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第74回 東京医科大学血1液研究会

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Academic year: 2021

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一 569 一

東医大誌 58(4):569〜570,2000

研究会報告 第74回

東京医科大学血1液研究会

当番教室 特別講演

時 平成12年6月19日(月)

  午後4:50〜

所東京医科大学病院   本館6階 第二会議室   内科学第一講座

  EMBに向けた癌臨床試験の現状と課題    東海大学医学部 血液・リウマチ内科      教授  堀田 知光 先生

2.若年成人に発症した精巣原発非ポジキンリンパ腫の1例

(東京医科大学内科学第三講座)小口尚仁、小宮英明、

石井孝司、山本浩文、藤本博昭、原田芳巳、荒川 敬、

代田常道、林  徹

(同病理学第一講座)向井 清

(同病院病理部)芹沢博美

【症例】30歳、男性【主訴】右精巣腫大【現病歴】1999年 10月下旬に主訴を認め11月1一]当院泌尿器科受診した。右 精巣は硬く驚卵大に腫大、表面は凹凸不整、境界明瞭であ った。11月1 右高位精巣摘出術を施行した。Non−

Hodgkinls lymphoma, di血se large Bcellの病理診断が得ら れ、12月  当科転科となった。【経過】理学的、画像所見 などにて有意なリンパ節腫脹認めず、stage I AEと診断し た。精子の凍結保存後、biweekly CHOP−G化学療法3コース に加え、抗腫瘍剤の髄腔内投与を施行。その後、両側陰嚢、

骨盤、腹部傍大動脈領域に放射線照射(計30.6Gy)を行っ た。【考察】悪性リンパ腫の内精巣原発のものは稀である。

中年以降に好発し、本丁のような若年成人での発症はさら に稀である。また、節外性リンパ腫の中でも予後不良とさ れており、今後の経過観察と、治療法の検討が必要である と考えられる。(今回の発表に際し、御指導戴きました当 院泌尿器科秋山昭人講師に深謝致します。)

1.Allo−BMT施行後も経過良好なAMLMOの1小児例

(小児科学教室)熊田 篤、田中こずえ、宇塚里奈、

立花真紀、有瀧健太郎、河島尚志、武隈孝治、星加明徳

(東京女子医科大学第二病院 輸血部)鶴田敏久

 12歳男児、貧血を主訴とし入院となり、骨髄にて芽球 29.5%、PO(一)、 SBB(一)、 Esterase(一)、 MPO免疫 染色陽性。細胞表面マーカーは、CD4,7,13,33,56陽性で、

FAB分類上AML−MOに属する、 Myeloid/NK precurser acute leukemiaと診断した。小児AML共通プロトコール

(AML99)に準じて化学療法を開始し、寛解導入後、 HLA l Iocus mismatchの姉より、同種骨髄移植を施行した。移植 後、CMVantigen陽性となったが、ガンシクロビルの投与 にて改善を認めた。その後、再発を認めず、現在外来にて 経過観察中である。

3.CD4陽性、 CD56陽性びまん二大細胞型リンパ腫の一例

(内科第一講座)本多聖子、伊藤良和、小田和昌彦、

片桐智子、栗山 謙、宮澤啓介、木村之彦、大屋敷一馬

(病院病理部)芹澤博美

(病理学第二講座)海老原善郎

(病理学第一講座)向井清

【緒言】CD56陽性リンパ腫は、 NK細胞などの細胞障害活性 を有するリンパ球との関連を論じられることが多いが、今 回CD56+CD4+びまん性大細胞型T細胞性リンパ腫の一例を 報告する。【症例】74歳、男性。平成11年8月より右頚部、

その後両鼠頚部リンパ節腫脹を認め10月に入院。鼻腔に病 変は認めず。リンパ節生検の組織像はびまん性大細胞型で あり、スタンプ標本上リンパ腫細胞にアズール穎粒を認め なかった。腫瘍細胞は、CD56+CD2+cCD3+CD4+CD5+

CD45RO+CD 16−sCD3−CD8−CD7一、 TCRCβ1の再構成を認 めた。TIA−1, granzyme Bは陰性であった。生検、末梢血 DNAでEBV定量をreal time PCR法にて行い陰性であった。

CHOP+sobuzoxane療法を8クール行い、全身リンパ節は縮 小し寛解を維持している。【考案】CD4+CD56+リンパ腫の 報告例は散見されるが、組織型や細胞起源もheterogeneous であり、T/NK細胞腫瘍の分類を考える上で本症例は貴重 な症例と思われた.

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