Generalized Linear Mode1の場合の 仮説検定について
宇喜多 義 昌*・小 野 英 夫**
§1.IntroductionとSummary Generalized Linear Modelの定義
れ
p変量ベクトルXが,平均ベクトル,.E(X)=Σαψ包,ここに,αtは既知ベクトル,
t=1 在は未知母数とする。i=1,2,…,3にわたる。
分散共分散行列V(x)=E,ここにE>0である。このとき,
「xをGeneralized Linear Modelをなす」という。
一般には,Xがヵ一変量正規分布をなすとする。すなわち
・−Np(ゑ・・⇒
……(1.1)
れ
である。便宜上肌≡ΣatPtとかく。
t=1 (1.1)の場合の例としては,
(1.1.1)分割法実験(Split Plot Design)
(1.1.2)単純な同対象のくり返し実験(Repeated Observation)
(1.1.3)系統的くり返し実験(Systematic Repeated Observation)
等々がある。本小文は此等の場合につき,「母平均ベクトルmが,特定なベクトル空間 S*に垂直であるとする帰無仮説H。,すなわち
Ho;m⊥S* ……(1.2)
の検定法」について述べる。
8*⊥肌を解析的に表現する,dim S*ニ∫とすると,5*の基底となる∫個の独立なベ クトルc1,c2,…,c∫に対して
Cttmニ0 (i==1,2,…,∫) ・・一(1.3)
ということと同値である。すなわち
(1.2)=(1.3)
である。
単なるLinear Modelのとき,すなわち
E =σ2 lp ・・・… (1.4)
のときは,α1,α2,・・,α.の張るベクトル空間8(α1,α2,…,αm)≡S(A)と,p次元ユークリ ッド空間RPの中でS(A)の直交補空間S⊥(A)とを考え,前者S(A)を推定空間といい,
*・**一般教養教授 数学
後者8⊥(A)を誤差空間という。
(1.4)のとき,すなわちx〜Np(2atPb 02 IP)なら8(A)の任意の部分ベクトル空間gy に対して
仮説Hs.:m⊥s* ・ の検定(F一検定)が可能で
11Ps・xl[2=σ2Zf2(27,・==ilPs・ml[2) ・・・… (1.5)
1]Ps⊥(A)xl12=σ2zσ2 ・・・… (1.6)
II P,.xll2』L|IPs⊥(A)xll2 ・・・… (1.7)
であることが知られている。
ここにPsxはxの空間Sへの正射影(ベクトル)を意味し,1【Psx]12は正射影のnorm の平方である。また,11 Ps・xli2はσ22ア2(2λ=UPs・m1【2)としたのは前者はσ22f2分布をな す統計量である意味である。(1.6)についても同様である。また(1.7)の」Lは,左右の
2種類の統計量が統計的に独立という意味である。また,∫=dimぷ*, g =dim s⊥(A)で
ある。
(1.5),(1.6),(1.7)より,仮説Hs が真のときは IIPs.xl12/dim 8*
=F6C§こ(A)(F統計量) ・・…・(1。8)
1[ Ps⊥(A)xll2/dim S⊥(A)
となり,仮説Hs・の統計的仮説検定が可能である。このことはよく知られていることで
ある。
(1.8)による検定法は,V(x)=σ2ちであること。また8*は,8*⊂S(A)で,任意に 固定された部分空間であることに注目すべきである。
2節以下で述べる検定は,V(x)=Eである。 S(A)の部分空間8*は任意という訳に は行かず,特定されたS*について,仮説rm⊥S*」がF検定されることを述べる。
そのS*の決定の方法は
方法1:Eの固有根21,λ,,…,λpと対応する固有ベクトルVl, v2,…, Vpと固有ベクトル空 間に注目してS*を決める方法。
方法2:「m⊥S*,S*⊂S(A)」が統計的に意味があるとき, llPs・xll2=σ*22f2[22=llPs・ml12j,
∫=dim 8*なるσ*2に注目し, S⊥(A)の部分空間8*⊥で 1[Ps・⊥x【12=σ*2Xg2,9=dim 8*⊥
となるS*⊥が存在するかどうか調べ,存在するとき,F一検定で仮説検定する。
(注)勿論,方法1,方法2共に各種の11 Psxll2を用いるが,これが母数Pi,…拓や 5のelementsξ¢Jに無関係に計算可能であることは言をまたない。
以下第2節では,3段のSplit Plot Designについて述べる。第3節では, Repeated ObservationでSubjectの効果がある場合について述べる。第4節では, Systematic Repeated ObservationでEがtwo type diagonal matrixの場合を方法1で論ずる。
3×3
更に第5節では第4節と同じ分布をもつxにつき,方法2によって,仮説検定を行う。
§2.Split Plot Design(3 step)の場合(S.P.Dとかく)
kstepのS. P. Dで, r一反復の場合を論ずべきであるが,ここでは3−step,2反復の
S.P.Dで第1因子2水準,第2因子も2水準,第3因子も2水準について論ずる。しか し解説は一般性を失しないように説明するからS.P. Dがk−stepで,第1因子nl水準,
第2因子刀2水準,…第k因子nk水準で, r反復の場合も容易に理解出来るであろう。
反復 R, R2
A因子
B因子 C因子
測定値
(実現位)
くん ロシ
2\c
/B/q
/
−\cB/G
60 80 70
80
久
2/c
C/B/︑
/−\cB/G
50 52 62 60
久
・\c
/B/G
/只
G G
90 80 o5 oo 1 1
六
\ 島
㏄く
/
−\cB/q
75 70 80 82
小 計 中 計 反復計
(162) 1(145) (205) 1(170)
(307) (375)
(682)
(122) ; (102) (160) 1 (130)
(224) (290)
(514)
測定値(Ulll, Ul12,π121, Ui221U2n,〃212, U221, lt222)(abl、、, ab、、2, ab、21, ab1221ti211, tt212, ti221, a222)
=Ul =U2 0rt 」k−, tit」kの平均値E(Ut 」k)=E(妬£)=tttSk
tt,エttは第1実験誤差, yt, yttは第2実験誤差, Zt,2ttは第3実験誤差, R,, R,はそ れぞれ第1反復,第2反復での共通効果で,R、+R2=0として一般性失しない。2触の構 造式は
Ul
U111=iU1!1十R,十Xl十Y1十21,
U、、2=μU2+Rエ+Xl+y・+Z2,
ec12、=μ、2、+R1+Xl+y・+Z・ , U122=μ、22+R1+X・+y・+Z・ , U、11ニμ、、、+R,+Xl +Y1ノ+Zl , び212=μ212+R、+Xl +Y・ +Z・ , U221・・μ221+R,+X、 +y・ +Z・ , U222=μ222+R,+X、 +y・ +Z・ ,
Xl十Yl十x1=el Xl十Yl十z2=e2
lt!1
〃
tf
x2 +y2 +z2 =es とかける。
(μ、、1,μ112,…,μ222)=μ (e・,θ・,…,e・)=e・
前者を平均ベクトル,後者を誤差ベクトルとすると,
(2・・)ロー)[;]+es
ただし,Jsは8×8の単位行列,18 =(1,1,1,…,1)である。同様に
8ケの1
u2−(・・…6)[;]+・s
・…・・(2.1)
・・・… (2.2)
・・・… (2.3)
(2,2), (2.3) より
調一[Is 18 01, 0 18][三:]+[::]
(2.4)はつぎのようにまとめられる。
・一[⑭噸鋤
[Z]+e16−m+・・6
ここに
al =(10000000三10000000)
α・ =(01000000;01000000)
α8 =(00000001三〇〇〇〇〇〇〇1)
b,,=(11111111≡00000000)
b2ノ=(00000000≡11111111)
R =(Rl, R,)
eユ6 =(es ,θ8 )……誤差ベクトルという いまels〜N16(0, V(e16))とする。
・・・… (2.4)
・・・… (2.5)
しかも V(e16)≡E とし,.A=σi2十σ22十σ32, B=σエ2十σ22十la32, C:=σ12十品22十ろσ32(σt2 は第i−stepの実験誤差の分散, b, d,1は定数)。とすると。
E=
ABCC ,
BACc l
(E) 。 ;
エ
CCAB l
CCBA ; ABcぼ o
.Bメ4CCl
o (E) 1
1} 】
CC/1Cl
CCBAl
0 1閻≡ll
この8の固有根λと固有空間S[2]は
21 ==A+.B+2C 22=ノ1+B−2C
4重根 4重根
S[2,] S[λ2]
λ3=A−B 8重根
8[23]
8 = コ ロ 8
(116)(cエ)
14141414
一一N−・−v・一一一一
sQ
Ct1 = ヨ N E 8
(c5)
e1 el el el
(c6)
e2 e2 e2 e2
(c7)
el
−el el
−el 推定間ベクトル
S[22]=8
(c8)
e、1
_
。21
e、 i
_ e21
(c3)
12 −12 12 −12
.1}1
(c4)
12}12
−121−12
−121 12 121−12 121−12
−12}12
−12i−12 121 12 推定空間 ベクトル
12
−
12
−
12
12
−
12
12 12
−
12
誤差空間 ベクトル
:i 二;ミ :i; :i−; ]
誤差空間ベクトル ここに el =(1,−1,1,−1), e2 =(1,−1,−1,1)
S[23コ次元8 S[22]次元4 8[21]次元4 8(C5)→Cの主効栗差検定
8(¢6)→A×Cの有意差検定 S(ci)→B×C tS S(ρ8>→A×B×C r∫
8(c3)→Bの主効果差 B1−B2=0の検定 8(C4)→A×Bの有意 差検定
S(11♂)
5(14 14L14L14 )→R1−R2=O C1 の検定
5(1、 , 1、 ,1、 , 1、,)→Aの主
c2 効果差 魑 五rA2=0 の検定 82⊥次元2
S1⊥次元1
83よ次元 ⊂==:コ推定空間
E≡≡≡≡≡ヨ誤差空間
llP.xl12=[e(v)tx]2,θ(v)はv方向の単位ベクトルとする。
ll Psniコu[12=IIP、、,ull2+1【P.,ull2+i【Pc、u|12+1【Ps、⊥u1|2 .
● _ _ . . _ 、 一 〜L 》 _ . L 、 _ t、 ●
=λ1X、2{[θ(116) mコ2}+λエZ12{e(CI) m]2}+λ1Z12{e(c、) M]2}+21x12
なることから
H,:Cl m=OeRi−R2=oの検定には, lip.、uH2/1【Ps、Lul12〜Fi
H,:c2tM=oeAの主効果差αrα2=0の検定には,11P。、u1[2/11 Ps ,iu 1【2〜Fll
l|Ps〔、、μ|i2=1|P凶12+|lp.μ|12+[IR・、⊥ul【2、
●
. , L L ・
=λ,{X、2{[e(C3ym]2}+2i{[θ(C、) m]2}+22z22より
H,:c3 m=0, Bの主効果差βi一β,=0の検定に [1P・,・11・/11呼|i2−F・・
H・:c4 m=o, A×Bの有意差検定に
ll烏・[i・/by|2−F・・
H,,4:c3 m=0, c4「m=0の同時成立の検定に
11債1芸鰐2〜F22
お
1[Ps〔),,〕u【12=Σ‖p.α副2+[]Ps,⊥α1|2
a=5
−・・{ 8 ΣZ12{[e(cα) m]2}a=5 }+・…2より
H.:c/7π=0の検定では
llp・・uil・/1呼ll2−F・1(・−5,・6,・7,・)
Haβ:e.tMニ0, cβ m==0の同時成立の検定に
|1篭豊1袈2−F・2
に等々で.F一検定法が得られる。
§2の数値例については,
1[ Ps[A,]ull2=92287.5
11∫)エ16uli2=・89401, llPc、uil2=1764.1, |]Pc、ui12=1122.25 1]1)s、⊥uli2=9228.7−1764.1−1122.25−89401=0.25
He、:R1=R2に対して,
1764/0.25=67056>Fl 1(0.01) より 仮説R,=R,は棄却される。
Hc,:Aの主効果,α1=α2検定は,1122.25/0.25=4489>Fl1(0.01)で瓦、は棄却,
II1)s[a2コul12=703.5, []P.,ul12==650.25, IIP.,ul]2=49.00 1iPs,⊥u[12=703.5−650.25−49. oo=4.25
1[1)s,lul[2÷2=4◆25÷2==2.125 瓦、:Bの主効果均一の仮説に対する仮説c3 肌=0
650.25/2.125=306>F21(0.01)=93.50 仮説He,は棄却,
Hc。:A×Bの交互作用(αβ)、1=(αβ)12=(αβ)21=(αβ)22の仮説 49/2.125=:22.12>F21(0.05)=18.51 危険率5%で仮説は棄却される。
|{ Psu,]u 11 2 == 131, 11P,,u l12=20.25, 1] Pe6u II 2=9.00 1[Pc7u[12=8.1, ilPc8u 1【2==12.25 よ り
llPs,⊥ull2==8.5, 『8.5÷4=2.125
H,:Cの主効果均一
20.25/2.125=9.529<F41(0.01), 9.529>F41(0.05)
より危険率5%では仮説H,は棄却される。
H,:A×Cなしの仮説は採択。
H,:B×Cなしの仮説は棄却。
Hs:A×B×Cなしの仮説は採択される。
§3.Repeated Observation(Subjectにeffectがあるとき)
第α一subjectに対して固有のeffect Rαがあり,2} subjectに対してヵ種類の処理T,,
T,,…,Tpをrandomな順で実験しその測定値をxl, x2,…,エpとする。これがα一subject であるとき(Xl, X2, °, Xp)=・x「とする,その構造式は
α α α α
ta =μt十Ra十et
εパま誤差変数,μ乞はTt一処理効果とする。
x=Pt+R。1+e, e〜Np(o,σ2[ρE,+1一ρ1,])
α a α
Nケのsubjectsに対しての一連の測定ベクトルは,
馴[1ピ轍
向④
+
コ
μRoo⁝L r
お ロ0ち...OLO⁝0
ちち⁝毛
ll
=[α、…α,≡b,b2…b.]μ+θN,
=m十eA・p
B[R]
麗窯意念、)}
・・・… (3.1)
・・・… (3.2)
このときV(eNp)は
σ2[ρE。+1一ρ」,] 1 0 0
v(eN匁)ニ O lσ2[ρE,+1一ρち]1 0
≡:r
0 1 0 1σ2[ρEp+1一ρ1,]
となる。
ここにE… (1:::})各成分…であ・…剛
⑭一刷‡…{:::{]
このとき,推定空間=S(A≡B)=S(A)③8(.B )である。ここにS(Bつ≡8(b一恥,
b2−bAr,…,6N.一6N), S(A)∩S(B)=S(IA,P), dim S(A≡.B)=p+N−1である。
誤差空間8⊥(A≡.B), dim 8⊥(A≡B)=(p−1)(N−1)である。
またS(A−)=S(α⊂ap,α2一αp,…, ap.1一αp)とする
8(A≡B)=・s(A)㊥8(B−)
次元力+N−1
s⊥(A≡B)
次元(p−1((N−1)
推定空間 s(A) 8(A−)
誤差空間 ぷ(B)
8(1)
ぷ(B−)
百の固有根 重 根 数
固有空間
λ1=σ2(1+ρ一1ρ)
N
1・・一σ2(・一・)
N(カー1)
8[2,] ぷ[22コ
しかも
−¶上 − 5
=
00⁝OLo与ー−o ρ D ユ ひ
ρ 0⁝⁝0
コ = 8 1
ロ ぷ o⁝⁝0110:・0・:11:・
l
OlO.・・O rl OlO
1
1O⁝⁝0110三
1
A
レノト
ク o⁝⁝011:
・
1
.
.
.01.︵ OlO..・O−
G ⁝01鮭10:::01 定 空一問 一
=8
コロ
ct︶
=8(α、一α,,…,α,.一α,1の
=S(A−≡Cり=S(A )④8((D dim S(A−)=P−1 dim 8(C)=(P−1)(N−1)
8[R2]次元N(P−1) S[21]=S(B)次元N
8(αrα♪,α2一αρ,…,αρ一、一αρ)=ぷ(左)
次元カー1
5(B)
次元N
8(C)
次元(N−1)(ヵ一1) E≡≡≡≡ヨ誤差空間部分
ll Ps〔),、IS|12=11P。,ズ)abl【2+1|Ps(の£112
=鳩.、[22=|IPs,仁、ml[2]+2、Zそ。.1)(P.1)
ここに
り
II Ps(A−)M1【2=‖Ps(A)mH2−liPimi12=NΣ(μ1一戸)2 t=1
となる。
H 帰無仮説μ1=μ2=…==9pく⇒Σ(Ut−ltt)2=0に対する検定統計量は,
ll己芸幡些鵠一、)〜Fξ;1・・(P−1)
(仮説Hが真のとき)
この場合
H,:(α一ap)tm=(悟一μρ)N=0ごμτ一μρ=0の検定統計量もつぎのように得られる。
11九・ユi12/(|IPs(のSl[2N−1)(P−1)〜F{拒・⑭
(仮説Htが真のとき)
〈例> 4人の成人男子に毎晩T,(日本酒1合),T2(1.5合), T3(2合)を3日間に わたり無作為の順序で飲まして30分後の酔度を調べて次の測定値を得た。
対舗INTo.・N・・NTo.・NTo.・
りの
N夕7
30 35 40
20 30 40
25 20 30
15 25 30
90 110 140 340
誤差平方和=11Ps(c)SI12=・IOO,自由度f==6 1[Ps(A )xl12= 902十1102十1402/4−3402/12=:317 仮説μ1 == Pt2=μ3に対して
鵠;−9…>F62(…)−5・・43 酔度の母平均均一の仮説は棄却される,
§4・…t・n{;・i・.R・p・a・・d…erv・・…で・,E,が・w・・yp・d・・g・n・1 m・・亟.の場合
x−一・N・・(二t・t・・A・(…b)・)・・@鵬;;)〉・・一・・ ・・(Ptl・・・・…)
からsize Nの無作為sample xl, x2,…,xNで,
(41) ・各XtはSubject effect.R,がないとき
(4.2)各xtに固有なSubject effect R,があるとき,ただしΣ R,=0として一般性N 乞=1
を失しない。
に分けてテスト可能な母数1次方程式を調べてみる,
(4.1)の場合(Subject effectのないとき)
躍闇一撫)一「(鶯」
=π十e3N.
このときY(e3Ar)の固有根,重根度,固有空間は次のようになる,
有 根
固
度 重 根
ト ル間
クベ
有固空
λ1=α
N
8[21]
ス2=a−〜v {ib
N
8〔2,2]
s[λ,]=s
O o O
r⊥01
一
0⁝⁝0
0
1占01
0
1
r⊥0司⊥
一
〇
〇0
一
=s 1: ol
−
、1
11
0≡ち,れ,…,fAr
−1ミ 直交誤差 =S(dエ)㊥S(F)
. :
三≡空間ベクトル 1:
0:
− 1:
H d,∈8(A)
1
− VTz「 0 0… 0 1
s[λ2]=5
8[23]=s
1.
0 一在「0… 0
1
0
1
0 0…一∨万
1
o 万
ーンー
1
0…0
0 4言0
1
8[λ,]
0 0
0
1
v万
1
=s
=s
8[λ2]
1 :
− F21
1 1 1 ;
− F2≡92・93・…・9N
l l直交誤差
・ 三空間ベクトル
・1
一 力「1
1 1
ll d2∈8(A)
1 : v−2−1
11
1;
s/百ih2・h3・…・hN
1;直交誤差
:≡空間ベクトル
11
ンラ1
11|l
d3∈S(A)
8[23]
=S(d2)①S(G)
==s(d,)①s(H)
このことから
1|P,[7,、〕£1【2→IP、調|2+1[P,(F)£II2
ニaXi2{[e (d,)m]2}十ak2 ・一 i IljOs[12ユx1【2=1]P,、XI【2十II Ps(G)XI12
=(a一禰一b)2,2{[e (∂、)・π]2}+(・−E「b)ム
[1 PS[a,]£112=II P, ,£|12十llPS er)£][2
=(a+ン万6)z、2{[e (d、)7π]2}+(α+VTz「6)か、
ここにe(dt)はd,方向の単位ベクトルとした。
したがってTestable Parameter Equationの各々は,
H,:e (d,)nt=o H Pt1 =μ、
推定空間 s(A)
誤差空間
s⊥(A)
・・・… (4.1.1)
・・・… (4.1.2)
・・・… (4.1.3)
H,:e (d、)7π=0⇔μ、一在rμ2+μ3=O Hs:et(d,)m=Oeμ1+π「μ、+μ、=0 耳に対するF検定量は,つぎの通りである。
11P・・Srll・/11要翌12〜F礼1
(4.2)の場合(Subject effectがある場合)
このとき構造は,
で,
Xl
2 k
R
.⁝..X
H[
虎 44:::る 130: o
0…0 13…0
0…13
卵 θ
+
£凡⁝&
一[a・a・as≡b,・・b・・…娠コ
園愉
一[ e,≡Bコ[μ]+e・N=M+e3AT
訂(a,b) OA(a,b)O A(a,b))
・・… ◆(4.2.1)
・・・… (4.2.2)
と考えられる。
推定空間S(A≡B)=・S(A≡B−)=S(A)①5(B−)であり,dim S(.A≡B)ニN+2,
(3) (3) (3) (3)
dimS(A)=3, dim 8(B−)=N−1であり,誤差空間S⊥(A≡B)の次元は2N−2である。
《3)
s(A三B)=s(A)①s(B−)
次元N十2
3⊥(A≡B)
次元2N−2
S[λ1コ,8[22],S[23コは(4己)の場合と全く同じである。
8口、]=8(の㊥s(F),8(F)⊂8⊥(A≡B)
8[λ2]=8(d2)④8(G), 8(G)(丈s⊥(A:B)
8[λ3]=8(d,)㊤S(互),S(A)在8⊥(A≡B)
であることが示される。すなわち
5[λ3] 8[λ2] 8[λ1]
8(d3) ば3=α1+ン万α2+α3 5(の d2=α1−V万α2+α3
8(dエ)
ば1=α1一α3
ぷ(B一)
ぷ(G) 8(F)
5(H)
次元N−1
1]P、、sl12=21x,2[(e(d、) m)2],11P。σ)jb[12ニJl,,xS,t.、
ここに,7.i=aで, ll P。、 e1|2⊥ぼぷF)訓2である。
H:e(d,) m=Oeμ一μ3=0が真のとき
11P・,・i1・/」巳篶112−F輻・ ……(4・・2・・)
このことからHの採否の検定を行うことが出来る。
§5.方法2による検定法
§2,§3,§4の仮説検定法はいずれも§1の中で述べた方法1による検定法であった。
本節では方法2によってTestable Parameter Equationsを求めてみよう,§5のSyste−
matic Repeated Observationで, Eが3×3のtwo type diagonal matrixで, Subject effectがある場合について調べる。すなわちXl,・x2,…,XATの構造は(4.2.1)とする。
・一[・一・・:bl・・b・・……][Zi]+e・Ar
−[A≡B][z]+e・N==M+e3N
−M亀イ(鶯》
s(A)
I l
推定空間8(A≡B)=8(B−)④8(ISN)㊤8(α1一α2)①S(α1+α2−2α3)
8(B) ぷ(A−)
=S(B−)①、∫(13Ar)①S(α1一α3)㊥S(α1−2α,+α3)
8(A−)
=S(B−)①ぷ(13A・)㊥S(α2一α3)㊤S(−2αi+α,+α3)
s(A−)
(α一α2)⊥mの解析的意味は(α、−a2) m=0である。
(α一α・) (μ1+Rl,μ,+R,,μ、+R1,μ1+R、,μ、+R、,μ、+R,,…,
μ1十RN,μ2十RAr,μ3十RN)
=(Ptl−Y2)+(μ、一μ,)+…+(μ一μ,)=N(μ1一μ、)=0 より
(α一α,)⊥m⇔μ一μ、=o また
Ilp、。、_、)XU2=σ*22、2日【P、。1,一@、,m【i2]
ここに
・躯+・)・.1]P・・、一・、・MII・−N(μ1;μ・)2
より
・・・… (5.1)
・・・… (5.2)
・・・… (5.3)
(5.4)
llPa、一,・1|・一(・一・)2,2[N(μテμ・)2]
・・・… (5.6)
一方,誤差空間8⊥(A≡B)の部分空間8で,llP∫副2が(a−b)沙.dim.S統計量となるよ うなベクbル空間Sを見出したい,
たがいに直交するNケの3N次元ベクトルc、, c2,…, CNの張るベクトル空間Dとす (a−b)
る,ここに
c1 = (1 − 1 0 ≡ 0 0 0 三 〇 〇 〇 ≡ 一 一 ヂ ● . ・ 三 〇 〇 〇)
c2 ニ (0 0 0 三 1 − 1 0 ≡ 0 0 0 ≡ .・・◆.. ≡ 0 0 0) ^
cN= (0 0 0 ≡ 0 0 0 三 〇 〇 〇 ≡ 一一・一・・ ≡ 1 − 1 0)
である。
r⊥r⊥o
l 03 03… 03
1 03 −1
,aPb、=s o
03 03 |l II Cエ C2 d2,…,d.・はたがいに直交し,
03 … 03 =s
1
03…−1
0 11 1|
c3 CAr
1・ 一
_
11
0;
−il
_
11
01 d・・d・・…・dN
Tミ
丁「ミ
ー
・l l≡
α1一α2
第1列ベクトルα一α2とも直交するベクトルとする。
またd2,…,∂Nの張るベクトル空間をS[d2,…, dN]とする,すなわち
D==S(α一α2)①S[d!2,…,dAr] ……(5.7)
〈a〜b)
このS[d,,…,d.・]についてはつぎの定理がいえる。
定理1.S⊥(A≡B)⊃S[d2,…, dAr]
定理2.ilPs[d2…副剥2=σ*2痴.1,σ*2==(a−b)
定理1の証明
パア
d,=Σ2JCj=(21,−2b O≡22,一?.2,0≡……≡2N,−2A・,0) ……(5.8)
」=1
己⊥al一α2より, di「(α1一α2)=0であるから
2(21十22十… 十2入,)=0 ・・・… (5.9)
(5.9)より,d,⊥8(A)が示されるし,(5.8)よりd!包⊥S(B)も示される(i=2,3,…,N)
ゆえに
dε_LS(A≡B) i=2,3,… ,N ゆえに
S⊥(A≡B)⊃8(d2…dAr)
である。
定理2の証明
e(dt)をベクトルd、方向の単位ベクトルとする。
ll 1)s(d2_d、)Xrll2==Pe(d2)虎112十ll 1)c(d3)虎112十… 十U1)e(,,o虎li2 ・・・… (5.10)
であり
。(d、)・− 1 (λ、,−7.1,017.、,−2、,0[…R。,−2。,0)
2Σ2t2 t=1 よって
e(dt)倫は正規分布をなし
E[et(d乞)£]=et(d1)m=0 (e(dt)∈S⊥(AIB), m∈8(AIB)より)
v[・ (d,)・]−er(の[A(:5㌧(2,、)]e(の
一2(a−b)t9、 2t2/2ゑ2・・一(a−b)
ゆえに
1[1)e(dt)元ll2〜(a−b)x12
なる分布をなす,よって[IPt(di)Xl12=(a−b)Zl2統計量,このことと(5.10)を併せ考察 《t)
して,
【11)s(d,…剛虎ll2=(a一ろ){z12十z12十…十z12}=(a−b)蹄.1 (2) (3) (N)
よって
帰無仮説j既2:μ一μ2=oの検定には
11P・・,一・,・£112/g・鴛£1【2〜FS・一,
(」問2が真のとき)
として行う。
全く同様にして
帰無仮説H:μ1+μ2−2μ3・=02(α1+α2−2α3)⊥m の検定には
11Pa、一刷1・/11P・鰐虎112−FN−,(H・・真のとき)
によって行う
ここにS[f,…fNコ とは
三q
D−g. w
1
1 03 … 03
− 2 1
03 1 … 03
−2 三
〇3 03 03
1 03 03 … 1 −2
|1 11 |1 91 92 9ム
=s
九 私
112112 112
一 α1十α2−2α3
f,…烏はたがいに直交し,第1列ベクトルα、+α2−2α3とも直交するベクトルとする,
またち…呑の張るベクトル空間をS[f,…在・]とした。このとき D ==S(α1十α2−2α3)①S[f,…fAr]
(a_亙 3)
で
8⊥(AIB)⊃s[f,…万,]
であり
ll・Ps・r,・−rN] eli・一・*・27&一・・σ・蒋十音)
であることも分る。
D D
くα一b/3) (a−b)
3(B−一)
次元N−1
1 8[α1+α2−2α3]
次元1
5[α1一α2]
次元1
8[ち…吾]
次元N−1
5[d2…砺コ
次元N−1
s(AIB)
s⊥(AIB)
帰無仮説H12, Hともに採択されるときは処理効果μ1,μ2,μ3が均一であるμ1=μ2=μ3 ことになる。
§6.結 び
Generalized Linear Modelのときの処理効果μ1…μzのestimableなliμi+…+ltpt=1 μ が0であるとする仮説検定,問題は,単にt μがestimableであるというだけでは, F 検定されないで,
1 μ=E(c x),c∈Estimation Space
^ , .■
【1鳥ωxll2=σ*2Z12[22=1|ε (C)m【]2]
であり,
ヨS:IIPsxli2=σ*2Z2dtm s, S⊂Error Spaceなるときに,仮説1 μ=0が」F一検定されるこ
とを示した。§4〜§5ではEが3×3行列でtwo type diagonalの場合を取上げて,
Testable Parameters Equationsを論じた。
Eがρ×力行列でtwo type diagonal,更にr−type diagonalな場合のTestable Parameters Equationsの発見と,その検定量を示す問題がある。更に本文はANOVA−
Caseである。 MANOVA−Caseで, sample effectsがある場合について, Testable Parameters Equations問題がある(sample effectsがない場合については先行論文(7)で 示してある)本小文の内容,事例内容については本学名誉教授佐藤良一郎氏と十分検討し たもので,同先生に厚く御礼を申し上げます。
引用図書
(1) S.F. Arnold(1981) The Theory of Linear Models and Multivariate Analysis , John Wiley&Sons.
(2)A.M. Kshirsagar(1972) Multivar三ate Analysis Marcel Dekker, Inc.
(3)T. W.Anderson(1984)t An Introduction to Multivariate Statistical Analysis John VK iley& Sons.
(4) 宇喜多義昌(1975),実験計画法,森北出版.
(5) 宇喜多義昌(1983),多変量統計解析,その3:標本分布論,翔人社.
(6) 宇喜多義昌(1987),多変量解析一標本分布とその応用一明星大学出版部.
引用論文
(1) Y.Ukita(1976), Hypothesis Spaces and Decomposition of Sum of Squares in Linear Models(Ogawa Volume).
(2) 宇喜多義昌(1980),〈P。X>, llPsx2i1の分布と応用について(東京理科大学・理学専攻科雑 誌,NTo.1, Vol.1).
(3) 宇喜多義昌,外2名(1981),IIPs,xli2/ Ps, rli2の分布に関する定理(或京理科大学,理学専 攻科娃誌,No.1, Vol.2).
(4)Y.Ukita(1982), On a Geometr三cal Meaning of A22.1 and its Distribution(Tensor,
N.S. Vol.39).
(5) 宇喜多義昌(1982,Basic数学, No.10〜No.12,1983),統計的実験の計画と,実験データ の解析(1,H,皿,IV).
(6) 日本数学会研究発表アブストラクト(統計数学),1985年,秋季大会(富山大学),1986年春 季大会(京都大学)
(7) 宇喜多義昌:行列正規分布とその応用・・明星大学紀要(理工学部).1986
(8)Y.Ukita&K. Noda:About the Matrix Normal Distribution and its Application to Manava(The Second Japan・China Symposium an Statistics)1986ご
(9) Y.Ukita&K. Noda:Testing Hypotheses on Generalized Linears Models in ANOVA (ISI 46th Contributed Papers)1987.