保健医療分野における社会福祉実習教育の課題 : 日本社会福祉教育学校連盟・社会福祉教育セミナー での議論から
著者 野村 裕美
雑誌名 評論・社会科学
号 79
ページ 137‑160
発行年 2006‑03‑15
権利 同志社大学社会学会
URL http://doi.org/10.14988/pa.2017.0000011872
1 は じ め に
二〇〇六年度より︑社会福祉士養成のための実習指定施設の一
つとして︑病院等が追加されるという見通しが立ってきた︒これ
は︑保健医療分野で働くソーシャルワーカー︑あるいはそれを目
指す学生の教育・養成にあたる大学関係者にとっては︑記念すべ
き事柄であると言える︒一九八七年に法制化された社会福祉士お
よび介護福祉士法が︑保健医療分野で働くソーシャルワーカーの
業務等を除外したことで︑保健医療機関における現場実習を含む
医療福祉関連科目が社会福祉士受験の指定科目から長く除外され
てきた経緯を考えると︑記念すべきという以上に︑日本のソーシ
ャルワーカーの位置づけおよび養成にとって重要な意義を持つ︒
今日︑ソーシャルワーカーの教育に関連している機関・団体は 表1の通りである︒その中で︑日本社会福祉教育学校連盟︵以
下︑学校連盟と記す︶とともに重要な位置づけにあり︑関連職能
団体の一つである日本医療社会事業協会では︑社会福祉士および
介護福祉士法や精神保健福祉士法の法制化に関する様々な論争を
経て︑一九八八年の総会以降︑一致団結して保健医療の場におけ
︵1︶る社会福祉専門職としての証を社会福祉士に求めてきた︒社会福
祉士の業務の拡大を求め︑その中にかつて除外された保健医療分
野でのソーシャルワーク業務を認知させる運動を行ってきた︒一
九九八年には︑実務者の社会福祉士受験の要件である現場実習の
免除に関して︑指定施設における相談援助の業務の中に︑病院や
診療所で働くソーシャルワーカーの実務経験を認可させた︒また
二〇〇三年には︑国立病院の医療ソーシャルワーカーに対し︑福
祉職俸給表の適用を実現させた︒これらはその一環の運動の成果
︹ 研 究 ノ ー ト ︺ 保 健 医 療 分 野 に お け る 社 会 福 祉 実 習 教 育 の 課 題
│ │ 日 本 社 会 福 祉 教 育 学 校 連 盟 ・ 社 会 福 祉 教 育 セ ミ ナ ー で の 議 論 か ら │ │
野 村 裕 美
― 1 3 7 ―
表1
日本社会福祉教育学校連盟
http : //www.jaswhs.or.jpより
保健医療分野における社会福祉実習教育の課題
― 1 3 8 ―
である︒また同時に︑社会福祉学研究者や日本学術会議︑学校連
盟に対しても︑社会福祉士資格を楚とする保健医療機関のソーシ
ャルワーカーのあり方についての相談や運動を行ってきた︒特
に︑日本の社会福祉教育を担う学校連盟は︑社会福祉士養成のた
めの指定実習施設に保健医療機関を追加する動きには理解を示
し︑日本医療社会事業協会と連名で活動をしてきたという経過も
︵2︶ある︒日本医療社会事業協会は︑この春指定実習施設として追加
される動きを目前に︑二〇〇五年八月二七日には東京において研
修会を開催し︑﹁専門職ソーシャルワーカーの資格制度追及の歴
史︱社会福祉士を基礎基盤資格として︱﹂という基調講演︑﹁今
話し合うソーシャルワーカーの資格︱歴史的経緯をふまえて︱﹂
というシンポジウムを行い︑社会福祉職としての今後の保健医療
ソーシャルワーカーのあり方を展望し︑会員らの士気を高めてい
︵3︶る︒
大学教員は︑医療福祉教育という社会福祉学の一分野を担う中
で︑学としての教育と専門職の養成という二つの目的の達成を目
指している︒現場実習という接点を通じて︑教育・養成上におけ
る共同者でもある現任のソーシャルワーカーが︑自分たちは社会
福祉学を礎とする専門職であると士気を高める一方で︑教育の場
に対する期待も高まっていると思われる︒教員らが果たすべき教
育・養成上の役割も︑検討の余地があるかと思われる︒
本稿で着目するのは︑社会福祉士養成課程の指定実習施設に保
健医療機関が追加されることが大学等教育現場へ与えるインパク トである︒これまで実習指定施設から保健医療機関は除外されて
はきたものの︑各大学等は医療福祉教育のあり方を教員間で議論
し︑また︑実践家養成には不可欠である現場実習に関しても︑法
制化以前から独自な形でカリキュラムの中に位置づけてきた大学
も少なくなく︑保健医療分野の現場へソーシャルワーカーを多く
輩出してきている︒この︑指定施設から除外されたからゆえ︑試
行錯誤しながらもある意味自由に︑独自な形でカリキュラム内で
発展・定着してきた現場実習が︑社会福祉士養成の指定科目の枠
の中に組み込まれることで︑教育現場においては少なからず混乱
が沸き起こるものと推察する︒その混乱は︑単にカリキュラムの
建て直しのレベルにとどまらず︑社会福祉士指定実習の履修を終
えた学生が更なる学習を深めるという意味での﹁アドバンス﹂︑
あるいは﹁スペシフィック﹂という意味合いで教育現場に位置づ
いてきた感の強い保健医療現場での実習に対し︑教員らは教育体
系の中でかなりの変更を余儀なくされるだろう︒
そこで︑本稿では︑これまで学校連盟主催の社会福祉教育セミ
ナーにおいて展開された︑医療福祉分野の分科会での議論に着目
し︑これまで教育関係者に認識されてきた保健医療機関における
実習教育の特殊性および課題を明確にすることを目的とした︒分
科会での議論については︑連盟発行の教育年報︑学校通信︑関連
報告書等を参考にし︑議論の経過を詳細にたどることにより︑上
記の目的を達成することとした︒それによって︑今後起こると予
測される教育現場でのとまどいに対応すべく︑より質の高い︑よ
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保健医療分野における社会福祉実習教育の課題
り体系化された︑大学教育における実習教育のあり方を模索する
ことを目的としている︒また︑社会福祉学の教育および社会福祉
士養成を主軸においた専門職養成の責務を担う大学教育に︑保健
医療機関での現場実習を含む実習教育を定着させることに最終的
につながっていくと思われる︒
なお︑今回は教育現場での議論に着目したが︑今後引き続き︑
専門職能団体における議論等にも着目して深めていく予定であ
る︒
2 社 会 福 祉 士 法 と 保 健 医 療 分 野 の
ソ ー シ ャ ル ワ ー カ ー
社会福祉士養成課程の指定実習施設に保健医療機関が追加され
るということは一体どういうことなのか︒ここでは社会福祉士法
と保健医療分野のソーシャルワーカーとの関連をみながら考察す
ることとする︒
一九八七年の社会福祉士法制化を目前に︑病院や診療所︑保健
所等保健医療分野で働くソーシャルワーカーを福祉職として統一
︵4︶的に制度化する合意が関連省庁や関連職能団体内で得られず︑社
会福祉士制度からは除外された︒その後︑特に日本医療社会事業
協会・日本精神医学ソーシャルワーカー協会等では︑社会福祉士
制度への追加を要望するか︑あるいは厚生省が提案してきた︑医
療職としての意味合いを強くする仮称医療福祉士という別資格の
法制化を望むかの議論が紛糾した︒一九九七年には精神保健福祉 士法が制定され︑精神科領域で働くソーシャルワーカーは精神保
健福祉士として吸収されることとなった︒
取り残された一般病院や診療所等で働くソーシャルワーカー
は︑社会福祉士資格を楚とする方向でその後一致し︑前述の運動
を展開してきている︒
社会福祉士法および介護福祉士法は︑すでにあった社会福祉主
事という任用資格を上回る高い専門性をもった新たな社会福祉専
門職の資格として︑一九八七年に公布︑一九八八年より全面施行
された法律である︒超高齢化社会の到来を危ぶみ︑予測される深
刻な社会問題に対応するための予防策あるいはマンパワー対策と
しての役割を切望され生まれた名称独占の国家資格である︒
社会福祉士国家試験の受験資格は︑指定科目および基礎科目の
履修が可能な福祉系大学・短大︑あるいは養成施設に通い︑受験
資格要件を満たしたものが得られるしくみとなっている︒当初は
一三の指定科目︑六の基礎科目の設定であったが︑二〇〇〇年四
月一日に指定科目の改正が行われた︒従来の﹁社会福祉援助技術
総論﹂﹁社会福祉援助技術各論
蠢﹂﹁社会福祉援助技術各論
蠡﹂の
三科目が統合され﹁社会福祉援助技術論﹂に︑また︑﹁社会福祉
援助技術現場実習﹂は﹁社会福祉援助技術現場実習﹂︵以下﹁現
場実習﹂と記す︶と﹁社会福祉援助技術現場実習指導﹂︵以下
﹁現場実習指導﹂と記す︶の二科目に分割され時間数も大幅に増
えた︒﹁社会福祉援助技術論﹂﹁社会福祉援助技術演習﹂﹁現場実
習﹂を三つの柱に︑専門職教育の色合いを強めた︒また︑より実 保健医療分野における社会福祉実習教育の課題
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習教育の比重が高くなり︑分離して新設された﹁現場実習指導﹂
は九〇時間で設定されている︒配属先での現場実習の時間数は︑
二四日間一八〇時間以上という条件が設けられている︒
大学教育におけるいわゆる社会福祉実習教育とは︑前述の社会
福祉士国家試験に関係する﹁社会福祉援助技術現場実習﹂﹁社会
福祉援助技術現場実習指導﹂︑また介護福祉士や精神保健福祉
士︑保育士︑高等学校福祉科教員といった︑免許・資格科目周辺
の教育と︑国家資格試験や教員免許とは直接関係のない実習およ
びボランティア科目周辺の教育の総称を意味する︒保健医療分野
での現場実習は︑これまで後者に位置づけられてきた︒しかし今
春の改正により︑前者の位置づけに変更となる見通しである︒
統合︑あるいは新設された﹁現場実習﹂﹁現場実習指導﹂の科
目における目標及び達成内容を︑厚生労働省は次のように養成施
設等に望んでいる︒
︵5︶﹁現場実習﹂についての目標は次のとおりである︒
漓
現場体験を通して社会福祉専門職︵社会福祉士︶として仕
事をするうえで必要な﹁専門知識﹂︑﹁専門援助技術﹂及び
﹁関連知識﹂の内容の理解を深める︒
滷﹂際実を﹂識知連関﹁び及術﹁技助援門専﹁︑﹂識知門専に
活用し︑相談援助業務に必要となる資質・能力・技術を習
得する︒
澆
職業倫理を身につけ︑福祉専門職としての自覚にもとづい
た行動ができるようにする︒
潺
具体的な体験や援助活動を︑専門的援助技術として概念化
し理論化し体系だてていくことができる能力を涵養する︒
そして具体的な内容としては︑配属実習における留意点とし
て︑学生の健康状態等の認識をすること︑巡回指導・実習記録ノ
ート等を生かした個別指導を強化すること︑学生のコミュニケー
ション能力や対処能力等の向上に努め専門職としての成長を促す
ことなどが通達されている︒
︵6︶また﹁現場実習指導﹂の目標は以下のとおりとされている︒
漓
社会福祉援助技術現場実習の意義について理解させる︒
滷
社会福祉援助技術現場実習を通じて︑養成施設で学んだ知
識︑技術等を具体的かつ実際的に理解できるよう指導す
る︒
澆
実践的な技術等を体得できるよう指導する︒
潺
福祉に関する相談援助の専門職としての自覚を促し︑専門
職として求められる資質︑技能︑倫理︑自己に求められる
課題把握等︑総合的に対応できる能力を習得できるように
指導する︒
これらを踏まえ︑実習オリエンテーション︑視聴覚学習︑現場
体験学習及び見学実習︑巡回指導︑実習記録に基づく実習総括レ
ポートの作成︑実習の評価全体総括会は指導内容に必ず含むこと
を定めている︒また︑配属実習計画については︑実習生︑教員︑
実習先指導担当者と十分協議して作成することや︑評価について
も実習先の指導者評価とともに実習生の自己評価も十分考慮して
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保健医療分野における社会福祉実習教育の課題
表2
○「社会福祉士介護福祉士学校職業訓練校等養成施設指定規則第
5条第
1号ヲ及び第
7条第
1項第
11号の規定に基づき厚生労働大臣が別に定める施設及び事業」 (昭和
62年厚生省告示第
203号) 〔 「社会福祉援助技術現場実習」における実習施設〕
1
社会福祉士介護福祉士学校職業訓練校等養成施設指定規則(昭和
62年厚生省令
50号)第
5条第
1号ヲに規定する厚生労働大臣が別に定める施設又は事業は、次に掲げ る施設又は事業とする。
1
児童福祉法(昭和
22年法律第
164号)に規定する児童相談所、母子生活支援 施設、児童養護施設、知的障害児施設、知的障害児通園施設、盲ろうあ児施設、
肢体不自由児施設、重症心身障害児施設、情緒障害児短期治療施設、児童自立支 援施設及び指定医療機関(重症心身障害児施設、肢体不自由児施設)並びに児童 デイサービス事業
2
身体障害者福祉法(昭和
24年法律第
283号)に規定する身体障害者更正相談 所、身体障害者更正施設、身体障害者療護施設、身体障害者授産施設及び身体障 害者福祉センター(A 型、B 型、在宅障害者デイサービス施設)並びに身体障 害者デイサービス事業
3
生活保護法(昭和
25年法律第
144号)に規定する教護施設、更正施設及び授 産施設
4
社会福祉事業法(昭和
26年法律第
45号)に規定する福祉に関する事務所およ び市町村の区域を単位とする社会福祉協議会の事務所
5
売春防止法(昭和
31年法律第
108号)に規定する婦人相談所及び婦人保護施 設
6
知的障害者福祉法(昭和
35年法律第
37号)に規定する知的障害者更正相談 所、知的障害者更正施設、知的障害者授産施設、知的障害者通勤寮及び知的障害 者福祉ホーム
7
老人福祉法(昭和
38年法律第
133号)に規定する老人デイサービスセンタ ー、老人短期入所施設、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、軽費老人ホー ム、老人福祉センター(特
A型、A 型)及び老人介護支援センター並びに老人 デイサービス事業
8
母子及び寡婦福祉法(昭和
39年法律第
129号)に規定する母子福祉センター
9独立法人国立重度知的障害者総合施設のぞみ園法(平成
14年法律第
167号)
の規定により独立法人国立重度知的障害者総合施設のぞみ園が設置する施設
10高齢者又は身体障害者に対し老人福祉法第
10条の
4第
1項第
2号に規定する
便宜を供与し、あわせて高齢者、身体障害者等に対する食事の提供その他の福祉 サービスで地域住民が行うものを提供するための施設(地域福祉センター)
11
知的障害者又はその者を現に介護する者を施設に通わせ、入浴、食事の提供、
機能訓練、介護方法の指導その他の便宜を供与する事業(在宅知的障害者デイサ ービスセンター)
(社会福祉振興・試験センター『第
18回社会福祉国家試験受験手引き』44 頁より)
保健医療分野における社会福祉実習教育の課題
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︵7︶行うことが明記されている︒
現在﹁現場実習﹂における実習施設として設けられているの
は︑表2のとおりである︒保健医療分野でいえば︑在宅介護支援
センターはかろうじて含まれてきたが︑病院︑診療所︑あるいは
老人保健施設などの施設機関は含まれてこなかった︒
また︑配属先の現場実習指導者としての要件については︑厚生
労働省が定めた社会福祉士養成施設指導要領においては次のよう
︵8︶に規定されている︒
漓
社会福祉士の資格取得後三年以上相談援助業務に従事した
経験のある者︒
滷
児童福祉司︑身体障害者福祉司︑社会福祉法第一五条第一
項第一号の所員︑知的障害者福祉司または老人福祉法第六
条に規定する社会福祉主事として︑八年以上相談援助業務
に従事した経験のある者︒
澆 漓︑ 滷び者るあの験経及と識知の上以等同︒
この条件については︑日本医療社会事業協会の会員調査におい
ても社会福祉士の取得率は以前に比べ増加していると示されてい
︵9︶るものの︑保健医療分野で実際に働いているソーシャルワーカー
に対する︑日本医療社会事業協会の組織率の問題や職場における
ソーシャルワーカーの定着率の問題等とも密接にかかわる問題で
あると思われる︒
以上のように︑実習指定施設に保健医療機関が追加されるとい
うことは︑
漓﹁習実社現﹁﹂習実場現場る士あ会祉福指定科目で さるなととこるれに導指ていお﹂導指︑
滷指定科目の達成目標や
具体的内容︑現場実習指導者に関する要件等にいたるまで︑社会
福祉士養成に関する厚生労働省等の規定等︑大学等養成校は一定
の枠組みに規定されることが整理された︒
3 社 会 福 祉 教 育 に お け る
日 本 社 会 福 祉 教 育 学 校 連 盟 の 役 割
日本社会福祉教育学校連盟は︑一九五五年に日本社会福祉学会
から分離独立して創設された︒当時は日本社会福祉事業学校連盟
という任意団体であり︑一七の加盟校でのスタートであった︒現
在は大学︑短期大学︑専修学校等一七〇校を上回る数まで増えて
いる︒役割としては︑表1にも示されているとおり︑日本の社会
福祉教育研究のナショナルセンターとして︑社会福祉学の教育・
研究の振興︑社会福祉学教育の質と水準の維持を目指し︑日本の
社会福祉教育を担っているといえる︒具体的は︑加盟審査基準の
策定︑国際社会事業学校連盟への加盟と国際社会福祉教育会議の
開催︑社会福祉専門職資格向上のための活動︑高校福祉科教育の
検討等を行ってきた︒二〇〇三年一二月には社団法人許諾を得て
︵
いる︒ !︶
学校連盟が定める加盟審査基準が示すカリキュラムは表3に示
すとおりである︒社会福祉学教育の科目を﹁基本﹂﹁応用﹂﹁実習
・実習指導﹂および﹁関連科目﹂に区分し︑部門ごとに基準を設
けている︒医療福祉教育関連科目を見てみると︑﹁社会福祉援助
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保健医療分野における社会福祉実習教育の課題
表3
日本社会福祉教育学校連盟
http : //www.jaswhs.or.jpより
保健医療分野における社会福祉実習教育の課題
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技術論﹂は﹁基本﹂部門に︑﹁医療福祉論﹂は社会福祉の展開分
野等に関する科目として︑﹁社会福祉援助技術演習﹂は社会福祉
の方法技術等に関する科目として双方は﹁応用﹂部門に︑﹁現場
実習﹂﹁現場実習指導﹂は﹁実習・実習指導﹂部門に区分されて
いる︒また﹁実習・実習指導﹂については︑特定領域におけるフ
ィールドワークが配属実習先での固有な実践に即したかたちで円
滑に行えるよう︑実習の前後を含め一貫して指導していくこと︑
︵
︒けるいてれま込り盛がとこる設を導指別個てじ応に要必たま !︶
前述の加盟基準にもみられるとおり︑学校連盟は社会福祉教育
における実習教育の重要性にいち早く着目し︑実習教育特別委員
会の中に実習教育小委員会を設置した︒その後一九八七年には
﹁社会福祉実習のあり方に関する研究会﹂︵社会福祉施設代表小国
秀夫健光園理事長︑学校連盟代表石井哲夫氏︶として活動を展開
し︑その後も各地で実習教育に関する研究会を開催してきてい
る︒また︑学校連盟は全国社会福祉協議会とも社会福祉実習のあ
り方についての研究会を重ね︑関係省庁に提言を提出︑社会福祉
援助技術実習の指導マニュアル等も共同で作成している︒
一九七一年に開始された社会福祉教育セミナーは︑本年で三五
年目をむかえ︑学校連盟の中でも中核的な取り組みの一つとなっ
ている︒社会福祉学教育カリキュラムについて︑教育内容のガイ
ドライン︑教育方法︑教材開発︑専門職養成教育などについて︑
加盟校に属する教員らが長きにわたり研究協議してきている貴重
な場である︒この社会福祉セミナーにおいて︑第
2 0
回から2 5
回と 医︑れさ関開が会科分るす催りに方あの育教祉福療医てし続連療福祉教育にかかわる大学教員間で活発に議論された経過があっ
た︒その後途絶え︑二〇〇五年第
3 5
回セミナーにおいて実に一〇年ぶりにこの関連の分科会が開かれている︒永野らは第
2 0
回から2 5
代年〇九九一﹁︑し目着に過経のーナミセ育教祉福会社の回に医療ソーシャルワーカー養成の教育課程のあり方について︑中心
︵
︒きるいてし評と﹂過経たてめ進を討検で場立な的 "︶
今回は︑独立して分科会が開催された第
2 0
回から2 5
回のセミナーを検討対象とした︒これは︑ここに本質的な課題が網羅されて
いるとの判断からである︒
4 社 会 福 祉 教 育 セ ミ ナ ー へ
つ な が っ た 教 育 現 場 と 実 践 現 場 と の 議 論
保健医療分野で働くソーシャルワーカーの養成教育に関して
は︑社会福祉士法および介護福祉士法の法制化の前から︑大学等
教員と現任ソーシャルワーカーが集い︑さまざまなところで議論
されている︒議論は︑資格制度の動きや︑新たに大学に課せられ
た社会福祉士必修科目と制度以前からすでに講義科目にあった医
療福祉関連科目とのからみなど︑幅広く議論されてきていた︒
興味深いものとして︑本法法制化に先駆け︑一九八五年と一九
八六年に日本医療社会事業協会全国大会学会で討議されている︒
これら二つの討論を踏まえ︑手島陸久は大学における保健医療分
野で働くソーシャルワーカーの養成の課題を︑一点目は福祉系大
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保健医療分野における社会福祉実習教育の課題
学教育の目的をめぐって︑二点目は養成上の課題として︑二点に
わけて論じている︒これらの課題は保健医療分野に限らず︑他分
︵
︒っるいてしとだ要重もてとに育教の生学むすすに野 !︶
まず福祉系大学教育の目的として︑教養としての社会福祉︑社
会福祉学の研究と教授︑専門ワーカーの養成の三点のうち︑どの
点を重視すべきかが歴史的に議論されてきた経過に触れ︑学校連
盟が当時実習を必修六単位とするガイドラインを策定しようとし
ていた経過を踏まえ︑現場から﹁専門ワーカー・専門教育への要
︵
けあわりと︒るいてし摘指と﹂るが差の当相てっよに野分はに請 "︶
医療福祉分野はこの傾向が強い分野であるとし︑その理由に﹁業
務に必要な知識・技術が広く深いことの他︑他の医療職種の多く
が資格をもち専門技術教育をうけてきていること︑少人数職場で
︵
︒いるいてしと﹂とこ弱が制体の練訓任現 #︶
二つ目の養成上の課題としては︑
漓医療福祉論の設置と専任教
員化︑
滷保健医療関連科目の教育の充実︑
澆実習教育の強化・充
実︑
潺ルの法方育教の目科クーワャ福シーソ・目科法方践実祉改
善・拡充︑
潸研ロプ育教たっ立に究・M析分の程過長成のWSグ
ラムの開発︑
澁といと進推の究研同共力卒協のへ育教任現の後う
︵
ワ学ルャシーソ︑はていつに目科︒るいてし摘指を点六︑にうよ $︶
ーカーに必要な保健医療教育の充実化の重要性を指摘し︑その方
法の一つとして︑医師だけではなく︑保健︑看護︑リハビリテー
ション等の分野の専門家を講師に導入することが提案されてい
る︒実習教育については︑実習だけを重視するのではなく︑﹁大 学での教育全体を理論学習と実習の往復のかたちにくみかえるこ
︵
化属強をれ流の育教後習実︑習実配︑りま始に育教前習実︑﹂と %︶
することを指摘している︒特に︑実習前教育においては医療のイ
メージづくりとモチベーションづくりが重要であるとし︑病院・
現任ソーシャルワーカー側に対してより積極的な見学の受け入れ
や学生・市民ボランティアの導入・活用等を提案している︒
一九八七年には︑学校連盟の社会福祉教育セミナーの機会を利
用し︑医療福祉教育関係者会議が開催されている︒後に会の名称
は医療福祉教育研究会に変わり︑継続的に開催された︒これは学
校連盟加盟校に所属する医療福祉教育に関係する教員が中心とな
って設立し︑学校連盟とは別の組織ではあるが︑両者は協力関係
︵
ミのセ育教祉福会社盟連校学は会こ後のそ︒たれさとのもるあに &︶
ナーの医療福祉分野に関連する分科会での活発な議論につなが
り︑大学における医療福祉教育のあり方等に関する提言を行った
︵
大なは者加参︒るえ言とるあで会要重たっなと機契の成作書告報 '︶
学等の教員だけではなく︑現任ソーシャルワーカーも多く参加し
ている︒
発足の動機としては︑社会福祉士および介護福祉士法制定があ
げられている︒本法が︑その対象者から傷病者を除外したこと
で︑保健医療分野で働くソーシャルワーカーはこの資格制度から
除外されることとなった︒実習指定施設には保健医療機関は含ま
れず︑また︑受験指定科目には医療福祉論は含まれない専門資格
の養成が大学学部教育に導入されることとなり︑資格制度の登場 保健医療分野における社会福祉実習教育の課題
― 1 4 6 ―
が大学教育へインパクトを与えた︒初めての集いにおいては﹁医
療福祉論が隔年開講になりそうだとか︑カリキュラムから除外さ
︵
保がが法本︑り通るいて﹂れら語感機危のりなか︑かとだうそれ !︶
健医療福祉の研究・教育を担当する教員に与えたインパクトは大
きかったと思われる︒特に出席者が一致して指摘した問題点は︑
﹁社会福祉士養成のための実習指定施設から保健・医療機関を除
外することが社会福祉士の養成にとっても︑医療ソーシャルワー
︵
︒くたっあでとこういと﹂いなしま望もてっとに成養のーカ "︶
この研究会では︑各地の医療福祉教育の状況に関する情報交換
に始まり︑会発足の必要性の確認と課題について議論された︒そ
の中で︑具体的には
漓のていつに連関と社成養士祉福会︑
滷医療
福祉論とは何かについて︑
澆教育方法上の試みについて︑
潺医療
福祉の関連科目について︑
潸医療福祉の対象及び専門性につい
︵
て︑ #︶
澁等るいてれさ論議て業いつに格資び及務︒
一九八九年に︑医療福祉教育研究会に名称を変えた第1回会合
が開催され︑そこでは﹁医療福祉論がなければ社会福祉論は成立
しない︒医療ソーシャルワーカーがもたらしたものをもっとポジ
︵
﹂る︶田窪︵う思とだ事大がとこせさ映反に論祉福会社にブィテ $︶
といった︑他の領域で働くソーシャルワーカーにも医療福祉論は
必要であるとの社会福祉士養成上の提案や︑﹁医療福祉論は社会
福祉学の総論に対する各論の一つとして位置づけるのが妥当であ
ろう︒したがって︑医療福祉論を除いては社会福祉学は学問の体
系として成り立たないことをなることを強調したい︵杉本︶﹂と いった︑社会福祉学における医療福祉論のあり方に関する意見
等︑活発な議論がなされている︒また︑保健医療分野のソーシャ
ルワーカーの特徴として︑﹁MSWの教育は︑徒弟制度的な面が
ある︒他の社会福祉の分野との違いは︑かなり臨床医学の考え
方︑技術が入ってくる点であろう︒MSWは医者と対等に渡り合
えるようになる必要がある︒何を医師が失敗したのか共同討議が
できるということである︵大島︶﹂との指摘もあった︒
本会の方向性として︑
漓のスサンセンコか医何はと論祉福療を
得る方向で議論を深めること︑
滷日本医療社会事業協会等専門職
団体とも協力し︑医療ソーシャルワークの業務指針を積極的に評
価し︑大学においてどのような教育を展開すべきか検討するこ
と︑
澆にアュニマ習実の祉福療医め医たるす進推を育教祉福療ル
やテキストを作成し︑公表するなど︑第1回会合の後に方向付け
︵
している︒ %︶
5 社 会 福 祉 教 育 セ ミ ナ ー
医 療 福 祉 教 育 分 科 会 に お け る 議 論
ここでは︑社会福祉教育を担う学校連盟が︑大学における医療
福祉教育︑特に現場実習のあり方についてどのような議論を展開
してきたかを概観し︑保健医療分野での現場実習の課題とされて
きたことを抽出したいと思う︒
資格運動等が活発に議論されていた中︑学校連盟はこの問題の
重要性については早くから認識し︑医療福祉教育のカリキュラム
― 1 4 7 ―
保健医療分野における社会福祉実習教育の課題
の研究には積極的に取り組んでいたが︑関連団体からの反発もあ
︵
七な八九一︒たっかなえをるざらに重慎はていつに動運格資︑り !︶
年二月には︑立案中の社会福祉士には医療ソーシャルワーカーは
含まず︑別資格の立案が検討されていた動きに対し︑社会福祉専
門職の養成課程としては一致した大学レベルの社会福祉教育カリ
キュラムの履修を最低限の条件とする﹁社会福祉士と医療ソーシ
ャルワーカーの統合化についての要望﹂をまとめ︑厚生省︵当
時︶に提出している︒しかし結果として聞き入れられず︑社会福
祉士法および介護福祉士法が法制化された︒
医療福祉教育関係者会議から名称を変えた医療福祉教育研究会
は︑学校連盟が主催した第
1 9
︵会総・ーナミセ育教祉福会社回一九八八年︶の終了後︑発足が確認された︒この研究会は︑その後
約五年間の研究活動につながり︑社会福祉教育セミナー分科会に
おいても︑第
2 0
回から第2 5
関に育教祉福療て医い続き引でま回する活発な議論が行われる契機となった︒この流れをうけて︑学校
連盟内には医療福祉教育検討作業委員会が一九九一年に発足し︑
これまでの議論の成果として︑関係職能団体のヒアリングの結果
も生かされた﹁﹃医療福祉教育のあり方﹄検討報告書﹂等︑三つ
︵
の報告としてまとめている︒ "︶
第
2 0
法方﹁︑はでーナミセ育教祉福会社の︶年〇九九一︵回・援助部門
蠶・中を題問の習実育教度︵制格資の業事会社療医心
に︶﹂と題し︑医療福祉教育関連としては初の分科会として議論
された︒社会福祉士の業務の対象から外された保健医療分野のソ ーシャルワークの今後のあり方と資格問題とが︑﹁学問的にも政
︵
九っ一のこ︒るいてれさ記もとたあに﹂下の況状な妙微もに的治 #︶
八九年に厚生省医療ソーシャルワーカー業務指針検討会より報告
された医療ソーシャルワーカー業務指針をふまえ︑社会福祉教育
・研究機関として社会にソーシャルワーカーをおくりだす責務を
負う立場としての議論が行われた︒教育養成においては︑当時厚
生省健康政策局計画課が発案した医療福祉士︵仮称︶およびその
養成課程におけるカリキュラム等について報告されたが︑社会福
祉士の必修科目との互換性の問題等が議論され︑資格問題で大学
が混乱状況に陥っていることがわかる︒また︑教育の現状として
は︑社会福祉士実習と医療福祉実習の二本立てで対応する大学で
の例︑社会福祉士実習より以前から長く医療福祉系実習を取り入
れた科目を開講してきている例等も報告された︒議論のまとめと
して︑以下の四点を分科会から学校連盟理事会に報告し要請する
︵
こととなり閉会している︒ $︶
漓
現状ではMSWの資格問題等をめぐったさまざまな情報が
飛び交っている︒われわれは︑医療福祉教育担当者として
正確な共通認識のもとに適切に対処していくことが必要で
ある︒正確な情報を提供する役割を学校連盟が担うべきで
ある︒
滷
そこで︑われわれは資格問題がらみでの医療福祉教育の混
乱状況を踏まえ︑学校連盟に医療福祉教育検討特別委員会
の設置を求める︒ 保健医療分野における社会福祉実習教育の課題
― 1 4 8 ―
澆
具体的な企画としては︑医療福祉教育の検討課題だけで臨
時のセミナーを開催したり︑シンポジウム等を組むなどし
て検討を深めることが必要である︒なお︑これには学校連
盟を中心に日本医療社会事業協会︑日本ソーシャルワーカ
ー協会︑日本精神医学ソーシャルワーカー協会︑全国社会
福祉協議会等との協力・共同が必要である︒
潺
そして︑早急に社会福祉系四年制大学での実情にみあった
医療福祉教育のカリキュラム等を検討することが必要であ
る︒
続く第
2 1
回︵一九九一年︶︑第2 2
回社会福祉教育セミナーでは︑﹁医療福祉教育︱医療福祉教育とカリキュラム問題︱﹂とい
うように同じ題目で議論された︒
2 1
回においては︑学校連盟の特別委員会に医療福祉教育とカリキュラム問題検討委員会の設置の
いきさつについて︑医療福祉教育の現状と関係三団体からのヒヤ
リングの結果についての二報告が行われた︒関係三団体は︑学校
連盟にカリキュラムに関する要望を積極的に行ってきている日本
医療社会事業協会︑日本精神医学ソーシャルワーカー協会︑全国
ソーシャルワーカー連盟である︒三団体からの要望は︑
漓社会福
祉教育をベースにすること︑
滷社会福祉教育の枠組みの中で可能
なものであること︑
澆と︵性一統の習実ミ実ゼと義講︑視重習一
︵
討ら検︑え加にられそ︒るいてれめとまにとこるす慮配に︶性貫 !︶
委員会が出した課題をあわせ︑
漓四年制大学における医療福祉教
育カリキュラムの検討︑
滷カプ練訓成医のー養ーワルャシーソ療 ログラムの検討︑
澆すす論議を等望要る対検に業作の会員委討る
︵
構はののものそ法士祉福会社﹁︑際実しかし︒たれさ認確がとこ "︶
造を︑全分野共通のものに変えてゆき︑これを受けて二階建資格
︵
療が医︑学医﹁︑﹂︶国小︵要必とこくいてめ進てて立み組てしと #︶
への偏重から自立した社会福祉教育を︵杉本︶﹂等︑基本的なあ
り方を探る発言が多くやりとりされた︒また科目については︑
﹁医学一般は医療概論とすべき︒インフォームドコンセントにつ
いてきちんと教えた上で医療福祉論︑医療ソーシャルワーカー論
が必要︵山手︶﹂との指定科目である医学一般の再検討を要望す
る意見もでた︒さらに専門職としてのあり方については︑﹁チー
ムプレイのパートナーになるためには︑ソーシャルワーカーとし
て何が提供できるか︑独自なものがないと認められない︒どう自
立を援助できるのか︑イメージをつくってほしい︵北野︶﹂︑﹁日
本の医療ソーシャルワーカーも病院のみでなく︑地域で活動する
イメージを持つ必要がある︵北野︶﹂等の意見がでた︒実習につ
いては︑﹁実習は︑生活体験的実習と︑実践的実習の二段階の検
討が必要︵小国︶﹂︑﹁講義︑演習︑実習へのつながりは医療科目
のみでは完結しない︒一般教育や専門教育の中でもサポートがい
る︵中島︶﹂︑﹁体験的実習をどうとりいれるかは医療福祉にとっ
ても大切︒老人ホームの実習で学生に爪きりをさせた︒これによ
ってコンタクトの取り方を学ぶ︵佐藤︶﹂等︑導入段階での体験
的実習の重要性を訴える発言も多く見られた︒
第
2 2
会員委討検育教祉福療医︑はていおに︶年一九九一︵回が― 1 4 9 ―
保健医療分野における社会福祉実習教育の課題
まとめた﹁医療福祉教育のあり方﹂草案の提案が行われ︑それに
対する質疑応答が中心となった︒保健医療分野のソーシャルワー
カーの資格問題とは一線を画し︑医療福祉教育のあり方を探った
ものとしての説明が委員会から出されたが︑議論においては︑
﹁単に社会福祉教育の中に医療福祉の科目を入れればよいという
︵
育成教祉福会社ので学大う行もを養士祉福会社︑く﹂なはでとこ !︶
の一貫性を問う質疑が展開された︒春見からの﹁スペシフィック
は医療のみではない﹂﹁ソーシャルワーカーとして仕事をすると
いうことになるとジェネリックをしっかりやって︑それを生かせ
︵
議がも回前︑は見意のと﹂だ切大とこくゆてしにムラュキリカる "︶
論の中心となった基本的なあり方に関する投げかけであり︑学校
連盟内を一つにまとめることは難しい状況に依然としてあること
を表していると思われた︒
実習に関しては︑﹁二重構造になっている︒医療にゆきたいと
いう学生にとっては当面二重構造になると思う︵牧野︶﹂︑﹁二重
構造の中で対応していくと学生の負担︑教師の負担が過重になる
︵佐藤︶﹂︑﹁社会福祉士実習は三年で︑病院実習は四年でやれと指
導している︵山手︶﹂等︑社会福祉士指定実習と医療福祉関連実
習を別に履修しなければならない状況についての学生と教員の意
見等も情報交換がなされている︒実習期間についても︑﹁昭和六
三年から︑通年で︑事前事後指導も含めて六単位でやっている
︵足利︶﹂例や︑﹁受け入れ先が大変ということもあるが実習期間
が長ければ良いというものでもないとおもう︒大学の事情によっ て違うということになるのではないか︵牧野田︶﹂︑あるいは﹁一
ヶ月でも足りないという意見もある︵足利︶﹂との意見もでてい
た︒
同年三月には︑学校連盟特別委員会医療福祉教育検討作業委員
会︵小松源助委員長︶より︑﹁医療福祉教育のあり方﹂の検討結
果報告が呈された︒立場としては︑﹁厚生省が示した医療福祉士
案の資格問題の議論とは切り離して︑医療ソーシャルワーカーの
教育訓練のあり方について﹂の検討をすると示し︑当面は保健医
療の領域におけるソーシャルワーカーの養成を社会福祉士の教育
課程とは区別して考えるとしながらも︑将来的には社会福祉士へ
︵
︒もるいてれま込り盛志意のとむ望を一統の #︶
﹁あり方﹂の方向として︑社会福祉ジェネリック教育カリキュ
ラムの一つとして﹁医療福祉総論﹂は欠かせないこと︑したがっ
て社会福祉士受験指定科目には同科目を加え必修にすること︑四
年制大学を養成の楚とすること等が提案されている︒また実習に
関しては︑社会福祉士実習と互換性をもたせること︑九〇時間以
上とすること︑大学と現場で共同して事前・事後指導にあたれる
ように実習インストラクターを現場に配置すること︑現場と共同
して実習マニュアルや実習指導ガイドラインづくりが急務である
ことも提案されている︒
第
2 3
﹁︑はていおにーナミセ育教祉福会社︶年三九九一︵回特別委員会報告及び討論
蠱あ﹄告報討検方りの︱育教祉福療医﹃の
実現のために︱﹂と題して分科会が開かれた︒前述の﹁医療福祉 保健医療分野における社会福祉実習教育の課題
― 1 5 0 ―
教育のあり方﹂検討報告書で示された社会福祉専門教育における
医療福祉教育の実現化に向けた討議を展開することを目的とし
た︒これを意図して︑医療福祉教育カリキュラムについて︑教育
内容についての発題に加えて︑﹁医療福祉実習と実践現場︵医療
機関︶との連携教育について﹂と題し︑現場のソーシャルワーカ
ーであり大学で非常勤講師を務めている立場からの報告がなされ
た︒実習においては︑現場で実習指導を担当するソーシャルワー
カーは︑指導力および援助内容で差があり︑現場でのスーパーバ
イザーの養成の役割を大学が担うべきであるとの提案をおこなっ
た︒その後の議論においては︑﹁理念論と実践現場との間で隔絶
があり︑演習と実習の中に実際の教育でどのような教育内容で組
︵
や論︑﹂︶川石︵う思とだ要必が議な的実現︑かのいよばめ込み !︶
﹁大学でどこまでを教育し︑どこからは現場での生涯教育に委ね
るのかについても︑現場の人と共同作業ができるように歩みより
ができるとよいと思うので︑今後の課題として学校連盟の委員会
と提携してやっていきたいと思う︵前田︶﹂など︑理念論に関す
る議論の次なる段階の議論の方向性を模索する発言も見られた︒
︵
いネるあかのう行を成養なクッリェジていおに程過のこど︑だた "︶
はスペシフィックな教育を行うのかについては意見が割れた点で
あり︑﹁今後︑医療福祉教育の理論体系を構築すると同時に教育
と実践の一貫性を保つために︑学校連盟と関係団体との連携が必
︵
要﹂との意見もよせらている︒ #︶
分科会の最後では︑社会福祉士の実習指定施設に保健医療機関 を含めることを要請するという点で満場一致し︑学校連盟として
厚生省︵当時︶に要望してもらうこととなった︒
一九九四年九月には︑学校連盟医療福祉教育委員会︵牧野忠康
委員長︶が﹁保健医療の領域における社会福祉専門職の資格につ
︵
作︒討検育教祉福療医は会員委本たし成作を告報﹂方え考のてい $︶
業委員会から引き続き︑医療福祉教育のあり方について検討する
ために一九九三年七月に設置された委員会である︒学校連盟の委
員会として︑資格の問題に踏み込んだ理由として︑﹁専門職の教
育訓練が四年制大学に期待され︑かつ保健医療関連職の教育訓練
も四年制大学や大学院教育レベルでの方向に展開している状況を
鑑み︑今や社会福祉学の大学教育のあり方は﹃資格﹄の問題を避
︵
︒とるいてしとた﹂し断判るあに況状いなれ通はてけ %︶
本報告では︑保健医療の領域で働くソーシャルワーカーは︑社
会福祉士とは区別したカリキュラムにおいて四年制大学で教育養
成すること︑その教育においては︑いわゆる医療ソーシャルワー
カーと精神科ソーシャルワーカーとは区別せずに統合し︑医療ソ
ーシャルワーカーとしての国家資格の制定を望むことを明示して
いる︒社会福祉士と区別できる理由としては︑対象が﹁傷病をも
つ人であり︑ソーシャルワークの過程が保健医療の展開過程と共
同して介入したり︑実践の場が医事法制で規定されているなどの
︵
い践てしとめたるあが性特に場の実と程過と象対︑ち﹂もを性特 &︶
る︒具体的な改善要求として︑
漓社会福祉士受験資格の指定科目
に医療福祉総論を加えること︑
滷学校連盟が社会福祉学教育の責
― 1 5 1 ―
保健医療分野における社会福祉実習教育の課題
任を持つ立場として資格に対する考え方の整理の検討作業を行う
こと︑
澆に関に的極積りよていつ化学度制格資くじ同が盟連校係
職能団体との意見調整を行うこと︑
潺医療ソーシャルワーカーの
資格法制化を促すことを挙げている︒
第
2 4
の療医健保﹁︑はでーナミセ祉福会社︶年四九九一︵回領域における社会福祉専門職の資格についての考え方﹂という分科
会が開かれた︒このテーマは︑学校連盟だけでなく︑ソーシャル
・アクションのという視点からも現任ソーシャルワーカーにとっ
ては最大の関心事であり︑多くの参加者が集まった︒議論はま
ず︑前述の﹁保健医療の領域における社会福祉専門職の資格につ
いての考え方﹂報告書を元に行われた︒本会は︑日本医療社会事
業協会と日本精神医学ソーシャルワーカー協会の立場からも参加
をえられた︒ちょうどこの時期には︑仮称﹁医療福祉士﹂資格に
対して関連職能団体間でもその見解に異同があり︑それに加えて
一九九四年には精神保健福祉士の資格化の検討が始まり︑活発な
議論が行われていたせいもあるのか︑﹁部会としての統一的な合
意事項を導き出すことは︑極めて困難な作業となってしまっ
︵
れいさ評てしと点致一の一唯︑ておに下況状のそ︑しかし︒﹂た !︶
たのは︑両協会から共通して提案された︑大学教育と卒後研修と
の協力関係を深め︑実習教育のありかたを学校連盟と両協会が共
同して検討していくということである︒
第
2 5
おに会科分のーナミセ育教祉福会社の︶年五九九一︵回いては︑﹁医療福祉機関実習を通して︑医療福祉教育を考える﹂と 題して︑大学教育と現場との接点としての実習の現状と課題につ
いて議論された︒これは︑社会福祉士受験資格の必修科目である
社会福祉援助技術現場実習の実習機関から保健医療機関が除外さ
れたことが︑四年制大学の社会福祉教育に大きな影響を与えてい
るとし︑牧野はその具体的な状況として次の四点を指摘してい
る︒
漓で験受の﹂士祉福会社﹁︑生保学るす望希を関機療医健資
格も取得したい学生のジレンマと負担の問題︑
滷学生の資格取得
志向のトレンドの下で︑保健医療機関の実習がセカンド・チョイ
ス化となり︑社会情勢としては保健・医療・福祉の連携・統合化
の流れにありながら社会福祉教育・訓練・指導の重要な一角であ
る保健医療の領域への力点が軽くなっている傾向にある問題があ
る︑
澆点けづ置位の習実のてしと接大の場現祉福療医と育教学が
軽くなり︑大学教員・研究者が学生の教育を通して保健医療福祉
現場と相互交流するという課題の力点が大学教育システムの中で
は希薄化するという問題がある︑
潺大学で保健医療福祉を専攻す
る専任教員の配置の比重が軽くなることにも連動する可能性があ
︵
る︑との点である︒ "︶
一般病院で実習生を受け入れている立場からは︑﹁大学により
実習内容が統一されていないため︑実習の到達点が抽象的になり
やすい﹂﹁学校連盟︑職能団体が実習に対するガイドラインやプ
︵
せと寄が見意のと﹂るあで要必がこるす成作てし同共をムラグロ #︶
られた︒大学による到達点のばらつきについては︑実習期間︑到
達課題︑評価基準等において見られることが具体的に説明されて 保健医療分野における社会福祉実習教育の課題
― 1 5 2 ―
いる︒また︑教員による実習訪問は︑現場にとっても学生にとっ
ても強いサポートとして評価している一方で︑現場で行った実習
を大学側がどうとらえているかについてのフィードバックが得ら
れにくい現状をも指摘されている︒また︑大学教員の立場から
は︑地域の大学教員と都道府県協会の教育部とが共同して︑医療
福祉実習ガイドラインの作成︑初任・中堅者研修の教育システム
などについて定期的に審議している実践報告もなされた︒また︑
めまぐるしい医療制度の変化に対して︑その受けとめに混乱して
いる実習学生に対してどのように指導したらよいのか︑大学と現
場とのリアルタイムでの連携が今後特に必要とされるのではない
︵
︒教たれら語らか員学大も見意のと︑か !︶
現任ソーシャルワーカーと大学教員からの報告後は︑社会福祉
士受験資格のための必修科目としての現場実習がカリキュラムに
ある中︑保健医療分野における実習を単位認定する科目として用
意している大学と︑そうでない科目としている大学が存在してい
る状況において︑単位認定の有無にかかわらず意欲ある学生が希
望してくる場合も多い一方で︑責任の所在の問題等が議論されて
いる︒また︑実習の位置づけの議論では︑社会福祉実習の一分野
としての医療福祉実習とする意見で一致しているように見られる
状況下で︑社会福祉士指定科目としての現場実習と医療福祉実習
が分かれていることに違和感を唱える意見や︑対象の特殊性を根
拠に医療福祉実習は一定の特殊性をもたせるべきであるとの意見
もだされ︑分かれる点となった︒これは︑牧野が指摘するとお り︑これまでの保健医療分野で働くソーシャルワーカーの資格に
関する論点と類似しており︑両者が接点のないまま︑社会福祉実
習のあり方を論議している学校連盟内の様子がうかがい知れる︒
分科会での一致点としては︑学校連盟が主導して︑大学と現場が
共同研究によって実習や研修プログラムを開発する事業を行うこ
とが確認された︒本分科会においても︑﹁医療福祉実習の質や内
︵
告な報のらか者加参のと﹂たっかば及はにでま討検な的体具の容 "︶
にあるように︑大学と現場の共同が何度も求められながらも︑理
念論の域からなかなか議論がすすまない当時の状況がうかがえ
た︒
その後︑一九九五年九月に︑医療福祉教育委員会︵太田義弘委
︵
一見︒たれさ告報がめとまりとの意のてしと会員委︑らか︶長員 #︶
九九四年の牧野報告を受け︑
漓社会福祉士受験資格指定科目に医
療福祉総論を加えると同時に︑指定実習施設に保健医療機関等を
加えることを厚生省等に働きかけること︑
滷社会福祉士養成教育
の再検討について関連職能団体と連絡会をもつこと︑
澆保健医療
の領域における社会福祉専門職の資格について︑地域保健法・精
神保健及び公的介護保険制度︑各地の看護保健系四年制大学の動
向をみながら再検討すること︑
潺今後の医療福祉教育委員会のあ
り方等は次期理事会に委ねる等が報告されている︒上記
漓の点に
ついては︑社会福祉士創設一〇年目にあたる一九九六年の六月︑
学校連盟社会福祉士養成教育検討委員会︵山手茂委員長︶と厚生
省︵当時︶との意見交換の場で︑指定科目に医療福祉論を追加す
― 1 5 3 ―
保健医療分野における社会福祉実習教育の課題
ること︑指定実習施設に保健医療施設︑社会福祉協議会︑在宅介
護支援センター︑通所︵利用︶施設︑精神障害者社会復帰施設を
︵
︒校るいてれさ望要らか側盟連学が点二上以︑とこるす加追 !︶
その後︑社会福祉教育セミナーにおいては︑医療福祉に関する
分科会は途絶え︑二〇〇五年︑実に一〇年ぶりに第8分科会に開
催校の独自企画として復活した︒途絶えた理由として︑シンポジ
ストの一人であった児島美都子は︑ジェネラリストソーシャルワ
ークの潮流が日本に入ってきた時期と重なると推測していた︒内
容は﹁保健・医療ソーシャルワーカー養成のためのカリキュラム
の検討︱保健・医療ソーシャルワーカー養成のためのカリキュラ
ムのあり方を探る︱﹂という題に基づき︑歴史的な議論の整理
と︑大学院教育と連動する大学教育の今後のあり方について議論
された︒
6 大 学 に お け る
保 健 医 療 分 野 の 実 習 教 育 の 課 題
社会福祉セミナーでの議論を中心に︑保健医療福祉分野での現
場実習教育において︑これまで課題とされてきた点に絞りふりか
えってきた︒これを踏まえ︑社会福祉士養成における実習施設に
おける病院等保健医療機関が追加されるにあたり︑大学教育現場
において検討しなければならない課題をあげたいと思う︒
第一に︑実習期間についてである︒これまでその枠外に位置し
ていたこの分野の実習は︑実習期間において大学によってばらつ きがあったことが分科会内でも何度も指摘されている︒近年では
関東近辺では保健医療機関での実習は二週間程度とするところが
多いようであるが︑関西ではいくつかの大学が通年という長いス
パンでの実習を設けているところも見られる︒前述したとおり︑
指定科目では二四日一八〇時間という制限が設けられている︒こ
れは単に実習期間︵時間︶を短縮化すればよいとの問題ではとど
まらず︑大学側が﹁通年﹂という期間に託している教育的意図が
あり︑今後その意図を反映させるためにどのように体制を変更し
ていくかあるいは存続していくかの議論と検討が必要かと思われ
た︒
第二に︑前述の実習期間と関連して︑実習達成目標についてで
ある︒実習達成目標の再確認およびそれに関する大学・現場での
合意の必要性がでてくると思われる︒医学の影響をうけて徒弟的
な指導体制が強いとの指摘が分科会でもあったことに加え︑﹁通
年﹂という実習期間の長さが︑現任者訓練レベルの到達課題を学
生に要求する現場指導者も少なくないと思われる︒最近では日本
社会事業協会や日本社会福祉士会が実習指導者研修を行う動きも
活発化してきているものの︑実習指導者により指導内容にいまだ
にばらつきがあるのも現状である︒大学実習教育と現任者教育の
区別︑あるいは社会福祉士指定科目としての理解の浸透等︑大学
と現場ですり合わせる場が今こそ必要になるかと思われる︒
第三に︑実習現場の確保という点である︒これは社会福祉士資
格一〇年目に︑社会福祉士専門教育の課題として米本秀仁があげ 保健医療分野における社会福祉実習教育の課題
― 1 5 4 ―
︵
ー機ワルャシーソるす務勤に等関療医のつ一︒るあでのもるいて !︶
カーは社会福祉施設に比して圧倒的に少なく︑一人職場とよばれ
ているところも少なくない︒分科会でのやりとりで何度も出てき
たように︑学生の側としても︑社会福祉士資格取得のための実習
と資格外実習の二重の負担となることで︑保健医療分野での実習
科目を履修する者は少なく︑それゆえに実習先が確保できていた
実情もあったかと思われる︒ただでさえ数が少ない実習先に︑資
格実習に組み込まれたことで履修者が増えるとなると︑﹁現場実
習﹂の実習配属先は現場における指導者の養成問題や指導者とし
ての適性︑あるいは大学における実習指導教員の適性の問題とも
関連して︑大学等養成校間において取り合いになることが避けら
れないと予測される︒こうなると︑これまで現場に受け入れられ
てきた﹁通年﹂での実習等資格外の実習は︑現場にとっては受け
入れる余裕がなくなる可能性も出てくる︒
第四に︑医療福祉教育に関するカリキュラムと社会福祉士養成
科目との関連の問題である︒医療福祉論を社会福祉士の指定科目
へ追加するという運動は︑一九九〇年代の活発な議論以降息をひ
そめているといった感がある︒横山豊治は︑他の指定実習施設は
指定科目の裏づけがある現状をふまえ︑保健医療機関を実習指定
施設に追加すると同時に指定科目へ医療福祉論を追加して始めて
︵
意味をなすと述べている︒第 "︶
3 5
千中田︑はでの中告報会科分回枝子がかつて東海大学で担当していた実習教育の現状を報告する中
で︑担当する医療福祉論ではジェネラリスト教育を視野に入れて いるとの発言があった︒社会福祉教育セミナーの経過の中では︑
資格論争に翻弄されて︑第
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ムラュキリカくやうよてしに目回の具体的な中身に関する議論がなされたように思われる︒改めて︑
大学教員は︑保健医療分野におけるソーシャルワーク実践は社会
福祉士を基礎資格とするとの共通認識に立ち︑指定科目への追加
を望むのか︑あるいは医療福祉関連科目の目的等についても議論
する必要があるかと思われる︒
第五として︑保健医療分野の実習が資格外科目であったこれま
での経過から︑大学において社会福祉専門職を養成することの意
義について学び直す必要があるということである︒これについて
は︑米本がCompetence志向とDiscipline志向の統合という視点
から︑大学における社会福祉専門教育は単に専門家養成にとどま
︵
と︒育教成養﹁︑は枝美谷深たまるいてじ論を義意的極積いなら #︶
いう名前をたとえ冠されていたとしても︑﹃教育﹄は教育であ
︵
主場の育教︑てしと﹂いなはで﹄工造製間人のめたの会社﹃︑り $︶
体者としての学生の視点からの社会福祉教育および実習教育の再
考の必要性を論じている︒分科会でのやりとりにおいても︑資格
科目としての実習と資格外科目としての保健医療分野の実習を履
修する二重の負担論が多く発言されている一方で︑意欲ある学生
が履修してくる報告もあった︒﹁単位外実習の方が自分のテーマ
を持ち実習の目的がはっきりしているので︑受け入れ側もやりや
︵
こソ︑も言発のーカーワルャシー任現たっいと﹂る入も熱︑くす %︶
の視点において注目に値するものであると思われる︒第五の課題
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保健医療分野における社会福祉実習教育の課題