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Academic year: 2021

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ごあいさつ

藤田佳久

〈愛知大学東E同文書院大学記念センター長〉

2006 年 5 月、愛知大学東亜同文書院大学記念センターが文部科学省の私立大学学術研究高度他推進 事業としてのオープン・リサーチ・センター整備事業に認定されました。 5 ヵ年間の事業であります。

このオープン・リサーチ・センターは愛知大学の前身的大学である東亜同文書院大学に関する所蔵資 料類を広く公開する目的で認定されました。これまで愛知大学東盟同文書院大学記念センターは東亜同 文書院記念基金会の設立を契機にして、書院卒業生である山田順造氏から父上の孫文関係の多くの遺品 の提供を受けたこともあって、もっぱら展示施設中心の組織に留まっていました。

それが、今回、オープン・リサーチ・センターの新たなプロジェクトの展開の 9:1 で、従来、不十分で あった東出向文書院大学をめぐる総合的な研究にも着手することになりました。その公開事業としてシ ンポジウムや講演会、研究会も開催することとし、ほぽ 1 年間実績を積んできました。

そして、あわせて、愛知大学が戦後昭和 21 年設立時に東亜同文書院大学から継承した部分も多く、

そのような経過の中で愛知大学史の研究にも新しい視点で取り組むことも可能になりました。すでに愛 知大学 50 周年記念誌が編集刊行されていますが、創設期以来の東亜同文書院大学との関係という視点 は十分ではありませんでした。

そこで、 2 年目を迎えた本年、そのような新たな視点から愛知大学史を研究領域として集約化する研 究機関誌として『愛知大学史研究』を刊行することになりました。この編集刊行については、前述の愛 知大学 50 周年記念誌の編集を任じられた大島名誉教授が中心となり、 l 年目の研究成果の実績もふま え御尽力をいただきましたし、今後も御尽力をいただけることになりました。

今回、日本の大学は日本の財政問題、少子化、学問の多様な発展、進学率の上昇、国公立大の法人化 などの環境の中で大きく揺れつづけています。そんな中で学部や教育領域の再編成が目まぐるしくすす み、ややもするとネーミングの日新しさだけで学生を集めようとする動きもあります。

そのような中で、愛知大学は戦後すぐの設立という長い歴史をもち、前身校として東亜同文書院大学 の時間を加えるとまもなく l 10 年を迎える長い歴史をもっています。それは同時に伝統に裏打ちされた 愛知大学でもあり、その原点とそこから展開した諸事象とその舞台の研究により、あらためて「温故知 新』のベースづくりになって、学内はもとより、卒業生や地域の方々を通して大きな貢献にもつながる

ことだと思われます。

このような機関誌を得たことが、愛知大学のアイデンティティの再確認とその発展に大きく寄与する ことを期待し、あわせて皆様方の御協力もお願いすることで、ごあいさつとさせていただきます。

参照

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