障害福祉サービスの制度と
医療型短期入所事業の基準等
神奈川県福祉子どもみらい局 福祉部障害福祉課 平成30年度 医療型短期入所事業所開設促進 ~新規開設講習~目次
• 障害福祉サービスの法的な位置付け • 医療型短期入所の対象者 • 短期入所の人員、設備等に関する基準 • 短期入所の報酬等 • 開設・運営に向けたQ&A障害のある方に関わる法律
• 障害者基本法 • 発達障害者支援法 • 障害者雇用促進法 • 障害者総合支援法 • 身体障害者福祉法 • 知的障害者福祉法 • 精神保健福祉法 • 児童福祉法 障害のある方が個別に利用で きるサービスの規定は、総合 支援法と児童福祉法にある。 手帳制度、各種減免、権利擁護や 理解促進、サービス提供、緊急保 護 etc.児童福祉法・総合支援法のサービス
相談支援(児童福祉法・総合支援法) 障害児通所・入所支援(児童福祉法) 障害福祉サービス「介護給付」(総合支援法) 障害福祉サービス「訓練等給付」(総合支援法) 自立支援医療(総合支援法) 補装具(総合支援法) 地域生活支援事業(総合支援法)介護給付と訓練等給付
介護給付 • 療養介護 • 生活介護 • 施設入所支援 • 短期入所 • 居宅介護 • 行動援護 等 訓練等給付 • 自立訓練 • 就労移行支援 • 就労継続支援 (A型・B型) • 共同生活援助 障害児通所 給付 • 児童発達支援 (福祉型・医療型) • 放課後等 デイサービス • 保育所等訪問支援 • 居宅訪問型 児童発達支援 障害児入所 給付 • 福祉型 障害児入所支援 • 医療型 障害児入所支援 医療や介護の保険制度とは異なり、障害福祉制度上の個別給付として、必要なサービ スを利用した分の費用(の一部)を自治体が負担するという仕組み。サービス提供と請求の流れ(事業者視点) 利用者 市町村・ 相談支援事業者 サービス事業者 国保連 開設・対象者 など案内 情報提供・紹介 利用申込 サービス 提供 請求 支払い ※市町村のケースワーカーや相談支援事業者を通じて利用相談がある場合のほか、利用者 から直接相談がある場合もある。 ※施設等により、事前に外来受診(通常の保険診療)を必須としている場合がある。
サービス受給者証の例
• 窓口自己負担金の 上限額やサービス の利用可能(支給 決定)期間、利用で きるサービス種別 や上限量(日数)等 が記載されている。 印障害者・支給決定保護者 市町村 事業者 国保連 (請求関係のシステム) 県・指定都市・中核市 ①事業者指定申請 ③請求に係る届出 ②事業者指定 ②’・④事業者情報登録 [2’]支給決定 情報登録 [5]請求情報送信 [6]請求結果 [7]給付費支払い (代理受領) [1]支給申請 (利用計画提出) [2]支給決定 (受給者証交付) [3]利用申し込 み (契約) [4]サービス 提供 [5’]自己負担額請求 [7’]支払い ※ 国保連 = 神奈川県国民健康保険団体連合会(全国システムは、国民健康保険中央会が運用) 実際の事業者への支払いは、市町村から国保連を通じて事業者に支払われています。 障害福祉サービス等の利用及び請求の流れについて 国 県 2/4負担 1/4負担 (1/4負担) 負 担 金 請求審査 ※ 実際の給付費支払 いの流れは、国保連を 経由する。 診療報酬でも介護保険でも ないが、請求の流れは似て いる。
短期入所の概要
居宅においてその介護を行う者の疾病その他の理由により、障害者支援施設等への短期間の入所が必 要な者 ○福祉型 ・障害支援区分1以上である障害者 ・障害児の障害の程度に応じて厚生労働大臣が定める区分における区分1以上に該当する障害児 ○医療型 ・遷延性意識障害児・者、筋萎縮性側索硬化症等の運動ニューロン疾患の分類に属する疾患を有する 者及び重症心身障害児・者等 ・当該施設に短期間の入所をさせ、入浴、排せつ及び食事の介護その他の必要な支援 を行う ・本体施設の利用者とみなした上で、本体施設として必要とされる以上の職員を配置し、 これに応じた報酬単価を設定 サービス内容 対象者医療型短期入所の対象者の定義
・遷延性意識障害者等又はこれに準ずる者(総合支援法対象疾病を有する者のうち、常時医学 的管理を必要とする者) ・医師により筋萎縮性側索硬化症等の運動ニューロン疾患の分類に属すると診断された者 ・区分1~4の重症心身障害者 ・重症心身障害児 ・障害支援区分6で、気管切開を伴う人工呼吸器によ る呼吸管理を行っている者 ・区分5以上(5又は6)に該当し、進行性筋萎縮症に 罹患している者若しくは重症心身障害者 障害児の場合 18歳以上の場合 Ⅲ ・ Ⅵ Ⅰ ・ Ⅱ ・ Ⅳ ・ Ⅴ サービス費 A B障害支援区分
• 障害の多様な特性その他の心身の状態に応じて必要と される標準的な支援の度合を総合的に示すものとして、 利用者ごとに市町村が認定した区分。 非該当 区分1 区分2 区分3 区分4 区分5 区分6 必要とされる支援の度合い ← 低い 高い → 市町村が障害者や障害児の保護者から申請を受け付けた後、 認定調査員による訪問調査や主治医の意見書をもとに認定する。 ○調査項目 移動や動作等に関連する項目、身の回りの世話や日常生活等に関連 する項目、意思疎通等に関連する項目、行動障害に関連する項目、特 別な医療に関連する項目重症心身障害とは
• 重度の知的障害及び重度の身体障害を有する状態を指す ○大島の分類 元東京都立府中療育センターの院長であった大島一良氏により考案された分類 21 22 23 24 25 20 13 14 15 16 19 12 7 8 9 18 11 6 3 4 17 10 5 2 1 IQ 身体機能 走れる 歩ける 歩行障害 座れる 寝たきり 0 20 35 50 75 80 精神年齢6歳未満、身体機能は座位保持までの程度。基準となる法令
• 指定障害福祉サービスの事業等の人員、設 備及び運営に関する基準等を定める条例 (平成25年神奈川県条例第9号) ※神奈川県所管域(指定都市・中核市を除く神奈川県内)で 開設する場合 ※国の省令をもとに、各指定権者となる自治体で制定空床型 設置した施設に入所・入院す る他の事業を運営しており、同 一の建物内で一体的に運営す るもので、利用者に利用されて いない居室を用いる場合。 (居室は日・時期によって変動 し得る。) 併設型 設置した施設に入所・入院す る他の事業を運営しており、同 一の建物内で一体的に運営す るもので、短期入所用の居室を 設定する場合。(居室は固定。) 単独型 設置した施設で入所・入院す る他の事業を運営していない場 合。 (短期入所用の設備の要件が あり、居室は固定。) ※居室定員4人以下で、食堂・浴室・洗 面所・便所を設けること。 開設形態について • 単独型、併設型、空床型という3類型がある 既存事業のある場合、定員変更 が必要となる場合がある。 定員変更は不要だが、利用枠を 一定とすることも難しい。 通所系の事業と併設する場合 には、単独型になる。
短期入所を実施できる施設
• ①障害者支援施設、児童福祉法第七条第一 項に規定する②児童福祉施設③その他の次 条に定める便宜(入浴、排せつ及び食事の介 護その他の必要な支援)の供与を適切に行う ことができる施設 ※病院、診療所、介護老人保健施設等はその他の施設に含ま れる(単独型事業所も同様)。人員基準(併設・空床型)
併設型 • 当該併設事業所の利用者を当該入所施設等の利用者とみな した場合において、当該入所施設等として必要とされる数以 上 空床型 • 空床利用型事業所の利用者を当該入所施設等の利用者とみ なした場合において、当該入所施設等として必要とされる数 以上 ※管理者を置くこと(支障ない場合、他の施設等と兼務可)設備基準(併設・空床型)
併設型 • 当該併設事業所及び当該併設事業所と同一の敷地内にある併設 本体施設の効率的な運営が可能であり、かつ、当該併設本体施設 の利用者の支援に支障がないときは、当該併設本体施設の設備 (居室を除く。)を指定短期入所の事業の用に供することができる ※居室は、併設型の事業所として固定したものになる。 空床型 • 当該空床利用型事業所が設置される施設として必要とされる設備 を有しなければならない運営基準(窓口負担費用)
国で定められた報酬額のほか、指定短期入所として提供される便宜 に要する費用のうち次に掲げる費用の支払を受けることができる。 (1) 食事の提供に要する費用(食材料費及び調理等に係る費用に 相当する額を基本とし、低所得世帯等は食材料費に相当する額) (2) 光熱水費(光熱水費に相当額する額) (3) 日用品費 (4) 前3号に掲げるもののほか、指定短期入所として提供される便 宜に要する費用のうち、日常生活においても通常必要となるものに 係る費用であって、支給決定障害者等に負担させることが適当と認 められるもの ※室料や差額ベッド代に相当するものは徴収できない。 ※低所得世帯等の調理等に係る費用は報酬に上乗せ(加算)される。短期入所の報酬等
基本報酬①(終日支援の場合)
区分・名称 単位数 要件等 対象者 医療型短期入所 サービス費(Ⅰ) 2,889 7:1看護の病院 B 医療型短期入所 サービス費(Ⅱ) 2,686 上記以外の病院、有床診療所、老健又は 介護医療院 B 医療型短期入所 サービス費(Ⅲ) 1,679 病院、有床診療所、老健又は介護医 療院 A 人員基準に満たない場合や身体拘束の記録を残していない場合には、別途 減算基準がある。(次頁でも同様)基本報酬②(日帰り又は夜間のみ)
区分・名称 単位数 要件等 対象者 医療型特定短期入所 サービス費(Ⅰ) 2,768 (日中のみ) 7:1看護の病院 B 医療型特定短期入所 サービス費(Ⅱ) 2,555 (日中のみ)上記以外の病院、有床診 療所、老健又は介護医療院 B 医療型特定短期入所 サービス費(Ⅲ) 1,578 (日中のみ)病院、有床診療所、老健又 は介護医療院 A 医療型特定短期入所 サービス費(Ⅳ) 2,014 (夜間のみ) 7:1看護の病院 B 医療型特定短期入所 サービス費(Ⅴ) 1,881 (夜間のみ)上記以外の病院、有床診 療所、老健又は介護医療院 B 医療型特定短期入所 サービス費(Ⅵ) 1,209 (夜間のみ)病院、有床診療所、老健又 は介護医療院 A各種加算①
区分・名称 単位数 要件等 短期利用加算 30/日 1年間に30日まで算定可能 常勤看護職員等配置加 算 4/日 看護職員(保健師、看護師、准看護師)を常 勤換算法で1以上配置 利用者負担上限額管理 加算 150/月 利用者負担額合計額の管理を行った場合 (短期入所) 食事提供体制加算 48/日 低所得世帯等に原則として施設内調理によ り食事を提供 緊急短期入所受入加算 270/日 介護者の急病等で、利用日の前々日、前日 又は当日に利用の連絡があった場合 定員超過特例加算 50/日 上記緊急受入で、運営規程に定める利用定 員を上回った場合、利用者全員で算定各種加算②
運動機能が座位までであって、別表第2の各項目に規定する状態が6ヶ月以上継続 する場合に、それぞれのスコアを合算し、10点以上 特別重度支援加算Ⅰ 388単位/日 (1) レスピレーター管理=10 (毎日行う機械的気道加圧を要するカフマシン・NIPPV・CPAPなどを含む。) (2) 気管内挿管、気管切開=8 (3) 鼻咽頭エアウェイ=5 (4) O2吸入またはspO290パーセント以下の状態が10パーセント以上=5 (5) 1回/時間以上の頻回の吸引=8 、 6回/日以上の頻回の吸引=3 (6) ネブライザー6回/日以上又は継続使用=3 (7) IVH=10 (8) 経口摂取(全介助)=3 (9) 経管(経鼻・胃ろう含む。)=5 (10) 腸ろう・腸管栄養=8 (11) 持続注入ポンプ使用(腸ろう・腸管栄養時)=3 (12) 手術・服薬でも改善しない過緊張で、発汗による更衣と姿勢修正を3回/日以上=3 (13) 継続する透析(腹膜灌流を含む。)=10 (14) 定期導尿3回/日以上=5 (人工膀胱を含む。) (15) 人工肛門=5 (16) 体位交換6回/日以上=3 いずれかを選択 別表第2 ※NICUを退院し状態変化のない児は 当該状態が1ヶ月以上各種加算③
特別重度支援加算Ⅰを算定しておらず、次に掲げる状態が一定の期間や頻度で継 続していること。 特別重度支援加算Ⅱ 120単位/日 (1) 常時頻回の喀痰吸引を実施している状態 (2) 呼吸障害等により人工呼吸器を使用している状態 (3) 中心静脈注射を実施している状態 (4) 人工腎臓を実施しており、かつ、重篤な合併症を有する状態 (5) 重篤な心機能障害、呼吸障害等により常時モニター測定を実施している状態 (6) 膀胱又は直腸の機能障害の程度が身体障害者障害程度等級表の4級以上に該当し、かつ、 ストーマ処置を実施している状態 (7) 経鼻胃管や胃ろう等の経管栄養が行われている状態 (8) 褥瘡に対する治療を実施している状態 (9) 気管切開が行われている状態 ※詳細な状態の基準は、留意事項通知に記載されている。各種加算④
区分・名称 単位数 要件等 送迎加算 186/片道 居宅等との送迎を実施した場合 福祉・介護職員処遇改善 加算、特別加算 ― その区分により、一定の割合を乗じた額報酬額の考え方 • 基本報酬(受入1日ごとの単位数を算定) • 各種加算(要件に該当する日、回数単位で単位数を算定) • 処遇改善加算(上記算定単位数に一定の率を乗じて算定) • 単位数単価(級地区分ごとに1単位あたりの単価が異なる) ○報酬額 (基本報酬+各種加算+処遇改善加算)×単位数単価 (基本報酬+各種加算)×処遇改善加算率 =
報酬の計算例
・7:1看護に満たない病院又は介護老人保健施設で、重症心身 障害児を1泊2日で受け入れた場合 ・藤沢市所在(4級地、10.72円/単位) ○算定可能な報酬(他の設定がない場合) ・医療型短期入所サービス費Ⅱ 2,686 ・短期利用加算 30 ・常勤看護職員等配置加算 4 × 2日分 (2,686 + 30 + 4) × 2 × 10.72 = 58,316 (円)処置料の算定(医療保険)について
医療型短期入所で入院医療管理料等の診療報酬を算定することは原則としてできない (在宅療養指導管理料が算定されているため)が、一部の処置料については、診療報酬 の算定が認められている。 (1) 経皮的動脈血酸素飽和度測定 (2) 終夜経皮的動脈血酸素飽和度測定 (3) 中心静脈注射 (4) 植え込み型カテーテルによる中心静脈注射 (5) 鼻マスク式補助換気法 (6) 体外式陰圧人工呼吸器治療 (7) 人工呼吸 (8) 膀胱洗浄 (9) 後部尿道洗浄 (10) 留置カテーテル設置 (11) 導尿 (12) 介達牽引 (13) 矯正固定 (14) 変形機械矯正術 (15) 消炎鎮痛等処置 (16) 腰部又は胸部固定帯固定 (17) 低出力レーザー照射 (18) 鼻腔栄養Q1.開設に向けた手続きの流れは。
• 法人の定款又は寄付行為に目的として「障害者の日 常生活及び社会生活を総合的に支援するための法 律に基づく障害福祉サービス事業」を記載してください。 (短期入所は第二種社会福祉事業であり、医療法人でも 実施可能です。) • 空床型又は併設型のいずれで行うか、どのような対 象者(医療型のみか、児童のみか等)で行うか等を決 めた後、指定権者の窓口に事前相談を行ってください。 • その後、所定の様式に必要事項を記載いただき、「事 業者指定申請」をしていただきます。Q2.小児だけにする等、対象者は限定できるか。 • 短期入所サービスの制度上の対象者は児童から成人ま でで、介護保険対象者になる前までの者ですが、施設の 特性により障害児のみ(18歳未満)・障害者のみ等の限定 は可能です。 • 医療保険制度上の入院や介護保険制度上の入所ではあ りませんので、病棟等による制限はありません。事業所の 実情や安全性等に配慮して受け入れ先ベッドを調整してく ださい。(例えば小児病床で15歳未満とは限らない。) • ただし、対象者を限定する場合は運営規程に明記し、指 定権者の審査を受けてください。
Q3.応諾義務はあるか。また、本業との優先順 位はどうなるか。 • 運営規程に定めた対象者にあたる限り、応諾義務が生じます。 • 受入を断ることができるのは、例えば定員が満床の場合、運営規 程に定める対象者でない場合、送迎を行う場合で事業者が定める 区域外の場合などになります。なお、上記事由に該当する場合で も、個別に受け入れることは差し支えありません。 • 空床型の場合、あくまでも本体施設が空床である限り受け入れる 制度のため、本体施設が優先されます。既に利用開始している利 用者の利用中止は困難ですが、感染症の流行や緊急入院等、や むを得ない事由により利用予約をキャンセルすることは当然に想 定されます。 • また、特定時期に本体施設の利用による満床が高確率で予想さ れる場合などに、予約を受け付けない期間を設けることも想定さ れますが、契約(希望)者へ周知してください。
Q4.高度な医療的ケアに限界があるが、同時に 利用希望があった場合はどうなるか。 • 例えば「人工呼吸器装着者は同時に○名まで」「酸素 療養者は○名まで」等、受入の限界から取り決めを設 けることは想定されます。 • 医療用コンセント数やバルブ数はもちろん、職員配置 数など安全に利用していただける水準とすることは必 要である一方、不公平感は禁じ得ません。 • 可能な限り日程調整等により応じられるよう努めてい ただいた上で、応じられない場合は他機関も紹介する など、必要な対応を行っていただいた上でお断りを伝 えてください。
Q5.入院患者(入所利用者)数として計上するか。 • 医療機関においては、0時時点での入院者数に 計上されるとともに、人員配置基準は短期入所 者も含めた患者数に対応した配置である必要が あります。 • 介護保険施設(老健・介護医療院)においても人 員配置基準において同様です。 • しかし、在宅復帰率等、障害福祉制度以外の入 院者・入所者を対象とする計算上では分母・分 子ともに反映されません。
Q6.「短期」とは概ねどの程度か。 • 制度上の上限は、日帰り(医療型特定短期入 所)から30日までとされています。 • 通常、短期入所の希望は介護者のレスパイト が主になることから、長くても7日間程度まで であることが一般的です。
Q7.老健の場合、ケアプランは必要か。 • 通常の障害福祉サービスでは、ケアプランに 相当する「個別支援計画」の作成が求められ ますが、短期入所は介護者等の休養を主な 目的としたものであることから、計画の作成 は不要です。
Q8.利用の相談や受入可否などのやり取りは、 どこを通じて行うのか。 • 市町村のケースワーカーや相談支援事業所 の相談支援専門員を通じて利用の相談が寄 せられる場合のほか、利用者から直接相談 のある場合もあります。 • 電話等で相談を受けて頂いた後、面談や外 来診療・健康診断等を受けて頂いた上で利 用契約を行い、予約というのが一般的です。
Q9.サービスの提供内容はどうなのか。 • 本体施設によって差があり、当該施設で通常提供して いるサービスの延長線上で受け入れることが基本で、 空床型においては提供場所等も区分する必要はあり ません。 • ただし、自発的に要求出来ない方も多いため、障害の 特性に応じ、リハビリや遊びの提供などを行って頂く ほか、自宅では難しい入浴などは御家族からも要望 の多い点です。 (診療報酬が算定可能な場合を除き、リハビリ等を実施 した場合の別途報酬や加算はありません。)
Q10.送迎はどちらが行うのか。 • 家族等が行うこともありますが、移動にも人 手を要することが多いため、送迎を希望され るケースは少なくありません。 • 事業者が送迎した場合には、送迎加算が算 定できるほか、市町村により上乗せで補助を 受けられる可能性もあります。
Q11.病棟・病床での違いはあるか。 • 指定を受けた施設内において空床型で実施 する場合には、どの病棟で行っても構いませ んが、その病棟の看護師の配置区分等によ り、算定可能な報酬区分が決まってしまうこと があります。
Q12.医療材料や日用品はどうするのか。 • 日用品については、運営規程に基づき、実費 に限って利用者の自己負担として請求するこ とができます。 • 様々な医療的ケアの処置に要する医療材料 については、原則として自宅で使用している ものを短期入所事業所へ持参することになり ます。
Q13.診療録(カルテ)等は必要か。 • 本体施設の利用者とみなした場合の基準に 沿って運営されていることその他により、本体 施設と同様又は準じた形で記録を残すことが 必要です。 • ただし、当該記録は診療報酬や介護保険の 請求根拠ではなく(一部の診療報酬を除く)、 障害福祉サービスの報酬請求根拠です。
Q14.横浜や厚木で行っているメディカルショート ステイとは違うのか。 • 近年実施されているメディカルショートステイ は複数ありますが、これらは原則として入院 で対応(医療保険)ということになっています。 • 医療型短期入所は障害福祉サービスとして 行うもので、入院基本料に相当する部分は診 療報酬ではなく、障害福祉サービス報酬で請 求することになります。
Q15.現場職員側で受入に不安がある。 • 県では、医療型短期入所事業の対象となる 障害児者等への理解を深めていただくため の研修を10月から開催予定です。医療型短 期入所を行う予定の有無に関わらず、ご参加 いただけます。 • 上記研修は座学ですが、実技面での不安が ある場合には、県立こども医療センターで実 施している医療職向けの研修もあります。
Q16.状態急変時はどうするのか。 • 保険医療機関にあっては、御家族等へ説明 の上で医療保険上の入院に切り替えることが できます。 • 一般の病院で実施されていない現状では、救 急搬送のほか、短期入所の利用中止となり 御家族等に迎えに来ていただく対応としてい る場合もあります。
Q17.徘徊したり、大声を出す方はいるか。 • 個人の状態に大きく左右されますが、主な対 象者のなかに徘徊できる方はほとんどおらず、 しかし、声上げされる方はいらっしゃいます。 • 全ての方が同一の状態ではないため、医療 的ケアの有無も含めて、個人差が大きいこと から、事前に面談や診察を行ってから利用の 調整をすることが望ましいでしょう。
Q18.介護保険施設での実施事例はあるか。 • 神奈川県内では、老健等での開設はありま せんが、兵庫県・福岡県・宮城県などでは事 例があります。 • 県内の医療・介護の事業なさっている事業者 の皆様には、障害福祉のサービスを行うこと ができるということがあまり知られていないた め、こうした取組を始めたところです。
Q19.利用者は主にどのくらいの年齢層か。 • 主な対象者層は幼児から65歳手前までにな ります。 • ただし、重度の方でありつつ、在宅で生活さ れている方が対象になることから、多い年齢 層は比較的若く、学齢期から30・40代程度ま でと想定されます。
Q20.許可病床数への影響はどうなるか。 • 特に空床型で実施する限り、入院の病床とし て使われることもあるため、許可病床数への 影響はありません。 • ただし、併設型で行う場合にあっては、念の ため保健所又は医療所管課にご確認くださ い。
障害福祉サービス事業に関する
情報提供について
• 障害福祉情報サービスかながわ 高齢分野における「介護情報 サービスかながわ」と同様、事業者 や利用者に向けた情報提供のWEB サイトとして運営。 サイト名で検索又は http://rakuraku.or.jp/shienhi/ にアクセス。 障害福祉 かながわ 検索書式ライブラリの各メニューについて • 基本的には、事業所が 所在する市及び県から のお知らせ、6~10を ご覧ください。 • 指定権者は指定都市、 中核市又は県(それ以 外の地域)になります。