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海外鉱業事情 平成8年9月25日

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金属資源情報

平成 24 年 10 月 17 日 Vol.19 No.39

ニュース・フラッシュ

独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 金属企画調査部

ニュース・フラッシュは、インターネットでも御覧になれます。記事検索も行えます。

http://mric.jogmec.go.jp/

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[中南米]

 チ リ : CODELCO、 新 管 理 ・ 財 務 部 門 副 総 裁 に Iván Arriagada 氏  チリ:CODELCO、Ministro Hales プロジェクトへの 見積もり投資額引き上げ  チリ:新鉱業次官、リチウム特別操業契約の再入札 の可能性に言及  ブラジル・南米:南米でのウラン開発のポテンシャル  ブラジル:Maracas バナジウムプロジェクト、建設開始  ペルー:2012 年 7 月鉱産物輸出額  ペルー:Bongara 亜鉛プロジェクト探査で好結果  ペルー:Zincore Metals 社の資源開発活動は順調  アルゼンチン:Río Colorado カリウムプロジェクト、 抗議団体による占拠終結へ  アルゼンチン:2012 年の探鉱ボーリング掘進長、過 去最高の見込み

 メキシコ:加 AuRico Gold 社、Ocampo 金・銀鉱山等 を 750 百万 US$で Minera Frisco 社に売却

 メキシコ:Grupo Mexico が SCC 社株主に総額 20 億 US$を支払い

 メキシコ:加 Endeavour Silver 社、El Cubo 金・銀 鉱山で違法スト発生・解決  メキシコ:Fresnillo 社、2012 年 Q3 の生産実績

[北米]

 加:BC 州石炭鉱山、中国人労働者により労働力不足 を解消  加:鉄鋼労働組合、BC 州内の中国企業による石炭鉱 山計画の不承認を州政府に要求  加:Lumina 社、2,375 万 C$の資金調達等を公表  加:Canada Lithium 社、ケベックリチウムプロジェク トの更新版 FS の結果発表  加:Goldcorp、労働安全衛生法違反で罰金

[欧州・CIS]

 英国:LME メタルセミナー、Abbott 会長が LME 倉庫 問題及び香港取引所による買収に関してコメント  ポルトガル:国際銅研究会、銅の需給予測を発表  ポルトガル:国際鉛・亜鉛研究会、鉛・亜鉛の需給 予測を発表  ポルトガル:国際ニッケル研究会、ニッケルの需給 予測を発表

[アフリカ]

 ザンビア:中国有色金属有限公司、ザンビア銅鉱山に 対する投資を拡大

[オセアニア]

 豪:中潤資源、豪州 Noble Mineral Resources 社 の 42%権益を買収

 豪:連邦政府、SA 州 Woomera 立入制限区域を解除

 豪:WA 州政府、Toro 社の Wiluna ウランプロジェク トの開発を承認  豪:Ranger ウラン鉱山の生産状況

[アジア]

 インドネシア:Indoferro 社、自社製錬所からニッケル 銑鉄の出荷開始  インドネシア:9 月の錫輸出量実績は 75%増となる 一方、新たな規制により 10 月は半減の見込  インドネシア:Ibris Nickel 社、インドネシアでの ニッケル銑鉄製錬所の建設計画  ベトナム:Bac Can 省で鉛・亜鉛の電解製錬所の建 設進む  中国:紫金多宝山銅・モリブデン鉱山、生産開始  中国:包鋼希土が資本参加する贛州晨光が、舜元不 動産との間で資産再編を実施  中国:中国アルミ、永暉コークス買収に失敗  中国:貴州省で年産 40 t 金属ガリウムプラント稼働  中国:吉林省で年産 2.5 万 t のマグネシウム設備試 験生産成功  中国:湖南レアアース集団の設立許可へ  中国:江西省政府、銅・タングステン・レアアース等 の資源製品の備蓄を実施  中国:中国発展改革委員会、ニッケル案件を含む 15 件 の海外投資プロジェクトを一括して承認  中国:鉛、銅などの再生金属生産プラントの試運転続く ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

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チリ:CODELCO、新管理・財務部門副総裁に Iván Arriagada 氏

2012 年 10 月 8 日、CODELCO は Diego Hernández 前総裁辞任後から Thomas Keller 現総裁が兼務して いた管理・財務部門副総裁に Iván Arriagada 氏を指名したと発表した。同氏の就任は 2012 年 11 月 9 日から。現在、Arriagada 氏は BHP Billiton ベースメタルディビジョン操業部門副社長兼最高財務責任 者を務めている。

(2012.10. 8 サンティアゴ 縫部保徳)

チリ:CODELCO、Ministro Hales プロジェクトへの見積もり投資額引き上げ

メディア報道によると、CODELCO は同社の Ministro Hales プロジェクト(チリ第Ⅱ州)への投資見積も り額を 23 億 US$から 35 億 US$へ引き上げた。2012 年 6 月、CODELCO は剥土中に 7.5 万 t の酸化銅鉱体 を発見したと発表しており、これにより当初 2013 年 Q4 と計画されていた生産開始が約 1 年前倒しされ ることとなった。生産開始は酸化鉱処理に関する環境影響宣言書 (DIA)の認可を待っているところで、 CODELCO はこれに 7,000 万 US$の投資を予定している。酸化銅資源の探鉱も兼ね、2015 年まで 2.5 万 t/ 年の電気銅生産を並行して行う計画であり、その期間の同プロジェクトからの銅生産量は 20 万 t に達 すると見込まれている。 (2012.10.11 サンティアゴ 縫部保徳) チリ:新鉱業次官、リチウム特別操業契約の再入札の可能性に言及 メディア報道によると、Francisco Orrego 鉱業次官はリチウム特別操業契約再入札の可能性に言及し た。同次官はこれまでの入札プロセスを取り消すために必要な手続きを行うために時間をかけるとも述 べた。Orrego 鉱業次官は、SQM が入札参加資格を満たしていなかったために失効とされたリチウム特別 操業契約入札の不手際の責任を取って辞任した Pablo Wagner 前鉱業次官の後任として 2012 年 10 月 10 日に就任した。 2012 年 10 月 12 日、サンティアゴ第 7 刑事裁判所はリチウム特別操業契約入札の際に宣誓供述書を偽 証したとして Errázuriz グループが SQM を相手取り起こした訴訟を受理した。Errázuriz グループは同 入札で 3 番目の価格で応札した NX Uno de Peine を構成する。裁判所は事実確認の調査を検察局に命じ た。 (2012.10.12 サンティアゴ 縫部保徳) ブラジル・南米:南米でのウラン開発のポテンシャル メディア報道によると、今後、ブラジルを始めとする南米諸国でウラン資源の開発が進み、投資の観 点から関心が高まる可能性がある。これまでウラン資源の賦存が確認されているのは、ブラジル、アル ゼンチン、コロンビア、ギアナ、パラグアイ、ペルーである。南米地域では急速な経済発展とともに、 電力需要も高まり、原子力発電に対する期待も高まる可能性がある。現在、南米で原子力発電所が稼働 しているのは、ブラジル、アルゼンチン、メキシコであるが、南米最大のウラン資源の生産鉱山は、Lagoa Real 鉱山(ブラジル Bahia 州)である。同鉱山は、ブラジル原子力産業公社(Industrias Nuclueares Do Brasil)が操業するもので、2000 年から生産を行い、現在、ブラジルで稼働中の 2 基の原子力発電所に 供給している。露天採掘とヒープリーチングにより、2009 年の生産量は 345 t(U)であった。また、こ れに次ぐ規模で、開発に近いプロジェクトには、加 U3O8 社の Berlin プロジェクト(コロンビア・ボゴ タの北西 150 km)があり、現在試すい調査を行っている。現在までの資源量は 12.9 百万 t(U0.13%)で あり、リン酸、バナジウム、レアアース、ニッケル等の副産物も含まれている。また、同社は、 Laguna

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プロジェクト(アルゼンチン)、Yellowcake プロジェクト(アルゼンチン)も調査中である。アルゼンチン は、現在ウラン資源をカナダか ら輸入しているが、原子力エネルギー公社(Commission Nacional de Energia Atomica AR)が、Cerro Solo ウランプロジェクトの調査を行っている。現在の資源量は、15.4 百万 t(U0.47%)で、2010 年時点では 2012 年の生産開始とされている。

(2012.10.15 サンティアゴ 神谷夏実)

ブラジル:Maracas バナジウムプロジェクト、建設開始

メディア報道によると、Largo Resources(加 Toronto 上場)は、Maracas バナジウム・プロジェクト (Bahia 州、Salvador 南西 250 km)の建設を開始した。同社によると土木工事は 2013 年 4 月までに完成 し、7 月に操業を開始、2014 年にはフル生産に入る。同プロジェクトは、世界有数のバナジウムプロジ ェクトで、2008 年に Definitive FS が終了、環境許可等も 2009 年に取得済みである。埋蔵量は 13.1 百 万 t(V2O5 1.3%)、資源量は 23 百万 t(V2O5 1.27%)である。鉱床は Jacare River 超塩基性岩中に賦存し、 アフリカの Great Dyke と類似の地質条件にあるとされる。マインライフは 23 年で、生産開始後 8 年間 は Glencore が引き取り権を有している。 (2012.10.15 サンティアゴ 神谷夏実) ペルー:2012 年 7 月鉱産物輸出額 国税庁によると、2012 年 7 月の鉱産物輸出額は、前年同月比で 22.5%減少し 17 億 4,600 万 US$であった。 内訳は、銅 4.2%減(7 億 900 万 US$)、金 26.8%減(6 億 3,900 万 US$)、亜鉛 52.3%減(8,100 万 US$)、 鉛 28.2%減(2 億 300 万 US$)等と軒並み下落した。 (単位:百万 US$) 鉱種 7 月 1~7 月 2011 年 2012 年 増減 2011 年 2012 年 増減 銅 740 709 -4.2% 6,272 5,836 -6.9% 金 873 639 -26.8% 5,353 5,488 2.5% 亜鉛 169 81 -52.3% 983 746 -24.1% 銀 21 13 -38.4% 124 124 -0.3% 鉛 283 203 -28.2% 1,366 1,428 4.5% 鉄鉱石 108 68 -37.4% 605 557 -7.9% 錫 0 0 48.2% 318 5 -98.4% その他 59 34 -43.2% 348 286 -17.8% 鉱産物合計 2,254.0 1,746.0 -22.5% 15,370.0 14,469.0 -5.9% 輸出額総計 4,216.0 3,392.0 -19.5% 25,895.0 25,496.0 -1.5% (2012.10.15 リマ 岨中真洋) ペルー:Bongara 亜鉛プロジェクト探査で好結果

2012 年 10 月 5 日付け地元紙によると、Solitario Resources 社(本社:米国)は、Bongara 亜鉛プロジ ェクト(Amazonas 県)で行われた最新のボーリング探査において、望ましい結果が得られたことを明らか にした。この探査では合計で 53 本のボーリングが行われ、そのうち 46 本で品位 2%以上の亜鉛や、同 プロジェクトでこれまでに実施されたボーリング孔よりも優勢な銀の鉱化作用が確認された。 。

なお Solitario Resources 社は、ブラジルの Votorantim 社と共同でこれらの探鉱活動を行っている。 Votorantim 社は、より広範囲で鉱化作用を詳細に確認するため、2013 年に 700 mの坑道を掘削する計 画となっている。

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ペルー:Zincore Metals 社の資源開発活動は順調

2012 年 10 月 9 日付け地元紙によると、Zincore Metals 社は、Accha 亜鉛プロジェクト(Cusco 県)の プレ FS や、Dolores 銅プロジェクト(Apurimac 県)の探鉱活動が計画通り順調に進行していることを明 らかにした。 同社の Benavides 社長は、2013 年第 1 四半期には Accha 亜鉛プロジェクトのプレ FS が完了予定であ るとした。さらに、当初の経済性評価で示された同プロジェクトの資本コストや操業コストをより低く 抑えるため、最適な製錬プロセスを検討中である旨明らかにした。 (2012.10.15 リマ 岨中真洋) アルゼンチン:Río Colorado カリウムプロジェクト、抗議団体による占拠終結へ メ デ ィ ア 報 道 に よ る と 、 抗 議 団 体 に よ り 占 拠 が 続 い て い た Río Colorado カリウム プロジェ クト (Mendoza 州)では抗議者の多くが現場を離れ、平常の状態に戻りつつある。雇用を求めていた人々は現 場を去ったが、組合幹部の交代を求めるグループは依然として居残っている。Vale は、残りの問題は組 合の指導体制に関するものとコメントしている。当初の抗議活動は地元住民への雇用提供の約束遵守を 求めて始まっており、Vale は 2012 年末までに 150 人の地元住民を段階的に雇用することに合意、状況 は改善したものの、占拠状態が続いていた。

Río Colorado カリウムプロジェクトは鉱山、鉄道、発電所、港の建設を含む投資額 62.8 億 US$のプロ ジェクトで 2014 年 1 月のフル操業を予定している。 (2012.10. 9 サンティアゴ 縫部保徳) アルゼンチン:2012 年の探鉱ボーリング掘進長、過去最高の見込み メディア報道によると、2012 年の探鉱ボーリング掘進長は 125 万mに達し過去最高となる見込みであ ると連邦鉱業庁が発表した。2011 年は 107.5 万mであった。アルゼンチン中央銀行の統計によれば外国 直接投資における鉱業関連投資のシェアは拡大しており、2012 年 Q2 の実績では年率 33%の伸び率を記 録、外国直接投資の半分を占めているという。 (2012.10.12 サンティアゴ 縫部保徳)

メキシコ:加 AuRico Gold 社、Ocampo 金・銀鉱山等を 750 百万 US$で Minera Frisco 社に売却

AuRico Gold Inc.(本社:トロント)は、メキシコ・チワワ州に保有する Ocampo 金・銀鉱山、Venus 多 金属プロジェクト(探鉱段階)、Los Jarros 金・銀プロジェクト(探鉱段階)及びナヤリット州に保有する Orion 金プロジェクト(開発段階)の 50%権益を Minera Frisco 社に 750 百万 US$で売却することで合意 した旨 2012 年 10 月 9 日付け同社 HP に公表した。

AuRico 社は、2012 年 7 月に加 Endeavour Silver 社に El Cubo 金・銀鉱山を売却しており、メキシコ に保有する鉱山は、ソノラ州の El Chanate 金鉱山だけとなる。

Minera Frisco 社は、世界的な大富豪 Carlos Slim 氏の持つ Grupo Carso の鉱山企業であり、2011 年 1 月にメキシコ株式市場に上場している。同社が保有する鉱山は、El Coronel 金・銀鉱山、Acientos 多 金属鉱山、San Francisco 多金属鉱山、María 銅鉱山、San Felipe 金・銀鉱山、Tayahua 多金属鉱山に次 いで 7 つとなる。

Ocampo 金・銀鉱山の 2011 年の生産量は、金 3.09 t 及び銀 129.8 t であった。 (2012.10.15 メキシコ 高木博康)

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メキシコ:Grupo Mexico が SCC 社株主に総額 20 億 US$を支払い

2012 年 10 月 9 日付け業界紙等によると、Grupo Mexico(本社:メキシコシティ)は、同社子会社の SCC(Southern Copper Corporation)社(本社:アリゾナ州・フェニックス)の株主に総額 20 億 US$の現金 の支払いを実施することとなった。

Grupo Mexico は、2005 年 3 月に同社子会社の MM(Minera Mexico)社と SCC 社の株式の相互交換を実施 した。その後、SCC 社の株主が SCC 社の評価額が不当であるとして訴えをおこし、2011 年 10 月、デラ ウエア高等裁判所は Grupo Mexico が SCC 社株主に総額 20 億 US$を支払う判決を下した。Grupo Mexico は、この判決を不満として最高裁に上告したが、最高裁は高等裁判所の判決を 支持する判決を下した。 Grupo Mexico の 2011 年の純益は約 24 億 US$であった。

(2012.10.15 メキシコ 高木博康)

メキシコ:加 Endeavour Silver 社、El Cubo 金・銀鉱山で違法スト発生・解決

Endeavour Silver Corp.(本社:バンクーバー)は、メキシコ・グアナファト州に保有する El Cubo 金・ 銀鉱山がストライキにより採掘を停止した旨 2012 年 10 月 9 日付け同社 HP に公表した。10 月 5 日に不 公平な契約更新の条件に不満を持った約 200 人の労働組合に非加入の労働者が鉱山の入口を封鎖し、採 掘ができなくなった。 同社は、10 月 9 日に社長及び労働社会保障省の仲介で違法ストが解決した旨 2012 年 10 月 10 日付け 同社 HP に公表した。粗鉱のストックがあったため、2012 年の生産量には影響が無いとしている。 同社は、同鉱山を 2012 年 7 月に加 AuRico Gold 社から購入している。 同鉱山の 2011 年の生産量は、金 0.21 t、銀 17.6 t であった。 (2012.10.15 メキシコ 高木博康) メキシコ:Fresnillo 社、2012 年 Q3 の生産実績 Peñoles の貴金属部門子会社(同社権益 77.1%)である Fresnillo plc.(本社:ロンドン)は、2012 年 Q3 の生産実績を 2012 年 10 月 15 日付け同社 HP に下表のとおり発表した。同社の操業鉱山は Fresnillo 銀鉱山(サカテカス州)、Cienega 金鉱山(ドゥランゴ州)、Herradura 金鉱山(ソノラ州)、Soledad-Dipolos 金鉱山(ソノラ州)及び Saucito 多金属鉱山(サカテカス州)に 2012 年 3 月に商業生産を開始した Noche Buena 金鉱山(ソノラ州)の 6 鉱山である。 なお、同社は銀の生産量は世界一、また金の生産量はメキシコにおいて第二位である。 2012 年 Q3 2011 年 Q3 前年同期比 (%) 2012 年 Q2 前期比 (%) 銀(t) 321.3 313.1 +3 319.6 +1 金(t) 3.95 3.73 +6 3.95 -0 鉛(t) 6,096 5,340 +14 6,580 -7 亜鉛(t) 6,391 5,751 +11 6,640 -4 (2012.10.15 メキシコ 高木博康) 加:BC 州石炭鉱山、中国人労働者により労働力不足を解消 2012 年 10 月 10 日付地元紙等によると、急激な成長を続けている BC 州北東部の石炭産業のためにカ ナダ連邦政府に一時的に承認された中国人労働者グループの最初の 200 人が今後数週間のうちに到着す ると報じている。

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石炭業界関係者によると BC 州北東部には今後数年間で 4 つのプロジェクトが提案されており、カナ ダの坑内採掘技術者が不足しているため、中国人労働者の総数はフルタイムで 1,600 人~2,000 人雇用 すると推定されている。4 つのプロジェクトで雇用されるカナダ人フルタイム労働者は 480 人~800 人 と推定されている。

中国出身の Naishun Lin 氏が設立した Canadian Dehua International Mines Group Inc.(本社:バン クーバー)の最高経営責任者 John Cavanagh 氏は「カナダ人は坑内採掘鉱山から石炭を安全に採掘する ために必要な機器操作技術の経験を持ち合わせていない。中国人と彼らの持っている技術無しにこれら 特定の鉱山開発は出来ない。」と述べている。 BC 州 Clark 首相は 2011 年 11 月 9 日に北京を訪問した際に、4 つの石炭プロジェクトのうち 2 つに対 する 14 億 C$の中国による資金提供を公表しているが、外国人労働者の必要性については言及していな かった。 鉄鋼労働組合(United Steelworkers)西部地区担当者は、Cavanagh 氏の主張に対し、コストを抑える ため中国人を低賃金で雇おうとしている可能性があること、中国の石炭鉱山での死亡事故が非常に多く、 安全面で非常に不安があること等から不快感を示している。 本件に関連して 2012 年 10 月 15 日付地元紙等では、中国人労働者を心配する声等が上がっている。 カナダで外国人労働者を雇用する際には、カナダ居住者を対象とした公募が義務付けられているが、公 募に出された賃金は年収約 66,000 C$(時給 25 C$~32 C$)となっており、通常、カナダ人マイニングエ ンジニアは 73,000 C$~120,000 C$の賃金を得ていることから、基準を大幅に下回る賃金ではカナダ国 内で労働者を探すことは不可能であった。 以前から他の工業界では問題となっているが、外国人労働者がカナダの雇用基準を知らされずに標準 以下の賃金で雇われる可能性があること、また、十分な安全手順を英語で理解できず、指導されない可 能性があることから中国人労働者を心配している。 (2012.10.15 バンクーバー 大北博紀) 加:鉄鋼労働組合、BC 州内の中国企業による石炭鉱山計画の不承認を州政府に要求 鉄鋼労働組合(United Steelworkers)カナダ第 3 地区は、2012 年 10 月 9 日、BC 州労働大臣に対して BC 州内で中国により操業される石炭鉱山の計画を中止するよう要求する声明を発表した。

同組合では、Pat Bell 労働大臣と Christy Clark 州首相に対し、2011 年 12 月 20 日、2012 年 3 月 26 日、同 7 月 16 日と 3 度にわたって上申書を送り、BC 州北東部で中国企業による操業される新たな 2 つ の石炭鉱山の計画に対して許可を与えないよう求めていた。

米国鉱山救援協会(U.S. Mine Rescue Association)は、中国の鉱山災害を追跡するウェブサイトを構 築しており、それによると中国では 2012 年 8 月だけで 85 名の死者、32 名の行方不明者が出ており、9 月 1 日までの 2012 年では 1,359 名の死者、94 名の行方不明者がでているとのことである。

(2012.10.15 バンクーバー 片山弘行)

加:Lumina 社、2,375 万 C$の資金調達等を公表

Lumina Copper Corp.(本社:バンクーバー)は 2012 年 10 月 9 日、2,375 万 C$の資金調達等を公表した。 同社は 2013 年末までに必要とする資金(PEA を完了するための費用 260 万 US$、ローン残高支払い 1,300 万 US$を含む)のため、私募債による総額 2,375 万 C$(1 株当たり 9.5 C$、250 万株)の株式発行を決定し た。発行には TSX-V の承認が必要となる。

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レポートの完成を 2012 年 11 月末、PEA の完了を 2013 年第 1 四半期と予想していることも公表された。 Taca Taca プロジェクトに係る NI43-101 レポートの最新情報は 2012 年 5 月 7 日時点で、概測資源量が 銅(カットオフ品位:0.4%銅換算):107 億 lb(4,853 千 t)、予測資源量が銅:98 億 lb(4,445 千 t)等と なっている。

(2012.10.15 バンクーバー 大北博紀)

加:Canada Lithium 社、ケベックリチウムプロジェクトの更新版 FS の結果発表

Canada Lithium Corp.(以下、Canada Lithium 社)は、2012 年 10 月 11 日、同社がケベック州で開発 中のケベックリチウムプロジェクト及び炭酸リチウム処理施設に関する FS の更新版を発表した。 ケベックリチウムプロジェクトは 2013 年第 1 四半期に商業生産開始を予定しており、マインライフ 14 年で、年産 2 万 t のバッテリーグレードの炭酸リチウムに加え、将来的には年産 2 千 t のバッテリー グレードの水酸化リチウム、年産 3 万 t の硫酸ナトリウムの生産を予定している。更新版の FS では、 2014 年第 3 四半期から生産が予定される水酸化リチウムと硫酸ナトリウムを副産物とした経済性も評価 している。 更新版の FS では、税引前 NPV(割引率 8%、炭酸リチウム価格 5,875 C$/t)は、前回の 1 億 9,000 万 C$から大幅に増加して、3 億 1,800 万 C$となった。また IRR は、前回の 22%から 32%へと上昇した。 初期投資額は前回と変わらず 2 億 700 万 C$(ただし、水酸化リチウム及び硫酸ナトリウムプラントに係 る初期投資額として別途 2,000 万 C$)、炭酸リチウム 1 t あたりの平均生産コストは 3,194 C$(水酸化 リチウム、硫酸ナトリウムの生産コスト含む )であり、水酸化リチウムと硫酸ナトリウムのクレジット を考慮した場合の生産コストは 2,328 C$となっている。 (2012.10.15 バンクーバー 片山弘行) 加:Goldcorp、労働安全衛生法違反で罰金

オンタリオ州労働省は、2012 年 10 月 11 日、同州 Timmins 市近郊の Hoyle Pond 金鉱山を操業してい る Goldcorp Canada Ltd.(以下、Goldcorp)に対して、労働安全衛生法違反で 35 万 C$の罰金を科すこと を発表した。 事故は、2011 年 3 月 10 日に同鉱山の坑内で起砕した鉱石を運搬する坑内用ローダーを操作していた 作業員が、ローダーの作業範囲内で電気ケーブルの敷設作業を行っていた 1 名の作業員に気づかずにロ ーダーを作動させ、死亡させたものである。 Goldcorp は、可動性機械類が使用されるときに作業員を事故から保護するために標識やフラッシュラ イト等を設置するという安全手続きを定めていたが、事故現場ではこれらの安全手続きが適用されてい なかったとし、35 万 C$の罰金を科されるとともに州不法行為法(Offences Act)で定められている 25% の犠牲者課徴金が科される。 (2012.10.15 バンクーバー 片山弘行)

英国:LME メタルセミナー、Abbott 会長が LME 倉庫問題及び香港取引所による買収に関してコメント 2012 年 10 月 15 日、ロンドンで毎年恒例の LME メタルセミナーが開催され、各国から金属関連の団体、 企業、コンサルタント等が多数参加した。同セミナーの冒頭で LME の Martin Abbott 会長がスピーチを 行った。スピーチの概要は以下の通りである。

<Abbott 会長のスピーチ>

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ない。2012 年も LME の業績は好調であり、1 ケタの成長が期待できる。LME が金属市場における他 の競争相手よりも早いペースで成長しているこという事実は、LME が正しい方法で事業を進めてい ることを意味している。  LME 倉庫に関する問題は毎日話題にあがっているため、この問題に言及しないわけにはいかない。 LME 倉庫の受け渡し最小限度に関する新規則が 2012 年 4 月に適用されてから 6 か月が過ぎ、現在、 我々は新規則の評価を行っている。LME 倉庫に関するシステムをじっくり考察・評価することに専 念しているため、評価プロセスが終わるまではコメントを控える。  香港取引所による LME の買収は規制機関の承認を待つのみである。2012 年末までには LME が合法的 に香港取引所に所有されることになると予想される。香港取引所に LME が買収されることによって、 LME がアジアに特化した金属取引所になってしまうという印象を与えることは避けたい。 LME は引 き続き、グローバルな金属取引所であり続け、香港取引所がオーナーとなることで、より強力な取 引所になる。 (2011.10. 3 ロンドン 北野由佳) ポルトガル:国際銅研究会、銅の需給予測を発表 2012 年 10 月 8~9 日、ポルトガルのリスボンにて国際銅研究会(ICSG)の秋季会合が開催され、各国代 表、産業団体、企業、コンサルタント等約 100 名が参加し、銅に関するプレゼンテーション及び議論が 行われた。同研究会の統計委員会は 2012 年及び 2013 年の需給予測を以下の通り発表した。 <2012 年の銅需給> 2012 年の銅地金生産量は対前年比 1.5%増の 1,995 万 t、銅地金需要は同比 2.6%増の 2,037 万 6,000 t、需給バランスは 42 万 6,000 t の供給不足とし、春季統計委員会時の予測(23 万 7,000 t の供給不足) から拡大修正した。3 年連続の供給不足予想に変わりはなかった。また、鉱山生産は対前年比 2.9%増 の 1,647 万 9,000 t と予測し、春季統計委員会時の予測(5.1%増の 1,684 万 8,000 t)から下方修正した。 <2013 年の銅需給> 2013 年の銅地金生産量は対前年比 6.0%増の 2,114 万 t、銅地金需要は同比 1.5%増の 2,068 万 2,000 t、需給バランスは 45 万 8,000 t の供給過剰とし、2012 年の供給不足分をほぼ相殺すると予測した。4 年ぶりに供給不足から供給過剰に転ずるとの予想に変更はなかった。なお、鉱山生産は対前年比 6.4% 増の 1,753 万 3,000 t と予想した。 この理由としては、需要面では、中国の工業需要は 2013 年 5%成長が見込まれるが、前年の見かけ需 要(在庫の積上げ・取崩しも含めた需要)が 8%と大きいため、2013 年の見かけ需要は減少すると予想さ れること、中国を除く世界需要は 3.4%成長が予想されることなどが挙げられた。供給面では、鉱石品 位の低下、悪天候、不安定な労使関係など懸念材料があり、2013 年に操業開始予定であったいくつかのプ ロジェクトが 2014 年以降に延期されているものの、既存鉱山の生産回復、新規鉱山の生産開始、アフリカ や中国での製錬所の生産回復や能力増強、新規操業により鉱山生産・地金生産は伸びると予想した。 <中国の見かけ需要の扱い> 今回の統計委員会では、世界の銅需要の4割を占める中国が見かけ需要を用いていること、その見か け需要も公表されている生産量、輸入量、輸出量、在庫変動量を足しあげたに過ぎず公表されていない 在庫は考慮されていないことが、合わせて公表された。 (2012.10.16 ロンドン 森田健太郎)

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ポルトガル:国際鉛・亜鉛研究会、鉛・亜鉛の需給予測を発表 2012 年 10 月 11~12 日、ポルトガルのリスボンにて国際鉛・亜鉛研究会(ILZSG)の秋季会合が開催され、 各国代表、産業団体、企業、コンサルタント等約 140 名が参加し、鉛・亜鉛に関するプレゼンテーション及 び議論が行われた。同研究会の統計委員会は 2012 年及び 2013 年の需給予測を以下の通り発表した: <鉛> 2012 年及び 2013 年の鉛地金消費量は、それぞれ対前年比 3.4%増の 1,080 万 t、同 3.3%増の 1,115 万 t と予想した。中国に関しては、2011 年に環境への懸念から鉛蓄電池の生産工場が多数閉鎖されたが、 2012 年には鉛蓄電池の生産及び輸出が大幅に回復し、2012 年及び 2013 年の鉛地金消費量は、それぞれ 対前年比 4.8%増の 486 万 t、同 4.7%増の 508 万 t となる見込みである。 鉱山生産量に関しては、中国での生産能力拡大が主因となり 2012 年及び 2013 年はそれぞれ対前年比 10.9%増の 521 万 t、同 2.8%増の 536 万 t と予想した。製錬での地金生産量は、ペルー及びイタリア で旧製錬所の再開が予定されているほか、米国における二次製錬所の操業開始や中国での製錬能力強化 によって、2012 年は対前年比 2.9%増の 1,090 万 t、2013 年は同 3.8%増の 1,132 万 t となる見通しで ある。 需給バランスは 2012 年(10.8 万 t)、2013 年(17.4 万 t)ともに引き続き供給過剰となると予測した。 <亜鉛> 2012 年の亜鉛地金消費量は対前年比 0.3%減の 1,271 万 t の微減となるが、2013 年には同 3.8%増の 1,319 万 t となり再び増加に転じると予想した。中国の消費量は、2012 年には対前年比 0.5%増と限定 的な増加となるが、2013 年には同 5.6%増と再び大幅な成長を記録する見通しである。 2012 年の鉱山生産量は、中国の生産量が対前年 13.7%増となることが主因となり、同比 5%増の 1,360 万 t と予想した。2013 年は、中国での増産が継続することに加えて、豪州、ブルキナファソ、カザフス タン、ポルトガル、メキシコ、米国でも増産が予想されていることから 、対前年比 2.7%増の 1,396 万 t となる見込みである。亜鉛地金生産量は、中国で対前年比 5.2%減となることから、全体では同 2%減の 1,286 万 t と予測される。一方、2013 年には中国の生産量が対前年比 9.1%増に回復し、イタリア、日本、 韓国、ペルーでも製錬能力増強が予定されることから、同 4.8%増の 1,348 万 t となると予想した。 需給バランスは、2012 年が 15.3 万 t の供給過剰となる見通しで、2013 年には過剰幅が増加し、29.3 万 t の供給過剰となると予測した。 (2012.10.15 ロンドン 北野由佳) ポルトガル:国際ニッケル研究会、ニッケルの需給予測を発表 2012 年 10 月 8~9 日、リスボンで国際ニッケル研究会(INSG)の秋季会合が開催され、日本からは政府 代表として経済産業省非鉄金属課、企業代表としては住友金属鉱山他が参加し、その他各国の政府代表、 産業団体等合計約 60 名が参加した。同研究会の統計委員会は 2012 年及び 2013 年の需給予測を以下の とおり発表した。 2012 年のニッケル鉱石生産は、複数の新規大型プロジェクトが生産開始を迎えたことで順調に生産は 拡大し、対前年比 10.0%増の 2,011.1 千 t が予想されている。2013 年は、中国等新興国での景気減速 により需要の軟化が見込まれ、また、2012 年より開始されたインドネシアでの鉱石禁輸措置の影響が出 始めると予想されることから、同 5.2%増の 2,114.7 千 t と生産拡大のペースがやや鈍化すると予想さ れている。 2012 年の地金生産量は対前年比 5.7%増の 1,687.3 千 t となる見込みである。また 2013 年は、マダ ガスカルでの Ambatovy プロジェクト等の新規プロジェクトが生産拡大段階に入ることから同 5.5%増の

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1,779.5 千 t となる見込みである。 需要サイドに目を転じると、中国でのステンレス生産が 2012 年 Q1 まで堅調であったことから 2012 年は対前年比 3.6%増の 1,644.5 千 t となる見込みである。2013 年は中国での需要拡大のスピードが減 速するものの、米国の需要回復に支えられ同 3.8%増の 1,707.4 千 t が予想されている。各年のバラン スで見ると供給超過の傾向は年々強まっており、2011 年は 9.5 千 t、2012 年は 42.8 千 t、2013 年は 72.1 千 t の供給超過が見込まれている。 (2012.10.15 ロンドン 小嶋吉広) ザンビア:中国有色金属有限公司、ザンビア銅鉱山に対する投資を拡大 安泰科によれば、中国有色金属有限公司は、ザンビア銅鉱山に対する投資規模を 40%拡大する予定。 同社のザンビアへの投資は既に 10 億 US$以上に達し、2012 年からザンビア銅プロジェクトに更に 4 億 US$を投入する計画である。 中国有色金属有限公司は、ザンビアで Chambishi 銅鉱山及び Luanshya 銅鉱山、チャンビシー銅製錬 所、Sino Metals 銅工場等の銅プロジェクトをすでに保有している。 (2012.10. 8 北京 篠田邦彦)

豪:中潤資源、豪州 Noble Mineral Resources 社の 42%権益を買収

安泰科によれば、中国中潤資源は、8,500 万 A$を投資し、豪州の金鉱山企業である Noble Mineral Resources 社の株式 42%を買収することを決定した。中国国内市場は、金に対する需要が急速に伸びて いるため、同社は、金鉱山企業に対して投資することを決めたもの。

(2012. 9.28 北京 篠田邦彦)

豪:連邦政府、SA 州 Woomera 立入制限区域を解除

2012 年 10 月 5 日、連邦政府の Stephen Smith 国防大臣及び Martin Ferguson 資源エネルギー大臣は、 60 年間に亘り鉱山開発が制限されてきた SA 州 Woomera 禁止区域(Woomera Prohibited Area、以下「WPA」) への立入制限を解除した、との共同メディア・リリースを行った。この WPA への立入制限の解除は、元 連邦政府高官で国家安全保障評議会の委員を務める Allan Hawke 博士を中心とする当該区域に関するレ ビューの結果に基づくものとされている。 この結果、WPA の主な利用者は国防省のままであるものの、鉱山会社も WPA へのアクセスができるよ うになる。SA 州政府及び鉱山業界は、今回の連邦政府の WPA への立入制限解除の決定を歓迎している。 (2012.10.16 シドニー 栗原政臣)

豪:WA 州政府、Toro 社の Wiluna ウランプロジェクトの開発を承認

2012 年 10 月 10 日、WA 州の Bill Marmion 環境大臣は、Toro Energy 社(以下 Toro 社、本社:SA 州 Adelaide) より提出されていた WA 州 Wiluna ウランプロジェクトに関する最終的な環境承認を条件付きで認可する、 と発表した。Marmion 環境大臣は、Toro 社は地下水に依存する植生に必要な水量に関する調査、及び開 発によって部分的に影響を受けるカルクリート中の生態系のうち特に地下水の動物相について詳細に モニタリングを実施する必要がある、と述べている。 プロジェクトは、2012 年末までに出ると思われる連邦政府の承認をさらに得る必要があり、連邦政府 の結果を待って Toro 社の取締役会は 2013 年半ばまでに鉱山開発の最終判断を行いたいとしている。 Toro 社は Wiluna プロジェクトについて、当初 10 年間にわたり年間 130 万 t の鉱石を処理し年間約 820 t のウラン酸化物精鉱の生産を見込んでいる。 (2012.10.16 シドニー 栗原政臣)

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豪:Ranger ウラン鉱山の生産状況

2012 年 10 月 12 日付け地元紙は、NT 準州において Ranger ウラン鉱山を操業する ERA 社(Energy Resources of Australia Ltd.)が同鉱山の操業を延長するため地元の土地所有者等との検討を開始したことを伝えてい る。現在 Ranger ウラン鉱山は 2016 年までの操業を予定しておりこれを延長するものである。 また、ERA 社は 2012 年 10 月 11 日に同鉱山の 2012 年 Q3(7~9 月期)の酸化ウラン生産量が 1,239 t で あったことを発表した。当該生産量は同年 Q2(4~6 月期)の生産量 632 t の約 2 倍であり、前年同期(2011 年 Q3)の生産量の 23%増となった。生産量の増加について ERA 社は、予想より早くオープンピット底部 にある高品位のウラン鉱石に到達したためであると説明している。これにより同社は 2012 年のウラン 酸化物の生産予測量を前回の 3,200 t~3,700 t から 3,400 t~3,700 t に修正している。 (2012.10.16 シドニー 伊藤浩) インドネシア:Indoferro 社、自社製錬所からニッケル銑鉄の出荷開始 2012 年 10 月 8 日付けの地元報道によれば、インドネシア企業の PT Indoferro は、西ジャワ州チレゴ ンにある自社製錬所からニッケル銑鉄の出荷を開始した。同製錬所は 2012 年 8 月から稼働し、今回は テスト出荷として台湾の鉄鋼メーカーWalsin Lihwa 社に 300 t が輸出された。この他、マレーシアやタ イ企業に加え、韓国の POSCO なども興味を示している模様。2009 年の新鉱業法施行後ではインドネシア 最初の製錬所の操業・出荷となるが、既に、現在のニッケル銑鉄年産 25 万 t 規模を拡張する 2 億 US$の 投資計画も検討している。 (2012.10.15 ジャカルタ 高橋健一) インドネシア:9 月の錫輸出量実績は 75%増となる一方、新たな規制により 10 月は半減の見込 2012 年 10 月 11 日付け報道によれば、インドネシアの 9 月の錫輸出量は前月比 75%増の 9,874 t と なった。インドネシア商業省が発表したもので、これは、錫価格低迷に伴い、バンカ島錫生産業者が 8 月中に生産を停止した反動によることが主な要因。一方、 Indonesian Tin Association(インドネシア 錫協会)によれば、9 月の増加は一時的なもので、鉱石在庫の減少と 10 月から新たな規制が開始される ことにより、10 月の輸出量は再び減少に転ずるとし、その輸出量は半減するものと見込んでいる。新た な規制とは、これまで PT Timah 等の大手事業者は、採掘実施契約等に基づいた中小事業者からの鉱石 を買入れ、選鉱・製錬を実施し、地金生産していたが、10 月 1 日からこれが禁止される。この規制は、 新鉱業法の詳細規定の一つとなる鉱業サービス事業に関するエネルギー鉱物資源大臣令 (2009 年 9 月 30 日第 28 号)の規定によるもので、鉱業ライセンス(IUP)所有者は採掘、選鉱、製錬を自身で実施しなけ ればならず、同大臣令施行時点で採掘実施契約等の既存契約がある場合には、施行から 3 年以内には完 全実施が義務付けられている。この新たな規制開始と同時に、違法採掘者に対する警察の取り締まりも 強化される予定であり、10 月以降はこれらが影響するものとしている。 (2012.10.15 ジャカルタ 高橋健一) インドネシア:Ibris Nickel 社、インドネシアでのニッケル銑鉄製錬所の建設計画

2012 年 10 月 12 日付けの地元報道によれば、シンガポールに拠点を置く多角企業 Ibris Nickel Pte Ltd は、インドネシア東カリマンタン Bulungan で、ニッケル銑鉄年産 4 万 t 規模の製錬所建設を計画して いる。現在までに FS 及び製錬所設計が完了しており、現在、約 18 億 US$の借入金に関する金融機関と の協議、及び Bulungan での土地取得手続きに入っている。同計画には 320 MW 規模の発電プラント建設 も含まれ、同プラントは設計段階となっている。同社は、南東スラウェシ Molore に資源埋蔵量 1 億 t

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のニッケル鉱山を所有しており、2010 年から生産を開始、現状月産 30 万 t 規模の鉱石を生産しており、 新たな製錬所には同鉱山から鉱石が供給される。発電プラント用石炭も自社が Bulungan に所有する鉱 区から供給する計画となる。なお、政府による 2012 年 5 月からの鉱石輸出規制に関しては、同社は既 にニッケル鉱石輸出許可を取得し、加えて 75 万 t の 3 か月間の輸出割当量も許可され、中国に 50 万 t、 豪州に 25 万 t が輸出されている。 (2012.10.15 ジャカルタ 高橋健一) ベトナム:Bac Can 省で鉛・亜鉛の電解製錬所の建設進む

2012 年 10 月 7 日現地報道によれば、ベトナム北部 Bac Can 省 Cho Don 地区において、Ngoc Linh 有 限責任会社により、鉛・亜鉛の電解製錬所の建設が 80%進捗している。順調に建設が進めば 2013 年央 には、年間 3 万 t の鉛及び亜鉛の純度 99.99%の金属棒及び 5 万 t の硫酸の生産が開始される見込み。 これまでの評価によれば、Bac Can 省はベトナム国内で最も鉛・亜鉛資源に恵まれており、100 近い鉱 山や採掘地において総量 290 万 t の予測資源量がある。Bac Can 省の人民委員会は投資許可証を既に発 給しており、2006 年に策定された鉛・亜鉛のマスタープランに沿った同製錬所の提案は、商工省や天然 資源環境省にも受け入れられている。資金面はベトナム投資開発銀行(BIDV)が支援している。同製錬所 が稼働すれば、周辺の少数民族を中心に 2 千人以上の雇用が確保され、最新の技術により環境への悪影 響を与えない操業が期待されている。 (2012.10.15 ハノイ 五十嵐吉昭) 中国:紫金多宝山銅・モリブデン鉱山、生産開始 安泰科によれば、紫金鉱業集団及び黒竜鉱業集団の共同投資により設立した黒竜江多宝山銅業株式有 限公司の傘下の多宝山銅・モリブデン鉱山が最近、生産開始となった。同鉱床は、現在国内で確定して いる大規模な銅鉱山である。 多宝山銅・モリブデン鉱山の第 1 期工事に対する投資額は 26.6 億元で、鉱石処理量は 2.5 万 t/日、 年間で銅 3 万 t(金属量)、モリブデン 630 t(金属量)を生産し、年間生産額は 20 億元に達する。現在、 同鉱山は第 2 期の技術改善のための工事を進めている。以上 2 期工事が完了すれば、同社の鉱石処理量 は 5 万 t/日に達し、年間生産銅は 6 万 t、年間生産額は 30 億元となる見込みである。 (2012. 9.29 北京 篠田邦彦) 中国:包鋼希土が資本参加する贛州晨光が、舜元不動産との間で資産再編を実施 安泰科によれば、包鋼希土は、「資本参加の対象企業である贛州晨光レアアース新材料株式有限公司 及び舜元不動産発展株式有限公司の重要資産の再編に関する提案」を審査し、採択した。 今回の取引が完了した後、舜元不動産の主要業務は、従来の不動産開発の経営業務からレアアース酸 化物分離、レアアース金属製錬(希土類合金)、実用及びレアアース資源の回収総合利用業務に変わる。 包鋼希土は、2010 年贛州晨光レアアース新材料株式有限公司の増資の際に 6,934 万元を出資することに よって、9.25%の権益を保有することになった。贛州晨光レアアース新材料株式有限公司と舜元不動産 発展株式有限公司を再編した後、包鋼希土は代わりに舜元不動産発展株式有限公司の 6.67%の権益を保 有することになる。 (2012. 9.29 北京 篠田邦彦)

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中国:中国アルミ、永暉コークス買収に失敗 安泰科によれば、中国アルミは永暉コークスの 29.9%権益の買収に関する取引を停止することを発表 した。買収期限内に中国国内または国外の関連政府部局による承認を取得していないことが原因。 中国アルミは、当初 23.9 億 US$を投入して、永暉コークスの株式 29.9%を取得し、最大の株主にな る見込みだった。 (2012.10. 8 北京 篠田邦彦) 中国:貴州省で年産 40 t 金属ガリウムプラント稼働 現地報道によると、2012 年 9 月 26 日、中国アルミ業貴州分公司で年産 40 t 金属のガリウムプラント が稼働し、式典が盛大に行われた。 このプラントは、中国アルミ業貴州分公司と西安藍暁科技材料有限公司が共同で推進したもので、西 安藍暁科技材料有限公司の開発したアルミナ製造過程での金属ガリウム回収技術を採用している。この 方法により中国アルミ業貴州分公司の資源利用率も向上している 。2012 年 4 月に着工し、計画では 6 か 月の建設期間のところ、1 か月余を残して試験生産に至り、国家標準を満たす金属ガリウムの試験生産 に成功していた。 (2012.10. 9 金属企画調査部 渡邉美和) 中国:吉林省で年産 2.5 万 t のマグネシウム設備試験生産成功 現地報道によると、最近、総投資額 10.3 億元(163 百万 US$)の吉林省最大のマグネシウム生産設備が 通化祥元マグネシウム業で試験生産に至った。これは、同省通化市東昌区でマグネシウムの開発採掘か ら生産販売研究まで手掛ける大型企業の通化祥元マグネシウム業が第 12 次五カ年計画の重要プロジェ クトとして 2010 年 7 月に着工していたもの。 通化市東昌区挟皮村の豊富なドロマイト資源を利用し、一期工事として 4.9 億元(78 百万 US$)が投資 され、この度、年産 2.5 万 t のマグネシウム設備の試験生産に成功したもの。純度 99%のマグネシウム が低コストで生産可能とのことである。なお、同公司は引き続き第二期工事として 5.4 億元(86 百万 US$) を投資して別の 2.5 万 t/年の生産ラインを建設する計画である。 (2012.10. 9 金属企画調査部 渡邉美和) 中国:湖南レアアース集団の設立許可へ 報道によれば、湖南省経済・情報化委員会による「湖南省レアアース産業集団有限公司の設立計画」 に関する審査が湖南省政府により承認を受けた。同設立計画案に基づき、国有企業が 51%の権益、民間 企業が 49%の権益を保有することになる。そのうち、民間企業である科力遠新エネルギー株式有限公司 が 30%の権益を保有する。 湖南レアアース集団は、初期登録資本金が 3 億元の国有持株有限公司である。合計 8 社の株主があり、 そのうち湖南金鑫黄金集団有限公司が 30%、科力遠新エネルギー株式有限公司が 30%、益陽鴻源レア アース有限責任公司が 14%、湖南経済技術投資保証有限公司が 14%、湖南聯来暉投資管理有限公司が 5%、 湖南発展集団鉱業開発有限公司が 5%、湖南先進水素吸蔵機能材料工程研究センターが 1%、湖南レア アース金属材料研究院が 1%の権益を保有することになる。 湖南レアアース集団はレアアース採掘・製錬分離・精密高度加工・応用研究開発事業を一体化した大 手レアアース産業集団となる見込みである。 (2012.10. 9 北京 篠田邦彦)

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中国:江西省政府、銅・タングステン・レアアース等の資源製品の備蓄を実施 安泰科によれば、江西省政府は、省全体の工業・対外貿易を通じた生産・成長を促進する協調メカニ ズムを構築し、省内の国有企業が生産した銅、タングステン、レアアース等の戦略的資源製品の備蓄を 実施する。これは、雲南省に引き続き、国内 2 番目に非鉄金属、レアアース等製品に対して備蓄を実施 する省区となった。 アナリストの話によると、地方政府は、続々と備蓄政策や中小非鉄企業に対する資金支援策を公表し、 実施することによって、市場に一定の影響を与える見込み。 (2012.10.10 北京 篠田邦彦) 中国:中国発展改革委員会、ニッケル案件を含む 15 件の海外投資プロジェクトを一括して承認 安泰科によれば、中国国家発展改革委員会は、15 件の海外投資プロジェクトを一括して承認した。エ ネルギー、金融、通信、インフラ建設などの分野にわたり、そのうちエネルギー関連のプロジェクトが 多い。関係者の分析によると、今回海外投資プロジェクトを一括して承認することにより、今後、海外 のエネルギー確保を一層スピードアップするとともに、海外市場を活用して国内市場の光ファイバーの 生産能力の過剰問題を解決する。 国家発展改革委員会のウェブサイトによると、今回承認した 15 件の海外投資プロジェクトには、エ ネルギー関連 7 件、そのうち太陽光ファイバー3 件、ニッケル 1 件、石油企業買収 1 件、送電線・電力 関係 2 件のプロジェクトが含まれる。そのほかに、ファンド、ゴム、インフラ建設、貨物船、タイヤ、 通信がそれぞれ 1 件、産業権益買収で 2 件のプロジェクトがある。 (2012.10.10 北京 篠田邦彦) 中国:鉛、銅などの再生金属生産プラントの試運転続く 現地報道によると、2012 年 10 月 10 日、2012 年中国新エネルギー電動車産業サミットが 浙江省湖州 市の長興県で開幕し、それに先立ち、9 日には代表団が天能循環経済工業団地を参観した。天能集団の 張天任董事長は、総投資額 3.6 億元で同循環経済工業団地が整備されていることを紹介、現在、年間処 理能力 15 万 t の再生鉛生産設備が既に試運転に至っていることを明らかにした。 また、2012 年 10 月 9 日、江西銅業集団の処理量 30 万 t/年の再生資源有限公司の第一期プラントが 試運転に入り、江西省の鷹潭(貴渓)銅産業循環経済基地で式典が行われた。 このプラントは江西銅業集団が 2.03 億元を投資して建設していたもので、全部が完成すると、30 万 t/年 の機械電機スクラップを処理する。今回試運転となった第一期プラントはこのうち、年間処理量 10 万 t の設 備で、2012 年 6 月に着工していたもの。この第一期プラントでは再生銅 3 万 t が生産される見通し。 (2012.10.12 金属企画調査部 渡邉美和) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありませ ん。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポ ートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負い かねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である 旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

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