青森県石油コンビナート等防災計画
資
料
編
平 成
平 成
平 成
平 成 2 5
2 5
2 5
2 5 年
年
年 3
年
3
3
3 月 修 正
月 修 正
月 修 正
月 修 正
青森県石油
青森県石油
青森県石油
青森県石油コンビナート
コンビナート
コンビナート
コンビナート等防災本部
等防災本部
等防災本部
等防災本部
目
次
<第1章 総 則> 1.特別防災区域の範囲 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 <第2章 防 災 組 織> 2.青森県石油コンビナート等防災本部本部員・幹事 ・・・・・・・・・・・・・・・ 3 3.防災関係機関一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 4.青森県附属機関に関する条例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 5.青森県石油コンビナート等防災本部の議事並びに運営に関する要綱 ・・・・・・・14 6.青森県石油コンビナート等防災本部幹事会の議事並びに運営に関する要綱 ・・・・ 15 <第3章 災 害 の 想 定> 7.青森県石油コンビナート等特別防災区域防災アセスメント業務報告書(概要)・・・ 17 8.防災アセスメント業務報告書(概要)に係る参考資料・・・・・・・・・・・・・・ 54 <第4章 災 害 予 防 計 画> 9.特定事業所の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 84 10.特定防災区域内事業所の危険物等の保有状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 93 11.特定防災区域内事業所の屋外貯蔵タンク設置状況 ・・・・・・・・・・・・・・ 102 12.特定防災区域内事業所の容量別屋外貯蔵タンク設置状況 ・・・・・・・・・・・ 110 13.特定事業所の特定防災施設等の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 118 14.共同防災組織並びに自衛防災組織の防災資機材等 ・・・・・・・・・・・・・・ 119 15.消防機関等の防災資機材の保有状況等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 121 16.港湾施設の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 128 17.消防水利(公設水利) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 139 18.気象予報・警報等の発表基準 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 140 19.地震、津波に関する情報及び津波警報等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 151 20.火災警報の発令基準 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 153 <第5章 災害応急対策計画> 21.特別防災区域内事業所の消防活動体制等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 156 22.消防機関等の配備体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 162 23.広域共同防災組織による大容量泡放射システムの輸送と協力体制・・・・・・・・ 166 24.自衛隊の派遣可能人員・装備及び能力等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17225.避難場所及び経路 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 174 26.救急告示医療機関 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 177 27.自衛消防連絡協議会会則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 180 28.石油類貯蔵施設等消防相互援助協定等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 187 29.海上保安部と消防機関との業務協定等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 197 30.海上保安庁の機関と消防機関との業務協定の締結に関する覚書 ・・・・・・・・・ 202 31.港安全対策協議会規約等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 203 32.委託契約書(青森県知事と日本赤十字社) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 211 33.特別防災区域協議会会則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 216 34.第二地区(東北)広域共同防災規程 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 220 35.防災ヘリコプター場外離着陸一覧表(抜粋) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 235
第
1
章
1 . 特 別 防 災 区 域 の 範 囲
( 1 ) 石 油 コ ン ビ ナ ー ト 等 特 別 防 災 区 域 を 指 定 す る 政 令 ( 抄 ) 昭 和 5 1 年 7月 9日 政 令 第 192 号 石 油 コ ン ビ ナ ー ト 等 特 別 防 災 区 域 を 指 定 す る 政 令 を こ こ に 公 布 す る 。 内 閣 は 、 石 油 コ ン ビ ナ ー ト 等 災 害 防 止 法 ( 昭 和 5 0 年 法 律 第 8 4 号 ) 第 2 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づ き 、 こ の 政 令 を 制 定 す る 。 1 石 油 コ ン ビ ナ ー ト 等 災 害 防 止 法 第 2 条 第 2 号 に 規 定 す る 政 令 で 指 定 す る 区 域 は 、 別 表 各 号 に 掲 げ る 地 区 ご と の 区 域 と す る 。 2 別 表 に 規 定 す る 主 務 大 臣 は 、 総 務 大 臣 及 び 経 済 産 業 大 臣 と す る 。 3 別 表 各 号 に 掲 げ る 地 区 ご と の 区 域 の 表 示 は 、 平 成 2 3 年 4 月 1 日 に お け る 行 政 区 画 そ の 他 の 区 域 、 埋 立 地 の 区 域 、 海 岸 線 、 河 川 又 は 道 路 若 し く は 鉄 道 そ の 他 の 施 設 に よ り さ れ る も の と す る 。 附 則 こ の 政 令 は 、 昭 和 5 1 年 7 月 1 4 日 か ら 施 行 す る 。 別 表 ( 抜 粋 ) 4 の 3 む つ 小 川 原 地 区 青 森 県 上 北 郡 六 ヶ 所 村 大 字 尾 駮 字 沖 付 、 字 二 又 及 び 字 上 弥 栄 の 区 域 の う ち 主 務 大 臣 の 定 め る 区 域 5 青 森 地 区 青 森 県 青 森 市 沖 館 一 丁 目 及 び 柳 川 二 丁 目 の 区 域 の う ち 主 務 大 臣 の 定 め る 区 域 6 八 戸 地 区 青 森 県 八 戸 市 大 字 河 原 木 字 宇 兵 衛 河 原 、 字 遠 山 新 田 、 字 内 河 原 、 字 館 、 字 浜 名 谷 地 、 字 赤 沼 及 び 字 海 岸 並 び に 豊 洲 の 区 域 の う ち 主 務 大 臣 の 定 め る 区 域( 2 ) 石 油 コ ン ビ ナ ー ト 等 特 別 防 災 区 域 に 係 る 区 域 の 指 定 ( 抄 ) 昭和5 1 年 7 月1 4 日 通 商 産 業 省 告 示 第 1 号 自 治 省 石 油 コ ン ビ ナ ー ト 等 特 別 防 災 区 域 を 指 定 す る 政 令 ( 昭 和 5 1 年 政 令 第 1 9 2 号 ) 別 表 の 規 定 に 基 づ き 、 同 表 に 規 定 す る 主 務 大 臣 の 定 め る 区 域 を 次 の よ う に 定 め る 。 石 油 コ ン ビ ナ ー ト 等 特 別 防 災 区 域 に 係 る 区 域 の 指 定 4 の 3 む つ 小 川 原 地 区 青 森 県 上 北 郡 六 ヶ 所 村 大 字 尾 駮 字 沖 付 百 七 番 十 、 百 十 番 三 及 び 百 十 一 番 、 字 二 又 五 百 二 十 五 番 二 、 五 百 二 十 五 番 五 か ら 五 百 二 十 五 番 八 ま で 及 び 八 百 五 十 七 番 二 か ら 八 百 五 十 七 番 四 ま で 並 び に 字 上 弥 栄 百 十 六 番 二 か ら 百 十 六 番 四 ま で 、 百 十 六 番 八 、 百 十 六 番 十 一 、 百 十 六 番 十 二 、 二 百 四 十 番 三 、 四 百 八 十 四 番 二 、 四 百 八 十 四 番 四 及 び 四 百 八 十 四 番 五 の 区 域 5 青 森 地 区 青 森 県 青 森 市 沖 館 一 丁 目 二 百 六 十 二 番 一 か ら 二 百 六 十 二 番 七 ま で 並 び に 柳 川 二 丁 目 十 一 番 一 か ら 十 一 番 三 十 一 ま で 、 十 五 番 一 及 び 十 五 番 二 の 区 域 6 八 戸 地 区 青 森 県 八 戸 市 大 字 河 原 木 字 宇 兵 衛 河 原 、 字 遠 山 新 田 一 番 一 及 び 五 番 二 、 字 内 河 原 十 八 番 、 字 館 一 番 、 十 六 番 二 十 、 十 六 番 二 十 一 、 十 六 番 二 十 四 、 十 六 番 五 十 七 、 十 八 番 一 、 十 八 番 二 、 十 九 番 四 及 び 十 九 番 五 、 字 浜 名 谷 地 七 十 三 番 二 、 字 赤 沼 二 番 四 並 び に 字 海 岸 四 番 六 、 四 番 十 三 、 四 番 十 四 、 四 番 四 十 四 か ら 四 番 四 十 九 ま で 、 五 番 、 六 番 一 、 六 番 二 、 七 番 、 八 番 、 十 五 番 一 か ら 十 五 番 五 ま で 、 二 十 番 一 、 二 十 番 二 及 び 二 十 一 番 一 か ら 二 十 一 番 六 ま で 並 び に 豊 洲 一 番 一 か ら 一 番 二 十 四 ま で 及 び 二 番 一 か ら 二 番 四 十 四 ま で の 区 域 並 び に 当 該 区 域 に 介 在 す る 道 路 の 区 域
第
2
章
2.青森県石油コンビナート等防災本部本部員・幹事
〔本 部 長 青森県知事〕 (県防災消防課) 法 本 部 員 幹 事 警察庁東北管区警察局総務監察・広域調整部長 災害対策官 経済産業省関東東北産業保安監督部東北支部長 保安課長 国土交通省東北地方整備局青森河川国道事務所長 副所長 28~5~1 国土交通省東北地方整備局青森港湾事務所長 副所長 八戸港湾・空港整備事務所副所長 青森海上保安部長 警備救難課長 八戸海上保安部長 警備救難課長 厚生労働省青森労働局長 安全衛生課長 28~5~2 陸上自衛隊第9師団長 司令部第3部長 28~5~3 青森県警察本部長 警備部長 青森県副知事 青森県副知事 青森県行政改革・危機管理監 総務部次長 防災消防課長 青森県企画政策部長 企画政策部次長 青森県環境生活部長 環境生活部次長 28~5~4 青森県健康福祉部長 健康福祉部次長 青森県商工労働部長 商工労働部次長 青森県農林水産部長 農林水産部次長 青森県県土整備部長 県土整備部次長 青森県観光国際戦略局長 観光国際戦略局次長 青森県エネルギー総合対策局長 エネルギー総合対策局次長 青森市長 総務部長 28~5~5 八戸市長 防災安全部長 六ヶ所村長 企画・防災部門理事 三沢市長 総務部長 平内町長 総務課長 野辺地町長 防災安全課長 28~5~6 横浜町長 総務課長 東北町長 総務課長 おいらせ町長 総務課防災安全推進室長 東通村長 総務課長法 本 部 員 幹 事 青森地域広域消防事務組合消防長 消防本部次長 八戸地域広域市町村圏事務組合消防長 消防本部予防課長 28~5~7 三沢市消防長 消防本部次長 下北地域広域行政事務組合消防長 消防本部次長 北部上北広域事務組合消防長 消防本部警防課長 中部上北広域事業組合消防長 消防本部次長 東西オイルターミナル㈱代表取締役常務 青森油槽所長 東北電力株式会社八戸火力発電所長 運営企画課長 28~5~8 JX日鉱日石エネルギー㈱八戸油槽所長 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 むつ小川原国家石油備蓄基地事務所長 副所長 28~5~9 青森県幼少年女性防火委員会女性防火部会部会長 青森県幼少年女性防火委員会女性防火部会副部会長 むつ 小川原石 油備 蓄株式会 社取 締役六ヶ所 環境安全室長 事業所長 本部長1 本部員41 幹事42
3.防災関係機関一覧
(1) 防災関係機関(特定事業所等以外) 区分 機 関 名 担 当 課 所 在 地 電 話 仙台市青葉区本町三丁目3-1 022 東 北 管 区 警 察 局 広域調整第二課 合同庁舎 221-7181 内5860 関 東 東 北 産 業 保 安 監 督 部 保 安 課 仙 台 市 青 葉 区 本 町 3 丁 目 2 - 2 3 022 東 北 支 部 仙台第2合同庁舎 221-4956 017 地 青森河川国道事務所 調査第二課 青森市中央三丁目20-38 734-4521 017 青 森 港 湾 事 務 所 総 務 課 青森市本町三丁目6-34 775-1394 方 0178 八戸港湾・空港整備事務所 工 務 課 八戸市沼館四丁目3-19 22-9391 行 宮城県塩釜市貞山通三丁目4-1 022 第 二 管 区 海 上 保 安 本 部 環境防災課 港湾合同庁舎 363-0111 青森市青柳一丁目1-2 017 政 青 森 海 上 保 安 部 警備救難課 港湾合同庁舎 734-2421 734-4999 0178 八 戸 海 上 保 安 部 警備 救 難課 八戸市築港街2-16 港湾合同庁舎 33-1221 機 33-4999 017 青 森 労 働 局 安全衛生課 青森市新町二丁目4-25 合同庁舎 734-4113 関 022 東 北 地 方 整 備 局 道路管理課 仙台市青葉区二日町9-15 225-2171 0176 東京航空局三沢空港事務所 管 理 課 三沢市三沢字下タ沢83-197 53-2461 017 東 京 航 空 局 青 森 出 張 所 管 理 係 青森市大字大谷字小谷1-303 739-2240 017 青 森 地 方 気 象 台 防災業務課 青森市花園一丁目17-19 741-7413 第 3 部 017 自 陸上自衛隊第9師団 (防 衛 班) 青森市浪館字近野45 781-0161 内260・261 0175 海上自衛隊大湊地方総監部 第3幕僚室 むつ市大湊町4-1 24-1111 衛 内213 0178 海 上 自 衛 隊 第 2 航 空 群 運 用 幕 僚 八戸市大字河原木字八太郎山官地 28-3011 内2213 隊 0176 航空自衛隊北部航空方面隊 防 衛 部 三沢市後久保125-7 53-4121 内2354区分 機 関 名 担 当 課 所 在 地 電 話 017 警 青 森 県 警 察 本 部 警備第二課 青森市新町二丁目3-1 723-4211 内5752 017 青 森 警 察 署 警 備 課 青森市安方二丁目15-9 723-0110 0178 八 戸 警 察 署 警 備 課 八戸市城下一丁目16-25 43-4141 0175 察 野 辺 地 警 察 署 警 備 課 野辺地町字新町裏1-1 64-2121 017 総 務 部 防 災 消 防 課 青森市長島一丁目1-1 734-9087 017 企 画 政 策 部 企 画 調 整 課 青森市長島一丁目1-1 734-9132 017 環 境 生 活 部 県民生活文化課 青森市長島一丁目1-1 734-9205 017 健 康 福 祉 部 健康福祉政策課 青森市長島一丁目1-1 734-9276 017 〃 医 療 薬 務 課 青森市長島一丁目1-1 734-9287 017 商 工 労 働 部 商 工 政 策 課 青森市長島一丁目1-1 734-9365 017 県 農 林 水 産 部 農林水産政策課 青森市長島一丁目1-1 734-9457 017 〃 水 産 振 興 課 青森市長島一丁目1-1 734-9592 017 〃 漁港漁場整備課 青森市長島一丁目1-1 734-9612 017 県 土 整 備 部 監 理 課 青森市長島一丁目1-1 734-9635 017 〃 港 湾 空 港 課 青森市長島一丁目1-1 734-9673 017 〃 道 路 課 青森市長島一丁目1-1 734-9648 017 観 光 国 際 戦 略 局 観 光 企 画 課 青森市長島一丁目1-1 734-9648 017 エ ネ ル ギ ー 総 合 対 策 局 エネルギー開発 青森市長島一丁目1-1 734-9736 振 興 課 017 青 森 市 危機管理課 青森市中央一丁目22-5 734-1111 市 0178 町 八 戸 市 防 災 危 機 管 理 課 八戸市内丸一丁目1-1 43-2111
区分 機 関 名 担 当 課 所 在 地 電 話 0176 市 三 沢 市 総 務 課 三沢市桜町一丁目1-38 53-5111 017 平 内 町 総 務 課 平内町大字小湊字小湊63 755-2111 0175 町 野 辺 地 町 防災安全課 野辺地町字野辺地123-1 64-2111 0178 お い ら せ 町 総 務 課 おいらせ町中下田135-2 56-2111 防災安全推進室 0175 村 横 浜 町 総 務 課 横浜町字寺下35 78-2111 0176 東 北 町 総 務 課 東北町上北南四丁目32-484 56-3111 0175 東 通 村 総 務 課 東通村大字砂子又字沢内5-34 27-2111 017 消 青 森 地 域 広 域 消 防 事 務 組 合 予 防 課 青森市長島二丁目1-1 775-0853 消 防 本 部 0178 八戸地域広域市町村圏事務組合 予 防 課 八戸市田向字松ヶ崎7-8 44-2133 消 防 本 部 防 0176 三 沢 市 消 防 本 部 管 理 課 三沢市大字三沢字堀口17-36 54-4111 0175 下 北 地 域 広 域 行 政 事 務 組 合 警 防 課 むつ市小川町二丁目14-1 22-3819 機 消 防 本 部 0175 北部上北広域事務組合 警 防 課 野辺地町字田狭沢40-9 64-0650 消 防 本 部 0176 関 中 部 上 北 広 域 事 業 組 合 警 防 課 七戸町字荒熊内159-4 62-3142 消 防 本 部 0172 学 弘 前 大 学 理 工 学 部 弘前市文京町1 39-3505 0178 校 八 戸 工 業 高 等 専 門 学 校 物 質 工 学 科 八戸市田面木字上野平16-1 27-2515 東 日 本 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 017 ( 盛 岡 支 社 青 森 支 店 ) 総 務 課 青森市柳川一丁目1-1 734-6732 東 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 017 ( 青 森 支 店 ) 青森市橋本二丁目1-6 774-9991 公 017 共 日 本 銀 行 ( 青 森 支 店 ) 総 務 課 青森市中央一丁目11-1 734-2151 機 日 本 通 運 株 式 会 社 017 ( 青 森 支 店 ) 作 業 管 理 課 青森市新町一丁目1-8 723-1211 関 017 東 北 電 力 ( 株 ) ( 青 森 支 店 ) 総 務 課 青森市港町二丁目12-19 742-2191~7 017 日本赤十字社(青森県支部) 事 業 課 青森市長島一丁目3番1号 722-2011
区分 機 関 名 担 当 課 所 在 地 電 話 017 青 森 ガ ス 株 式 会 社 供 給 部 青森市港町三丁目6-33 741-7421 公 0178 八 戸 ガ ス 株 式 会 社 供 給 保 安 部 八戸市沼館三丁目6-48 43-3165 0178 三八五交通株式会社 庶 務 課 八戸市城下四丁目19-15 24-3335 共 017 青 森 県 医 師 会 - 青森市新町二丁目8-21 723-1911 017 日本放送協会(青森放送局) 放 送 部 青森市松原二丁目1 774-5111 017 機 青 森 放 送 株 式 会 社 報 道 部 青森市松森一丁目8-1 743-1234 017 株式会社青森テレビ 報 道 部 青森市松森一丁目4-8 741-2234 青 森 朝 日 放 送 株 式 会 社 017 ( 青 森 放 送 セ ン タ ー ) 報 道 政 策 部 青森市荒川字柴田155-1 762-1111 関 017 株 式 会 社 エ フ エ ム 青 森 放 送 部 青森市堤町一丁目7-19-1F 735-1181
(2) 特 定 事 業 所 等 地区 特 定 事 業 所 等 名 事 業 所 所 在 地 電 話 017 青 東西オイルターミナル㈱ 青 森 油 槽 所 青森市柳川二丁目1-9 766-5145 017 森 ㈱エネルギーサービス青森 青森市柳川二丁目1-24 766-1421 017 地 船 川 臨 港 運 送 株 式 会 社 青 森 営 業 所 青森市柳川二丁目11-16 766-7574 ㈱ニヤクコーポレーション 017 区 東 北 支 店 青 森 営 業 所 青森市柳川二丁目 1-17 766-4155 0178 大 平 洋 金 属 ㈱ 八戸市大字河原木字遠山新田 47-7115 0178 東北電力㈱八戸火力発電所 八戸市大字河原木字宇兵衛河原1-1 43-4331 0178 東 北 ポ ー ト サ ー ビ ス ㈱ 八 戸 営 業 所 八戸市大字河原木字宇兵衛河原1-1 22-4453 0178 東西オイルターミナル㈱八戸油槽所 八戸市豊洲2-12 46-1101 ジ ャ パ ン オ イ ル ネ ッ ト ワ ー ク ㈱ 0178 八 戸 油 槽 所 八戸市豊洲2-10 22-7305 0178 出 光 興 産 ㈱ 八 戸 油 槽 所 八戸市大字河原木字宇兵衛河原10-10 45-1803 八 0178 JX日鉱日石エネルギー㈱八戸油槽所 八戸市豊洲2-7 24-4141 戸 0178 全国漁業協同組合連合会八戸油槽所 八戸市大字河原木字宇兵衛河原10-28 43-0738 地 0178 カ メ イ ㈱ 八 戸 油 槽 所 八戸市豊洲2-6 45-6405 区 0178 ㈱ 大 平 洋 ガ ス セ ン タ ー 八戸市大字河原木字海岸20-2 47-1500 0178 ㈱ 八 戸 ア ス ト モ ス タ ー ミ ナ ル 八戸市豊洲2-15 46-0751 JX日鉱日石エネルギー㈱ 0178 八 戸 L N G 基 地 八戸市大字河原木字宇兵衛河原8-3 47-1374 0178 ㈱ ラ ク ウ ン 八 戸 営 業 所 八戸市大字河原木字宇兵衛河原10-31 44-2412 0178 ㈲ 八 通 物 流 サ ー ビ ス 八戸市大字河原木字宇兵衛河原10-15 24-5641 0178 ㈱ ア ス ト モ ス ガ ス セ ン タ ー 八 戸 八戸市大字河原木字宇兵衛河原10-26 24-1030 0178 富 士 興 産 ㈱ 八 戸 営 業 所 八戸市大字河原木字宇兵衛河原10-24 45-8850
地区 特 定 事 業 所 等 名 事 業 所 所 在 地 電 話 0178 横 浜 冷 凍 ㈱ 八 戸 物 流 セ ン タ ー 八戸市大字河原木字宇兵衛河原10-38 44-3420 八 0178 八 戸 通 運 ㈱ タ ン ク ロ ー リ ー 営 業 所 八戸市大字河原木字宇兵衛河原10-14 47-9898 戸 ㈱ニヤクコーポレーション東北支店 0178 八 戸 事 業 所 八戸市豊洲1-22 24-6601 地 0178 上 野 輸 送 ㈱ 八 戸 事 業 所 八戸市大字河原木字宇兵衛河原10-8 43-9726 区 0178 カ メ イ 物 流 サ ー ビ ス ㈱ 八 戸 営 業 所 八戸市豊洲2-38 41-2902 0178 エプソンアトミックス(株) 八戸市大字河原木字海岸4-44 73-2801 独 立 行 政 法 人 石 油 天 然 ガ ス ・ 金 属 鉱 貯 蔵 基 地 六ヶ所村大字尾駮字二又525-2 物 資 源 機 構 む つ 0175 小 川 原 国 家 石 油 備 中継ポンプ場 73-3111 蓄 基 地 六ヶ所村大字尾駮字沖付111 地 区 む つ 小 川 原
(県防災消防課)
4.青森県附属機関に関する条例(青森県石油コンビナート等防災本部関係条項抜すい)
(趣旨) 第一条 この条例は、別に定めのあるものを除くほか、地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)第百三十 八条の四第三項の規定に基づく附属機関のうち、条例で設置する知事の附属機関について、その設置、名 称、担当する事務、委員の構成等及び法令の規定により設置された附属機関のうち、その組織等について 条例で定めることとされている知事の附属機関の組織、会議の運営等について必要な事項を定めるものと する。 (法令で設置された附属機関の組織等) 第三条 法令の規定により設置された附属機関のうち、その組織、運営等について条例で定めることとされ ている附属機関(次項に規定するものを除く。)の名称、担当する事務、組織、委員等の構成、定数、任期 等は、別表第二の当該各欄に掲げるとおりとする。 2 麻薬及び向精神薬取締法(昭和二十八年法律第十四号)第五十八条の十三第二項の規定により、青森県麻 薬中毒審査会は、知事が同法第五十八条の八第三項の規定により措置入院者につき入院を継続する必要が あると認めるときに置かれるものとする。 (会長等) 第四条 会長、委員長又は本部長(以下「会長等」という。)及び副会長又は副委員長(以下「副会長等」と いう。)は、別表第一及び別表第二の会長等及び副会長等の選任方法欄に掲げる選任方法により選任する。 2 会長等は、当該附属機関の事務を総理し、当該附属機関に代表する。 3 副会長等は、会長等を補佐し、会長等に事故があるとき、又は会長等が欠けたときは、その職務を代理 する。 4 副会長等が二人置かれる附属機関においては、副会長等の行なう前項の職務の範囲及び職務代理の順序 については、当該附属機関の会長等の定めるところによる。 5 法令に別に定めのあるものを除くほか、会長等及び副会長等にともに事故があるとき、若しくはともに 欠けたとき、又は副会長等を置かない附属機関において当該附属機関の会長等に事故があるとき、若しく は欠けたときは、会長等があらかじめ指定する委員又は本部員がその職務を代理する。 (委員の任命等) 第五条 法令に別に定めのあるものを除くほか、委員等は、別表第一及び別表第二の委員等の構成欄に掲げ る者のうちから知事が任命又は委嘱する。 2 委員又は本部員に欠員を生じた場合の補欠の委員又は本部員の任期は、前任者の残任期間とする。 (会議) 第六条 法令に別に定めのあるものを除くほか、附属機関の会議は、必要に応じて知事が招集する。ただし、 青森県地方独立行政法人評価委員会、青森県公益認定等審議会、青森県障害者施策推進協議会、青森県生 活衛生適正化審議会、青森県社会福祉審議会(以下「社会福祉審議会」という。)、青森県介護保険審査会、 青森県救急搬送受入協議会、青森県土地利用審査会(以下「土地利用審査会」という。)、青森県都市計画 審議会(以下「都市計画審議会」という。)、青森県開発審査会及び青森県建築審査会の会議は、必要に応 じて会長(青森県地方独立行政法人評価委員会及び社会福祉審議会にあつては、委員長)が招集する。 2 会長等は、会議の議長となる。 3 法令に別に定めのあるもの並びに青森県防災会議(以下「防災会議」という。)及び青森県石油コンビナ ート等防災本部(以下「防災本部」という。)の会議を除くほか、会議は、委員等(青森県地方独立行政法人評価委員会の会議の場合は委員及び議事に関係のある専門委員、青森県交通安全対策会議(以下「交通 安全対策会議」という。)の会議の場合は委員及び議事に関係のある特別委員、青森県消費生活審議会(以 下「消費生活審議会」という。)、社会福祉審議会、青森県国土利用計画審議会(以下「国土利用計画審議 会」という。)及び都市計画審議会の会議の場合は、委員及び議事に関係のある臨時委員。次項において 同じ。)の半数以上の出席がなければ開くことができない。 4 会議(防災会議及び防災本部の会議を除く。)の議決は、出席した委員等の過半数をもつて決し、可否同 数のときは、議長の決するところによる 。ただし、土地利用審査会の会議のうち、国土利用計画法(昭和 四十九年法律第九十二号)第十二条第六項及び第十三項(同条第十五項 において準用する場合を含む。)の 規定による規制区域の指定及び指定の解除並びにその区域の減少に係る確認に関する会議の議決は、総委 員の過半数をもつて決する。 5 前項ただし書の場合においては、議長は、委員として議決に加わることができる。 (防災本部の部会) 第十六条 防災本部は、その定めるところにより、部会を置くことができる。 2 前項の部会に属すべき本部員及び専門員は本部長が指名する。 3 第一項の部会に部会長を置き、本部長の指名する本部員をもつてこれに充てる。 4 前項の部会長は、第一項の部会の事務を掌理する。 5 前三項の部会長に事故があるときは、第一項の部会に属する本部員のうちから第三項の部会長があらか じめ指名する者がその職務を代理する。 (防災本部の幹事) 第十七条 防災本部に、幹事四十八人以内を置く。 2 前項の幹事は、本部員の属する機関又は特定事業所の職員のうちから知事が任命する。 3 第一項の幹事は、防災本部の所掌事務について、本部員及び専門員を補佐する。 (防災本部の議事等) 第十八条 第六条及び前二条に定めのあるものを除くほか、防災本部の議事その他防災本部の運営に関し必 要な事項は、本部長が防災本部に諮つて定める。
別表 2 委員等の 会長等及 名 称 担 当 す る 事 務 組 織 構 成 定 数 任 期 び副会長 等の選任 方 法 青森県 石油コンビナート等災害防止法 石油コンビ 石油コンビ 知事の部内 知事により 石油コンビ 石油コン (昭和50年法律第84号)第27条第 ナート等災 ナート等災 の職員のう 任命される ナート等災 ビナート 3 項 の 規 定 に よ り 、 県 の 区 域 内 害防止法の 害防止法の ちから指名 本部員の任 害防止法の 等防災本 に所在する特別防災区域に係る 規定によ 規定によ される本部 期 は 、 2 年 規定によ 部 防災に関し、次に掲げる事務を る。 る。 員の定数は とする。 る。 つかさどる。 13人以内、 1. 石油コンビナート等防災計 知事により 画を作成し、及びその実施を 指定される 推進すること。 市町村の市 2. 防災に関する調査研究を推 町村長であ 進すること。 る本部員の 3. 防災に関する情報を収集し、 定 数 は 9 人 これを関係者に伝達すること。 以内、知事 4. 災害が発生した場合におい により任命 て、県、関係特定地方行政機関、 される本部 関係市町村、関係公共機関、 員の定数は 県の区域内の公共的団体及び 2 人 以 内 と 県の区域内の特別防災区域に する。 所在する特定事業所に係る特 定事業者その他当該特別防災 区域内の防災上重要な施設の 管理者が石油コンビナート等 防災計画に基づいて実施する 災害応急対策及び災害復旧に 係る連絡調整を行うこと。 5. 石油コンビナート等現地防 災本部に対して、災害応急対 策の実施に関し必要な指示を 行うこと。 6. 災害が発生した場合におい て、国の行政機関(関係特定地 方行政機関を除く。)及び他の 都道府県との連絡を行うこと。 7. その他特別防災区域に係る 防災に関する重要な事項の実 施を推進すること。
( 県 防 災 消 防 課 )
5 .
青 森 県 石 油 コ ン ビ ナ ー ト 等 防 災 本 部 の 議 事 並 び に 運 営 に 関 す る 要 綱
( 趣 旨 ) 第 1 条 こ の 要 綱 は 、 青 森 県 石 油 コ ン ビ ナ ー ト 防 災 本 部 ( 以 下 「 防 災 本 部 」 と い う 。) の 議 事 並 び に 運 営 に 関 し 、 必 要 な 事 項 を 定 め る も の と す る 。 ( 文 書 連 絡 等 ) 第 2 条 本 部 長 は 、 防 災 本 部 会 議 に 出 席 で き な い 場 合 は 、 文 書 そ の 他 便 宜 な 方 法 に よ り 意 見 を 述 べ る こ と が で き る 。 ( 幹 事 会 ) 第 3 条 幹 事 は 、 幹 事 会 を 構 成 す る 。 2 . 幹 事 会 は 、 本 部 長 が 招 集 す る 。 3 . 幹 事 会 は 、 次 の 事 項 を 処 理 す る 。 ( 1 ) 防 災 本 部 会 議 に 関 す る 議 案 に 関 す る こ と 。 ( 2 ) 本 部 員 の 所 属 す る 各 関 係 機 関 の 連 絡 調 整 に 関 す る こ と 。 ( 3 ) そ の 他 本 部 長 が 特 に 指 示 し た 事 項 4 . 幹 事 会 の 運 営 等 に 関 し 、 必 要 な 事 項 は 、 本 部 長 が 別 に 定 め る 。 ( 本 部 長 の 専 決 処 理 ) 第 4 条 防 災 本 部 会 議 を 招 集 す る い と ま の な い と き は 、 防 災 本 部 会 議 が 処 理 す べ き 事 項 の う ち 、 緊 急 か つ 、 必 要 な も の に つ い て は 、 本 部 長 が 専 決 処 理 で き る も の と す る 。 た だ し 、 専 決 処 理 し た 事 項 に つ い て は 、 次 の 防 災 本 部 会 議 に 報 告 し て 承 認 を 求 め る も の と す る 。 ( 会 議 録 ) 第 5 条 庶 務 担 当 課 は 、 会 議 録 を 作 成 し 、 次 の 事 項 を 記 載 し な け れ ば な ら な い 。 ( 1 ) 防 災 本 部 会 議 の 日 時 及 び 場 所 ( 2 ) 出 席 者 の 職 氏 名 ( 3 ) 防 災 本 部 会 議 に 付 し た 案 件 ( 4 ) 防 災 本 部 会 議 の 経 過 ( 5 ) 議 決 事 項 ( 6 ) そ の 他 参 考 事 項( 県 防 災 消 防 課 )
6 .
青 森 県 石 油 コ ン ビ ナ ー ト 等 防 災 本 部 幹 事 会 の 議 事 並 び に 運 営 に 関 す る 要 綱
( 趣 旨 ) 第 1 条 こ の 要 綱 は 、青 森 県 石 油 コ ン ビ ナ ー ト 等 防 災 本 部 幹 事 会( 以 下「 幹 事 会 」と い う 。) の 議 事 並 び に 運 営 に 関 し 、 必 要 な 事 項 を 定 め る も の と す る 。 ( 文 書 連 絡 等 ) 第 2 条 幹 事 は 、 幹 事 会 に 出 席 で き な い 場 合 は 、 文 書 そ の 他 便 宜 な 方 法 に よ り 意 見 を 述 べ る こ と が で き る 。 ( 議 長 ) 第 3 条 幹 事 会 の 議 長 は 、 防 災 消 防 課 に 係 る 事 務 を 整 理 す る 部 次 長 を も っ て 充 て る 。 ( 会 議 録 ) 第 4 条 庶 務 担 当 課 で あ る 防 災 消 防 課 は 、 会 議 録 を 作 成 し 、 次 の 事 項 を 記 載 し な け れ ば な ら な い 。 ( 1 ) 幹 事 会 の 日 時 及 び 場 所 ( 2 ) 出 席 者 の 職 氏 名 ( 3 ) 幹 事 会 に 付 し た 案 件 ( 4 ) 幹 事 会 の 経 過 ( 5 ) 議 決 事 項 ( 6 ) そ の 他 参 考 事 項第
3
章
7.青森県石油コンビナート等特別防災区域
防災アセスメント業務報告書
(概要)
平成20年10月
目次
第 1 章 調査の概要 ... 20 1.1 調査の目的 ... 20 1.2 調査の対象 ... 20 1.2.1 対象地区 ... 20 1.2.2 対象施設 ... 20 1.2.3 対象とする災害 ... 21 1.3 調査の内容 ... 21 1.3.1 基礎データの収集・整理 ... 21 1.3.2 平常時の事故を対象とした評価 ... 21 1.3.3 短周期地震動による被害を対象とした評価 ... 22 1.3.4 長周期地震動による被害を対象とした評価 ... 22 1.3.5 地震に伴う津波による被害を対象とした評価 ... 22 1.3.6 防災対策の基本的事項の検討 ... 22 第 2 章 評価の方法 ... 24 2.1 消防庁指針に基づく評価 ... 24 2.1.1 基本的な考え方 ... 24 2.1.2 防災アセスメントの実施手順 ... 24 2.1.3 地震の想定 ... 30 2.2 危険物タンクのスロッシング被害の評価 ... 30 2.3 津波による被害の評価 ... 31 第 3 章 特別防災区域と評価対象施設 ... 32 3.1 特別防災区域の位置 ... 32 3.2 特別防災区域各地区の概要 ... 33 第 4 章 防災アセスメントの評価結果 ... 37 4.1 平常時に発生する災害 ... 40 4.1.1 青森地区 ... 40 4.1.2 八戸地区 ... 41 4.1.3 むつ小川原地区 ... 43 4.2 短周期地震動による発生する災害 ... 44 4.2.1 青森地区 ... 45 4.2.2 八戸地区 ... 45 4.2.3 474.3.1 青森地区 ... 48 4.3.2 八戸地区 ... 48 4.3.3 むつ小川原地区 ... 49 4.4 津波により発生する災害... 49 4.4.1 青森地区 ... 49 4.4.2 八戸地区 ... 49 4.4.3 むつ小川原地区 ... 50 第 5 章 防災対策の基本的事項の検討 ... 51 5.1 災害予防計画に関わる事項 ... 51 5.2 災害応急対策に関わる事項 ... 51 5.3 海上流出対策 ... 52 5.4 地区別の対策事項 ... 52 5.4.1 青森地区 ... 52 5.4.2 八戸地区 ... 53 5.4.3 むつ小川原地区 ... 53
第1章 調査の概要
1.1 調査の目的
この調査は、石油コンビナート等特別防災区域において起こり得る災害の想定を行うため、 特定事業所が所有する危険物タンクや高圧ガスタンク等について、平常時の事故や地震時 における被害の危険性を評価することを目的とする。 なお、調査手法は消防庁の「石油コンビナートの防災アセスメント指針(平成13(2001)年 消防庁特殊災害室策定)」(以下「消防庁指針」という。)に基づく。1.2 調査の対象
1.2.1 対象地区 青森県内にある次の石油コンビナート等特別防災区域を対象とする。 (1) 青森地区 (2) 八戸地区 (3) むつ小川原地区 1.2.2 対象施設 調査対象地区内の特定事業所(第1種事業所及び第2種事業所)にある、次の施設を対 象とする。 (1) 危険物タンク 第4類危険物を貯蔵する屋外タンク貯蔵所で、容量500kl以上のもの(特定タンク1 及び準特定タンク2) 表1.1に該当する液体状の毒性物質を貯蔵するすべての屋外タンク貯蔵所 (2) ガスタンク 可燃性ガスを貯蔵するすべてのガスタンク(高圧ガス保安法に係る貯槽、電気事業法 及びガス事業法に係る貯槽又はガスホルダー) 表1.1に該当する気体状の毒性物質を貯蔵するすべてのガスタンク (3) 毒性液体タンク 消防法に規定する危険物タンク、高圧ガス保安法に規定するガスタンクのいずれにも該当 せず、表1.1に該当する毒性物質を貯蔵したすべてのタンク(プラント内の貯槽、小容量の容 器等は除く)(4) プラント すべての危険物製造所 すべての高圧ガス製造施設 自家用を除くすべての火力発電所の発電設備 表1.1 毒性物質 石油コンビナート 等災害防止法で 指定された毒物・ 劇物 毒物 四アルキル鉛、シアン化水素、フッ化水素 劇物 アクリロニトリル、アクロレイン、アセトンシアンヒドリン、液体アンモ ニア、エチレンクロルヒドリン、塩素、クロルスルホン酸、硅フッ化 水素酸、臭素、発煙硝酸、発煙硫酸 その他の毒性物質 硫化水素、硫黄 なお、以上の施設のうち、休止中のものについては、施設の現況を考慮した上で評価を行 うこととする。 1.2.3 対象とする災害 (1) 平常時 通常操業時に発生する事故 (2) 地震災害 A) 短周期地震動(強震動)による被害 B) 長周期地震動による被害 C) 津波による被害
1.3 調査の内容
1.3.1 基礎データの収集・整理 防災アセスメントを実施するために必要となる、次の基礎データの収集・整理を行った。 (1) 特定事業所の状況 (2) 対象となる施設の位置、諸元、防災設備等 (3) 風向・風速等の気象データ (4) 既存の地震動予測結果のデータ 1.3.2 平常時の事故を対象とした評価 通常の操業時における可燃性液体の漏洩・火災、可燃性ガスの漏洩・火災・爆発及び毒 性ガスの漏洩・拡散等の事故を対象として、次の評価を行った。 (1) 災害の発生・拡大シナリオの想定(2) 災害の発生危険度の推定 (3) 災害の影響度の推定 (4) 総合的な災害危険性の評価 1.3.3 短周期地震動による被害を対象とした評価 短周期地震動による被害を対象として、次の評価を行った。 (1) 地震の想定 (2) 災害の発生・拡大シナリオの想定 (3) 災害の発生危険度の推定 (4) 災害の影響度の推定 (5) 総合的な災害危険性の評価 なお、評価の前提とする地震動及び液状化危険度については、対象地区毎に適切な予 測結果を用いることとした。 1.3.4 長周期地震動による被害を対象とした評価 長周期地震動による危険物タンク(屋外タンク貯蔵所)のスロッシング被害を対象として、次 の評価を行った。 (1) 長周期地震動の地域特性とタンクの固有周期に基づいた災害危険性の評価 (2) 起こり得る災害についての影響の評価 1.3.5 地震に伴う津波による被害を対象とした評価 既存の津波予測結果を前提に、津波による浸水の危険性及び浸水した場合の影響につ いて定性的な評価を行った。 1.3.6 防災対策の基本的事項の検討 1.3.2から1.3.5までの評価の結果に基づき、防災対策の基本的事項について検討を行っ た。 調査・検討のフローを、図1.1にまとめる。
図1.1 調査・検討フロー 平常時の事故 地震(長周期地震動) による被害 地震(短周期地震動) による被害 津波による被害 評価対象施設の抽出・基礎データ収集 〇対象施設の位置・諸元・防災設備等 〇気象データ(風速・風向等) 〇地震動推定結果(内閣府) 〇ボーリングデータ 災害の発生・拡大シナリオ の想定 〇初期事象の設定 〇事象分岐の設定 〇イベントツリーの展開 災害の発生危険度の推定 〇初期事象発生頻度の推定 〇事象分岐確率の推定 〇災害事象発生頻度の推定 災害の影響度の推定 〇算定条件の設定 〇影響範囲の推定 総合的な災害危険性評価 災害の発生危険度と影響度 の双方に基づく評価 防 災 対 策 の 基 本 的 事 項 の 検 討 コンビナート地区の 地震動・液状化危険 災害の影響評価 災害の発生・拡大シナリオ の想定 〇初期事象の設定 〇事象分岐の設定 〇イベントツリーの展開 災害の発生危険度の推定 〇初期事象発生確率の推定 〇事象分岐確率の推定 〇災害事象発生確率の推定 災害の影響度の推定 〇算定条件の設定 〇影響範囲の推定 総合的な災害危険性評価 災害の発生危険度と影響度 の双方に基づく評価 長周期地震動特性とタン ク固有周期に基づいた災 害危険性評価 コンビナート地区の 津波危険 津波による被害の 定性的評価
第2章 評価の方法
2.1 消防庁指針に基づく評価
平常時の事故及び地震時の短周期地震動(強震動)による被害を対象とした評価について は、消防庁指針で示されている手法に基づき災害の想定を行った。 2.1.1 基本的な考え方 消防庁指針では、石油コンビナートの防災アセスメントの基本概念として、リスクの概念が 示されている。リスクRは、好ましくない事象(例えば事故)の起こりやすさと発生したときの影 響度の積として表され、一般的に次のように定義される。 ここで、Σiは複数の好ましくない事象の総和を、Piは事象iの起こりやすさを、Eiは事象i が発生したときの影響度を、それぞれ表す。 リスクRは、より広義に災害の起こりやすさと影響度の関数として表されることもある。 事象の起こりやすさPiは、頻度や確率によって定量化される。一方、事象が発生したとき の影響度Eiは、負傷者数などの人的被害あるいは損害額などの経済的損失を用いて表さ れる。 ただし、防災アセスメントでは、災害の発生危険度と影響度の積としてのリスク表現を用い るのではなく、両者をもとに災害の危険性を総合評価し、想定災害や講ずるべき防災対策の 検討を行う。 2.1.2 防災アセスメントの実施手順 消防庁指針に基づく防災アセスメントの実施手順は図2.1のとおりであり、その詳細を次に 示す。 図2.1 防災アセスメントの実施手順(1) 災害の発生・拡大シナリオの想定
防災アセスメントでは、確率的な安全性評価手法の1つであるイベントツリー解析(Event Tree Analysis、以下「ETA」という。)を用いる。ETAは、事故の発端となる「初期事象」を出 発点として設定し、防災設備や防災活動の成否、火災や爆発などの現象の有無によって事 故が拡大していく過程を、枝分かれ式に展開(事象分岐)したイベントツリー(Event Tree、以 下「ET」という。)として表す手法である(図2.2)。 図2.2 イベントツリーの概念図 (2) 災害の発生危険度の推定 展開したETに初期事象の発生危険度(頻度/確率)と事象の分岐確率を与え、ツリーに沿 って掛け合わせて行くことにより、中間あるいは末端に現れる各種災害事象の発生危険度が どの程度であるかを算出することができる。 ここで、初期事象の発生危険度は、平常時の場合は、頻度(年間の1施設当たりの発生件 数)として表し、過去の事故発生データに基づき推定する。また地震時の場合は、地震動の 強さと施設の被害率との関係より、想定される地震が発生した時の施設の被害確率として表 す。
一方、事象の分岐確率の推定にはフォールトツリー解析(Fault Tree Analysis、以下 「FTA」という。)を適用する。FTAは、ある設備の故障といった解析対象の事象を先頭に置き (頂上事象)、ETAとは逆に、その原因となる事象をトップダウン式に展開していく手法である (図2.3)。FTAに末端事象の発生確率を与え、これをAND(事象Aが起こりかつかつかつかつ事象Bが 起こる)とOR(事象Aが起こるまたまたはまたまたははは事象Bが起こる)の2種類のゲートの種類に応じて足し 事象A 発生頻度:PA=P0P1P2 事象B 発生頻度:PB=P0P1(1-P2) 事象C 発生頻度:PC=P0(1-P1)P3P4 事象D 発生頻度:PD=P0(1-P1)P3(1-P4) 事象E 発生頻度:PE=P0(1-P1)(1-P3) 初期事象 発生頻度:P0 分岐確率 P1 P2 1-P2 P3 P4 1-P3 1-P4 1-P1
合わせるか掛け合わせることにより、頂上事象の発生確率が求められる。図2.3のフォールト ツリーでは、次のことを表す。 A)頂上事象が起こる条件が、事象1、事象2又は事象3のいずれかが起こる場合である B)事象2が起こる条件が、事象4が起こり、かつ事象5が起こる場合である C)事象4が起こる条件が、事象6、又は事象7のいずれかが起こる場合である 図2.3 フォールトツリーの概念図 以上の手法に基づく災害の発生危険度の推定例を、図2.4に示す。 P4=P6+P7 P6 P7 P1 P5 P3 P2=P4・P5 P0=P1+P2+P3 ただしPi<<1 頂上事象(E0) + 事象1(E1) ・ + ・ :ORゲート :ANDゲート 事象2(E2) 事象3(E3) 事象4(E4) 事象5(E5) + 事象6(E6) 事象7(E7) A C B
図2.4 平常時における災害の発生頻度の算定例(危険物タンクの配管の破損による漏洩) 配 管 の 破 損 による漏洩 成功 着火なし 着火 失敗 漏洩継続 失敗 失敗 全量流出 (長時間) 成功 着火なし 着火 成功 大量流出 (長時間) [2.0×10-4] 1-(5.8×10- 3) (1.0×10- 1) (5.8×10-3) 1-(3.0×10- 4) (1.0×10- 1) (3.0×10-4) 1-(1.9×10-2) 仕 切 堤 成功 失敗 1-(1.0×10-2) (1.0×10-2) (1.9×10-2) 防 油 堤 [2.0×10-5] [1.2×10-7] 着火なし 着火 (1.0×10- 1) [3.4×10-11] 着火なし 着火 (1.0×10- 1) [3.4×10-13] (1.0×10- 1) [6.6×10-13] 配 管 の 破 損 による漏洩 初期事象 事象分岐 災害事象 凡例 [発生頻度] 成功 失敗 (分岐確率) (分岐確率) [発生頻度] 小 量 流 出 着 火 防 止 流 出 火 災 中 量 流 出 着 火 防 止 流 出 火 災 バ ル ブ 手 動 閉 止 仕 切 堤 内 流 出 着 火 防 止 防 油 堤 内 流 出 着 火 防 止 防 油 堤 内 流 出 着 火 防 止 仕 切 堤 内 容 物 移 送 緊 急 遮 断 ( 自 動 ) 漏 洩 検 知 流 出 火 災 流 出 火 災 着火なし 着火 流 出 火 災 緊 急 遮 断 ( 自 動 ) 流 出 火 災
(3) 災害の影響度の推定 可燃性物質や毒性物質を取り扱う施設で漏洩などの事故が発生した場合、液面火災、ガ ス爆発、フラッシュ火災1、毒性ガス拡散などの災害現象が生じる可能性がある。災害の影響 度は、これらの災害事象が発生した場合の放射熱や爆風圧の大きさ、拡散ガス濃度が、しき い値(人体に対する許容限界)を超える範囲 の大きさにより判断する。 影響度の算定方法は、比較的簡易な解析モデルが消防庁指針に示されている。また、し きい値についても、特別防災区域外の第三者に対する目安として、以下のようなものが示さ れている。 液面火災の放射熱 2,324 J/(m2・s) (2,000 kcal/(m2・h)) 人体が数十秒間受けることにより痛みを感じる程度の熱量 ガス爆発の爆風圧 11,760 Pa(0.12 kgf/cm2) 高圧ガス保安法・コンビナート等保安規則で既存製造施設について示されている保 安物件に対する限界値 可燃性ガス拡散(フラッシュ火災) 爆発下限界濃度の1/2。主な可燃性ガスの消防庁指針に示されている爆発下限界濃 度は、次のとおりである。 エタン 3.0% プロパン・プロピレン 2.1% ブタン 1.6% メタン 5.0%
毒性ガス拡散 IDLH(Immediate Dangerous to Life and Health)
アメリカ合衆国国立労働安全衛生研究所(National Institute for Occupational Safety and Health、以下「NIOSH」という。)が提唱する許容限界値で、「30分以内に 救出されないと元の健康状態に回復しない濃度」。例えば、NIOSHが示しているアンモ ニアのIDLHの値は、300ppmである。 (4) 総合的な災害危険性の評価 災害の発生危険度と影響度の双方から、リスクマトリックスにより災害の危険性を総合的に 評価し、想定すべき災害と防災対策を実施するに当たっての優先度を検討する。どの程度 の災害を想定すべきか、防災対策の優先度をどのように設定するかは、特別防災区域及び 周辺地域の状況を勘案して決定することになる。 図2.5は本調査で用いたリスクマトリックスである。リスクマトリックスにおける、災害の発生危 険度(発生頻度/発生確率)と災害の影響度の区分は、表2.1から表2.3に示すとおりである。 検討に当たっては、評価対象施設における各災害事象が、リスクマトリックスのどこに位置 するかにより、想定すべき災害を抽出することになる。図2.5ではマトリックスの左下から右上
に向かうに従って危険性が高くなるが、災害の発生危険度がCレベル以上を色塗りして示し ている。また、災害の影響度は100m以上と100m未満とに分けて表示している。 Eレベル Dレベル Cレベル Bレベル Aレベル AAレベル Ⅰ(200m~) Ⅱ(100~200m) Ⅲ(50~100m) Ⅳ(20~50m) Ⅴ(~20m) 図2.5 リスクマトリックス 表2.1 平常時の災害発生頻度区分 区分 災害発生頻度 [件/年・基] AAレベル (AAn) 10-3 程度 (5.0×10-4以上) 1基あたり1,000年に1回程度 1年あたり1,000基に1基程度 Aレベル (An) 10-4 程度 (5.0×10-5以上5.0×10-4未満) 1基あたり1万年に1回程度 1年あたり1万基に1基程度 Bレベル (Bn) 10-5 程度 (5.0×10-6以上5.0×10-5未満) 1基あたり10万年に1回程度 1年あたり10万基に1基程度 Cレベル (Cn) 10-6 程度 (5.0×10-7以上5.0×10-6未満) 1基あたり100万年に1回程度 1年あたり100万基に1基程度 Dレベル (Dn) 10-7 程度 (5.0×10-8以上5.0×10-7未満) 1基あたり1,000万年に1回程度 1年あたり1,000万基に1基程度 Eレベル (En) 10-8 程度 (5.0×10-8未満) 1基あたり1億年に1回程度 1年あたり1億基に1基程度 注)添字のnは平常時を表す。 表2.2 地震時の災害発生確率区分 区分 災害発生確率 AAレベル(AAe) 10-1程度(5.0×10-2以上) 10基のうち1基で発生 Aレベル(Ae) 10-2程度(5.0×10-3以上5.0×10-2未満) 100基のうち1基で発生 Bレベル(Be) 10-3程度(5.0×10-4以上5.0×10-3未満) 1,000基のうち1基で発生 Cレベル(Ce) 10-4程度(5.0×10-5以上5.0×10-4未満) 1万基のうち1基で発生 Dレベル(De) 10-5程度(5.0×10-6以上5.0×10-5未満) 10万基のうち1基で発生 Eレベル(Ee) 10-6程度(5.0×10-6未満) 100万基のうち1基で発生 注)添字のeは地震時を表す。 災害発生頻度(平常時)又は災害発生確率(地震時) 小 大 小 大 影 響 度 発生 頻度大 発生 確率大
表2.3 災害の影響度区分 区分 影響距離 [m] Ⅰ 200m以上 Ⅱ 100m以上 200m未満 Ⅲ 50m以上 100m未満 Ⅳ 20m以上 50m未満 Ⅴ 20m未満 2.1.3 地震の想定 地震時の短周期地震動による被害の評価に当たっては、コンビナートにおいて防災対策 の前提となる災害の想定を目的としていることから、評価地域に最大の影響を及ぼす地震を 想定することが考えられる。 青森地区については、地震調査研究推進本部が主要活断層帯のひとつに挙げている青 森湾西岸断層帯の地震による影響が最も大きいと考えられる。また、八戸地区及びむつ小川 原地区において最も影響を及ぼすと考えられる地震は、三陸沖北部の海溝型地震である。 いずれの地震についても、内閣府・中央防災会議または地震調査研究推進本部が地震動 の予測結果を公開しており、利用することが可能である。本調査では、これらの結果で示され ている地震動を前提として、地震時における災害の発生確率を求めた。 各地区における想定地震、震度階及びPL値を表2.4に示す。 表2.4 想定する地震 特別防災区域 想定地震 震度 PL値 青森地区 青森湾西岸断層帯の地震 6弱 17.8~37.8 八戸地区 三陸沖北部の地震 6弱 7.2~23.6 むつ小川原地区 三陸沖北部の地震 5強~6弱 0.0~1.4
2.2 危険物タンクのスロッシング被害の評価
スロッシング(液面揺動)とは、地震波と容器内の液体が共振して液面が大きく揺れる現象 である。これにより、特に浮き屋根式の危険物タンクでは、屋根の損傷、内容物の溢流、火災 の発生といった被害が生じる危険性があることから、危険物タンクのスロッシング被害を対象 として、長周期地震動による被害の評価を行った。 スロッシングの発生は、タンクのスロッシング固有周期とその周期辺りでの地震波の強度に 依存する確定的現象である。このことから、消防庁指針に基づく確率的評価とは別途に、対 象地区内の危険物タンクについて、消防法に基づくスロッシング対策の現状を調査の上、ス2.3 津波による被害の評価
青森県内の特別防災区域における既存の津波予測結果として、中央防災会議によるもの 及び青森県地震・津波被害想定調査(平成7(1995)年度~9(1997)年度)がある。これらの津 波想定結果や津波被害予測に関する最新の知見等をもとに、特別防災区域における浸水 危険性について検討した。 また、浸水によるコンビナート施設への影響については、現在検討されているものがあるも のの十分に確立されているものではないことから、現段階では、過去の被害事例等をもとにし た定性的な検討に留めることとした。第3章 特別防災区域と評価対象施設
3.1 特別防災区域の位置
青森県内の特別防災区域の各地区の位置を図3.1.に示す。各地区は、次のとおりである。 (1) 青森地区 青森市沖館一丁目及び柳川二丁目の一部 (2) 八戸地区 八戸市大字河原木字宇兵衛河原、字遠山新田、字内河原、字館、字浜名谷地、字 赤沼及び字海岸並びに豊洲の一部 (3) むつ小川原地区 上北郡六ケ所村大字尾駮字沖付、字二又及び字上弥栄の一部 図3.1 特別防災区域の位置3.2 特別防災区域各地区の概要
青森県内の特別防災区域における評価対象施設の数を、表 3.1に示す。休止中の施設に ついては、当該施設を有する特定事業所への調査の結果、いずれの施設についても現況で は使用を再開する見込みがないことから、評価対象より除外した。 青森地区及びむつ小川原地区においては、すべての評価対象施設が可燃性液体を貯蔵 する危険物タンクである。また、毒性液体タンクは、いずれの地区にもなかった。 各地区の特別防災区域における特定事業所及び施設の位置を、図 3.2 から図 3.4 に示 す。 表3.1 評価対象施設の数 単位:施設 青森地区 26 危険物タンク 26 内 訳 可燃性液体タンク 26 特定タンク 19 準特定タンク 7 毒性危険物タンク 0 八戸地区 88 危険物タンク 75 内 訳 可燃性液体タンク 75 特定タンク 59 準特定タンク 16 毒性危険物タンク 0 ガスタンク 4 内 訳 可燃性ガスタンク 3 毒性ガスタンク 1 プラント 5 内 訳 製造施設 4 発電施設 1 むつ小川原地区 62 危険物タンク 62 内 訳 可燃性液体タンク 62 特定タンク 62 準特定タンク 0 毒性危険物タンク 0図3.2 青森地区石油コンビナート等特別防災区域
【凡例】
:事業所
図3.3 八戸地区石油コンビナート等特別防災区域 注1)この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(空間データ基盤)及び数値地図2500(空間データ基盤)を使用したものである。 (承認番号 平18総使、第518号) 【凡例】 :事業所 ●:石油タンク ●:ガスタンク ●:プラント
図3.4 むつ小川原地区石油コンビナート等特別防災区域 【凡例】
:事業所
第4章
防災アセスメントの評価結果
平常時の事故及び地震時の短周期地震動による被害の評価にあたっては、評価対象施 設を図4.1のように区分し、施設区分ごとにイベントツリー(ET)を作成して、起こり得る災害の 想定を行った。各施設で想定した災害事象とその様相を、表4.1から表4.5までにまとめる。 図4.1 評価対象施設の区分 表4.1 危険物タンクの災害事象の様相 災害事象 対象とするタンク 様相 流 出 火 災 DE1:小量流出・火災 すべての危険物タンク 危険物が漏洩し緊急遮断により短時 間で停止する。タンク周辺で着火して 火災となる。 DE2:中量流出・火災 危険物が漏洩し漏洩停止が遅れ火災 がしばらく継続する。タンク周辺で着火 して火災となる。 DE3:仕切堤内流出・ 火災 漏洩を停止することができず内容物移 送により対処するが、火災は仕切堤内 で拡大する。 DE4:防油堤内流出・ 火災 流出油が仕切堤を超えて拡大し防油 堤内で火災となる(仕切堤がない場合 も含む。)。 DE5:防油堤外流出・ 火災 火災が防油堤外に拡大する。 毒性ガスタンク 可燃性ガスタンク 発電施設 製造施設 評価対象 施設 固定屋根式タンク 及び 内部浮き蓋式タンク 危険物 タンク ガスタンク プラント 浮き屋根式タンク表4.1 危険物タンクの災害事象の様相(続き) 災害事象 対象とするタンク 様相 タ ン ク 火 災 DE6:タンク小火災 すべての危険物タンク タンク屋根部で火災が発生し、消火設 備により短時間で消火される。 DE7:リング火災 浮 き 屋 根 式 の 危 険 物 タンク 火災の消火に失敗し、浮き屋根シール 部でリング状に拡大する。 DE8:タンク全面火災 すべての危険物タンク 火災がタンク全面に拡大する。 表4.2 可燃性ガスタンクの災害事象の様相 災害事象 様相 DE1:小量流出・爆発 可燃性ガスが漏洩し、緊急遮断により短時間で停止する。タン ク周辺で着火、爆発する。 DE2:小量流出・フラッシ ュ火災 可燃性ガスが漏洩し、緊急遮断により短時間で停止する。ガス は、大気中に拡散、着火してフラッシュ火災となる。 DE3:中量流出・爆発 漏洩停止が遅れ、漏洩はしばらく継続する。タンク周辺で着 火、爆発する。 DE4:中量流出・フラッシ ュ火災 漏洩停止が遅れ、漏洩はしばらく継続する。ガスは、大気中に 拡散、着火してフラッシュ火災となる。 DE5:大量流出(長時 間)・爆発 漏洩停止が遅れ、又は漏洩を停止することができず、長時間に わたって可燃性ガスが大量に漏洩する。タンク周辺で着火、爆 発する。 DE6:大量流出(長時 間)・フラッシュ火災 漏洩停止が遅れ、又は漏洩を停止することができず、長時間に わたって可燃性ガスが大量に漏洩する。ガスは、大気中に拡 散、着火してフラッシュ火災となる。 DE7全量流出(長時間)・ 爆発 漏洩を停止することができず、長時間にわたって可燃性ガスの 全量が漏洩する。タンク周辺で着火、爆発する。 DE8:全量流出(長時 間)・フラッシュ火災 漏洩を停止することができず、長時間にわたって可燃性ガスの 全量が漏洩する。ガスは、大気中に拡散、着火してフラッシュ 火災となる。 D E9:全量流出(短時 間)・爆発 タンク本体の大破により短時間に可燃性ガスの全量が漏洩。タ ンク周辺で着火、爆発する。 D E10:全量流出(短時 間)・フラッシュ火災 タンク本体の大破により短時間に可燃性ガスの全量が漏洩。ガ スは、大気中に拡散、着火してフラッシュ火災となる。
表4.3 毒性ガスタンクの災害事象の様相 災害事象 様相 DE11:小量流出・拡散 毒性ガスが漏洩して大気中に拡散する。漏洩は、緊急遮断に より短時間で停止する。 DE12:中量流出・拡散 毒性ガスが漏洩して大気中に拡散する。漏洩停止が遅れ漏洩 はしばらく継続する。 DE13:大量流出(長時 間)・拡散 漏洩停止できず内容物移送により対処する。毒性ガスが長時 間にわたって大量に漏洩して拡散する。 DE14:全量流出(長時 間)・拡散 長時間にわたってタンク全量の毒性ガスが漏洩して拡散する。 DE15:全量流出(短時 間)・拡散 タンク本体の大破により短時間に全量が漏洩。毒性ガスが大 気中に拡散する。 表4.4 製造施設の災害事象の様相 災害事象 様相 DE1:小量流出・爆発 小量の内容物(ユニット内の一部)が漏洩し、プラン トの周辺で爆発する。 DE2:小量流出・フ ラッ シュ火災 小 量 の 内 容 物(ユ ニッ ト 内の 一 部)が 漏 洩 し 、 拡 散 した可燃性ガスに着火してフラッシュ火災となる。 DE3: ユ ニ ッ ト 全 量 流 出・爆発 ユニット内容物の全量が漏洩し、プラントの周辺で 爆発する。 DE4: ユ ニ ッ ト 全 量 流 出・フラッシュ火災 ユ ニッ ト 内 容 物 の全 量 が漏 洩 し 、拡 散 し た可 燃 性 ガスに着火してフラッシュ火災となる。 DE5:大量流出・爆発 大量(複数のユニッ ト)の内容物が漏洩。プラントの 周辺で爆発し、長時間継続する。 DE6:大量流出・フ ラッ シュ火災 大 量(複 数 の ユ ニ ッ ト)の 内 容 物 が 漏 洩 。 拡 散 し た 可燃性ガスに着火してフラッシュ火災となる。 表4.5 発電施設の災害事象の様相 災害事象 様相 DE1:小量流出・火災 内容物が漏洩し、プラントの周辺で火災となる。漏 洩は、短時間で停止する。 DE2:中量流出・火災 内容物が漏洩し、プラントの周辺で火災となる。漏 洩停止に遅れ、火災はしばらく継続する。 DE3:大量流出・火災 内容物が漏洩し、プラントの周辺で火災となる。漏 洩停止ができず、火災は長時間継続する。
4.1 平常時に発生する災害
本調査では、平常時において、次に挙げる災害を想定すべき災害とした。 平常時において想定すべき災害 表4.1から表4.5までに揚げた災害事象のうち、次に挙げるもの (1) 災害の発生頻度がBレベル(10-5 /年程度)以上の災害 現実的に起こり得る可能性が高いと考えて対策を検討する必要がある災害 (2) 災害の発生頻度がCレベル(10-6 /年程度)以上の災害 発生する可能性が低い場合があるものの、万一に備えて対策を検討する必要がある災 害 ※同じ発生頻度レベルの施設の中で防災対策を検討する場合には、影響度の大きい 施設を優先する。なお、影響度の算定に当たっては、防災設備による影響低減効果 は考慮していない。 以下に、施設の種類別に想定すべき災害事象を、青森県内の特別防災区域ごとに示す。 4.1.1 青森地区 青森地区において平常時に想定すべき災害を、表4.6に示す。 青森地区にある評価対象施設は、すべて危険物タンクであった。 発生頻度が高いと評価されたタンクは、すべて第1石油類を貯蔵していることにより着火す る確率が高く評価されたものであった。 発生頻度がBレベル(10-5/年程度)以上となる危険物タンクの災害のうち、規模が大きいも のとして、中量流出による火災及びタンク小火災が挙げられた。また、発生頻度がCレベル (10-6 /年程度)以上となる災害のうち、規模が大きいものとして、防油堤内流出火災及びタン ク全面火災が挙げられた。 このうち防油堤内流出火災では、影響距離が100m以上となるタンクがあり、施設の区域 外に影響を及ぼすおそれがある。ただし、この影響度は、流出した油が防油堤全面に拡大し た場合を想定したものである。これらの対策として、事業所の敷地境界には水幕設備が設置 されているものの、万が一に備えた住民の避難等の対策を考慮する必要がある。表4.6 平常時に想定すべき災害(青森地区) 【Bレベル以上】 施設の種類 災害の種類 災害事象 影響度 危険物タンク 流出火災 小量流出火災 V(20m未満) 中量流出火災 IV~V(50m未満) タンク火災 タンク小火災 V(20m未満) 【Cレベル以上】 施設の種類 災害の種類 災害事象 影響度 危険物タンク 流出火災 小量流出火災 V(20m未満) 中量流出火災 IV~V(50m未満) 防油堤内流出火災 II~III(50m~200m) タンク火災 タンク小火災 V(20m未満) タンク全面火災 IV(20m~50m) 注)網掛けは、災害の種類ごとに規模が大きくなる災害事象を示す。 4.1.2 八戸地区 八戸地区において平常時に想定すべき災害を、表4.7に示す。 八戸地区にある評価対象施設は、危険物タンク、ガスタンク、製造施設及び発電施設であ る。 危険物タンクにおける災害の発生頻度は、第1石油類を取り扱っている準特定タンクで高 くなると評価された。 発生頻度がBレベル(10-5/年程度)以上となる災害として、次のものが挙げられた。 危険物タンクにおける中量流出による火災及びタンク小火災 ガスタンクにおける小量流出によるガス爆発並びにフラッシュ火災及び中量流出による 毒性ガスの拡散 製造施設におけるユニット内全量流出によるガス爆発及びフラッシュ火災 発電施設における中量流出による火災 これらの災害が発生した場合、特別防災区域外へ影響が及ぶ可能性は低いと考えられる。 ただし、ガスタンクにおけるフラッシュ火災及び毒性ガスの拡散については、近隣の事業所に 影響が及ぶ可能性がある。特に、毒性ガスの拡散は、中量流出によるものであり、ガスの流 出による影響がしばらく続く可能性がある。 また、発生頻度がCレベル(10-6/年程度)以上となる災害として、次のものが挙げられた。 危険物タンクにおける防油堤内流出火災及びタンク全面火災 ガスタンクにおける中量流出によるガス爆発、フラッシュ火災及び毒性ガスの拡散 製造施設における大量流出によるガス爆発及びユニット内全量流出によるフラッシュ火 災
発電施設における中量流出による火災 これらの災害が発生した場合についても、特別防災区域外へ影響が及ぶ可能性は低いと 考えられる。ただし、危険物タンクにおける防油堤内流出火災及びガスタンクにおけるフラッ シュ火災並びに毒性ガス(アンモニア)の拡散は、近隣の事業所に影響が及ぶ可能性がある。 危険物タンクにおける防油堤内流出火災は、流出した油が防油堤全面に拡大した場合を想 定したものである。ガスタンクにおけるフラッシュ火災及び毒性ガスの拡散は、中量流出によ るものであり、ガスの流出による影響がしばらく続く可能性がある。 表4.7 平常時に想定すべき災害(八戸地区) 【Bレベル以上】 施設の種類 災害の種類 災害事象 影響度 危険物 タンク 流出火災 小量流出火災 V(20m未満) 中量流出火災 IV~V(50m未満) タンク火災 タンク小火災 V(20m未満) ガスタンク ガス爆発 小量流出爆発 IV(20m~50m) フラッシュ火災 小量流出フラッシュ火災 III(50m~100m) 毒性ガス拡散 中量流出拡散 I(200m以上) プラント (製造施設) ガス爆発 小量流出爆発 IV~V(50m未満) ユニット内全量流出爆発 IV~V(50m未満) フラッシュ火災 小量流出フラッシュ火災 III~V(100m未満) ユニット内全量流出フラッシュ火災 III~V(100m未満) プラント (発電施設) 流出火災 小量流出火災 V(20m未満) 中量流出火災 V(20m未満)