第3学年 社会科学習指導案
場 所 3年4組教室
児 童 男14名 女12名 計26名 指導者 富 山 一 真
1 単元名
わたしたちの市のようす
2 児童について
児童は,これまでの学習で自分たちが住んでいる緑が丘地区の様子について東西南北のコースごと
にまち探検を行った。それぞれのコースごとの地形や土地利用,交通,建物の様子などについて調べ る活動を通して,緑が丘地区の特色やそれぞれの場所の様子の違いについて捉えることができた。し かし,事実と事実を関連付けて考えたり,友達の考えと自分の考えをつなげながら深く学んだりする までにはまだ至っていない。
また,児童は学区外に出かけた経験は多いが,その場所の地形と土地利用,交通の広がりと建物の 分布のつながりなどのように,相互に関連付けられた知識をほとんどもっていない。そのため,自分 が住む地域から離れた場所の特色や意味について理解しているとは言えない。
そこで,盛岡市の様々な地域の様子について,社会的事象の見方・考え方を働かせながら事実を捉
え,それらをもとに比較したり関連付けたりしてそれぞれの場所の特色を考えていくことで,自分た ちの住む市に対する理解を深めていく必要があると考える。
3 単元の指導構想
(1)単元について
本単元は,新学習指導要領第3学年の内容(1)ア(ア) 「身近な地域や自分たちの市の様子を大ま
かに理解すること。 」に関わる単元である。自分たちの市の様子を大まかに理解し,その範囲や広が りを捉えることは, 今後の3年生の学習である 「地域社会の生産や販売」 , 「安全を守るための諸活動」 ,
「市の様子の移り変わり」などにもつながってくる単元である。
緑が丘地区の学習から範囲を広げた盛岡市では,各地区の様子が社会的条件や地理的条件によって 違いがあることが明確になってくる。また,前単元の学区探検で学習したことと盛岡市の様子や場所 ごとの比較などを通して,自分たちの住む盛岡市は,場所ごとの違いがあるが,それぞれの特色を生 かしながら人々の生活が営まれていることに気付き,自分たちが住む地域について見つめ直したり,
愛着をもったりすることができる単元であるといえる。
(2)指導にあたって
児童の深い学びの姿を次のように捉え,その実現に向けて,以下のような手立てをとる。
視点1 深い学びを実現する単元構成の工夫
〇 単元の計画を立てる際に,地形や土地利用,交通の広がりや施設の分布など,学習の視点を明確 することで,それをもとにして予想したり,比較・関連付けたりしながら地域の特色や意味につい て考えることができるようにする。
<深い学びの姿>
・ 場所ごとの特色について,地形 や土地利用,交通の広がり,これ までに学習した地域と比較した り関連付けたりしながら,盛岡市 には様々な特色ある地域があり,
場所によって違いがあることを 捉えている姿
<育てたい資質・能力>
・ 盛岡市の特色ある地域や土地利用などの様子,盛岡市は場所によって様子 が違うことを理解することができる。 【知・技】
・ 地図や写真などの資料で盛岡市の位置や地形,土地利用,交通の広がりな どを観察したり調べたりして,白地図などにまとめることができる。 【知・技】
・ 盛岡市の地域における場所ごとの様子を比較したり関連付けたりしなが ら,場所ごとの違いを考え,表現することができる。 【思・判・表】
・ 盛岡市の地域の特色を捉えていく中で,場所ごとの違いや生活とのつなが
りを進んで考えたり,自分たちの住む地域のよさを感じたりしている。 【学】
〇 盛岡市のそれぞれの場所の特色について,自分たちが住む学区との違いや場所同士を比較したり 関連付けたりするなど,単位時間ごとに働かせる見方・考え方を明らかにしていくことで,獲得し た知識が積み重なり, 「わたしたちの住む盛岡市には様々な特色ある地域があり,場所によって違い がある」という理解へと深められるようにする。
視点2 問題解決的な学習展開の工夫
(1)主体的な学びを促す手立て
・ 単位時間ごとの学習問題に対して,既習や生活経験とつなげた根拠のある予想を出し合い,それ らを分類・整理することで,地形や土地利用,交通や施設の分布など,調べる内容や視点を明確に し,問題解決に向けて見通しをもって学ぶことができるようにする。 (主❶)
・ 盛岡市のそれぞれの場所の特色について,既習の場所や自分たちが住む学区と比較し,共通点や 違いをもとにした振り返りを行うことで,単元や単位時間ごとの知識の積み重なりや,自分の考え の変容や理解の深まりを実感できるようにする。 (主❷)
(2)対話的な学びを促す手立て
・ 児童が調べた事実をもとにし, 理由やつながりを考えられるような発問や資料提示を行うことで,
自分の考えと友達の考えを比べたりつなげたりしながら,それぞれの場所の特色について理解を深 めることができるようにする。 (対❶)
・ 児童が捉えた事実や考えなどのつながりを整理した構造的な板書をすることで,子ども同士の考 えをもとに,盛岡市の特色について多角的に考えることができるようにする。 (対❷)
4 単元の指導計画
(1)目標
盛岡市の様子について,岩手県内における市の位置,地形や土地利用,交通の広がりなどに着目し
て,観察・調査したり地図などの資料を活用したりして調べて白地図などにまとめ,自分たちが住ん でいる市の様子を捉え,場所による違いと地形などの地理的条件や公共施設や交通機関などの社会的 条件を比較・関連付けて考え,盛岡市全体の様子を大まかに理解することができる。
(2)評価規準
知識・技能 思考・判断・表現 主体的に学習に取り組む態度
① 盛岡市の位置や地形,土地利用,
交通の広がり,市役所などの主な公 共施設の場所と働き,古くから残る 建造物などの分布を基に,盛岡市の 様子について理解している。
② 地図や写真などの資料で盛岡市 の位置や地形,土地利用,交通の広 がりなどを観察・調査して,必要な 情報を読み取ったり,白地図などに まとめたりする技能を身に付けて いる。
① 盛岡市はどのような様子なのかを追究 する学習問題を設定したり, それについ て予想したりし,学習計画を考えている。
② 盛岡市の地形や土地利用,交通の広がり 市役所などの公共施設の場所と働きに着 目して市の様子を捉え,それをもとに場所 による違いを考えている。
③ 盛岡市の場所ごとの様子を比較したり 社会的条件や地形条件を関連付けたりし て,市の様子の特徴を説明している。
① 盛岡市の様子に関心をもち,
学習問題の設定や解決に向け て意欲的に調査活動をしたり,
資料から情報を読み取ったり している。
② 盛岡市についての地域の特 徴や場所ごとの違いなどにつ いて考え,捉えることを通し て,自分たちの住む地域に愛着 をもち,そのよさを感じてい る。
(3)指導計画(12時間)
・知識・技能: 【知】 ・思考・判断・表現: 【思】 ・主体的に学習に取り組む態度【態】
段階