特 集/企業経営 と経営環境
国際経営 フォーラム
「日韓における企業経営 と経営環境」
照 屋 行 雄
フォーラム開催 の概要
神奈川大学国際経営研究所 は、国際経営 に関する理論 的 ・実践的研究 を行 い、そ の成果 を大学や大学院の教育指導の場 に生かす と同時 に、広 く一般社会 に公表す る ことによって、科学の進歩 と経済社会の発展 に寄与す ることを主たる目的 と して事 業 を展開 している。 その重要な事業の一つが、国際交流事業の推進である。
当研究所では、今年度の国際交流事業の一環 として、2000年10月3日に韓国釜山 市の東西大学校 ・国際 コンサルテ ィングセ ンター との国際経営 フォーラムを開催 し た。 この国際経営 フォーラム開催の意義 は、第 1に、 日韓の両大学附属研究所 間の 学術 ・研究者交流の機会 をもち、今後の交流発展 を期す ことにあ り、第2に、本学 当研究所の立地す る地域の市民や企業 ・団体 ・行政等 との地域交流 を促進する機会
とす ることにある。
国際経常 フォーラムの開催概要は、次の表 (当 日の実施 プログラム) に示す とお りである。
主催 神 奈 川 大 学 国 際 研 究 所 後援 平塚市 ・平塚商工会議所
国際経営フォーラム ・プログラム
「日韓 における企業経営 と経営環境 」
日時/2000年10月3日 (火)13:00‑17:00 場所/平塚市教育会館 ・大会議室 (平塚市) 司会 林 悦子 (神奈川大学経営学部 助教授 ) 13:00 受付 の開始
13:30 開会の挨拶 照屋行雄 (神奈川大学国際経営研究所 所長) ( 第一部 パネ リス トの報告 )
:40 鄭 守源 氏 (韓 国 ・東西大学校教授 国際経営学)
「21世紀 の韓 日協力 と企業経営」
14:10 小林 好隆 氏 (株式会社 共 伸 代表取締役社長)
「中小企業の経営実態 と環境変化」
:40 朴 尚範 氏 (韓国 ・東西大学校教授 国際金融論)
「韓国 におけ る金融 ビッグバ ンと企業経営
」
15:10 海老揮栄一 氏 (神奈川大学経営学部教授 経営組織論)
「地球村時代 の企業経営 と地域経営」
:40 ( 休 憩 )
*質問書 を配布 し、フロアか らの質問 を受 け付 ける。
( 第二部 パ ネルデ ィスカ ッション ) 15:50 パ ネリス トによる討論
コ‑デ イネイタ‑ 後藤 伸 氏 (神奈川大学経営学部 教授 ) パ ネ リ ス ト 鄭 守源 氏 (東西大学校 教授)
小林 好隆 氏 (株式会社共伸代表取締役社長) 朴 尚範 氏 (東西大学校 教授)
海老滞栄 一‑ 氏 (神奈川大学 教授 ) 16.'50 閉会の挨拶 行川一郎 (神奈川大学経営学部 教授 )
特 集●国際経営フォーラム 「日韓における企業経営 と経営環境」 会場 には多 くの聴衆が参集 し、熱心 に報告 を聞 き、デ ィスカ ッシ ョンに参加 した。
当 日のパ ネ リス ト4氏 による基調報告並 びにパ ネルデ ィス カ ッシ ョンの内容 は、 日 韓 における企 業経営 の硯状 と問題点 、お よび企業経営環境 の変化 とその対応 に関 し て示唆 に富 む内容 であった。録音 テープを忠実 に記録 した もの を基本 と して、 ここ に誌上載録 した。
今 回の国際経常 フ ォー ラムの開催 にあたって支援頂 いた平塚市並 びに平塚 商工会 議所 の関係者の方 々に感謝 申 し上 げたい。 また、パ ネリス トと して協 力頂 いた韓 国 東西大学校 の3名の先生方 と株式 会社共伸 の小林好隆社長 にお礼 を申 し上 げる。そ して、パ ネ リス ト、司会、 コ‑デ イネイタ‑な どフ ォー ラムの運営 に労 を厭 わなか った当研究所 の ス タッフに対 して感謝の意 を表 わ したい。
韓国東西大学校 の先生方の報告原稿 の翻訳 お よび当 日の通訳 を務 めて くれた本学 大学院博士後期課程の林桂 賢君 と金字烈君 に感謝 申 し上げる。 と くに林君 には、東 西大学校 との交流事業の推進 に際 して多大 な協 力 を頂 いた。記 して感謝 したい。 ま た、長時間 にわたる基調報告お よびパ ネルデ ィス カ ッシ ョンの録音 テープを丁寧 に 起 して くれた当研究所客員研 究員の桜井式典氏 の協 力 を多 と したい。若い3名の研 究者の大成 を願 ってや まない。
[ 開会の挨拶]
司会 林悦子氏 (神奈川大学経営学部助教授)
本 日は当会場 にお越 し下 さい ま してあ りが とうござい ま した。 時 間にな りま した ので、 これか ら神奈川大学国際経営研究所主催 な らびに平塚市 ・平塚商工会議所後 援 によ ります 「国際経営 フ ォーラム一 目韓 にお ける企業経営 と経営環境
‑」
をは じめ させ て頂 きたい と存 じます。本 日は皆様 にお越 し下 さい ま してあ りが とうござい ま した。 日韓研究者の合 同 フ ォー ラムで ござい ますので、本 臼は通訳 をお願い して お ります。通訳 は神 奈川大学大学 院の林桂賢 さんで、 ドクター コース会計 の 1年生 です。 よろ しく御願 い します。 もう一 人は金字烈 さんで、 ドクター コース経営の2 年生です。お2人にお願い してお ります。それでは早速、神奈川大学 国際経営研究 所所長の照屋行雄先生 に開会の挨拶 をお願い申 し上げ ます。
照屋行雄氏 (神奈川大学国際経営研究所所長)
国際経営研究所の所長 をつ とめてお ります照屋行雄です。本 日は、大変お忙 しい なか をご出席頂 きま して心 か らお礼 申 し上 げ ます。本 日のテーマは 「日韓 における 企業経営 と経営環境」 です。4名の先生方 には統一論題 を踏 まえた 上、それぞれの サ ブ タイ トルで報告 して頂 きたい と思い ます。我 々が こうい う企画 を考 えま したの は、国際経営 に関す る様 々な検討 を大学 において行 っているか らであ ります。 もう 10年 あるいは10年以上 にな ります。我 々が大学で国際経営 に関す る研究や教育 を行
った成果 を、学生 は もとよ り地域 の人々あるいは広 く社 会 に報告、公表す るこ とが 国際経営研究所の大 きな役割である と考 えてお ります。
その ような意味 で、ジャーナルや機関誌 その他様 々な形で公表 して まい りますが、
特 に国際経営 とい うことで これか らは国、地域、大学が、外部の組織 あるいは市民 と交流 を深 めてい くこ とは強 く求め られてお ります。大学 は教育研究 を行 うのみで な く、地域社会の人々に対 し研究成果 を公表す る と同時 に、地域か ら学ぶ とい う姿 勢で積極 的 に神奈川大学 国際経営研究所 の事業 を展 開 して参 りたい と思 ってお りま す。今年度か らその ような重要事業 の一一つ と して国際経営 フォーラムを企画 しま し た。
本 日の フ ォーラム開催 にあたっては平塚市 な らびに平塚 商工会議所 の後援 を頂 い てお ります。 これか ら5時 まで先生方の ご報告 をお願 い し、後半部分のパ ネルデ ィ スカ ッシ ョンについては、21世紀 に向けた企業経営のあ り方 に関す る現状分析 、問 題点 か ら課題 を明 らかに し、新時代 における企業経営 や地域経営 を検討 してい きた
4
特 集●国際経営フォーラム 「日韓における企業経営と経営環境」 い と思 い ます。個 々の企業が どうい う形で社会 や地域 に対 して貢献 していか なけれ ばな らないのか、 これか ら我 々一 人一 人が 、「国際 と個性
」
とのハ ーモナ イゼー シ ョンをどうはか ってい くのか、こうい うことを考 えるいい機会 になれば と思 い ます。その ような意味 で最後 まで よろ しくお願 い申 し上 げ ます。簡単 ですが、心 か ら関係 者の ご協力 に感謝 し、開会の挨拶 と致 します。
司会
照屋先生あ りが とうござい ま した。それでは韓国側 か ら、韓 国東西大学校教授 国 際 コンサ ルテ ィングセ ンター所長妻周勲先生 か らの開会の ご挨拶 を頂 きます。
萎周勲氏 (韓国 ・東西大学校教授 国際 コンサルテ ィングセ ンター所長)
私 は韓国東西大学校 か ら参 りま した妾周勲 と申 します。今 回は神 奈川大学国際経 営研 究所 と東西大学校国際 コンサルテ ィングセ ンター との合同国際 フォー ラム を開 催す ることにな りま して本 当に うれ しく思 い ます。今 回の国際経営 フォー ラム を契 機 に して、これか らも持続的 な学術交流お よび地域 間交流 を続 けていければ と思 い ます。最後 に私 たちを招 いて くだ さった神奈川大学 、照屋先生 、国際経営研究所 の 皆様 、平塚 市 ・平塚 商工会議所お よび市民の皆様 に心 か ら感謝い た します。あ りが
とうござい ま した。
司 会
妾周勲先生あ りが とうござい ま した。それで は これか らパ ネリス トの皆様 か らの ご報告 を頂 きます。 大変 ご挨拶が遅れ ま したが 、本 日司会 をさせ て頂 きます神奈川 大学の林悦子 と申 します。 どうぞ よろ しくお願 い します。皆様 のお手元 にプログラ ムがあ る と思 い ますが、4人のパ ネ リス トの方 に30分ずつお話 を頂 きま して、皆様 か らの ご質問 は3時40分の時点で質問書 をお配 りしますので、それ にお書 き下 さい。
第二部 のパ ネルデ ィスカ ッシ ョン時 に と りあげ させ て頂 きますので、 よろ しくご配 慮 のほ どお願 い申 し上げ ます。
それでは最初のパ ネ リス トの方 をご紹介 させ て頂 きます。最初 は韓 国東西大学校 で国際経営学が ご専 門の鄭守源先生 です。鄭先生 は 日本 の拓殖大学で商学博士号 を 取得 してお られ ますので、 日本事情 は もちろん、 日本語 に も精通 してお られ ます。
ご著書 は 『指先か ら出る競争力』 とい うこ とで、生産性 向上 に関わる問題 について もご造詣が深 くてい らっ しゃい ます。本 日はこの プログラムにあ ります ように 「21 世紀 の韓 日協力 と企業経営
」
とい うこ とで ご報告 を して頂 きます。それでは鄭先生よろ しくお願 い申 しあげ ます。