIR、Adobe Media Player および Flash Lite に対して低コストでストリーミング • すぐにインストールして使用を開始することが可能 • ダイナミックストリーミング機能によるマルチビットレート対応と帯域幅検出 • HD 画質(業界標準の H.264 ビデオ機能を使用) • 高度な追跡機能とレポート機能 • 大容量対応 • 優れたネットワーク効率 • 強化されたシーク機能 • 暗号化されたストリーミング • 簡潔なアクセスコントロール • 高品質のライブビデオ

Flash Media Streaming Server 3.5 には、すぐにストリーミングを始められるよう、次の 2 つのサービスが 付属しています。

• ライブビデオストリーミング―標準のライブビデオストリーミングアプリケーションを利用することで、 素 早 く パ ブ リ ッ シ ュ 作 業 に 取 り か か れ ま す。 こ の ア プ リ ケ ー シ ョ ン は、Adobe Flash Media Live Encoder、FLVPlayback コンポーネント(Flash 8 以降)をサポートし、サンプルのライブストリームサ ブスクライバ SWF とともに提供されます。 • ビデオオンデマンド(VOD)―標準の VOD アプリケーションは、サーバとクライアントの間の帯域幅 検出、ドメインベースの認証、FLVPlayback コンポーネント(Flash 8 以降)のフルサポート機能を装備し、 再生用の FLV、SWF および HTML のサンプルファイルとともに提供されます。 Flash Media サービスのサーバサイドコードは確定されており、変更することはできません。動作検証の際 には、テスト用に提供されているサンプルのメディアファイルを使用するか、独自のメディアファイルを アップロードして、複数のインスタンスを実行することができます。

どちらのアプリケーションも Flash Media Server 3 以降の新しいストリームデータアクセス機能をサポー トしており、ストリームのビットマップデータにアクセスしたり、Flash Media Interactive Server エディショ ンと連携して動作したりすることができます。なお、Flash Media Interactive Server エディションでは、カ スタム機能を使用したアプリケーションの拡張、ストリームの記録、リモート共有オブジェクトの利用お よびその他のスケーラビリティ機能へのアクセスが可能です。詳しくは、Adobe Flash Media サービスの ドキュメンテーションを参照してください。

Adobe Flash Media Interactive Server 3.5

Adobe Flash Media Interactive Server 3.5 には、次のような高度なストリーミング機能が用意されています。 • DVR 機能 • エッジサーバでのキャッシュ • アクセスコントロール API • リダイレクトのサポート(HTTP 302 リダイレクトに類似) • プラグイン • カスタムビデオサービス • H.264 形式を新たにサポートした、サーバサイドでのビデオ録画 • 多方向通信 • ソーシャルメディアソリューション

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また、Flash Media Interactive Server なら、ストリーミングメディアに高度なリアルタイム通信サービスや コラボレーションサービスが備わったソーシャルメディアなど、付加価値の高い多方向ソリューションを実 現することができます。Flash Media Interactive Server は、PC カメラによるビデオチャット、録画、Voice

over Internet Protocol(VoIP)およびオンラインゲームなどの多方向アプリケーションにも対応できる、

唯一のパフォーマンスとスケーラビリティに優れたサーバ製品です。Flash Media ファミリーの原動力とも 言えるのが、この Flash Media Interactive Server です。

このサーバは、次のような場面に最適です。 • 大規模なデプロイメント

• カスタマイズされたビデオソリューションの開発 • コミュニケーション体験の開発

• ライブまたはオンデマンドのビデオストリーミングサービスに対するインタラクティブ機能の追加 また、Flash Media Interactive Server を使用して、認証用の Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)、 Flash Remoting、Simple Object Access Protocol(SOAP)または XML などの特殊なデータサーバとのや り取りを行ったり、Adobe Flash Media Live Encoder と統合したりすることもできます。より高度にカス タマイズするために、独自のサーバサイド ActionScript を実装したり、C++ でプラグインを開発してサー バの機能をさらに拡張することも可能です。

Flash Media Server

搭載機能早見表

機能 Flash Media Interactive Server 3.5 Flash Media Streaming Server 3.5 Flash Media Development Server 3.5 • ダイナミックストリーミング • XMPメタデータのサポート • HD ビデオのサポート(H.264/AAC) • 暗号化されたリアルタイムストリー ミング • 強力なログ保存機能 • SWF 検証 • ライブビデオのストリーミング • 録画済みビデオのストリーミング • 優れたネットワーク効率 • ハードウェアの能力を最大限に有効利用 • 強化されたキャッシュ • 2GB のファイルのサポート • 組み込みの帯域幅検出機能 • IPv6 のサポート

• Adobe Media Player のサポート • Flash Lite 3 モバイルのサポート • データキーフレーム • ストリームデータへのアクセス すべての機能 をサポート すべての機能 をサポート すべての機能 をサポート 同時接続数 無制限 無制限 10

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機能 Flash Media Interactive Server 3.5 Flash Media Streaming Server 3.5 Flash Media Development Server 3.5 帯域幅の制限 無制限 無制限 無制限 プロセッサの制限 8 ウェイ SMP(コア) 4 ウェイ SMP(コア) 8 ウェイ SMP(コア) Flash Media Server サービス

(ライブと VOD)

(カスタマイズ不可)

プロセススコープと分散コア

コアサーバプロセス 無制限 1 無制限 サーバ上でのビデオのアーカイブ保存 (録画)

カスタムサーバサイドアプリケーション (サーバサイド ActionScript)

エッジサーバ構成

C++ プラグインのサポート

サーバサイド再生リスト (インターネットテレビ)

マルチポイントパブリッシュとリダ イレクト

リモート共有オブジェクト

AMF3 のサポート

サーバリダイレクト

LDAP 認証のためのプラグインアーキ テクチャ

Adobe Media Player トラッキングサービス

Flash Media Server

の必要システム構成

Windows Linux

Microsoft® Windows Server® 2003 SP2 Microsoft Windows Server 2008 Microsoft Windows XP

(Flash Media Development Server のみ)

Linux Red Hat 4 Linux Red Hat 5.2

ハードウェア要件

• 3.2 GHz インテル® Pentium® 4 プロセッサ(デュアルインテル Xeon® 以上を推奨) • 2 GB の RAM(4 GB を推奨)

• 1 GB イーサネットカード

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Flash Media Server

のアップグレード

Flash Media Server 3

からのアップグレード

Flash Media Server 3 からのアップグレードのガイドラインは、現在お手持ちのライセンスの種類および購

入時期によって異なります。

• Flash Media Interactive Server 3 をお持ちの場合は、Flash Media Interactive Server 3.5 へのアップグレー ドをご購入いただけます。

• Flash Media Streaming Server 3 をお持ちの場合は、Flash Media Streaming Server 3.5 または Flash Media Interactive Server 3.5 へのアップグレードをご購入いただけます。

• アカデミックライセンスはアップグレードの対象ではありません。

Macromedia® Flash Media Server 2

からのアップグレード

Flash Media Server 2 からのアップグレードのガイドラインは、現在お手持ちのライセンスの種類および購

入時期によって異なります。アップグレードの手続き時には、Flash Media Server 2 のシリアル番号が必要 になります。

• Flash Media Server 2 の Professional、Origin または Edge のいずれかのバージョンをお持ちで、かつメイ ンテナンス&サポートにご加入ではない場合は、Flash Media Interactive Server 3.5 へのアップグレード をご購入いただけます。

• アカデミックライセンスはアップグレードの対象ではありません。

• Flash Communication Server 1.x(Personal または Professional エディション)は、バージョン 3.5 へのアッ プグレードライセンスの購入対象製品ではありません。

• Flash Media Server 2.0 をお持ちの場合は、Flash Media Interactive Server 3.5 へのアップグレードをご購 入いただけますが、Flash Media Streaming Server 3.5 へはアップグレードできません。

Flash Media Streaming Server

からのアップグレード

Flash Media Streaming Server 3.0 からのアップグレードには、次の 2 つの選択肢があります。 • Flash Media Streaming Server 3.5 へのアップグレードをご購入いただけます。

• さらに豊富な機能が備わった Flash Media Interactive Server 3.5 へのアップグレードをご購入いただけ ます。

Flash Media Streaming Server 3.5 から Flash Media Interactive Server 3.5 にアップグレードするには、アッ プグレード用のシリアル番号のみお求めいただく必要があります。サーバソフトウェア自体を変更する必 要はありません。

メモ:アップグレードのインストール時には、追加の Flash Media Interactive Server ドキュメンテーションは含まれません。ドキュ メンテーションはアップグレードご購入時にアドビから入手する必要があります。

各エディション搭載機能の比較については、5 ページの「Flash Media Server 搭載機能早見表」を参照して ください。

Flash Media Server 3.5

アップグレードプラン

お客様の投資を最長 2 年間保障するために、Flash Media Server 3.5 には新たにアップグレードプランが 用意されています。アップグレードプランを利用すると、Flash Media Server を常に最新バージョンに保つ ことができます。価格などについて詳しくは、アドビの代理店にお問い合わせください。

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Flash Media Server

における様々なバージョンの

Adobe Flash Player

のサポート 機能 バ ー ジ ョ ン 6 バ ー ジ ョ ン7 バ ー ジ ョ ン8 バ ー ジ ョ ン9 バージョン9,0,115,0 バ ー ジ ョ ン10 Sorenson ビデオコーデック (H.263):再生とキャプチャ

On2 VP6 ビデオコーデック: 再生のみ

H.264 と HE-AAC:再生のみ

RTMPE/RTMPTE

SWF 検証

GPU ハードウェアアクセラ レーション

マルチコアのサポート

スマートバッファリング

ダイナミックストリーミング

XMP メタデータ

RTMFP

Speex オーディオコーデック

Adobe AIR

(バージョン

1.0

以降)

Adobe AIR は、これまでに習得した HTML、Ajax、Flex または Flash での Web 開発スキルとツールを用い ながら、デスクトップ向けのリッチインターネットアプリケーション(RIA)を開発・デプロイすることが 可能なクロスオペレーティングシステムランタイムです。

Adobe AIR アプリケーションは、クリップボードとドラッグ&ドロップのサポート、ローカルファイル I/O、

システム通知などの、ネイティブなデスクトップ統合機能をサポートしています。Adobe AIR アプリケー ションは、Flash Media Server に接続してオーディオやビデオをストリーミングしたり、SWF ファイルと 同様にデータを共有したりすることができます。

Adobe Media Player

(バージョン

1.0

以降)

Adobe Media Player(AMP)は、カスタマイズされたビデオ配信、ブランディングが備わったチャネル、

詳細な使用状況の追跡、デジタル著作権管理のサポートなどの機能を提供する、Adobe AIR プラットフォー ムで構築された無償のスタンドアローンアプリケーションです。Flash Media Interactive Server は、Adobe

Media Player によるメディアのストリーミングとクライアントイベントおよび試聴履歴の追跡・ログ保存の

ための枠組みを提供します。

Adobe Flash Lite

(バージョン

3.0

以降)

Flash Media Server 3.5 は、Flash Lite 3 モバイルプラットフォームをサポートするデバイスにストリーミン グすることができます。これにより、次のような強力な機能を用いた、新しい市場へのインタラクティブ ストリーミングの可能性が広がります。

• FLV と MP3 のストリーミング(On2 VP6-E、Sorenson Spark、MP3 コーデック) • ActionScript 2.0 API(NetConnection および NetStream)

• 特定のデバイスを対象とした最適化を可能にするデバイス ID 検出機能 • Real-Time Messaging Protocol(RTMP)トンネリングのサポート

Flash Media Server 3.5 は、あらかじめ録画済みのビデオとライブビデオの両方のストリーミングをサポー

トします。Flash Lite 3 対応のモバイルデバイスには、ブラウザ向けのものと同様のビデオ体験を提供でき ます。

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Flash Media Server 3.5

の動作と仕組み

Flash Media Server ソリューションには、サーバサイドとクライアントサイドの両方のアーキテクチャがあり、

クライアント環境は Flash または Flex で作成された SWF または AIR ファイルでデプロイされます。クラ イアントは、Web ブラウザ(Flash Player)やモバイルデバイス(Flash Lite 3)内で、またはデスクトップ アプリケーション(Adobe AIR)として動作します。また、別の Flash Media Server、Adobe ColdFusion® 8、 Adobe Flash Media Live Encoder または Flash Media Server を使用したストリーミングや通信を行うことが できる、ライセンスが供与されたサードパーティのテクノロジもクライアントとして利用できます。サー バは、クライアント接続とセキュリティの管理、サーバのファイルシステムに対する読み取りと書き込み などのタスクを実行します。 サーバとの接続は、クライアントによって開始されます。接続が確立されると、クライアントは、サーバ や接続されている他のクライアントと通信することができます。クライアントは、アプリケーションのイ ンスタンスに接続されます。例えば、チャットアプリケーションに多数の部屋がある場合には、各部屋が チャットアプリケーションの 1 つのインスタンスになります。1 つのアプリケーションの複数のインスタ ンスが同時に動作することができます。各アプリケーションインスタンスは固有の名前を持ち、接続され ているクライアントに対して固有のリソースを提供します。

Flash Media Server

の通信プロトコル(

RTMP

Flash Media Server は、アドビが特許を所有する RTMP を用い Transmission Control Protocol(TCP)経 由でクライアントと通信し、双方向接続を管理します。これにより、クライアント・サーバ間での、ビデオ、 オーディオ、データの送受信が可能になります。Flash Media Server 3.5 では、暗号化された RTMP(RTMPE) を用いることで、ストリーミング配信時にさらに強力なセキュリティ対策を講じることも可能です。 RTMPE は容易にデプロイでき、Secure Sockets Layer(SSL)を使用するよりも高速にストリームを暗号 化することができます。RTMPE は Flash Media Server 3.5 に新たに実装された、数ある強力なセキュリティ 機能の中の 1 つです。

Flash Media Server 3.5 で利用できる RTMP には、次の 5 つのバリエーションがあります。

• RTMP ―暗号化が適用されない標準の RTMP です。デフォルトのポートは 1935 です。ポートが指定 されていない場合、クライアントは 1935、443、RTMPT 経由でポート 80 の順番でポートへの接続を試 みます。ポート 1935 は IANA に登録済みのポートです。 • RTMPT ― HTTP を介して「トンネリング」される RTMP です。RTMP データは有効な HTTP データ としてカプセル化されます。デフォルトのポートは 80 です。 • RTMPS ― SSL を介して送信される RTMP です。SSL は、セキュアな TCP/IP 接続を可能にします。

Flash Media Server では、外部からと外部への両方の SSL 接続をネイティブでサポートしています。デ

フォルトのポートは 443 です。

• RTMPE ― RTMP を拡張し、暗号化したものです。RTMPE は SSL より高速であり、SSL のような証明 書管理が不要です。ポートを明示的に指定せずに RTMPE を指定した場合、Flash Player は通常の RTMP の場合と同様に 1935、443、80、80(RTMPTE)という順序でポートをスキャンします(Flash Player 9,0,115,0 以降、Adobe AIR、Adobe Media Player でサポート)。

• RTMPTE ― HTTP を介したトンネリングを使用して通信チャネルを暗号化します。デフォルトのポー

トは 80 です(Flash Player 9,0,115,0 以降、Adobe AIR、Adobe Media Player でサポート)。SSL(RTMPS) と比べた場合の主な利点は、パフォーマンスが高く、実装が容易で、サーバ容量への負担が小さいこと です。

適切なタイプの RTMP を使用することで、Flash Media Server は、最も制限の厳しいファイアウォールを 除くあらゆる経路を介してストリームを送信できるだけでなく、著作権が管理されているコンテンツや機 密性の高いコンテンツを不正な侵害から保護します。

(10)

次の図は、Flash Media Server 接続の基本アーキテクチャを示しています。

Flash Media Server Web サーバー クライアント SWF の送信 Flash Player を使用 した SWF の再生 データストリーム の送受信 1 3 2 RTMP HTTP

Flash Media Server のクライアント・サーバアーキテクチャ

サポートされるファイル形式

Flash Media Server 3.5 は、Adobe AIR、Flash Lite 3 クライアント、および Flash Player 6 以降との間で完 全な下位互換性があります。使用する Flash Player のバージョンが新しくなるにつれ、より多くの形式や 機能がサポートされます。

Flash Media Server 3.5 では引き続き、FLV や MP3 のメディアおよびデータメッセージング用の AMF0 がサポートされます。Flash Media Server 3.5 と Flash Player 9,0,115,0 以降の組み合わせでは、業界標準 のデジタルビデオ形式である MPEG-4 をサポートしています。

Flash Media Server でサポートされるファイル形式を次の表に示します。Adobe AIR では、すべての形式 がサポートされます。

ファイル形式 タイプ コンテナ Flash Player の

バージョン 通常の組み合わせ

Sorenson Spark ビデオ FLV 6、7、8、9 以降 Nellymoser/MP3

On2 VP6 ビデオ FLV Flash Lite 3:

8、9 以降

Nellymoser/MP4

H.264* ビデオ MPEG-4mp4

m4v、f4v†3GPP

9,0,115,0 以降 AAC+/MP3

Nellymoser オーディオ FLV 6 以降 Sorenson Spark/

On2 VP6 MP3 オーディオ MP3 Flash Lite 3:

6 以降

Sorenson Spark/ On2 VP6 AAC+、HE-AAC、AAC

v1 または AAC v2

オーディオ MPEG-4:mp4、

m4a、f4v、3GPP 9,0,115,0 以降 H.264

Speex オーディオ FLV 10 以降 Sorenson Spark/Speex

AMF0 データ Flash Lite 3:

6、7、8、9 以降

AMF3 データ 8、9 以降

* Flash Player での H.264 再生では、ベースプロファイル、メインプロファイル、ハイプロファイル(HiP)を含む、一般的なプロ

ファイルがサポートされます。

f4v 形式は、MPEG-4 ISO 14496-10 AAC+ISO 14496-3)のサブセットです。

メモ:ActionScript を使用せずに Flash で H.264/AAC を使用するには、Flash CS3 Professional のアップデートとして入手できる 更新済みバージョンの FLVPlayback コンポーネントが必要になります。このアップデートは、拡張された RTMP(RTMPE)を使 用する場合にも必要です。FLVPlayback コンポーネントを使用しない場合、デベロッパーは ActionScript 1、2 または 3 を用いて H.264 の試聴体験を作成できます。最新のダイナミックストリーミング機能を使用するには、Flash CS4 Professional に同梱され ている更新済みバージョンの FLVPlayback コンポーネントが必要になります。

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H.264/AAC のサポートについて詳しくは、Flash Player 9 のアップデートに関する FAQ(http://labs.adobe. com/wiki/index.php/Flash_Player:9:Update:H.264)を参照してください。

Flash Media Server

の拡張

カスタムアプリケーションの開発や Flash Media Server の監視用に、多数の API が用意されています。 クライアントサイド

ActionScript API

任意のバージョンの Adobe Flash(MX 2004 以降)または Adobe FlexBuilder ソフトウェアを使用して、

Flash Media Server と通信(ライブのオーディオ・ビデオのストリーミングおよびキャプチャ、サーバサ

イド機能の呼び出しなど)するためのクライアントサイドスクリプトを記述することができます。この際、 スクリプトは任意のバージョンの ActionScript で記述できます。

サーバサイド

ActionScript API

Flash Media Interactive Server では、サーバサイド ActionScript にアクセスすることができます。サーバサ

イド ActionScript コードを使用すると、ログインポリシーの制御・管理、他のサーバへのコンテンツの再パ

ブリッシュ、サーバリソースに対するユーザアクセスの許可と禁止の指定、ユーザによる情報の更新や共有 の許可などを行うことができます。サーバサイド ActionScript は ActionScript 1.0 に似てはいるものの、 完全に同一のものではありません。

プラグイン

API

Flash Media Interactive Server には、サーバの機能を拡張するために C++ で記述できるプラグインアーキ テクチャが採用されています。プラグインを利用することで、アクセス時のセキュリティチェック、コン テンツ配信先の地域指定、クライアントに関する統計データの追跡、ネットワークベースのファイル操作 といった処理がすべて可能になります。Flash Media Server 3.5 には、すぐに使用を開始できるように、新し いサンプルのプラグインが付属しています。

Administration API

(管理用

API

Administration API では、あらゆるエディションの Flash Media Server を監視・管理することができる、

Flash Player または Adobe AIR のクライアントを作成するために必要なツールが提供されます。

HTTP

配信と対比した場合のストリーミング配信のメリット

Adobe Flash Player を使用してインターネット経由でビデオを配信するには、次の 3 つの方法があります。

• 埋め込みビデオ • プログレッシブダウンロード • ストリーミング 埋め込みビデオは、低画質で短時間のビデオクリップが用いられる、極めて特殊なアプリケーション以外 ではほとんど使用されません。したがって、ここではプログレッシブダウンロードとストリーミングに重 点を置いて説明します。 プログレッシブ配信とストリーミング配信のいずれの場合でも、ビデオコンテンツは SWF ファイルの外 部で保持されます。ビデオコンテンツを Web にデプロイするには、SWF ファイルと所定のビデオファイ ルをサーバにアップロードする必要があります。 ビデオを外部で別途維持することには、埋め込みビデオに比べて次のような様々なメリットがあります。 • アップデートが簡単―ダイナミックなコンテンツに対応でき、ビデオプレイヤーに関係なく SWF ファ イルを再パブリッシュせずに、比較的容易にコンテンツの追加や変更を行うことができます。 • SWF ファイルサイズの節約―高速にページをロードできるよう SWF ファイルを非常に小さなサイズに 保つことが可能なので、ユーザの要求に応じてビデオを配信できます。 • パフォーマンスの向上― FLV ファイルと SWF ファイルが分離されているので、ユーザに優れた再生体 験を提供できます。 メモ:ここではビデオファイルの配信について説明していますが、オーディオファイルの配信時にもビデオファイルと同じ方法 を利用できます。

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プログレッシブダウンロードによるビデオ配信 プログレッシブダウンロードは、Flash MX 2004 からサポートされているビデオの配信方法です。デベロッ パーは、この方法を使用することによって、実行時に外部のビデオファイルを、Flash や Flex のインターフェ イスにロードして再生することができます。そのためには、Video オブジェクトや再生コンポーネントと 共に ActionScript コマンドを使用するか、オーサリング環境で再生コンポーネント用のパラメータを設定 します(次の図を参照)。 SWF に外部ビデオファイルを読み込むための FLVPlayback コンポーネントのパラメータ設定 ビデオの再生が指示されると、まずビデオファイルがユーザのハードディスクにダウンロードされてから、 再生が開始されます。ユーザのハードディスクに十分な量のビデオがダウンロードされた時点で、ビデオ の再生が開始されます。この際、ビデオファイルは、通常の Web ページやダウンロード可能な他のドキュ メントと同様に、HTTP リクエストに応える形で通常の Web サーバから提供されます。 ストリーミングビデオと比較した場合、プログレッシブダウンロードには明らかに有利な点が 1 つだけあ ります。それは、ビデオの配信にストリーミングサーバを必要としないことです。プログレッシブダウンロー ドでは、通常の任意の Web サーバからビデオを提供することができます。プログレッシブダウンロードは 便利で、コスト効率を高める可能性を秘めてはいるものの、シーン検索やナビゲーション機能が制限されて いたり、ユーザがコンテンツにアクセスしたりコンテンツを再利用できるようになる恐れがある点に注意が 必要です。非常に厳重なネットワークファイアウォール内での再生など、一部の環境においてはストリーミ ング配信がブロックされていることがあります。このようなケースでは、プログレッシブ配信に切り替える ことが望ましいことがあります。 プログレッシブダウンロードが望ましい場面 プログレッシブダウンロードに適したケースとしては、トラフィックに対する要件が低い、エンドユーザ のコンピュータにコンテンツがキャッシュされることを容認できる、配信するビデオの長さが 10 分以下で ある、の条件が満たされた Web サイトまたは個人の趣味愛好家が挙げられます。また、何らかの理由でサ イト訪問者がストリーミングビデオを受信できないケースにも、プログレッシブダウンロードが適してい ます。一方、高度な機能やビデオ配信の制御が必要な場合や、同時に数百人以上の大量の視聴者にビデオ を表示しながら使用状況や視聴状況の統計データを追跡・レポートする必要がある場合、あるいは視聴者に 最善のインタラクティブ再生体験を提供したい場合は、ビデオのストリーミング配信を選択する必要があり ます。ストリーミング配信では、実際には視聴される部分のビデオしか配信されないので、プログレッシブ 配信に比べて使用する帯域幅も少なく済みます。

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ストリーミング配信

ビデオとオーディオのストリーミング配信は、Flash MX、Flash Player 6 および Flash Communication Server MX から可能になりました。 プログレッシブダウンロードと同様に、ストリーミング配信においても、ビデオファイルは他のコンテン ツとは分離される形で保持されます。デベロッパーは、ActionScript コマンド(およびメディアコンポー ネントのパラメータ設定)を使用して、実行時に外部ビデオファイルを SWF ファイルに読み込んで再生 することができます。ストリーミング配信のために必要な ActionScript コードは、プログレッシブダウン ロードのそれとほぼ同じです。 ただし、ストリーミングビデオでは、各クライアントはストリーミングサーバに対する永続的な接続を開き、 サーバはビデオの断片をクライアントにストリーミング配信します。そして、これらの断片はビューアに よって表示された後、直ちに破棄されます。 サーバとクライアント間の強固な接続と、サーバがストリームの任意の部分を正確に制御して配信できる という特長によって、デベロッパーには、次のようないくつかの高度な機能性が提供されます。 • クライアントの帯域幅を検出し、適切なビットレートのストリームを配信する。 • ストリームの配信品質を測定および追跡し、ネットワークの混雑状況に応じてストリームのビットレー トを切り替える。 • バックグラウンドでビデオ全体をダウンロードすることなく、自動的にユーザのビデオクリップのサム ネイルを生成したり短いプレビューを再生する。この際、あらかじめ別の画像やビデオクリップを用意 しておく必要はありません。 • ビデオを細かなファイルに分割することなく、長編ビデオのナビゲーションに用いることが可能な「チャ プタ」(およびそれらのサムネイル)を自動的に生成する。 • ストリーミングの最中にカメラアングルや使用するストリームをシームレスに切り替える。 • 複数のビデオクリップを「編集」して再生用の連続した 1 つのビデオにする。例えば、クリップ 1 の最 初の 10 秒を再生し、その次にクリップ 2 の 30 ∼ 40 秒の部分を再生してから、クリップ 3 の最後の 20 秒を再生するといったことが可能です。 • すべての視聴者が同じコンテンツに同時にアクセスできるように、Web キャストのライブイベントや記 録済みイベントを作成する。 ストリーミング配信が優れている理由 つまるところ、単純な HTTP ダウンロード呼び出しであるプログレッシブダウンロードは、制御性が限定 された簡略なビデオ配信方法です。一方、ストリーミング配信では、提供するビデオ体験のあらゆる側面 を制御することができます。

Flash Media Server を用いたビデオのストリーミング配信には、次のような様々なメリットがあります。

素早い起動― Web 上でビデオを再生するにあたり、再生までの時間が最も短いのはストリーミングビデ オです。 • 高度なビデオ制御―帯域幅の検出、サービス品質の監視、サムネイルの自動生成、サーバサイドの再生 リストなど、高度な機能が豊富に用意されています。 • ネットワークリソースの有効利用―ストリーミング配信ではクライアントが実際に表示する部分のビッ トのみが転送されます。顧客がビット転送量に基づいた従量制でビデオのホスティングや帯域幅使用料 を支払うビジネスモデルでは、ストリーミングビデオを使用することでコストを削減できます。 • さらにセキュアに保護されたメディア配信―ストリーミング配信の場合はメディアデータがクライアン トのキャッシュに保存されないので、視聴者がビデオファイルやオーディオファイルをインターネット ファイルフォルダから取り出すことができません。また、Flash Media Server 3.5 には、ストリームのリッ ピングやファイルのセキュリティリスクを防止するためのセキュリティ機能も組み込まれています。詳し くは、「Flash Media Server 3.5 でのコンテンツのセキュリティ確保」の節を参照してください。

クライアントリソースに対する負担の軽減―ストリーミング配信の場合、クライアントはファイル全体 をダウンロードして保存する必要がないため、メモリやディスク容量などのリソース使用量を大幅に節

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追跡、レポート、ログ保存の各機能―プログレッシブダウンロードは単純なファイルのダウンロードで あるため、ビデオの視聴時間、ユーザがビデオの早送りや巻き戻し、一時停止の操作を行ったかどうか、 視聴者がビデオを再生した回数、ビデオの再生が完了する前に視聴者が当該 Web ページから離れたかど うかなど、関連する具体的な統計を簡単に記録することはできません。ストリーミング配信では、これ らの重要なデータを簡単に取り込むことができます。 • 高度なシーン検索とナビゲーション―視聴者は、ビデオの任意の位置に早送り・巻き戻ししてその位置 から直ちに再生を開始できます。ビデオブログ、教室での講義、会議セッションといった、再生時間が 長く、冒頭からの視聴を強制することなく任意の位置にジャンプできるようにしたいビデオやアプリケー ションにとって、ストリーミング配信は最適なソリューションです。 • 高度なインタラクティビティ―ストリーミングでは詳細な制御が可能になるため、デベロッパーはビ デオアプリケーションに高度なインタラクティビティを組み込むことができます。例えば、カメラアン グルの切り替えや、ビデオ内からの他のビデオの呼び出し、別のエンディングへのシームレスな切り替 えなどが、ストリーミング配信ではすべて可能です。 • ライブビデオ―ストリーミング配信では、接続されている Web カメラや DV カメラ、または一部のビ デオカードからさえも、Flash Player だけでライブのビデオやオーディオを配信することができます。 • ビデオキャプチャと録画(Flash Media Interactive Server のみ)― Flash Media Server ではライブストリー

ミングを配信できるだけでなく、ライブストリームと連動してビデオを録画したり(イベントをアーカ イブする場合など)、単独でビデオを録画したりすることができます(ビデオメッセージングなど)。 • マルチユーザ機能(Flash Media Interactive Server のみ)― Flash Media Server では、「1 対複数」のライ

ブストリーミングだけでなく、複数のユーザ間でのオーディオ、ビデオ、データのストリーミングも可 能です。これにより、ビデオコミュニケーションアプリケーションも実現できます。 プログレッシブダウンロードに比べ、ストリーミング配信は複雑であるかのように思われがちですが、実 際には、いずれの配信方法にも同じコンポーネントや ActionScript コマンドが用いられているほど、2 つ は大変よく似ています。しかし、ストリーミング配信を使用すれば、デベロッパーは、リッチなインタラ クティブビデオアプリケーションを容易に開発できるようになります。 ストリーミング配信に短所があるとすれば、それは、専用のサーバソフトウェアが必要になることぐらいで す。強力なデータアプリケーションには Web サーバとともにアプリケーションサーバのインストールが必 要になるように、強力なメディア配信アプリケーションを実現するには Web サーバとともにストリーミン グサーバが必要になります。 大容量のストリーミング配信を実現したい、または人気のコンテンツを保有している、あるいはアップタ イムの確保が厳しく要求されている。これらの要件を抱えるものの、個々のインフラ開発を自ら手がけた くないというお客様は、Flash Video Streaming Service (FVSS)を利用することで、Adobe Flash Player に ビデオをストリーミング配信することのメリットを享受することができます。FVSS を提供するアドビパー トナー各社は、信頼性の高いコンテンツ配信ネットワークを用いる、負荷分散と冗長性が実現された Flash Media Server デプロイメントを提供します。FVSS パートナーについて詳しくは、http://www.adobe.com/jp/ products/flashmediaserver/fvss を参照してください。

ストリーミング配信が望ましい場面

Flash Media Server を用いたストリーミング配信は、次のような要件が課された場面で使用できます。

• 30 秒以上または 100 Kbps 以上のファイルを配信する • 帯域幅を検出し、使用可能なハードウェアに最適な品質のビデオを配信する • サービス品質を監視する • リアルタイムで状況を追跡する • ビデオ視聴体験とともにリアルタイムのデータ共有機能やインタラクティビティを提供する • ライブのビデオやオーディオをストリーミングする • ビデオやオーディオを録画・録音する • より限られた帯域幅でより多くのストリーミングを行う Web サイトやブログにおいてビデオ、オーディオまたはリアルタイムのデータ共有を多用している場合は、

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配信方法の比較

次の表では、Flash Media Server の 3 つのビデオ配信方法を比較しています。

埋め込みビデオ プログレッシブダウンロード ストリーミング配信 エンコード Flash への読み込み時に Sorenson Spark または VP6-E コーデック を使用してビデオとオーディオ がエンコードされます。また、 (別の方法でエンコードした) FLV ファイルを読み込んで Flash タイムラインに挿入することも できます(再エンコードは不要 です)。 組み込みバージョンまたはスタ ン ド ア ロ ー ン バ ー ジ ョ ン の Adobe Flash Media Live Encoder、 Flash Video Exporter と サ ー ド パーティのノンリニア編集・エ ンコード製品の組み合わせ、ま た は Sorenson Squeeze や On2 Flix などのスタンドアローンビ デオエンコードアプリケーショ ンを使用して、ビデオファイル がエンコードされます。 プログレッシブ配信の場合と 同じです。他にも、クライア ントサイドの Web カメラや DV カメラから、または Adobe Flash Media Live Encoder を 使 用して、ライブビデオフィー ドをキャプチャ・録画するこ とも可能です。また、ビット レート、毎秒のフレーム数、 ビデオの再生サイズといった ライブエンコード変数をプロ グラミングで制御することも 可能です。 ファイルサイズ SWF ファイルにはビデオスト リームとオーディオストリーム だけでなく Flash インターフェ イスも含まれているので、1 つ でもかなり大きなサイズのファ イルになります。 SWF ファイルとビデオファイル が 別 に 保 存 さ れ る の で、SWF ファイルのサイズは比較的小さ くなります。 プログレッシブ配信の場合と 同じです。 起動時間 SWF ファイルのサイズが大きい 場合はビデオ再生が開始される まで待つ必要があることも多く、 ユーザの操作性は低下します。 起動時間は比較的短く、十分な 量のビデオがダウンロードされ ると再生が開始されます。 直ちに開始されます。ロード 処理が始まってから実際にビ デオが再生されるまでの時間 は最も短くなります。 タイムラインへのアク セス Flash のタイムラインに埋め込 まれている場合、ビデオは個々 のフレームで表示され、ステー ジ上の他のオブジェクトと同様 に処理されます。 実行時にのみビデオが再生され ます。ステージ上には個々のフ レ ー ム は 表 示 さ れ ま せ ん。 ActionScript を使用してビデオ 再生中に選択したタイミングで タイムラインイベントをトリガ できます。 プログレッシブ配信の場合と 同じです。 パブリッシュ Flash ムービーがパブリッシュ されるたび、またはテストされ るたびに、ビデオファイル全体 が再パブリッシュされます。ビ デオファイルに変更を加えるに は、手動でファイルをタイムラ インに再度読み込む必要があり ます。 実行時にビデオファイルの参照 のみを行います。SWF ファイル へのパブリッシュは埋め込みビ デ オ よ り は る か に 高 速 で す。 SWF ファイルを再コンパイルせ ずにビデオファイルの更新や変 更を行うことができます。 プログレッシブビデオの場合 と同じです。SAN(ストレー ジエリアネットワーク)、FVSS またはその他の CDN(コンテ ンツ配信ネットワーク)など のバーチャル的な位置からビ デオファイルをダイナミック に取り出すことができます。 フレームレート ビデオのフレームレートと SWF ムービーのフレームレートは同 じである必要があります。 ビデオファイルと SWF ファイル のフレームレートが異なってい ても構いません。 プログレッシブ配信の場合と 同じです。ライブビデオのキャ プチャでは、フレームレート をプログラミング的に制御で きます。 ActionScript へ の ア ク セス タイムライン上でムービーの再生操作を行うことで、ビデオの 再生や制御を行います。 NetStream ク ラ ス を 使 用 し て、 外部ビデオファイルのロード、 再生、一時停止を行うことがで きます。 ビデオのダウンロード済みの部 分に対してシーク操作を行うこ ともできます。 プログレッシブ配信の場合と 同 じ で す。 サ ー バ サ イ ド ActionScript を使用して、スト リームの同期、サーバサイド の再生リスト、クライアント の接続速度に応じたインテリ ジェント配信など、様々な機 能を追加できます。 コンポーネント ビデオ用のコンポーネントはあ りません。 Media コンポーネント(Flash 8 Professional 以降)を使用して、 外部のビデオファイルやオー ディオファイルをトランスポー トコントロール(再生、一時停 止、シークなど)と共にセット アップして表示することができ ます。 プログレッシブビデオの場合 と 同 じ で す。 ま た、Flash Media Server の通信コンポーネ ントを使用して、ライブビデ オや多方向ビデオをストリー ミングすることもできます。 シーク機能とナビゲー ション機能 ビデオのシークやナビゲーショ ン操作を行う前には、SWF ファ イル全体をダウンロードする必 要があります。 ビデオのダウンロード済みの部 分に対してのみシーク操作を行 うことができます。 ユーザはいつでも任意の位置 をシークできます。 Web 配信 ビ デ オ を 再 生 す る に は、SWF ファイル全体をクライアントに ダウンロードしてメモリにロー ドする必要があります。 ビデオファイルはプログレッシ ブダウンロードされ、キャッ シュされて、ローカルディスク から再生されます。ビデオク リップ全体がメモリに収まる必 要はありません。 ビデオファイルは Flash Media Server からストリーミングさ れ、クライアントの画面に表 示されて、再生された部分か らメモリから破棄されていき ます。

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埋め込みビデオ プログレッシブダウンロード ストリーミング配信 パフォーマンス オーディオとビデオの同期に制 限があり、ビデオの長さが約 120 秒を超えると、オーディオ とビデオの同期が困難になりま す。許容できるファイル全体の 長さは、再生側のシステムで使 用可能な RAM 容量によって決 まります。 埋め込みの SWF ビデオよりも パフォーマンスに優れ、一段と 精細な解像度に対応できるとと もに、より確実にオーディオを 同期できます。最高の画質が得 られ、再生側のシステムで使用 可能なハードディスク容量以外 に画質を制限するものはありま せん。 必要な数のユーザに向けて必 要に応じて最適なビットレー トで配信されるので、Web 配 信の観点から見た場合に効率 が向上します。 ビ デ オ ス ト リ ー ム の 制御 なし なし クライアントに配信する内容とタイミングを完全に制御で きます。サーバサイド Action-Script を利用して、アクセス を高度にコントロールするこ とも可能です。 ラ イ ブ ビ デ オ の サ ポ ート なし なし あり

互換性 Flash Player 6 以降 Flash Player 7 以降 Flash Player 6 以降

Flash Media Server 3.5

の機能概要

Adobe Flash Media Server 3.5 ファミリーの重要な新機能によって、パフォーマンス、保護およびセキュリ

ティがこれまでより向上した、ビデオのストリーミングが簡単に行えます。普及率の高い Flash Player、 強力なサーバサイドとクライアントサイドの API、そしてお手頃な価格がすべて揃った Adobe Flash

Media Server 3.5 ファミリーは、ストリーミングビデオと強力なインタラクティブアプリケーションに最

適です。

以下は、Flash Media Server 3.5 ファミリーの主な機能と改良点です。

パフォーマンス―ハードウェアの性能を最大限に活用しながら、デプロイメントコストを低減 • セキュリティ―コンテンツを確実に保護

品質―視聴者の帯域幅に合わせて最適化された最高品質(最高 HD まで対応)のコンテンツ配信 • ライブ―最大限の制御性が備わり、素早い再生開始が可能な高品質ライブビデオサービスを提供 • モバイル配信―モバイルや他のデバイスに配信できるバージョンのコンテンツを作成

Flash Media Server 3.5

のパフォーマンス

Flash Media Server 3 では、1 つのサーバライセンスで同時に配信できるストリーム数が大幅に増加しました。

より少ないサーバ台数とデプロイメントコストで、より多くのストリームを配信することができます。 Linux のデプロイメントは、300 %以上改善されています。Flash Media Server 3.5 では、さらなる最適化と パフォーマンスの合理化を進めることで、Flash Media Server 3 の優れたパフォーマンスが一段と向上して います。 今回のパフォーマンス向上は、様々な機能の貢献によって実現されています。この節では、以下の機能に ついて説明します。 • 全般的なパフォーマンスの最適化 • 接続スロットリング • プロセススコープの強化 • アイドリング状態の接続の自動切断 • 拡張された RTMP(RTMPE) • ダイナミックストリーミングをサポートする内蔵の帯域幅検出機能 • プロセススコープ • 分散コア

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パフォーマンスに影響を与える要因

ここでは、様々な要因が Flash Media Server 3.5 のパフォーマンスに与える影響について説明します。パ フォーマンスがどの程度向上しているかは、同じ CPU 稼働状態において対応できる同時ストリーム数を 比較することで判断できます。1 台のサーバで対応できるストリーム数を把握すれば、デプロイしなけれ ばならないサーバ数が判断できます。 1 台のサーバで配信できるストリームの数は、以下の様々な要因によって決まります。 • プロトコル―最高のパフォーマンスを発揮するプロトコルは RTMP、その次は RTMPE です。 • ビデオのビットレート(画質)―ビデオのビットレートが低いほど、サーバが同時に配信できるストリー ム数は多くなります。

プラットフォーム― Linux Red Hat 4 を使用した方が、より少ない CPU 使用率で、より多くの接続を提 供できます。

ハードウェア― RAM、ディスクの速度、CPU といったハードウェアの種類と、ネットワークの速度に よってストリーミングできる容量が変化します。

設定― Flash Media Server 3.5 は、ほとんどの環境で最適化されたストリーミング性能を発揮できるよ うにあらかじめ設定されています。ただし、場合によっては、既定の設定を変更した方が一段と高いパ フォーマンスを得られることもあります。 • アプリケーションの複雑さ―カスタムプラグインをデプロイした場合や、複雑なサーバサイドアプリ ケーションロジックを開発した場合、パフォーマンスが向上または低下することがあります。 • 使用状況―ビデオに対するユーザの操作も、サーバのパフォーマンスに影響を与えます。このような可 能性がある操作としては、接続、接続の切断、シーン検索、一時停止などが挙げられます。これについ ては、次の節で詳しく説明します。

Flash Media Server 3.5

のパフォーマンスメトリクス

Flash Media Server 3 では、以前と比べて Windows でデプロイした場合 2 倍以上、Linux では 3 倍以上の パフォーマンス向上が実現されていました。以下で紹介する比較表には、次の 2 つのシナリオにおける Flash Media Server のパフォーマンスメトリクスが示されています。

• VOD ―録画済みビデオを使用

ライブビデオ― Flash Media Live Encoder 2 からストリーミング配信されるライブビデオを使用 処理能力に関する数値は、次に示すハードウェアプラットフォームを用いて測定されたものです。この調 査で得られた数値は 1 Gbps ネットワークアダプタを 2 つ使用した場合のものですが、公表されている結果 ではスループットの上限は 1 Gbps になっています。

サーバハードウェア ハイパースレッド対応のデュアルコア 3.6 GHz Xeon プロセッサを搭載した HP ProLiant DL360 G4p サーバ

サーバ構成:3.5 GB の 200 MHz DDR SDRAM、SCSI2、64 GB RAID 0 ディスクストレージ(10K RPM)、 およびボンディング・チーミングされた 1 GB インテル Pro 100 XF イーサネットカード(133 MHz) オペレーティングシ

ステム

Windows Server 2003 SP1、Linux Red Hat 4(カーネル 2.6.9-22) Flash Player バージョン 9,0,115,0

テストメディア • 700 Kbps:FLV、117 分、763MB、On2 VP6 コーデックを使用 • 300 Kbps:FLV、53 分、105 MB、On2 VP6 コーデックを使用 • 128 Kbps:MP3、52 分、61 MB、MP3 ID3v2.3 タグを使用

Flash Media Server バージョン 3:デフォルト設定、ブロックサイズとキャッシュもデフォルトのまま ビデオオンデマンド

有効な比較結果を提供するために、次のグラフでは CPU 能力を 20 %のみ使用した場合の合計ストリーム 数が示されています。Linux では、CPU 能力が 20 %を超えた程度で、1 Gbps ネットワークアダプタの能 力を完全に生かすことができています。2 組目のグラフでは、CPU の使用率を 20 %以上に高めた場面で の各プロトコルの性能が示されています。

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1 Gbps の制限下における 300 Kbps の録画済みビデオの 1 Gbps の 制 限 下 に お け る 700 Kbps の 録 画 済 み ビ デ オ の ストリーム ストリーム 次のグラフでは、様々な CPU の使用率、プロトコル、ビットレートにおける同時ストリーム数を示してい ます。CPU の使用率が高まるにつれ、より多くのストリームを配信できることに注目してください。これ らのグラフは上限が 1 Gbps、いずれの場合も CPU 使用率が 100 %に達しない条件下の結果です。 データレートが高くなるほど、早く能力制限に到達し、データレートが低くなるほど同様の接続を提供する ための CPU 使用率が高まります。 Windows Linux CPU 使用率が同等である場合、RTMPE を使用することによる処理能力の低下は、平均 25 ∼ 30 %にすぎ ません。RTMPE を用いたデプロイの方が CPU 使用率が高まるものの、それでも 1 Gbps ネットワークの 能力は CPU 使用率 70 %未満で完全に満たされます。 ライブビデオ

Flash Media Server からのライブビデオのストリーミングは、オンデマンドでストリーミングされる録画済

みビデオと同じ要素の影響を受けます。次のグラフでは、ライブビデオを用いた場合の対応容量を示して います。測定結果は、On2 VP6 ビデオコーデックと MP3 オーディオコーデックを使用して Flash Media

Live Encoder 2 からストリーミングされたライブビデオの場合のものです。

参照

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