あやしいと思ったらまず相談を!
特 集
消 費 者 月 間
私たちのくらしには、パソコンや携帯電話、スマートフォ
ン、タブレット型携帯端末などはかかせない道具です。こうし
た便利な道具が広まるにつれて、問題になっているのが消費者
トラブルです。
平成24年度、市の消費生活センターに寄せられた相談の中
でいちばん多いのが、パソコンや携帯電話などを使った不当請
求や架空請求です。
今回は、実際に相談があった事例をご紹介します。
[問]消費生活センター ☎390・0086
運輸・通信サービス
(パソコンや携帯電話による不当請求・架空請求)
レンタル・リース・賃借(賃貸アパート退去時の敷金トラブル) 工事・建築・加工(材料の売買、加工の請負契約などのトラブル)
教養娯楽品
(新聞の購読契約の解約)金融・保険サービス
(多重債務および金融商品の勧誘)2
位
3
位
4
位5位
1
位
平成24年度の相談内容
平成24年度に消費生活センターに寄せられた消費生活相談のうち、 分類別件数の上位5種類とそのおもな相談内容です。
昭和43年5月30日に消費者保護基本法(現行の消費者基本法) が制定されたことを記念し、毎年、5月を「消費者月間」としてテ ーマを定め、全国的にさまざまなイベントやキャンペーンが行われ ます。平成25年度のテーマは「学ぶことからはじめよう∼自立し た消費者に向けて」です。
スマートフォンに複数の見知らぬ相手からメールが多数届くように なった。メールを開かず無視していたが、仕事で使用しているため支 障が生じたので開いてみたら、利用した覚えのないサイトの利用料の 請求だった。過去に無料の別のサイトを利用したことがあるので、そ の時に間違って利用してしまったのかもしれない。
?
3
いつ利用したときのものか問いただし、事実を明らか
にするため、請求先に電話をする
2
利用した覚えはないので支払わずそのままにする
1
自分が間違って利用したかもしれないので支払う
あなたならどうする?
「請求先に問い合わせたところ高額な請求と支払 い期日までに支払いが確認できない場合には裁判を 起こすと言われた」という相談が寄せられています。 身に覚えがない場合には、相手と連絡を取らないことが大切です。 また、対策として着信拒否や最新のセキュリティ対策を行うことが必 要です。慌てず、落ち着いて対応しましょう。心配な時は、消費生活 センターに相談してください。
この場合 適切なのは
相談件数第1位
(20∼30歳代の方に多い事例)運輸・通信サービス
事例
1
※文面の事例は警察庁ホームページより引用
動揺せずに落ち着いた対応を
特集は2ページに続く
人口=162,503人(+348) 男=80,733人(+120) 女=81,770人(+228) 世帯数=73,058世帯(+300) 平成25年4月末現在( )は前月比 市の人口と世帯発行/浦安市
所在/ 〒279-8501 千葉県浦安市 猫実 一丁目1番1号 編集/市長公室広聴広報課 ☎047・351・1111(代表)
http://www.city.urayasu.chiba.jp 特集 消費者月間 1・2面
主 な 内 容
みどりのカーテンを育てよう ほか 3面
うらやすまるごと親子広場 8面
市役所へのお問い合わせは
☎ 351・1111
各担当課へ
2
広報うらやす
No.978
2013年(平成25年)5月15日号特 集
消 費 者 月 間
ったときはこちらへ
困
消費生活センター 相談専用電話
☎390・0030
月∼金曜日、第2・4土曜日
午前10時∼午後4時
時
現在の多様化・複雑化している社会では、消 費者トラブルもさまざまなものがあります。消 費者トラブルのうち、最近、浦安警察署に多く 相談が寄せられるのは次のものです。
● 突然、自宅に注文した覚えのない商品が送ら れてきて、代金を支払ってしまい、トラブル になる
● ある会社のパンフレットが送られてきて、社 債の購入を勧誘される
● 証券会社を名乗る人から電話で「あなたは選 ばれた人で、株を買う権利がある」などと勧 誘されトラブルになる
警察として、違法なものは取り締まりを行っ
ていますが、社会情勢の変化とともに手口も新 しいものが次々と出ています。まずは消費者で ある皆さんが、被害にあわないように自ら進ん で知識を習得し、情報を収集することが大切で す。
また、市内でも還付金詐欺な どの振り込め詐欺が多く発生 しています。消費者トラブルに 関わらず、少しでも「変だな」と 感じることがあれば、警察にも ご相談ください。
浦安警察署
☎350・0110
安警察署の平野生活安全課長に浦
安の消費者トラブルの傾向と私た
ち一人ひとりができる対策を伺いました。
浦
インタビュー
?
1
お金がもらえるなら話し相手になる
2
かわいそうなので、お金は受け取らず話し相手になる
3
知らない人からのメールは無視する
あなたならどうする?
ある日、見知らぬ人から、「身寄りが誰もいないので、話し 相手になってくれた方に財産の一部である1000万円を遺産と してあげる」というメールが届いた。
事例
3
運輸・通信サービス
相談件数第1位
(60歳以上の方に多い事例)このようなメールを受け取り、「信じてやり取りしているうちに、気付いたら そのために必要な有料サイトのポイント代として100万円も支払っていた」とい う内容の相談も寄せられました。
メール相手が「サクラ(おとり)」であることも考えられますが、証明することが難しく、お金 を取り戻すことは困難です。うまい話には注意し、インターネット上の見知らぬ相手を簡単に信用 しないことが大切です。
消費生活情報紙の郵送サービス
対象 市内在住の方
消費生活に役立つさまざまな情報を盛り 込んだ消費生活情報紙や消費生活に関する 講座などの情報をご希望の方に1年に2回 程度、お送りします。
直接または電話、ハガキ、ファク ス、Eメール(氏名・住所・電話番 号)で、〒279-0002北栄1-1-16消費生活 センター☎390・0086、 390・6521、
urasen@city.urayasu.lg.jpへ 申込
1
その封筒がほしいならただであげようと思う
2
A社の封筒の中身を確認し、自分に必要のないものなら売る
3
A社にも心当たりがないので、封筒は破棄し、電話も無視する
あなたならどうする?
見知らぬ会社から突然、電話で「A社の封筒が届いていないか。と ても有望な会社のものなので、その封筒を買いたい」と問い合わせが あり、その数日後にA社の封筒が届いた。その後、同じ会社から再度 「封筒が届いていないか。届いたら連絡してほしい」と電話があっ た。
相談件数第2位
(20∼30歳代の方に多い事例)金融・保険サービス
事例
2
?
「封筒の商品はあなたにしか購入する権利がないので代わりに購入してほし い」と言われA社に購入の申し込みをしたところ、その会社と連絡が取れなく なったという事例もあります。思わぬ損害を被る恐れがあるので、怪しい電話や、もうけ話には関わらないことが得策です。
この場合 適切なのは
あるファンド会社から「あなたは以前A社の件で500万円損をして いるが、A社に隠し財産が見つかった。手数料1割で被害金を取り戻 せる」と電話があり、依頼した。その後被害金の回復に関する状況を 伝える電話があったが、その話の中で「とても有望なB社の転換社債 を買ってくれれば、当社が倍で買い取る」と持ちかけられた。
1
A社での被害金を取り戻してから、B社の転換社債を買う
2
突然のことで信用できないので、消費生活センターに相談する
3
せっかくのチャンスなのでB社の転換社債を買う
?
あなたならどうする?
相談件数第2位
(60歳以上の方に多い事例)金融・保険サービス
事例
4
「B社の転換社債を購入しようとお金を振り込んだが、その後そのファンド 会社と連絡が取れなくなった」という内容の相談が寄せられました。
相談者が過去に被害にあったことを知っていたことから被害者名簿が出回っ ている可能性があります。このほかにも、被害者救済をうたう弁護士などと称し連絡があったケー スもあります。突然、このような話を持ちかけられてもすぐに信用してはいけません。
この場合 適切なのは この場合 適切なのは
時 5月26日㈰午前10時30分∼正午
所 文化会館
対象 市内在住・在勤・在学の方、
先着80人
講師 大迫惠美子氏(弁護士)
直接または電話、ハガキ、ファク ス、Eメール(氏名・住所・電話番 号)で、〒279-0002北栄1-1-16消費生活 センター☎390・0086、 390・6521、
urasen@city.urayasu.lg.jpへ
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