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事故の推移と SPEEDI 放射能拡散予測 19:35~~ 3 号機自衛隊放水車車放水 (5 回 ) 14:00~~ 3 号機自衛隊放水車車放水 (7 回 ) μsv/h 100,000 7:13 JAEA サイクル 10:59 オフサイトセンター 7:13 JAEA サイクル工学研 5 μsv/h

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(1)

土壌汚染問題とその対応

壌汚染問題 そ

2011.5.24

第16回原子力委員会

河田 東海夫

(NUMO フ ロ )

(NUMO フェロー)

1 (注)この資料はNUMOの業務とは一切関係なく,述べられている見解は河田個人のものであります

(2)

事故の推移とSPEEDI 放射能拡散予測

μS /h 7:13 JAEAサイクル 10:59 オフサイトセンター 隊 隊 100,000 正門 西門 μSv/h 爆 発 ~ 3号機 プター散水 3号機自衛 隊 車 放水(7回) ~ 3号機消防 放 水開始 ~ 3号機自衛 隊 車 放水(5回) 7:13  JAEAサイクル 工学研 5 μSv/h 10:59  オフサイトセンタ 退避命令 10:22 3号機付近 400mSv/h 11:01  第一30km 圏内屋内退避 ~ 3号機警察 車 放水( 1 回) 露 出 号機白煙噴出 SPEEDI予測計算結果 10,000 事務本館北 号 機建屋水素 爆 海 水注入開始 9:48 ~ ヘリコ 14:00 ~ 放水 車 0:30 ~ 連続 放 19:35 ~ 放水 車 400mSv/h 19:05 ~ 放水 車 2号機全燃料 露 8:34    3 SPEEDI予測計算結果 3月15日 18~19時 100 1,000 11:01    3 号 16:34    2号機 海 18:22    10 100 10,000 100,000 事務本館北 西門 正門付近 免震棟前 μSv/h 3月20日 ~ 3月25日 機 3階付近火災 鎮火確認 3階火災 鎮火確認 1 10 10 100 1,000 免震棟前 原子炉容器への水注入、燃料プールへの 放水・注入を適宜継続中 外部電源復旧工事中 2号機 ン ト開始 9:38    4号 機 12:25    4号機 5:45    4号機 3 7:26    4号機 鎮 6    2号機 し 安全弁 開放 0 9 5 1 3 9 5 1 3 9 5 1 3 9 5 3 9 5 1 3 9 5 1 1 3/20 3/21 3/22 3/23 3/24 3/25 外部電源復旧工事中 0:00    ベ ン 18:0 6 逃が し 6:10 – 6:14 2号機圧力制御室付近爆発 4号機水素爆発、3号機発煙 3140 9 3141 5 3142 1 3150 3 3150 9 3151 5 3152 1 3160 3 3160 9 3161 5 3162 1 3170 3 3170 9 3171 5 31721 3180 3 3180 9 3181 5 3182 1 3190 3 3190 9 3191 5 3192 1 日時

(3)

文科省線量測定マップ(4月24日時点)

(注) その後5月11日 その後5月11日 時点のマップも 公表されいて いる 3

(4)

浪江・飯舘・川俣地域の空間線量率の変化

100.0 10 0 【4】川俣 【78】川俣 【32】浪江 10.0 μ Sv/ h 【36】川俣 【33】飯館 川俣町役場 1.0 μ 山木屋郵便局 福島市 0.1 月 19 日 月 21 日 月 23 日 月 25 日 月 27 日 月 29 日 月 31 日 4 月2 日 4 月4 日 4 月6 日 4 月8 日 月 10 日 月 12 日 月 14 日 月 16 日 月 18 日 月 20 日 月 22 日 月 24 日 月 26 日 月 28 日 月 30 日 5 月2 日 5 月4 日 5 月6 日 5 月8 日 月 10 日 月 12 日 月 14 日 月 16 日 月 18 日 月 20 日 5月以降はI-131(半減期8日)はほぼ減衰しつくし,現在はCs-134(2年)とCs-137(30年)が主要線源 3 月 333333月 4 4 4 4 44444444444月 5 5 5 5 555555

(5)

土壌のCs137汚染濃度と空間線量率との相関

y = 282.36x R2 0 5527 100,000 [kBq/m2 ] = 282×[μSv/h] チェルノブイリ事故における 汚染のレベル区分(注)R2 = 0.5527 10,000 5,000 汚染のレベル区分(注) 1,000 B q/m **2 1,480 555 (注) チェルノブイリ事故で 設定された汚染のレ ベル区分とそれにもと 100 kB 555 185 ル区分とそれにもと ずく対策は,放射線防 護上はより安全側設 定であったが,その便 益に比べ,住民の生 37 益に比 ,住民の生 活への過大な負荷を 強いる結果になり,今 日では,「最適化」や 「正当化」の視点から 10 0.1 1.0 10.0 100.0 μSv/h 0.66 2 5.2 18 0.13 正当化」の視点から 問題があったとの評価 がなされている。 文科省 土壌モニタリング結果(4月30日 10:00時点)をもとに作成(Bq/kg単位をkBq/m2単位に換算) 線量率は福島市の線量率減衰特性を利用して,4月24日時点の値に補正 5

(6)

MEXT線量率マップより

土壌のCs137汚染濃度測定値と線量率マップの重ね合わせ

18μSv/h 5.2μSv/h 2μS /h (4月24日時点) 2μSv/h 0.66μSv/h 文科省土壌モニタリング結果(4月30日) C 137放射能 5000 kBq/m2以上 185 kBq/m2以上 MEXT5月9日公表データ 文科省土壌モニタリング結果(4月30日) をkBq/m2単位に換算(各地点平均値) Cs137放射能 濃度 5000 kBq/m 以上 1480 kBq/m2以上 555 kBq/m2以上 185 kBq/m 以上 37 kBq/m2以上 37 kBq/m2以下

(7)

5月6日公表文科省・米国DOE航空機モニタリング結果との重ね合わせ

Cs137放射能 濃度 5000 kBq/m2以上 185 kBq/m2以上 5000 kBq/m 以上 1480 kBq/m2以上 555 kBq/m2以上 185 kBq/m 以上 37 kBq/m2以上 37 kBq/m2以下 7

(8)

福島地方のセシウム汚染状況

z チェルノブイリ事故に比べ,面積的には一桁狭いが,濃度的には同事故に 匹敵する土壌のセシウム汚染が生じている。 匹敵する土壌のセシウム汚染が生じている。 z 4月末時点では、セシウム134 (半減期2年)とセシウム137 (同30年)とが ほぼ同レベルの濃度で地表に沈着している。 z 事故から2ヶ月が経過し、ヨウ素131(半減期8日)はほぼ減衰しきっており、 各地の線量率を高めているのは地表に沈着したセシウム134 とセシウム 137 ( → 今後の線量率の減衰は非常に遅くなる) 137。 ( → 今後の線量率の減衰は非常に遅くなる) z 各地の空間線量率の高さは、概ねその地域のセシウム汚染の程度を表す 指標となっている。

(9)

今後の対応について(1)

z 福島県内では,チェルノブイリ事故で居住禁止や農業禁止となったレ ベルの深刻な土壌や環境の汚染がいくつかの市町村にまたがって発 生している(注) 生している(注)。 z 原子炉の安定化と後始末は必ず成し遂げなければならない大事な仕 事であるが、それ以上に大事なのは、「社会的修復」であり、日本の原 子力の復権は 福島地方の土壌 環境汚染問題を住民との間で民主 子力の復権は、福島地方の土壌・環境汚染問題を住民との間で民主 的な方法によって解決できるかどうかにかかっている。 z 避難者を地元に帰し,生活を取り戻させるためには,大規模な土壌修 復計 が 欠 あり それらと連動 た避難解除計 長期 タ 復計画が不可欠であり,それらと連動した避難解除計画,長期モニタ リング,住民ケアを含む包括的な環境修復事業(ふるさと再生事業)に 国は強い決意で臨む必要があり,そのためにしっかりした体制を構築 することが望まれる することが望まれる。 z 事故後の影響域住民の放射線防護やそれを基軸に置いた環境修復 事業にかんしては,国際的指針(ICRP勧告やIAEA 安全基準等)にし たが た透明性 ある取組が必要 たがった透明性のある取組が必要。 (注)チェルノブイリ事故で設定された汚染のレベル区分とそれにもとずく対策は,放射線防 護上はより安全側設定であったが,その便益に比べ,住民の生活への過大な負荷を強 いる結果になり 今日では 「最適化」や「正当化」の視点から問題があったとの評価が いる結果になり,今日では,「最適化」や「正当化」の視点から問題があったとの評価が なされている。我が国としては,その後に整備された国際的指針をもとに,「最適化」や「 正当化」の観点でバランスのとれたあらたなレベル区分設定を行うことが望まれる。 9

(10)

今後の対応について(2)

z 環境修復事業(ふるさと再生事業)を具体化するためには,広域の汚染 濃度マップが必要であり,そのための体系的な測定の実施継続は重要 濃度 ッ が必要であり,そのための体系的な測定の実施継続は重要 であるが,現在ある情報で概略的な状況は把握可能である。したがって ,早急に準備組織を立ち上げ,そうした概略的状態把握をベースに環境 修復事業のあり方(基本骨格)についての検討を早急に開始すべきであ る。 z 現在,原子力学会や大学,研究機関,各種NPOなどで関連する技術オ プションの検討や評価,測定などが進んでいる。準備組織の検討を促進シ 検討 評価,測定な 進 る。準備組織 検討を促進 するため,こうした機関の活動成果も有機的に集約し,活用するべきで ある(英知を結集する体制)。 z 環境修復事業(ふるさと再生事業)については,国と地方自治体との連環境修復事業(ふるさと再生事業)については,国と地方自治体との連 携のもと,計画の段階から住民の参加を求め,問題認識の共有化を図 ることが肝要であり,様々な段階での意思決定や実行に住民が関与で きる仕組みを構築する必要がある。構 す 要 あ z また,これら事業期間中(長期にわたる可能性もある)およびそれ以降 の住民の被ばく管理や健康管理に関するしっかりした体制の構築も必 要である。 要である。

(11)

今後の対応について(3)

z 環境修復事業(ふるさと再生事業)の計画と遂行には,そのための基本 指針を明確化する必要がある このため 準備組織における検討と並 指針を明確化する必要がある。このため,準備組織における検討と並 行して,放射線審議会においてICRP勧告111号(注)の福島第一発電 所事故後への適用に関する検討を至急行い,事故後対応における放 射線防護の基本指針(参考レベルの設定を含む)を国民や関係住民に 射線防護の基本指針(参考レベルの設定を含む)を国民や関係住民に 明示すべきである(当面暫定案とし,防護方策の「最適化」と「正当化」 の観点から,状況に応じて適宜見直すことも可)。 (注)ICRP Publication 111 原子力事故 は放射線緊急事態後 おける長期汚染地域 居住する人 防護 対 原子力事故又は放射線緊急事態後における長期汚染地域に居住する人々の防護に対 する委員会勧告の適用 (以上) 11

(12)

参考資料

参考資料

(13)

チェルノブイリ事故と福島原発事故の

チェルノブイリ事故と福島原発事故の

大気中への放射能放出量比較

zチ ルノブイリ事故

520万テラベクレル

zチェルノブイリ事故: 520万テラベクレル

z福島原発事故:

37万テラベクレル(保安院概算)

63万テラベクレル(安全委試算)

放射能放出量で比べれば 福島事故はチ ルノブイリ

z放射能放出量で比べれば、福島事故はチェルノブイリ

の約1/10

「テラ」は10の12乗 放射能放出量はヨウ素換算値(H23.4.12 保安院発表値) 13

(14)

チェルノブイリ事故によるセシウム汚染の区分分けと対応

• 居住禁止区域(Exclusion Zone):

– 強制移住区域

高齢者を中心に約800人が戻ってきて居住を黙認されている

1 480 kBq/m

2 – 高齢者を中心に約800人が戻ってきて居住を黙認されている • 特別放射線管理区域(Strict Radiation Control Area):

– 一時移住区域

1,480 kBq/m

2

(40 Ci/km

2

– 農地利用禁止 – 約27万人が居住 高汚染地域

555 kBq/m

2

2

高汚染地域: – 移住権を持つ居住区域 – 汚染地域全体の約1割を占める

185 kB /

2

(15 Ci/km

2

• 汚染地域(Contaminated Area): – 37kBq/m2 以上の汚染地域は全体で12.5万km2

185 kBq/m

2

(5 Ci/km

2

– キエフなど大都市を含み,500万人以上が住んでいる – 欧州でも,スウェーデン,ノルウェイ,フィンランド,スイス, オーストリアの一部で37 kBq/m2以上の汚染が発生(全面積 は4 5万km2

37 kBq/m

2

(1 Ci/km

2

は4.5万km )

(1 Ci/km

2

(15)

チェルノブイリ周辺のセシウム汚染マップ

チェルノブイリ チ ル イリ キエフ 約130 km キエフ 1,480 kBq/m2以上の汚染地域: 3,100 km2 555~1,480 kBq/m2の汚染地域: 7,200 km2 37 kBq/m2以上の汚染地域: 125,000 km2 15 www.unscear.org/unscear/en/chernobylmaps.html

(16)

チェルノブイリ事故による欧州のセシウム汚染

16

(17)

住民の事故後20年間の平均被ばく量(全身被ばく)

• 特別放射線管理地域の住民

被ば

– 事故後20年間の累積被ばく量は50mSv以上

– 人によっては数100 mSv

染地域

住民

• 汚染地域の住民

– 事故後20年間の累積被ばく量は10~30mSv

内部被ばくの寄与率は

( シ

ベラ

シ)

• 内部被ばくの寄与率は38%(ロシア,ベラルーシ)~55%

(ウクライナ)

• 上記累積線量の8割は最初の10年に 残り2割がその後

• 上記累積線量の8割は最初の10年に,残り2割がその後

の10年に被ばく

• 年間被ばく量の減少は今後(20年目以降)は非常に遅く,

年間被ばく量の減少は今後(

年目以降)は非常に遅く,

年3~5%程度しか期待できない

• 小児の甲状腺ガンの問題を除いて、健康への影響は認め

られ

られていない

(18)

小児の甲状腺がん

小児の甲状腺がん

2002年までに シア ベラル シ ウクライナの3国で4 000

• 2002年までにロシア,ベラルーシ,ウクライナの3国で4,000

人以上の子供が甲状腺ガンを発症

• うち15人が死亡(いずれも15歳以下)

• 放射線ヨウ素で高度に汚染した牛乳を無制限に飲ませたた

放射線 ウ素で高度 汚染した牛乳を無制限 飲ま

たた

め、子供たちが甲状腺への高い被ばくを受けたことが原因

• 例えば ベラルーシのゴメル地方だけで 7歳以下の小児

例えば、ベラル シのゴメル地方だけで,7歳以下の小児

3,400人が2000mSv以上の甲状腺被ばくを受けた。そのうち

300人以上10 000mSv以上の被ばく

300人以上10,000mSv以上の被ばく

18

Chernobyl Legacy (2nd edition) , IAEA 2006 Chernobyl: Ten Years On, OECD 1996

(19)

土壌や森林の汚染

土壌汚染 • 土壌汚染 – 土壌に沈着したCsやSrは多くの場合難溶性で,雨水に溶け出にくく,流失しにく い(土の性質,沈着時の状態,雨量,地形などに依存) – その結果,16年後でもこれらの核種の大部分が10cmの表層部に残存 – 耕作土中のCs137の実効半減期は10~25年 – 土壌修復は 表土回収除去 鋤き込みなど土壌修復は,表土回収除去,鋤き込みなど – 農作物への放射性核種移行抑制策: • Cs134/137に対してはカリ肥料,Sr90に対しては石灰の施肥が有効 肉牛の汚染低減策 – 肉牛の汚染低減策 • Cs摂取抑制剤投与、屠殺前約10週間のクリーンフィードなど – 長期間にわたり農作物の生産制限や出荷管理は不可欠 • 森林の汚染 – 「フィルター効果」により,森林は一般的に農耕地よりも放射性核種の沈着が多 い い – 高汚染の場合は伐採処分など – 汚染核種はキノコやコケによく吸収される – 汚染の程度によっては入山制限,狩猟禁止などの措置 19

(20)

• 現状の概略的把握

準備組織の検討事項(例)

現状の概略的把握 – 概略汚染マップと深さ方向特性 – 影響域の土地の利用形態・産業構造・人口動態 etc. 対応すべきことの見極め • 対応すべきことの見極め – 土壌改良を含む環境修復計画と技術オプション – 汚染レベル区分の考え方と対応規模・コストの概略評価 – 早急に実施すべき事項(調査、予備試験・・・) – 長期モニタリング/住民健康管理方策 etc. – 避難解除への概略ロードマップ避難解除 の概略 ドマップ • 国・自治体・事業者・住民の役割分担とそれをふまえた組織のあり方 – 関係者間協議・調整の場 計画・実行段階の司令塔 – 計画・実行段階の司令塔 – 国の統括責任箇所 – 住民参加のメカニズム • 必要とする規制・安全基準類の見極め – 避難解除基準/農地利用基準/汚染土壌管理基準 • 財源確保・管理方針財源確保 管理方針 • 法的側面 • ・・・・・

(21)

参照

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