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「弘前市医師会医療連携事業〜特に糖尿病医療連携を中心に〜」

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Academic year: 2021

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弘 前 医 学 68:184―192,2018

第101 回 弘前医学会総会

日時:平成29年 6 月17日(土)〜 6 月18日(日)

会場:ホテルニューキャッスル(弘前市)

基調講演

「弘前市医師会医療連携事業〜特に糖尿病医療連携を中心に〜」

弘前市医師会 会長 今  村  憲  市

 弘前市医師会糖尿病診・診診連携事業 

 平成24年12月 1 日から青森県の要請により糖尿病医療連携事業を開始した.地域での糖尿病専門医の 不足,多くの医療機関との間で連携推進を図るため手挙げ方式による糖尿病医療専門施設を26医療機関 選定し,弘前市医師会主導型の糖尿病病診・診診医療連携を開始した. 3 年 4 カ月の間に専門施設への 紹介は516例,逆紹介は147例(28.4%)であった.紹介・逆紹介とも糖尿病学会専門医のいる施設への偏り が見られ普遍的な医療連携とはならなかった.

 弘前市医師会糖尿病重症化予防プログラム 

 平成28年 3 月24日日本医師会,日本糖尿病対策推進協議会,厚生労働省の 3 者が糖尿病性腎症重症化 予防プログラムの連携協定を締結し,全国的な展開を推し進めている.

 本プログラムは腎不全・人工透析への移行を防止するために①重症化リスクの高い医療機関未受診者,

治療中断者に受診勧奨・保健指導を行い治療につなげる,②蛋白尿(+)以上または eGFR  60 ml/分未満 例に対し主治医の判断で対象者を選定して保健指導を行うものである.

 また,プログラムを策定する場合には以下のいずれも満たすこととされている.①対象者の抽出基準 が明確であること,②かかりつけ医と連携した取り組みであること,③保健指導を実施する場合には,

専門職が取り組みに携わること,④事業の評価を実施すること,⑤取り組みの実施にあたり,地域の実 情に応じて各都道府県の糖尿病対策推進会議等の連携を図ることである.

 弘前市医師会が弘前市と平成29年 3 月16日糖尿病性腎症重症化予防に係る連携協定を締結した.その 内容は弘前市国民健康特定健診受診者の中から,糖尿病治療未受診者,中断者,腎症ハイリスク者を抽 出し,医療につなげるものである.受診者の受け皿となる医療機関は手上げ方式で糖尿病診療医(かかり つけ医)45名,糖尿病専門医11名,腎内科専門医 5 名を選定した.

 平成27年度弘前市特定健診受診者は11,513人(受診率30.5%)で HbA1c  6.5%以上で未受診者は142名で,

内71名に保健士が面接のうえ受診を促し, 6 月30日現在医療機関からの情報提供は18名となっている.

また,平成27年度治療中断者997人に対しては 6 月30日までに特定健診受診または受診を促す案内を全例 に配布済みとなっている.

 本プログラムが円滑に進みこの地域から糖尿病による腎透析例の減少が図られることを望んでやまな い.

参照

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