第
5
章 総合評価
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現況調査、予測、影響の分析の結果の整理
新焼却施設の設置に伴う環境影響要因及び建設予定地の地域特性を考慮した調査項目 に
ついて、建設予定地及びその周辺地域において 、現地調査等による現況把握を実施し、予
測、影響の分析を行った。影響の分析は、「事業の実施による影響が、実行可能な範囲内
で回避され、または低減されているものであるか」及び「生活環境の保全上の目標と予測
の結果との間に整合が図られているか」の観点から実施した。
その結果、新焼却施設の煙突からの排出ガスについては、全ての項目が生活環境の保全
上の目標と整合しており、大気汚染防止法等の排出基準より厳しい自主基準を厳守し、機
器の維持管理や運転管理を適切に行うことなどにより、生活環境への影響を低減できると
評価した。
建設工事中の工事車両については、道路交通騒音の騒音レベルが増加し、生活環境に影
響を及ぼす可能性があるとの予測結果となったため、走行ルートは建設予定地の北側から
のルートを使用せず、一般国道1号(第二京阪道路)を経由して、建設予定地の南側から
のルートとすることで、生活環境への影響を回避できると評価した。
電波障害については、遮蔽障害が発生する可能性がある箇所があるとの予測結果となっ
たため、新焼却施設に起因する電波障害が確認された場合は、障害の状況に応じて適切な
対策を実施することで、生活環境への影響を低減できると評価した。
景観については、建設予定地に近接する地点からの眺望の変化が大きくなるとの予測結
果となったため、周辺環境と調和のとれた建物色彩、形状及び煙突高さとすることで、生
活環境への影響を低減できると評価した。
その他の環境要素については、新焼却施設の建設による影響は小さく、環境保全措置を
適切に実施することにより、生活環境への影響を回避または低減できると評価した。
また、現段階で予測し得なかった環境に影響を及ぼす事態が発生した場合には、その時
点での状況に応じ、必要な環境保全措置等の検討を行う。
以上のことから、新焼却施設の設置に伴う環境影響は、実行可能な範囲内で回避または
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施設の設置に関する計画における環境保全措置及びその内容
本生活環境影響調査の実施により、施設の設置に関する計画における 環境保全措置及び
その内容を表5-2-1(1)及び表5-2-1(2)に示す。
表5-2-1(1) 施設の設置に関する計画における環境保全措置及びその内容
環境項目 影響要因 環境保全措 置
大気質 煙突排出ガ ス
・大気汚染 防止法等 の排出基 準より厳し い自主基 準を厳守 する。
・高効率乾 式排ガス 処理設備 を導入する とともに 、機器の 点検、整備 ・ 補修等の維 持管理を 適切に行 う。
騒音 施設の稼働
・機器設備 類は原則 として建 屋内に配置 する。
・騒音が著 しい機器 設備類に ついては、 できるだ け低騒音 型の機器を 採 用するとと もに、吸 音材や消 音装置等を 設置する 。
振動 施設の稼働 ・主要な振 動発生設 備機器に ついては、 基礎部に 防振対策 を施工する 。
低周波音 施設の稼働
・ 低 周 波 音 の 発 生 源 と な る 可 能 性 が あ る 送 風 機 、 ポ ン プ 類 、 圧 縮 機 、 発
電 機 及 び タ ー ビ ン 等 に つ い て は 、 建 屋 内 に 収 納 す る と と も に 、 必 要 に 応じて吸音 処理や防 振対策を 実施する。
悪臭 施 設 か ら の 悪
臭の漏洩
・ ご み ピ ッ ト 内 の 空 気 を 燃 焼 用 空 気 と し て 吸 引 し 、 ご み ピ ッ ト 内 を 負 圧 の状態に保 持する。
・プラット ホームに は自動扉 等を設ける 。
・全炉停止 時におい ても脱臭 対策を講じ る。
水質・底質 水象 地下水
施設の存在 ・ 施 設 内 で 発 生 す る 排 水 に つ い て は 施 設 内 で 再 利 用 し 、 余 剰 排 水 は 下 水
道法施行令 を遵守し た水質処 理を行い、 公共下水 道に放流 する。
地盤沈下 地下水の利 用 ・施設内で 発生する 排水は施 設内で再利 用するこ とで地下 水の取水量 を
抑制する。
地象 施設の存在 ・新焼却施 設の建物 の用途や 構造に応じ た支持層 及び適切 な基礎工法 を
決定する。
土壌汚染 煙突排出ガ ス
・ダイオキ シン類対 策特別措 置法の排出 基準より 厳しい自 主基準を厳 守 する。
・高効率乾 式排ガス 処理設備 を導入する とともに 、機器の 点検・補修 等
表5-2-1(2) 施設の設置に関する計画における環境保全措置及びその内容
環境項目 影響要因 環境保全措 置
景観 施設の存在
・周辺の景 観と調和 するよう に煙突高は できる限 り低くす る。
・ 外 壁 の 色 は 、 破 砕 施 設 や 周 辺 の 建 物 の 色 に 配 慮 し 、 違 和 感 を 生 じ な い 色を選択す る。
・ 外 壁 の 色 彩 は 、 寝 屋 川 市 景 観 計 画 に お け る 色 彩 基 準 に 基 づ い た 彩 度 、 明度とする 。
・ 外 壁 材 は 、 時 間 の 経 過 に よ っ て 劣 化 し に く い 素 材 を 用 い る よ う 努 め る。
・屋上に設 備を設置 する場合 は、建築物 との一体 化を図る 。
・煙突から の白煙を できるだ け見えにく くする。
・大阪府自 然環境保 全条例に 基づき、緑 地面積を 最大限確 保する。
地球環境 施設の稼働
・ ご み の 焼 却 時 に 発 生 す る 熱 を 利 用 し て 発 電 し 、 再 生 可 能 エ ネ ル ギ ー を 活用する。
・照明器具 は省エネ 型機器を 導入する。
・ 太 陽 光 パ ネ ル を 設 置 し 、 事 務 室 の 照 明 等 に 利 用 す る な ど 自 然 エ ネ ル ギ ーを活用す る。
光害 施設の稼働 ・ 照 明 器 具 を 適 正 に 配 置 し 、 明 る さ を 適 正 に 設 定 す る 。 ま た 、 適 切 な 遮
光フードを 採用する 。
安全 (危険物等)
高 圧 ガ ス や 危 険物等
・防液堤や ガス漏洩 検知器等 を適切な箇 所に設置 する。
・火災発生 の予防に 最善を尽 くすととも に、発火 リスクの 高い作業場 所 は、自動火 災報知設 備等を設 置する。
・万が一の 事態に備 え、消火 活動の円滑 化を図る ため排煙 設備等を設 置 する。
・災害時に 外部から の電力供 給が停止し た場合や 地震発生 時に備え、 速
やかに焼却 炉の運転 を安全に 停止させる ことがで きるよう に非常用発 電機などを 設置する 。
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運転・維持管理に関する計画における環境保全措置及びその内容
本生活環境影響調査の実施により、維持管理に関する計画における環境保全措置及びそ
の内容を表5-3-1(1)及び表5-3-1(2)に示す。
表5-3-1(1) 運転・維持管理に関する計画における環境保全措置及びその内容
環境項目 影響要因 環境保全措 置
大気質
煙突排出ガ ス
・大気汚染 防止法等 の排出基 準より厳し い自主基 準を厳守 する。
・高効率乾 式排ガス 処理設備 を導入する とともに 、機器の 点検、整備 ・ 補修等の維 持管理を 適切に行 う。
・煙突排出 ガス中の 大気汚染 物質濃度や 燃焼温度 等を測定 し、運転管 理
を適切に行 う。
ご み 収 集 車 等 の排出ガス
・車両運行 にあたっ ては、過 積載の防止 、制限速 度の遵守 を徹底し、 ア
イドリング ストップ 、スムー ズな加速・ 減速を行 うなどの エコドライ ブについて 指導を行 う。
・ごみ収集 車等につ いて、低 公害車の導 入を促進 する。
騒音 振動
施設の稼働 ・設備機器 の使用に あたって は、点検・ 補修等の 維持管理 を適切に行 う。
ごみ収集車 等
・車両運行 にあたっ ては、過 積載の防止 、制限速 度の遵守 を徹底し、 ア
イドリング ストップ 、スムー ズな加速・ 減速を行 うなどの エコドライ ブについて 指導を行 う。
低周波音 施設の稼働 ・設備機器 の使用に あたって は、点検・ 補修等の 維持管理 を適切に行 う。
悪臭 煙突排出ガ ス
・悪臭原因 物質は高 温で熱分 解されるた め、炉内 温度を適 切に管理す る。
・煙突排出 ガス及び 敷地境界 における悪 臭物質濃 度を定期 的に測定し 、 運転管理を 適切に行 う。
地下水 施設の存在 ・排水の漏 洩を防止 するため に、施設の 適切な維 持管理を 行う。
地盤沈下 地下水の利 用
・ 地 下 水 の 取 水 量 を 抑 制 す る た め に 、 施 設 内 で 発 生 す る 排 水 は 施 設 内 で 再利用する 。
土壌汚染 煙突排出ガ ス
・ダイオキ シン類対 策特別措 置法の排出 基準より 厳しい自 主基準を厳 守 する。
・高効率乾 式排ガス 処理設備 を導入する とともに 、機器の 点検・補修 等 の維持管理 を適切に 行う。
・煙突排出 ガス中の 大気汚染 物質濃度や 燃焼温度 等を測定 し、運転管 理 を適切に行 う。
電波障害 施設の存在 ・ 新 焼 却 施 設 に 起 因 す る テ レ ビ 電 波 障 害 が 確 認 さ れ た 場 合 は 、 障 害 の 状
表5-3-1(2) 運転・維持管理に関する計画における環境保全措置及びその内容
環境項目 影響要因 環境保全措 置
廃棄物 施設の稼働
・適正な運 転管理に より未燃 分が残らな いよう焼 却する。
・ 焼 却 残 渣 の 発 生 量 を 低 減 す る た め に 、 ご み の 減 量 化 ・ 再 資 源 化 を 推 進 する。
地球環境 施設の稼働
・業務に支 障のない 範囲で必 要最小限の 照明とす ることで 、エネルギ ー 使用量を削 減する。
・夏場にお いて、み どりのカ ーテンに積 極的に取 り組む。
・市民・事 業者に対 する情報 提供や意識 啓発を充 実し、ご みの減量化 ・ 再資源化を 推進する 。
・寝屋川市 グリーン 調達方針 に基づき、 グリーン 調達を実 行する。
安全
(交通安全) ごみ収集車 等
・過積載を 防止し、 制限速度 の遵守を徹 底する。
・主要ルー トにおけ る交通危 険箇所を周 知し、車 両運転者 に対する交 通 安全教育を 徹底する 。
安全 (危険物等)
高 圧 ガ ス や 危 険物等
・防災設備 は定期的 に点検を 実施する。
・施設従事 者へ事故 予防の教 育・訓練を 実施する とともに 、「廃棄物 処 理施設事故 対応マニ ュアル作 成指針」( 平成18年12月、環 境省)に基
づいた事故 発生時の 対応マニ ュアルを作 成し、安 全対応能 力の向上を 図る。
人 と 自 然 と の 触 れ 合 い の 活 動の場
施設の稼働 ・ 大 気 質 、 騒 音 、 悪 臭 、 景 観 、 安 全 ( 交 通 安 全 ) に 係 る 環 境 保 全 措 置 を
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工事に関する計画における環境保全措置及びその内容
本生活環境影響調査の実施により、工事に関する計画における環境保全措置及びその内
容を表5-4-1(1)及び表5-4-1(2)に示す。
表5-4-1(1) 工事に関する計画における環境保全措置及びその内容
環境項目 影響要因 環境保全措 置
大気質
建設機械の 排出ガス
・建設機械 のアイド リングス トップを励 行する。
・建設機械 は十分な 点検、整 備を行い、 性能の維 持に努め る。
・工事工程 の管理を 行い、建 設機械が過 密に稼働 すること のないよう 努
める。
工 事 車 両 の 排 出ガス
・車両運行 にあたっ ては、過 積載の防止 、制限速 度の遵守 を徹底し、 ア
イドリング ストップ 、スムー ズな加速・ 減速を行 うなどの エコドライ ブについて 指導を行 う。
騒音
建設機械
・防音パネ ル等を設 置する。
・低騒音型 機械を積 極的に使 用する。
・建設機械 のアイド リングス トップを励 行する。
・建設機械 は十分な 点検、整 備を行い、 性能の維 持に努め る。
・工事工程 の管理を 行い、建 設機械が過 密に稼働 すること のないよう 努
める。
工事車両
・車両運行 にあたっ ては、過 積載の防止 、制限速 度の遵守 を徹底し、 ア
イドリング ストップ 、スムー ズな加速・ 減速を行 うなどの エコドライ ブについて 指導を行 う。
振動
建設機械
・低振動型 機械、低 振動工法 を積極的に 採用する 。
・建設機械 のアイド リングス トップを励 行する。
・建設機械 は十分な 点検、整 備を行い、 性能の維 持に努め る。
・工事工程 の管理を 行い、建 設機械が過 密に稼働 すること のないよう 努 める。
工事車両
・車両運行 にあたっ ては、過 積載の防止 、制限速 度の遵守 を徹底し、 ア
イドリング ストップ 、スムー ズな加速・ 減速を行 うなどの エコドライ ブについて 指導を行 う。
廃棄物 建設工事
・発生した 廃棄物は 分別を徹 底する。
・建設工事 の実施に 伴う発生 土は埋め戻 しに利用 する。
・上記の環 境保全措 置を実施 した上でや むを得ず 発生した 廃棄物は、
「廃棄物の 処理及び 清掃に関 する法律」 を遵守し 、適切に 処分する。
光害 建設工事
・特定建設 作業の時 間は、騒 音規制法及 び振動規 制法に基 づき最大19時
までとする 。
表5-4-1(2) 工事に関する計画における環境保全措置及びその内容
環境項目 影響要因 環境保全措 置
安全
(交通安全) 工事車両
・工事関係 車両は、 周辺地域 への交通、 騒音、振 動等への 影響を考慮 し、一般国 道1号(第 二京阪道 路)を経由し て、建設 予定地 の南側から
のルートを 走行する 。
・運行時間 を調整す ることに より、建設 予定地周 辺の道路 上で待機車 両 を発生させ ない。
・建設予定 地の西側 交差点に は交通誘導 員を配置 し、安全 を確保する 。
・工事関連 車両看板 の掲出を 義務付け、 安全運転 意識の向 上を図る。