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防災気象情報に関するアンケート

(2016年11月実施)

【概要】

静岡大学防災総合センター

牛山 素行

disaster‐i.net

調査手法

• インターネット社会調査サービスであるNTTコムリサー

チ(NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション

株式会社運営)を利用.

– 登録しているモニターに対して調査依頼のメールを配信し,

これに応じた回答者から先着順に一定数までの回答を受

け付ける方式.

• 割当法.目標回収数に達したら受付を終了,あるいは予定数に 達するまで依頼を続ける方法

– すべての質問について回答を入力しないと次画面に進め

ない仕様としており,「無回答」は存在しない.

• 対象者

– 盛岡市,静岡市,名古屋市在住者

• 2010年,2013年にも同じ地域を対象に類似の調査を実施.ただし 同一回答者ではない • 回答依頼メール2016年11月11日配信,11月15日締切.有効回答 数553件.

避難準備情報等に対する認識

災害時に、市町村から、「避難勧告」など、下の表に挙げた言葉の情報が出され ることがあります。これらの情報が、市町村から出される場合があることをご存じ でしたか。 【情報の種類】 • 避難勧告 • 避難指示 • 避難準備情報 【選択肢】 1. 昨年以前から知っていた 2. 今年になってから知った 3. 知らなかった

避難準備情報等に対する認識

災害時に、市町村から、「避難勧告」など、下の表に挙げた言葉の情報が出されることがあ ります。これらの情報が、市町村から出される場合があることをご存じでしたか。 74.5% 72.0% 60.9% 11.4% 12.7% 19.2% 14.1% 15.4% 19.9% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 避難勧告 避難指示 避難準備情報 昨年以前から知っていた 今年になってから知った 知らなかった • 避難準備情報の 言葉を認知してい る回答者が80.1% • 「今年になったか ら知った」は避難 準備情報でやや 多い

(2)

避難準備情報

が出た際に実行する行動について

「避難準備情報」が出た場合に、実行した方が良い行動にはどのようなものがあ ると思いますか。次の行動のうち、当てはまると思うもの選択して下さい。 ※「災害時要配慮者」とは、高齢者、障害者、乳幼児など、災害時の安全確保に 特に配慮を要する人のことです。 【行動の種類】 • 気象情報などの防災情報に注意を払う • 安全な場所へ避難する準備をはじめる • 災害の危険性がある場所にいた場合は、安全な場所への避難をはじめる • 「災害時要配慮者」は、安全な場所への避難をはじめる 【選択肢】 1. 当てはまると思う 2. 当てはまらないと思う 3. わからない

避難準備情報が出た際に実行する行動

「避難準備情報」が出た場合に、実行した方が良い行動にはどのようなものがあると思い ますか。次の行動のうち、当てはまると思うもの選択して下さい。 • 避難準備情報の 意味は6割以上が 認知 • 「避難する準備」と 「要配慮者避難開 始」を「当てはま る」とした回答者 の比率はほとんど 差がない 80.3% 68.4% 66.7% 64.4% 8.0% 17.9% 17.5% 18.4% 11.8% 13.7% 15.7% 17.2% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 気象情報などの防災情報に注意を払う 安全な場所へ避難する準備をはじめる 災害の危険性がある場所にいた場合 は、安全な場所への避難をはじめる 「災害時要配慮者」は、安全な場所への 避難をはじめる 当てはまると思う 当てはまらないと思う わからない

「要配慮者避難開始情報」

が出た際に実行する行動について

仮に「要配慮者避難開始情報」という情報が出たとしたら、実行した方が良い行動 にはどのようなものがあると思いますか。次の行動のうち、当てはまると思うもの 選択して下さい。 ※「要配慮者避難開始情報」という情報は、実際には存在しません。 【行動の種類】 • 気象情報などの防災情報に注意を払う • 安全な場所へ避難する準備をはじめる • 災害の危険性がある場所にいた場合は、安全な場所への避難をはじめる • 「災害時要配慮者」は、安全な場所への避難をはじめる 【選択肢】 1. 当てはまると思う 2. 当てはまらないと思う 3. わからない

「要配慮者避難開始情報」が出た際に実行する行動

仮に「要配慮者避難開始情報」という情報が出たとしたら、実行した方が良い行動にはど のようなものがあると思いますか。次の行動のうち、当てはまると思うもの選択して下さい。 • 「要配慮者避難開 始情報」とした場 合でも,「要配慮 者避難開始」を 「当てはまる」とし た回答者の比率 は7割程度で,「避 難準備情報」の場 合とほとんど変わ らない 76.7% 69.3% 68.7% 68.9% 9.9% 15.6% 14.6% 13.2% 13.4% 15.2% 16.6% 17.9% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 気象情報などの防災情報に注意を払う 安全な場所へ避難する準備をはじめる 災害の危険性がある場所にいた場合 は、安全な場所への避難をはじめる 「災害時要配慮者」は、安全な場所への 避難をはじめる 当てはまると思う 当てはまらないと思う わからない

(3)

避難勧告等の危険度の順序に対する認識

「避難勧告」などの情報が出されるとき、その地域における災害の危険度の高さに違いが あると思いますか。次の中から、最も当てはまると思うものを選択してください。 • 「準備→勧告→指示」と正しく認知は44.7%. • 避難準備情報の危険度が最も低いと認知している回答者は66.4% 避難勧告→避難 指示→避難準備 情報 5.8% 避難勧告→避難 準備情報→避難 指示 4.5% 避難指示→避難 勧告→避難準備 情報 4.2% 避難指示→避難 準備情報→避難 勧告 0.9% 避難準備情報→ 避難勧告→避難 指示 44.7% 避難準備情報→ 避難指示→避難 勧告 21.7% 危険度の高さに違 いはない 5.2% わからない 13.0%

避難所の意味に対する認識

市町村によって決められている避難所には、災害の種類によっては使用しない(※)ことに なっている場合があります。このことをご存じでしたか。 ※たとえば、地震の際には使用するが、大雨の際には使用しないなど。 • 避難所・避難場所は災害の種類によって異なることを,7割以上の人が認知して いない 昨年以前から知っ ていた 18.3% 今年になってから 知った 7.2% 知らなかった 74.5%

避難勧告時の避難行動に対する認識

大雨による災害時に、市町村から「避難勧告」などが出た場合の、適切な避難行動として はどのようなものがあると思いますか。 • 避難所以外への 避難や,「垂直避 難」が避難行動で あると考える回答 者は4~5割程度 • 3割前後は,避難 所以外への避難 や,「垂直避難」は 適切でない(当て はまらない」と考 えている 69.3% 39.1% 49.5% 12.1% 33.3% 25.3% 18.6% 27.7% 25.1% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 市町村によって決められた避難場所へ の移動 市町村によって決められた避難場所と は別の安全な場所(知人宅等)への移動 建物内の安全な場所(2階など)での待 避 当てはまると思う 当てはまらないと思う わからない

要点

• 「避難準備情報」の言葉自体は「避難勧告」と同程度に認知されている – 「避難準備情報」の言葉自体は8割程度が認知.「避難勧告」「避難指示」に比べ やや低いがその差は数%程度 • 「避難準備情報=避難の準備」とだけ誤認されているわけではない – 避難準備情報の意味(避難準備情報が出た際に実行する行動)は6割以上の回答 者が認知. – 「避難する準備」と「要配慮者避難開始」を「当てはまる」にほとんど差がない. • 「 要配慮者避難開始情報」と「避難準備情報」で大差はない可能性 – 「要配慮者避難開始情報」とした場合でも,「要配慮者避難開始」を「当てはまる」 とした回答者の比率は7割程度で,「避難準備情報」の場合とほとんど変わらない. • 避難勧告等の危険度の順序性が十分理解されていない – 「避難準備情報→避難勧告→避難指示」の順で危険度が高まる,と認識している 人は4割強.「避難準備情報→避難指示→避難勧告」を合わせても7割弱. • 「避難とは避難所への移動だけではない」ということが理解されていない – 避難所・避難場所は災害の種類によって異なることは7割以上が認知していない – 避難所以外への避難や,「垂直避難」が避難行動と考える回答者は4~5割程度 • 避難準備情報だけに特別な問題がるわけではなく,避難にかかわる情報全 体に大きな課題が存在している可能性

参照

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