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フランス年次報告書(1984年度) における会計情報開示の実態(2)

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(1)

フランス年次報告書(1984年度)

における会計情報開示の実態(2)

嶺輝子

目   次

1 はじめに

2 財務諸表の一般的外観

(1)個別財務諸表:貸借対照表および成果計算書

(2)連結財務諸表:連結貸借対照表および連結成果計算書

(3)附属明細書

(4)資金計算書   (以上,前巻)

3 附属明細書に記載される明細補足情報   (以下,本巻)

(1)適用した会計規則および会計方法に関する情報

(2)会計方法の変更に関する情報

(3)貸借対照表に関する補足情報

(4)成果計算書に関する補足情報 4 財務諸表以外の主要な情報

(1)社会的情報

(2)環境に関する情報

(3)セグメント別情報

(4)予測情報

(5)総括的情報 5 むすび

3 附属明細書に記載される明細補 足情報

1983年11月29日デクレ第24条によると,附 属明細書の内容は,①法によってその記載が 義務づけられている情報と,②企業の財産,

財務状況および成果の真実公正な概観を与え るのに必要なすべての重要な情報から構成さ れる。これら附属明細書に記載される情報の

内容を,会計的視点から,(D適用した会計規 則および会計方法に関する情報,(彰会計方法 の変更に関する情報,(り貸借対照表に関する 補足情報,④成果計算書に関する補足情報,

に分類して,以下,検討することにする(但 し,連結附属明細書については省略する)。

用 適用した会計規則および会計方法に関す る情報

商法典第9条第6項は,「特別な場合にお

(2)

会 社 数 一つ以上の会計規定に違反した旨を明示しているもの

1 9

次のような違反の理由を明示しているもの:

‑国際会計基準遵守のため

.  1 9 7 6

年の法定再評価制度のため

2

‑会社固有の特殊事情のため

1 0

当該違反が企業の財産および財務状況に及ぼす影響額を示 しているもの

いて,会計規定の適用が企業の財産,財務状 況および成果について,真実公正な概観を与 えるのに不適切であるということが明らかに なったときには,当該会計規定に違反しなけ ればならない。この違反については,附属明 細書にその旨を明記し,かっそれが企業の財 産,財務状況,成果に及ぼす影響額を記載す るとともに,その理由を明示しなければなら ない」と規定している。これは,会計規定に 準拠することが,かえって企業の財産,財務 状況および成果について,真実公正な概観を 与えることができなくなるような特別の場合 に限り,会計規定に対する違反を認めたもの である。そして,その場合には,①違反の旨,

②影響額および①理由を,附属明細書に記載 しなければならないのであるが,この点につ いての開示実態を示すと次のようになる(表

1 3   ) 

1 3

からは,会計規定に違反した旨を明記 した会社のうち,約半数がその理由を明示し ていないし,さらに影響額まで示している会 社となると,半数以下という状態であること が明らかになる。

次に,

PCG

によれば,特定の取引につい て幾つかの適用可能な方法がある場合,適用 した方法の記載および,必要な場合にはその O l4

o .   E. C. C. A.

, 

o p .   c i

t. 

(Tome 

1) 

p .   4 0 .  

8

適用理由を,附属明細書に明記することが要 求されている。これに対して,

1 9 8 3

1 1

2 9

日デクレは,貸借対照表および成果計算書 の諸項目に適用した評価方法の記載と,償却 を行っている場合および引当金を設定してい る場合には,それらの算定方法の記載を要求 している

( 2 4 条 ‑ 1

および

2

)。以下,会社 が,貸借対照表および成果計算書の諸項目に 適用した評価方法を,附属明細書に記載して いる実態について検討する。

無形固定資産の評価方法に関する情報

1 9 8 3

1 1

2 9

日デクレによると,無形固定 資産のうち,組織費,研究開発費および営業 権については,その内容を,附属明細書で明 細に表示しなければならない

09 条 4

)

さらに,組織費と研究開発費は,遅くとも

5

年以内に,償却計画に基づいて償却しなけれ ばならない。ただし,例外的に,特定のプロ ジェクトに係る研究開発費については,当該 資産の耐周年数を超えない範囲で,長期に亘 ってこれを償却することができる。その場合 には,このことを附属明細書において明らか にしなければならない

09 条 5

項)。無形固 定資産の評価方法についての記載の実態を示 すと,次のようになる(表

1 4

)

胸中村宜一朗他『前掲訳書.],

1 3 9

6)

O. E. C. C. A.

, 

o p .   c i t .  (Tome 

1)

p .   4 3 .  

(3)

1 4

会 社 数 次の項目の資産化方針を明示しているもの:

‑組織費

3 0

‑研究開発費

3 1

次の項目の償却方針を明示しているもの:

‑組織費をその発生年度に償却

1 8

(  5

社) 営業権を{~年以内に償却

5

年を超える期間にわたっての償却

(  4

社)

9

1 5

会 社 数 自家建設の有形固定資産の資産化方針を明示しているもの

5 4

金融費用について記載しているもの:

‑金融費用(利息)を繰入れているもの

‑金融費用を繰入れていないもの 減価償却方法を明示しているもの 償却方法が次のようなものであるもの:

‑専ら直線法を採用しているもの

‑部分的に逓減法も採用しているもの 減価償却引当金を記載しているもの

1 4

で営業権となっているのは,研究開発 費の誤りではないかと考えられる。表

1 4

組織費や研究開発費を資産として計上してい ても,その償却方針を明示していない会社が かなり存在していることを示している。

有形固定資産の評価方法に関する情報

1983 年 1 1 月29

日デクレによると,自家製造 の有形固定資産は,製造原価で評価される。

固定資産の製造に投資するための借入資金の 利息は,それが当該製造期間に係る場合には,

その利息を製造原価に含めることができる。

利息を製造原価に含めた場合には,その正当 な理由および金額を,附属明細書に記載しな ければならない(第

7 条 ‑ 2 )

。減価償却の

2

1 6

1 0 9

6 1

4 8

1 7

方法についても,附属明細書に記載すること が要求されている(第

2 4 条 ‑ 2)

。これらの情 報 の 開 示 実 態 は , 次 の よ う で あ る ( 表

1 5  

,表

15‑1 ) 。

1 5

から明らかなように,固定資産の製造 のための借入金に係る利息を製造原価に含 め,資産化している企業は,少数で,大部分 の企業が,発生した期の費用として計上して いる。また,有形固定資産の減価償却法とし ては,部分的に逓減法が採用されることがあ るものの,直線法が一般的であることもわか

カ O .E .  C .  C .  A.

, 

o p .   c i t .   (Tome 

I)

p .   4 7 .  

~~ Jacques  Meriaux ,  o p .  

ci

t . ,   p .   7 0 .  

(4)

減 価 償 却 会 社 数

直線法によって経済的償却を行っているもの

2 8

(税法上の特別償却も行っている)

直線法に逓減法を加えて経済的償却を行っているもの

3 5

(税法上の特別償却も行っている)

税法上の特別償却を行っていないもの 減価償却方法について説明のないもの

5

る。そして,表 1 5 ー l から,税法上の特別償 却制度を利用している会社が,償却方法につ いての説明のない会社をも考慮、に入れると,

8 割以上になるものと推定される。それにし ても,償却方法について開示していない会社 が

3

割近くもあるという現状に,注目する必 要があろう。

C  財務固定資産の評価方法に関する情報 評価方法は,財務固定資産の種類によって 異なる。

( イ ) 資本参加証券

PCG

によれば,資本参加証券の取得時に おける記帳価額は取得価額であるが,付随費 用は取得価額から除外される。資本参加証券 の期末における評価は,上場されているか否 か に か か わ り な し そ の 使 用 価 値 に よ っ て 行 われる。ここでいう使用価値は, r 慎重にし て思慮深い企業責任者が,もしこの資本参加 を取得しなければならないとした場合に,そ の取得のために支払うことを承認するであろ う価値」 である。また, 1 9 8 5 年 1 月 3 日法 によると,排他的な方法で法律上または事実 上,支配している会社の有価証券については,

等置額(=持分額)で評価することも認めら れている。一部の企業では, 1 9 8 4 年の年次計 算書でも,この評価法を先取りして採用して

中村宜一朗他『前掲訳書.].

8 3

9

2 8

100

いる。

なお,期末における使用価値(または等置 額)を,取得時の記帳価額と比較して,増価 または減価している場合がある。減価の場合 には減価引当金が設定されるが,増価の場合 には無視され,記帳価額のままである。

( ロ ) その他の長期有価証券

取得時の記帳価額は,上記の資本参加有価 証券の場合と同じである。期末における評価 は,当該有価証券が上場されているか否かに よって異なる。上場有価証券の場合には,最 終月の平均相場によって評価される。非上場 有価証券の場合には,見積売却価額によって 評価される。これら有価証券の期末における 平均相場または見積売却価値が,取得時の記 帳価額よりも低

L

、場合には,その減価に対し て,減価引当金が設定される。増価の場合に は,記帳価額のままである。

(サ長期債権

取得時の記帳価額は,期末に,現在価値に 修正される。ここでいう現在価値は,市場お よび企業にとっての,当該財産の効用に従っ て評価される見積価値であり(1 9 8 3 年 1 1 月 2 9

日デクレ第 7 条 ‑4 号),債権の取立て回収 に疑問があるような特別の場合にのみ,債権 の実現の影響を考慮して,債権の減価が必要

となる。

以上のような財務固定資産の評価方法につ

(5)

1 6

会 社 数 資本参加証券の評価原則が次のようなものであるもの:

‑記帳原価(取得原価)

1 0 4

‑等置額(持分額)

6

資本参加証券の減価方針を明示しているもの

8 7

比較する使用価値を決定する規準が次のようなものである

もの‑

‑子会社の年次計算書類に表示されている自己資本の割

合という単一規準

2 5

社│

‑連結処理後の自己資本の割合という単一規準

3

‑その他の単一規準

1 2

l

‑複数の規準

2 1

その他の長期有価証券の減価方針を明示しているもの ~6社|

資本参加証券に適用される諸原則を示しているもの

2 5

長期債権の減価方針を明示しているもの

2 9

この場合において利息が全く発生しないかまたは発生して

も極めて僅かであるにすぎない長期債権の実現について記 載しているもの

いての,附属明細書における記載の実態は,

次のようである(表1

6

)

1 6

によれば,資本参加証券の期末評価は,

ほとんどの会社が取得時の記帳価額で行って いるが,

6

社は,等置額(持分額)で行って いる。また,記帳価額と比較される使用価値 の決定に当たっては,子会社の年次計算書類 に表示されている自己資本の割合を基礎とし ている会社が2

5

社で最も多く,二番目が,複 数の事項を基礎としたもので

2 1

社である。

d  棚卸商品および仕掛品の評価方法に関 する情報

棚卸商品および仕掛品の取得時における記 帳価額は,取得原価(購入価格に付随費用を 加えたもの)か,または製造原価(消費した 材料の取得原価に,製造直接費と製造間接費

~()) o .   E .  C .  C .  A .

, 

o p .  

cit. 

( T o m e  

1)

p .   5 0 .  

5

配賦額を加えたもの)である。製造循環が1 年を超える場合,その製造に投資するための 借入資金の利息は,それが当該製造期間に係 る場合には,その利息を製造原価に含めるこ とができる。含めた場合には,その正当な理 由および金額を,附属明細書に記載しなけれ ばならない(デクレ第

7

‑2

)

そして,前期末の棚卸商品および仕掛品の 原価,すなわち,前期繰越流入原価と当期の 購入および製造による流入原価との合計額 を,加重平均原価法か,または先入先出法の 適用によって,費消部分と在高部分とに配分 する。これ以外の配分方法は,商法典で認め

iられていない(第

1 2

条第

3

項)。期末在高商 品または仕掛品に配分された流入原価と,そ の現在価値を比較して,いずれか低い方の価 額で評価される(商法典第

1 2

条第

2

項)。現 在価値が低い場合には,減価する必要がある

(6)

1 9 7 7

1 9 7 9

1 9 8 1

1 9 8 4

期末棚卸資産の評価方法についての情報を提供して

いるもの

1 4

1 6

1 2

9 2

流入原価の配分方法:会

l

‑加重平均原価法

2

4

8

5 3

‑先入先出法

5

6

6

3 4

流入原価の構成要素について明示しているもの

カ 2 6 2

‑付随費用を含めていないもの

l

l

1 6

金融費用(利息)を含めているもの

2

l

l

5

減価引当金について説明を行っているもの

5

10社

1 0

5 0

減価引当金について説明のないもの

7 2

6 8

6 7

2 8

減価引当金を次のものを基礎にして算定しているも

の :

‑正味実現可能価値

8

3 8

‑統計的基礎

2

1 2

l

同ーの会社が二つの方法を採用することができる。

2 1 9 8 4

年においては

9

社が流入原価の決定に,その業種慣行に従って売価の下落を考 慮している。

が,その場合,流入原価を直接に減少させる のではなく,流入原価から減価引当金を控除 する形で表示しなければならない。

棚卸商品および仕掛品の評価方法に関する 情 報 の 開 示 実 態 は , 次 の よ う で あ る ( 表

1 7   。 )

1 7

から明らかなように,

1 9 8 4

年からは,

棚卸資産の価額の記載方法や減価引当金につ いての情報開示が大幅に改善されているが,

依然として,これらの点について記述のない 会社もかなりある。

法定引当金の評価方法に関する情報 法定引当金は,通常は引当金の対象になら ないが,法令によって設定される引当金であ り,それに固有の税制上の思恵を受けるため

$ 1 )   o .   E .  C .  C .  A .

, 

o p .  

cit. 

( T o m e  

1) 

p .   5 3 .  

には,本来の意味の引当金と同じように会計 処理され,設定される必要がある。「とくに,

( 1  

)投資引当金(従業員参加額),

( 2 )

価格騰貴 引当金,

( 3 )

相場変動引当金,

( 4 )

特定業種にと くに許容される引当金(鉱床・油田再取得引 当金等)は,法定引当金の性格を有する。ま

( 1 )

特別償却,

( 2 ) 1 977

1 2

月3

0

日法律第7

7

‑1467

号の適用による特別再評価引当金,

( 3 )  

未譲渡または未消滅資産再投資譲渡益も,勘 定処理の観点からは,法定引当金に類似する」

ものと考えられる

法定引当金の評価方法についての開示実態 は,次のようである(表1

8

)

表1

8

からは,特別償却引当金を設定してい

同中村宣一朗他『前掲訳書~,

9 5

$3) 

O .  E .  C .  C .  A .

, 

o p .   c i

t. 

( T o m e  

1) 

p .   6 0 .  

(7)

1 8

1 9 7 7

1 9 7 9

1 9 8 1

1 9 8 4

法定引当金に関する法律上の恩恵を受けることを明

示しているもの

4 6

この場合において,恩恵を受ける程度:

‑最大限に

1 5

2 5

‑部分的に l社

1 0

‑全く受けない

2

1

算定方法を明示しているもの

1 9

特別償却引当金を設定しているもの

7 2

税務上の潜在的または繰延債務に対して法定引当金 に属する次のような引当てを行っているもの:

‑下位引当金勘定による引当

6

2

9

1 6

‑法定引当金とは別個による引当

2

1

1

‑専ら附属明細書に記載するだけのもの

1 4

1 4

1 4

5 5

1 9

引当金の対象となる主要な危険および費用の種類を 明示しているもの

る会社が多いということ,また,潜在的債務 や繰延債務については,引当金を設定せず,

附属明細書に記載するだけにとどめている会 社が多いことが,指摘される。

危険・費用引当金の評価方法に関する 情報

商法典第

14

条第

3

項は,

I

当該年度中また は過年度中に生じた危険および損失が,当該 年度決算日と年次計算書類作成日との間に認 識される場合も,これを考慮に入れなければ ならな

L

、」と規定している。また,

1983

1 1

29

日デクレ第

8

条第

4

項も,

I

その対象が 明確に限定され,生起したか生起中の事象に 起因してその発生の可能性が高い危険および 費用に対しては,引当金を設定するものとす

る」と規定している。かかる危険・費用引当 金の開示実態は,次のようである(表

19

)

短期債権の評価方法に関する情報 短期債権は名目額で評価されるが,回収可 能性に疑問がある場合には,慎重の原則によ って,減価引当金を設けなければならない。

引当金の算定方法についての開示実態は,次 のようである(表

20

)

h  一時所有有価証券の評価方法に関する 情報

一時所有有価証券は,短期的利殖のために 取得される有価証券で,取得時には,付随費

$4) 

O. E.  C. C.  A.

, 

o p .   c i t .   (Tome 

1) 

p .   6 2 .  

~5) O.E.C.C.A.

, 

o p .   c i t . ( T o m e  

1)

p .   6 4 .  

(8)

L‑

ー を 明 示 し てLるもの

会 社 剖

2 1

比 一 一 を 明 示 … も の

会 社 出

2 2

1 9 8 1

1 9 8 4

年│

外貨建取引の記録に用いた為替レートを明示しているもの

5

そのうち取引日レートを用いているもの

2

3 2

年次計算書類に外貨表示項目を記載するのに用いた為替レートを明示

しているもの

1 8

8 1

そのうち決算日レートを用いているもの

1 3

8 1

換算差額の処理方法を明示しているもの

8 3

そのうち処理方法が

P C G

に定める一般原則または例外規定に準拠

しているもの

7 0

P C G

の規定する次のような例外を記載しているもの:

‑ヘッジ目的のための為替予約

1 9

‑在外固定資産の取得に充当した外貨建借入金

2

‑為替相場の全体的状況

2 2

‑フラン建借入契約よりも有利な外貨建借入契約による借入金

‑数営業年度に影響を及ぼす外貨建取引

5

在外事業体の財務諸表の換算方法を明示しているもの

1 1

用を除いた取得価額で記帳される。期末にお いては,上場有価証券である場合には最終月 の平均相場で評価し,非上場有価証券である 場合には,見積売却価値(現在価値)で評価 する。そして, これらの価値が取得時の記帳 価額よりも低い場合には,減価引当金を設定 して,間接的に,記帳価額を現在価値にまで 減価する必要がある。減価引当金の算定方法 についての開示の実態は,次のようである(表

2 1   。 )

M  O. E. C. C. A.

, 

o p .   c i

t. 

(Tome 

1) 

p .   6 5 .  

i  外貨建取引の記帳に関する情報 外貨建取引項目の換算方法,外貨表示財務 諸表の換算方法,のみならず,発生した外貨 換算差額の性質,金額および会計処理法につ いても,附属明細書に記載しなければならな

い(1983 年 1 1 月29 日デクレ第24 条 ‑5)

。こ れらの点についての開示実態は,次のようで ある(表

22

)

表2

2

から明らかなように,ほとんどの企業 が,外貨建取引の発生時点での換算には,取

6

O.E.C.C.A.

o p .  

cit.(Tome 1)

p .   6 7 .  

(9)

2 3

会 社 数 数営業年度に配分される費用計上の方針を明示しているも

σ 〉 35

数営業年度に配分される費用の配分方法を明示しているも

2 9

の 一

る 一

E 1 u

て 一

Y

坦 理 一

の 一

4

44

一 4 1 一

表﹁

‑ 1

引日レートを用いている。取引日レート以外 のレートとしては,為替予約がなされている 場合に先物為替レートが,また,多数の外貨 建取引が行われている場合に平均為替レート が用いられることが考えられるが,この点に ついての調査は行われていない。これに対し て,期末での換算には,すべての企業が決算 日レートを用いている。また,換算差額の会 計処理について, PCGの規定に準拠してい ない企業が

15%

も存在することにも留意する 必要がある。

j  調整勘定の評価方法に関する情報

1 9 8 3 年 1 1 月 2 9

日デクレ第

2 3

条は,当期に記 帳された費用または収益であって次期以降に 係るものについては,貸借対照表上の「調整 勘定」項目に表示することを要求すると同時 に,附属明細書に,その明細を記載すること を 要 求 し て い る (1 

" ' ‑ '   3

項)。調整勘定は,

当期に記帳された費用および収益を,それら が実際に関連のある各期間に配分するために 用いられる勘定であるが, PCGは,期間配 分されるべき費用の種類や配分期間(方法) の明細についての開示も要求している

調整勘定の評価方法についての開示実態

問 中 村 宜 一 朗 他 『 前 掲 訳

; ' U

115~

116

会 社 副

は,次のようである(表

2 3

) k  社債に関する情報

1 9 8 3 年 1 1

2 9

日デクレ第

2 1

条は,社債発行 差金を,附属明細書に示す方法に従って当該 社債の借入期間にわたって,組織的に償却す ることを,そして,社債がし、かなる方法で償 還されるにせよ,償還された部分に対応する 差金は,償却されなければならないことを要 求している。社債の償還方法についての開示 実態は,次のようである(表

2 4

)

l  売上高の評価方法に関する情報 売上高は,商品売上高,製品・用役売上高,

および純売上高に分類される(1

9 8 3 年 1 1

2 9

日デクレ第1

5

条)。売上高は,

I

一般に,送り 状記載額から徴収税額を控除し,さらに売上 値引・個別割戻額が送り状で控除されている 場合には,それらを差ヲ│し、た額」によって 決定される。

このような売上高の評価方法についての開示 実態は,次のようである(表25 )

M )   O.E.C.C.A.

, 

o p .   c i

t.

(Tome 

1)

p .   7 0 .  

制~ O. E. C. C. A.

, 

o p .   c i t .  (Tome 

1)

p .   7 2 .  

~J)

中村宣一朗他『前掲訳書.], 124頁

~:?) O. E. C. C. A.

, 

o p .   c i

t. 

(Tome 

1) 

p .   7 3 .  

(10)

会 社 数 売上高についての一般的事項を明示しているもの

2 4

( 2 )  

会計方法の変更に関する情報

商法典第

1 1

条の規定によると,特別の変更 事由が生じない限り,採用した評価方法およ び表示形式を,年度問で変更することはでき ない。もし変更した場合には,その旨とその 理由を,附属明細書に記載することが要求さ れている。これは,継続性の原則を規定した もので,この原則は,年次計算書類の期間比 較を担保する基本原則である。

1 9 8 4

1 1

月に 公表された

o . E.  C .   C.  A.

の会計原則 に関する第

1 5

号勧告書

(Recommandation

2 6

会計方法の変更に関する情報:

P r i n c i p l e s   C o m p t a b l e s  n

1 5 )

によれば,年 次計算書類の期間比較を可能にするために は,会計方法の変更の理由のみでは不十分で,

成果計算書の臨時損益項目と同様に,変更の 影響を明示するか,附属明細書に,変更によ って直接に影響を受ける貸借対照表項目を明 記し,単純な比較形式による,当期純成果ま で〔の段階〕を表示した成果計算書の作成が 必要であることを,勧告している。

会計方法の変更に関する情報の開示実態 は,次のようである(表

26

)

1 9 7 7

1 9 7 9

1 9 8 1

1 9 8 4

‑会計方法の変更を行ったことを明示しているも

1 5

25

1 6

62

‑会計方法に変更がなかったことを明示している

もの

8 1

4 3

3 9

35

‑会計方法の変更について説明のないもの

5 4

7 9

9 5

5 3

1 5 0

1 4 7

1 5 0

1 5 0

会計方法を変更した場合の情報:

次のような会計方法変更の理由を明示しているもの

. *   40

‑新会計原則の適用のため

32

‑その他の理由のため

1 1

会計方法の変更の影響を成果計算書の臨時損益に含

めた旨を明示しているもの

7

会計方法の変更によって直接影響を受ける貸借対照

表項目を明示しているもの

28

当期純成果までを表示した単純な比較成果計算書を

作成しているもの

8

L一一一

両方の理由に該当する会社もあるため合計が4

0

社を超えている。

(6~ o .   E. C. C. A.

, 

o p .  

cit. 

(Tome 

l)

p .   7 5 .  

(11)

2 6

からは,会計方法の変更を行った会社

( 6 2

社)のうち,その理由を記載している会 社は3分の 2 (40社)であり,また,その影 響を示している会社は

4

分の

1 05

=7

+ 8

社)にすぎず,

28

社は,直接に影響を受 ける貸借対照表項目を示すだけにとどまって いることが明らかになる。

( 3 )  

貸借対照表に関する補足情報

固定資産と償却に関する情報

1983

1 1

29

日デクレ第

24 条 ‑ 4

は,当該 営業年度中に各種固定資産(無形固定資産,

有形固定資産および財務固定資産)項目に影 響を及ぼす変動を,附属明細書に記載するこ とを要求している。その記載の実態は,次の ようである(表

27

)

表2

7

27

から明らかなように,調査対象会社

1 5 0

社のうち,ほとんどの会社(133社)が,

固定資産および償却明細書を作成しており,

かっ,その明細書のほとんどが,無形固定資 産,有形固定資産および財務固定資産の種類 別に分類されたものである。このような固定 資産の範鴎‑分類が採用されているのは,

C G

に掲げられている固定資産明細書および 償却明細書の雛型によったものと考えられ

無形固定資産に関する情報

附属明細書には,無形固定資産の当該営業 年度中の変動と,その償却額に関する情報を 記載しなければならないが,その実態は,次 のようである(表

28

)

1 9 7 7

1 9 7 9

1 9 8 1

1 9 8 4

固定資産および償却の変動明細書を表示しているも

6 1

8 3

90

1 3 3

上記明細書で次のように細分しているもの:

‑固定資産の範鴎別に

2 2

3 1

3 4

1 1 8

‑その他の基準(工場別,部門別)によって

7

総額の主要な変動を分析しているもの

7 4

表2

8

1 9 7 7

1 9 7 9

1 9 8 1

1 9 8 4

次の項目および金額を明示しているもの:

‑組織費

5 6

70

8 1

3 7

‑研究開発費

1 5

3

7

1 3

‑営業権

4 6

組織費に次の費用を含めているもの:

‑情報処理プログラムの取得費

1 0

‑営業費的性格の費用

組織費の新定義のため,以前の年度との数値とは比較できな

L 。 、

(

6

4) 

O .  E .  C .  C .  A . .   O p .   c i

t. 

(Tome 

1)

. p .   7 8 .  

的中村宜一朗他『前掲訳苫J1.141~142 頁。

~~ O. E. C. C.  A . .   o p .   c i

t. 

(Tome 

1)

p .   8 0 .  

(12)

会 社 数 リース資産を有する会社で次の情報を表示しているもの:

‑リース資産の原初価値(リース契約時の価値) 8 7 社

‑リース終了時までに支払うべきリース債務の決算日評

価額 8 7 社

‑当期中に支払ったリース料および過年度に支払った

リース料累計額 8 1 社

‑契約で定められているリース資産の残存購入価額 7 0 社

‑リース資産を取得した場合における当年度の償却額お よび過年度償却累計額

29‑1 

リース情報を提供しているもの

PCG に準拠して提供しているもの デクレに準拠して提供しているもの

7 2 社

会 社 数 1

6 4

5 4社 5 0

~

発展体系を選択している会社のみに限定すれば, 79% の会社がリース情 報を提供している。

C  有形固定資産に関する情報

有形固定資産に関する補足情報としては,

長期リース資産に関する情報が問題となる。

PCG

は,動産リースおよび不動産リースに ついて, リース資産の使用権取得後,リース 終了時までに支払うべきリース料総額(リー ス債務)の評価額を,附属明細書に記載する ことを勧告している。また, リースで取得 し た 固 定 資 産 に 関 す る 情 報 開 示 に つ い て の

1 9 7 2 年 7 月 4 日デクレ第 1 2 条(1 9 8 3 年 1 1 月 2 9

日デクレ第 5 3 条によって修正)は,附属明細 書に次の情報を記載することを義務づけてい

る 。

① 

リース契約時におけるリース資産の 価 値

②  当該営業年度に帰属する使用料(リ

制 中 村 宜 一 朗 他 『 前 掲 訳 者

j

178~179頁。

ース料)の額,および,過年度使用料 の累計額

① 

リース資産を取得した場合には,当 該営業年度に記録した償却繰入額,お

よび,過年度に行った償却累計額

① 

リース終了時までの未払使用料の決 算日の評価額,および,契約で定めら れているリース資産の残存購入価額 リース資産に関する上記のような情報につ い て の 開 示 実 態 は , 次 の よ う で あ る ( 表 2 9   。 )

表 2 9 からは, リース資産を有する会社が,

調査対象の 1 5 0 社中に何社あるのか不明であ るが,リース資産を有するほとんどの会社が,

リース契約時のリース資産の価値と, リース 期間終了時までに支払うべきリース料を資本

~8) O.E.C.C.A.

, 

o p .   c i

t.

(Tome  l )

p .   8 2 .  

(13)

化したリース債務額を記載していると推定さ れる。なお, リースに関する情報が

PCG

準拠して提供されているか,それともデクレ に準拠して提供されているか,という形式的 側面についての調査結果を参考に示すと,前 頁のようである(表29‑1 )

財務固定資産に関する情報

1 9 8 3

1 1

月2

9

日デクレ第2

4

条‑7は,債権 を , 支 払 い ま で の 期 限 に よ り 年 未 満 の も の 年 以 上

5

年未満のもの,および

5

年以 上のものに区分して,附属明細書に表示する ことを要求している。このような区分は,債 権の流動性の程度を知るために必要なのであ る。また,同デクレ第2

4

‑11

は"子会社お よび参加会社の一覧表を,さらに,同デクレ 第2

3

条第

4

項は,未収収益であって債権項目

3 0

に含めたものの明細を,附属明細書に表示す ることを要求している。これらの情報開示の 実態は,次のようである(表3

0

)

資本参加関連債権,貸付金およびその他の 長期債権に分類しての,支払期限による区分 表示は,

PCG

に示されている債権支払期限 明細書の雛型に従っているものと考えられ る。また,債権・債務の支払期限に関する情 報が,附属明細書および貸借対照表の脚注で 表示されている割合は,次のようである(表

30‑1  。 )

営業資産に関する情報

1 9 8 3

1 1

月2

9

日デクレ第2

4

条一

1 0

は,流動 資産に属する各代替性資産項目について,加 重平均原価法または先入先出法の適用の結果 として貸借対照表に表示される評価額と,決

会 社 数 資本参加関連債権,貸付金,およびその他の長期債権に分

類 し て の 支 払 期 限 に よ る 区 分 ( 1 年 未 満 の も の と 年 以

上のもの)表示をしているもの

1 0 4

PCG

の雛型に従った子会社・参加会社の一覧表を表示し ているもの

債権に含めた未収収益の明細を示しているもの そのうち,金額も示しているもの

30‑1 

支払期限の表示

(会社数)

貸借対照表の脚注に表示しているもの 附属明細書に表示しているもの 表示していないもの

J a c q u e sM e r i a u x .  o p .   c i t . .   p .   7 0 .  

1 1 2

4 4

4 3

全 会 社 発展体系 (1

0 0

社)

( 4 1

社)

54%  59% 

93%  90% 

3%  7% 

L ‑

0 ) O.  E. C. C. A..  o p .   c i t .  (Tome  O.p.  8 4 .  

問中村宜一朗他『前掲訳書~. 143~144 頁。

tJ'l) 

J a c q u e s

1 e r i a u x .o p .  

ci

t . ,   p .   7 0 .  

(14)

1 9 7 7

1 9 7 9

1 9 8 1

1 9 8 4

営 業 資 産 の グ ル ー プ 毎 の 明 細 :

‑提供しているもの

6 3

5 5

6 1

4 2

‑提供していないもの

4 6

5 1

5 4

6 5

1 0 9

1 0 6

1 1 5

1 0 7

各 代 替 性 資 産 に つ い て 貸 借 対 照 表 上 の 評 価 額 と 決 算

日 に お け る 最 終 市 場 価 値 に 基 づ く 評 価 額 と の 差 額 を

明 示 し て い る も の

7

棚 卸 資 産 の 原 価 に 含 め た 金 融 費 用 の 額 を 明 示 し て い

るもの

l

3 2

1 9 7 7

1 9 7 9

1 9 8 1

1 9 8 4

代 替 的 有 価 証 券 の 貸 借 対 照 表 上 の 評 価 額 と 決 算 日 に

お け る 最 終 取 引 所 相 場 に 基 づ く 評 価 額 と の 差 額 を 明

示 し て い る も の

1 6

有 価 証 券 の 目 録 に つ い て :

‑提供しているもの

1 1 1

1 1 2

9 4

8 3

.  1 9 6 7

3

2 3

日デクレに従っているもの

6 5

‑附属明細書自体において表示してるもの

5 8

自 己 株 式 の 保 有 を 明 示 し て い る も の

5

6

8

1 5

保 有 し て い る 自 己 株 式 を 含 め て い る 項 目 :

‑一時所有有価証券項目

l

2

4

1 0

‑その他の項目

4

4

4

5

保 有 し て い る 自 己 株 式 数 お よ び 取 得 価 額 を 明 示 し て

い る も の

7

保 有 し て い る 自 己 株 式 の 会 計 上 の 価 値 に 対 し て 引 当

金 を 設 定 し て い る も の

2

算日における最終市場価値に基づく評価額と

1 0

によって新たに要求された差額を記載して の差額に関する情報を,附属明細書に記載す いる会社は,非常に少ない。

ることを要求している。この点を含めた営業 f  一時所有有価証券に関する情報 資産に関する補足情報の開示実態は,次のよ 代替性のある一時所有有価証券にも,上記

うである(表

3 1

) のデクレ第

2 4 条 ‑10

が適用される。また,同

3 1

から明らかなように,デクレ第

2 4 条ー

デクレ第

1 2 条 ‑ 6

は,貸借対照表上での一時 所有有価証券に関して,自己株式との区分表

O.E. C. C.  A..  o p .   c i t .  (Tome  1 ) .   p .   8 7 .  

示を要求しているが,附属明細書での区分表

(15)

3 3

会 社 数 債権の支払期限による区分(

1

年未満と

l

年以上)表示を

しているもの

1 2 3

債権に含めた未収収益の明細を示しているもの

6 5

34

1 9 7 7

1 9 7 9

1 9 8 1

1 9 8 4

会社の資本を構成する株式の数および額面額,それ

に当年度中に発行または償却した株式のそれらを,

株式の有する権利に従い,種類別に表示しているも

示は義務づけられていない。それはともあれ,

一時所有有価証券に関する補足情報の開示実 態は,前頁のようである(表

3 2

)

3 2

を見て,

1 9 8 3

1 1

2 9

日デクレ第

2 4 条

一 1 0

によって新たに要求された差額について の記載は,代替的棚卸資産の場合と同様,代 替的有価証券の場合にも,非常に少ないこと が日につく。また,近年では,会社の保有す る自己株式が,貸借対照表上,一時所有有価 証券項目のーっとして表示される傾向が強ま ってきていることも,明白になっている。そ して,自己株式の保有を明記している会社の うち約半分弱が,その保有自己株式数および 取得価額についても,明示している。

債権に関する情報

先の財務固定資産の所で述べたように,債 権を,その支払期限により,一年未満のもの l年以上のものに区分した明細と,未収収 益を含めた債権の明細を,附属明細書に記載 しなければならないのであるが,その情報の 開示実態は,次のようである(表

33

)

(74) 

O. E.  C .   C. A.

, 

o p .   c i t .   (Tome 1

) 

p .   8 9 .  

(

7

5 )   O. E. C. C. A.

, 

o p .   c i

t. 

(Tome  1 )

, 

p .   9 1  

4

4

9 6

表33から明らかなように,ほとんどの会社 が,債権の支払期限明細書を記載している。

自己資本に関する情報

1 9 8 3

1 1

2 9

日デクレ第

2 4 条 ‑12

は,会社 の資本を構成する株式,会社持分およびその 他の有価証券,の数および額面金額について,

そして,当年度中に発行または償還した部分 について,それらの有する権利に従い種類別 に表示することを,また,同デクレ第

2 4 条 ‑ 1 3

は,受益持分について,その数,価値およ び有する権利の記載を要求している。この点 についての情報の開示実態は,次のようであ る(表

3 4 。 )

3 4

から明らかなように,会社の資本を構 成する株式についての明細情報を附属明細書 に記載している会社は,

1 9 8 4

年に一気に,大 幅に増大したものの,なお,約

3

分の

l

の会 社が,かかる情報を開示していない。

i  危険‑費用引当金に関する情報 危険・費用引当金については,種類別に,

その金額を附属明細書に記載しなければなら ないのであるが,その情報の開示実態は,次

(7~ O. E. C. C. A.

, 

o p .   c i t .   (Tome 

1) 

p .   9 2 .  

(16)

1 9 7 7

1 9 7 9

1 9 8 1

1 9 8 4

種類別に金額を明示しているもの

5 3

6 8

7 8

1 0 0

種類別に金額を明示していないもの

8 8

7 3

6 6

4 5

1 4 1

1 4 1

1 4 4

1 4 5

危険・費用引当金という見出しの下に次のような引

当金を表示しているもの:

‑有価証券価格変動引当金

2

‑退職契約引当金交

1 9

4 4

‑再組織化引当金

2 2

‑有給休暇関連社会保障・租税費用引当金

2 8

‑製品保証引当金

1 0

2 8

この引当金は退職契約上の義務を部分的にカバーするだけのものである。

3 6

1 9 7 7

1 9 7 9

1 9 8 1

1 9 8 4

各債務項目に関して次の事項を明示しているもの:

‑支払期限(

1

年未満,

1

年以上

5

年未満,

5

以上)

9

1 3

1 2

1 3 5

‑比率(加重平均比率)

4

3

6

1 0

‑表示通貨

7

債務項目に含めた未払費用の種類を明示しているも

2

2

7 8

そのうち,金額も明示しているもの

2

2

7 5

転換社債について,その数,額面額およびその有す

る権利に関する情報を種類別に記載しているもの

2 0

1 9

3 0

物的担保によって保証されている債務を明示してい

るもの

5

3

6 1

のようである(表3 5 。 ) 債務に関しては,その支払期限により 年 未 満 の も の 年 以 上 5 年未満のもの,お

よび 5 年以上のものに区分しての情報を,附 属明細書に記載することが要求されている 表3 5 から明らかなように,種類別に危険・

費用引当金の金額を明示することが要求され たにもかかわらず,その最初の適用年度であ る1 9 8 4 年では,約 3 分の l の会社が,種類別 の金額を明示していない。

債務に関する情報

カ o . E .  C .  C .  A .

, 

o p .  

cit. 

CTome 

l)

p .   9 3 .  

( 1 983 年 1 1 月29 日デクレ第2 4

条 一

7 )。また,

物的担保によって保証されている債務,連結

会社に関連のある債務,および,債務に含め

られた未払費用の明細についても記載されな

ければならない(同デクレ第2 4 条 ‑ 8 および

(17)

1 5 ,ならびに第 23 条第 4 項)。さらに,転換 社債,すなわち,株式と交換可能な社債につ いては,その数,額面金額,および当該社債 の有する権利に関する情報を,種類別に表示 しなければならない(同デクレ第 2 4 条 ‑19) 。 これらについての情報の開示実態は,前頁の ょうである(表 3 6 。 )

表 3 6 から明らかなように, 1 9 8 4 年とそれ以 前とでは, 1 9 8 3 年 1 1 月 2 9 日デクレで記載が義 務づけられた'情報についての開示状況が,大 きく変わっている。しかし,記載が義務づけ

3 7

られている情報でも,その記載をしていない 会社が,少なからず存在しているように思わ れる。

調整勘定に関する情報

PCG

は,調整勘定の性質,金額および会 計 処 理 に つ い て の 明 細 を 附 属 明 細 書 に 表 示 することを要求しているが,その点について の開示実態は,次のようである(表 3 7 。 ) ( 4 )   成果計算書に関する補足情報

a  売上高の区分情報

1 9 8 3 年 1 1

月2

9 日デクレ第 2 4 条 ‑21 は,附属

会 社 数 次の項目について説明的情報を提供しているもの:

(金額が)前もって確認されている費用

8 2

‑数営業年度にわたって配分すべき費用

5 9

(金額が)前もって確認されている収益

5 7

3 8

1 9 7 7

1 9 7 9

1 9 8 1

1 9 8 4

売上高に算入した収益の種類を明示しているもの

3 6

5 2

6 1

7 7

売上高を附属明細書で分析しているもの

1 0 1

分析していない場合における記述:

‑省略した旨を記述しているもの

3

‑開示によって重大な不利益を受けることを理

由に省略したもの

l

売上高とは別個の指標を分析対象としているもの

2 1

次のような情報を提供しているもの:

‑活動部門別

2 9

7 7

‑地域別

4 1

7 3

ヨーロッパ地域別

8

国内/海外別

6 5

一層細分化された地域別

7

(7~ O.E.C.C.A.

, 

o p .   c i t . ( T o m e  

l)

p .   9 6 .  

問中村宜一朗他『前掲訳苫.],

1 4 0

の1

4

~o) O.E.C.C.A.

, 

o p .   c i

t.

(Tome 

1)

p .   9 8 .  

表 1 4 会 社 数 次の項目の資産化方針を明示しているもの: ‑組織費 3 0 社 ‑研究開発費 3 1 社 次の項目の償却方針を明示しているもの: ‑組織費をその発生年度に償却 1 8 社 ( 5 社) 営業権を{~年以内に償却 5 年を超える期間にわたっての償却 ( 4 社) 9 社 表 1 5 会 社 数 自家建設の有形固定資産の資産化方針を明示しているもの 5 4 社 金融費用について記載しているもの: ‑金融費用(利息)を繰入れているもの ‑金融費用を繰入れていないもの 減価償却方法を明示して
表 1 6 会 社 数 資本参加証券の評価原則が次のようなものであるもの: ‑記帳原価(取得原価) 1 0 4 社 ‑等置額(持分額) 6 社 資本参加証券の減価方針を明示しているもの 8 7 社 比較する使用価値を決定する規準が次のようなものである もの‑ ‑子会社の年次計算書類に表示されている自己資本の割 合という単一規準 2 5 社│ ‑連結処理後の自己資本の割合という単一規準 3 社 ‑その他の単一規準 1 2 社 l ‑複数の規準 2 1 社 その他の長期有価証券の減価方針を明示しているもの ~6
表 1 8 1 9 7 7 年 1 9 7 9 年 1 9 8 1 年 1 9 8 4 年 法定引当金に関する法律上の恩恵を受けることを明 示しているもの 4 6 社 この場合において,恩恵を受ける程度: ‑最大限に 1 5 社 2 5 社 ‑部分的に l社 1 0 社 ‑全く受けない 2 社 1 社 算定方法を明示しているもの 1 9 社 特別償却引当金を設定しているもの 7 2 社 税務上の潜在的または繰延債務に対して法定引当金 に属する次のような引当てを行っているもの: ‑下位引当金勘定による引当 6
表 2 6 からは,会計方法の変更を行った会社 ( 6 2 社)のうち,その理由を記載している会 社は 3分の 2 ( 4 0社)であり,また,その影 響を示している会社は 4 分の 1 05 社 =7 社 + 8 社)にすぎず, 28 社は,直接に影響を受 ける貸借対照表項目を示すだけにとどまって いることが明らかになる。 ( 3 )  貸借対照表に関する補足情報 a  固定資産と償却に関する情報 1983 年 1 1 月 29 日デクレ第 24 条 ‑ 4 は,当該 営業年度中に各種固定資産(無形固定資
+3

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