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VLA 4,またはVLA 5を介した刺激を加えた癌特異的CD8陽性T細胞による輸注療法に関する研究

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Academic year: 2018

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学 位 論 文 審 査 の 概 要

博士の専攻分野の名称 博士(医 学) 氏 名 細井 勇人

主査 教授 今村 雅寛

審査担当者 副査 准教授 田中 淳司

副査 教授 清野 研一郎

副査 教授 平野 聡

学 位 論 文 題 名

VLA-4,またはVLA-5を介した刺激を加えた癌特異的CD8陽性T細胞による輸注療法に

関する研究

本論文ではVLA-4、VLA-5を介した刺激が腫瘍特異的T細胞の増殖、生存、エフェクタ

ー機能、輸注による抗腫瘍効果を向上させることが示された。また、この効果をT 細胞輸

注療法の臨床試験に用いて、より効果的な治療法が開発される可能性が示唆された。

審査会での質疑応答では、4人の審査担当者より以下の質問および確認がなされた。副査

清野研一郎教授より、インテグリンが各種細胞に及ぼす作用に関する過去の論文等の知見

および刺激培養後のT細胞の分化について質問があった。また、副査田中淳司准教授より、

高い抗腫瘍効果を示した抗CD3+抗CD28刺激群に関する解釈およびFAK阻害剤によって

誘導された高いアポトーシスについて関与している可能性のあるFAK以外の経路について

質問があった。次に、副査平野 聡教授より、輸注後のT細胞の生体内残存性の評価法につ

いて、担癌7日目のマウスモデルを用いた意義について、さらにCH-296が癌細胞の増殖能

を向上させる可能性に鑑み、万が一CH-296が誤輸注される危険性とその対応策について質

問があった。最後に、主査今村雅寛教授より、今後CH-296初期刺激をヒトの臨床試験に応

用する際にはエフェクター機能の向上によるサイトカインストーム等の重篤な副作用を起

こす可能性とその際に考えられる対応策について、ヒトとマウスとのマルチファンクショ

ン性の程度が違う理由について、VLA-5からの刺激が細胞増殖、抗アポトーシス作用に関

与していない可能性について質問があった。

いずれの質問に対しても申請者は自らの研究内容やその過程で得られた知見、文献的考

察を交えて概ね適切に回答した。

審査員一同はこれらの成果を高く評価し、大学院課程における研鑽や取得単位なども併

参照

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