【論 文】
UDC :624
.
e42.
4 :006 :0el.
8目本建築学 会 構 造 系 論 文 報 告 集 第 393 号
・
昭和 63 年11月限
界状
態
設計
法
に
お
け
る
荷重係
数
に
つい
て
正 会 員坂
本
順
* 1.
ま えがき前稿 (文献
1
))では,
マ クロ 的 時間変動を伴う荷 重 の確率過程モデル につ いて閾値横断 率および最 大 値 分布 の評価手法に関する資料を示し,
併せ て確 率 論 的限界 状 態 設計法へ の応 用につ いて述べ た。国際的に構 造 設 計 法は許 容応 力度設計 法か ら限界 状 態 設計法へ 移 行し てゆく趨 勢に あり
,
ま た,
実用 設計体系 の構成に統 計・
確 率論的 考 え 方 が組み入れられて いる。
統計・
確率 論 的 手 法 は, 荷重と構造 挙動の不規 則性や変 動を定量化して建築物の安 全 性と使 用 性につ いて の信頼 度 設 計の体 系 化に組み 入 れ て ゆ く上で有 用な数 理 的 手法 であるが, 実 用 設 計 法と しての構 成で は, 部分 的に厳 密 な統 計・
確率論を適用 して設 計 手 法が煩雑に な ることを 避 け設 計 体 系 全 体の調 和と実 用性を配 慮する こと が望ま しい。
この よ う な視 点から,
本稿で は統計・
確率 論的考 え方に基づ く限 界状 態設計 法と荷重モ デル の構 成につ い て提 案的 考 察 を述べて いる。 さ ら に, 前稿で述べ た閾値 横 断 率と そ れに基づ く最 大 値 分 布の近 似 評 価法を用いた 荷 重 係 数の実 用 的な設定手 法と算 定例を示し てい る。
荷 重 係 数の設 定 手 法とし て は,Turkstra
則に よ る組 合せ 荷 重の最 大値推 定法を適 用し た終 局 限 界 状 態 設 計 用 荷重 係 数の設 定 手 法 (文献4
)〉お よびこれ に準じ た文 献3) の設定 例,
文献 5 >に提案されて いる設 定 手法 が あ る が,
本 稿で は,
組 合せ荷重の同 時生 起率を組 入れた手 法 を例 示する と と もに荷重係 数の算定 過 程にお ける反 復 計 算を 避け た実用的に簡便な荷 重 係 数の設 定 例につ いて述べ て い るQ1.
荷重・
抵 抗 係 数 設 計 式 あ る1
つ の設 定 さ れ た 限 界 状 態に対す る抵 抗をR
, 荷重 効 果 をS
、,S2
,…,
S. と し て こ れ ら は互い に統 計 的に独立の確率 変数 (以 下で は, 基 本 変 数とい う〉と す る。
さ ら に,
限界状 態 関 数G
(R ,
Si
,
S2
,
…,
Sm
)と指 定さ れ た信 頼 度 Φ(β7)に よっ て設 計 条 件が次 式の よ う に表 され る と す る。m
G
(R ,s
、,s
,.
….s鷹
}=
R一
Σ s、…………
(H ) it−
1Prob
[(}(R ,
5
監,
S2,
…
,
S
隅}≧0 ]≧φ(β,)・
・
…
(1−2
) こ こ に,
P
, 。b[E
]=
事 象E
の生 起 確 率, φ(・
);
標 準 正 規 関数,
1
?。=
=信頼 性指標,
Σ は荷重効果の組 合せを表す。
基本変 数R およびSi
,S
,,…
,Sm
が対 数正規 変 数の と き に はif1},
次式に よ り標 準正規 変数 u。,
u、,
…,
Um に変 換される。。。
− 1n
學
・,
。.− ln8
舜
・_
.
.
.
.
(1−3
> σ R σ Skk=1
,2
ド・
・
,77L こ こ に,
PX=lnX ,
∂x=
al。X ;・,
σ.
は,
平 均 値,
標 準 偏 差を表 す。
(1−3
)式の変換に よっ て,
限 界 状 態 方 程 式は下 式の よ うに記述 さ れ る。
9
(Uo, Ul,…
, Um }=
expl
δ,・
Uo 十PRI
一
Σ]exp {∂sボUk十β,,1
=
=
O……・
……・
…
(1−4
) h=
T(1
−
4 )式に Taylor 級 数 展 開 を適 用して Ue, u、…
, Um につ い て線形 項 までを用い ると,
gL(初o,
%1,
…
,秘η
菖
)=
9(秘歪,
1』乳…,
冠毳}・
蕩
鑑
・
(Uk−
uP−
・…一 ・
一 ・
……・
(1−5
> こ こ に,
(駕才,
耐,…
, 癪 )は, 限 界曲面 g (u。, u、、…
, Um }・
=
O上の展 開点座 標を表す。
u一
空 間に おい て (1−
5)式は超平面を表すが, 原 点か ら超平面ま で の垂線距 離 を βTと す る と,
耐,
罅,
…
磧 は次 式で表さ れ る (文 献 2))。
π壽=
αぺβT…………・
………・
…………
(1−
6)・尸
一
(∂9・/∂uD/ £
(∂9・/∂u,} ・・
…一
(・−
7) k=
1ic
=0,
1,
2,
…
, mu:{
h
=
O,
1,
2,…,
m )に対 応す るR
*,
Sf,
SI
,…
,S
撫よ, (1−
3)式か ら下 式で表さ れ る。
・一
論
・
expl ・・
防耐 吾・
tt・
一
(1−
8 > ’ 名 古 屋 大 学 教 授・
工博 (昭 和 63 年 4 月 18 日原 稿 受 理1・・
−
1耘
・
expl ・…’
・・’
… Shl’
gic
− ・
・
(1−9
>ic=
1,2,
…,
m ま た, (1−
7)式は,一
71
一
・R ・
一
・1・R/
・鉛楢
・臨(
・歪礁
・⇒
’・
一 ・
………・
・
…・
…・
・
一 …
(1−10
) aSit−
a・aSh・
(
sr
/
茎
sr
)
/
・
i
・R・轟
蝋
・歪/
菖
・⇒
2k =1,2,
…,
m…・
…・
………・
…
(1−
11> 上 記のR
拿 ,Sf,
S
穿,…S
嵳を用い て, (1−
2)式は近似 的 に次 式の設 計 条 件 式にお き換え ら れ る。R
*≧S
誉十S
穿十岡・
十S
嵳・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(1
−
12 ) 上式に (1−8
),
(1−
9)式 を代入 す る と, 下 記の荷重・
抵 抗 係 数 方 式の設 計式が導か れ る。論
・
exp隔
・
蝓 )・
R
・惑
纛
・
exp 隔・
a]…s
・………・
…t・
…………
(1−13
)上 式中の分離 係数 aR
,
α sk は,
(1−
8) 式〜
(1−11
>式 の 反復 収 束 計 算に よ り算定され る。上 述の 荷 重 効果
Sh
(h
=1,2,…,
m )が荷 重W
,(ic
=1,2,…,
m )に よっ て生 じる もの と す る と,
す な わ ち,St
== c κ・
11
「』,
h =
1,
2,
・
凾
。
, m・
・
・
・
・
…
一…
(1−14
) の よ うに変 換 係 数 cκ (本稿では確定 変数とする)に よっ て 荷 重W
,が荷重効果Sk
に変換 され るもの とす る と (1−13
)式は下 式の よ うに記述で き る。φ
・
Rn
≧ΣコCh。
γWk・
W
.・
・
・
・
…
−t・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(1
−
15 )・一
万
転
…p
隔 一濃
…・
・
一
(・−16
・ 7’
・ ・一
万
歳
・
軌・
・?T・
帰絵
h・
=
192,…
, m・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
凾
幽
・
一
・
・
…
(1−17
) こ こ に,
φお よ び 塩 は,
抵 抗 係 数 お よび 荷 重係数,Rn
お よ び W. は, 抵 抗お よ び荷重の公称値を表す。 な お,
(1−
16>,
(1−
17> 式 中の分 離 係 数an お よ び αPtt(h=
1,
2,
…
, m )は, (1−9
)式中の 縫,
S
、を 碑,
W ,に,
(1−
10),
m ta (1−
ll )式中のS
:/ΣSf
を c,w
嵳/Σ c‘曜 にお き換え t=
1 i=
l た式によっ て算 定す る。 ま た,
σ、
。
、=
viiia
’
FViS
,
Vx
≦0.
3のと きに は σlnX = Vr………・
…・
……・
………・
(1−
18} で ある。
本稿では, (1
−15
)〜
(1−
17) 式 を 設 計 基 本 式と呼ぶこ とにす る。
・
− 72 一
2,
荷 重モデル 設 計 用荷 重の一
般 的表現と して下式を用いるit?) eW
==L
,・
L2 …L
ρ・
ye− ・
・
一 ……・
・
…・
一 ・
・
(2−
1) こ こ に,y
は積雪 深,
風 速,
地 震 動 加 速 度 , あるい は 人 間・
物品載荷を表し,L
、,
L
,,…
,L
,はy
を荷重W
に変換する パ ラメー
タ で あ る。
ま た,q
は 風荷重のと き q…2
, そ の他の荷重の と き はq=
・
1と する。y
お よ び L,,
L2,
…,
Lp を互い に統 計 的に独 立な確 率 変 数と する と, 荷重W
の平均値,
変動 係 数は近 似 的 に次式に よ り算定さ れ る。
W=:Ll・
L2…
L ρ・
】le…
9鹽
一・
・
・
・
・
・
・
…
7−・
・
・
・
・
…
(2−2
) PVF
Σy
至、+(σ・
y
,) 2………・
一 ………
(2−3
) k=
1 また, 雪, 風, 地震荷重の公称 値を,
積 雪 深,
風 速, 地 震動加 速度の 50年 再 現 期 待 値Y
,。 を用いて設 定さ れ る 荷 重値とする とt「2)Wn
=L10L2…
L
ρ陰Y
星e・
’
・
・
守
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(2
−
4>.
こ こ に, 嫣 は荷 重 W の公称 値を表す。 な お, 積 載荷 重につ いて は, 「建築物荷重指 針」に よ る荷重値を公称 荷重値と して用い ることにする。
積 雪 深, 風 速, 地 震 動 加 速度ある い は人間・
物品載荷 を表す (2−1
>式 中のy
を確率過程Y
(t)におき換え る と,
荷 重の確 率 過 程モ デル は次式で表され る。W
(t
)=LI.L2 ・
マ
◆
L
ρ・
Ya
(t
)・
・
曜
…
7−・
甲
…
甲
▼
・
呷
…
(2−5
)確 率過 程
Y
(t)は前 稿 (文 献 1>)で述べ たマ クロ 時 間 変 動 過 程 とし て モデル化さ れ る。
以下の記述で は,
積 雪深,
風速,
地震動加 速度お よ び人 間・
物 品 載 荷の確 率 過 程 を 】儲 ),y
粛 ),y
粛 )お よ びYL
(t
)と す る。 ま た, 本 稿の考 察で は,Ys
(t
),
YKt
)を矩形パ ル ス過 程,
γ粛 ) に つ いて は あ る強さ以上の地 震 動 加 速 度 を対象としてボ アソ ン生 起の仮 定の下でボアソンインパ ル ス過程,
y
粛 ) につ いて は通常の使用状態にお け る持 続 的な人 間・
物 品 載荷YL
“t )を ボアソ ン方 形 波 過 程, 人 間・
物 品の一
時 的 集 中載 荷YL。
{t
) をボアソン インパ ルス過 程と して両 者の和 (y
、(t
)‘YLs
(t
)+YL
。(tD
の確 率 過 程に モ デル化 し た例につ い て述べ る。 図一
1および表一
1に,
これ ら の確率 過 程モデル と各 確 率 過 程の パル ス あ るいは イン パ ル ス の期 待 生 起 率 λr, 期 待持 続時間μxお よ び強さYx
G
臨 鞠 gLs le)を示す 。 な お,
同表中の λx,
Pxの設 定 値に は, 単 位 時 間に年を用いて 4節で の荷 重 係 数の算 定 用モ デル例と して暫定的な設 定が含ま れて い る (4.
節 参 照 )。
上 述の 単
一
確 率過程y
粛 ) (r.
s,
crVtL )がある レベ ル 翫 を単 位 時 間 当た りに超 過 する回 数の期 待 値 (以 下,
期 待 超 過 率と略記 )岐 ぶ 翻 は,
次 式で表され る (文 献 1))。
レ幸s[t,〔Dr
)=
λx{1− Fri
(重ンt)}・
…
一・
』
昌
・
・
…
一・
…
P鹽
(2−
5) こ こ に,Fr.
(・
〉は確 率変数Ys
の確 率 分 布 関 数である。
期待超 過率の値を φ(
一
β,。)扁1
/50
/年 (β,。=2.
05
)と す る と,
こ の と きの 籔 は,
確 率 過 程YKt
)の 50年 再 現 期待値Yxs
。と な る。 レ ε1(yxso
>=
λxl1
− Frx
(Yxso
)}= φ〔一
β50)・
・
…
(2−
6 ) 確 率 変 数 ぬ が 対数 正規 変数の と き に は,
(2−
6)式は下 式の ように表さ れ る。・・
(
1−
・・(
lnymso− ln
Yx
aln Vx)
}
一 ・・−
k
・・〉・
一
(・−
7) 上 式 か ら50 年再現期待 値V
.、。は, 次式で表さ れ る。Yxs
。1
7x
一
研
・
exp{
φ一
’(
1
弌
・
・(一
鋤
・
・1・結
・
一
(・−8
) λx=
1の と きに は,警
一
纛
・
exp ・歯耐
……・
…
(2−
・・ な お,
(2−8
)式 中の φ一
聖 (・
)は,
標 準正規 関数の逆関 数 を表す。
(
2−8
),
(2−
9) 式は,
確 率 変 数Yx
を対数 正規 変 数と して導か れて い る が,
図一
2は,yx
が地 上積雪 深お よ”
鹽
E劃
図
劉
t λLs μし
s=
1ノλLS 図一
1 荷 重の確 率過 程モデル 表一
1 確率過程モ デル tTL9〔y) tヤ
」
E 〔y) 確 畢 過 程 Ylり 生 起 率 持 読 時 間 強 さ 分布 罔 数 備 考 積 雪 深 路 IU 多雪咆 域A
λ5・
1〆ン.
r(
μ5.
1!3yr.
年最 大値 1丁
諞
^
1ソ1 年剛 胴 呶 風 運 Y胃
m《
λ”・
U 」.
rAμ脚・
ly「.
年最 大鮑 FYWみ
〔y ) 年周 期 事敦 地 震 動 Y駐
〔1 】 加 連 度 λ。
1〆3 !yド.
με
’
:
Oyr噛
y‘ ソu
「Y巨
〔剄 ボアソン生 起 物品・
ノ澗 ∀Lm 観 荷 λ.
.
・
1〆匹ノyr λLE・
i 〆yr μ.
。
・
1A、
、
μし
匚
」
.
Oyr.
Fヤ
L.
1」.
】 「写
L区
1艸 常 時載 荷一
時蟻中 載 荷 び 基準風 速の年 最大 値 (Y
、Aお よびYWA
) を 表 す 場 合に つ い て (2−
9)式 (図中実 線で示す)の 適用 性 を 示し た もの で あ る。
同 図中のo,
φは,
文 献 3)の資 料に よ る50
年 再 現期 待値の推定 値で ある。
積 雪 深の年 最 大 値の 変動 係 数が大きい場 合 を 除い て (2−9
)式は積雪深と風 速の 50年 再 現 期 待 値の 実用 的推 定 法と して適用で きる と 言え る。
ま た,
(2−8
},
(2−
9)式は3節に述べ る よ う に荷重係 数の算 定 式に組み込む上で便利で あ る。前 稿 (文 献 1))で述べ た よ うに
,
確 率 過 程 yKt )の 期 待超 過率 レ吉詠忽〉を用い て確 率 過 程YKt
>のT
期間 最 大値maxyAt
)の確 率 分 布は,
近 似的に次式に より T 推定され る。Fm
。 . ,.
,,,(y)= expl−
y:”、,(y)・
Tl
T
= exp
l
一
λxT・
(1− Fr
.(gy
))ト・
…
(2−
10 )上式は
,
丁期 間 最 大 値 分 布の上 側 裾 野 域の 近似 評価 法とし て適 用さ れ, 本 稿 3節に述べ る荷重係 数の実 用 的 な算 定式の構成に用い ら れて いる。
3、
oT,
。
/マ 20 ↑o,
OHaτt肥 瞠ilgata Sen巳alo 閥e制ro 鳥kFra 圓agoya 障agano’
HII’
OIShI舳a 耗agOShin3.
団akodale SapPOro o 〜西kalohドP 「u にいOkaosno 脚 cove「 de卩【h
Sar塵POI
’
0 FK 盆」1a〜awa Se晒daI 噸 碍ind りeIoci 匸穿 tO 2030 40 5060 了o 図一
2 地 上積 雪深お よび基準風速の50年 再 現 期 待 値 Vv凶3.
荷 重 係 数本 節で は, 終局 限 界状態 お よ び使 用 限 界 状 態の両 限界 状態に対す る設 計に用い る荷 重 係 数の設 定手法につ い て 述べ る
。
前 稿 (文 献1))で荷 重 効果の 単位 時間当た り の超 過 率に基づ く荷重係数の設 定 手 法と,
ある定め ら れ たT
.期 間に お け る荷 重効果の非 超 過 確 率に基づ く荷 重 係 数の設定手 法につ い て概 述し たが, 以 下に,2
節で述 べた荷 重の確 率モ デ ル に基づ く荷 重係 数の実 用 的 な設 定 手 法 を示す。
具 体 的な算 定例につ い て は,
4節に述べ る。
3−
1 終局 限 界状態 設計に用い る荷 重 係 数 終 局限界 状態 設計は,
主と して構 造 安 全 性に関 係す る 性 格の もの で あ るこ と か ら,
建 築 物の使用 予定 期間 中に お け る 構 造 安 全性に対する信 頼 度に基づく荷重 係 数の設 定手法を適 用す る。一
般 建 築 物の 設 計では,
使用 予定期 聞は明 確に定め ら れ な い が, ここ で は基 準 期 間 (以 下で は,Tu
年とする〉 を設 定して基 準 期 間 中に お け る構 造 信頼度に 基づ い て荷 重 係 数 を設 定する考え方を 用い るこ一
一
73
一
とにす る
。
基 準 期 間Tu
年に おける信 頼度Ps
お よび設計 条件は, 次 式の ように表さ れる。
ゆPs
;Pr
。b[Ru 一
ΣユCuk。
W
.(t
)≧0
;Tu
]≧ Φ(β儲
) k=
1………・
……・
…・
…・
(3−1
) こ こ に,R 。
お よ びβu は終 局 限 界状 態に対 する抵 抗お よ び信頼性 指標を表す。 荷 重効果の組合せ確率過 程S
(置)冨 ΣCUh■
レ1「』(置)・
・
・
…
一・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
…
一
…
(3−2
) の Tu期 間 最 大値maxS (t)の近似推 定 法と し てTurk−
Tu stra の手 法 を適 用 すると,maxS (
t
)= maxlmax
(CUt・
WJ
(t
))十Σ】C城
・
嗾 (謝 Tu 丿 rti ki 丿………・
………
(3−
3) max8
ω=
maxiSi,
St,
…
sSml……・
・
一 ・
(3−4
) Tu (3−4
)式中のSi
,
S
,,…
,Sm
は, 下 式に よっ て定 義 さ れ る確 率 変 数で あ る。
S
、=・
max .c。
J・
呶 孟)+ Σ c.k・
W
” t * )…・
…
(3−5
) rv kV 丿=
192,
…,
m.
L こ に,
max 隅(t
>は荷重 賜(t
)のTu
期 間 最 大 値,
TuWK
t
* )は荷重W
照 t)の任 意時 刻に お け る荷重 強さを 表す確 率 変 数である。
さ らに,
(3−5
)式の荷 重効果S
, (」三 1 , 2,…
, m ) に対 す る信 頼 度 をP 。
」とする と,
(3−1
)式の設計条件は 近似 的に (3−7
)式の設 計条件に お き換え ら れ る。
PSi;Prob
[Ru − S
ノ≧0
],
j
=1,2
ド・
・
m・
・
・
…
(
3−6
)min
lPs
、
,
P
翫,
…
,P
. }≧φ(β暫
)…・
・
…・
…・
…
(3−
7 > (3−5
),
(3−6
),
(3−7
)式は,
「1
つ の荷重のTu
期間最 大 値 maxW
,(t
)と 他の 荷 重の任 意 時 点 广 における荷 Tロ 重強さWK
t
*)(h =
=
1, 2,…
m ;h
キj
}の組合せ を考え, これらのすべ て の荷重の組合せ (ノ=1,2,…,
m )に つ い て指定され た信 頼 度 Φ(β。)を 満 足 するよ うに設計 す る」こ とを意味す る。
上述の手 法に基づ く と終局 限界状態設計で は,
下記の 荷重の組合せを考えることにな る。Wp
+Wr
.+Σユ凧………・
・
……一 一 ……・
(3−8
) kV こ こ に,
添字瓢 r はs、
w,
fi Lと し,
WyM
はTu
期 間 最大 荷 重 を,
Σ は他の荷 重 Wx の組 合せを表 す。 x+r 任 意 時点に お け る荷 重 嗾 の確 率変数とし て の取扱い には,
2,
節 表一
1中の年 最 大 値Ys
.,
Yw、およびこれに 準 じ るY
,,Y
、 と (2−
1)式に よっ て表さ れ る荷 重 (確 率変数;Ws,
Ww,
嫣,
W,)を用い る。 な お,
(3−
8) 式 中の 固 定 荷 重WD
は時 間 的変動を考え ない こ とにする。Tu
期 間 最 大 値 Wv.に よ る荷重 効 果Sry
の 確 率 分 布一
74
一
は,
実用上の簡 便さ と前 稿 (文 献1}〉で述べ た適 用 性 を前提に (2−10
)式の近似 評価法 を用いると,Fs
,層(8)窟 expI
一
λSガ (1−
Fs
,(s))・Tu
l
’
・
…・
(3−9
> rzs,
島 e あるいは 4 (1−1
)式の荷重 効果を表す確率 変数S
,,St
,…
,Sm
の う ちの ノ番 目の荷 重 効 果をSJH
と す る と終 局 限 界状 態に対す る設 計条件は, 次 式で表 さ れる。P
叩b[Ru −
(S
」層十ΣSk
}≧0
】≧φ(βM)・
……
(3−10
) hU ノ=1,2,……
確率 変数Ru
お よびSk
(h
キj
)は対 数 正 規 変 数 と して (1−
3)式の変 換を適 周す る。
S
」M の 確率分布関 数に (3−9
> 式 を用い ると,FSJ
”(sD = expl
一
λSJ・
(1−
Fs
∫(SJ》)・
Tu
1
・
…・
(3−
11) こ こに,FSi
(SJ) はS
丿の確 率 分 布 関 数であ り,
他のSk
と同様に対 数正規分布 関数と する。
確率変数S
」N の標 準 正 規 変 数へ の変換は,
・xp
(
一
・・、・Tv・
(
1−
・(
且n8禁
)
)
}
一 ・・u ・)…’
”……’
……・
・
…………
(3−
12) 上 式よ り,s・一 …
1
・Si…−
1[
1
+意
・
1
・・(U」)]
祠
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
・
・
・
・
…
鹽
昌
・
・
・
…
(3−
13 )Ss
につ い て (3−
13 )式 を, ∫幽 キノ〉につ い て (1−3
) 式の変換を用い る と限界状態方程式 ((1−4
>式参照)は,
次式の よ うに表 される。
9
.(Uo, 冠匹,…
, Um )=
expI
δ盈麗・
Uo十fievl
一
・・p
{
aSJ・
φ一
且(
1
+渝
・
… 〔UJ))
周
一
ΣユexpI
δ sべUh十flSk
};
0・
…………・
・
(3−
14 ) 麟 丿 上式に (1−
5)〜
(1−12
)式と同じ展 開 手 法 を適用す る と,
(1−
13> 式 お よび (1−
15)一
(1−
17)式 と同 型の設計式が 導か れ る渕。
φゼRun
≧C払 丿・
rtO
∫・
じVm
十Σコ CuバγWh・
開 π 鳶キJ『
…
『
9・
・
『
・
…
甲
7rr
− ・
・
・
・
…
7・
・
・
…
(3−
15)上式 右 辺の 第1項の荷重 瑚 は Tu 期 間 最 大 荷 重を表 し
,
以 下で は 「主た る荷重」と 云 う。
第 2 項の Σ 記号 中の荷 重Ws
(h
=1,2,…
;k
キゴ)は 「従の荷重」を 表 す。 抵 抗 係 数お よび荷重係数は,
i
・u−
i
, .、
}
・
i
,i
,,.
・
exp …’
fl
・’
al・…’
it
’・
n…・
(3−
・6・・r
意
・
expl σ匸
(
1+点
1
・φ・・砌
・
al・W、}
・
歌
・
…一 ……一 ・
…・
・
……
(3−
17 )7
・
・
一論
:
ex 餉酬
・
{
撫
・
… 3−
18・ こ こに,a,
=一
(∂σt
/∂u。)/
h
=1,2…
;kV
’
Σ (∂9
嵳/∂π1)2 1=
o カd尸
一
(∂9
窺/∂u、)/
Σ (∂鍍/∂Ul) 2 1=
o・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(3−
19) ま た,
(3−
17),・
(3−
18)式中のW
‘/Win
(‘=1,2,
…,
j
,
h
,…
, m )は, (2−2
), (2−4
)式お よび (2−8
)式か ら 次式の よ う に表さ れ る。翫
一(
菰
プ
ー (1
+v
・・) q・・・
exp卜
・・
φ一
1(
1一
光
φ(−
fi
・・))
・
al・rt}
‘=1
,2,
…,
ノ,k,
…,
m q=
2:風 荷 重の とき q=
1:その他の と きfi
,o=2.
05 ・
…・
………
…
(3−
20 ) な お,
(3−
17 ),
(3−
18 ),
(3−
20 )式の 地 震 荷 重 と積 載 荷 重へ の適用は, (3−
22.d
, e,i
)式に示す。 上 述の終局 限界 状態設 計用の荷 重 係 数を固定 荷重 跳,
雪 荷 重 Ws,
風 荷 重 W曜,
地 震 荷 重 WE, 積 載 荷 重 耽 にっ い て具 体的に示す と下 記の よ う に な る。φu
・
Run
≧CuP・
γWo・
1
ワ』れ十CUv’
γ曜 r・
W
.十Σ]
CuT
・
γws。
貼π・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(
3−
21 ) xキy こ こ に,Wr
(..
s、
w.
E あるい はL)は 「主た る荷 重 」,
.
Σ は 「従の荷 重」G
.
ε,
呪 t;x.r)の組合せ を表す。
xキT 抵 抗 係 数 仇 は,
町
≒
… p 風・
嘱 卜焦
『
「
’
’
’
”冖’
’
’
”一”・
・
・
・
・
…
一・
・
(3−22.
a> 荷重係数γw は,
1> 主た る荷 重に対し て・ド
藷
・
exp 隔 一 …5・
al・・。
A) (3−
22.
b
)漏
一
論
exp {晶・
al・
W・一
… 価 踊………・
……一 ・
………
(3−
22.
c)7
・
。 = ・teq
−
・E’
expleqSu’
ainwE−
ePso・
al・ ・、1
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
”tt’
tt’
鹽
’
一…
(3−
22.
d
)1
M
、。γ・
二
慨
’
expl
・ ・β襾粛
゜
vaL.
・
冠
π
…p 臨 ・
幅端
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
一
・
(3−
22.
e)寧 注 〕 こ こ に, egβu=
φ一
1 (1+1〆T
ガln
φ(行碑30r wvfiu )); 雪 あるい は風 荷 重の とき=
Φ}
L(1十1/λE or teT
ゼln
Φ(fiwE er WLe・
βU)}; 地 震 あ るい は積 載 荷 重の と きeqβ5。=
di
”
1 (1−
1/λ,・
di
(一
βso)};地 震 荷 重の と き’
’
’
’
”…’
’
’
’
’
”…「
…’
…’
’
”・
r・
(3−22.f
) 2) 従の荷 重に対して叛
一
癬 蕚
・
exp ・砿 一一
… 5’
・・…1
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
tt・
tt・
・
・
…
(3−
22.
g
)漏 一
畿
・
expl …’
・ ・’
… w・
一
… 価・
伽扁
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
”・
(3−22.
h
)瓦
一
纛
・
甑・
1
?・
’
al・w。,1
・
盤
1
軌
,+
鳳
’
expl
δ阨’
β・’
al・ w・
e}’
兀
’
『
’
’
’
’
’
’
”一’
’
’
’
”・
’
噛
・
・
噛
・
・
一・
・
(3−
22.
i
) 上 述の 荷重係 数 式は,
年最大値YSA,
YWA,
あ るい は そ れに準 じ るY
,,
YLと そ れ ら を用い て算 定さ れ る Wx (x−
s,
w、
E.
∂ の統 計 量によっ て記 述 さ れており,
実 用 上の便利さ を具えて い る。 3−
2 使 用 限 界 状 態 設 計に用いる荷 重 係 数 使 用 限 界 状 態 設 計は, 建 築 物の常 時の正 常な使 用 時に おける機能 性・
使 用 性に対す る設計を目的と す る が,
使 用 限 界 状 態につ い て の設 計 規 範は,
建 築 物の構 造 種 別 や 用 途に よっ て異な るであ ろ う。
例えば,一
般的な鋼 構造 建 築 物では,
使 用 性に関 する限 界状態 と して,
1) 局 部 的な過 度の降 伏に よっ て生じ る残 留 変 形, 局 部 変 形 (部 材 板 要素の局 部 座 屈 ),
高 力ボル ト接 合の すべ り,2
) 過 度の た わ み,
変 形 (drift
>,
3) 1),
2)による仕 上 げ 材などの損 傷,
機 能上の支 障な ど が あ げ ら れ る。 これ ら は, 強度に関する限 界 状 態と変 形に関 する限 界 状 態,
あ るいは,
非回復 的ま た は修復が容易で ない限界状 態 と 回 復 的な限 界 状態 と して取扱 わ れ,
さ らに これ らの 使用 限 界が お か さ れ る事象は,
あ る期間中にお け る 過度的な荷 重に よっ て生じ る場 合と任 意 時点に お け る荷重の変動に よっ て生 じ る場 合が考え ら れる。一
般 的に は,
上 述1
) の非 回 復 的な限 界 状 態 を超 過 する確 率 (超 過 事 象の 発 生 頻 度 )は,
2)の 限 界 状 態を超 過 する確 率より低い値に 設 定され る であろう。
使 用 限 界 状 態の 多様 性と その設 計 規 範 を一
律に論じ る *注 ) WLeを 主 た る荷 重と み な し た と きの荷重係 数を示す。
75 一
こ との難し さ か ら
,
本 稿で は, 使 用 限 界 状 態 設 計に お け る荷 重 係 数の 2つ の設 定 手 法につい て述べ て おく。
こ こ に述べ る2つの荷 重 係 数の設定手法は,
建築 物の用 途,
設計に おい て想定する限 界 状 態および荷 重の生 起 特 性に 応じて設 計 者に よっ て選 択 される であ ろ う。
(1 ) ある基準期 間に お け る非 超過確率に基づ く荷重 係 数の設定 法 使用 限 界状 態設計に おけ る信 頼 度レベ ルをあ る適 切な 基準 期 間 (Ts
年と す る)と信頼 性指標 値 (β8 とする) に基づい て設定する。
こ の考え方に基づ く設 計 基 本 式と 荷 重 係 数につい て は、 前項 3−
1で述べ た構成 手法が適用 さ れ る。 (3−21
),
(3−22
)式 中の φ”,Run,
Cu を使用 限 界 状 態 設 計にお ける抵 抗係数, 抵 抗の公称値, 変換係数 に お き換え,
ま た,
βu,
。gβu,
Tu
の代り に β。,
。 ,β。,
T。を用いれば よい。
φゴRSn
≧CSD・
γw。
・
W
.十Csド)’
Wr・
貼” 十Σ二Csx’
γ曜 x°
WXn’
’
’
’
”…’
…’
…
tt・
・
t・
(3−
27 ) κ キr 若 x=
s,
四
、
E,
為 x幸r な お,
荷 重係数 ル および下 記の荷重係 数 中の分 離 係 数 飾 につ い ても 添 字 s を 付 して (3−
21 ), (3−22
) 式の それ らと 区 別すべ き で あ る が,
記述を簡潔に す る上で添 字sを省略し てい る。 抵抗 係 数は,
¢s
−
Wh
・
expl ・・,
・
i?… mn,
1
.
fttS
…
(3−
・8
・ 荷 重 係 数は, 1) 主た る荷重に対し て(3
−22,
b
)一
(3−
22.
f
)式 中の βu, e轟,
Tu
を βs,
e♂9s.
Ts
に置き換え る。
2
) 従の荷重に対して (3−
22.
g)〜
(3−
22」 )式 中の βu を βεに置き換え る。
(2 ) 単位時間超過率を用い る荷重係 数の設 定 法荷 重効 果 (£
S
、(t))が使 用 限 界 抵 抗 (Rs
)を 超 過 す る事 象の単 位 時 間 生 起 率 を指 定 さ れ た値 (φ(一
β。))以 下 とす る設 計条件に基づ く荷 重係数の1
つ の設定法と し ては,
単位 期間 (基準期間
)を1年とし,
前 稿で述べ た点横断公式 (point
・
crossingformula
)とTurkstra
の近 似手 法を適用 し て,3−1
項と同様な手順に よっ て荷重係 数を設 定 する手 法が あ る。 こ の考え方の構 成では,
例え ば雪 荷 重が 「主たる荷 重 」のと き は積 雪 深の年 最 大 値が 用い ら れ る が,
雪 荷 重が 「従の荷重」の と きには,
基準 期 間 (1年 〉より短い期 間の積 雪 深 (例え ば積 雪 深の月 最 大 値 など) を用い るこ とにな る。 し た がっ て,
月 最 大 値な どの統 計 資 料が用 意さ れ な け れ ば な ら ない。 こ こ で は, 実 用 的 設 計 法の構 成とし て他の 1つ の荷重係 数の設 定 手 法にっ い て述べ ておこう。 幾つ かの荷 重の組 合せ(例え ば後述表一3
)を 選定 して,
一
76
一
そ れ らの組 合せ 荷 重 効 果 が使用 限 界抵 抗を超過 す る事 象 の生 起率 (単位時 間 (年 〉当た り の期待超過率 )を指定 さ れ た値 φ(一
β。
、)/ 年 以 下とする設 計 条 件を考え る と,
設計条件式は次式の よ うに記述で きる。
f
伽
・調細
・… ←B
・・1
・
・
…
(3−
29 >j
=1
,2…
こ こ に,
[ノ](ゴニ
1, 2…
)は選定さ れ た荷重の組合せ,
レ郭・
〉は,
荷重効果和の閾値 rs につ い て の条 件 付 期 待 横断 率,Rs
およびfRs
(rs)は,
使 用限 界抵 抗 を表 す 確 率 変数お よ び確率密度 関数, β。
i は信 頼 性 指 標で あ る。
(3−29
>式は,
近 似的に下式の ように表 され る。輸
・
∬
11
−
・ 晶轟 )卜粥
d
覧・ ・{fi
・
1)・
…一 …………・
…………
(3−30
) ノ篇
1,
2…
こ こ に, λ。は単一
の時間 変動荷重 効果過程の ときに は, そ の期待生起 率,2
つ 以 上の荷重 効果 過 程の と き に は,
同時生 起率を, 同様に, FZSt(・
)は,単一
の確率変数 (Sk
) あ るいは和 〔ΣSh
)の確率分布関数を表すこと に す る。 k (3−
30 )式は,
次式の よ うに表さ れる。
P7
。b[Rs 一
ΣS
,≧0
]≧ φ(eopBsi )…・
……甲
…
(3−31
) 膩刀e一β。
、
= φ1
] (1−
1/λ,,
【」]・
φ(−
fis
、
})…・
…一 ・
・
(3−32
) ∫算
1,2…
こ のときの設 計 基本式は, (1
−
1>〜
(1−
17>式の展 開 と 2 節で述べ た荷重モ デルを用い て次式で表さ れ る。il
、・
R
,。≧CSp・
γ。バ臨 +Σc、、・
γ 。、・
臨 x=
s卩
嘆 a L・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(3−33
) 抵 抗 係 数 お よび 荷 重 係 数は,
1
瓦
φ・
=
》可
゜
ex甑
゜
& ・陰
σ ・扁
’
珥
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(3−34.
a>7− s−
t
−
・・
ex・・崛・
al・
・ s−
2・
・・・
・…、
、
1
’
’
’
’
’
’
’
’
”…’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
”・
(3−
34.
b
)1
+鴇。
A?
’
w・
= 舐・
expla
“
’
Ww。
eqBs ,’
alnW,
−
2・
2.
OS・
σLnv”
」}
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(3−34.
c)舮
緤
・
exp ・崛・
a・・w・−
egkso・
oinTg
”鹽
昌
’
”…鹽
”一’
tt
’
’
’
’
”tt
・
(3−34,
d
)瓦
一
説
… … 一・
論 耐舞
・・
expl ・・,
。
・
eaS 。1・
刺
課
こ こ に